JPH05126129A - ボルト取付け具 - Google Patents
ボルト取付け具Info
- Publication number
- JPH05126129A JPH05126129A JP3311902A JP31190291A JPH05126129A JP H05126129 A JPH05126129 A JP H05126129A JP 3311902 A JP3311902 A JP 3311902A JP 31190291 A JP31190291 A JP 31190291A JP H05126129 A JPH05126129 A JP H05126129A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- outer shell
- insert
- ceiling
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ボルトを目的物に極めて簡単に取り付け得るよ
うにする。 【構成】開口部に向かって縮小するテーパーの形成され
た内部空間13を有し、場合によっては、その空間の横断
面が多角形である外殻体1と、外形が外殻体1の空間内
壁面に沿った形状を有し、中心部に挿入対象ボルト4の
外径と略等しい大きさの内径の雌ネジ21が形成されてお
り、且つ、軸方向に沿う割り溝22が形成された内挿体2
とよりなっている。
うにする。 【構成】開口部に向かって縮小するテーパーの形成され
た内部空間13を有し、場合によっては、その空間の横断
面が多角形である外殻体1と、外形が外殻体1の空間内
壁面に沿った形状を有し、中心部に挿入対象ボルト4の
外径と略等しい大きさの内径の雌ネジ21が形成されてお
り、且つ、軸方向に沿う割り溝22が形成された内挿体2
とよりなっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、目的物にボルトを取
り付けるための取付け具、例えば、ビルの天井の骨組み
材を吊るすための吊りボルトを天井構造物に取付ける天
井インサート等に関するものである。
り付けるための取付け具、例えば、ビルの天井の骨組み
材を吊るすための吊りボルトを天井構造物に取付ける天
井インサート等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井インサートは、天井構造物中に埋設
して使用するものであり、ベニヤ板に釘で打ちつけてか
らコンクリートを打って埋め込むRC用天井インサート
及び鉄の波板の穴に差し込んでからコンクリートを打っ
て埋め込むデッキ用天井インサートが知られている。そ
の何れも、金属製の本体の一端に雌ねじを切った筒状部
を有するものである。
して使用するものであり、ベニヤ板に釘で打ちつけてか
らコンクリートを打って埋め込むRC用天井インサート
及び鉄の波板の穴に差し込んでからコンクリートを打っ
て埋め込むデッキ用天井インサートが知られている。そ
の何れも、金属製の本体の一端に雌ねじを切った筒状部
を有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの天井インサー
トへの吊りボルトの取り付けは、吊りボルトの先端を天
井インサートの筒状部にあてがい、手で軸回りに回して
その筒状部の雌ねじにねじ込むことによってなされてい
た。ところが、この天井インサートは、900mm間隔
で縦横に天井構造物に埋設されているので、その数は非
常に多く、従って、天井構造物への吊りボルトの取付け
作業は莫大なものである。
トへの吊りボルトの取り付けは、吊りボルトの先端を天
井インサートの筒状部にあてがい、手で軸回りに回して
その筒状部の雌ねじにねじ込むことによってなされてい
た。ところが、この天井インサートは、900mm間隔
で縦横に天井構造物に埋設されているので、その数は非
常に多く、従って、天井構造物への吊りボルトの取付け
作業は莫大なものである。
【0004】この発明は、ボルトを目的物に極めて簡単
に取り付けることができるボルト取付け具を提供するこ
とを目的としている。
に取り付けることができるボルト取付け具を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のボルト取付け具は、開口部に向かって縮
小するテーパーの形成された内部空間を有し、場合によ
っては、その空間の横断面が多角形である外殻体と、外
形が外殻体の空間内壁面に沿った形状を有し、中心部に
挿入対象ボルトの外径と略等しい大きさの内径の雌ネジ
が形成されており、且つ、軸方向に沿う割り溝が形成さ
れた内挿体とよりなるものである。
に、この発明のボルト取付け具は、開口部に向かって縮
小するテーパーの形成された内部空間を有し、場合によ
っては、その空間の横断面が多角形である外殻体と、外
形が外殻体の空間内壁面に沿った形状を有し、中心部に
挿入対象ボルトの外径と略等しい大きさの内径の雌ネジ
が形成されており、且つ、軸方向に沿う割り溝が形成さ
れた内挿体とよりなるものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成されたボルト取付け具にお
いては、外殻体の開口からボルトが差し込まれると、内
挿体の割り溝により径方向の自由度が許容されることに
よって、ボルトは内挿体の奥まで進入して係合する。そ
の後、ボルトに引抜き力が加わると、内挿体は外殻体の
内部テーパーに沿って移動しようとし、内挿体を中心部
に圧迫する力が発生して内挿体の雌ネジがボルトの雄ネ
ジに密着する。
いては、外殻体の開口からボルトが差し込まれると、内
挿体の割り溝により径方向の自由度が許容されることに
よって、ボルトは内挿体の奥まで進入して係合する。そ
の後、ボルトに引抜き力が加わると、内挿体は外殻体の
内部テーパーに沿って移動しようとし、内挿体を中心部
に圧迫する力が発生して内挿体の雌ネジがボルトの雄ネ
ジに密着する。
【0007】
【実施例】実施例1として、図1を参照し、この発明の
ボルト取付け具をRC用天井インサートを例にとって説
明する。
ボルト取付け具をRC用天井インサートを例にとって説
明する。
【0008】この天井インサートは、金属製の外殻体1
と、その内部に挿入されるばね鋼又は通常の鉄製の内挿
体2と、合成樹脂製のスペーサー3とよりなっている。
と、その内部に挿入されるばね鋼又は通常の鉄製の内挿
体2と、合成樹脂製のスペーサー3とよりなっている。
【0009】外殻体1は、平板部11とその中央から下
方に突出し、内挿体2が内挿される空間13を有する筒
部12とより構成されている。平板部11には、釘を通
す孔11aが穿設されている。内部空間13の横断面の
形状は、6角形等の多角形であり、その横断面は、下方
の開口に向けて順次縮小するテーパー状に形成されてい
る。また、その内部空間13の最も奥の部分の周囲に
は、曲面13aが形成されている。
方に突出し、内挿体2が内挿される空間13を有する筒
部12とより構成されている。平板部11には、釘を通
す孔11aが穿設されている。内部空間13の横断面の
形状は、6角形等の多角形であり、その横断面は、下方
の開口に向けて順次縮小するテーパー状に形成されてい
る。また、その内部空間13の最も奥の部分の周囲に
は、曲面13aが形成されている。
【0010】内挿体2は、外面形状が外殻体1の内部空
間13の内壁面に沿った多角形状、且つ、テーパー状に
形成されている。内挿体2の中心部には、挿入すべき吊
りボルト4の外径と同じ大きさの内径の雌ネジ21が形
成されており、周囲には、4本の割り溝22が形成され
ている。
間13の内壁面に沿った多角形状、且つ、テーパー状に
形成されている。内挿体2の中心部には、挿入すべき吊
りボルト4の外径と同じ大きさの内径の雌ネジ21が形
成されており、周囲には、4本の割り溝22が形成され
ている。
【0011】スペーサー3は、外殻体1を収容する貫通
孔31と、その両側に一体に形成され、外殻体平板部1
1の釘孔11aと合致する釘挿通路32とよりなってお
り、その底部が、天井構造物構築の際にベニヤ板上にあ
てがわれる。
孔31と、その両側に一体に形成され、外殻体平板部1
1の釘孔11aと合致する釘挿通路32とよりなってお
り、その底部が、天井構造物構築の際にベニヤ板上にあ
てがわれる。
【0012】このように構成されたRC用天井インサー
トが、外殻体平板部11の釘孔11aからスペーサー3
の釘挿通路32に釘を通してベニヤ板に打ち付けられ、
コンクリートが打たれて埋め込まれたときに、外殻体1
の筒部12入口から吊りボルト4が差し込まれると、内
挿体2の割り溝22が開いて吊りボルト4は奥まで進入
し、内挿体2と吊りボルト4が係合する。内挿体2がば
ね鋼製のものであれば、復元性があるので、係合力は大
きい。その後、吊りボルト4に引抜き力が加わると、内
挿体2は外殻体筒部12の内部テーパーに沿って下に移
動しようとし、内挿体2には中心部に圧迫する力が加わ
る。そのため、内挿体2の雌ネジ21は吊りボルト4の
雄ネジに密着するので、決して外れることはない。
トが、外殻体平板部11の釘孔11aからスペーサー3
の釘挿通路32に釘を通してベニヤ板に打ち付けられ、
コンクリートが打たれて埋め込まれたときに、外殻体1
の筒部12入口から吊りボルト4が差し込まれると、内
挿体2の割り溝22が開いて吊りボルト4は奥まで進入
し、内挿体2と吊りボルト4が係合する。内挿体2がば
ね鋼製のものであれば、復元性があるので、係合力は大
きい。その後、吊りボルト4に引抜き力が加わると、内
挿体2は外殻体筒部12の内部テーパーに沿って下に移
動しようとし、内挿体2には中心部に圧迫する力が加わ
る。そのため、内挿体2の雌ネジ21は吊りボルト4の
雄ネジに密着するので、決して外れることはない。
【0013】次に、図2を参照して第2実施例の説明を
する。これは、基本的には第1実施例のものと変わらな
いので、相違点のみ説明する。
する。これは、基本的には第1実施例のものと変わらな
いので、相違点のみ説明する。
【0014】その相違点は、外殻体筒部12の内部空間
13の横断面を、途中までは同じ大きさとし、内部テー
パーを途中から形成する点、及び内挿体2として、実施
例1と同じものを、外部テーパーが平行となるまで割り
溝22より開いたものを用いる点である。
13の横断面を、途中までは同じ大きさとし、内部テー
パーを途中から形成する点、及び内挿体2として、実施
例1と同じものを、外部テーパーが平行となるまで割り
溝22より開いたものを用いる点である。
【0013】このRC用天井インサートの使用態様も、
実施例1における使用態様と基本的には変わらない。た
だ、吊りボルト4が内挿体2の奥までの挿入されて雌ネ
ジ21の一部と係合したときに、吊りボルト4の進入力
によって内挿体2の割り溝22が閉じ、内挿体2が図1
に示す状態に戻って内挿体2と吊りボルト4が係合する
係合過程が実施例1のものと相違する。その後、吊りボ
ルト4に引抜き力が加わって、内挿体2の雌ネジ21が
吊りボルト4の雄ネジに密着する点は実施例1のものと
同様である。
実施例1における使用態様と基本的には変わらない。た
だ、吊りボルト4が内挿体2の奥までの挿入されて雌ネ
ジ21の一部と係合したときに、吊りボルト4の進入力
によって内挿体2の割り溝22が閉じ、内挿体2が図1
に示す状態に戻って内挿体2と吊りボルト4が係合する
係合過程が実施例1のものと相違する。その後、吊りボ
ルト4に引抜き力が加わって、内挿体2の雌ネジ21が
吊りボルト4の雄ネジに密着する点は実施例1のものと
同様である。
【0013】以上、RC用天井インサートを例にとって
ボルト取付け具の実施例を説明したが、この発明のボル
ト取付け具は、これに限らず、筒状体とボルトを連結す
るあらゆる分野に応用することができる。
ボルト取付け具の実施例を説明したが、この発明のボル
ト取付け具は、これに限らず、筒状体とボルトを連結す
るあらゆる分野に応用することができる。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0015】即ち、ボルトを単に差し込むだけで、目的
物に極めて簡単に取り付けることができる。またその係
合強度は、通常のボルトとナットにおけるものと全く変
わらない大きなものである。また、外殻体の内部空間の
横断面を多角形にし、内挿体の外形も外殻体の空間内壁
面に沿ったものにする場合は、内挿体は外殻体に対して
回転せず、挿入されたボルトも無闇に回転することがな
くなる。
物に極めて簡単に取り付けることができる。またその係
合強度は、通常のボルトとナットにおけるものと全く変
わらない大きなものである。また、外殻体の内部空間の
横断面を多角形にし、内挿体の外形も外殻体の空間内壁
面に沿ったものにする場合は、内挿体は外殻体に対して
回転せず、挿入されたボルトも無闇に回転することがな
くなる。
【図1】この発明の棒状体取付け具の一実施例の縦断面
図である。
図である。
【図2】この発明の棒状体取付け具の他の実施例の縦断
面図である。
面図である。
1 外殻体 2 内挿体 3 スペーサー 4 挿入対象ボルト 13 内部空間 21 雌ネジ 22 割り溝
Claims (2)
- 【請求項1】開口部に向かって縮小するテーパーの形成
された内部空間を有する外殻体と、外形が外殻体の空間
内壁面に沿った形状を有し、中心部に挿入対象ボルトの
外径と略等しい大きさの内径の雌ネジが形成されてお
り、且つ、軸方向に沿う割り溝が形成された内挿体とよ
りなるボルト取付け具。 - 【請求項2】外殻体の内部空間の横断面が多角形である
請求項1に記載のボルト取付け具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311902A JPH05126129A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ボルト取付け具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311902A JPH05126129A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ボルト取付け具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126129A true JPH05126129A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18022792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3311902A Pending JPH05126129A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ボルト取付け具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126129A (ja) |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3311902A patent/JPH05126129A/ja active Pending
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