JPH051259B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH051259B2
JPH051259B2 JP21258182A JP21258182A JPH051259B2 JP H051259 B2 JPH051259 B2 JP H051259B2 JP 21258182 A JP21258182 A JP 21258182A JP 21258182 A JP21258182 A JP 21258182A JP H051259 B2 JPH051259 B2 JP H051259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
hydrogen
alkyl
enyl
hexahydro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21258182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58103365A (ja
Inventor
Jerarudo Shepaado Robin
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
John Wyeth and Brother Ltd
Original Assignee
John Wyeth and Brother Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by John Wyeth and Brother Ltd filed Critical John Wyeth and Brother Ltd
Publication of JPS58103365A publication Critical patent/JPS58103365A/ja
Publication of JPH051259B2 publication Critical patent/JPH051259B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はm−ヒドロキシフエニル置換化合物の
製造に用いられる中間体に関する。
多くのm−ヒドロキシフエニル置換化合物は公
知であつて、特に医薬として有用である。メプタ
ジノール(meptazinol)のような3−ヒドロキ
シフエニル−ヘキサヒドロアゼピン鎮痛剤は、例
えば英国特許明細書第1285025号に開示されてい
る。プロフアドール(profadol)及びその関連ピ
ロリジン類はJ.Med.Chem.第8巻316頁(1965年)
及びベルギー特許明細書第850777号に記載されて
おり、一方ミフアドール(my fadol)及びその
関連ピペリジン類はJ.Med.Chem.第8巻313頁
(1965年)に記載されている。ここに本発明者ら
は、m−ヒドロキシフエニル置換化合物を製造す
る新規な方法を見い出した。本製造法は、前記の
ごとき薬理上活性な化合物の製造に用いることが
できる。
本製造法によれば、一般式(): 〔式中、Rは有機基、R1は水素または有機基、
Xは塩素または臭素を意味する〕 で示される化合物を強い求核酸触媒の存在下に脱
ハロゲン化水素を行なうことにより、一般式
(): 〔式中、Rは有機基、R1は水素または有機基を
意味する〕 で示されるm−ヒドロキシフエニル置換化合物が
得られる。
R1が有機基である場合、有機基RおよびR1
共に脂肪族、芳香族または異項環の基であつてよ
い。該基は官能基を含む置換基であつてもよい。
ある種の置換基は反応条件下で変化しうるので、
出発物質中のRまたはR1は生成物中の有機基R
またはR1と異なることがある。
好ましくはR1は水素である。Rが異項環基で
あるとき、例えばそれは1またはそれ以上のヘテ
ロ原子を含む単環式または二環式の異項環基であ
つてよい。該単数または複数のヘテロ原子は、例
えば酸素、イオウまたは窒素であつてもよい。異
項環基の例としてはピロリジン、ピペリジン及び
ヘキサヒドロアゼピン基、特に式(): 〔式中は、nは2、3または4(好ましくは4)、
R2は水素または低級アルキル、R3は水素、低級
アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シ
クロアルキル(低級)アルキルまたはアリール
(低級)アルキルを意味する〕 で示される基が挙げられる。ここで用いられる
「低級」なる語は該基が1ないし6の炭素原子を
含むことを意味する。該基は好ましくは1ないし
4の炭素原子を含む。例えば低級アルキル基が好
まいしはメチル、エチル、プロピルまたはブチル
である。低級アルケニル基および低級アルキニル
基の例としてはアリル、プロパギル、3,3−ジ
メチルアリル及び1−メチル−2−プロピルが挙
げられる。シクロアルキル(低級)アルキルの例
としてはシクロプロピルメチルが挙げられる。ア
リール(低級)アルキルの例としてはフエネチル
またはベンジルが挙げられる。ここで該フエニル
基はハロゲン、アルコキシ、トリフルオロメチル
または他の薬化学上公知の置換基のような1また
はそれ以上の置換基により置換されていてよい。
Xが前記の意味を有し、R1が水素、低級アル
キル、フエニルまたは置換フエニル(好ましくは
水素)であり、かつRが式()である一般式
()の化合物は新規化合物であり、本発明によ
り提供される。
すなわち、本発明は、式: [式中、R1′は水素、低級アルキル、フエニルま
たは置換フエニルXは塩素または臭素、nは2、
3または4、R2は水素または低級アルキル、R3
は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級ア
ルキニル、シクロアルキル(低級)アルキルまた
はアリール(低級)アルキルを意味する]で示さ
れる化合物を提供するものであり、R1′で示され
るフエニルの置換基としては前記R3について挙
げられたものと同様な基が挙げられる。
R1が水素であり、かつRが式()(式中、R2
は低級アルキル、R2及びnは前記に同じ)であ
る式()の化合物は、例えば水素化リチウムア
ルミニウムのような水素移動剤を用いて還元し、
式(): 〔式中、R4は低級アルキル、nおよびR3は前記
に同じ〕 で示される化合物としてもよい。一般式()の
化合物は、例えば前記文献にて説明したように鎮
痛剤またはその中間体として有用である。R3
メチル、nが4、R4がエチルである一般式()
の化合物は鎮痛剤を有するメプタジノールであ
る。Rが式()であつて、その式中R2が水素
である式()の化合物はC−アルキル化して、
R2が低級アルキルである対応する化合物を与え
うる。式()の化合物、すなわちR3が水素で
ある式()の化合物はN−アルキル化して、
R3が低級アルキル、低級アルケニル、低級アル
キニル、シクロアルキル(低級)アルキル、また
はアリール(低級)アルキルである化合物を与え
うる。さらに該還元、C−アルキル化およびN−
アルキル化工程は、例えば英国特許明細書
1285025号および欧州特許明細書第0003253号に記
載されている。
前記製造法は、例えばRがカルボキメチル基ま
たは−CH2COO(低級)アルキルのようなその誘
導体であつて、R1が(低級)アルキル、フエニ
ルまたはクロロフエニルのような置換フエニル
(置換基R1は、Rおよびヒロドキシの両方に対し
てメタに位置する)である式()の化合物の製
造においても用いることができる。該化合物は抗
炎症作用を有し、あるいはTamuraら、J.Med.
Chem.第20巻、709〜714頁(1977年)に開示の抗
炎症化合物の中間体として有用である。
前記製造法は、R1が水素で、かつRが式
(): 例えば式(): で示されるm−ヒドロキシフエニル置換化合物な
どである式()で示される化合物の製造にも用
いることができる。該化合物は、一般式(): 〔式中、Xは塩素または臭素(好ましくは臭素)
を意味する〕 で示される化合物を前記製造法により脱ハロゲン
化水素して製造される。
一般式()の生成物は、例えば水素移動剤
(好ましくはボラン−テトラヒドロフラン錯体)
を用いて還元され、式(): で示される3−(1−プロピル−3−ピペリジニ
ル)フエノールを与えうる。
一般式()の化合物およびその医薬上許容さ
れる酸付加塩は公知であつて、選択的ドーパミン
自動受容体作用剤といわれており、例えば中枢ド
ーパミン自動受容伝達系の障害を伴なう疾病の治
療に用いることができる。
前記製造法は塩化メチレン、クロロホルムまた
は酢酸のような溶媒中で、例えば実質的に無水の
条件下に行なうことができる。該反応は室温で進
行しうる。強い求核酸触媒は、例えば臭化水素ま
たは塩化水素であつてよい。前記製造法は従来の
芳香化の方法に対して有利である。すなわち本発
明の出発物質は通常容易に分離され、工程は温和
な条件が用いられるとともに大規模での取り扱い
が困難で多ブロム化生成物を与える傾向のある臭
素の使用を避け得る。
出発物質である式()の物質は、一般式
(): 〔式中、XおよびR1は前記に同じ、Qは低級ア
ルコキシ、ベンジルオキシもしくはトリアルキル
−、トリアリール−またはトリアラルキル−シロ
キシ(例えばトリメチル−シロキシ)のような加
水分解可能な保護基を意味する〕 で示される2−ハロシクロヘキサノン誘導体を求
核剤と反応させ、ついで核生成物を加水分解する
ことにより製造することができる。例えば式
()中のRが式()の基である場合、該求核
剤は一般式(): 〔式中、nおよびR2は前記に同じ、R5は水素、
低級アルキルアリール(低級)アルキルもしくは
トリアルキル−、トリアリール−またはトリアラ
ルキル−シリルを意味する〕 で示されるラクタムのアニオンまたはジアニオン
であつてよい。
式()で示されるアニオンまたはジアニオン
の製造および反応は、例えば欧州特許明細書第
0003253号に開示されている。式()中のRが
式()である場合、請求核剤は一般式(XI): で示されるラクタムのアニオン(好ましくはナト
リウム、カリウム、リチウムまたはMgHalアニ
オン)であつてよい。ラクタムのアニオンは該ラ
クタムを例えばリチウムジイソプロピルアミドと
反応させて製造することができる。
一般式()で示される2−ハロシクロヘキサ
ノン誘導体は公知であるか、または下記の方法に
より製造することができる。
ハロゲン化工程(XI)→(XII)は公知の方法に
より(例えば四塩化炭素のような溶媒中N−ブロ
モスクシンイミドまたはN−クロロスクシンイミ
ドと、またはクロロホルムのような溶媒中塩化ス
ルフリルと、または塩素もしくは臭素と反応させ
ることにより)行なうことができる。しかしなが
ら高収率を得るために水性臭化水素酸中水性臭化
カリウムを用いて臭素化するか、またはクロラミ
ン(Chloramine)T(N−クロロ−4−メチルベ
ンゼンズルホンアミドナトリウム塩)の水性溶液
で塩素化するのが好ましい。
ハロゲン化工程()→()も公知の方法
により進行し得る。この工程において、Xは臭素
であるのが好ましく、臭素化は臭素を用いて例え
ば酢酸ナトリウム/酢酸中で、もしくはN−ブロ
モスクシンイミドを用いて例えば四塩化炭素中で
行なうことができる。しかしながら臭素化はジク
ロロエタンまたはアセトニトリルのようなより強
い極性溶媒中にてN−ブロモスクシンイミドを用
いて行なうのが好ましい。
工程(XI)→()および(XII)→()は
公知の方法により進行しえ、例えば(XI)または
(XII)はトルエンのような溶媒中で酸の存在下に
アルコールと反応させ、水を共沸除去することに
より行ない得る。アルキル化の他の方法は、本願
と同時に出願した本出願人の係属中の英国出願に
記載されている。該出願は英国特許出願第
8136364号および第8211201号を基礎に優先権主張
しており、その発明の名称は「3−アルコキシシ
クロアルク−2−エン−1−オン類」である。化
合物(XI)または(XII)とシリル化剤(有機塩基
の存在下における塩化トリメチルシリルなど)と
の反応によりQがトリアルキル−、トリアリール
−またはトリアラルキル−シリルオキシである化
合物が得られる。
以下に本発明を実施例によりさらに詳しく説明
する。
実施例 1 3−(2−クロロ−3−オキソシクロヘキシ−
1−エニル)−ヘキサヒドロ−1−メチルアゼ
ピン−2−オン リチウムジイソプロピルアミドをn−ブチルリ
チウム6.45ml(ヘキサン中1.55M)およびテトラ
ヒドロフラン10ml中ジイソプロピルアミン1.4ml
より得る。これを0℃にて1−メチルカプロラク
タム1.27gで処理し、次いでTHF5ml中2−クロ
ロ−3−メトキシシクロヘキセノン1.61gで処理
する。該反応混合物を5分間撹拌し、ついで冷
2N塩酸に注ぐ。0.5時間後トルエンを加えると層
が分離する。有機層を水性NaOHおよび水で洗
浄、乾燥し、ついで蒸発させて結晶生成物1.9g
を得る。融点118〜120℃。
元素分析値、C13H18ClNO2として 実測値(%):C、61.4;H、7.3;N、5.3 計算値(%):C、61.1;H、7.1;N、5.5 実施例 2 3−(2−ブロモ−3−オキソシクロヘキシ−
1−エニル)−ヘキサヒドロ−1−メチルアゼ
ピン−2−オン リチウムジイソプロピルアミンをヘキサン中n
−ブチルリチウム12.9ml(1.55M)およびTHF13
ml中ジイソプロピルアミン2.8mlより製造する。
該混合物を1−メチルカプロラクタム2.54g、つ
いでTHF15ml中2−プロモ−3−メトキシシク
ロヘキセノン4.1gで処理する。1分後該反応混
合物を5NHCl8mlおよび冷水100ml中に注ぐ。0.5
時間後エーテルを加え、有機層を分離し、乾燥、
蒸発させる。酢酸エチルより残渣を再結晶させ、
標記化合物4.9gを得る。融点112〜115℃(分解) 元素分析値、C13H18BrNO2として 実測値(%):C、51.7;H、6.2;N、4.7 計算値(%):C、52.0;H、6.0;N、4.7 実施例 3 実施例1および2と同様の方法により、3−エ
チル−1−メチルヘキサヒドロアゼピン−2−オ
ンの適当なハロマグネシウムアニオンを用いて下
記の化合物を製造した。
(a) 3−(2−ブロモ−3−オキソシクロヘキシ
−1−エニル)−3−エチル−ヘキサヒドロ−
1−メチルアゼピン−2−オン、融点106〜107
℃。
元素分析値、C15H22BrNO2として 実測値(%):C、54.7;H、6.8;N、4.2 計算値(%):C、54.9;H、6.8;N、4.3 (b) 3−(2−クロロ−3−オキソシクロヘキシ
−1−エニル)−3−エチルヘキサヒドロ−1
−メチルアゼピン−2−オン、融点115〜116
℃。
元素分析値、C15H22ClNO2として 実測値(%):C、63.7;H、7.9;N、4.85 計算値(%):C、63.5;H、7.8;N、4.9 参考例 1 ヘキサヒドロ−3−(3−ヒドロキシフエニル)
−1−メチル−2H−アゼピン−2−オン (a) 塩化メチレン10ml中3−(2−ブロモ−3−
オキソシクロヘキシ−1−エニル)−ヘキサヒ
ドロ−1−メチルアゼピン−2−オン1.48gを
酢酸中48%HBrで処理する。3時間後、水を
加え減圧下に有機溶媒を除去する。水性溶液か
ら再結晶して生成物844mgを得た。融点190〜
192℃。これは標準品と同一であつた。
(b) クロロホルム60ml中3−(2−ブロモ−3−
オキシヘキシ−1−エニル)−ヘキサヒドロ−
1−メチルアゼピン−2−オン6gの溶液を酢
酸1ml中48%HBrで処理する。4時間後、
NMRが反応の完結を示した。水性アンモニア
を加え、有機溶媒を減圧下に除去し、標記化合
物を結晶固体として得る。融点192〜193℃
(EtOAc)。
参考例 2 ヘキサヒドロ−3−(3−ヒドロキシフエニル)
−1−メチル−2H−アゼピン−2−オン (a) 溶媒としてクロロホルムを使用 クロロホルム50ml中3−(2−クロロ−3−
オキソシクロヘキシ−1−エニル)−ヘキサヒ
ドロ−1−メチルアゼピン−2−オン5.12gの
溶液を酢酸2ml中48%HBrで処理する。12時
間後、有機溶媒を減圧下に除去し、得られた残
渣を水性アンモニアでトリチユレートして標記
化合物を得る。融点192〜193℃(EtOAc)。
(b) 溶媒として酢酸を使用 氷酢酸50ml中3−(2−クロロ−3−オキソ
シクロヘキシ−1−エニル)−ヘキサヒドロ−
1−メチルアゼピン−2−オン5.12gの溶液を
酢酸2ml中48%HBrで処理する。12時間後、
反応混合物を水に注ぎ、得られた残渣を去し
標記化合物を得る。融点192〜193℃
(EtOAc)。
参考例 3 へキサヒドロ−3−エチル−3−(3−ヒドロ
キシフエニル)−1−メチル−2H−アゼゼン−
2−オン ジクロロメタン70ml中3−(2−ブロモ−3−
オキソシクロヘキシ−1−エニル)−3−エチル
ヘキサヒドロ−1−メチルアゼピン−2−オン
6.57gの溶液を酢酸1ml中48%HBrで処理する。
3時間後、NMRが反応の完了を示した。該溶媒
を減圧下に除去し、残渣を水性アンモニアでトリ
チユレートして標記化合物を白色結晶固体として
得る。融点178〜180(EtOAc)。
参考例 4 ヘキサヒドロ−3−エチル−3−(3−ヒドロ
キシフエニル)−1−メチル−2H−アゼピン−
2−オン ジクロロメタン60ml中3−(2−クロロ−3−
オキソシクロヘキシ−1−エニル)−3−エチル
ヘキサヒドロ−1−メチルアゼピン−2−オン
5.68gの溶液を酢酸2ml中48%HBrで処理する。
12時間後、該混合物を過剰の水性アンモニアで処
理し、該有機溶媒を減圧下に除去し、ついで得ら
れた固体を去して標記化合物を得る。融点178
〜180℃(EtOAc)。
実施例 4 3−(2−ブロモ−3−オキソシクロヘキシ−
1−エニル)−1−プロピル−2−ピペリドン ベンゼン40ml中1−プロピル−2−ピペリドン
50mMのの溶液をリチウムジイソプロピルアミド
の溶液(例えばヘキサン32.3ml(50mM)、ジイ
ソプロピルアミン7ml(50mM)およびTHF33
ml中n−ブチルリチウム)に滴下する。THF40
ml中2−ブロモ−3−メトキシシクロヘキシ−2
−エン−1−オン10.25g(50mM)の溶液を加
え、5分後該混合物を過剰の水性塩酸に注いでク
エンチングする。エーテル抽出液を、酢酸エチル
を溶出媒としてシリカ充填層に通し標記化合物
10.75gを無色油状物として得る。
参考例 5 3−(3−ヒドロキシフエニル)−1−プロピル
−2−ピペリドン ジクロロメタン70ml中実施例4の生成物10.5g
(33.4mM)を酢酸約0.5ml中48%臭化水素で処理
する。16時間後、該溶媒を減圧下に蒸発させ、つ
いで残渣をクロロホルムおよび水に分配する。該
有機層を乾燥、蒸発させ、ついで残渣をクロロホ
ルム中4%メタノールを溶出媒としてアルミナ
(中性、グレード3)クロマトグラフイーに付す。
適当なフラクシヨンを蒸発させ、ついでエーテル
より再結晶し標記化合物6.8gを得る。融点61〜
63℃。
元素分析値、C14H19NO2として 実測値(%):C、71.9;H、7.8;N、5.6 計算値(%):C、72.1;H.8.2;N、6.0 参考例 6 3−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フエ
ノール THF50ml中参考例5の生成物4.87g(21mM)
をボラン−THF63ml(63mM)で処理する。3
時間後、該混合物を水に注ぎ、ついでTHFを減
圧下に蒸発させる。残渣を2N塩酸で酸性とし、
次に得られた固体を去する。液をアルカリ性
(PH10)とし、クロロホルムで抽出し、ついで有
機層を乾燥、蒸発させる。得られた油状物を臭化
水素酸塩3.0gに変える。融点144〜145℃。
元素分析値、C14H21NO・1/4H2Oとして 実測値(%):C、55.1;H、7.3;N、4.6 計算値(%):C、55.2;H、7.3;N、4.6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: [式中、R1′は水素、低級アルキル、フエニルま
    たは置換フエニル、Xは塩素または臭素、nは
    2、3または4、R2は水素または低級アルキル、
    R3は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低
    級アルキニル、シクロアルキル(低級)アルキル
    またはアリール(低級)アルキルを意味する]で
    示される化合物。 2 3−(2−クロロ−3−オキソシクロヘキシ
    −1−エニル)−ヘキサヒドロ−1−メチルアゼ
    ピン−2−オン、3−(2−ブロモ−3−オキソ
    シクロヘキシ−1−エチル)−ヘキサヒドロ−1
    −メチルアゼピン−2−オン、3−(2−ブロモ
    −3−オキソシクロヘキシ−1−エニル)−3−
    エチル−ヘキサヒドロ−1−メチルアゼピン−2
    −オンまたは3−(2−クロロ−3−オキソシク
    ロヘキシ−1−エニル)−3−エチル−ヘキサヒ
    ドロ−1−メチルアゼピン−2−オンである特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 3 3−(2−ブロモ−3−オキソシクロヘキシ
    −1−エニル)−1−プロピル−2−ピペリドン
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
JP21258182A 1981-12-02 1982-12-02 m―ヒドロキシフェニル置換化合物製造用中間体 Granted JPS58103365A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8136364 1981-12-02
GB8136364 1981-12-02
GB8220721 1982-07-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58103365A JPS58103365A (ja) 1983-06-20
JPH051259B2 true JPH051259B2 (ja) 1993-01-07

Family

ID=10526338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21258182A Granted JPS58103365A (ja) 1981-12-02 1982-12-02 m―ヒドロキシフェニル置換化合物製造用中間体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS58103365A (ja)
ZA (1) ZA828437B (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58103365A (ja) 1983-06-20
ZA828437B (en) 1984-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003515588A (ja) アルフェンタニル、スフェンタニルおよびレミフェンタニルの新合成法
JPS5916875A (ja) 新規アリ−ルピペリジン誘導体の製造方法
JPH0757748B2 (ja) 3−アミノピペリジン誘導体及び関連する窒素含有複素環化合物
JP3740050B2 (ja) ケトンの還元用キラル触媒とその製法
HU221193B1 (en) Neuroprotective indole, qinoline and benzoxazolone derivatives, pharmaceutical compositions comprising such compounds and process for producing them
FI94957B (fi) Menetelmä terapeuttisesti käyttökelpoisten 3-piperidino-4-hydroksikromaanijohdannaisten valmistamiseksi
IL171063A (en) Processes for preparing the history of antihistamines piperidine
JP4511723B2 (ja) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールの製造方法
JPH051259B2 (ja)
JP2000026418A (ja) 4―フェニル―1,2,3,6―テトラヒドロピリジンの誘導体の新規の製造方法及び用いられる中間体
EP0082599B1 (en) M-hydroxyphenyl substituted compounds
JPH0533696B2 (ja)
CA2012569A1 (en) Benzothiopyranylamines
US20020111513A1 (en) Novel antihistaminic piperidine derivatives and intermediates for the preparation thereof
US6153755A (en) Process for preparing pharmaceutically active compounds and intermediates thereof
JPS6055510B2 (ja) 4−(p−フルオルベンゾイル)−1−〔3−(p−フルオルベンゾイル)プロピル〕ピペリジンとその酸付加塩の製造方法
JPH0120149B2 (ja)
IE47631B1 (en) Hexahydroazepine piperidine and pyrrolidine derivatives
GB2113676A (en) m-Hydroxyphenyl substituted compounds
JPH0357896B2 (ja)
AU2007200674C1 (en) Novel antihistaminic piperidine derivatives and intermediates for the preparation thereof
AU2003268868B2 (en) Novel antihistaminic piperidine derivatives and intermediates for the preparation thereof
JPH0559045A (ja) ピリジルオキシ誘導体の製造方法
JPS5922702B2 (ja) 新規オルト−ニトロブチロフエノン誘導体の製造法
IE54155B1 (en) Pyrrolidines, piperidones and hexahydroazepinones