JPH0512231Y2 - - Google Patents

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JPH0512231Y2
JPH0512231Y2 JP1988051712U JP5171288U JPH0512231Y2 JP H0512231 Y2 JPH0512231 Y2 JP H0512231Y2 JP 1988051712 U JP1988051712 U JP 1988051712U JP 5171288 U JP5171288 U JP 5171288U JP H0512231 Y2 JPH0512231 Y2 JP H0512231Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は牽引・巻上装置、詳しくは一対のサイ
ドフレーム間にロードシーブを回転自由に支持し
た牽引・巻運転装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の牽引・巻上装置においては、例
えば、実公昭41−8355号公報に示された如く、ス
プロケツト(ロードシーブ)に巻回されたチエン
を、整然確実に案内さすためにチエン案内装置が
設けられている。
然して、このチエン案内装置は断面半円状から
成り、且つ、全体にほゞ逆U字状を呈する薄鋼板
を折曲げたスプロケツトカバー(チエン押え)を
形成し、このスプロケツトカバーを前記スプロケ
ツトの外周を覆うように配置したサイドフレーム
に固定したものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前記従来例によれば、前記スプロケ
ツトに巻回されたチエンの躍動を抑制するために
スプロケツトカバーを設けてはいるのであるが、
該スプロケツトカバーは、サイドフレームに固定
されているので、その取付誤差により、前記スプ
ロケツトの外周面と、前記スプロケツトカバーの
内周面との間隔が不均等に成り、前記スプロケツ
トに巻回された前記チエンを確実に案内すること
のできない恐れがあり、又、前記スプロケツトカ
バーが前記サイドフレームに固定されているの
で、被吊上物を斜め引きをするとき等は、前記ス
プロケツトカバーの下端部で前記チエンが屈曲状
を呈して、チエンに無理を与えるばかりか、該チ
エン及び前記スプロケツトカバーの異状摩耗、或
いは破損につながるものであり、結果的にはスム
ーズな牽引・巻上作業が行ない難い欠点があつ
た。
本考案は、以上の如き問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、ロードシーブに巻回されるロ
ードチエンを、前記ロードシーブに対し、常に正
しい係鎖状態を保持できると共に、該チエン押え
を揺動させることで、荷重の作用方向に依る前記
チエンの無理をなくして、スムーズな牽引・巻上
作業のできる装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、サイドフレーム2,3間にロードチ
エン18を掛設するロードシーブ4を回転自由に
支持した牽引・巻上装置において、前記サイドフ
レーム2,3間に位置する前記ロードシーブ4の
軸方向側方外周を円形周面とする一方、前記ロー
ドシーブ4の外周部を覆い、内部にチエン誘導路
19aを設けると共に、該チエン誘導路19aに
連続するチエン誘導口19c,19cを下向きに
開口させたチエン押え19を形成して、該チエン
押え19におけるチエン誘導路19aの幅方向両
側方に前記円形周面と摺接する円形内周面を設け
て、このチエン押え19を前記ロードシーブ4に
揺動自由に支持したものである。
(作用) しかして、前記ロードシーブに対し、前記チエ
ン押えを揺動可能に支持したことで、前記ロード
シーブに巻回されたロードチエンの荷重の作用方
向が変化しても、該ロードチエンに荷重が作用し
始めて緊張する前に前記チエン押えが前記ロード
シーブとの支持面を回動支点にして揺動し、変化
した荷重の作用方向へ即応するので、前記ロード
チエンが前記チエン押えの入口で無理な屈曲をし
たりすることがなく、スムーズに前記ロードシー
ブに巻回されるのであり、又、前記チエン押えに
チエン誘導路を設けたことで、該チエン押えに進
入する前記ロードチエンの捩れを完全に規制し
て、正常な状態での通過のみを許すことができ
て、更に、前記チエン押えは、前記ロードシーブ
と同軸芯の揺動をすることに依り、前記した如く
荷重の作用方向の変化に伴なう前記チエン押えの
揺動があつても、該チエン押えと前記ロードシー
ブの相対間隔はたえず一定を保たれるので、該ロ
ードシーブに巻回された前記ロードチエンが前記
ロードシーブから躍動或いは浮遊するのを完全に
阻止するものである。
(実施例) 以下、本考案による牽引・巻上装置を図面の実
施例に依り説明する。
2,3は所定間隔を置いて対向状に設けた一対
のサイドフレームで装置本体1を構成しており、
これらサイドフレーム2,3間にロードシーブ4
が回転自由に支持されており、ロードシーブ4の
軸方向側方外周を円形周面とし、かつ、該ロード
シーブ4の中心軸孔には、駆動軸5が相対回転自
由に遊嵌されている。
然して、前記駆動軸5はその軸方向一端部に、
後記する遊星ギヤユニツト6の太陽ギヤ7に係合
する係合部8を設け、他端側には駆動体9のボス
部に螺合する螺子部10を形成すると共に、該端
部先端には、前記駆動体9の抜落ちを封じるため
のナツトなどの固定手段11を備えている。
又、前記駆動軸5には、前記駆動体9と対向す
る対向面を備えたハブ13が、前記駆動軸5に対
してキー14により相対回転可能に支持されてお
り、前記ハブ13のボス部外周面には、外周にラ
チエツト歯16aをもつ逆転防止体16を回転自
由に支持し、この逆転防止体16を、前記駆動体
9とこの駆動体9に対向する前記ハブ13の対向
面との間に介装し、前記逆転防止体16の両側に
は、前記駆動体9及び前記ハブ13に対面する摩
擦板15,15を取付けている。
そして、前記サイドフレーム2,3には、爪軸
17aを支持し、この爪軸17aの軸端部に、前
記逆転防止体16のラチエツト歯16aに噛合す
る逆転防止爪17を支持している。また、この逆
転防止爪17は、ばね17bを介して噛合方向に
付勢しており、前記ハブ1、逆転防止体16、摩
擦板15,15及び逆転防止爪17によりメカニ
カルブレーキ12を構成している。
前記駆動体9を駆動軸5の駆動方向に操作する
とき、前記駆動体9は、前記駆動軸5の螺子部1
0を螺進し、前記駆動体9の側面が、前記2枚の
摩擦板15,15を介して前記逆転防止体16を
前記ハブ13のフランジ面へ圧接することによ
り、前記駆動体9の回転力を前記駆動軸5に伝達
するのである。また、前記ロードシーブ4の外周
面には、該ロードシーブ4の外周部を覆い、内部
にチエン誘導路19aを設けると共に、該チエン
誘導路19aに連続するチエン誘導口19c,1
9cを脚部19b,19bを介して下向きに開口
させた該チエン押え19を形成して、該チエン押
え19におけるチエン誘導路19aの幅方向両側
方に前記円形周面と摺接する円形内周面を設け
て、前記チエン押え19を前記ロードシーブ4に
揺動自由に支持し、前記ロードシーブ4に掛設す
るロードチエン18の躍動、浮遊を阻止すると共
に、前記チエン18の捩じれを規制すべく構成し
ている。更に、このロードシーブ4の前記サイド
フレーム3側に突出させたボス端部には、前記遊
星ギヤユニツト6における第1キヤリア20の係
合孔37に係合可能とした係合突起21を遊する
連動体22を前記ロードシーブ4と一体回転を成
す如く固定している。
然して、一方、遊星ギヤユニツト6は、前記駆
動軸5の回転を太陽ギヤ7に受けて遊星ギヤ、リ
ングギヤを介して減速し、その回転を第1キヤリ
ア20に伝達する如く構成された別体のユニツト
体である。
更に、前記構成されたこの遊星ギヤユニツト6
は前記巻上装置本体1に対して次の如く装着され
ている。
先ず、前記ユニツト6の第1キヤリア20に設
ける前記係合孔37を、前記連動体22の係合突
起21に符合させて嵌合させた後に前記リングギ
ヤ24のボルト挿通孔35にボルト34を挿通
し、このボルト34を前記サイドフレーム3に設
ける螺子孔33に螺着することにより組付けるの
であつて、前記ボルト34を螺着するだけの簡単
な作業で組付けられている。
然して、前記連動体22に伝動された、前記第
1キヤリア20の回転は、前記連動体22と結合
されている前記ロードシーブ4を回動させ、該ロ
ードシーブ4に巻回されたロードチエン18に依
り、被吊上物を吊上げ、牽引成す如く構成されて
いる。尚、19dはこのチエン押え19の過度の
揺動を規制する規制体で、前記サイドフレーム2
又は3に突設されている。
31はフツクで、該フツク31は基部を保持部
32に回転自由に保持されると共に、該保持部を
前記サイドフレーム2,3間に支持軸により回動
可能に支持されている。
又、以上説明した実施例は、駆動体9としてハ
ンドホイルチエンを掛設するハンドホイルを用い
たが、その他伝動爪をもつレバーと、このレバー
の伝動爪に噛合うラチエツト歯をもつラチエツト
ホイルとを用いて構成してもよい。
次に以上の如く構成された、牽引・巻上装置の
作用について説明する。
即ち、前記ロードシーブ4に対して、前記チエ
ン押え19を揺動可能に支持したことで、前記ロ
ードシーブ4に巻回された前記ロードチエン18
の荷重の作用方向が変化しても、該ロードチエン
に荷重が作用し始めて緊張する前に前記チエン押
え19が、前記ロードシーブ4との支持面を回動
支点にして揺動し、変化した荷重の作用方向へ即
応するので、前記ロードチエン18が前記チエン
押え19の脚部19bの入口で無理な屈曲をした
りすることがなく、スムーズに前記ロードシーブ
4に巻回されるのであり、又、前記チエン押え1
9の脚部19bにチエン誘導路19aを設けたこ
とにより、該チエン押え19に進入する前記ロー
ドチエン18の捩れを完全に規制して、正常な状
態での通過のみを許すことができると共に、前記
チエン押え19は、前記ロードシーブと同軸芯で
揺動することにより、荷重の作用方向の変化に伴
なう前記チエン押え19の揺動があつても、該チ
エン押え19と前記ロードシーブ4との相対間隔
はたえず一定間隔に保たれるので、該ロードシー
ブ4に巻回された前記ロードチエン18が、前記
ロードシーブ4から躍動或いは浮遊するのを阻止
するのである。
(考案の効果) 以上説明した如く、本考案の牽引・巻上装置
は、サイドフレーム2,3間にロードチエン18
を掛設するロードシーブ4を回転自由に支持した
牽引・巻上装置において、前記サイドフレーム
2,3間に位置する前記ロードシーブ4の軸方向
側方外周を円形周面とする一方、前記ロードシー
ブ4の外周部を覆い、内部にチエン誘導路19a
を設けると共に、該チエン誘導路19aに連続す
るチエン誘導口19c,19cを下向きに開口さ
せた該チエン押え19を形成して、該チエン押え
19におけるチエン誘導路19aの幅方向両側方
に前記円形周面と摺接する円形内周面を設けて、
このチエン押え19を前記ロードシーブ4に揺動
自由に支持したから、前記チエン押え19によ
り、前記ロードシーブ4に掛設するロードチエン
18が、前記ロードシーブ4から躍動又は浮遊す
るのを阻止することができると共に、前記チエン
18の捩じれを規制することができながら、しか
も、前記ロードシーブ4の軸方向側方外周に円形
周面を形成すると共に、前記チエン押え19にお
けるチエン誘導路19aの幅方向両側方に前記円
形周面と摺接する円形内周面を設けて、前記チエ
ン押え19を前記ロードシーブ4に揺動自由に支
持したから、斜め引きなどにより前記ロードシー
ブ4に掛設された前記ロードチエン18の荷重の
作用方向が変化しても、該ロードチエン18に荷
重が作用して緊張する前に前記チエン押え19
が、前記ロードシーブ4との円形支持面を回動支
点にして揺動し、変化した荷重方向の作用方向に
即応して揺動するので、前記ロードチエン18が
前記チエン押え19の入口で無理な屈曲をしたり
することなく、スムーズに前記ロードシーブ4に
掛設することができ、この結果、斜め引きなどに
よるチエン押え19の入口での前記ロードチエン
18の異常摩擦による前記チエン押え19の摩耗
や破損を防止することができ、その上、前記チエ
ン押え19は、前記ロードシーブ4と同軸芯で揺
動することにより、荷重の作用方向の変化があつ
てもたえず前記ロードシーブ外周部を覆つた状態
のまま、一定間隔に保たれるので、前記ロードチ
エン18が前記ロードシーブ4から躍動或いは浮
遊するのを確実に阻止でき、これにより、常に正
しい係鎖状態に保持することができるのである。
又、前記チエン押えを揺動可能にしたことで、こ
の巻上装置を逆吊り作業に利用しても、繰出しチ
エンがもつれることのない利点も得られるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による牽引・巻上装置の全体断
面図、第2図は第1図のA−A断面図で、第3図
はチエン押えの下端面を示すB矢視図、第4図は
ロードシーブとチエン押え縦断拡大面図である。 2,3……サイドフレーム、4……ロードシー
ブ、19……チエン押え、19a……誘導路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイドフレーム2,3間にロードチエン18を
    掛設するロードシーブ4を回転自由に支持した牽
    引・巻上装置において、前記サイドフレーム2,
    3間に位置する前記ロードシーブ4の軸方向側方
    外周を円形周面とする一方、前記ロードシーブ4
    の外周部を覆い、内部にチエン誘導路19aを設
    けると共に、該チエン誘導路19aに連続するチ
    エン誘導口19c,19cを下向きに開口させた
    チエン押え19を形成して、該チエン押え19に
    おけるチエン誘導路19aの幅方向両側方に前記
    円形周面と摺接する円形内周面を設けて、このチ
    エン押え19を前記ロードシーブ4に揺動自由に
    支持したことを特徴とする牽引・巻上装置。
JP1988051712U 1988-04-18 1988-04-18 Expired - Lifetime JPH0512231Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988051712U JPH0512231Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988051712U JPH0512231Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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Publication Number Publication Date
JPH01156194U JPH01156194U (ja) 1989-10-26
JPH0512231Y2 true JPH0512231Y2 (ja) 1993-03-29

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ID=31277729

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988051712U Expired - Lifetime JPH0512231Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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JP (1) JPH0512231Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442318Y2 (ja) * 1988-02-29 1992-10-06

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JPH01156194U (ja) 1989-10-26

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