JPH05126740A - プラズマ励起分析装置 - Google Patents

プラズマ励起分析装置

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Publication number
JPH05126740A
JPH05126740A JP3313488A JP31348891A JPH05126740A JP H05126740 A JPH05126740 A JP H05126740A JP 3313488 A JP3313488 A JP 3313488A JP 31348891 A JP31348891 A JP 31348891A JP H05126740 A JPH05126740 A JP H05126740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass rod
sample
plasma
spring
plasma flame
Prior art date
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Pending
Application number
JP3313488A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Okada
幸治 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3313488A priority Critical patent/JPH05126740A/ja
Publication of JPH05126740A publication Critical patent/JPH05126740A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマ発光分析で試料を直接プラズマトー
チに導入する場合の試料電極保持部の熱遮断の耐熱性,
機械的強度を向上させる。 【構成】 プラズマ炎F内に挿入される試料電極1と同
極を保持するガラス棒2とをセラミックスプリング6で
連結した。 【効果】 セラミックスプリングは熱電導が悪いから、
ガラス棒にプラズマ炎の高温が伝わるのか軽減され、ス
プリングにしてあって弾力があるから、ガラス棒に無理
な力がかからず、ガラス棒の破損が防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導結合プラズマ発光分
光分析とか、同じくプラズマ炎を試料イオン化に利用し
た誘導結合プラズマ質量分析装置のようなプラズマによ
り試料を励起させて分析を行う装置で試料を直接プラズ
マ炎中に導入して分析する場合の試料導入でプローブに
関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ励起分析では通常試料は溶液化
して、霧化器で霧状にしてキャリヤガスの流れに乗せて
プラズマ炎内に導入している。しかし固体試料等を直接
プラズマ炎中に導入する方法も用いられている。この場
合、試料は炭素で作られた試料電極の上端に乗せ、この
試料電極をガラスの棒の上端に保持してプラズマトーチ
のプラズマ炎中に挿入するようにしている。ガラス棒を
用いるのは、金属棒を用いると、下方の試料上下機構ま
で高温が伝わってくるからである。所が炭素の電極とガ
ラス棒とを直接結合することは困難なので、従来は図2
に示すように上下両端に夫々割りを入れた耐熱金属例え
ばコバールの管Pの上端に炭素の試料電極1を挿入し、
下端にガラス棒2を挿入して両者を夫々コバール管の割
りを入れた部分の弾性で保持するようにしていた。
【0003】しかし上述した従来構造では、コバール部
分Pが金属であるため、プラズマの高温がガラスに伝わ
る。コバールはガラスと熱膨張率が略等しいが、急速な
温度上昇によりガラス棒が破損し易すかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したガラ
ス棒の破損を防いで、長期にわたって使用できるように
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】試料電極とガラス棒をセ
ラミックスブリングで連結した。
【0006】
【作用】セラミックスプリングは耐熱的でしかも熱伝導
度が低い上、スプリング状になっているので伝熱経路が
長くなってガラス棒にプラズマ炎の高温が伝わらず、ス
プリング状であるから熱膨張の差に対しても弾性的に応
じて、ガラス棒にも試料電極にも無理な力を与えず、ガ
ラス棒の破損が防がれる。
【0007】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。図でTはプ
ラズマトーチで、Fがプラズマ炎である。プラズマトー
チは三重管で、一番内側が中心管3で、この管を通して
試料がプラズマ炎内に挿入される。中心管3の外管に内
管4があり、プラズマ形成ガスが供給され、一番外側の
外管5にはプラズマトーチを冷却する冷却ガスが供給さ
れている。試料は試料導入棒Bの先端に乗せてプラズマ
炎内に挿入される。
【0008】試料導入棒は上端の試料電極1とその下の
ガラス棒2と、この両者を連結するセラミックスプリン
グ6と、ガラス棒2の下端を保持している駆動部7とよ
りなっており、駆動部7の側面に形成したラック71が
ガラス棒2と平行なねじ8と噛合わせてあり、ねじ8を
モータ9で回転させることにより、試料棒B全体を上下
させるようになっている。
【0009】試料電極1は炭素(黒鉛)で形成されてお
り、その上端面に試料が付着せられる。下端部にセラミ
ックスプリング6の上端部が嵌着してある。セラミック
スプリング6の巻径が弾性的に拡張されて試料電極1の
下部に挿入されているので、セラミックスプリング6が
弾性的に試料電極に巻付けられた状態になって両者は不
動に連結される。ガラス棒2の上端部とセラミックスプ
リング6の下端部も同様にして弾性的に固着されてい
る。ガラス棒2の下端と駆動部7との結合は、こゝ迄は
プラズマ炎の高温は伝わって来ないので、金属の駆動部
7の上端の穴にガラス棒2の下端を挿入保持させるだけ
でよい。
【0010】
【発明の効果】上述した構成によれば、試料電極1がプ
ラズマ炎中で高温になっても、セラミックの弾性は殆ど
変わらず、セラミックスプリングは試料電極を保持して
おり、セラミックは熱伝導が悪く螺旋状で伝熱経路が長
くなっているから、ガラス棒2上端の温度上昇は低く押
さえられ、急速な昇温による破損のおそれは全くなくな
る。このため試料導入棒の寿命が延びガラス棒交換の手
数が減少して分析能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図
【図2】従来例の要部側面図 T プラズマトーチ F プラズマ炎 B 試料導入棒 1 試料電極 2 ガラス棒 6 セラミックスプリング 7 上下駆動部 8 ねじ 9 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラズマトーチに挿入される試料導入棒の上端の試料電
    極とその下部のガラス棒の部分とをセラミックスプリン
    グで連結したことを特徴とするプラズマ励起分析装置。
JP3313488A 1991-10-31 1991-10-31 プラズマ励起分析装置 Pending JPH05126740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3313488A JPH05126740A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 プラズマ励起分析装置

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JP3313488A JPH05126740A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 プラズマ励起分析装置

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Publication Number Publication Date
JPH05126740A true JPH05126740A (ja) 1993-05-21

Family

ID=18041921

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JP3313488A Pending JPH05126740A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 プラズマ励起分析装置

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JP (1) JPH05126740A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6618139B2 (en) * 2000-01-13 2003-09-09 Perkinelmer Instruments Llc Torch glassware for use with inductively coupled plasma-optical emission spectrometer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6618139B2 (en) * 2000-01-13 2003-09-09 Perkinelmer Instruments Llc Torch glassware for use with inductively coupled plasma-optical emission spectrometer

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