JPH05121137A - サポート付きインターコネクターの製造方法 - Google Patents

サポート付きインターコネクターの製造方法

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JPH05121137A
JPH05121137A JP11559691A JP11559691A JPH05121137A JP H05121137 A JPH05121137 A JP H05121137A JP 11559691 A JP11559691 A JP 11559691A JP 11559691 A JP11559691 A JP 11559691A JP H05121137 A JPH05121137 A JP H05121137A
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adhesive
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support
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rubber plate
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Susumu Akaha
進 赤羽
Fumio Oshima
富美男 大島
Koichi Yamazaki
浩一 山崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、サポ−ト材2枚とその間にS型層
を接着剤を介して挟み、真空脱泡した後、接着剤を加熱
硬化させる方法を提供するものである。 【構成】 ポリエステルフィルム1上に加硫化した成形
シリコ−ンゴム板2を設けたサポ−ト材の前記ゴムに接
着剤を塗布し、前後2枚のサポ−ト材4、5がS型層6
を中央に挟み、これを貼り合わせた後、真空ボックス7
中で減圧脱泡させ、フローティング金型13による加熱
成形によって接着剤を硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サポート付きインター
コネクターの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来サポート付きインターコネクターを
製造する場合、未加硫のシリコーンゴム等のサポート材
原料は混練後ポリエステル等のフィルム上に一定厚さで
分出しされ、導電性と絶縁性のエラストマーを交互多重
に積層したS型層を未加硫サポート材原料の間に挟み込
み、サポート材の加硫とS型層の接着を金型内で同時に
行つていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような方法
では、サポート材原料が未加硫のため、分出し後やS型
層との貼り合わせ作業の前後に原料が流れ易く、厚みム
ラとなるので、これが設備を自動化する妨げとなってい
た。また、密閉金型内での加硫では、圧力と熱によって
サポート材が流れ中央のS型層を伸ばすため、成形後に
スキュー不良等の歪が発生し、クレームの原因となって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
問題点を解決できる方法を提供することを目的とするも
ので、これは、フィルム上に一定間隔で加硫成形された
ゴム板を設け、該ゴム板上に接着剤層をスクリーン印刷
して二枚一組のサポート材とし、その間に前記接着剤層
を介して導電性と絶縁性のエラストマーを交互多重に積
層したS型層を接着挟持させ、真空ボックス中にて減圧
脱泡した後、フローティング金型により加熱成形するこ
とを特徴とするサポート付きインターコネクターの製造
方法である。
【0005】以下、これを図に示す実施例について詳し
く説明すると、本発明の方法は、まず図1(a)に示す
ポリエステル等のフィルム1上に、加硫成形されたシリ
コーン等のゴム板2を一定間隔で設けて、この各板上に
接着剤層3をスクリーン印刷した後、切り離して二枚一
組のサポート材4、5をつくる。つぎに図1(b)に示
すように、サポート材4を反転させ、その下に置いたサ
ポート材5との間に、導電性と絶縁性のエラストマーを
交互多重に、その接合面がたがいに平行となるように積
層したS型層6を挟み込み、図1(c)に示すように、
そこに含まれる空気の泡を真空ボックス7中で除去する
ものである。
【0006】ゴム板2にスクリーン印刷された接着剤層
3には、ゴム板2がシリコーンゴム板であるときにはシ
リコーン付加型が適しているが、一般的には、縮合型の
RTV、シリコーン接着ワニス、アクリル系接着剤等が
使用される。接着剤の塗布にはロール塗り、スプレー、
はけ塗り等が考えられるが、均一性あるいは精度の点か
らはスクリーン印刷が最も適し、厚さは20〜40μm
とするのがよい。接着剤が塗布されたサポート材は、前
後二枚(4、5)を一組として切り離される。サポート
材5上には供給装置(図示しない)からS型層6が載置
され、他のサポート材4は反転装置(図示しない)で反
転されてS型層6上に送られ、S型層6をその間に挟み
込んで、両サポート材4、5が貼り合わされる。
【0007】しかしこの貼り合せ品8を直ちに熱成形す
ると、貼り合わせ面に残留する気泡のために接着不良と
なるので、図2(a)に示す真空ボックス7内のテーブ
ル9上に載せ脱泡処理を行う。この場合、真空ボックス
内は0.1Torr以下に保持し、一定荷重を発泡スポ
ンジシートを介して与え続ける必要がある。そのため上
記貼り合せ品8に加わる重量が10g/cm2になるよ
う調整した荷重板10を、脱泡真空効果を上げるため5
〜10mm厚さの発泡スポンジシート11を介して載
せ、排気口12より排気すると、貼り合せ品8の厚さに
かかわらず伸び歪を生じることのない処理を行うことが
できる。なお、発泡スポンジシート11は、図2(b)
に示すように、非圧時には吊架されるような状態であ
り、下降が進むにつれて、貼り合わせ品8の中央部から
側縁部に次第に当接するようになっている。このためS
型層6とサポート材4との界面に残留する恐れのある気
泡は界面から押出されることになる。
【0008】つぎに最終処理工程として、あらかじめ1
00〜110℃に加熱された熱板内で加熱塗布した接着
剤層3を硬化させる。このときの熱板の重さは、10g
/cm2以下に調整されていなければならない。そのた
めに図3に示すフローテイング金型13を使用するのが
よい。これは貼り合せ品8をテーブル14上に載置し、
エアーシリンダー等のシリンダー15のピストン16に
懸垂されたフローティング金型13を密着させる。金型
の自重とシリンダーによる上向き調整力の差によりプレ
ス圧が10g/cm2以下の所定値となるよう設定し、
シリンダー圧を固定する。フローティング金型の上金型
13′は、貼り合わせ品8が膨張すればその膨張力に伴
って上昇し、逆に貼り合わせ品8が収縮すれば上金型1
3′は下降する。これによって、 イ.加熱初期から末期まで熱板が材料に密着している。 ロ.材料の発泡膨張力に抗して熱板が持ち上げられるよ
うに荷重あるいは保持力が調整されている。 点で推奨されるが、上記保持力は金型の自重を調整し、
膨張力あるいは材料の抗力で浮動するものでもよく、バ
ネ、エアーシリンダー、油圧シリンダーを用いて金型の
自重を相殺する浮動式としてもよい。
【0009】
【実施例】ポリエステルフィルム上に一定間隔で加硫成
形されたシリコーンゴム板のサポート材4に、付加反応
型RTVのKE1800TA.TB(信越化学工業
(株)製、商品名)、粘度600P〜1200Pの接着
剤を、連続的にメッシュ150#のスクリーンを用いた
半自動スクリーン印刷機、ミノマット600−W
((株)ミノグループ製、商品名)で10〜30μmの
一定厚さに全面塗布する。
【0010】この後まずサポート材4をポリエステルフ
ィルムとともに切断し反転装置で反転させておく。つぎ
に二枚目のサポート材5の付加反応型RTVの塗布面
に、厚さ30μm、幅30cm、奥行30cmの導電性
シートと同形状の絶縁性シートとを、交互に積み重ねて
なる立方体から、積み重ね方向に平行な面内で切断して
得た厚さ1mmのS型層6を供給し、ポリエステルフィ
ルムとともに切断し、さきの反転させておいたサポート
材4と貼り合わせる。このとき貼り合わせる側の二枚目
のサポート材4の乗ったステージの保持には、低摩擦エ
アーシリンダーを用いる。これは、10kgfの力が付加
された場合に、力を吸収する機構である。
【0011】つぎに、密閉された真空ボックス7内で、
貼り合わされたサポート材とS型層の間の気泡を除去す
るため真空ポンプを使用し、0.1Torr以下で70
秒間吸引を続けた。同時に真空ボックス内で均一な荷重
を加えるために、重量を調整した荷重板10とその間に
5mmの発泡スポンジシート11を介在させて荷重をか
け、S型層の密着を図った。
【0012】ついで上記密着された貼合せ品8をテーブ
ル14上に載せ、あらかじめ重量を調整し110℃に加
熱したフローティング金型13で押圧しシリコーンゴム
を硬化させた。このとき10g/cm2の荷重になるよ
うに調整した。ついでポリエステルフィルムを除去して
本発明のインターコネクターを得た。
【0013】
【発明の効果】サポート材への接着剤の塗布、S型層の
供給、サポート材とS型層との貼り合わせ、真空ボック
ス内での減圧脱泡、金型による熱成形の工程を一連の装
置で行うことができるので、S型層の伸びによるスキュ
ー、接着の際に残る気泡あるいは接着不良がなく、優れ
たサポート付コネクターが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)は、本発明の方法の説
明図である。
【図2】(a)、(b)は、本発明の方法で使用する真
空ボックスの説明図である。
【図3】本発明の方法で使用するフローティング金型の
説明図である。
【符号の説明】
1 ポリエステルフィルム 10 荷重板 2 シリコーンゴム板 11 発泡スポンジシー
ト 3 接着剤層 12 排気口 4 サポート材 13 フローティング金
型 5 サポート材 13′ 上金型 6 S型層 14 テーブル 7 真空ボックス 15 エアーシリンダー 8 貼り合せ品 16 ピストン 9 テーブル 17 分室(加圧型) 18 分室(減圧型)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム上に一定間隔で加硫成形された
    ゴム板を設け、該ゴム板上に接着剤層をスクリーン印刷
    して二枚一組のサポート材とし、その間に前記接着剤層
    を介して導電性と絶縁性のエラストマーを交互多重に積
    層したS型層を接着挟持させ、真空ボックス中にて減圧
    脱泡した後、フローティング金型により加熱成形するこ
    とを特徴とするサポート付きインターコネクターの製造
    方法。
JP3115596A 1991-04-19 1991-04-19 サポ―ト付きエラストマ―インタ―コネクタ―の製造方法 Expired - Fee Related JP2535677B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0222578U (ja) * 1988-07-27 1990-02-15
JPH02129383A (ja) * 1988-11-08 1990-05-17 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 皮膜形成法
JPH02195671A (ja) * 1989-01-23 1990-08-02 Stanley Electric Co Ltd コネクタ及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH02195671A (ja) * 1989-01-23 1990-08-02 Stanley Electric Co Ltd コネクタ及びその製造方法

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