JPH05126850A - 配線基板の端子間接続ピンブロツク - Google Patents

配線基板の端子間接続ピンブロツク

Info

Publication number
JPH05126850A
JPH05126850A JP31997991A JP31997991A JPH05126850A JP H05126850 A JPH05126850 A JP H05126850A JP 31997991 A JP31997991 A JP 31997991A JP 31997991 A JP31997991 A JP 31997991A JP H05126850 A JPH05126850 A JP H05126850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
pin
contact pin
wiring board
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31997991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Yamaha
常雄 山羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP31997991A priority Critical patent/JPH05126850A/ja
Publication of JPH05126850A publication Critical patent/JPH05126850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線長さを低減でき、かつ、路線インピーダ
ンスの保証がし易く、各端子の接地に対する距離をほぼ
等しく保つことが容易な配線基板の端子間接続ピンブロ
ックを提供することにある。 【構成】 市松模様状に信号側コンタクトピンと接地側
コンタクトピンとを配列して、信号側コンタクトピンを
それぞれ同一構造の1本のコンタクトピンとすることに
より路線インピーダンスの保証がし易く、各端子の接地
に対する距離をほぼ等しく保つことが容易にできる。し
かも、第1の配線基板の端子と第2の配線基板の端子と
の接続が同一コンタクトピンによる配線となる関係から
ピンブロックの製造がし易く、安価になり、通常のケー
ブルによる配線よりこの間の経路が短縮できかつ浮遊容
量も低減でき、ノイズの影響を受け難い。また、配線基
板の端子間接続がブロック単位で増減できるので、種々
のIC測定をブロック単位にレイアウトでき、多種類の
ICを混在させた状態で測定することも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線基板の端子間接
続ピンブロックに関し、詳しくは、IC検査システムに
おいて、テストヘッドに結合されるプローバあるいはI
/Fユニット等のいわゆる測定用治具に着脱可能に取付
けて用いられる接続ピンブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】ICのテストは、ICハンドラに結合さ
れて行うパッケージされた段階のICに対するものやウ
エハ段階でのICに対するものがあるが、いずれの場合
も、通常、テストヘッドとICとの間にプローバあるい
はI/Fユニット等の測定用治具が介在し、テストヘッ
ドが測定用治具に結合される構造を採る。この測定用治
具には、検査対象となるICに応じてこのICを受ける
ソケットボードやウエハの端子部分に接触するプローブ
カードなどが設けられていてテストヘッド側からの駆動
信号がソケットあるいはプローブカードを通じてICに
伝達され、ICからの出力信号は、ソケットあるいはプ
ローブカードを介してテストヘッドへ伝達される。
【0003】一般にテストヘッドと測定用治具との結合
のために、テストヘッド側にはマザーボードあるいはコ
ンタクトボードと呼ばれる端子ボードが設けられ、これ
に対し、測定用治具側にはスプリング入りのコンタクト
ピン(いわゆるポゴピン)が端子ボードの各端子に対応
して配列されている。そして、測定するICに対応する
測定用治具をテストヘッドに結合する場合には、端子ボ
ード上の各端子と測定用治具の各コンタクトピンとが正
しく接触するように結合される。そのために、測定用治
具側には通常ガイドポストが植設され、端子ボード側に
そのガイドポストを受けるガイドポスト受け孔が設けら
れていて、これらによりテストヘッドと測定用治具との
相対的な位置合わせが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、IC
の高集積化、多機能化などに伴い、ICに対する検査項
目が増加し、これにともなって検査時間が増加し、結果
として1個のICに対する検査効率の低下をきたしてい
る。そこで、このようなことを回避するために一度に多
くのICを並列的に検査することが行われている。ま
た、IC自体のピン数の増加に伴い、端子ピッチが従来
より狭い間隔のICも増加している。
【0005】このようなことから、測定用治具は、従来
に比べてICに接触する端子数が増加し、端子の高密度
化が要求されている。その結果、測定用治具の内部配線
数が増加し、配線作業に手間がかかるとともに浮遊容量
が増加し、配線相互間でノイズを拾い易くなり、信頼性
の高い測定が難しくなってきている。しかも、検査のた
めに必要なクロックの速度は、向上し、50MHz〜1
00MHzあるいはそれ以上の速度が要求されているた
め、配線間に流れる信号の条件もより一層厳しくなって
きている。その条件の1つに路線インピーダンスが一定
値、例えば、50Ωであることを保証しなければならな
い問題や接地から各入出力端子間の距離をできるだけ等
しくしなければならない問題などがある。その上、測定
ICの種類が増加している関係でそれぞれの種類に応じ
た測定用治具を用意しなければならない。このような問
題点を解決するものとしてこの出願人は、配線基板の端
子間接続ピンブロックをすでに特願平3-254399号として
出願済であるが、この接続ピンブロックは、信号線を受
け持つコンタクトピンが同軸構造をしていて、接地側コ
ンタクトピンと異なる。しかも、接続すべき端子数がす
こぶる多い。その結果、製造がし難く、製造原価が高く
なる欠点がある。この発明の目的は、前記のような従来
技術の問題点およびこの先行技術の問題を解決するもの
であって、配線長さを低減でき、かつ、路線インピーダ
ンスの保証がし易く、各端子の接地に対する距離をほぼ
等しく保つことが容易な配線基板の端子間接続ピンブロ
ックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の配線基板の端子間接続ピンブロック
の特徴は、第1の配線基板の端子に接触するピンと第2
の配線基板の端子に接触するピンとを両端に有する複数
のコンタクトピンと、これら複数のコンタクトピンを両
端側で支承する、ほぼ平行に配置された絶縁体または誘
電体からなる第1のベースプレートおよび第2のベース
プレートとを備え、複数のコンタクトピンの1つは信号
伝達用のコンタクトピンとされ、このコンタクトピンに
隣接した他の1つがこの信号線と対となる接地用のコン
タクトピンとされ、かつ、信号伝達用のコンタクトピン
と接地用のコンタクトピンとが市松模様状に配置されて
いるものである。
【0007】
【作用】このように、信号用のコンタクトピンと接地用
のコンタクトピンとを同じ形態の1本のコンタクトピン
としてこれらを絶縁状態に保持し、信号伝達用のコンタ
クトピンに対して複数の接地用コンタクトピンを周囲に
配置して平行導体の関係にして信号線の路線インピーダ
ンスを確保するようにする。このようにすれば、接地コ
ンタクトピンも信号用のコンタクトピンも同一形状のコ
ンタクトピンで済み、各信号線に対する路線インピーダ
ンスの保証がし易く、各端子の接地に対する距離をほぼ
等しく保つことが容易にでき、より安価な接続ピンブロ
ックが実現できる。しかも、第1の配線基板の端子と第
2の配線基板の端子との接続が1本のコンタクトピンに
よる接続によるので通常のケーブルによる配線よりこの
間の経路が短縮できかつ浮遊容量も低減でき、ノイズの
影響を受け難い。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の配線基板の端子間接続ピ
ンブロックの平面図及び断面図であり、図2は、そのコ
ンタクトピンの断面およびその保持状態の説明図、図3
は、この配線基板の端子間接続ピンブロックが使用され
るI/Fユニット(測定用治具)とI/Fユニットが装
着されたテストヘッドとの関係を示す全体的な概略説明
図である。図3において、10は、テストヘッドであ
り、二点鎖線で示す20は、テストヘッドを受けるIC
ハンドラである。テストヘッド10には、I/Fユニッ
ト1が装着されている。11は、テストヘッド10に設
けられたマザーボードであり、マザーボード11上の各
入出力端子がI/Fユニット1側に設けられたスプリン
グ入りのコンタクトピン(プローブピン)2,2,・・
・,2と接触している。なお、このコンタクトピン2,
2,・・・,2の内部は、その両端部において円形断面
の中心位置に信号接続線が配置されて、外側にセラミッ
クスあるいは高絶縁性の樹脂が充填された同軸構造とな
っている同軸ピンである。
【0009】I/Fユニット1は、パーフォーマンスボ
ード3と、パーフォーマンスボード3に結合されるコン
タクトボード4、コンタクトボード4に接続されるスク
ランブルボード5、スクランブルボード5に接続されて
コンタクトボード4を介してパーフォーマンスボード3
に結合される端子間接続ピンブロック6、端子間接続ピ
ンブロック6に接続されるソケットボード7とから構成
され、ソケットボード7には、所定間隔で配置されたソ
ケット8,8,・・・,8が設けられている。なお、ソ
ケット8は、ICハンドラ20の測定用IC供給レーン
に対応して配置されている。
【0010】ここで、パーフォーマンスボード3に設け
られたコンタクトピン2,2,・・・,2は、それぞれ
同軸ケーブル2a,2a,・・・,2aを介してそれぞ
れのピンに対応して設けられたコンタクトボード4のコ
ンタクトピン4a,4a,・・・,4aに接続されてい
る。したがって、パーフォーマンスボード3の各接続ピ
ンは、コンタクトボード4の各ピンに1対1で対応付け
られ、結果としてテストヘッド10のマザーボード11
上の入出力端子がコンタクトピン4a,4a,・・・,
4aまで同軸ケーブルで導出されていることになる。し
かも、コンタクトピン4a,4a,・・・,4aもコン
タクトピン2,2,・・・,2と同じ同軸構造をした同
軸ピンである。これによりノイズに強く、ケーブル配線
における浮遊容量を低減でき、ここまでの配線における
インピーダンスが一定になるようにすることができる。
【0011】ところで、ソケットボード7のソケットピ
ンの端子配列は、コンタクトピン4a,4a,・・・,
4aの端子配列とは異なる。したがって、ソケットピン
の配列に適合するようにコンタクトピン4a,4a,・
・・,4aの端子配列を変換する必要がある。この変換
を行うのがスクランブルボード5である。スクランブル
ボード5は、接地ラインで信号ラインがサンドウイッチ
された多層配線構造の基板で構成され、コンタクトボー
ド4側の端子配列は、コンタクトピン4a,4a,・・
・,4aに対応し、これらピンのうち必要なものをソケ
ットピンの必要な位置に変換して端子間接続ピンブロッ
ク6のコンタクトピン60,60,・・・,60(図2
(b)参照)の各接触ピン部6b,6b,・・・,6b
の位置に合わせる端子位置変換を行い、しかも、共通に
接続できる端子同士を内部で接続する等の配線処理を行
うボードである。なお、コンタクトピン60,60,・
・・,60は、各接触ピン部6b,6b,・・・,6b
の反対側に接触ピン部6a,6a,・・・,6aが設け
られていて、これらピンがソケットボード7側のソケッ
ト側のピンに接続される各端子や接地端子の位置にそれ
ぞれ対応している。
【0012】以上の接続により同軸ケーブル2aの接地
ラインの処理が問題になるが、ここでは、同軸ケーブル
2aの信号線部分はもちろんのこと、その接地側の配線
ラインについても接触ピン部6b,6b,・・・,6b
が割当てられ、接触ピン部6b,6b,・・・,6bに
接続されてこれらにより信号ラインとともに接地ライン
も対の形で引出され、ソケットボード7の接地端子まで
送られる。これによりソケットボード7までの配線がす
べてコンタクトピン構造となり、接地側コンタクトピン
と信号側コンタクトピンとが同一構造のピンになる。そ
の結果、各信号線は、路線インピーダンスが所定の一定
値になることが保証され、かつ、スクランブルボード5
内部を除いて配線長さをほぼ等しく保つことができる。
しかも、ソケットとの端子位置ずれに対する配線の引き
回しは、スクランブルボード5によりすべて吸収され、
ここでの配線長さは、引き回しにより調整することが可
能である。
【0013】図1は、先のように接地側ラインも接続す
る端子間接続ピンブロック6の詳細な説明図である。図
1(a)におけるA−A断面図を示す(b)及び図2
(a),(b)に図示されるように、端子間接続ピンブ
ロック6は、1つの管の両端に接触ピン部分が設けられ
たコンタクトピン60と、コンタクトピン60を支承す
るほぼ平行に配置されたソケットボード側ベース61と
スクランブルボード側ベース62と、これらの間に橋渡
しされている4本の支柱63により構成された断面矩形
の函となっている。支柱63は、ソケットボード側ベー
ス61において両側に延出して設けられたフランジ61
a,61aとスクランブルボード側ベース62において
両側に延出して設けられたフランジ62a,62aを介
してそれぞれの支柱63がねじ64にて固定され、これ
によりソケットボード側ベース61とスクランブルボー
ド側ベース62(そのコンタクトピンの支持板部分)と
がほぼ平行状態で結合されている。そして、ソケットボ
ード側ベース61とスクランブルボード側ベース62と
の間には、中間支持プレート67が設けらえていて各コ
ンタクトピン60がこのプレートを貫通して中間位置で
も支持されている。
【0014】また、コンタクトピン60には、信号側コ
ンタクトピン65と接地側コンタクトピン66とがあっ
て、ソケットボード側ベース61とスクランブルボード
側ベース62には、それぞれ図1の(a)におけるA−
A断面図を示す(b)に図示されるように、ソケット位
置に対応して設けられた開口68を有し、フランジ61
a,61a,62a,62aにはそれぞれソケットボー
ド7に位置決め結合するためのガイドピン61b,62
bが植設されていている。したがって、ソケットボード
7側とスクランブルボード5側にはこれらガイドピン6
1b,62bがそれぞれ挿入される位置決めガイド孔が
設けられている。
【0015】図2の(a),(b)に見るように、それ
ぞれのコンタクトピン60,60,・・・,60は、ソ
ケットボード側ベース61とスクランブルボード側ベー
ス61とによりその両側の接触ピン部6a,6a,・・
・,6a、接触ピン部6b,6b,・・・,6bに対応
して設けられた孔70においてそれぞれが支承されてい
る。図2の(c)に図示するように、信号側コンタクト
ピン65(符号S)と接地側コンタクトピン66(符号
G)とは、例えば、信号側コンタクトピン65がその左
側に隣接する接地用コンタクトピン66とピッチPの距
離をおいて対をなして信号ラインとこれに対する接地ラ
インを形成している。そして、左右のに隣接する信号側
コンタクトピンの配列は、図2(c)および図1(a)
に示されるように、1段(コンタクトピンの1ピッチ
分)ずれて配置され、このことで、信号側コンタクトピ
ン65と接地側コンタクトピン66とは、結果的に市松
模様状に配列される。なお、一番右端に配列される信号
側コンタクトピン65は、隣接する接地側コンタクトピ
ン66がなくなるので、これに対しては隣接して接地側
コンタクトピン66が特別に設けられている。したがっ
て、右端の列に位置する信号側コンタクトピン65は、
両側に2つの接地側コンタクトピン66を持つことにな
る。同様に、角に位置する信号側コンタクトピン65
は、上下の一方と左右の一方とにそれぞれ特別に接地側
コンタクトピン66が設けられ、これら2本と、本来対
となる接地側コンタクトピン66との3つの接地側コン
タクトピン66が設けられている。以上の関係は、ソケ
ットボード側ベース61とスクランブルボード側ベース
61スクランブルボード側ベース61に支承されている
接触ピン部6a,6bに共通な配列であって、平面から
みてこれらはピッチPで市松模様状に交互に配置されて
いる。
【0016】ソケットボード側ベース61とスクランブ
ルボード側ベース62が絶縁性の材料あるいは誘電体の
材料によるので、それぞれの接地側コンタクトピン6
6,信号側コンタクトピン65は、それぞれ独立して設
けられているが、これらは同一のコンタクトピン60に
よるものであって、これらの間には、2本の平行導体か
らなるマイクロストリップラインと等価の関係が形成さ
れている。そして、結果的にある1つの信号側コンタク
トピン65は、それを中心としてその周囲に十字方向に
等距離で4個の接地側コンタクトピン66が配置される
ようになり、1つの信号コンタクトピン65の路線の特
性インピーダンスは、その周囲の接地コンタクトピン6
6との距離と相互の導体の太さにより決定されることに
なる。したがって、先の路線インピーダンス50Ωの場
合には、このような特性になるように信号コンタクトピ
ン65と接地側コンタクトピン66との外径と相互間の
距離との関係が選択されればよい。
【0017】図2(b)は、コンタクトピン60の内部
構造を示す断面図である。図示するように、コンタクト
ピン60は、外筒60aと内部に挿填されたコイルスプ
リング60b、そして外筒60aの両端に嵌合して設け
られている接触ピン部6a,6bとを有している。コイ
ルスプリング60bは、外筒60aに設けられた凹部に
より内部に突出したスプリングストッパー部60cで係
止され、圧縮状態で接触ピン部6aの底部との間で外筒
60aの内部に挿填されている。接触ピン部6aには、
溝60dが形成されていて、この溝60dが外筒60a
の外周をカシメることにより内部に突出した係止部60
eに係止されている。これにより溝60の溝巾で決定さ
れる一定のストロークで外筒60aに対して進退できる
状態で接触ピン部6aが外筒60aに保持されている。
一方、接触ピン部6bは、反対側の端部において外筒6
0aの周囲がカシメられて、凹部60fにおいて固着さ
れている。このようなコンタクトピン60の接触ピン6
a,6bを受ける孔70は、図(a)に示すように、そ
の先に接触ピン部6a,6bの外径より大きく、外筒6
0aの外径より小さな径の孔であって、接触ピン部6
a,6bの先端側が数mm程度(図1(b)参照)、ソケ
ットボード側ベース61とスクランブルボード側ベース
62の面より突出してい、各孔70を貫通している。し
たがって、接触ピン部6a,6bのボードより突出した
先端側が配線基板の端子に接触した状態(図2(a)参
照)では、1つのコイルスプリング60dのみの嵌挿に
おいて両側に配置されて基板の端子に所定の接触圧力を
発生する。そして、このようにコイルスプリングを1個
を内挿することで、製造が簡単になるばかりでなく、ピ
ンの導通抵抗を低減できより高い接触の信頼性が確保で
きる。
【0018】以上のようにブロック構成で信号側コンタ
クトピンと接地側コンタクトピンとを同じ構造のコンタ
クトピンにしてその隣接するコンタクトピンを接地状態
にし、さらにこれらコンタクトピンを市松模様状に配置
する構造を採ることで、インピーダンスを保証し、ソケ
ットにおける各端子の接地までの距離をほぼ等しく保つ
ことができる。その結果、高周波特性に優れ、ノイズに
影響されないような状態でI/Fユニットとテストヘッ
ドとを結合することができる。さらに、ブロック構成で
あることから結合する基板の大きさに応じてブロック数
を増減すれば各種のICに対応させて並列に多数のソケ
ットを設けることができ、簡単にそれらソケット対応の
基板の端子間接続を行うことができる。
【0019】以上説明してきたが、実施例では、ICテ
スターの場合のI/Fユニットとして用いられるテスト
端子接続ボードを中心に説明してきたが、この発明の配
線基板の端子間接続ピンブロックは、例えば、配線基板
そのもののテスト等各種のテストに使用することもで
き、ICテスターにおけるものに限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、この
発明にあっては、市松模様状に信号側コンタクトピンと
接地側コンタクトピンとを配列して、信号側コンタクト
ピンをそれぞれ同一構造の1本のコンタクトピンとする
ことにより路線インピーダンスの保証がし易く、各端子
の接地に対する距離をほぼ等しく保つことが容易にでき
る。しかも、第1の配線基板の端子と第2の配線基板の
端子との接続が同一コンタクトピンによる配線となる関
係からピンブロックの製造がし易く、安価になり、通常
のケーブルによる配線よりこの間の経路が短縮できかつ
浮遊容量も低減でき、ノイズの影響を受け難い。また、
配線基板の端子間接続がブロック単位で増減できるの
で、種々のIC測定をブロック単位にレイアウトでき、
多種類のICを混在させた状態で測定することも可能に
なる。その結果、信頼性の高い接続が可能になり、特
に、ICテスター等、電子部品のテスターにおけるソケ
ットやプローブ等の基板端子に接続するためのI/Fユ
ニットの接続に好適でフレキシビリティの高い配線基板
の端子間接続ピンブロックを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、この発明の配線基板の端子間接続ピ
ンブロックの平面図及び断面図である。
【図2】 図2は、そのコンタクトピンの断面およびそ
の保持状態の説明図である。
【図3】 図3は、この配線基板の端子間接続ピンブロ
ックが使用されるI/Fユニット(測定用治具)とI/
Fユニットが装着されたテストヘッドとの関係を示す全
体的な概略説明図である。
【符号の説明】
1…I/Fユニット、2…プローブピン、3…パーフォ
ーマンスボード、 4…コンタクトボード、5…スクランブルボード、 6…端子間接続ピンブロック、6a,6b…接触ピン
部、 7…ソケットボード、8…ソケット、 10…テストヘッド、11…マザーボード、20…IC
ハンドラ、 60…コンタクトピン、65…信号側コンタクトピン、 66…接地側コンタクトピン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の配線基板の端子に接触する接触ピ
    ン部と第2の配線基板の端子に接触する接触ピン部とを
    両端に有する複数のコンタクトピンと、これら複数のコ
    ンタクトピンを両端側で支承する、ほぼ平行に配置され
    た絶縁体または誘電体からなる第1,第2のベースプレ
    ートとを備え、前記複数のコンタクトピンの1つは信号
    伝達用のコンタクトピンとされ、このコンタクトピンに
    隣接した他の1つがこの信号線と対となる接地用のコン
    タクトピンとされ、かつ、前記信号伝達用のコンタクト
    ピンと前記接地用のコンタクトピンとが市松模様状に配
    置されていることを特徴とする配線基板の端子間接続ピ
    ンブロック。
  2. 【請求項2】 第1のベースプレートと第2のベースプ
    レートとの間に複数のコンタクトピンが貫通する中間プ
    レートが設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の配線基板の端子間接続ピンブロック。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のいずれか一方の配線基板
    は、その表裏において接続端子の位置を変換するスクラ
    ンブルボードである請求項1又は2項記載の配線基板の
    端子間接続ピンブロック。
  4. 【請求項4】 コンタクトピンは、一端のピンが外筒に
    固着され、他端のピンが管内部に挿填されたスプリング
    を介して前記外筒に進退可能に支承されている請求項1
    乃至3項から選択された1記載の配線基板の端子間接続
    ピンブロック。
JP31997991A 1991-11-07 1991-11-07 配線基板の端子間接続ピンブロツク Pending JPH05126850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31997991A JPH05126850A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 配線基板の端子間接続ピンブロツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31997991A JPH05126850A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 配線基板の端子間接続ピンブロツク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05126850A true JPH05126850A (ja) 1993-05-21

Family

ID=18116391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31997991A Pending JPH05126850A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 配線基板の端子間接続ピンブロツク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05126850A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078931A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 富士通コンポーネント株式会社 コネクタ
JP2020020660A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 東京特殊電線株式会社 半導体デバイスの検査治具
JP2020020664A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 東京特殊電線株式会社 半導体デバイスの検査治具
JP2020020661A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 東京特殊電線株式会社 半導体デバイスの検査治具
US11320461B2 (en) 2017-07-13 2022-05-03 Nhk Spring Co., Ltd. Probe unit

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078931A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 富士通コンポーネント株式会社 コネクタ
US11320461B2 (en) 2017-07-13 2022-05-03 Nhk Spring Co., Ltd. Probe unit
JP2020020660A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 東京特殊電線株式会社 半導体デバイスの検査治具
JP2020020664A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 東京特殊電線株式会社 半導体デバイスの検査治具
JP2020020661A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 東京特殊電線株式会社 半導体デバイスの検査治具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6535006B2 (en) Test socket and system
US6911835B2 (en) High performance probe system
US7688092B2 (en) Measuring board for electronic device test apparatus
KR100855208B1 (ko) 고성능 테스터 인터페이스 모듈
US8816713B2 (en) Probe card having adjustable high frequency signal transmission path for transmission of high frequency signal
KR100791945B1 (ko) 프로브 카드
US5907245A (en) System and method for testing integrated circuits in dry atmosphere
US6252415B1 (en) Pin block structure for mounting contact pins
JP2630509B2 (ja) 回路試験用プローブ装置
KR100500452B1 (ko) 모듈기판 상에 실장된 볼 그리드 어레이 패키지 검사장치및 검사방법
US7538566B2 (en) Electrical test system including coaxial cables
KR20120091169A (ko) 초단파 응용을 위한 공동 배면을 갖는 장치 인터페이스 기판
JP2000088920A (ja) 検査装置用インターフェイスユニット
US6791317B1 (en) Load board for testing of RF chips
JP2006343316A (ja) 半導体テストインタフェース
US10705134B2 (en) High speed chip substrate test fixture
JPH05126850A (ja) 配線基板の端子間接続ピンブロツク
US6930497B2 (en) Flexible multi-layered probe for measuring a signal from an object
JP2709990B2 (ja) Icテスターの測定治具
JPH07335701A (ja) プロービング装置
JP2684268B2 (ja) 配線基板の端子間接続ピンブロック
TWM579282U (zh) Aging test circuit board module
KR101895012B1 (ko) 삽입형 고주파수 신호 전송커넥터 및 상기 삽입형 고주파수 신호 전송커넥터를 사용하는 프로브카드
KR101467381B1 (ko) 반도체 검사장치
US7098679B2 (en) Circuit tester interface