JPH05126053A - 電磁ポンプ - Google Patents
電磁ポンプInfo
- Publication number
- JPH05126053A JPH05126053A JP28453091A JP28453091A JPH05126053A JP H05126053 A JPH05126053 A JP H05126053A JP 28453091 A JP28453091 A JP 28453091A JP 28453091 A JP28453091 A JP 28453091A JP H05126053 A JPH05126053 A JP H05126053A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- bellows
- movable iron
- spring
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ベロ―の経時的変形を阻止し騒音発生やガス吸
引・吐出量の減少を防止した電磁ポンプを提供する。 【構成】コイルと可動鉄心の底部の間に設けられ、底部
を押圧する第２バネの作用で可動鉄心と固定鉄心の間隙
が経時的に小さくなるのを阻止するようにしたもの。
引・吐出量の減少を防止した電磁ポンプを提供する。 【構成】コイルと可動鉄心の底部の間に設けられ、底部
を押圧する第２バネの作用で可動鉄心と固定鉄心の間隙
が経時的に小さくなるのを阻止するようにしたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用ガス検出器など
に内臓され被測定ガスを吸引する電磁ポンプに係わり、
特に、ベロ―の経時的変形を阻止し騒音発生やガス吸引
・吐出量の減少を防止するようにした電磁ポンプに関す
る。
に内臓され被測定ガスを吸引する電磁ポンプに係わり、
特に、ベロ―の経時的変形を阻止し騒音発生やガス吸引
・吐出量の減少を防止するようにした電磁ポンプに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来から知られている電磁ポンプ
の構成断面図であり、図中、１は吸入口、２は吐出口、
３は可動鉄心、４はブラケット、５はバネ、６はストロ
―ク調整ネジ、７は駆動電源、１００はベロ―１０１，
弁体１０２，及び弁１０３ａ，１０３ｂなどで構成され
たポンプ部、２００はコイル２０１及び固定鉄心２０２
などで構成された電磁石部である。
の構成断面図であり、図中、１は吸入口、２は吐出口、
３は可動鉄心、４はブラケット、５はバネ、６はストロ
―ク調整ネジ、７は駆動電源、１００はベロ―１０１，
弁体１０２，及び弁１０３ａ，１０３ｂなどで構成され
たポンプ部、２００はコイル２０１及び固定鉄心２０２
などで構成された電磁石部である。
【０００３】このような構成からなる従来の電磁ポンプ
において、駆動電源７からコイル２０１に交流電圧が印
加されると、電圧が高くなる部分では可動鉄心３が固定
鉄心２０２に引かれてベロ―１０１が伸びる方向に移動
し、電圧が低くなる部分では磁力が弱まりベロ―１０１
の復元力によってベロ―１０１が元に位置に戻る方向へ
移動する。
において、駆動電源７からコイル２０１に交流電圧が印
加されると、電圧が高くなる部分では可動鉄心３が固定
鉄心２０２に引かれてベロ―１０１が伸びる方向に移動
し、電圧が低くなる部分では磁力が弱まりベロ―１０１
の復元力によってベロ―１０１が元に位置に戻る方向へ
移動する。
【０００４】このようなベロ―１０１の伸縮動作によ
り、弁体１０２に内臓された弁１０３ａ，１０３ｂが作
動し、被測定ガスの吸引と吐出が行われる。一方、バネ
５はベロ―１０１の復元位置を調整し（即ち、ベロ―１
０１のストロ―クを調整し）、その結果、吸引・吐出量
を加減するようになっている。また、ベロ―１０１の最
伸長時、可動鉄心３と固定鉄心２０２が接触して騒音を
発生しないよう可動鉄心３と固定鉄心２０２の間に隙間
ｄが保たれている。
り、弁体１０２に内臓された弁１０３ａ，１０３ｂが作
動し、被測定ガスの吸引と吐出が行われる。一方、バネ
５はベロ―１０１の復元位置を調整し（即ち、ベロ―１
０１のストロ―クを調整し）、その結果、吸引・吐出量
を加減するようになっている。また、ベロ―１０１の最
伸長時、可動鉄心３と固定鉄心２０２が接触して騒音を
発生しないよう可動鉄心３と固定鉄心２０２の間に隙間
ｄが保たれている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述のよ
うな従来例においては、ベロ―１０１が化学材料（例え
ば、ゴム）で作られているうえ、バネ５によってベロ―
１０１が常に引き伸ばされる方向に力を受けている。従
って、ベロ―１０１が経時的に変形し可動鉄心３と固定
鉄心２０２の隙間ｄが保てなくなり、ついには、可動鉄
心３が固定鉄心２０２に接触するまでベロ―１０１の変
形が進行する。このため、騒音を発生したりストロ―ク
が小さくなったりしてガスの吸引・吐出量が減少すると
いう欠点もあった。
うな従来例においては、ベロ―１０１が化学材料（例え
ば、ゴム）で作られているうえ、バネ５によってベロ―
１０１が常に引き伸ばされる方向に力を受けている。従
って、ベロ―１０１が経時的に変形し可動鉄心３と固定
鉄心２０２の隙間ｄが保てなくなり、ついには、可動鉄
心３が固定鉄心２０２に接触するまでベロ―１０１の変
形が進行する。このため、騒音を発生したりストロ―ク
が小さくなったりしてガスの吸引・吐出量が減少すると
いう欠点もあった。
【０００６】本発明は、かかる従来例の欠点などに鑑み
てなされたものであり、その目的は、ベロ―の経時的変
形を阻止し騒音発生やガス吸引・吐出量の減少を防止し
た電磁ポンプを提供することにある。
てなされたものであり、その目的は、ベロ―の経時的変
形を阻止し騒音発生やガス吸引・吐出量の減少を防止し
た電磁ポンプを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、電磁ポンプに
おいて、可動鉄心が接続されたベロ―を有するポンプ部
と、コイル及び固定鉄心を有し可動鉄心が内部を往復動
する電磁石部と、可動鉄心のストロ―クを調節する調節
ネジと、該調節ネジと固定鉄心の間に設けられた第１バ
ネと、コイルと可動鉄心の底部の間に設けられ該底部を
押圧する第２バネとを設け、該第２バネの作用で可動鉄
心と固定鉄心の間隙が経時的に小さくなるのを阻止する
ことによって前記課題を解決したものである。
おいて、可動鉄心が接続されたベロ―を有するポンプ部
と、コイル及び固定鉄心を有し可動鉄心が内部を往復動
する電磁石部と、可動鉄心のストロ―クを調節する調節
ネジと、該調節ネジと固定鉄心の間に設けられた第１バ
ネと、コイルと可動鉄心の底部の間に設けられ該底部を
押圧する第２バネとを設け、該第２バネの作用で可動鉄
心と固定鉄心の間隙が経時的に小さくなるのを阻止する
ことによって前記課題を解決したものである。
【０００８】
【作用】本発明は次のように作用する。即ち、ベロ―が
伸びようとすればする程、コイルと可動鉄心の底部の間
に配置された第２バネは圧縮される方向の力を受ける。
このため、ベロ―を押し戻そうとする力が大きくなり、
可動鉄心と固定鉄心の間隙が小さくなるのを阻止するよ
うに作用する。従って、ベロ―の経時的変形が阻止され
るうえ、吸引用ポンプの吐出工程における復元力の経時
的変形が解消される。
伸びようとすればする程、コイルと可動鉄心の底部の間
に配置された第２バネは圧縮される方向の力を受ける。
このため、ベロ―を押し戻そうとする力が大きくなり、
可動鉄心と固定鉄心の間隙が小さくなるのを阻止するよ
うに作用する。従って、ベロ―の経時的変形が阻止され
るうえ、吸引用ポンプの吐出工程における復元力の経時
的変形が解消される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明について図を用いて詳細に説明
する。図１は本発明実施例の構成説明図であり、図中、
図３と同一記号は同一意味をもたせて使用しここでの重
複説明は省略する。また、５´は図３のバネと同一バル
でなる第１バネ、８はコイル２０１と可動鉄心の底部の
間に配置され可動鉄心３の底部３´を図１の左方向に押
圧する第２バネである。尚、図２は図１と同様本発明実
施例の構成説明図であるが、図１が吸引用ポンプ（本発
明実施例）の吸引工程である伸縮時を示しているのに対
し、図２が吸引用ポンプ（本発明実施例）の吐出工程で
ある圧縮時を示している。
する。図１は本発明実施例の構成説明図であり、図中、
図３と同一記号は同一意味をもたせて使用しここでの重
複説明は省略する。また、５´は図３のバネと同一バル
でなる第１バネ、８はコイル２０１と可動鉄心の底部の
間に配置され可動鉄心３の底部３´を図１の左方向に押
圧する第２バネである。尚、図２は図１と同様本発明実
施例の構成説明図であるが、図１が吸引用ポンプ（本発
明実施例）の吸引工程である伸縮時を示しているのに対
し、図２が吸引用ポンプ（本発明実施例）の吐出工程で
ある圧縮時を示している。
【００１０】以下、図１，図２を用いて本発明実施例の
動作について説明する。上述のような構成からなる本発
明の実施例において、最初、ストロ―ク調整ネジ６によ
ってベロ―１０１のストロ―クが決定される。その後、
駆動電源７がオンにされると、コイル２０１に所定電圧
が印加され、フレミングの法則に従って可動鉄心２０１
が図１の右方向に移動する。このため、ベロ―１０１が
図１のように伸び、弁１０３ａが開となって吸入口１か
ら被測定ガスなどが内室１０４へ導入される。このよう
にして、吸引用ポンプ（本発明実施例）の吸引工程にお
ける動作が行われる。
動作について説明する。上述のような構成からなる本発
明の実施例において、最初、ストロ―ク調整ネジ６によ
ってベロ―１０１のストロ―クが決定される。その後、
駆動電源７がオンにされると、コイル２０１に所定電圧
が印加され、フレミングの法則に従って可動鉄心２０１
が図１の右方向に移動する。このため、ベロ―１０１が
図１のように伸び、弁１０３ａが開となって吸入口１か
ら被測定ガスなどが内室１０４へ導入される。このよう
にして、吸引用ポンプ（本発明実施例）の吸引工程にお
ける動作が行われる。
【００１１】その後、駆動電源７がオフにされると、コ
イル２０１への印加電圧が零となり、可動鉄心２０１は
図１の左方向に移動する。このため、ベロ―１０１が図
２のように縮み、弁１０３ａが閉となって弁１０３ｂが
開となる。従って、吸入口１から内室１０４へ被測定ガ
スなどの導入が遮断され、内室１０４内の被測定ガスな
どが吐出口２から吐出される。このようにして、吸引用
ポンプ（本発明実施例）の吐出工程における動作が行わ
れる。
イル２０１への印加電圧が零となり、可動鉄心２０１は
図１の左方向に移動する。このため、ベロ―１０１が図
２のように縮み、弁１０３ａが閉となって弁１０３ｂが
開となる。従って、吸入口１から内室１０４へ被測定ガ
スなどの導入が遮断され、内室１０４内の被測定ガスな
どが吐出口２から吐出される。このようにして、吸引用
ポンプ（本発明実施例）の吐出工程における動作が行わ
れる。
【００１２】ところで、上述のような吸引工程や吐出工
程において、可動鉄心３は内室１０４の内部圧力，第１
バネ５´の弾性，及び第２バネ８の弾性が均衡するとこ
ろで止まる。また、第２バネ８があるため、ベロ―１０
１が経時的変形が阻止されるうえ、吸引用ポンプ（本発
明実施例）の吐出工程における復元力の経時的変形が解
消される。即ち、前記従来例においては、化学材料（例
えば、ゴム）からなるベロ―１０１の弾性力だけに吐出
工程時の復元力が依存していたが、本発明実施例の場合
は、ベロ―１０１の弾性力以外に第２バネ８の弾性も吐
出工程時の復元力に寄与するため、吐出工程における復
元力の経時的変形が解消される。
程において、可動鉄心３は内室１０４の内部圧力，第１
バネ５´の弾性，及び第２バネ８の弾性が均衡するとこ
ろで止まる。また、第２バネ８があるため、ベロ―１０
１が経時的変形が阻止されるうえ、吸引用ポンプ（本発
明実施例）の吐出工程における復元力の経時的変形が解
消される。即ち、前記従来例においては、化学材料（例
えば、ゴム）からなるベロ―１０１の弾性力だけに吐出
工程時の復元力が依存していたが、本発明実施例の場合
は、ベロ―１０１の弾性力以外に第２バネ８の弾性も吐
出工程時の復元力に寄与するため、吐出工程における復
元力の経時的変形が解消される。
【００１３】このことを、更に詳述すると次のようにな
る。即ち、本発明実施例において、ベロ―１０１が伸び
ようとすればする程、第２バネ８は圧縮される方向の力
を受ける。このため、ベロ―１０１を押し戻そうとする
力が大きくなり、間隙（ｄ）が小さくなるのを阻止する
ように作用する。尚、本発明は上述の実施例に限定され
ることなく種々の変形が可能である。
る。即ち、本発明実施例において、ベロ―１０１が伸び
ようとすればする程、第２バネ８は圧縮される方向の力
を受ける。このため、ベロ―１０１を押し戻そうとする
力が大きくなり、間隙（ｄ）が小さくなるのを阻止する
ように作用する。尚、本発明は上述の実施例に限定され
ることなく種々の変形が可能である。
【００１４】
【発明の効果】以上詳しく説明したような本発明は、電
磁ポンプにおいて、可動鉄心が接続されたベロ―を有す
るポンプ部と、コイル及び固定鉄心を有し可動鉄心が内
部を往復動する電磁石部と、可動鉄心のストロ―クを調
節する調節ネジと、該調節ネジと固定鉄心の間に設けら
れた第１バネと、コイルと可動鉄心の底部の間に設けら
れ該底部を押圧する第２バネとを設け、該第２バネの作
用で可動鉄心と固定鉄心の間隙が経時的に小さくなるの
を阻止するように構成した。このため、本発明によれ
ば、ベロ―の経時的変形を阻止し騒音発生やガス吸引・
吐出量の減少を防止した電磁ポンプが実現する。
磁ポンプにおいて、可動鉄心が接続されたベロ―を有す
るポンプ部と、コイル及び固定鉄心を有し可動鉄心が内
部を往復動する電磁石部と、可動鉄心のストロ―クを調
節する調節ネジと、該調節ネジと固定鉄心の間に設けら
れた第１バネと、コイルと可動鉄心の底部の間に設けら
れ該底部を押圧する第２バネとを設け、該第２バネの作
用で可動鉄心と固定鉄心の間隙が経時的に小さくなるの
を阻止するように構成した。このため、本発明によれ
ば、ベロ―の経時的変形を阻止し騒音発生やガス吸引・
吐出量の減少を防止した電磁ポンプが実現する。
【図１】本発明実施例の構成断面図である。
【図２】本発明実施例の構成断面図である。
【図３】従来例の構成説明図である。
１ 吸入口 ２ 吐出口 ３ 可動鉄心 ４ ブラケット ５，５´，８ バネ ６ ストロ―ク調整ネジ ７ 駆動電源 １００ ポンプ部 ２００ 電磁石部
Claims (1)
- 【請求項１】電磁ポンプにおいて、可動鉄心が接続され
たベロ―を有するポンプ部と、コイル及び固定鉄心を有
し前記可動鉄心が内部を往復動する電磁石部と、前記ベ
ロ―のストロ―クを調節する調節ネジと、該調節ネジと
固定鉄心の間に設けられた第１バネと、前記コイルと可
動鉄心の底部の間に設けられ該底部を押圧する第２バネ
とを具備し、該第２バネの作用で前記可動鉄心と固定鉄
心の間隙が経時的に小さくなるのを阻止することを特徴
とする電磁ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28453091A JPH05126053A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 電磁ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28453091A JPH05126053A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 電磁ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126053A true JPH05126053A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17679665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28453091A Pending JPH05126053A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 電磁ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05126053A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002202062A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Marunaka Seisakusho:Kk | 散布機のポンプ |
| JP2008002335A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Kimoto Denshi Kogyo Kk | 送液ポンプ |
| JP2010117359A (ja) * | 2001-03-26 | 2010-05-27 | Fluilogic Oy | 少量の液体の定量投与のための装置及び方法 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP28453091A patent/JPH05126053A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002202062A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Marunaka Seisakusho:Kk | 散布機のポンプ |
| JP2010117359A (ja) * | 2001-03-26 | 2010-05-27 | Fluilogic Oy | 少量の液体の定量投与のための装置及び方法 |
| JP2008002335A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Kimoto Denshi Kogyo Kk | 送液ポンプ |
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