JPH05123400A - 超音波ネブライザー - Google Patents

超音波ネブライザー

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JPH05123400A
JPH05123400A JP3289903A JP28990391A JPH05123400A JP H05123400 A JPH05123400 A JP H05123400A JP 3289903 A JP3289903 A JP 3289903A JP 28990391 A JP28990391 A JP 28990391A JP H05123400 A JPH05123400 A JP H05123400A
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JP
Japan
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tank
ultrasonic
liquid
working
level
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JP3289903A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ueda
浩 上田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】作用液が規定レベル以上かどうかの判定を確実
に行い、かつ、作用槽の隅々までの清掃・消毒を容易,
確実に行えるようにする。 【構成】下部ケーシング6による作用槽aと、ダイアフ
ラム12および上部ケーシング14による霧化槽bとに
分けてある。作用槽aには、励振用の超音波振動子4を
覆うとともに霧化槽bの底部を浸漬させる作用液Laを
収容する。霧化槽bには薬液Lbを収容する。超音波振
動子4からの超音波エネルギーを作用液Laを介して霧
化槽bに伝搬し、薬液Lbを霧化する。作用液Laのレ
ベルを検出するため、超音波センサ40を下部ケーシン
グ6の側面に、その検出面40aがケーシング内面6a
と面一となる状態で設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、治療用薬液を霧化し、
その霧化薬液を気管支疾患の患者に口または鼻より吸入
させるネブライザー(医療用吸入器)のうち、薬液の霧
化を超音波エネルギーで行う超音波ネブライザーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のこの種の超音波ネブライ
ザーを示す断面図である。
【0003】基台2に励振用の超音波振動子4が上部露
出状態で埋め込まれている。基台2の上面には、内部に
作用槽aを形成する下部ケーシング6が載置されてい
る。下部ケーシング6の底面には超音波振動子4に連通
する開口部8が形成されているとともに、基台2を上下
に貫通するドレイン10が延出されている。作用槽aの
下部の適当な高さまで超音波伝搬用の作用液Laが収容
されている。この作用液Laは超音波振動子4を覆って
いる。なお、作用液Laとしては、一般的に純水が用い
られる。
【0004】下部ケーシング6の内部にはダイアフラム
12が着脱自在に装入されている。
【0005】ダイアフラム12は上部と下部とからな
り、上部は下部ケーシング6の上部の段差部に支持され
ている。ダイアフラム12の下端部は下部ケーシング6
の底部近くに位置し、作用槽aの作用液La内に浸漬し
ている。ダイアフラム12には所要量の治療用薬液Lb
が収容されるようになっている。
【0006】ダイアフラム12の内側上部に対して上部
ケーシング14が着脱自在に内嵌支持されるように構成
されている。ダイアフラム12と上部ケーシング14と
で薬液Lbの霧化を行う霧化槽bが形成されている。上
部ケーシング14の上部には、エアまたは酸素の導入口
16が形成されているとともに、筒状の吸気口18が一
体的に形成されている。
【0007】導入口16は、図示しないエアチューブを
介してエア源に接続されている。そのエア源はファンモ
ータなどで駆動されるようになっている。また、吸気口
18は、図示しない蛇腹状のホースが接続され、そのホ
ースの他端にはマウスピースまたはマスクが接続される
ようになっている。
【0008】以上のように構成された超音波ネブライザ
ーの動作を次に説明する。
【0009】上部ケーシング14を外した状態で、霧化
槽b内(ダイアフラム12内)に患者の治療にとって必
要な量の薬液Lbを注入し、再び上部ケーシング14を
セットする。患者はマウスピースまたはマスクを装着す
る。次に、図示しないエア源を駆動してエア(または酸
素。以下同じ)を導入口16から霧化槽b内に送気する
とともに、超音波振動子4を駆動する。
【0010】超音波振動子4の振動により発生される超
音波エネルギーが作用液La内を伝搬し、その大部分が
ダイアフラム12を透過して霧化槽b内に収容されてい
る薬液Lbに伝搬される。薬液Lbは、その超音波エネ
ルギーにより中心部が図示のLb1 のように盛り上が
り、この盛り上がり部分Lb1 において薬液の霧化が行
われる。
【0011】霧化槽b内で生じた霧化薬液MLは、空気
よりも重いが、導入口16から導入されてきたエア圧に
よって吸気口18から排気される。患者は、蛇腹状ホー
スを介して送気されてくる霧化薬液MLをマウスピース
またはマスクを介して口または鼻より吸入する。霧化薬
液MLは患者の気管支疾患部に到達し、治療が行われ
る。
【0012】一人の患者に対する所要量の霧化薬液ML
の投与が終了すると、エア源および超音波振動子4の駆
動を停止する。そして、院内感染防止のため、上部ケー
シング14およびダイアフラム12を取り外し、これら
も作用槽aも含めて全体を清掃・消毒した後、別の患者
用に使用する。
【0013】槽を作用槽aと霧化槽bとの2つに分けて
あるのは、次のような2つの理由による。
【0014】一つは、上記のように感染防止の清掃・消
毒のため上部ケーシング14とダイアフラム12とを取
り外せるようにするためである。もう一つは、霧化槽b
内に注入する薬液Lbの量が患者ごとに異なり、その所
要量すべてを霧化して患者に吸入させるので、最後には
薬液Lbが無くなるからである。もし、2つの槽に分け
ていないと、薬液Lbが無くなれば超音波振動子4が空
気に露出し、それに対する負荷が無負荷となるために、
超音波振動子4が過剰に駆動されて機械的に劣化する。
しかし、実際には、薬液Lbが無くなっても作用液La
が超音波振動子4を覆っているので無負荷状態は生じ
ず、超音波振動子4の劣化も抑制されるのである。
【0015】作用液Laは、上記のように超音波振動子
4に対して常に一定以上の負荷をかけることで超音波振
動子4を機械的劣化から保護する機能のほか、超音波振
動子4がその内部で起こす自己発熱を冷却によって抑
え、熱的劣化をも防止するという機能を併せもつ。
【0016】このように超音波振動子4を機械的劣化と
熱的劣化とから保護しつつ超音波エネルギーを薬液Lb
に伝搬するという機能をもつ作用液Laは、常時的に所
定量以上、作用槽a内に収容しておく必要がある。そこ
で、一般の超音波ネブライザーにおいては、作用液La
の量が規定レベル以上になっているかどうかを検出する
ようにしている。これには、次のような3つの方式が知
られている。
【0017】 電極方式 この電極方式は、図5に示すように、作用槽aを形成す
る下部ケーシング6の底部から上方に向けて一対の電極
20a,20bを突出させ、両電極20a,20b間に
電圧を印加し、作用液Laを介して電流が流れるとき
は、作用液Laが規定レベルLth以上であると判定し、
電流が流れなくなったときは規定レベルLth未満になっ
たものとしてネブライザーの動作を停止させるようにし
たものである。
【0018】 光学的方式 例えば図6に示すように、作用槽aの底部からプリズム
22を上方に向けて突出させ、このプリズム22に光学
的に結合した発光ダイオードとフォトトランジスタとを
設ける。作用液Laが規定レベルLth以上あってプリズ
ム22を覆っているときには光が透過するが、プリズム
22よりもレベルが低下したときには光は反射する。こ
の相違をフォトトランジスタによって検出し、受光量が
所定値以上になったときは規定レベルLth未満になった
ものとしてネブライザーの動作を停止させるようにした
ものである。
【0019】 フロートスイッチ方式 図7に示すように、作用槽aの底部から上方に向けて突
出させたフロートガイド24にフロート26を上下動自
在に外嵌し、このフロート26を作用液Laのレベル変
動に伴って上下動させる。フロート26には磁石28が
取り付けられている。フロートガイド24やフロート2
6はフロートカバー30で覆われている。一方、下部ケ
ーシング6の外壁に、フロート26の上下動に伴う磁石
28との接近離間により開閉するリードスイッチ32を
取り付けてある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】病院で使用する超音波
ネブライザーにおいては、感染防止のため患者が変わる
ごとに装置全体を清掃・消毒する必要があるが、上記
〜のいずれの方式も、作用槽aの底部に突起物(電
極,プリズム,フロートカバーなど)があるために、清
掃・消毒作業が困難なものになっているとともに、隅々
までの確実な清掃・消毒が実際上不可能になっていると
いう問題を有している。
【0021】作用液Laとして通常用いられるのは純水
である。純水の電気抵抗は無限大であるため、純水を用
いるものでは、作用液Laの有無の検出自体が不可能と
なり、の電極方式は採用できない。
【0022】の光学的方式の場合には、水あかが付着
するなどしてプリズム22の透明度が下がると、作用液
Laが規定レベルLth未満になっても、規定レベルLth
以上であると誤判定し、超音波振動子4の劣化につなが
るおそれがある。
【0023】のフロートスイッチ方式は、フロート2
6という可動部分があり、構造が複雑であるので、清掃
・消毒が特に困難である。
【0024】清掃・消毒を容易化・確実化するために
は、作用槽aの底部に突起物がないようにすればよいの
であるが、上記〜の方式ではいずれも、作用液La
が規定レベルLth以上あるかどうかを判定するためには
電極20a,20b、プリズム22、フロートカバー3
0などが必要不可欠となっており、それらの突起物を省
略することはできない。
【0025】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、作用液が規定レベル以上かどうかの
判定を確実に行うことができ、しかも、清掃・消毒を容
易,確実に行える超音波ネブライザーを提供することを
目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波ネブ
ライザーは、治療用薬液を収容し超音波エネルギーを受
けて薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を覆うと
ともに前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収容して
前記超音波振動子からの超音波エネルギーを前記作用液
を介して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有する超音
波ネブライザーであって、前記作用液の規定レベル相当
位置において前記作用槽の側面に、検出面を作用槽内面
と面一とする状態で超音波センサを設けたことを特徴と
するものである。
【0027】
【作用】作用槽内に規定レベル以上の作用液が存在する
とき、その作用液は超音波振動子からの超音波エネルギ
ーを霧化槽内の薬液に伝搬するが、このとき同時に超音
波センサにも所定量の超音波エネルギーを伝搬する。
【0028】しかし、作用液が規定レベル未満になる
と、超音波振動子からの超音波エネルギーは薬液に対し
て、充分にはまたは全く伝搬されなくなるが、このとき
超音波センサの一部または全部が空気に露出するので、
超音波センサに伝搬される超音波エネルギーも大幅に減
少する。
【0029】以上の相違から、作用液が規定レベル以上
に存在するかどうかを判定することが可能となる。
【0030】そして、作用液のレベル判定に超音波セン
サを用いているので、この超音波センサを突起物ではな
い状態で作用槽に設けることが可能となる。すなわち、
超音波センサの検出面を作用槽内面と面一状態で設ける
ことができ、作用槽内への突起物を無くすことができ
る。それゆえ、清掃・消毒にとっての障害物が無くな
り、清掃・消毒が容易かつ確実に行える。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係る超音波ネブライザーの一
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0032】図1は実施例の超音波ネブライザーを示す
断面図である。
【0033】図において、2は基台、4は基台2に上部
露出状態で埋め込まれた励振用の超音波振動子、6は基
台2に載置固定され内部に作用槽aを形成する下部ケー
シング、8は超音波振動子4に連通するように下部ケー
シング6に形成された開口部、Laは作用槽aに収容さ
れた作用液、12は下部ケーシング6に着脱自在に装入
されその下端部が作用液Laに浸漬されたダイアフラ
ム、Lbはダイアフラム12に収容された治療用薬液、
Lb1 は超音波エネルギーによって盛り上げられた薬液
Lbの盛り上がり部分、MLは霧化薬液、14はダイア
フラム12の上部に着脱自在に内嵌支持されてダイアフ
ラム12とともに霧化槽bを形成する上部ケーシング、
16は上部ケーシング14に形成されたエアまたは酸素
の導入口、18は吸気口である。
【0034】以上の構成については従来例と同様である
が、本実施例においては、作用液Laの規定レベルLth
(最低液位レベル)に相当する高さ位置において、作用
槽aを形成する下部ケーシング6の側面に、その外側か
ら超音波センサ40が液密状態に装着されている。この
超音波センサ40の検出面40aは下部ケーシング6
(作用槽a)の内面6aと面一状態とされている。
【0035】図2の(a)は要部である超音波センサの
部分を示す断面図、図2の(b)は超音波センサの正面
図である。この超音波センサ40は、励振用の超音波振
動子4の周波数と同一またはそれの高調波周波数を共振
周波数とする超音波振動子40bを中心部に内蔵してい
るとともに、励振用の超音波振動子4から基台2を介し
て直接的に超音波エネルギーが超音波振動子40bに伝
搬するのを防止するために超音波振動子40bの検出面
以外の面全体をコルク40cで被覆してあり、さらに、
全体を耐水性のエポキシ樹脂40dでモールドしてあ
る。42は液密化するためのOリングである。
【0036】図3は液位判定回路を示す回路図である。
上記の液位検出用の超音波センサ40における超音波振
動子40bに増幅回路44が接続され、増幅回路44に
平滑回路46が接続され、平滑回路46がコンパレータ
48の反転入力端子(−)に接続されている。コンパレ
ータ48の非反転入力端子(+)は直流電源Vccに抵抗
R1を介して接続されているとともに、ツェナーダイオ
ードZD1とコンデンサC1との並列回路を介して接地
されている。コンパレータ48の出力端子は、励振用の
超音波振動子4の駆動回路やエア源のファンモータの駆
動回路を制御するための制御回路50に接続されてい
る。
【0037】次に、上記のように構成された超音波ネブ
ライザーの動作を説明する。
【0038】超音波振動子4が発する超音波エネルギー
が作用液Laを介してダイアフラム12を透過し霧化槽
b内の治療用薬液Lbを霧化する点、および、その霧化
薬液MLが導入口16からのエア圧によって吸気口18
から送気され患者の気管支疾患部を治療する点について
は従来例と同様である。
【0039】作用槽a内に規定レベルLth以上の作用液
Laが存在するとき、作用液Laから薬液Lbへの超音
波エネルギーの伝搬は良好に行われ、また、超音波振動
子4を作用液Laで覆うので超音波振動子4を機械的劣
化および熱的劣化から保護する。
【0040】同時に、超音波センサ40には規定レベル
Lth以上の作用液Laを介して超音波振動子4からの超
音波エネルギーの一部が伝搬され、それに内蔵の超音波
振動子40bがピエゾ効果により起電圧を生じる。
【0041】作用液Laは規定レベルLth以上であり超
音波センサ40を覆っているので、超音波センサ40の
超音波振動子40bが受ける超音波エネルギーのレベル
は比較的高く、超音波振動子40bによる起電圧も相対
的に高いものとなる。この起電圧を増幅回路44によっ
て増幅し、平滑回路46に平滑直流化する。薬液Lbを
霧化するのに必要な超音波の周波数は比較的高く、通常
は1〜2MHzが使われる。したがって、起電圧も高い
周波数となるので、これを直流レベルに変換するために
平滑回路46を用いている。
【0042】ツェナーダイオードZD1とコンデンサC
1とはコンパレータ48の基準電圧Vref を生成してい
るが、作用液Laが規定レベルLth以上であるときの平
滑回路46の出力電圧Vは基準電圧Vref よりも高く、
したがって、コンパレータ48の出力は“L”レベルと
なるため、制御回路50は、励振用の超音波振動子4の
駆動やエア源のファンモータの駆動をそのまま許容し続
ける。
【0043】作用槽a内に作用液Laが全くない場合を
含めて作用液Laのレベルが規定レベルLth未満の場合
には、超音波振動子4からの超音波エネルギーの薬液L
bへの伝搬が不充分なものとなる。
【0044】しかし、このような場合には、超音波セン
サ40の一部または全部が空気に露出することになり、
超音波センサ40に伝搬される超音波エネルギーも大幅
に減少する。なお、励振用の超音波振動子4の超音波エ
ネルギーの一部は基台2や下部ケーシング6を介して伝
搬するが、超音波センサ40の内部の超音波振動子40
bに対しては、その周囲がコルク40cで被覆されてい
るため伝搬が防止される。超音波センサ40が受波する
のは、作用液Laを介して伝搬されてくる超音波エネル
ギーのみとなる。
【0045】超音波センサ40に対する超音波エネルギ
ーが大幅に減少すると、超音波センサ40内の超音波振
動子40bによる起電圧も大きく減少し、平滑回路46
からの出力電圧Vは基準電圧Vref よりも低くなる。そ
の結果、コンパレータ48の出力が“H”レベルとなっ
て制御回路50を駆動するので、制御回路50は、励振
用の超音波振動子4の駆動とエア源のファンモータの駆
動とを自動的に停止する。
【0046】一人の患者に対する治療が終了すると、清
掃・消毒を行う。すなわち、上部ケーシング14および
ダイアフラム12を取り外してこれらを清掃・消毒する
とともに、下部ケーシング6における作用槽aも清掃・
消毒する。この場合において、作用槽aの内部には従来
例のような突起物が存在しないので、その清掃・消毒が
容易かつ隅々まで良好に行うことができる。つまり、作
用液Laのレベルを検出するのに超音波センサ40を用
い、その超音波センサ40を、その検出面40aが作用
槽aの内面6aと面一となる状態で設けてあるからであ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、作用槽
内に作用液が規定レベル以上に存在し超音波振動子から
の超音波エネルギーが作用液を介して霧化槽内の薬液に
充分に伝搬されているとき、同時に超音波センサにも所
定量の超音波エネルギーが伝搬されるのに対して、作用
液が規定レベル未満で薬液への超音波エネルギーの伝搬
が不充分なときは、超音波センサの一部または全部が空
気に露出して超音波センサへの超音波エネルギーの伝搬
が大幅に減少するため、作用液が規定レベル以上かどう
かの判定を正確に行うことができる。
【0048】加えて、作用液のレベル判定のためのセン
サとして超音波センサを用いているので、この超音波セ
ンサをその検出面が作用槽内面と面一状態となるように
して設けることができ、そうすることで作用槽内への突
起物を無くすことができ、したがって、隅々までの清掃
・消毒を容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る超音波ネブライザーを
示す断面図である。
【図2】実施例における超音波センサを示す断面図と正
面図である。
【図3】実施例における液位判定回路を示す回路図であ
る。
【図4】従来の超音波ネブライザーを示す断面図であ
る。
【図5】従来の電極方式の作用液レベル検出の状態を示
す断面図である。
【図6】従来の光学的方式の作用液レベル検出の状態を
示す断面図である。
【図7】従来のフロートスイッチ方式の作用液レベル検
出の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
a 作用槽 b 霧化
槽 La 作用液 Lb 薬
液 ML 霧化薬液 Lth 規
定レベル 4 励振用の超音波振動子 40 超音
波センサ 40b 超音波センサ内の超音波振動子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療用薬液を収容し超音波エネルギーを
    受けて薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を覆う
    とともに前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収容し
    て前記超音波振動子からの超音波エネルギーを前記作用
    液を介して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有する超
    音波ネブライザーであって、前記作用液の規定レベル相
    当位置において前記作用槽の側面に、検出面を作用槽内
    面と面一とする状態で超音波センサを設けたことを特徴
    とする超音波ネブライザー。
JP3289903A 1991-11-06 1991-11-06 超音波ネブライザー Pending JPH05123400A (ja)

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