JPH05126033A - 斜軸式ピストン装置 - Google Patents

斜軸式ピストン装置

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Publication number
JPH05126033A
JPH05126033A JP3290041A JP29004191A JPH05126033A JP H05126033 A JPH05126033 A JP H05126033A JP 3290041 A JP3290041 A JP 3290041A JP 29004191 A JP29004191 A JP 29004191A JP H05126033 A JPH05126033 A JP H05126033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston rod
pistons
piston
cylinder blocks
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3290041A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruaki Yogo
照明 與語
Don Morisu Bobii
ドン モリス ボビ―
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Opton Co Ltd
Original Assignee
Opton Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Opton Co Ltd filed Critical Opton Co Ltd
Priority to JP3290041A priority Critical patent/JPH05126033A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加工が容易で、機構が簡単な斜軸式ピストン装
置を得る。 【構成】略中央が所定角度で屈曲した固定斜軸2の両側
に、シリンダブロック44,46を回転自在に装着する
と共に、シリンダブロック44,46に形成された複数
の摺動孔30,32にそれぞれ往復動可能に挿入された
ピストン60,62により作用室64,66を形成す
る。そして、ピストン60,62の挿入孔60a,62
aを固定斜軸2と平行なピストンロッド68に回転自在
に装着する。また、両シリンダブロック44,46の対
向するピストン60,62をピストンロッド68により
連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作用室に吸入した流体
を加圧して吐出するポンプ又は作用室に供給される圧力
流体の作用により回転駆動するモータとしての斜軸式ピ
ストン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、斜軸式のポンプ・モータで
は、特開昭61−226578号公報にあるように、ピ
ストンの球状の頭部をピストンホルダーの球状の凹部に
嵌合配置すると共に、保持板により頭部を凹部に保持す
るように構成している。そして、回転駆動されるピスト
ンホルダーにより、頭部が凹部内を摺動しながら、ピス
トンを往復運動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、頭部を球状に、また、凹部も球状に
形成しなければならず、更に、保持板により保持できる
ように加工しなければならず、これらの加工形成が大変
であると共に、機構が複雑になるという問題があった。
【0004】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、加工が容易で、機構が簡単な斜軸式ピスト
ン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、略中央が所定角度で屈曲した固定斜軸
の両側に、シリンダブロックを回転自在に装着すると共
に、該シリンダブロックに形成された複数の摺動孔にそ
れぞれ往復動可能に挿入されたピストンにより作用室を
形成し、更に、前記ピストンを前記固定斜軸と平行なピ
ストンロッドに回転自在に装着すると共に、前記両シリ
ンダブロックの対向する前記ピストンを前記ピストンロ
ッドにより連結したことを特徴とする斜軸式ピストン装
置の構成がそれである。
【0006】
【作用】前記構成を有する斜軸式ピストン装置は、シリ
ンダブロックが回転駆動されると、あるいは、作用室に
圧力流体が供給されると、ピストンロッドにより連結さ
れて、両シリンダブロックが固定斜軸の廻りに回転す
る。この回転により、ピストンロッドが固定斜軸の廻り
に旋回すると共に、ピストンがピストンロッドの廻りに
回転しながら往復動する。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例である斜軸式ピスト
ン装置の断面図である。2は固定斜軸であり、そのほぼ
中央で所定角度で、本実施例では45度の角度で屈曲さ
れている。この固定斜軸2のほぼ中央には、大径部4が
形成され、その両側にそれぞれ軸部6,8が形成されて
いる。
【0008】そして、両軸部6,8に、ベアリング1
0,12を介して、回転可能に支承されたロッドカバー
14,16が向い合わせに装着され、このロッドカバー
14,16には、本実施例では、同一円周上に、8個の
貫通孔18,20(一部のみ図示する)がそれぞれ等間
隔で形成されている。
【0009】また、ロッドカバー14,16に続いて、
シリンダ部26,28の中央に形成された装着孔22,
24に、両軸部6,8が回転可能にそれぞれ挿入されて
装着されており、このシリンダ部26,28には、前記
貫通孔18,20と同芯上に、それぞれ8個の摺動孔3
0,32(一部のみ図示する)が形成されている。
【0010】そして、この摺動孔30,32と前記装着
孔22,24とが連通するように、ロッドカバー14,
16と反対側の端面に、それぞれ連通溝34,36が形
成されている。更に、この両シリンダ部26,28に並
んで、両軸部6,8に、ベアリング37a,37bを介
して、回転可能に支承されたヘッドカバー38,40が
装着されている。この一方のヘッドカバー38の外周に
は、ベルト溝42が形成されている。
【0011】尚、本実施例では、前記両ロッドカバー1
4,16、両シリンダ部26,28、両ヘッドカバー3
8,40が、それぞれ図示しないタイロッドにより一体
的にされて、両シリンダブロック44,46を形成して
いる。また、両軸部6,8には、カラー48,50が装
着されると共に、それぞれ脚部材52,54が装着さ
れ、ボルト56,58により、軸部6,8に固定されて
いる。この脚部材52,54は、図示しない固定ベース
に固定されている。
【0012】一方、前記摺動孔30,32には、それぞ
れピストン60,62が、摺動可能に挿入されており、
シリンダ部26,28、ヘッドカバー38,40、ピス
トン60,62に囲まれて作用室64,66が形成され
ている。このピストン60,62の中央には、挿入孔6
0a,62aが形成されており、この挿入孔60a,6
2aには、固定斜軸2と平行な、即ち、そのほぼ中央が
前記所定角度に屈曲されたピストンロッド68の端が、
回転自在に装着されている。
【0013】しかも、両シリンダ部26,28に挿入さ
れ対向している1個のピストン60と他方の1個のピス
トン62とが、同一のピストンロッド68の両端に装着
され、止め輪70,72により抜け止めされて、両ピス
トン60,62が連結されている。
【0014】更に、固定斜軸2の両端にそれぞれ吸入孔
74,76、吐出孔78,80が、形成されている。図
2に示すように(一方のみ図示する)、前記吸入孔74
は、軸部6の軸方向に、前記連通溝34の深さまで形成
されると共に、シリンダブロック44の回転によりピス
トン60が上死点TDCを過ぎ下死点BDCに至るまで
の間、連通溝34を介して作用室64に連通するように
形成されている。そして、吐出孔78は、ピストン60
が上死点TDCに達する直前に、連通溝34を介して作
用室64に連通するように形成されている。尚、他方の
吸入孔76、吐出孔80についても同様である。
【0015】一方、ヘッドカバー38のベルト溝42に
は、本実施例では、図示しないベルトが掛けられ、エン
ジンで回転駆動されるように構成されている。次に、本
実施例の斜軸式ピストン装置の作動について説明する。
まず、エンジンが回転駆動されると、図示しないベルト
を介して、ヘッドカバー38に伝達され、シリンダブロ
ック44が固定斜軸2の廻りに回転され、また、他方の
シリンダブロック46も、ピストンロッド68により、
一方のシリンダブロック44の回転が伝達され、固定斜
軸2の廻りに回転される。
【0016】シリンダブロック44,46の固定斜軸2
の廻りの回転により、ピストンロッド68が固定斜軸2
の廻りに旋回すると共に、ピストン60,62は、摺動
孔30,32内を摺動する。この際、ピストンロッド6
8は、固定斜軸2の廻りに旋回するが、屈曲しているこ
とから自転はしない。
【0017】また、シリンダブロック44,46が固定
斜軸2の廻りに回転することから、シリンダブロック4
4,46とピストンロッド68との間には、相対的な回
転差が生じる。よって、シリンダブロック44,46内
のピストン60,62の挿入孔60a,62a内で、ピ
ストンロッド68が相対的に回転する。
【0018】これにより、作用室64,66が、拡張・
収縮を繰り返し、ピストン60,62が上死点TDCに
ある状態から下死点BDCに達するまでの間は、拡張
し、図2に示すように、作用室64,66は、連通溝3
4,36を介して吸入孔74,76と連通して、空気を
吸入する。
【0019】下死点BDCに達すると、連通溝34,3
6は、固定斜軸2の軸部6,8により閉塞される。そし
て、作用室64,66は、下死点BDCから上死点TD
Cに達するまでの間は、収縮し、作用室64,66内の
空気が圧縮される。続いて、作用室64,66が、上死
点TDCに達する直前に、連通溝34,36を介して吐
出孔78,80に連通し、圧縮空気が吐出孔78,80
から吐出される。
【0020】前述した如く、本実施例の斜軸式ピストン
装置は、固定斜軸2の両側にそれぞれシリンダブロック
44,46を備え、対向するピストン60,62をピス
トンロッド68により回転自在に連結した。よって、一
方のシリンダブロック44を回転するだけで、両方のシ
リンダブロック44,46が回転し、しかも、屈曲した
ピストンロッド68で両ピストン60,62を連結する
だけで、ピストン60,62が往復運動を行う。従っ
て、球面加工等の複雑、高度な加工を行なうことなく構
成できる。また、球面軸受け等の機構を用いることな
く、ピストンロッド68で連結するだけで構成できるの
で、機構が簡単になる。
【0021】尚、本実施例では、斜軸式ピストン装置を
ポンプとして用いた場合を例としたが、吸入孔74,7
6に圧縮空気を供給することにより、モータとして用い
ることができる。また、空気に限らず、他の気体でもよ
く、あるいは、液体であっても同様に実施可能である。
更に、ピストン数は、8個に限らず、必要に応じて決定
すればよい。
【0022】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の斜軸式ピス
トン装置は、ピストンロッドで両ピストンを連結したの
で、球面加工等の複雑、高度な加工を行なうことなく構
成できる。また、球面軸受け等の機構を用いることな
く、ピストンロッドで連結するだけで構成できるので、
機構が簡単になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての斜軸式ピストン装置
の断面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【符号の説明】
2…固定斜軸 30,32…摺動孔 44,
46…シリンダブロック 60,62…ピストン 64,66…作用室
68…ピストンロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央が所定角度で屈曲した固定斜軸の
    両側に、シリンダブロックを回転自在に装着すると共
    に、該シリンダブロックに形成された複数の摺動孔にそ
    れぞれ往復動可能に挿入されたピストンにより作用室を
    形成し、更に、前記ピストンを前記固定斜軸と平行なピ
    ストンロッドに回転自在に装着すると共に、前記両シリ
    ンダブロックの対向する前記ピストンを前記ピストンロ
    ッドにより連結したことを特徴とする斜軸式ピストン装
    置。
JP3290041A 1991-11-06 1991-11-06 斜軸式ピストン装置 Pending JPH05126033A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3290041A JPH05126033A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 斜軸式ピストン装置

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JP3290041A JPH05126033A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 斜軸式ピストン装置

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JPH05126033A true JPH05126033A (ja) 1993-05-21

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ID=17751021

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3290041A Pending JPH05126033A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 斜軸式ピストン装置

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JP (1) JPH05126033A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101409572B1 (ko) * 2013-02-28 2014-06-20 주식회사프로스트 사이클 로드 타입의 왕복 피스톤 압축기
CN106567740A (zh) * 2015-10-09 2017-04-19 熵零控股股份有限公司 一种柱塞流体机构

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