JPH05126498A - 飛しよう体発射装置 - Google Patents

飛しよう体発射装置

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JPH05126498A
JPH05126498A JP28780091A JP28780091A JPH05126498A JP H05126498 A JPH05126498 A JP H05126498A JP 28780091 A JP28780091 A JP 28780091A JP 28780091 A JP28780091 A JP 28780091A JP H05126498 A JPH05126498 A JP H05126498A
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JP
Japan
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flow
gas
plate
deflector plate
present
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28780091A
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English (en)
Inventor
Masaru Kodama
優 児玉
Katsumasa Sugiyama
勝昌 杉山
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Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Churyo Engineering Co Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Churyo Engineering Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41FAPPARATUS FOR LAUNCHING PROJECTILES OR MISSILES FROM BARRELS, e.g. CANNONS; LAUNCHERS FOR ROCKETS OR TORPEDOES; HARPOON GUNS
    • F41F3/00Rocket or torpedo launchers
    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
    • F41F3/042Rocket or torpedo launchers for rockets the launching apparatus being used also as a transport container for the rocket
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A23/00Gun mountings, e.g. on vehicles; Disposition of guns on vehicles
    • F41A23/34Gun mountings, e.g. on vehicles; Disposition of guns on vehicles on wheeled or endless-track vehicles
    • F41A23/42Gun mountings, e.g. on vehicles; Disposition of guns on vehicles on wheeled or endless-track vehicles for rocket throwers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41FAPPARATUS FOR LAUNCHING PROJECTILES OR MISSILES FROM BARRELS, e.g. CANNONS; LAUNCHERS FOR ROCKETS OR TORPEDOES; HARPOON GUNS
    • F41F3/00Rocket or torpedo launchers
    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
    • F41F3/0413Means for exhaust gas disposal, e.g. exhaust deflectors, gas evacuation systems

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飛しょう体を車両等から発射する装置におい
て、飛しょう体の噴出ガスによって砂、小石、草木等を
まき上げるのを防止し、また、騒音を減少するようにし
た。 【構成】 飛しょう体3の噴出ガス2の偏流板15を、
噴出ガス2の流れの下流側へ向って凸状をなす曲面から
なるようにし、噴出ガス2をほゞ水平の方向に偏流する
ようにした。また、偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝
突する側に、逆流防止用のブロック、吸音作用のあるメ
ッシュ状材又は抵抗部材を装着した。また更に、偏流板
の飛しょう体の噴出ガスが衝突する側に整流板を装着し
て噴出ガスを水平方向又は斜め上方へ偏流するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛しょう体を車両等か
ら発射する飛しょう体発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両から飛しょう体を発射する装
置は、図50及び図51に示すように、車両7のヒンジ
5まわりに矢印6の方向へ発射筒4を回転させて垂直に
した状態で飛しょう体3を発射させるか、または図52
ないし図54に示すように、車両7のヒンジ5まわりに
矢印6の方向へ発射筒4を回転させて垂直にした状態
で、かつ1枚のソリッドの平板からなる偏流板1を飛し
ょう体3の噴出ガス2に対して斜めに固定して設置した
状態で飛しょう体3を発射させていた。
【0003】車両7が走行して移動する場合には、ヒン
ジ5まわりに矢印6に示すように発射筒4、飛しょう体
3等を車両7側に倒してねかせた状態にして、背を低く
して車両7が前方13へ走行するようにしている。
【0004】飛しょう体3を発射する場合には、支持装
置9で車両7、発射筒4等の重量を支え、発射筒4をヒ
ンジ5まわりに回転して垂直にした状態で飛しょう体3
を発射している。
【0005】なお、図50ないし図54において、8は
車両7の車輪、10は地面、矢印13は前方を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の図50及び図5
1に示す飛しょう体発射装置では、車両7のヒンジ5ま
わりに発射筒4を回転させて垂直にした状態で飛しょう
体3を発射させていたが、飛しょう体3から噴出する噴
出ガス2が直接地面10に衝突して砂、小石、草木等を
まき上げて、発射筒4、車両7等を傷つけたり、循環1
1を発生させて、高温ガスが発射筒4、車両7等にぶつ
かってそれらに物理的損傷や熱損傷等を与えたりして、
不具合を発生させていた。
【0007】また、図52ないし図54に示す他の従来
の飛しょう体発射装置では、車両7のヒンジ5まわりに
発射筒4を回転させて垂直にした状態で、かつ1枚のソ
リッドの平板からなる偏流板1を発射筒4に固定して設
置した状態で飛しょう体3を発射させていた。飛しょう
体3が横から見て、前後に2列になって取付けられてい
るにもかかわらず、1枚の固定されたソリッドの平板か
らなる偏流板1が設置されていたのみであったため、偏
流板1に沿って、図54に示すように、偏流板の1部分
に逆流12の領域が発生して、発射筒4等に熱損傷を与
えたり、偏流板1が固定された状態であったために、飛
しょう体3の噴出ガス2を十分に偏流することができ
ず、逆流12を助長したり、偏流された噴出ガス2が地
面10にぶつかって砂、小石、草木等をまき上げて、発
射筒4、車両7等を傷つけたり、前記図50及び図51
に示す場合と同様に循環を発生させて高温ガスが発射筒
4、車両7等に衝突してそれらに物理的損傷や熱損傷等
を与えたりして、不具合を発生させていた。
【0008】また発射筒4から飛しょう体3を発射する
際に非常に大きな騒音を発生させていて、オペレータや
近傍の人に過大な苦痛を与えており、この騒音を軽減す
ることが強く要求されていた。
【0009】また、ミサイル3からの噴出ガス2が偏流
板1に衝突すると、図54において偏流板1を左側へ押
すような噴出ガスにより偏流板に作用する力14が発生
し、この力が大きすぎると支持装置9で支えきれなくな
って危険になるので、この噴出ガスにより偏流板に作用
する力14を軽減することも強く要求されていた。
【0010】本発明は、従来の装置が有する以上のよう
な問題点を解消して、飛しょう体の噴出ガス2を、安全
確実に、かつ、偏流板に作用する横向きの力も減少させ
て偏流することのできる飛しょう体発射装置を提供しよ
うとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の飛しょう体発射
装置は次の手段を講じた。 (1)飛しょう体の噴出ガスの流れの下流側へ向って凸
状をなす曲面からなる前記噴出ガスの偏流板を有するこ
とを特徴とする。 (2)前記(1)の本発明において偏流板の飛しょう体
の噴出ガスが衝突する側に偏流板より突出するブロック
を装着したことを特徴とする。 (3)前記(1)又は(2)の本発明において、偏流板
の飛しょう体の噴出ガスが衝突する側にメッシュ状材を
装着したことを特徴とする。 (4)前記(1),(2)及び(3)のいずれかの本発
明において、偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝突する
側の後部に抵抗部材を装着したことを特徴とする。 (5)飛しょう体の噴出ガスが衝突する側に多段整流板
を装着した飛しょう体の噴出ガスの偏流板を有すること
を特徴とする。 (6)前記(5)の本発明において、偏流板の飛しょう
体の噴出ガスが衝突する側に偏流板より突出するブロッ
クを装着したことを特徴とする。 (7)前記(5)又は(6)の本発明において、偏流板
の飛しょう体の噴出ガスが衝突する側にメッシュ状材を
装着したことを特徴とする。
【0012】
【作用】前記(1)の本発明では、従来のあるフラット
な平板にかえて、飛しょう体の噴出ガスの流れの下流側
へ向って凸状をなす曲面からなる偏流板を採用している
ので、噴出ガスが偏流板に衝突した際に噴出ガスは偏流
板に沿ってスムーズに後方の下方へ流れ去り、また地面
にほゞ平行な流れを形成し、偏流板で反射して逆流する
ようなことは発生しなくなる。このように、流れがスム
ーズになるので、流れによって発生される騒音も軽減さ
れ、オペレータや近傍の人々に及ぼす苦痛をやわらげる
ことに寄与でき、また、砂、小石、草木等をまき上げる
こともない。
【0013】前記(2)の本発明では、前記(1)の本
発明において、さらに偏流板の飛しょう体の噴出ガスの
衝突する側にブロックを装着しているので、万一飛しょ
う体の噴出ガスに逆流が発生してもこのブロック20で
逆流をさえぎることができ、車両発射筒等に物理的損傷
と熱損傷を及ぼすおそれがなくなる。
【0014】前記(3)の本発明では、前記(1)又は
(2)の本発明において、メッシュ状材を、偏流板の噴
出ガスが衝突側に装着しているので、同メッシュ状材が
吸音材としても作用し、噴出ガスの流れ等が発生する騒
音を軽減してオペレータや近傍の人々に及ぼす苦痛をや
わらげることに寄与できる。また、メッシュ状材は、噴
出ガスの反射を防止するので、逆流が防止される。
【0015】前記(4)の本発明では、前記(1),
(2)又は(3)の本発明において、偏流板の飛しょう
体の噴出ガスの衝突する側の後部に抵抗部材を装着して
いるので、噴出ガスの流れが抵抗部材に衝突して同抵抗
部材に作用する力が発生する。この力の向きは噴出ガス
により偏流板に作用する力と逆方向であるので、これを
打消すように作用し、全体として車両及びその支持装置
に対して作用する力が減少することになる。また、抵抗
部材により、流れが上方に曲げられ、上方へより偏流さ
れるので、騒音の軽減に効果があり、オペレータや近傍
の人々に対する苦痛をやわらげることに寄与すると共
に、流れが地面に衝突しにくゝなり、小石、砂、草木等
をまき上げるおそれがなくなる。
【0016】前記(5)の本発明では、偏流板の飛しょ
う体の噴出ガスが衝突する側に多段の整流板を装着して
いるので、偏流板により偏向された噴出ガスの流れが上
方に曲げられて、地面と衝突しにくゝなり、小石、砂、
草木等をまき上げるおそはなくなり、騒音を軽減するこ
とができオペレータや近傍の人々への苦痛をやわらげる
ことに寄与できる。また同時に、噴出ガスの流れによっ
て多段整流板に作用する力が発生し、この力の向きは噴
出ガスにより偏流板に作用する力とは逆方向であって、
これを打消すように作用し、車両及び車両を支える支持
装置等に作用する力が減少することゝなる。
【0017】前記(6)の本発明では、前記(5)の本
発明において、偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝突す
る側にブロックを装着しているので、万一飛しょう体の
噴出ガスに逆流が発生しても、このブロックによって逆
流がさえぎられ、車両、発射筒等へ熱損傷を及ぼすおそ
れがなくなる。
【0018】前記(7)の本発明では、前記(5)又は
(6)の本発明において、偏流板の飛しょう体の噴出ガ
スが衝突する側にメッシュ状材を装着しているので、メ
ッシュ状材が消音材として作用して騒音を軽減すると共
に、メッシュ状材によって飛しょう体の噴出ガスの反射
が防止されて逆流の発生が防止される。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0020】第1実施例 本発明の第1実施例を、図1及び図2によって説明す
る。図1は本第1実施例の縦断側図面、図2は本第1実
施例の後面図である。
【0021】本第1実施例は、曲面からなり、ヒンジ5
を介して車両7の後端に同ヒンジ5まわりに回転できる
ように取付けられた偏流板15を有する飛しょう体発射
装置であり、同曲面は発射筒4に前後2列に搭載された
飛しょう体3の噴出ガス2の流れの下流側へ向って(下
向きに)凸状に形成されている。なお、図1中矢印13
は前方を示す。
【0022】従って、本実施例では、飛しょう体3から
の下向きの噴出ガス2を偏向して、ほゞ水平方向の流れ
16を形成する。このために、流れ16は地面10に衝
突することがなく、砂、小石、草木等をまき上げて、発
射筒4、車両7等に衝突させて物理的損傷や熱損傷を与
えることはない。
【0023】また、前記偏流板15の噴出ガス2が衝突
する側には、ガラス繊維等からなる吸音材29をはりつ
けており、噴出ガス2や流れ16等によって発生する騒
音を同吸音材29によって軽減して、オペレータや近傍
の人々に与えていた騒音による苦痛をやわらげることに
寄与することができる。
【0024】図1においては、飛しょう体3が横から見
て前後に2列存在している場合を示しているが、飛しょ
う体3は1列としても3列以上としてもよい。また曲面
の下方へ向って凸となっている曲率は、横方向において
一定にしても、横方向において変化するようにしてもよ
い。これらの点は、以下に説明する他の実施例において
も同様である。
【0025】第2実施例 本発明の第2実施例を、図3によって説明する。図3
は、本第2実施例の縦断側面図である。
【0026】本第2実施例は、曲面からなる固形部67
を有し、その固形部67の噴出ガス2が衝突する側に噴
出ガス2と固定部67で偏向された流れ16等が透過で
きるメッシュ状材18を装着している偏流板17を有す
る飛しょう体発射装置である。
【0027】前記固形部67の形状は、前記の第1実施
例の偏流板15の曲面と同様に構成され、同様の作用、
効果、を有している。メッシュ状材18はガラス繊維、
カーボンファイバー等から構成され、噴出ガス2や流れ
16を透過することができる。メッシュ状材18として
は、図4に示すような1層のメッシュ状材61、図5に
示すようなメッシュ状材63,64から成る2層のメッ
シュ状62、及び図6に示すようなメッシュ状材63,
64,66から成る3層のメッシュ状材65等のいずれ
を適用することができる。メッシュ状材の層が多ければ
多いほど偏流、騒音軽減等の効果が大きくなり、メッシ
ュ状材を3層以上とすることができる。
【0028】本第2実施例において、噴出ガス2が偏流
される作用は、前記の第1実施例の場合と同様である。
ガラス繊維、カーボンファイバー等から構成されるメッ
シュ状材18は、熱にも耐えることができ、かつ吸音材
としても作用し、噴出ガス2、流れ16等が発生する騒
音を軽減してオペレータや近傍の人々に与えていた騒音
による苦痛をやわらげることに寄与することができる。
【0029】また、噴出ガス2は、メッシュ状物質18
中で、流れ16が減速され、勿論地面10に衝突するこ
とがないので、砂、小石、草木等をまき上げることな
く、したがって発射筒4、車両7等に衝突して物理的損
傷や熱損傷を与えることはない。同時に噴出ガス2、流
れ16等が発生する騒音も軽減でき、オペレータや近傍
の人々に対する苦痛をやわらげることに寄与できる。
【0030】また、図5及び図6に示される上方のメッ
シュ状材63を密にし、下方のメッシュ状材64を粗に
することによって防音効果と流れ16の減速効果を向上
させることができる。
【0031】第3実施例 本発明の第3実施例を、図7及び図8によって説明す
る。図7は本第3実施例の縦断側面図、図5は本第3実
施例の後面図である。
【0032】本第3実施例は前記の第1実施例におい
て、偏流板にブロック20を装着した曲面からなる偏流
板19を有する飛しょう体発射装置である。
【0033】ブロック20は、偏流板19、噴出ガス2
の衝突する側の表面に垂直に取付けてもよく、垂直でな
く、斜めに取付けてもよい。またブロック20を、横方
向に一定位置に取付けてもよく、横方向に異なる位置
(一定でなく変化して)に取付けるようにしてもよい。
【0034】本第3実施例において、飛しょう体3から
噴出される噴出ガス2が偏流板19に衝突して、万一図
54に示すように逆流12の領域が生じても、このブロ
ック20によって逆流をせきとめることができる。
【0035】前記ブロック20の高さは、飛しょう体3
の種類、噴出ガスの噴出状態により、適当な高さが設定
される(通常5〜30センチメートルのオーダーの高さ
とする)。
【0036】本実施例は、以上に加えて前記第1実施例
と同様な作用及び効果を有する。 第4実施例 本発明の第4実施例を、図9によって説明する。図9
は、本第4実施例の縦断側面図である。
【0037】本第4実施例は、前記の第2実施例におい
て、ブロック20を有している曲面からなる固形部67
を有している。前記ブロック20は固形部67の噴出ガ
ス2が衝突する側に装着され、噴出ガス2、流れ16等
が透過できるメッシュ状材18内に配置されている。
【0038】本第4実施例におけるメッシュ状材18の
作用、効果等は、前記の第2実施例で説明した通りであ
り、ブロック20の作用、効果、等は前記の第3実施例
で説明した通りである。したがって、本第4実施例はこ
れらを合せた作用及び効果を有することとなる。
【0039】第5実施例 本発明の第5実施例を、図10及び図11によって説明
する。図10は本第5実施例の縦断側面図、図11は本
第5実施例の後面図である。
【0040】本第5実施例は、前記の第1実施例におい
て、偏流板の噴出ガス2が衝突する例の後部に抵抗板ま
たは抵抗柱よりなる抵抗部材23を設けた曲面状の偏流
板22を有する。
【0041】本第5実施例では、偏流板22の後端部に
抵抗部材23を装着しており、これに流れ16が衝突し
て同抵抗部材23に作用する力25が作用する。この力
25は、噴出ガス2により偏流板22に作用する力14
とは逆方向に作用し、これを打消すことに寄与できる。
【0042】また、流れ16は、抵抗部材23によっ
て、上方へ曲げられた流れ24となって地面10から遠
ざかることとなり、小石、砂、草木等をまき上げる恐れ
はなくなり好都合である。
【0043】また、上方へ曲げられた流れ24となるこ
と、偏流板22の表面の吸音材29、抵抗部材23の表
面の吸着材19等が噴出ガス2、流れ16等によって発
生する騒音等を軽減することによって、オペレータや近
傍の人々に及ぼす苦痛をやわらげることに寄与できる。
【0044】図10においては、抵抗部材23が横から
見て1列の場合を示しているが、これが2列でも、それ
以上でもよい。また抵抗部材23の高さは、許される範
囲内で高いほどその効果は大きく好都合である。
【0045】また図10及び図11においては、抵抗部
材23の位置は横方向に一定で、かつ、高さも横方向に
一定のもとして示されているが、その位置を一定としな
くてもよく、また、その高さも横方向に変化させるよう
にしてもよい。また、抵抗部材23は偏流板22の後端
部に位置しているが、もっと前方に位置させてもよい。
更に、抵抗部材23としての抵抗板または抵抗柱は平板
的なものでも、円柱状角状柱のものを連続したものでも
よい。
【0046】第6実施例 本発明の第6実施例を、図12によって説明する。図1
2は本第6実施例の後面図である。
【0047】前記の第5実施例の抵抗部材23は横方向
に連続であったのに対して、本第6実施例では、横方向
に不連続な抵抗板または抵抗柱からなる抵抗部材27を
備えている。
【0048】本第6実施例の作用及び効果は前記の第5
実施例と同様である。また、抵抗部材27は横方向に不
連続であるので、その分だけ、材料が少くてすみ、重量
も軽くなり、コストも安くなると共に製作の作業性が向
上する効果がある。
【0049】第7実施例 本発明の第7実施例を、図13によって説明する。図1
3は本第7実施例の縦断側面図である。
【0050】本第7実施例は、前記の第2実施例におい
て、後部に前記第5又は第6実施例における抵抗部材2
3、又は27を有する曲面からなる偏流板28を備えて
いる。
【0051】本実施例は、前記第2実施例の作用及び効
果に加えて、前記第5及び第6実施例の作用及び効果を
有する。
【0052】第8実施例 本発明の第8実施例を、図14及び図15によって説明
する。図14は本第8実施例の縦断側面図、図15は本
第8実施例の後面図である。
【0053】本第8実施例は、前記の第3実施例におい
て、後部に前記第5又は第6実施例における抵抗部材2
3、又は27を有する曲面からなる偏流板30を備えて
いる。
【0054】本第8実施例は、前記の図7及び図8に示
す第3実施例と図10ないし図12に示す第5、6実施
例とを組合せたものに相当し、したがってこれら第3,
5,6実施例を組合せた作用及び効果を有することとな
る。
【0055】第9実施例 本発明の第9実施例を、図16によって説明する。図1
6は本第9実施例の縦断側面図である。
【0056】本第9実施例は、前記の第4実施例におい
て、後部に前記第5又は第6実施例における抵抗部材2
3、又は27を有する曲面からなる偏流板31を備えて
いる。
【0057】本第9実施例は、前記の図9に示す第4実
施例と図10ないし図13に示す第5又は第6実施例と
を組合せたものに相当し、したがって、これらの実施例
を組合せた作用及び効果を合せて有する。
【0058】第10実施例 本発明の第10実施例を、図17及び図18によって説
明する。図17は本第10実施例の縦断側面図、図18
は本第10実施例の後面図である。
【0059】本第10施例は、前記の第1実施例におい
て、後部に斜め上方へ向う折れ曲り部32aを設けた曲
面からなる偏流板32を備えている。
【0060】偏流板32の折れ曲り部32aでは、流れ
16は上方へ曲げられた流れ24となって地面10から
遠ざかることとなり、小石、砂、草木等をまき上げる恐
れはなくなり好都合である。
【0061】また、上方に曲げられた流れ24が発生す
ること、及び偏流板32の表面の吸音材29が噴出ガス
2、流れ16等によって発生する騒音等を軽減すること
によって、オペレータや近傍の人々に及ぼす苦痛をやわ
らげることに寄与できる。
【0062】更に、折れ曲り部32aに流れ16が衝突
して後方へ向う力25が発生し、噴出ガス2により偏流
板に作用する力14を打消すことに寄与でき効果的であ
る。
【0063】前記折れ曲り部32aの大きさ、折れ曲り
の角度等は、飛しょう体の種類、噴出ガスの噴出の状況
等に応じて適当なものとなるように設定するものとす
る。
【0064】また、折れ曲り部32aの形状は、横方向
においてその曲率を一定としてもよく、またその曲率が
横方向において変化するようにしてもよい。
【0065】第11実施例 本発明の第11実施例を、図19によって説明する。図
19は本第11実施例の縦断側面図である。
【0066】本第11実施例は、後部に斜め上方へ向う
折れ曲り部68aを設けた曲面からなる固形部68を有
し、その固形部68の噴出ガス2が衝突する側に噴出ガ
ス2、流れ16等が透過できるメッシュ状材18を装着
している偏流板33を備えている。
【0067】前記固形部68の作用及び効果は前記の第
10実施例と同様である。メッシュ状材18はガラス繊
維、カーボンファイバー等から構成され、噴出ガス2や
流れ16を透過することができるようになっていて、前
記第2実施例におけると同様に、図4に示す1層のメッ
シュ状材61、図5に示す2層のメッシュ状材62、又
は図6に示す3層のメッシュ状材65等を採用すること
ができる。このメッシュ状材の層が多ければ多いほど、
偏流、騒音軽減の効果が大きくなり、メッシュ状材を3
層以上とししてもよい。
【0068】本実施例における噴出ガス2の偏流の作用
は前記の第10実施例の場合と同様である。
【0069】また、メッシュ状材18は、ガラス繊維、
カーボンファイバー等から構成され、熱に耐えることが
でき、かつ吸音材としても作用して、噴出ガス2、流れ
16等が発生する騒音を軽減してオペレータや近傍の人
々に与えていた騒音による苦痛をやわらげることに寄与
できる。
【0070】本第11実施例は、前記第2実施例と第1
0実施例を組合せたものに相当し、以上の作用、効果に
加えて、これら実施例の作用及び効果を組合せた作用及
び効果を奏することができる。
【0071】第12実施例 本発明の第12実施例を、図20及び図21によって説
明する。図20は本第12実施例の縦断側面図、図21
は本第12実施例の後面図である。
【0072】本第12実施例は、前記の第10実施例に
おいて、噴出ガス22の衝突する側にブロック20を有
し後部に斜め上方へ向う折れ曲り部34aを設けた曲面
からなる偏流板34を備えている。
【0073】ブロック20の作用及び効果は前記の第3
実施例と同様であり、折れ曲り部34aを設けた曲面か
らなる偏流板34の作用及び効果は前記の第10実施例
と同様であり、本第12実施例は、これら第3及び第1
0実施例を組合せた作用及び効果を有することになる。
【0074】第13実施例 本発明の第13実施例を、図22によって説明する。図
22は本第13実施例の縦断側面図である。
【0075】本第13実施例は、噴流2の衝突する側に
ブロック20を有し偏流板の後部に斜め上方へ向う折れ
曲り部68aを設けた曲面からなる固形部68を有し、
その固形部68の噴出ガス2が衝突する側に噴出ガス
2、流れ16等が透過できるメッシュ状材18を装着し
た偏流板35を備えた飛しょう体発射装置に係る。
【0076】本第13実施例は、前記の図19に示す第
11実施例に加えて、ブロック20を装着したものに相
当する。
【0077】前記ブロック20の作用及び効果は前記の
図7に示す第3実施例と同様であり、メッシュ状材18
を装着している折れ曲り部を設けた曲面からなる偏流板
35の作用及び効果は前記の第11実施例と同様であ
り、本第13実施例は、これら第3及び第11実施例を
組合せた作用及び効果を有する。
【0078】第14実施例 本発明の第14実施例を、図23及び図24によって説
明する。図23は本第14実施例の縦断側面図、図24
は本第14実施例の後面図である。
【0079】本第14実施例は、複数の曲面からなる偏
流板36を備えている。偏流板36は、図23に示すよ
うに、横から見てやゝ下方へ向って凸になるような複数
の曲面を有する(図23では曲面が2つの場合を示して
いるが、曲面が2つ以上であってもよい)。
【0080】この偏流板36は、飛しょう体3から下方
へ向って噴出される噴出ガス2を偏向してほゞ水平な流
れ16として、地面10と衝突することを防ぎ、したが
って砂、小石、草木等をまき上げて発射筒4、車両7等
にてこれらが衝突して物理的損傷や熱損傷を与えること
を防止する。
【0081】前記偏流板36の噴出ガス2が衝突する側
には、吸音材29(ガラス範囲等からなる)をはりつけ
ており、噴出ガス2や流れ16等によって発生する騒音
を軽減して、オペレータ近傍の人々に与えていた騒音に
よる苦痛をやわらげることに寄与することができる。
【0082】また、図23及び図24に示す曲面の間の
オーバーハング37部(曲面が重ね合わされている部
分)は、省略することもできるが、同オーバーハング部
37を設けた方が、より噴出ガス2を偏流し易いこと、
逆流12を抑えること等に寄与することができ、好都合
である。
【0083】第15実施例 本発明の第15実施例を、図25によって説明する。図
25は本第15実施例の縦断側面図である。
【0084】本第15実施例は、複数の曲面からなる固
形部69の噴出ガス2が衝突する側に噴出ガス2、流れ
16等が透過できるメッシュ状材18を装着している偏
流板38を有する飛しょう体発射装置に係る。
【0085】固形部69の形状は、前記の第14実施例
の偏流板36と同様であって、同様な作用、及び効果を
有している。メッシュ状材18はガラス繊維、カーボン
ファイバー等から構成され、噴出ガス2や流れ16を透
過することができるようになっている。同メッシュ状材
18としては、図4に示す1層のメッシュ状材61、図
5に示す2層のメッシュ状材62、又は図6に示す3層
のメッシュ状材65等を採用することができる。同メッ
シュ状材の層が多ければ多いほど、偏流、騒音軽減、等
の効果が大きくなり、メッシュ状材を4層以上にするこ
ともできる。
【0086】本第15実施例における噴出ガス2の偏流
の作用は前記の第14実施例と同様である。また、ガラ
ス繊維、カーボンファイバー等から構成されるメッシュ
状材18は、熱にも耐えることができ、かつ吸音材とし
ても作用し、噴出ガス2、流れ16等が発生する騒音を
軽減してオペレータや近傍の人々に与えていた騒音によ
る苦痛をやわらげることに寄与することができる。
【0087】更に、噴出ガス2は、メッシュ状材18内
で流れ16が減速され、かつ、地面10に衝突すること
がないので、砂、小石、草木等をまき上げることがな
く、したがって、発射筒4、車両7等にこれらが衝突し
て物理的損傷や熱損傷をを与えることがない。
【0088】第16実施例 本発明の第16実施例を、図26及び図27によって説
明する。図26は本第16実施例の縦断側面図、図27
は本第16実施例の後面図である。
【0089】本第16実施例は、前記の第14実施例に
おいて、ブロック20を有する複数の曲面からなる偏流
板39を備えている。
【0090】本第16実施例は、前記の第14実施例の
作用及び効果を有し、かつ、前記第3実施例において説
明したブロック20の作用及び効果を有している。
【0091】第17実施例 本発明の第17実施例を図28によって説明する。図2
8は本第17実施例の縦断側面図である。
【0092】本第17実施例は、前記の第15実施例に
おいて、複数の曲面からなる固形部69の噴出ガス2が
衝突する側にブロック20を設けた偏流板40を備えて
いる。
【0093】本第17実施例は、固形部69については
前記の第15実施例と同様な、作用及び効果を有してお
り、かつ、これに加えて前記第3実施例において説明し
たブロック20の作用及び効果を有していることとな
る。
【0094】第18実施例 本発明の第18実施例を、図29及び図30によって説
明する。同29は本第18実施例の縦断側面図、図30
は本第18実施例の後面図である。
【0095】本第18実施例は、後方に前記第5又は第
6実施例における抵抗部材23又は27を装着した複数
の曲面からなる偏流板41を備えた飛しょう体発射装置
に係る。
【0096】本第18実施例は、図23、図24に示す
前記第14実施例に加えて、偏流板の後部に部材23又
は27を有している偏流板41を備えている。
【0097】したがって、前記の第14実施例の作用及
び効果と、前記第5及び第6実施例で説明した抵抗部材
23又は27の作用及び効果を合せ有することとなる。
【0098】第19実施例 本発明の第19実施例を、図31によって説明する。図
31は本第19実施例の縦断側面図である。
【0099】本第19実施例は、前記第17実施例にお
けると同様な偏流板42を備え、同偏流板42の複数の
曲面からなる固形部69の後部に、第5又は第6実施例
における抵抗部材23又は27を装着したものである。
【0100】したがって、本19実施例は、前記の第1
7実施例の作用及び効果と第5、第6実施例で説明した
抵抗部材23又は27の作用及び効果を合せ有すること
となる。
【0101】第20実施例 本発明の第20実施例を、図32及び図33によって説
明する。図32は本第20実施例の縦断側面図、図33
は本第20実施例の後面図である。
【0102】本第20実施例は、前記第18実施例にお
けると同様な偏流板43を備え、同偏流板43の噴出ガ
スが衝突する側にブロック20を装置したものである。
【0103】したがって、本第20実施例は、前記の第
18実施例の作用及び効果と第3実施例で説明したブロ
ック20の作用及び効果を合せ有することとなる。
【0104】第21実施例 本発明の第21実施例を、図34によって説明する。図
34は本第21実施例の縦断側面図である。
【0105】本第21実施例は、前記第19実施例にお
けると同様な複数の曲面からなる固形部69をもつ偏流
板44を備え、同固形部69の噴出ガス2が衝突する側
にブロック20を装着したものである。
【0106】したがって本第21実施例は、前記の第1
9実施例の作用及び効果と前記第3実施例で説明したブ
ロック20の作用及び効果を合せ有することとなる。
【0107】第22実施例 本発明の第22実施例を、図35及び図36によって説
明する。図35は本第22実施例の縦断側面図、図36
は本第22実施例の後面図である。
【0108】本第22実施例は、前記の第14実施例に
おいて、偏流後部に斜め上方へ向う折れ曲り部45aを
設けた複数の曲面からなる偏流板45を備えている。
【0109】本実施例では、飛しょう体3からの噴出ガ
ス2がほゞ水平の流れ16となり、さらに偏流板45の
折れ曲り部45aで上方へ曲げられた流れ24が形成さ
れて地面10と衝突することなく、したがって、砂、小
石、草木等をまき上げて発射筒4、車両7等にこれらが
衝突して物理的損傷や熱損傷をを与えることはない。
【0110】偏流板45の噴出ガス2が衝突する側に
は、吸音材29(ガラス繊維等からなる)をはりつけて
おり、これと流れ16が上方へ曲げられた流れ24とな
ることにより、噴出ガス2や流れ16等によって発生す
る騒音を軽減して、オペレータや近傍の人々に与えてい
た騒音による苦痛をやわらげることに寄与することがで
きる。
【0111】前記偏流板45の複数の曲面は、前記の第
14実施例と同様の作用及び効果を有している。
【0112】また、偏流板45の後方の折れ曲り部45
aには、流れ16が衝突して、前方13と反対方向(す
なわち後方に)偏流板に作用する力25が発生する。こ
の偏流板に作用する力25が噴出ガスにより偏流板に発
生する力14を打ち消すように作用して車両7、及び車
両7を支持している支持装置等に有利に作用して好都合
である。
【0113】第23実施例 本発明の第23実施例を、図37によって説明する。図
37は本第23実施例の縦断側面図である。
【0114】本第23実施例は、偏流板の後部に斜め上
方へ向う折れ曲り部70aを設けた曲面からなる固形部
70を有し、その固形部70の噴出ガス2が衝突する側
に噴出ガス2、流れ16等が透過できるメッシュ状材1
8を装着している偏流板46を備えている。
【0115】固形部70については前記の第22実施例
と同様の作用及び効果、を有することとなる。また、メ
ッシュ状材18の作用及び効果は、前記の第2実施例と
同様である。
【0116】第24実施例 本発明の第24実施例を、図38及び図39によって説
明する。図38は本第24実施暦の縦断側面図、図39
は本第24実施例の後面図である。
【0117】本第24実施例は、噴出ガス2の衝突する
側にブロック20を有し、偏流板の後部に斜め上方へ向
う折れ曲り部47aを設けた複数の曲面からなる偏流板
47を備えている。
【0118】本第24実施例は、前記の図32及び図3
3に示す第22実施例に、さらに加えてブロック20を
装着したものであり、第22実施例の作用及び効果と前
記第3実施例で述べたブロック20の作用及び効果を組
せた作用及び効果を挙げることができる。
【0119】第25実施例 本発明の第25実施例を、図40によって説明する。図
40は本第25実施例の縦断側面図である。
【0120】本第25実施例は、ブロック29を噴出ガ
ス2が衝突する側に装置すると共に偏流板の後部に斜め
上方へ向う折れ曲り部70aを設けた曲面から固形部7
0を有し、その固形部70の噴出ガス2が衝突する側に
噴出ガス2、流れ16等が透過できるメッシュ状材18
を装着している偏流板48を備えている。
【0121】本第25実施例は、前記の図37に示す第
23実施例に、さらに加えて、ブロック20を装着した
ものであって、前記第23実施例の作用及び効果と前記
第3実施例で述べたブロック20の作用及び効果を組合
せた作用及び効果を有することとなる。
【0122】第36実施例 本発明の第26実施例を、図41ないし図43によって
説明する。図41は本第26実施例の縦断側面図、図4
2は本第26実施例の縦断側面図詳細図、図43は本第
26実施例の後面図である。
【0123】本第26実施例は、噴出ガス2が衝突する
側に多段整流板50を有し、二重構造方式の偏流板49
を備えた飛しょう体発射装置に係る。
【0124】多段整流板50は、偏流板49の前後に2
個設けられている。前方の多段整流板50は、ほゞ水平
方向に上下に間隔をおいて平行に配置された2枚の板5
0a,50bを備え、下方の板50bには、偏流板49
の上方に間隔をおいて偏流板49と平行に延びる板50
cが取付けられている。後方の多段整流板50は、斜め
上方へ向いて上下に間隔をおいて平行に配置された3枚
の板50d,50e,50fを備え、下方の板50fに
は、偏流板49の上方に間隔をおいて偏流板49と平行
に延びる板50gが取付けられている。前記の板50
c,50gによって偏流板49は二重構造となってい
る。
【0125】前記前方の多段整流板50の前方と前後の
多段整流板50,50の間には、それぞれ噴出ガス2の
うけ口51が形成され、また前記板50gと偏流板49
の後端部で形成される排出口71においては、偏流板4
9の後端49aがほゞ水平方向へ又は上方へ向って折れ
曲っている。また、前記偏流板49と板50a,50
c,50d,50e,50f,50gの噴出ガス2と後
記する内部流52と接する面には吸音材29がはりつけ
られている。
【0126】本第26実施例においては、噴出ガス2
は、うけ口51を通って偏流板49に衝突して多段整流
板50で1部分は整流されて板50a,50b及び板5
0d,50e,50fの間を流れて後方に偏流され、残
る部分は偏流板49の二重構造部、即ち偏流板49と板
50c,50gの間を流れて内部流52を形成して、排
出口71より矢印53に示されるように排出される。排
出口71には、ほゞ水平又は上方へ向う折れ曲り部49
aが設けられているので、排出される内部流52は地面
10に衝突して、砂、小石、草木等をまき上げることが
ない。
【0127】前記偏流板49の二重構造部の上下側およ
び多段整流板50には、前記のように、吸音材29がは
りつけられていて、噴出ガス2、内部流52が発生する
騒音を軽減してオペレータや近傍の人々に及ぼしていた
苦痛をやわらげることに寄与できる。また多段整流板5
0により噴出ガス2が偏流されることによって、騒音軽
減に寄与することができる。
【0128】1部の噴出ガス2は多段整流板50に衝突
して偏流板に作用する力25となり、これが噴出ガス2
により偏流板49に作用する力14と逆方向であるた
め、これを打消すことに寄与することができ効果的であ
る。
【0129】図41及び図42において、前後の多段整
流板50は1および2段のものとして示されているが、
スペースの許す範囲で何段にしてもよい。段数が多い程
偏流騒音軽減等の効果は大きくなる。
【0130】また、図41及び図42において、偏流板
49が平板状となっているが、下方へ向って凸状にする
こともできる。
【0131】第27実施例 本発明の第27実施例を、図44及び図45によって説
明する。図44は本第27実施例の縦断側面図、図45
は本第27実施例の後面図である。
【0132】本第27実施例は、噴出ガス2が衝突する
側に前後に2個の多段整流板55を有すると共に後部に
斜め上方へ向う折れ曲り部54aを有する偏流板54を
備えた飛しょう体発射装置に係る。
【0133】本第27実施例においては、噴出ガス2は
多段整流板55で整流され流れ56、流れ57となって
後方上方へ偏流される。このようにして噴出ガス2が偏
流されると地面10と衝突することがなく、砂、小石、
草木等をまき上げることもなく、したがって車両7、発
射筒4への物理的損傷や熱損傷を与えることがない。
【0134】また、偏流板54の固形部(本体部)72
および多段整流板55の前記流れと接する部分には吸音
材29がはりつけられていて、この吸音材29の効果と
流れ57が上方へ偏流されることとにより、噴出ガス
2、流れ56、流れ57等が発生する騒音を軽減でき、
オペレータや近傍の人々に及ぼしていた苦痛をやわらげ
ることに寄与できる。
【0135】また、前記の流れ56,57が偏流板54
の折れ曲り部に衝突して偏流板54に作用する力25を
発生させ、これが噴出ガス2により偏流板54に作用す
る力14と逆方向であるため,これを打消すことに寄与
でき、効果的である。
【0136】なお,図44及び図45において、偏流板
54は平板状となっているが、下方へ向って凸にするよ
うにしてもよい。また、折れ曲り部54aの長さ、折れ
曲りの角度等に飛しょう体の種類、噴出ガス2の強さ等
により適当に設定するものとする。
【0137】第28実施例 本発明の第28実施例を、図46によって説明する。図
46は本第28実施例の縦断側面図である。
【0138】本第28実施例は、噴出ガス2が衝突する
側に前記第27実施例と同様な2個の多段整流板55を
設け、後部斜め上方へ向う折れ曲り部58aを有し、噴
出ガス2が衝突する側に噴出ガス2、流れ56、流れ5
7等が透過できるメッシュ状材18を装着している偏流
板58を備えた飛しょう体発射装置に係る。
【0139】本第28実施例において、偏流板58の固
形部(本体部)72、多段整流板55等の作用及び効果
は前記の第27実施例と同様であり、また、メッシュ状
材18の作用及び効果は前記第3実施例で述べたところ
と同様であり、したがって、本第28実施例はこれらを
合せた作用及び効果を奏することとなる。
【0140】第29実施例 本発明の第29実施例を図47及び図48によって説明
する。図47は本第29実施例の縦断側面図、図48は
本第29実施例の後面図である。
【0141】本第29実施例は、噴出ガス2が衝突する
側にブロック20と2個の多段整流板55を有し、後部
に斜め上方へ向う折れ曲り部59aを有する偏流板59
を備えた飛しょう体発射装置に係る。
【0142】本第29実施例は、前記の第27実施例
に、さらにブロック20を加えたものに相当し、したが
って、第27実施例と同様な作用、及び効果と第3実施
例で述べたブロック20の作用及び効果を合せた作用及
び効果を有することとなる。
【0143】第30実施例 本発明の第30実施例を、図49によって説明する。図
49は本第30実施例の縦断側面図である。
【0144】本第30実施例は、噴出ガス2が衝突する
側にブロック20と2個の多段整流板55を有し、後部
に斜め上方へ向う折れ曲り部60aを有し、かつ噴出ガ
ス2が衝突する側に噴出ガス2、流れ56、流れ57等
が透過できるメッシュ状材18を装着している偏流板6
0を備えた飛しょう体発射装置に係る。
【0145】本第30実施例は、前記の第28実施例
に、さらにブロック20を加えたものに相当し、したが
って、第28実施例と同様な作用及び効果と前記第3実
施例で述べたブロック20の作用及び効果を合せた作用
及び効果を奏することができる。
【0146】なお、以上本発明の第1ないし第30実施
例について説明したが、これらの実施例を適宜組合せて
適用するようにしてもよい。
【0147】
【発明の効果】本発明は、次の効果をあげることができ
る。
【0148】1.請求項1の本発明では、従来のフラッ
トな平板にかえて飛しょう体の噴出ガスの流れの下流側
へ向って凸状をなす曲面からなる偏流板を用いているの
で、前記噴出ガスの逆流が発生せず、小石、砂、草木等
をまき上げて車両、発射筒等を損傷することのない、騒
音の少い飛しょう体発射装置を提供することができる。
【0149】2.請求項2の本発明では、前記請求項1
の本発明において、偏流板にさらにブロックを装着した
ことによって、たとえ飛しょう体の噴出ガスに逆流が発
生しても、これをさえぎることが可能になり、車両、発
射筒等の損傷を更に十分に防止することができる。
【0150】3.請求項3の本発明では、前記請求項1
又は2の本発明において、さらに偏流板の噴出ガスが衝
突する側にメッシュ状材を装着しているので、同メッシ
ュ状材が吸音材として作用して騒音を軽減し、かつ噴出
ガスの逆流を防止することができる。
【0151】4.請求項4の本発明では、前記請求項1
ないし3の本発明のいずれかにおいて、さらに、偏流板
の飛しょう体の噴出ガスが衝突する側の後部に抵抗部材
を装着しているので、噴出ガスを十分上方へ偏流し、騒
音を小さくし、かつ、噴出ガスによる偏流板に作用する
力を十分小さくすることができる。
【0152】5.請求項5に記載の本発明では、噴出ガ
スが衝突する側に多段整流板を装着した偏流板を備えて
いるので、噴出ガスを十分上方へ偏流して騒音を減少す
ることができ、また噴出ガスによる偏流板に作用する力
を十分小さくすることができる。
【0153】6.請求項6に記載の本発明では、前記請
求項5の本発明において、さらに偏流板の飛しょう体の
噴出ガスが衝突する側にブロックを装着しているため
に、噴出ガスの逆流をさらに確実に防止することができ
る。
【0154】7.請求項7に記載の本発明では,前記請
求項5又は6の本発明において、さらに偏流板の噴出ガ
スが衝突する側にメッシュ状材を装着しているので、よ
り騒音を小さくすることができ、かつ、飛しょう体の噴
出ガスの逆流防止を確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の縦断側面図、
【図2】同第1実施例の後面図、
【図3】本発明の第2実施例の縦断側面図、
【図4】同第2実施例に用いられるメッシュ状材の説明
図、
【図5】同第2実施例に用いられる他のメッシュ状材の
説明図、
【図6】同第2実施例に用いられるさらに他のメッシュ
状材の説明図、
【図7】本発明の第3実施例の縦断側面図、
【図8】同第3実施例の後面図、
【図9】本発明の第4実施例の縦断側面図、
【図10】本発明の第5実施例の縦断側面図、
【図11】同第5実施例の後面図、
【図12】本発明の第6実施例の後面図、
【図13】本発明の第7実施例の縦断側面図、
【図14】本発明の第8実施例の縦断側面図、
【図15】同第8実施例の後面図、
【図16】本発明の第9実施例の縦断側面図、
【図17】本発明の第10実施例の縦断側面図、
【図18】同第10実施例の後面図、
【図19】本発明の第11実施例の縦断側面図、
【図20】本発明の第12実施例の縦断側面図、
【図21】同第12実施例の後面図、
【図22】本発明の第13実施例の縦断側面図、
【図23】本発明の第14実施例の縦断側面図、
【図24】同第14実施例の後面図、
【図25】本発明の第15実施例の縦断側面図、
【図26】本発明の第16実施例の縦断側面図、
【図27】同第16実施例の後面図、
【図28】本発明の第17実施例の縦断側面図、
【図29】本発明の第18実施例の縦断側面図、
【図30】同第18実施例の後面図、
【図31】本発明の第19実施例の縦断側面図、
【図32】本発明の第20実施例の縦断側面図、
【図33】同第20実施例の後面図、
【図34】本発明の第21実施例の縦断側面図、
【図35】本発明の第22実施例の縦断側面図、
【図36】同第22実施例の後面図、
【図37】本発明の第23実施例の縦断側面図、
【図38】本発明の第24実施例の縦断側面図、
【図39】同第24実施例の後面図、
【図40】本発明の第25実施例の縦断側面図、
【図41】本発明の第26実施例の縦断側面図、
【図42】同第26実施例の縦断側面詳細図、
【図43】同第26実施例の後面図、
【図44】本発明の第27実施例の縦断側面図、
【図45】同第27実施例の後面図、
【図46】本発明の第28実施例の縦断側面図、
【図47】本発明の第29実施例の縦断側面図、
【図48】同第29実施例の後面図、
【図49】本発明の第30実施例の縦断側面図、
【図50】従来の飛しょう体発射装置1例の側面図、
【図51】同従来の飛しょう体発射装置の1例の後面
図、
【図52】従来の飛しょう体発射装置の他の例の側面
図、
【図53】同従来の飛しょう体発射装置他の例の後面
図、
【図54】同従来の飛しょう体発射装置の他の例の要部
の側面図である。
【符号の説明】
1 偏流板 2 噴出ガス、 3 飛しょう体 4 発射筒 5 ヒンジ 7 車両 9 支持装置 10 地面 11 循環 12 逆流 13 前方 14 噴出ガスにより偏流板に作用する力 15 偏流板 16 流れ 17 偏流板 18 メッシュ状材 19 偏流板 20 ブロック 21 偏流板 22 偏流板 23 抵抗部材 24 上方へ曲げられた流れ 25 抵抗部材に作用する力 26 偏流板 27 抵抗部材 28 偏流板 29 吸音材 30,31 偏流板 32 偏流板 32a 折れ曲り部 33,34,35,36 偏流板 34a,35a 折れ曲り部 37 オーバーハング部 38,39,40,41,42,43,45 偏流板 45a 折れ曲り部 46,47,48,49 偏流板 49a 折れ曲り部 50 多段整流板 50a,50b,50c,50d,50e,50f,5
0g 板 51 うけ口 52 内部流 54 偏流板 54a 折れ曲り部 55 多段整流板 56 流れ 57 流れ 58 偏流板 58a 折れ曲り部 59 偏流板 59a 折れ曲り部 60 偏流板 60a 折れ曲り部 61 1層のメッシュ状材 62 2層のメッシュ状材 63,64,66 メッシュ状材 65 3層のメッシュ状材 67,68,69,70 固形部 68a,70a 折れ曲り部 71 排出口 72 固形部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛しょう体の噴出ガスの流れの下流側へ
    向って凸状をなす曲面からなる前記噴出ガスの偏流板を
    有することを特徴とする飛しょう体発射装置。
  2. 【請求項2】 偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝突す
    る側に偏流板より突出するブロックを装着したことを特
    徴とする請求項1に記載の飛しょう体発射装置。
  3. 【請求項3】 偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝突す
    る側にメッシュ状材を装着したことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の飛しょう体発射装置。
  4. 【請求項4】 偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝突す
    る側の後部に抵抗部材を装着したことを特徴とする請求
    項1,2及び3のいずれかに記載の飛しょう体発射装
    置。
  5. 【請求項5】 飛しょう体の噴出ガスが衝突する側に多
    段整流板を装着した飛しょう体の噴出ガスの偏流板を有
    することを特徴とする飛しょう体発射装置。
  6. 【請求項6】 偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝突す
    る側に偏流板より突出するブロックを装着したことを特
    徴とする請求項5に記載の飛しょう体発射装置。
  7. 【請求項7】 偏流板の飛しょう体の噴出ガスが衝突す
    る側にメッシュ状材を装着したことを特徴とする請求項
    5又は6に記載の飛しょう体発射装置。
JP28780091A 1991-11-01 1991-11-01 飛しよう体発射装置 Withdrawn JPH05126498A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109470080A (zh) * 2018-10-30 2019-03-15 湖北航天技术研究院总体设计所 一种车载导弹发射导流装置及具有该导流装置的发射车
CN109470079A (zh) * 2018-10-30 2019-03-15 湖北航天技术研究院总体设计所 一种车载导弹发射单面导流器及具有该导流器的发射车
KR102364885B1 (ko) * 2021-08-11 2022-02-18 국방과학연구소 발사체 방출시스템 및 그 발사체 방출시스템용 화염차단장치

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