JPH05121157A - 加熱ローラ装置 - Google Patents

加熱ローラ装置

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Publication number
JPH05121157A
JPH05121157A JP31407191A JP31407191A JPH05121157A JP H05121157 A JPH05121157 A JP H05121157A JP 31407191 A JP31407191 A JP 31407191A JP 31407191 A JP31407191 A JP 31407191A JP H05121157 A JPH05121157 A JP H05121157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
rollers
magnet
conductor
heated
Prior art date
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Pending
Application number
JP31407191A
Other languages
English (en)
Inventor
好生 ▲吉▼村
Yoshio Yoshimura
Naomichi Kawasaki
直通 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP31407191A priority Critical patent/JPH05121157A/ja
Publication of JPH05121157A publication Critical patent/JPH05121157A/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 導体ローラと、このローラの内部に配置され
る磁石と、この磁石をローラに対し相対的に回転駆動す
る駆動機構とを備える。その磁石の回転により生じる交
番磁界内においてローラが誘導加熱される。 【効果】 高周波電源を用いることなく商用電源により
ローラを誘導加熱することができるので、コンパクト化
を図れると共に電源コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱ローラ装置に関し、
例えば電子写真記録プロセスによって記録紙上に転写さ
れた未定着のトナーを定着させるために用いられる。
【0002】
【従来の技術】加熱ローラとして、導体ローラの内部に
コイルを配置し、このコイルに高周波電流を印加するこ
とにより、ローラを誘導加熱する加熱ローラ装置が従来
より提案されている(特開昭54‐39645号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ローラを誘導加熱する
ために高周波電源を用いると電源装置が大型化する。ま
た、低周波の商用電源の周波数を高周波に変換する場
合、その変換効率は70%〜80%程度と低いため、電
源コストが増大する。さらに、ローラの内部にコイルを
配置する場合、コイルを巻いたボビンの中心部での磁束
密度は大きいが加熱されるローラ表面の磁束密度は低い
ため加熱効率が低いという問題もある。
【0004】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる加熱ローラ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本件第1発明の特徴とす
るところは、導体ローラと、このローラの内部に配置さ
れる磁石と、この磁石をローラに対し相対的に回転駆動
する駆動機構とを備え、その磁石の回転により生じる交
番磁界内において導体ローラが誘導加熱される点にあ
る。
【0006】本件第2発明の特徴とするところは、ロー
ラ支持部材と、このローラ支持部材によって軸中心に回
転可能に支持される2本の互いに対向するローラと、少
なくとも1本のローラの内部に配置される磁石と、この
磁石をローラに対し相対的に回転駆動する駆動機構とを
備え、少なくとも1本のローラが導体とされ、その磁石
の回転により生じる交番磁界内において導体ローラが誘
導加熱される点にある。
【0007】本件第3発明の特徴とするところは、ロー
ラ支持部材と、このローラ支持部材に軸中心に回転可能
に支持される2本の互いに対向する導体ローラと、各ロ
ーラの内部に回転可能に配置される磁石と、各磁石をロ
ーラに対し相対的に回転駆動する駆動機構とを備え、各
磁石の磁極が回転方向に沿って交互に変化するものとさ
れ、両ローラの対向位置における一方の磁石の磁極と他
方の磁石の磁極とが異なるものとされ、その磁石の回転
により生じる交番磁界内において各導体ローラが誘導加
熱される点にある。
【0008】
【作用】本件第1発明の構成によれば、導体ローラの内
部で磁石が相対的に回転駆動されることで交番磁界が発
生し、この交番磁界内のローラに渦電流が誘導され、ジ
ュール熱により導体ローラが誘導加熱される。
【0009】本件第2発明の構成によれば、ローラ支持
部材に回転可能に支持された2本のローラの間に被搬送
物を挟んで搬送する場合に、少なくとも一本の導体ロー
ラが誘導加熱されることにより、その被搬送物を加熱す
ることができる。
【0010】本件第3発明の構成によれば、ローラ支持
部材に回転可能に支持された2本の導体ローラ間に被搬
送物を挟んで搬送する場合に、磁石の回転により発生す
る交番磁界の磁束密度は、そのローラと被搬送物との接
触部において最大となることから、誘導加熱により被搬
送物を効率良く加熱することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1および図2に示す加熱ローラ装置1は
例えば電子複写機やファクシミリに内蔵されるものであ
って、上ローラ支持部材2と、下ローラ支持部材3と、
上ローラ支持部材2に軸中心に回転可能に支持される上
ローラ5と、下ローラ支持部材3に回転可能に支持され
る下ローラ7と、上ローラ5の内部に配置される永久磁
石8と、下ローラ7の内部に配置される永久磁石9とを
備えている。
【0013】その上ローラ5は導体であって中空の円筒
状に形成され、その両端内周に非磁性、非導電性のブッ
シュ10が挿入され、ビス等により固定されている。各
ブッシュ10と上ローラ支持部材2との間に非磁性、非
導電性の軸受4が介在されることで、上ローラ5は軸中
心に回転可能に支持されている。
【0014】下ローラ7は導体であって中空の円筒状に
形成され、その両端内周に非磁性、非導電性のブッシュ
11が挿入され、ビス等により固定されている。各ブッ
シュ11と下ローラ支持部材3との間に非磁性、非導電
性の軸受6が介在されることで、下ローラ7は軸中心に
回転可能に支持されている。
【0015】上ローラ5と下ローラ7とは互いに対向す
ると共に回転軸心は平行とされている。各ローラ5、7
の軸方向一方側のブッシュ10、11の外周に、互いに
噛み合うギヤ25、26が同行回転可能に嵌合されてい
る。両ギヤ25、26の一方が図外モータにより回転駆
動されることで、両ローラ5、7は互いに逆方向に同速
度で回転駆動される。これにより、両ローラ5、7によ
って被搬送物30を挟み込んで図2において矢印方向に
搬送することが可能とされている。なお、両ローラ5、
7により被搬送物30を加圧できるように、各ローラ支
持部材2、3は図外バネにより弾性力を受けている。
【0016】各ローラ5、7の内部に配置される永久磁
石8、9は円柱状であって、その中心にはシャフト1
2、14が同行回転可能に挿入されている。そのシャフ
ト12、14の両端は、非磁性、非導電性の軸受13、
15を介して前記ブッシュ10、11に回転可能に支持
されている。これにより、各ローラ5、7の回転軸心
と、各ローラ5、7の内部の永久磁石8、9の回転軸心
とは一致する。図2に示すように、各永久磁石8、9の
磁極は回転方向に沿って交互に変化するものとされてい
る。また、各ローラ5、7の対向位置、すなわち被搬送
物30と接触する位置における一方の永久磁石8の磁極
と他方の永久磁石9の磁極とは異なるものとされてい
る。
【0017】各シャフト12、14の一端には互いに噛
み合うギヤ20、21が同行回転可能に嵌合され、両ギ
ヤ20、21の一方が図外モータにより回転駆動され
る。そのモータの電源としては低周波の商用電源が用い
られる。これにより、両永久磁石8、9は互いに逆方向
に同速度で回転する。この永久磁石8、9は、その回転
速度が各ローラ5、7の回転速度よりも高速とされるこ
とで、各ローラ5、7に対し相対回転する。
【0018】上記構成によれば、各ローラ5、7に対し
永久磁石8、9が相対的に回転駆動されることで交番磁
界が発生し、この交番磁界内の各ローラ5、7に渦電流
が誘導され、この渦電流に基づくジュール熱によりロー
ラ5、7が誘導加熱される。この熱によりローラ5、7
によって搬送される被搬送物30を加熱することができ
る。その加熱温度はマグネット8、9の回転速度を制御
することで、被搬送物30の搬送速度と無関係に調節す
ることができる。これにより、上記加熱ローラ装置1を
例えば電子複写機の定着部に用いることで、被搬送物で
ある記録紙上に転写された未定着のトナーを定着するこ
とができる。
【0019】その交番磁界を発生させるために、大型の
高周波電源は不要で低周波の商用電源を用いることがで
きるので、コンパクト化を図ることができ、また、周波
数変換が不要であることから電力効率もよくなって電源
コストを低減することもできる。
【0020】また、その交番磁界における磁束密度は、
両ローラ5、7の被搬送物30との接触部において最大
となることから、被搬送物を効率良く加熱することがで
きる。
【0021】また、各ローラ5、7は被搬送物30との
接触部以外においても交番磁界内にあることから予熱さ
れることになり、これによっても加熱効率が向上する。
【0022】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、図3に示すように一方のローラ4
0の内部にのみ磁石41を配置し、他方のローラ42の
みを導体とし、一方のローラ40を非磁性、非導電性と
することで、他方のローラ42のみを誘導加熱するよう
にしてもよい。また、図4に示すように単一の導体ロー
ラ43の内部に磁石44を配置することでローラ43を
誘導加熱するようにしてもよい。また、磁石として電磁
石を用いてもよい。また、電子写真プロセスの定着用以
外の用途として例えば繊維や紙の加熱ローラとして用い
ることもできる。
【0023】
【発明の効果】本件第1発明による加熱ローラ装置によ
れば、高周波電源を用いることなく商用電源によりロー
ラを誘導加熱することができるので、コンパクト化を図
れると共に電源コストを低減できる。さらに、本件第2
発明による加熱装置によれば、2本のローラにより被搬
送物を搬送する場合に、その被搬送物を加熱することが
できる。さらに、本件第3発明による加熱装置によれ
ば、2本のローラにより搬送される被搬送物を効率良く
加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る加熱ローラ装置の縦断面
【図2】本発明の実施例に係る加熱ローラ装置の横断面
【図3】変形例に係る加熱ローラ装置の横断面図
【図4】変形例に係る加熱ローラ装置の横断面図
【符号の説明】
5、7 ローラ 8、9 磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体ローラと、このローラの内部に配置
    される磁石と、この磁石をローラに対し相対的に回転駆
    動する駆動機構とを備え、その磁石の回転により生じる
    交番磁界内において導体ローラが誘導加熱されることを
    特徴とする加熱ローラ装置。
  2. 【請求項2】 ローラ支持部材と、このローラ支持部材
    によって軸中心に回転可能に支持される2本の互いに対
    向するローラと、少なくとも1本のローラの内部に配置
    される磁石と、この磁石をローラに対し相対的に回転駆
    動する駆動機構とを備え、少なくとも1本のローラが導
    体とされ、その磁石の回転により生じる交番磁界内にお
    いて導体ローラが誘導加熱されることを特徴とする加熱
    ローラ装置。
  3. 【請求項3】 ローラ支持部材と、このローラ支持部材
    に軸中心に回転可能に支持される2本の互いに対向する
    導体ローラと、各ローラの内部に回転可能に配置される
    磁石と、各磁石をローラに対し相対的に回転駆動する駆
    動機構とを備え、各磁石の磁極が回転方向に沿って交互
    に変化するものとされ、両ローラの対向位置における一
    方の磁石の磁極と他方の磁石の磁極とが異なるものとさ
    れ、その磁石の回転により生じる交番磁界内において各
    導体ローラが誘導加熱されることを特徴とする加熱ロー
    ラ装置。
JP31407191A 1991-10-30 1991-10-30 加熱ローラ装置 Pending JPH05121157A (ja)

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JP31407191A JPH05121157A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 加熱ローラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31407191A JPH05121157A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 加熱ローラ装置

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JPH05121157A true JPH05121157A (ja) 1993-05-18

Family

ID=18048880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31407191A Pending JPH05121157A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 加熱ローラ装置

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JP (1) JPH05121157A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053103A1 (fr) * 2001-12-19 2003-06-26 Nippon Magnetics Inc., Appareil de chauffage utilisant de la chaleur generee par courant de foucault

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053103A1 (fr) * 2001-12-19 2003-06-26 Nippon Magnetics Inc., Appareil de chauffage utilisant de la chaleur generee par courant de foucault

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