JP2006208254A - 粉塵濃度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粉塵の測定に際して、測定領域以外からの迷い光や、ノイズ要因の影響を受けることがなく、気流中の粉塵量を正しく検知することができるようにすること、つまり、不要な光の吸収を行う光トラップ装置の設置や、それらの維持管理を不要とし、常に正確な測定ができるように工夫した粉塵濃度検出装置を提供する。
【解決手段】 含塵気流中の粉塵濃度を測定する粉塵濃度検出装置ATを、発光素子から放射されるレーザ光線を所定の断面エリアを有する平行レーザ光束S1に形成する平行光線形成放射部14Hと、放射されてくる平行レーザ光束S1を所定の角度に反射させる反射鏡20と、含塵気流中の粉塵粒子に対するレーザ光線の照射による前方散乱光YRを、受光素子に導く前方散乱光受光部22Hとによって構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、工場等に設けた排気ダクト管に取付けることによって、排気ダクト管内を流れる排気空気中に含まれている粉塵の濃度を正確に測定することができる粉塵濃度検出装置に関するものである。
特許文献1に記載の「粒子検出装置」には、空気中に漂う粉塵を検出する装置に関して、発光素子から検出空間に放射された光が、前記検出空間に漂っている粒子によって散乱し、その散乱光を受光素子で受光し、受光信号を増幅器で増幅し、増幅された出力信号をセンシングプロッサーで受信して処理することで、検出空間の粉塵濃度を検出することが記載されている。
また、特許文献2に記載の「ダスト測定装置及びこれを用いる校正ユニット」には、測定領域に向けて測定光を照射する照射手段と、測定領域からの被検知光を受光する受光手段と、照射手段又は受光手段の一方に光を反射する反射鏡を構成するものとがあり、構造的に小型化されたダスト測定装置が記載されている。
特開平1−302137号公報 特開2003−287490号公報
しかし、前記特許文献1に記載の方式を用いた場合、受光される信号には、検出空間に於ける粒子によって散乱される散乱光とは別の光、例えば、発光素子の光が管壁に反射して混入する光や、光吸収体(散乱光トラップ)の汚れが原因で吸収できずに反射された光等がノイズ信号となったり、レンズや反射鏡等の汚れに基づく影響もあって、粉塵量を正しく検出することができない問題があった。
更に、上記特許文献1に記載の装置では、増幅器において信号の増幅率を変化させることで、高濃度のダストから低濃度のダストに至る広範囲に渡った濃度検知を可能に構成されているが、これを変化量の小さい散乱光の検出に用いると、当該散乱光以外の光(ノイズ信号)による影響や、信号増幅率を高くすることによるノイズ要因の増幅により正しい測定結果を得ることが出来なくなる問題がある。また、素子の温度特性による影響等も加わり、正しいダスト濃度を計測することができなくなる問題もあった。
また、前記特許文献2に記載の装置の場合は、測定領域を大きくとって、測定領域全体に渡る粒子の散乱光を検知するものであるため、前記段落0004で述べたのと同様に、散乱光以外の光や、レンズ及び反射鏡等の汚れといったノイズ原因に基づく信号(迷い光)が混入して、粉塵量の検出に誤差が生じてしまう問題があった。
本発明は上述した各問題点を解決するために成されたものであって、その技術的課題は、粉塵の測定に際して、測定領域以外からの迷い光や、ノイズ要因の影響を受けることがなく、気流中の粉塵量を正しく検知することができるようにすること、つまり、不要な光の吸収を行う光トラップ装置の設置や、それらの維持管理を不要とし、常に正確な測定ができるように工夫した粉塵濃度検出装置を提供することである。
更に本発明の他の技術的課題は、ダクト内のダストを直接検知すると共に、ダクト内の高温な環境や、ほこり等の悪影響を最小限に抑える為の改良を加えた粉塵濃度検出装置を提供すること。及び、製造と組立に当たって、焦点合わせや精度等の維持を比較的簡単に行うことができるように工夫した粉塵濃度検出装置を提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、発光素子から放射されるレーザー光線を含塵気流中の計測位置に向けて照射することにより、該気流中の粉塵粒子に当たって反射される散乱光を受光素子で受光して電気信号に変換し、この電気信号に基づいて粉塵濃度を測定するように構成した粉塵濃度検出装置であって、上記発光素子から放射されるレーザ光線を、所定の断面エリアを有する平行レーザ光束に形成して放射することができる光学系レンズを備えた平行光線形成放射部と、当該放射部より放射される平行レーザ光束を、上記含塵気流中の計測位置に向けて所定の角度を以て反射させる反射鏡と、光軸が上記平行光線形成放射部から放射される平行レーザ光束の光軸に対して平行になるように設置され、且つ、当該光軸上の前方焦点が、上記含塵気流中の計測位置で、且つ、上記反射鏡によって反射された平行レーザ光束を横切る平面内に合致するよう配置されていて、この平面を通過する含塵気流中の粉塵粒子に対するレーザ光線の照射による前方散乱光を、上記の受光素子に導いて集光させることができる複数の光学系レンズを備えた前方散乱光受光部と、によって構成したことを特徴としている。
(2) また、請求項2に係る発明は、発光素子から放射されるレーザ光線をダクト管内を流れる含塵気流中の計測位置に向けて照射することにより、該気流中の粉塵粒子に当たって反射される散乱光を受光素子で受光して電気信号に変換し、この電気信号に基づいて粉塵濃度を測定するように構成した粉塵濃度検出装置であって、該検出装置の全体を、ダクト管に設けた測定口の内部に取付けられる装置全体と、この装置全体に対して軸心を平行にした状態で、且つ、先端側を上記ダクト管内に向けた状態で取付けられる発光側と受光側の2本の通路筒体とによって構成し、発光側通路筒体には、発光素子から放射されたレーザ光線を、所定の断面エリアを有する平行レーザ光束に形成して通路筒体内に放射することができる光学系レンズを備えた平行光線形成放射部と、通路筒体の先端部において、上記光学系レンズによって形成された平行レーザ光束を、上記ダクト管内を流れる含塵気流中の計測位置に向けて所定の角度を以て反射させる反射鏡と、反射された平行レーザ光束の通路となるスリット状の穴とを設ける一方、受光側通路筒体には、上記発光側平行レーザ光束の光軸線に対して平行になるように設けた光軸線の前方焦点が、上記反射鏡によって反射されてスリット状の穴からダクト管内の計測位置に向けて放射される平行レーザ光束を横切る平面内に合致し、且つ、この平面を通過する含塵気流中の粉塵粒子に対するレーザ光線の照射による前方散乱光を、受光素子に導いて集光させることができる複数枚の光学系レンズを用いて構成された前方散乱光受光部を設けたことを特徴としている。
(3) また、請求項3に係る発明は、前記反射鏡によって反射される平行レーザ光束の前記前方散乱光受光部の光軸に対する角度を、135度〜160度の範囲内とし、好ましくは150度としたことを特徴としている。
(4) また、請求項4に係る発明は、前記前方散乱光受光部を構成する複数枚の光学系レンズの中間部に、光を平行に導くことができる平行光領域を設けると共に、この平行光領域を伸縮調整可能に構成したことを特徴としている。
(5) また、請求項5に係る発明は、装置本体に、少なくとも発光素子と受光素子、及び、これ等の電子部品類を内側に収納することができ、且つ、外周部に冷却用のフィン又は外気取入口から成る冷却手段を備えた冷却部を設けて、前記平行光線形成放射部と前方散乱光受光部を冷却可能に構成したことを特徴としている。
(6) 更に請求項6に係る発明は、装置本体に、圧縮エアーを前記発行側通路筒体と受光側通路筒体を通して、夫々の各先端部より前記ダクト管内に排出させることができる圧縮気流通路を設けたことを特徴としている。
前記(1)と(2)で述べた請求項1と2に係る発明によれば、発光素子から放射されたレーザ光線を平行光線形成放射部並びに反射鏡により、含塵空気流中の計測位置に向けて照射する一方、複数の光学系レンズで構成される前方散乱光受光部は、反射された上記平行レーザ光束を横切る平面内にその前方焦点を合致させるように配置されているから、レーザ光線の照射によって形成される粉塵粒子の前方散乱光をその平面内において正確に捉えることが可能であり、且つ、平面以外からの散乱光、つまり、前方散乱光以外のノイズをカットすることを可能にする。
更に上記(1)、(2)で述べた請求項1と2に係る発明によれば、反射鏡から反射された平行レーザ光束のいずれかの位置(平面)に対して、複数の光学系レンズで構成される前方散乱光受光部の前方焦点だけを結べばよいのであるから、焦点合せが容易であり、従って、製作がしやすいことになる。
上記(3)で述べた請求項3に係る発明によれば、反射された平行レーザ光束がそのまま受光部に入ることがないことは元より、前方散乱光が互いに重なりあって干渉しあう現象がないため、各粒子において生じた前方散乱光を受光素子が正確に受光することを可能にする。
上記(4)で述べた請求項4に係る発明によれば、発光素子から放射されたレーザ光線を平行光線形成放射部により平行レーザ光束に形成し、また、前方散乱光に導いて集光する複数の光学系レンズの中間に光を平行に導く平行光領域を構成したから、この部分を長くして製作しても、これら平行光領域における光強度の減衰が少なく、従って温度の高い環境下において使用される場合とか、メンテナンスを必要とする装置においては、発光素子や受光素子と言った大切な部品や制御関連部品を、必要に応じて高温の含塵空気が流れるダクトから遠ざけて設置できるように、伸縮調整することができる。
上記(5)、(6)で述べた請求項5、6に係る発明によれば、装置本体に冷却手段を設けたり、本体側から供給した圧縮エアーをダクト内に向けて送るようにしたこと、及び、上記(5)で述べた手段の特徴点である平行光線領域でのスペースの延長ができることから、本体側に設けてある発光素子、又は受光素子や、その他の電子部品が、ダクト管からの熱による影響を少なくして、破損したり、性能が変化したりすることを防止することができる。更に、上記と同様の理由から、ダクト管内のダストが本体部に向けて逆流することを防止することができる。
以上述べた次第で、本発明によれば、前方散乱光以外のノイズをカットして、常に正確な測定を可能とすると共に、焦点合せが簡単で製造と組立てが容易な経済性を備え、且つ、破損や故障が少ない粉塵濃度検出装置を提供できるものであって、工場等から排出される含塵気流の監視用としてまことに好適なものである。
以下に、本発明に係る粉塵濃度検出装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は例えば工場等の排気ダクト管内を流れる含塵空気中の粉塵濃度を測定するために設置された集塵システムの全体を示した構成図であって、図中、1は工場内に設置された集塵機、2は先端に集塵フード3を取付けた吸塵ダクト管、4は排気ダクト管、6は排気ダクト管4の途中に設けた排気用ファン、4Aは排気口、ATは排気ダクト管4の測定位置に取付けた本発明に係る粉塵濃度検出装置を示す。
粉塵濃度検出装置ATが設置される測定位置は、排気ダクト管4の屈曲部分や、断面形状が急激に変化する部分を避け、速度変動が少なくて流れが一様に整流されている場所が選ばれる。目安として屈曲部よりダクト径Dの3倍以上の距離3Dの位置を、測定位置とすることが好ましい。
図2は本発明に係る粉塵濃度検出装置ATの全体構成を示した側面図、図3はその拡大平断面図であって、図中、5は排気ダクト管4の測定装置に設けた断面円筒状の測定口(取付口)、5Aは開放された測定口5の外端部に設けた固定フランジで、測定口5の内部は排気ダクト管4の通路4Hに連通している。11は取付用フランジ11Aを用いて測定口5の外端部に取付けた装置本体、10は装置本体11の外端部側に連接した各種電子機器(装置)を収めたケース体であって、測定口5の内部に向けて突出した当該装置本体11の内端部には、図3に示すようにスペーサ15を介して装置中間部16が連接され、更に、この装置中間部16には排気ダクト管4の通路4Hに向けて装置内端部16Tが連設されていて、装置内端部16Tの発光部側には、上記通路4Hの中央部に向けてレーザ光線のガイド筒18が突設されている。
同じく図3において、14は上記装置本体11とスペーサ15及び装置中間部16の内部に、これ等内部を貫いた状態で、且つ、先端側を排気ダクト管4の内部に向けるようにして取付けた平行光線形成放射筒体、12はこの放射筒体14の根端部側に設けた発光素子としてのレーザダイオード、13は当該レーザダイオード12と上記放射筒体14の根端口との間に設けた非球面レンズで、レーザダイオード12から発光されるレーザ光線は、非球面レンズ13によって所定の断面エリアを有する平行レーザ光束S1に形成されて、放射筒体14の内部からその窓板17を通ってガイド筒18の内部通路18Hに向けて放射される仕組みに成っている。符号14Hで全体的に示したのは、上述したレーザダイオード12と非球面レンズ13及び平行光線形成放射筒体14とによって構成された平行光線形成放射部である。
更に図3において、19は前記ガイド筒18の先端部を塞いだキャップ体、20はキャップ体19の内側に設けた反射鏡で、この反射鏡20は上記平行光線形成放射部14Hから放射されて来る平行レーザ光束S1を、上記排気ダクト管4内の測定装置に向けて所定の角度を以て反射できるように、上記キャップ体19の内側に傾斜させた状態に取付けられている。尚、図中S2は上記の反射鏡20によって反射された平行レーザ光束、21は反射鏡20によって反射された平行レーザ光束S2を通すために、ガイド筒18の先端部底面に形成したスリット状の穴を示す。
図2と図3において、22は前述した装置本体11とスペーサ15及び装置中間部16の内部に、これ等内部を貫いた状態で、且つ、先端側を前記排気ダクト管4の内部に向けるようにして取付けると共に、前記平行光線形成放射筒体14に対して平行に設けた前方散乱光受光筒体、26はこの受光筒体22の根端部側に設けた受光素子としてのフォトダイオードを示す。
また、24と25は、光軸が前記平行光線形成放射部14Hから放射される平行レーザ光束S1に対して平行になるように、前方散乱光受光筒体22の前部と後部とに前後に間隔をあけて取付けられた光学系レンズを示す。これ等の光学系レンズ24,25は、当該光軸上の前方焦点SXが、前記反射鏡20によって反射された平行レーザ光束S2を横切る平面内に合致するように配置され、更に、この平面を通過する含塵気流中の粉塵粒子に対するレーザ光線の照射による前方散乱光YRを、上記のフォトダイオード26に導いて集光させることができるように構成されている。
そして、以上の如く構成したフォトダイオード26と光学系レンズ24,25及び前方散乱光受光筒体22とによって、符号22Hで全体的に示された前方散乱光受光部が構成される仕組みに成っている。
また、23は前記装置内端部16Tの部分に、前記排気ダクト管4の通路4Hに向けて取付けた前方散乱光受光部22Hのガイド筒体で、23A,23Bは前記前方散乱光YRをガイド筒体23の内部23Hに取り入れる入光穴を示す。
尚、上記反射鏡20によって反射された平行レーザ光束S2の、前記前方散乱光受光部22Hの光軸に対する角度が、135度〜160度の範囲内で、好ましくは150度に設定されていて、前方散乱光YRが互いに重なりあって干渉しあう現象をなくして、前方散乱光YRを正確に受光できるように構成している。
前記装置本体11に取付けるスペーサ15は、予め幅寸法を違えたものが複数種用意されていて、取付けるスペーサ15を交換することによって、平行光線領域でのスペースの延長(変更)を図って、装置本体11側に設けられているレーザダイオード12やフォトダイオード26、或いは、その他の電子分品類が、排気ダクト管4内を流れる含塵空気流の熱によって影響を受けないように調整することを可能にしている。また、スペーサ15の材質を変えることで、断熱効果を発揮させることも可能にしている。
更に図中、10Tは粉塵濃度を検出するための各種電子部品類を取付けたメイン基板、40は前記ケース体10内に収めた検出部(後述する)によって検出された粉塵濃度を表示する表示部、30は工場内のエアーを、フイルター31及びスピコン32を通して前記装置本体11内に設けたエアー供給口33(図3参照)に圧縮供給する空気圧縮供給装置を示す。
上記の空気圧縮供給装置30からエアー供給口33に供給される圧縮エアーは、図3に示したエアー通路34から図5に示した各矢印PAの如くケース体10内を通ることによって、ケース体10内に設けた各種電子機器類を冷却した後、各平行光線形成放射筒体14及びガイド筒18と、これに平行する前方散乱光受光筒体22の内部を通って、夫々前述したスリット状の穴21及び入光穴23B,23Aから排気ダクト管4の内部4Hに排出(噴出)させることにより、排気ダクト管4内を流れる含塵空気流が、各筒体14、22を通ってケース体10側に侵入(逆流)することを防止している。
尚、図6(A)は上記図5のX視部分の詳細図であり、同図(B)は同じく図5のY視部分の詳細図である。また、図4は前記ケース体10内に設けた検出部と、前記表示部40の電気的構成を説明したブロック図である。
図4において、10A,10B,10Cは検出部を構成する発光部と受光部とメイン処理部であって、発光部10Aは前述したレーザダイオード12によって構成され、受光部10Bは前述したフォトダイオード26と増幅回路27によって構成されている。
また、メイン処理部10Cは、レーザダイオード12を駆動する駆動回路12Kと、受光部10Bが受光した前方散乱光を電気信号に変換(抽出)する信号抽出回路28と、変換した電気信号を表示部40に出力する出力回路29とによって構成されている。更に表示部40は、受け取った出力信号に基づいて粉塵濃度を演算するCPU41と、CPU41が演算した粉塵濃度を表示する表示器42と、演算された粉塵濃度に異常がある場合に、異常信号を出力して例えば警報器のような外部の連動機器44を作動する異常出力回路43と、電源回路45とによって構成されている。
次に、図7は前記排気ダクト管4内を流れる含塵空気流が高温である場合に、本発明に係る装置全体を含塵空気流の熱から守る高温対策の一例を示した構成図である。高温対策に付いては、前記図3に示したスペーサ15を幅の広いものに交換して、装置本体を排気ダクト管4から遠ざけるようにした構成と、図5に示すように圧縮空気を吹き込んで冷却するようにした構成に付いて説明済みであるが、図7では別の対策が講じられている。
即ち、図7において12Kと26Rは各ダイオード12,26(素子)をカバーする断熱材、38は装置の前面をカバーする断熱材を示す。また、15Sは上記交換した幅の広いスペーサで、LBは装置本体(平行光領域)の延長幅、矢印LAは測定点の移動方向を示している。更に図中、37は装置本体の全体的温度を下げるために、装置本体の周囲に設けた放熱フイン、36は放熱フイン37による放熱効率を高めるための強制気流を作るファン、35はファンカバー、39は延長幅LBによって生じた隙間を塞ぐカバー板であって、図7に示した高温対策によれば、ダクト内温度200℃を、例えば40℃に低下させることができた。
図8は、前記受光部10B(図4)のフォトダイオード26(受光素子)が受光した前方散乱光YRの受光信号を、増幅回路27及びメイン処理10Cの信号抽出回路28を用いて電気信号に変換して、表示部40に出力する信号の流れを説明した説明図であって、変換された電気信号を元に粉塵濃度の測定が成され、測定値が表示器42に表示される仕組みに成っている。
本発明に係る粉塵濃度検出装置が実施されている集塵装置の全体を説明した構成図。 本発明の全体を説明した側面図。 本発明の全体を拡大して示した平断面図。 本発明の電気的構成と制御の流れを説明したブロック図。 装置内に供給された圧縮空気の流れを説明した説明図。 (A)は図5のX視部分の詳細図、(B)は図5のY視部分の詳細図。 本発明における高温対策の実施例を説明した構成図。 受光素子が受光した散乱光の受光信号の流れを説明した説明図。
符号の説明
AT 粉塵濃度検出装置
4 排気ダクト管
5 測定口
10 ケース体
11 装置本体
12 レーザダイオード(発光素子)
13 非球面レンズ
14 平行光線形成放射筒体
S1,S2 平行レーザ光束
14H 平行光線形成放射部
15 スペーサ
16 装置中間部
20 反射鏡
21 スリット状の穴
22 前方散乱光受光筒体
22H 前方散乱光受光部
24,25 光学系レンズ
26 フォトダイオード(受光素子)
SX 前方焦点
YR 前方散乱光
30 空気圧縮供給装置
40 表示部

Claims (6)

  1. 発光素子から放射されるレーザー光線を含塵気流中の計測位置に向けて照射することにより、該気流中の粉塵粒子に当たって反射される散乱光を受光素子で受光して電気信号に変換し、この電気信号に基づいて粉塵濃度を測定するように構成した粉塵濃度検出装置であって、
    上記発光素子から放射されるレーザ光線を、所定の断面エリアを有する平行レーザ光束に形成して放射することができる光学系レンズを備えた平行光線形成放射部と、
    当該放射部より放射される平行レーザ光束を、上記含塵気流中の計測位置に向けて所定の角度を以て反射させる反射鏡と、
    光軸が上記平行光線形成放射部から放射される平行レーザ光束の光軸に対して平行になるように設置され、且つ、当該光軸上の前方焦点が、上記含塵気流中の計測位置で、且つ、上記反射鏡によって反射された平行レーザ光束を横切る平面内に合致するよう配置されていて、この平面を通過する含塵気流中の粉塵粒子に対するレーザ光線の照射による前方散乱光を、上記の受光素子に導いて集光させることができる複数の光学系レンズを備えた前方散乱光受光部と、
    によって構成したことを特徴とする粉塵濃度検出装置。
  2. 発光素子から放射されるレーザ光線をダクト管内を流れる含塵気流中の計測位置に向けて照射することにより、該気流中の粉塵粒子に当たって反射される散乱光を受光素子で受光して電気信号に変換し、この電気信号に基づいて粉塵濃度を測定するように構成した粉塵濃度検出装置であって、
    該検出装置の全体を、ダクト管に設けた測定口の内部に取付けられる装置全体と、この装置全体に対して軸心を平行にした状態で、且つ、先端側を上記ダクト管内に向けた状態で取付けられる発光側と受光側の2本の通路筒体とによって構成し、
    発光側通路筒体には、発光素子から放射されたレーザ光線を、所定の断面エリアを有する平行レーザ光束に形成して通路筒体内に放射することができる光学系レンズを備えた平行光線形成放射部と、通路筒体の先端部において、上記光学系レンズによって形成された平行レーザ光束を、上記ダクト管内を流れる含塵気流中の計測位置に向けて所定の角度を以て反射させる反射鏡と、反射された平行レーザ光束の通路となるスリット状の穴とを設ける一方、
    受光側通路筒体には、上記発光側平行レーザ光束の光軸線に対して平行になるように設けた光軸線の前方焦点が、上記反射鏡によって反射されてスリット状の穴からダクト管内の計測位置に向けて放射される平行レーザ光束を横切る平面内に合致し、且つ、この平面を通過する含塵気流中の粉塵粒子に対するレーザ光線の照射による前方散乱光を、受光素子に導いて集光させることができる複数枚の光学系レンズを用いて構成された前方散乱光受光部を設けたことを特徴とする粉塵濃度検出装置。
  3. 前記反射鏡によって反射される平行レーザ光束の前記前方散乱光受光部の光軸に対する角度を、135度〜160度の範囲内とし、好ましくは150度としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉塵濃度検出装置。
  4. 前記前方散乱光受光部を構成する複数枚の光学系レンズの中間部に、光を平行に導くことができる平行光領域を設けると共に、この平行光領域を伸縮調整可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉塵濃度検出装置。
  5. 装置本体に、少なくとも発光素子と受光素子、及び、これ等の電子部品類を内側に収納することができ、且つ、外周部に冷却用のフィン又は外気取入口から成る冷却手段を備えた冷却部を設けて、前記平行光線形成放射部と前方散乱光受光部を冷却可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉塵濃度検出装置。
  6. 装置本体に、圧縮エアーを前記発行側通路筒体と受光側通路筒体を通して、夫々の各先端部より前記ダクト管内に排出させることができる圧縮気流通路を設けたことを特徴とする請求項1、2又は5に記載の粉塵濃度検出装置。
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