JPH05126588A - 光フアイバジヤイロ - Google Patents

光フアイバジヤイロ

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JPH05126588A
JPH05126588A JP29006191A JP29006191A JPH05126588A JP H05126588 A JPH05126588 A JP H05126588A JP 29006191 A JP29006191 A JP 29006191A JP 29006191 A JP29006191 A JP 29006191A JP H05126588 A JPH05126588 A JP H05126588A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
loop
type polarizer
polarizer
gyro
Prior art date
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Pending
Application number
JP29006191A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Iizuka
寿夫 飯塚
Ryotaro Shimizu
亮太郎 清水
Hiroshi Kajioka
博 梶岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車載用の光ファイバジャイロとしての振動衝撃
仕様である20〜200Hz、4Gを満足する固定構造
を実現し、特性の劣化を防止する。 【構成】両端に円筒29径より大きなフランジ25、2
5を設けたボビン21に長尺な偏波面保存光ファイバを
巻き付けて光ファイバループ22を作る。この光ファイ
バループ22の上に短尺な光ファイバ形偏光子23を巻
き付けて、その上からシリコーンゲルからなる樹脂層2
4で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバジャイロ、特
にその構成要素である光ファイバ形偏光子の固定構造を
改善したもの関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバジャイロの中で、例えば、位
相変調方式の光ファイバジャイロは、他の方式に比して
比較的簡単な構成をとることから注目されている。図2
に、従来の位相変調方式光ファイバジャイロの構成図を
示す。光源11より出た光は第1の方向性結合器12、
ファイバ形偏光子13、第2の方向性結合器14を通り
光ファイバループ15に左右両回り光として入射され
る。光ファイバループ15を伝搬して出射した両回り光
は第2の方向性結合器14で合成され、偏光子13、第
1の方向性結合器12で分岐され、受光器17に入力さ
れる。受光器17からの出力は信号処理回路18に導か
れ、ここで演算処理されて光ファイバループ15に加え
られる角速度を検出する。上記した光ファイバ形偏光子
13は、左右両回り光を伝搬させる光ファイバループ1
5への入出射光を単一の偏波とすべく光路中に挿入され
たものである。
【0003】ここで、受光器17の入力光の強度Pは、
光ファイバループ15の回転角速度Ωとすると、Kを定
数として P∝coskΩ (1) で表わされる。しかし式(1)ではΩが小さい領域での
感度が悪く、かつ角速度の方向も識別できないことにな
るため、位相変調器15を用いて両光波間に相対的に時
間遅れのある位相変調をかけ、その駆動周波数の基本波
成分を同期検波することによって、 P∝sinkΩ (2) となるようにして感度の最適化を図ると共に、角速度の
方向識別を可能にしている。
【0004】さて、このような光ファイバジャイロは、
ケーシング内に実装されるが、特に構成部品である光フ
ァイバループ及び光ファイバファイバ形偏光子は、ジャ
イロ特性を大きく左右するので重要となる。それらの実
装方法は図3に示すようになっていた。光ファイバルー
プ22は、両端にフランジ25、25のついた円筒形の
ボビン21に、長尺な偏波面保存光ファイバを巻き付
け、光ファイバ端末22aの一部分を樹脂26でフラン
ジ25に固定する。一方、ファイバ形偏光子23は、そ
のファイバ長が光ファイバループに比して非常に短く数
m足らずであることから、所定の径で束取りし、円周上
の数点を樹脂28で固定したあと、光ファイバループ用
の円筒形ボビン21のフランジ25等に固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の実装構造、特に光ファイバ形偏光子実装
構造では、次のような問題があった。
【0006】(1)光ファイバ形偏光子は、円周上の数
点を樹脂で固定した束取りファイバを光ファイバループ
用の円筒形ボビンのフランジ等に固定しているため、振
動や衝撃に弱い。特に、光ファイバジャイロを車載用に
用いる場合には、振動衝撃仕様である20〜200H
z、4Gを満足せず、使用中に偏光子が外れる等の危険
性が大きかった。
【0007】(2)ファイバ形偏光子の特性(消光比、
挿入損失)は固定状態に敏感である。従って振動、衝撃
によって特性変化が生じ、その結果、光ファイバジャイ
ロの特性が劣化する。
【0008】本発明の目的は、光ファイバ形偏光子を光
ファイバループに抱き合せることによって、前記した従
来技術の欠点を解消し、耐環境特性を向上することが可
能な光ファイバジャイロを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバジャ
イロは、角速度を加えられるボビン、例えば円筒形のボ
ビンに巻き付けられ、左右両回り光を伝搬させる光ファ
イバループへの入出射光を単一の偏波とすべく光路中に
光ファイバ形の偏光子を挿入した光ファイバジャイロに
おいて、光ファイバ形偏光子を光ファイバループの上に
巻き付けて固定したものである。固定方法としては、フ
ァイバ形偏光子を樹脂で固定したり、接着剤付テープで
固定したりすることが好ましい。固定用樹脂には、ファ
イバに加わる応力の小さなシリコーン樹脂、UV樹脂、
シリコーンゲル等を用いることができるが、これらの樹
脂に限定されるものではない。また、適用される光ファ
イバジャイロ方式には、構造が簡単かつ低価格でありな
がら高精度な検出が可能になることから、位相変調方式
が好ましい。
【0010】
【作用】光ファイバ形偏光子が光ファイバループの上に
巻き付けられ固定されていると、一部を樹脂で固定した
所定径の束取りファイバをループ用円筒形ボビンのフラ
ンジ等に固定する場合に比して、固定状態が強固になる
ので、耐振動、耐衝撃特性が向上する。特に、光ファイ
バループ上に巻き付けた偏光子のファイバを樹脂または
接着剤付きテープで固定すると、一層強固になり耐振
動、耐衝撃特性が更に向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を用いて説明す
る。図1は本実施例による光ファイバ形偏光子の取付構
造を示し、光ファイバループ用のボビンを利用してい
る。なお、この光ファイバ形偏光子を構成部品として構
成する位相変調方式光ファイバジャイロの構成は、図2
に示した従来例と同一である。
【0012】まず、円筒29の両端に円筒29の径より
大きなフランジ25、25を設けたボビン21の内側に
長尺な偏波面保存光ファイバを巻き付けて光ファイバル
ープ22を作る。ここでボビン21の内径は30mm
φ、光ファイバループ22の最外層の径60mmφ、フ
ァイバ長500mとした。
【0013】次いで、ボビン21の外側、すなわち光フ
ァイバループ22の上に短尺な光ファイバ偏光子23を
巻き付ける。偏光子23のファイバには光ファイバルー
プ用の偏波面保存光ファイバを用い、長さ2m、60m
mφに巻き付けた。更に、巻き付けた偏光子ファイバ2
3の上から、その全表面を覆うようにシリコーンゲルを
塗布してその樹脂層24で固定した。なお、固定樹脂と
してはシリコーン樹脂、UV(紫外線硬化)樹脂等を用
いてもよい。
【0014】光ファイバループ22はボビン21に数十
層偏波面保存光ファイバを巻き付けたものであるため、
これは比較的しっかりと巻くことができ、耐振、耐衝撃
特性が良好である。しかし、光ファイバ形偏光子23は
数十ターンで一層のため、光ファイバループ22のよう
にしっかりと巻くことはできない。そのために、上記し
たように偏光子23のファイバを樹脂層24で固定する
必要がある。なお、この樹脂は光ファイバの特性(挿入
損失、消光比)には影響しない材質のものを用いること
は勿論である。なお、本実施例での光ファイバループの
長さ、偏光子ファイバの長さ、さらにボビンの寸法は、
特に上記の値に限定されるものではない。また、光ファ
イバループ22と光ファイバ形偏光子23の間に第2の
方向性結合器14が連結されるので(図2参照)、実際
には連結用の光ファイバをボビン21から取り出すが、
図1では省略してある。
【0015】さて、上述した本実施例のものと、図3の
従来例のものとの比較実験を行ったところ、本実施例の
ものは、従来例のものでは固定部分より偏光子が外れて
しまう大きさの振動(20〜200Hz、4G;6h
r)、衝撃(200G、10msec)にも十分耐える
ことがわかり、耐振、耐衝撃特性が著しく向上した。ま
た、この振動、衝撃テスト下でも、偏光子の消光比はー
45dB以下を保ったが、従来例のものでは−30dB
となり、15dBも劣化した。
【0016】また、光ファイバ形偏光子と同様に、光フ
ァイバループも耐振動、耐耐衝性を要求されるが、光フ
ァイバループの上に樹脂層で固定された光ファイバ形偏
光子が巻回されて、これが光ファイバループを固定する
ことになるので、光ファイバループ表面を樹脂層で直接
固めなくても、固定を確実なものとすることができる。
また、光ファイバループ用のボビンを兼用するので、ス
ペースの有効利用も図れる。このように本実施例の光フ
ァイバジャイロは、車のような悪環境下でも安定な特性
を示し、しかも位相変調方式を採用していることから、
分解能・零点安定性に関しては他の方式に勝り、また部
品の大半を光ファイバにより構成し簡単な構造とするこ
とができるので、特性が良好で耐振動、耐衝撃性の高い
安価な光ファイバジャイロを実現できる。
【0017】なお、上記実施例では、光ファイバ偏光子
を樹脂で固定する場合について説明したが、他の固定手
段として、接着剤付テープを偏光子上に巻いて固定した
り、両面に接着剤の付いた両面接着テープを光ファイバ
ループの上に巻き、その上から偏光子ファイバを巻き付
けたりしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果がある。
【0019】(1)請求項1に記載の光ファイバジャイ
ロによれば、耐振動、耐衝撃特性を向上することがで
き、ジャイロ特性の劣化を有効に防止できる。
【0020】(2)請求項2、3の光ファイバジャイロ
によれば、耐振動、耐衝撃特性を一層向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるファイバ形偏光子の固定
構造を示すボビンの横断面図。
【図2】一般的な位相変調方式光ファイバジャイロの構
成図。
【図3】従来例の光ファイバ形偏光子の固定構造を示す
説明図。
【符号の説明】
21 円筒形ボビン 22 光ファイバループ 23 光ファイバ形偏光子 24 樹脂層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角速度を加えられるボビンに巻き付けら
    れ、左右両回り光を伝搬させる光ファイバループへの入
    出射光を単一の偏波とすべく光路中に光ファイバ形の偏
    光子を挿入した光ファイバジャイロにおいて、上記光フ
    ァイバ形偏光子を光ファイバループの上に巻き付けて固
    定したことを特徴とする光ファイバジャイロ。
  2. 【請求項2】上記ファイバ形偏光子を樹脂で固定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ファイバジャイロ。
  3. 【請求項3】上記ファイバ形偏光子を接着剤付テープで
    固定したことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ
    ジャイロ。
JP29006191A 1991-11-06 1991-11-06 光フアイバジヤイロ Pending JPH05126588A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107101650A (zh) * 2017-06-05 2017-08-29 北京菲波森思科技有限公司 一种光纤环制作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107101650A (zh) * 2017-06-05 2017-08-29 北京菲波森思科技有限公司 一种光纤环制作方法
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