JPH0512359U - 補助操舵装置 - Google Patents

補助操舵装置

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JPH0512359U
JPH0512359U JP6778391U JP6778391U JPH0512359U JP H0512359 U JPH0512359 U JP H0512359U JP 6778391 U JP6778391 U JP 6778391U JP 6778391 U JP6778391 U JP 6778391U JP H0512359 U JPH0512359 U JP H0512359U
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JP
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gear
output shaft
shaft side
input shaft
planetary gear
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JP6778391U
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Inventor
忍 国田
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KYB Corp
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KYB Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低出力のモータで所望の機能を発揮できるよ
うにし、それによって、装置の小型化、設置スペースの
縮小化を図ることが可能な補助操舵装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 出力軸側インターナルギヤにハイポイドギヤ
を歯合させて、モータからの回転をこのハイポイドギヤ
を介して伝達させるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の操舵装置に組み込まれる補助操舵装置に係り、特に、モータ からの回転を出力軸側に伝達するための構成を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の操舵装置には、例えば、図4に示すような補助操舵装置が組み込まれて いる。まず、入力軸101があり、この入力軸101には、キャリア103を介 して、入力軸側プラネタリギヤ105が固定されている。この入力軸側プラネタ リギヤ105は、入力軸側インターナルギヤ107に歯合しているとともに、サ ンギヤ109に歯合している。
【0003】 一方、出力軸111があり、この出力軸111には、キャリア113を介して 、出力軸側プラネタリギヤ115が固定されている。上記出力軸側プラネタリギ ヤ115は、出力軸側インターナルギヤ117に歯合しているとともに、既に述 べたサンギヤ109に歯合している。又、上記出力軸側インターナルギヤ117 は、ピニオンギヤ119に歯合しており、このピニオンギヤ119には、モータ 121が連結されている。
【0004】 上記構成において、モータ121が回転していないときには、入力軸101か らの回転は、入力軸側プラネタリギヤ105、サンギヤ109、出力軸側プラネ タリギヤ115を介して、出力軸111側に伝達される。又、モータ121を回 転させた場合には、ピニオンギヤ119を介して、出力軸側インターナルギヤ1 17が回転するために、それによっても、出力軸側プラネタリギヤ115が回転 し、結局、入力軸101側からの回転と、モータ121側からの回転が合算され て、出力軸111側に伝達されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来の構成によると次のような問題があった。すなわち、モータ121を 回転させて、その回転を出力軸111側に伝達する場合、ピニオンギヤ119を 使用しているために、出力軸側インターナルギヤ117を回転させるためには大 きな回転力が必要となり、又、上記ピニオンギヤ119では大きな減速比を得る ことができないので、モータ121として高出力のものが必要となってしまうと いう問題があった。そのため、モータ121が大型化してしまい、車両に搭載す る場合に広い設置スペースを要してしまうことになる。
【0006】 本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、低 出力のモータで所望の機能を発揮できるようにし、それによって、装置の小型化 、設置スペースの縮小化を図ることが可能な補助操舵装置を提供することにある 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願考案による操舵装置は、操舵ハンドル側に連結さ れる入力軸に入力軸側プラネタリギヤを回転可能に取付けるとともに、上記入力 軸側プラネタリギヤと入力軸側インターナルギヤとサンギヤとによって入力軸側 遊星歯車機構を構成し、一方、上記入力軸と対向する側に出力軸を配置し、上記 出力軸に出力軸側プラネタリギヤを回転可能に取付けるとともに、上記出力軸側 プラネタリギヤと出力軸側インターナルギヤと上記サンギヤとによって出力軸側 遊星歯車機構を構成し、上記出力軸側インターナルギヤにハイポイドギヤを歯合 させて、モータからの回転をこのハイポイドギヤを介して伝達させるようにした ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
つまり、従来の場合には、モータからの回転をピニオンギヤを介して、出力軸 側インターナルギヤに伝達していたのに対して、これをハイポイドギヤを介して 伝達するようにしたものである。それによって、小さな回転力によっても回転を 伝達することができるようになり、又、大減速比を得ることができるようになる 。そして、モータを低出力のものとすることができ、装置の小型化、設置スペー スの縮小化を図ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、図1ないし図3を参照して本考案の一実施例を説明する。図1は本実施 例による操舵装置の構成を示す図で、まず、操舵ハンドル1があり、この操舵ハ ンドル1にはコラムシャフト3が連結されている。このコラムシャフト3には、 補助操舵装置5が連結されていて、さらに、ピニオンギヤ7が連結されている。 上記ピニオンギヤ7は、パワーシリンダ9のラックギヤ11に歯合している。 上記ラックギヤ11の両端は、ラックシャフトとして延長されていて、それぞれ 、出力軸13及びリンク15を介して、前輪17が連結されている。
【0010】 上記操舵ハンドル1とコラムシャフト3との間には、舵角センサ19が介挿さ れていて、この舵角センサ19の検出信号は、コントローラ21に入力される。 上記コントローラ21には、車速センサ23からの検出信号も入力される。上記 コントローラ21は、舵角センサ19からの検出信号及び車速センサ23からの 検出信号に基づいて、モータ25に制御信号を出力し、それによって、補助操舵 装置5に設けられたハイポイドギヤ部材27を駆動する。
【0011】 次に、上記補助操舵装置5の構成を、図2及び図3を参照して詳細に説明する 。まず、ケース31があり、このケース31の一端側の開口部はカバー33によ って閉塞されている。ケース31とカバー33との間には、Oリング35が装着 されている。又、入力軸37が上記カバー33を貫通して配置されている。この 入力軸37は、前記コラムシャフト3に連結される。又、入力軸37とカバー3 3との間には、オイルシール38が装着されている。
【0012】 上記入力軸37には、プラネタリシャフト39が固定されていて、このプラネ タリシャフト39には、軸受41を介して、入力軸側プラネタリギヤ43が取付 けられている。又、入力軸37に対向する位置には出力軸45が配置されている 。この出力軸45は、ケース31を貫通・配置されていて、ケース31との間に はオイルシール47が装着されている。そして、この出力軸45と上記入力軸3 7との間には、センターシャフト49が配置されている。センターシャフト49 は、軸受51、53を介して、入力軸37及び出力軸45に回転可能に支持され ている。
【0013】 上記センターシャフト49の外周側には、軸受55、57を介して、サンギヤ 59が回転可能に取付けられている。又、カバー33側には、複数本のピン61 を介して、入力軸側インターナルギヤ63が取付けられている。そして、既に述 べた入力軸側プラネタリギヤ43は、上記サンギヤ59と入力軸側インターナル ギヤ63に歯合する関係にあるとともに、それらによって、入力軸側遊星歯車機 構を構成している。
【0014】 上記出力軸45にはプラネタリシャフト65が固定されていて、このプラネタ リシャフト65には、軸受67を介して、出力軸側プラネタリギヤ69が回転可 能に取付けられている。この出力軸側プラネタリギヤ69は上記サンギヤ59に 歯合している。又、ケース31の内周側には、出力軸側インターナルギヤ71が 、軸受73を介して、回転可能に取付けられている。上記出力軸側プラネタリギ ヤ69は、この出力軸側インターナルギヤ71にも歯合する関係にあるとともに 、それらによって、出力軸側遊星歯車機構を構成している。
【0015】 上記出力軸側インータナルギヤ71端面には、ハイポイドギヤ歯合部75が形 成されていて、このハイポイドギヤ歯合部75には、すでに述べたハイポイドギ ヤ部材27が歯合している。上記ハイポイドギヤ部材27は、図3に示すように 、延長シャフト79を備えていて、軸受81、83を介して、ケース31に回転 可能に支持されている。上記軸受83はプラグ85によって固定されている。又 、ハイポイドギヤ部材27は、ナット87によって軸受83に固定されている。 上記ハイポイドギヤ部材27には、既に述べたモータ25の回転軸89が連結さ れている。
【0016】 以上の構成を基にその作用を説明する。まず、モータ25が回転していない場 合から説明する。操舵ハンドル1からの回転は、コラムシャフト3及び入力軸3 7を介して、入力軸側プラネタリギヤ43に伝達される。入力軸側プラネタリギ ヤ43は、自転しながらサンギヤ59の回りを公転する。それによって、サンギ ヤ59が回転する。このサンギヤ59の回転によって、出力軸側プラネタリギヤ 69が自転しながらサンギヤ59の回りを公転し、それによって、出力軸45側 に回転が伝達される。
【0017】 次に、モータ25が回転している場合について説明する。この場合には、上記 したルートでの回転の伝達とは別に、モータ25からの回転が伝達される。つま り、モータ25が回転すると、ハイポイドギヤ77が回転し、それによって、出 力軸側インータナルギヤ71が回転する。この出力軸側インターナルギヤ71の 回転により、出力軸側プラネタリギヤ69に回転が伝達される。出力軸側プラネ タリギヤ69は、入力軸37側の回転とモータ25側からの回転の合算分だけ回 転し、出力軸45側に伝達する。
【0018】 以上本実施例によると次のような効果を奏することができる。すなわち、モー タ25の回転を、ハイポイドギヤ77を介して、出力軸側インターナルギヤ71 側に伝達するようにしているので、大減速比を得やすく、モータ25を低出力の ものとすることができる。よって、補助操舵装置5自体が小型化されて、車両に 搭載する場合の設置スペースを縮小することができる。
【0019】 尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではない。前記一実施例では、コ ラムシャフト3とピニオンギヤ7との間に、補助操舵装置5を設置したが、コラ ムシャフト3と操舵ハンドル1との間に、補助操舵装置5を設けるようにしても よい。
【0020】
【考案の効果】 以上詳述したように本考案による補助操舵装置によると、モータからの回転を ハイポイドギヤを介して伝達するようにしたので、大減速比を得ることができ、 低出力のモータの使用が可能となり、装置の小型化、設置スペースの縮小化を図 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図で操舵装置の構成を
示す図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図で補助操舵装置の断
面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図で図2のIII-III 断
面図である。
【図4】従来例を示す図で補助操舵装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 操舵ハンドル 5 補助操舵装置 25 モータ 37 入力軸 43 入力軸側プラネタリギヤ 45 出力軸 59 サンギヤ 63 入力軸側インターナルギヤ 69 出力軸側プラネタリギヤ 71 出力軸側インターナルギヤ 77 ハイポイドギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵ハンドル側に連結される入力軸に入
    力軸側プラネタリギヤを回転可能に取付けるとともに、
    上記入力軸側プラネタリギヤと入力軸側インターナルギ
    ヤとサンギヤとによって入力軸側遊星歯車機構を構成
    し、一方、上記入力軸と対向する側に出力軸を配置し、
    上記出力軸に出力軸側プラネタリギヤを回転可能に取付
    けるとともに、上記出力軸側プラネタリギヤと出力軸側
    インターナルギヤと上記サンギヤとによって出力軸側遊
    星歯車機構を構成し、上記出力軸側インターナルギヤに
    ハイポイドギヤを歯合させて、モータからの回転をこの
    ハイポイドギヤを介して伝達させるようにしたことを特
    徴とする補助操舵装置。
JP6778391U 1991-07-31 1991-07-31 補助操舵装置 Pending JPH0512359U (ja)

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JP6778391U JPH0512359U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 補助操舵装置

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ID=13354907

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JP6778391U Pending JPH0512359U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 補助操舵装置

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JP (1) JPH0512359U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5111791U (ja) * 1974-07-15 1976-01-28
JPS6145419U (ja) * 1984-08-28 1986-03-26 三興金属株式会社 保護柱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5111791U (ja) * 1974-07-15 1976-01-28
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