JPH05123630A - 液体又は溶融体の塗布方法 - Google Patents
液体又は溶融体の塗布方法Info
- Publication number
- JPH05123630A JPH05123630A JP31397891A JP31397891A JPH05123630A JP H05123630 A JPH05123630 A JP H05123630A JP 31397891 A JP31397891 A JP 31397891A JP 31397891 A JP31397891 A JP 31397891A JP H05123630 A JPH05123630 A JP H05123630A
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- Japan
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- coated
- liquid
- type moving
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホットメルト接着剤などをビード状に塗布す
る際に、被塗物の端部からはみ出した接着剤が周囲の装
置を汚染することを防ぐ。 【構成】 ノズル1からホットメルト接着剤などをビー
ド状に吐出し、被塗物O1 に塗布する際に、被塗物O1
の裏側に循環式移動体7を設けておき、被塗物の端部O
1 eよりはみ出した接着剤Baをその循環式移動体7に
付着させながら塗布する。循環式移動体7に付着した接
着剤Baは、その後移動して回収又は廃却され、周囲の
装置を汚染しない。
る際に、被塗物の端部からはみ出した接着剤が周囲の装
置を汚染することを防ぐ。 【構成】 ノズル1からホットメルト接着剤などをビー
ド状に吐出し、被塗物O1 に塗布する際に、被塗物O1
の裏側に循環式移動体7を設けておき、被塗物の端部O
1 eよりはみ出した接着剤Baをその循環式移動体7に
付着させながら塗布する。循環式移動体7に付着した接
着剤Baは、その後移動して回収又は廃却され、周囲の
装置を汚染しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体又は溶融体の紐状又
は帯状塗布方法に係わる。
は帯状塗布方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばホットメルト接着剤などの
紐状(ビード状)塗布においては、図3に見られるよう
に、ノズルに相対してポット(19)等を置き、走行し
て来る被塗物の端部(O2 e)よりはみ出したものを、
そのポット(19)に受けてライン内の汚染を防止して
いた。被塗物の走行速度が遅い場合には、被塗物の端部
にて塗布開始あるいは停止が比較的容易に出来るが、走
行速度が速い場合には、端部まできっちりと塗布制御す
ることが難しかった。従って、被塗物の端部から若干の
ホットメルト接着剤をはみ出させて塗布することが必要
であったのである。
紐状(ビード状)塗布においては、図3に見られるよう
に、ノズルに相対してポット(19)等を置き、走行し
て来る被塗物の端部(O2 e)よりはみ出したものを、
そのポット(19)に受けてライン内の汚染を防止して
いた。被塗物の走行速度が遅い場合には、被塗物の端部
にて塗布開始あるいは停止が比較的容易に出来るが、走
行速度が速い場合には、端部まできっちりと塗布制御す
ることが難しかった。従って、被塗物の端部から若干の
ホットメルト接着剤をはみ出させて塗布することが必要
であったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方法によると、ノズル(11)から受け用のポット
(19)までの距離(C2 )が遠いため、ホットメルト
接着剤がポットに届くまでに冷やされ、糸を引き、なお
かつポット内の液面でのはね返りが大きくなり、周辺へ
の接着剤のはね上がりや、被塗物への付着などの汚染が
発生していた。よって、時折ラインを止めて清浄する必
要があり、工程上好ましくないものであった。
来方法によると、ノズル(11)から受け用のポット
(19)までの距離(C2 )が遠いため、ホットメルト
接着剤がポットに届くまでに冷やされ、糸を引き、なお
かつポット内の液面でのはね返りが大きくなり、周辺へ
の接着剤のはね上がりや、被塗物への付着などの汚染が
発生していた。よって、時折ラインを止めて清浄する必
要があり、工程上好ましくないものであった。
【0004】本発明の目的は、これら被塗物端部からは
み出したもののはね返りによる周辺の汚染、または糸引
きを防止することにある。
み出したもののはね返りによる周辺の汚染、または糸引
きを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ノズル
から液体又は溶融体を紐状又は帯状に吐出塗布させる際
に、被塗物の裏側に近接又は接触させて循環式移動体を
設け、該被塗物の端部よりはみ出した液体又は溶融体を
循環式移動体に付着させつつ塗布する方法である。
から液体又は溶融体を紐状又は帯状に吐出塗布させる際
に、被塗物の裏側に近接又は接触させて循環式移動体を
設け、該被塗物の端部よりはみ出した液体又は溶融体を
循環式移動体に付着させつつ塗布する方法である。
【0006】次に、本方法を図面によって説明する。図
1を参照されたい。被塗物(O1 )は、それと近接又は
接触して設けられている循環式移動体(7)と同方向
(S)に移動する。ノズル(1)から連続的に又は間欠
的に吐出される液体又は溶融体(B)は、被塗物(O
1 )面上に紐状に塗布される。そして、被塗物の端部
(O1 e)からはみ出した液体又は溶融体(Ba)は、
そのまま循環式移動体(7)に塗布される。ここでノズ
ル(1)と循環式移動体(7)との距離(C1 )は、従
来法のノズル(11)とポット(19)の液面との距離
(C2 )に比べて近いので、更に循環式移動体が移動し
ていることからも、従来法に起こるようなはね返りの現
象は生じないのである。そして、被塗物(O1 )と循環
式移動体(7)とが移動していき、塗布の終わった被塗
物はそのまま運ばれ、循環式移動体上に付着している液
体又は溶融体(Ba)は、その循環移動工程においてス
クレーパ(8)などにより掻き落とされるのである。掻
き落とされた液体又は溶融体は、そのまま回収して廃却
しても、また再利用しても良い。
1を参照されたい。被塗物(O1 )は、それと近接又は
接触して設けられている循環式移動体(7)と同方向
(S)に移動する。ノズル(1)から連続的に又は間欠
的に吐出される液体又は溶融体(B)は、被塗物(O
1 )面上に紐状に塗布される。そして、被塗物の端部
(O1 e)からはみ出した液体又は溶融体(Ba)は、
そのまま循環式移動体(7)に塗布される。ここでノズ
ル(1)と循環式移動体(7)との距離(C1 )は、従
来法のノズル(11)とポット(19)の液面との距離
(C2 )に比べて近いので、更に循環式移動体が移動し
ていることからも、従来法に起こるようなはね返りの現
象は生じないのである。そして、被塗物(O1 )と循環
式移動体(7)とが移動していき、塗布の終わった被塗
物はそのまま運ばれ、循環式移動体上に付着している液
体又は溶融体(Ba)は、その循環移動工程においてス
クレーパ(8)などにより掻き落とされるのである。掻
き落とされた液体又は溶融体は、そのまま回収して廃却
しても、また再利用しても良い。
【0007】なお、ノズルから吐出させる液体又は溶融
体は、特に接着剤又はシーリング剤を対象とすることが
出来、中でもホットメルト接着剤による塗布が多く使わ
れている。更に、紐状又は帯状塗布と言うのは、図2A
のような直線状のもの(業界ではビード状塗布と呼
ぶ)、図2Bのようなループ状、図2Cのようなジグザ
グ状、更に図2Dのようなスロットノズルからの接触塗
布による帯状のもの等も含むものとする。
体は、特に接着剤又はシーリング剤を対象とすることが
出来、中でもホットメルト接着剤による塗布が多く使わ
れている。更に、紐状又は帯状塗布と言うのは、図2A
のような直線状のもの(業界ではビード状塗布と呼
ぶ)、図2Bのようなループ状、図2Cのようなジグザ
グ状、更に図2Dのようなスロットノズルからの接触塗
布による帯状のもの等も含むものとする。
【0008】次に、液体又は溶融体がホットメルト接着
剤である場合について述べる。前述において循環式移動
体の温度については触れなかったが、ホットメルト接着
剤の塗布においては、温度も塗布条件に影響する場合が
ある。先ず、循環式移動体を加温した場合、ホットメル
ト接着剤を間欠的に塗布する時に、周囲(図1上“A”
部の辺り)の温度も加温されているため、接着剤の粘度
は低いままとなり、その吐出断時に、温度の高いノズル
側と加温されている循環式移動体とに、接着剤の凝集力
によりそれぞれ糸を引かずに分かれるのである。また、
循環移動工程におけるホットメルト接着剤の付着分の除
去時に、溶融状態で除去できるので、回収して再利用す
るときに再度溶融する必要がなく、便利である。
剤である場合について述べる。前述において循環式移動
体の温度については触れなかったが、ホットメルト接着
剤の塗布においては、温度も塗布条件に影響する場合が
ある。先ず、循環式移動体を加温した場合、ホットメル
ト接着剤を間欠的に塗布する時に、周囲(図1上“A”
部の辺り)の温度も加温されているため、接着剤の粘度
は低いままとなり、その吐出断時に、温度の高いノズル
側と加温されている循環式移動体とに、接着剤の凝集力
によりそれぞれ糸を引かずに分かれるのである。また、
循環移動工程におけるホットメルト接着剤の付着分の除
去時に、溶融状態で除去できるので、回収して再利用す
るときに再度溶融する必要がなく、便利である。
【0009】また、循環式移動体を冷却した場合には、
上述のような塗布時点での糸引き防止効果は少ないが、
ホットメルト接着剤は循環式移動体に付着したらすぐに
固化するので、被塗物に塗布されている接着剤との分離
も促進され、図1上“B”部における回収時に、固まっ
たまま除去することが出来る。この時、循環式移動体の
表面をシリコン又はフッ素処理しておくことで、より付
着分の除去をスムーズにする事が出来る。付着分を廃却
するときには、この方法のほうが便利である。
上述のような塗布時点での糸引き防止効果は少ないが、
ホットメルト接着剤は循環式移動体に付着したらすぐに
固化するので、被塗物に塗布されている接着剤との分離
も促進され、図1上“B”部における回収時に、固まっ
たまま除去することが出来る。この時、循環式移動体の
表面をシリコン又はフッ素処理しておくことで、より付
着分の除去をスムーズにする事が出来る。付着分を廃却
するときには、この方法のほうが便利である。
【0010】上述の説明においては、図面からもわかる
ように、循環式移動体としてエンドレスベルトを使用し
たが、それをロールに置き換えれば、よりスペースをコ
ンパクト化できる。
ように、循環式移動体としてエンドレスベルトを使用し
たが、それをロールに置き換えれば、よりスペースをコ
ンパクト化できる。
【0011】
【発明の効果】本発明方法によれば、液体又は溶融体に
よる紐状又は帯状塗布において、被塗物の端部をはみ出
したものを循環式移動体に付着させて除去してしまうた
め、周囲の汚染を防止し、ラインの清浄を省略すること
が出来、なおかつ回収分は再利用することも出来る。
よる紐状又は帯状塗布において、被塗物の端部をはみ出
したものを循環式移動体に付着させて除去してしまうた
め、周囲の汚染を防止し、ラインの清浄を省略すること
が出来、なおかつ回収分は再利用することも出来る。
【図1】本発明方法の基本方法の説明図であり、循環式
移動体がエンドレスベルトのもの
移動体がエンドレスベルトのもの
【図2A】紐状塗布の直線状のもの
【図2B】紐状塗布のループ状のもの
【図2C】紐状塗布のジグザグ状のもの
【図2D】帯状塗布の例
【図3】従来の紐状塗布方法の説明図
1 ノズル 7 循環式移動体 8 スクレーパ O1 被塗物 O1 e 被塗物の端部 B 吐出された液体又は溶融体 Ba 被塗物の端部からはみ出した液体又は溶融体
Claims (3)
- 【請求項1】 液体又は溶融体を紐状又は帯状に塗布す
る方法において、被塗物(O1 )の裏側に近接又は接触
させて循環式移動体(7)を設け、該被塗物の端部(O
1 e)からはみ出した液体又は溶融体(Ba)を循環式
移動体(7)に付着させつつ塗布することを特徴とする
液体又は溶融体の塗布方法。 - 【請求項2】 循環式移動体が、エンドレスベルト
(7)である請求項1記載の液体又は溶融体の塗布方
法。 - 【請求項3】 循環式移動体が、ロールである請求項1
記載の液体又は溶融体の塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31397891A JPH05123630A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 液体又は溶融体の塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31397891A JPH05123630A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 液体又は溶融体の塗布方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05123630A true JPH05123630A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18047769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31397891A Pending JPH05123630A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 液体又は溶融体の塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05123630A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005521603A (ja) * | 2002-03-28 | 2005-07-21 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 膠を箱に塗布するための方法及び装置 |
JP2017051879A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | デュプロ精工株式会社 | 接着剤塗布装置、接着加工装置及び接着剤の塗布方法 |
US11504917B2 (en) | 2020-03-19 | 2022-11-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for applying high viscosity material on edge surfaces |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31397891A patent/JPH05123630A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005521603A (ja) * | 2002-03-28 | 2005-07-21 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 膠を箱に塗布するための方法及び装置 |
JP2017051879A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | デュプロ精工株式会社 | 接着剤塗布装置、接着加工装置及び接着剤の塗布方法 |
US11504917B2 (en) | 2020-03-19 | 2022-11-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for applying high viscosity material on edge surfaces |
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