JPH0512688Y2 - - Google Patents

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JPH0512688Y2
JPH0512688Y2 JP3102588U JP3102588U JPH0512688Y2 JP H0512688 Y2 JPH0512688 Y2 JP H0512688Y2 JP 3102588 U JP3102588 U JP 3102588U JP 3102588 U JP3102588 U JP 3102588U JP H0512688 Y2 JPH0512688 Y2 JP H0512688Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、保冷庫内の上部に配置されて保冷
庫内の被冷却物を冷却するために用いられる冷却
具に関する。
従来の技術 この種の冷却具としては、底壁およびこれの上
面に間隔をおいて設けられている並列状垂直隔壁
を有する金属製容器と、隣り合う2つの隔壁の間
に収められている潜熱蓄熱材封入袋とを備えてお
り、保冷庫内の被冷却物が収納される下部の空気
に含まれた熱を底壁および隔壁を通じて蓄熱材に
熱吸収させることにより、被冷却物を冷却するよ
うにしたものが知られている。
考案が解決しようとする課題 上記冷却具では、隔壁が垂直であり、そのため
に隔壁とゲル状潜熱蓄熱材封入袋の密着性が悪く
て両者の間の熱伝達効率が悪く、蓄熱材の放熱お
よび吸熱効率が良くないという問題点があつた。
この考案の目的は、上記問題点を解決した保冷
庫用冷却具を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による保冷庫用冷却具は、底壁および
これの上面に間隔をおいて設けられている並列状
隔壁を有する金属製容器と、隣り合う2つの隔壁
の間に収められている潜熱蓄熱材封入袋とを備え
ており、底壁に対し隔壁が傾斜させられているこ
とを特徴とするものである。
作 用 隔壁は底壁に対し傾斜させられている。そのた
めに、潜熱蓄熱材封入袋はその重力で隔壁に密着
させられて両者の間の熱伝達効率が良く、蓄熱材
の放熱および吸熱効率が良い。
実施例 この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明
する。
〈実施例 1〉 第1図および第2図を参照して、冷却具は、上
端および前後両端をそれぞれ開放しているアルミ
ニウム製容器11と、容器11の上端に被せられ
ている上面カバー12と、容器11の前後両端に
それぞれ被せられている前後一対の端面カバー1
3とを備えている。上面カバー12および端面カ
バー13は、詳しく説明しないが、それぞれビス
などによつて容器11に取付けられている。
容器11は、底壁21と、左右の側壁22,2
3と、底壁21上面における両側壁22,23の
間に左右方向に間隔をおいて設けられている並列
状隔壁24と、底壁21下面に左右方向に並列状
に設けられている垂直状フイン25とを有してい
る。両側壁22,23および隔壁24は、それぞ
れの上端の一部に垂直部を残して、底壁21に対
し約60度の角度を以て傾斜している。そして、隣
り合う2つの隔壁24の間および左右両側端の隔
壁24と両側壁22,23における傾斜部の間が
潜熱蓄熱材封入袋収容空間となされ、同収容空間
には潜熱蓄熱材封入袋31がそれぞれ1つずつ収
められている。また、同収容空間は、両側壁2
2,23および隔壁24の垂直部に対応する部分
の幅W1と、その傾斜部に対応する部分の幅W2
とでは広さが異なつており、前者の幅W1が後者
の幅W2より傾斜に対応する分だけ広くなつてい
る。潜熱蓄熱材封入袋31は、その収容空間にお
ける両側壁22,23および隔壁24の傾斜部に
対応する部分にほぼぴつたし収まるように横断面
長円形をなすものであり、これは、第3図を参照
して、厚さ15〜20ミクロンの耐塩基性ポリエチレ
ンフイルムで作られた袋32と、これに封入され
た水、凍結硬化剤およびゲル化剤の混合物33
と、混合物33中に埋められている金属製波板状
フイン34とよりなる。波板状フイン34は封入
袋31の伝熱効率を向上させている。また、上記
したように、収容空間上端開口幅はその下方の部
分より広くなつており、潜熱蓄熱材封入袋31の
厚みはその下方の部分に対応し、収容空間上端開
口幅より小さい。容器11に潜熱蓄熱材封入袋3
1を収めるには、容器11から上面カバー12を
取り外し、そこに開口した収容空間上端から潜熱
蓄熱材封入袋31を挿入するようにすれば良い。
そうすると、上記したように、潜熱蓄熱材封入袋
31の厚みは収容空間上端開口幅より小さいか
ら、潜熱蓄熱材封入袋31の挿入が容易である。
〈実施例 2〉 第4図および第5図を参照して、冷却具は、前
後両端をそれぞれ開放しているアルミニウム押出
型材製容器41と、容器41の前後両端にそれぞ
れ被せられている前後一対の端面カバー43とを
備えている。両端面カバー43は、詳しく説明し
ないが、それぞれビスなどによつて容器41に取
付けられている。
容器41は、〈実施例1〉の容器11と上面カ
バー12を一体にしたようなものであつて、上面
カバー12に代わる頂壁50と、底壁51と、左
右の側壁52,53と、底壁51上面における両
側壁52,53の間に左右方向に間隔をおいて並
列状に形成されている隔壁54と、底壁51下面
に左右方向に並列状に形成されている垂直状フイ
ン55とを有している。両側壁52,53の一部
および隔壁54が底壁51に対し傾斜している。
そして、隣り合う2つの隔壁54の間に潜熱蓄熱
材封入袋61が収められるとともに、この潜熱蓄
熱材封入袋61よりやや小型で別の形状をした潜
熱蓄熱材封入袋62が左右両側端の隔壁54と両
側壁52,53の間にそれぞれ収められている。
考案の効果 この考案によれば、蓄熱材と隔壁の間の熱伝達
効率が良く、蓄熱材の放熱および吸熱効率が良い
冷却具が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す破砕断面
を含む斜視図、第2図は第1図の−線にそう
断面図、第3図は潜熱蓄熱材封入袋の断面を含む
斜視図、第4図はこの考案の第2実施例を示す第
1図相当の斜視図、第5図は第4図の−線に
そう断面図である。 11,14……容器、21,51……底壁、2
4,54……隔壁、31,61……潜熱蓄熱材封
入袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底壁21,51およびこれの上面に間隔をおい
    て設けられている並列状隔壁24,54を有する
    金属製容器11,41と、隣り合う2つの隔壁2
    4,54の間に収められている潜熱蓄熱材封入袋
    31,61とを備えており、底壁21,51に対
    し隔壁24,54が傾斜させられていることを特
    徴とする保冷庫用冷却具。
JP3102588U 1988-03-09 1988-03-09 Expired - Lifetime JPH0512688Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3102588U JPH0512688Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

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JP3102588U JPH0512688Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

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Publication Number Publication Date
JPH01134867U JPH01134867U (ja) 1989-09-14
JPH0512688Y2 true JPH0512688Y2 (ja) 1993-04-02

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JPH01134867U (ja) 1989-09-14

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