JPH05126738A - 粉体の濃度測定方法および装置 - Google Patents
粉体の濃度測定方法および装置Info
- Publication number
- JPH05126738A JPH05126738A JP31354491A JP31354491A JPH05126738A JP H05126738 A JPH05126738 A JP H05126738A JP 31354491 A JP31354491 A JP 31354491A JP 31354491 A JP31354491 A JP 31354491A JP H05126738 A JPH05126738 A JP H05126738A
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- Japan
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- light
- pipe
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- transport pipe
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- Pending
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- Optical Measuring Cells (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 輸送管内を気流に混入して流れている粉体の
濃度を正確に測定できる方法および装置を提供するこ
と。 【構成】 粉体輸送管の一部に直管部8を形成し、該輸
送管1の外部において前記直管部8の一端に発光器4
と、該輸送管1の外部において前記直管部8の他端に受
光器5とを設け、前記発光器4および受光器5の内部を
前記輸送管1内の圧力より高い圧力に保持するように構
成した。
濃度を正確に測定できる方法および装置を提供するこ
と。 【構成】 粉体輸送管の一部に直管部8を形成し、該輸
送管1の外部において前記直管部8の一端に発光器4
と、該輸送管1の外部において前記直管部8の他端に受
光器5とを設け、前記発光器4および受光器5の内部を
前記輸送管1内の圧力より高い圧力に保持するように構
成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気流に混入して輸送管内
を流れている固気混相流の粉体、特に微粉体の濃度を測
定する方法および装置に関する。
を流れている固気混相流の粉体、特に微粉体の濃度を測
定する方法および装置に関する。
【0002】
【従来技術】サンドブラスト装置やプラズマ溶射装置な
どでは、少量の粉体粒子を対象物のの表面に均一に塗布
させる必要があり、そのためには、粉体粒子を輸送管内
の気流中に均等に分散した状態でしかも生産性良く作業
点まで運ぶ必要がある。
どでは、少量の粉体粒子を対象物のの表面に均一に塗布
させる必要があり、そのためには、粉体粒子を輸送管内
の気流中に均等に分散した状態でしかも生産性良く作業
点まで運ぶ必要がある。
【0003】粉体を気流で輸送する場合、粉体が輸送管
内を定量的に流れているか否かを知るためには、従来次
の二つの方法が知られている。
内を定量的に流れているか否かを知るためには、従来次
の二つの方法が知られている。
【0004】 輸送管内の始点にある粉体供給機内の
粉体重量の時間的減少量を監視する方法 輸送管内の粉体濃度を直接的に監視する方法 方法では重量計の精度の問題から1時間当たり数グラ
ム以下の粉体排出量には対応できない欠点がある。ま
た、たとえ粉体の重量変化を精度良く測定しても輸送中
に粉体が輸送管内に付着したり、滞留したりするので輸
送管内を実際にどの位の流量で粉体が流れているかは不
明である。
粉体重量の時間的減少量を監視する方法 輸送管内の粉体濃度を直接的に監視する方法 方法では重量計の精度の問題から1時間当たり数グラ
ム以下の粉体排出量には対応できない欠点がある。ま
た、たとえ粉体の重量変化を精度良く測定しても輸送中
に粉体が輸送管内に付着したり、滞留したりするので輸
送管内を実際にどの位の流量で粉体が流れているかは不
明である。
【0005】方法はこのような方法の欠点を解消す
るものではある。通常輸送管内の粉体濃度を直接測定す
るためには、輸送管の一部を透明にし、その透明部分に
おいて輸送管に垂直方向換言すれば直径方向から光を通
し、その反対部分に設けた受光装置で粉体による光の減
衰率を検知することによって粉体濃度を検知できる。し
かし、この方法では輸送管の透明部分に輸送粉体が付着
して曇ってしまえば正確な測定はできなくなってしま
う。また、輸送管と光の経路は垂直に交わるため、光が
粉体を横切る距離が短くなり、粉体濃度が希薄な場合に
は光の減衰率が小さすぎて検知できないという欠点があ
る。
るものではある。通常輸送管内の粉体濃度を直接測定す
るためには、輸送管の一部を透明にし、その透明部分に
おいて輸送管に垂直方向換言すれば直径方向から光を通
し、その反対部分に設けた受光装置で粉体による光の減
衰率を検知することによって粉体濃度を検知できる。し
かし、この方法では輸送管の透明部分に輸送粉体が付着
して曇ってしまえば正確な測定はできなくなってしま
う。また、輸送管と光の経路は垂直に交わるため、光が
粉体を横切る距離が短くなり、粉体濃度が希薄な場合に
は光の減衰率が小さすぎて検知できないという欠点があ
る。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、輸送管内の固気混相流の粉体の濃度を正確且つ容易
に測定できる方法および装置を提供することを目的とす
る。
で、輸送管内の固気混相流の粉体の濃度を正確且つ容易
に測定できる方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、気流に混入して輸送される粉体の流れと平行
に濃度測定光を通過させ、その測定光の減衰率により粉
体濃度を測定することを特徴とする。
本発明は、気流に混入して輸送される粉体の流れと平行
に濃度測定光を通過させ、その測定光の減衰率により粉
体濃度を測定することを特徴とする。
【0008】また本発明は、粉体輸送管の一部に直管部
を形成し、前記直管部の一端に、輸送管内部に管の長手
方向に投光する投光器を有する発光部を設け、前記直管
部の他端に前記投光部からの光を受光する受光器を有す
る受光部を設け、前記発光部および受光部の内部を前記
輸送管内の圧力より高い圧力に保持したことを特徴とし
ている。
を形成し、前記直管部の一端に、輸送管内部に管の長手
方向に投光する投光器を有する発光部を設け、前記直管
部の他端に前記投光部からの光を受光する受光器を有す
る受光部を設け、前記発光部および受光部の内部を前記
輸送管内の圧力より高い圧力に保持したことを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】輸送管中の粉体の流れの中をそれと平行に所定
距離にわたり光を通し、この光を受光部で検知するよう
にした。よって管壁に付着した粉体は濃度測定に影響を
与えない。発光部・受光部の内圧は輸送管の内圧より常
に高く保たれているので、発光部及び受光部に粉体が侵
入しない。よって粉体により濃度測定が妨害されない。
距離にわたり光を通し、この光を受光部で検知するよう
にした。よって管壁に付着した粉体は濃度測定に影響を
与えない。発光部・受光部の内圧は輸送管の内圧より常
に高く保たれているので、発光部及び受光部に粉体が侵
入しない。よって粉体により濃度測定が妨害されない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明による粉体濃度測定装置の輸
送管軸線に沿った断面図である。粉体空気輸送管1が一
定長さの直管部8を挟んで、その両側で角度θだけ逆方
向に曲げられている。図1の例では左側の部分が上方に
曲げられ、右側の部分が下方に曲げられている。この直
管部8の一端(粉体の輸送方向上流側)の延長線上には
小室2が、また他端(輸送方向の渦流側)の延長線上に
は受光室3が設けられている。小室2と小室3のいづれ
が上流側でいづれが下流側であってもよい。
送管軸線に沿った断面図である。粉体空気輸送管1が一
定長さの直管部8を挟んで、その両側で角度θだけ逆方
向に曲げられている。図1の例では左側の部分が上方に
曲げられ、右側の部分が下方に曲げられている。この直
管部8の一端(粉体の輸送方向上流側)の延長線上には
小室2が、また他端(輸送方向の渦流側)の延長線上に
は受光室3が設けられている。小室2と小室3のいづれ
が上流側でいづれが下流側であってもよい。
【0012】小室2と小室3の内部には発光器4と受光
器5がそれぞれ配置されており、発光器4と受光器5の
前方の輸送管1の壁にそれぞれ小穴6、7があけられて
いる。小室2にバルブ9を備えた配管12が連結され、
小室3にバルブ10を備えた配管13が連結されてい
る。なお、小室2と小室3にはそれぞれバルブ9、バル
ブ10を介して配管12、13から常時気体を流し込ん
でおり、この気体は穴6、7から輸送管1内へその気流
を乱さない程度に噴出して投光器4と受光器5に粉体が
付着するのを防いでいる。そのために、発光室2と受光
室3は輸送管1の内部圧力より常に高い圧力に保持して
いる。
器5がそれぞれ配置されており、発光器4と受光器5の
前方の輸送管1の壁にそれぞれ小穴6、7があけられて
いる。小室2にバルブ9を備えた配管12が連結され、
小室3にバルブ10を備えた配管13が連結されてい
る。なお、小室2と小室3にはそれぞれバルブ9、バル
ブ10を介して配管12、13から常時気体を流し込ん
でおり、この気体は穴6、7から輸送管1内へその気流
を乱さない程度に噴出して投光器4と受光器5に粉体が
付着するのを防いでいる。そのために、発光室2と受光
室3は輸送管1の内部圧力より常に高い圧力に保持して
いる。
【0013】上記構成になる本発明の粉体濃度測定装置
による濃度測定は次のように行われる。
による濃度測定は次のように行われる。
【0014】粉体空気輸送管1の中を粉体が流れてい
る。発光器4から発せられた光例えばレーザー光11は
発光器4の直前に設けた小穴6を通って、直管部8の内
部の粉体中をその流れ方向と平行に進み、その途中で粉
体により減衰されて小穴7から受光器5に入射する。受
光器5はその受けた光量を電圧に変換して図示しない計
測器に送る。粉体の種類と粉体濃度と電圧との関係をあ
らかじめ設定しておくことにより、輸送管1内を流れる
粉体の濃度を容易に知ることができる。
る。発光器4から発せられた光例えばレーザー光11は
発光器4の直前に設けた小穴6を通って、直管部8の内
部の粉体中をその流れ方向と平行に進み、その途中で粉
体により減衰されて小穴7から受光器5に入射する。受
光器5はその受けた光量を電圧に変換して図示しない計
測器に送る。粉体の種類と粉体濃度と電圧との関係をあ
らかじめ設定しておくことにより、輸送管1内を流れる
粉体の濃度を容易に知ることができる。
【0015】前述の輸送管1の曲り角度θは90度以上
が好ましいが、その曲り方は図2に示すように曲管であ
ってもよく、また曲がる方向は図3のように同一方向で
もよい。
が好ましいが、その曲り方は図2に示すように曲管であ
ってもよく、また曲がる方向は図3のように同一方向で
もよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にお
いては、濃度測定光を粉体の流れの中をそれと平行な方
向に通すようにしたので、測定距離を長く取ることがで
きるようになり、正確な粉体濃度測定ができるという極
めて優れた効果が得られる。粉体濃度が低い場合には直
管部を長くし、粉体濃度が高い場合には直管部を短くす
ることにより最適な測定ができる。また、従来、壁に付
着する性質の粉体は測定誤差を含むが、本発明の装置に
よれば粉体の付着を受けずに正確な濃度測定ができると
いう効果が得られる。
いては、濃度測定光を粉体の流れの中をそれと平行な方
向に通すようにしたので、測定距離を長く取ることがで
きるようになり、正確な粉体濃度測定ができるという極
めて優れた効果が得られる。粉体濃度が低い場合には直
管部を長くし、粉体濃度が高い場合には直管部を短くす
ることにより最適な測定ができる。また、従来、壁に付
着する性質の粉体は測定誤差を含むが、本発明の装置に
よれば粉体の付着を受けずに正確な濃度測定ができると
いう効果が得られる。
【図1】本発明による粉体濃度測定装置の輸送管の軸線
に沿った断面図である。
に沿った断面図である。
【図2】本発明による粉体濃度測定装置を取付ける輸送
管の形状の一例を示す図である。
管の形状の一例を示す図である。
【図3】本発明による粉体濃度測定装置を取付ける輸送
管の他の形状を示す図である。
管の他の形状を示す図である。
1 粉体空気輸送管 2 小室 3 小室 4 発光器 5 受光器 6、7 穴 8 直管部 9、10 バルブ 11 レーザー光 12、13 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 秀男 東京都文京区西片2−12−3
Claims (2)
- 【請求項1】 気流に混入して輸送される粉体流にその
流れと平行に光を通過させ、該光の減衰率により粉体濃
度を測定することを特徴とする粉体の濃度測定方法。 - 【請求項2】 粉体輸送管の一部に直管部を形成し、前
記直管部の一端に、輸送管内部に管の長手方向に投光す
る投光器を有する小室を設け、前記直管部の他端に前記
投光部からの光を受光する受光器を有する小室を設け、
前記各小室の内部を前記輸送管内の圧力より高い圧力に
保持したことを特徴とする輸送管内の粉体の濃度測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31354491A JPH05126738A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 粉体の濃度測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31354491A JPH05126738A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 粉体の濃度測定方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126738A true JPH05126738A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18042602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31354491A Pending JPH05126738A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 粉体の濃度測定方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126738A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005119213A1 (de) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Fraunhofer Gesellschaft Zur Förderung Der Angewandten Foschung E.V. | Vorrichtung und verfahren zur optischen detektion von in abgasen chemischer prozesse enthaltenen stoffen |
JP2006208254A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Amano Corp | 粉塵濃度検出装置 |
JP2007025385A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Ricoh Co Ltd | 粉体搬送装置及び画像形成装置 |
JP2008209160A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Hitachi Cable Ltd | 中空ファイババンドル |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP31354491A patent/JPH05126738A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005119213A1 (de) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Fraunhofer Gesellschaft Zur Förderung Der Angewandten Foschung E.V. | Vorrichtung und verfahren zur optischen detektion von in abgasen chemischer prozesse enthaltenen stoffen |
US7525664B2 (en) | 2004-06-04 | 2009-04-28 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Device and method for optical detecting substances contained in waste gases of chemical processes |
JP2006208254A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Amano Corp | 粉塵濃度検出装置 |
JP4599181B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2010-12-15 | アマノ株式会社 | 粉塵濃度検出装置 |
JP2007025385A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Ricoh Co Ltd | 粉体搬送装置及び画像形成装置 |
JP4675705B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2011-04-27 | 株式会社リコー | 粉体搬送装置及び画像形成装置 |
JP2008209160A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Hitachi Cable Ltd | 中空ファイババンドル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010403 |