JPH05120685A - 光学式情報記録方法及びその装置 - Google Patents

光学式情報記録方法及びその装置

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JPH05120685A
JPH05120685A JP3279836A JP27983691A JPH05120685A JP H05120685 A JPH05120685 A JP H05120685A JP 3279836 A JP3279836 A JP 3279836A JP 27983691 A JP27983691 A JP 27983691A JP H05120685 A JPH05120685 A JP H05120685A
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JP
Japan
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pulse
optical
light emitting
medium
recording
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JP3279836A
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Kazumasa Ishikawa
和正 石川
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Olympus Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録されるピットに対応する光パルス自体の
波高値を変化させることなく、過去の光パルスによる予
熱効果の影響を一定化する。 【構成】 記録媒体上に照射する光パルス波形におい
て、記録されるピットに対応する部分である発光部の先
端部直前に、媒体特性変化レベルPth以下であり、パワ
ーレベルPB ,パルス幅WB ,パルス数NB のバイアス
パルス発光部1を設ける。また、前記発光部において、
その一部がPth以上の範囲で最低発光パワーレベルPP
,パルス幅WP ,パルス数NP のパルス状に変化する
パルス重畳部2を設ける。この光パルスを記録媒体上に
照射し、光パルスの熱エネルギーによって媒体特性を変
化させることにより情報を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式記録媒体上に光
パルスを照射し、光パルスの熱エネルギーによって媒体
特性を変化させることにより情報を記録する光学式情報
記録方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の光学式情報記録装置で
は、一般に、対物レンズにより記録媒体上に集光された
微小スポットが媒体を熱的に反応させて媒体特性に変化
を生じさせることにより情報ピットを形成している。前
記スポットが媒体面上に照射されることによって発生す
る熱は、スポットの強度分布に応じた分布になると共
に、媒体面上を伝導する。この発生する熱の分布や伝導
特性については、媒体の種類や使用される材料によって
大きく異なるため、ここでは、それぞれについて言及す
ることは省略する。
【0003】前記記録媒体における熱分布や熱伝導特性
の影響により、光パルスの発生間隔の違いによって形成
されるピット形状が異なってしまい、不具合が生じる場
合がある。例えば、記録する際に発光される光パルスの
時間幅が同じであるパルス列の場合、光パルスの発生間
隔が時間的に短いと、直前の光パルスで発生した熱の影
響を受けるために、光パルスの発生間隔が時間的に長い
場合に比べて、形成されるピット形状が異なる。このた
め、所望とする記録時の光パルスと同一の信号を再生す
ることが難しくなる。この場合の現象としては、ジッタ
増加による読み出しエラーが発生する。このような熱の
振舞いを一般に予熱効果と呼んでいる。また、ここで
は、前記光パルスの記録ピットに対応する部分(パルス
波形の立ち上がりから立ち下がりまで)を発光部、記録
が行われない部分(パルス波形の立ち下がりから立ち上
がりまで)を消光部と呼ぶことにする。
【0004】前記予熱効果は、前述のような発光時間が
同じパルス列の場合に限って影響が及ぶだけでなく、光
パルスの時間幅と光パルスの発生間隔(正確には消光時
間幅)の両方を情報として記録するエッジ記録再生方式
の場合にも問題となる。すなわち、発光時間が長い光パ
ルスの場合は、発光時間の短い光パルスの場合に比べ
て、前記予熱効果の為に光パルスが消光状態に戻っても
すぐには媒体が応答しないという現象が発生し、再生信
号において時間遅れとなって表われる。これもまたジッ
タ増加の原因となる。
【0005】これらの問題点の解決するために、特開昭
64−78437号公報には光パルス波形の先端部及び
後部のパワーを光パルスの記録発光パターンに応じて制
御する方法が提案されている。また、これ以前にも、特
開昭61−216126号公報に開示されているよう
に、光パルス波形を分割したりレーザ出力波形をある時
定数で減衰させる等をしてレーザ光照射部分を一様な温
度分布にしようとする試みもある。さらに、特公平3−
44384号公報には、光パルスを多数のパルスにて構
成することにより、予熱効果を低減させる方法も提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光パル
スを分割したり、あるいは多数のパルスで構成してマル
チパルス化する場合、元の光パルスの波高値と同じパワ
ーで各々のマルチパルスを発光したのでは、間欠部分の
エネルギー分だけ発熱量が下がってしまう。従って、同
じ記録条件とするには、各マルチパルスの発光量を元の
光パルスの発光量よりも大きく設定する必要がある。
【0007】また、光パルス波形の先端部を局部的に大
きくして記録ピットの先端部形状を改善する場合におい
ても、先端部の発光量を大きくする必要がある。
【0008】いずれにしても、前記従来の方法では、実
際に記録されるピットに対応する光パルスの波高値を変
化させなければならない。この場合、発光量を大きくす
るために絶対最大定格の大きいレーザダイオードを用い
る必要がある。また、同じ定格のレーザダイオードを用
いる場合は、寿命が短くなるなど信頼性の低下の原因と
なる。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、実際に記録されるピットに対応する光パルス自
体の波高値を変化させることなく、過去の光パルスによ
る予熱効果の影響を一定化することができ、半導体レー
ザの信頼性を向上させると共に、所望とする記録ピット
形状を得ることが可能な光学式情報記録方法及びその装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式情報記録
方法は、記録媒体上に光パルスを照射して、その熱エネ
ルギーによって媒体特性を変化させることにより情報を
記録する記録方法であって、前記光パルス波形の発光部
の先端部直前に、媒体特性に変化を与えないレベルのパ
ルス状のバイアスパルス発光部を設ける、あるいは、前
記光パルス波形の媒体特性に変化を与える発光部におい
て、その一部が媒体特性に変化を与え続ける光量の範囲
でパルス状に変化するパルス重畳部を設けるものであ
り、本発明の光学式情報記録装置は、記録媒体上に光パ
ルスを照射して、その熱エネルギーによって媒体特性を
変化させることにより情報を記録する記録装置であっ
て、前記光パルスを生成するための記録信号にパルス信
号を付加して、前記光パルス波形の発光部の先端部直前
に媒体特性に変化を与えないレベルのパルス状のバイア
スパルス発光部を形成するバイアスパルス発光部付加手
段と、前記記録信号にパルス信号を付加して、前記光パ
ルス波形の媒体特性に変化を与える発光部において、そ
の一部が媒体特性に変化を与え続ける光量の範囲でパル
ス状に変化するパルス重畳部を形成するパルス重畳部付
加手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】記録媒体上に照射する光パルス波形の発光部の
先端部直前に、媒体特性に変化を与えないレベルのパル
ス状のバイアスパルス発光部を設け、前記光パルス波形
の媒体特性に変化を与える発光部において、その一部が
媒体特性に変化を与え続ける光量の範囲でパルス状に変
化するパルス重畳部を設ける。この光パルスを記録媒体
上に照射し、光パルスの熱エネルギーによって媒体特性
を変化させることにより情報を記録する
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の一実施例に係り、図1
はライトパルスの時間波形の一例を示す波形図、図2は
本発明の記録方法に用いられるライトパルス信号制御回
路の構成例を示すブロック図、図3は図2中の予熱効果
検出回路の構成を示すブロック図、図4はバイアスパル
ス発光部、パルス重畳部の各パラメータを決定する際に
用いるライトパルス信号の期間を説明するタイムチャー
トである。
【0013】図1に示すように、本実施例では、記録す
る際の光パルス波形(ライトパルス波形)の立ち上がり
の先端部直前に媒体特性に変化を与えないバイアスパル
ス発光部1を設けるようにする。このバイアスパルス発
光部1の波高値パワー,パルス数,パルス時間幅の少な
くとも一つを制御することによって、実際に記録される
ピットに対応するライトパルスの波高値を大きくするこ
となしに予熱効果を一定化させ、結果的に所望するピッ
ト形状を媒体上に形成できるようにする。
【0014】光パルスの消光時の出射パワーは媒体のし
きい値パワー(Pth)以下であれば、媒体特性に変化を
与えない。ここで、光パルスの消光時の出射パワーをベ
ースパワーと呼ぶことにするが、このベースパワーが完
全に零の場合とPth以下のある値の場合とを比べると、
予熱効果が影響するために、前者に比べて後者の場合の
方が光パルスの波高値パワーを小さくできることが知ら
れている。従って、光パルス波形の先端部直前のバイア
スパルス発光部1にこの機能を持たせて、バイアスパル
ス発光部1のエネルギーをコントロールすることによ
り、記録発光パターンによって発生する予熱効果を一定
化させることができ、結果として立ち上がり位置にずれ
のないピットを形成することができる。
【0015】また、ピットの立ち下がり位置について
も、その時点で記録しようとしている光パルス自体から
の予熱効果によって、正しく記録されないという問題が
ある。これに対しては、図1に示すように、光パルスの
記録発光部にパルス状にその出射パワーが変化するパル
ス重畳部2を設け、このパルス重畳部2のボトム部での
出射パワーをPth以上の範囲に設定する。このパルス重
畳部2のパルス数,パルス時間幅,ボトム部のパワー値
の少なくとも一つを制御することによって、ピット終了
部分(再生信号での立ち下がり部分)の予熱効果の影響
を一定化させ、結果的には再生信号における立ち下がり
が所望する時間内に位置するようにしている。
【0016】図1のライトパルスの時間波形では、横軸
が時間を示し、縦軸が出射パワーを示している。Pthは
前述した記録媒体の特性が変化するしきい値パワーのレ
ベルである。バイアスパルス発光部1は、パルス幅WB
,パルス数NB 個のパルスから成っており、出射パワ
ーPB はPth以下の範囲で制御される。
【0017】また、光パルスの記録発光部にパルス状に
重畳されたパルス重畳部2は、パルス幅WP ,パルス数
NP 個から成っており、パルス重畳部2のボトム部分で
の最小出射パワーPP はPth以上の範囲で制御される。
【0018】なお、実際に記録されるピットに対応する
ライトパルスの時間幅はWW ,出射パワーはPW で表し
ている。
【0019】前記ライトパルス波形中のバイアスパルス
発光部1の出射パワー値PB ,パルス時間幅WB ,パル
ス数NB と、パルス重畳部2のボトム部分の出射パワー
値PP ,重畳パルス時間幅WP ,重畳パルス数NP の各
々を制御するライトパルス信号制御回路の構成を図2に
示す。
【0020】記録データが図示しない変調回路によって
変調され、ライトパルス信号としてバイアスパルス発光
部付加回路11、及び予熱効果検出回路12に入力され
る。予熱効果検出回路12は、ライトパルス信号の波形
パターンから演算によって予熱効果に応じたバイアスパ
ルス発光部1の各パラメータPB ,WB ,NB を決定
し、各値をバイアスパルス発光部付加回路11へ入力す
る。これらのパラメータPB ,WB ,NB に基づいて、
バイアスパルス発光部付加回路11でライトパルス信号
にバイアスパルス発光部1が付加され、出力信号がパル
ス重畳部付加回路13に入力される。また、予熱効果検
出回路12は、同様に予熱効果に応じたパルス重畳部2
の各パラメータPP ,WP ,NP を決定し、各値をパル
ス重畳部付加回路13へ入力する。これらのパラメータ
PP ,WP ,NP に基づいて、パルス重畳部付加回路1
3でパルス重畳部2が付加され、バイアスパルス発光部
1とパルス重畳部2とが付加されたライトパルス信号が
レーザダイオード(LD)駆動回路14に入力される。
【0021】LD駆動回路14は、前記バイアスパルス
発光部1とパルス重畳部2とが付加されたライトパルス
信号に基づいてレーザダイオード15を駆動し、これに
より、レーザダイオード15が発光して記録媒体上に光
パルスが照射され、情報の記録が行われる。
【0022】次に、図3及び図4を参照して前記各パラ
メータPB ,WB ,NB 、及びPP,WP ,NP の決定
方法について説明する。
【0023】前記予熱効果検出回路12は、例えば図3
に示すように構成されている。ライトパルス信号のブラ
ンク期間(消光期間)を測定するブランク期間測定回路
21と、パルス幅WW を測定するパルス幅測定回路22
とが設けられ、それぞれにライトパルス信号が入力され
る。また、前記ライトパルス信号の種々の場合における
ブランク期間,パルス幅WW に対応した各パラメータP
B ,WB ,NB を格納しているROMテーブル(1)2
3と、各パラメータPP ,WP ,NP を格納しているR
OMテーブル(2)24とが設けられている。前記ブラ
ンク期間測定回路21の出力B(n) とパルス幅測定回路
22の出力A(n) は、それぞれROMテーブル(1)2
3,ROMテーブル(2)24の読み出しアドレスとし
て用いられる。また、現在の1つ前のライトパルス信号
のパルス幅WW を記憶するメモリ25が設けられてお
り、この値A(n-1) はROMテーブル(1)23の読み
出しに用いられる。
【0024】前記読み出しアドレスA(n-1) ,B(n) に
よりバイアスパルス発光部1のパラメータPB(n),WB
(n),NB(n)が決定され、ROMテーブル(1)23か
ら読み出されてバイアスパルス発光部付加回路11へ出
力される。また、読み出しアドレスA(n) ,B(n) によ
りパルス重畳部2のパラメータPP(n),WP(n),NP(n)
が決定され、ROMテーブル(2)24から読み出され
てパルス重畳部付加回路13へ出力される。
【0025】ここで、ライトパルス信号のブランク期
間,パルス幅WW に応じた前記各パラメータの設定値に
ついて説明する。
【0026】直前の光パルスと現在の光パルスとの間の
ブランク期間が短い場合は、直前の光パルスで発生した
熱の影響を受けるため、この予熱効果をブランク期間が
長い場合と同じくする必要がある。従って、この場合は
バイアスパルス発光部1のエネルギーを小さくする目的
でパルス数NB を少なくするとか、パルス幅WB を狭め
るとか、パルス波高値PB を小さくした値を設定する。
また、ブランク期間が長い場合は、短い場合に比べてバ
イアスパルス発光部1のエネルギーを大きくする目的
で、前記の場合とは逆の方向の値に各パラメータを設定
する。
【0027】また、パルス重畳部2の各パラメータにつ
いては、光パルスのパルス幅WW が長い場合は短い場合
に比べて、次に発生する光パルスへの予熱効果を少なく
する目的で、パルス数NP を少なくするとか、パルス幅
WP を小さくするとか、ボトム部の出射パワー値PP を
低くした値を設定する。また、光パルスのパルス幅WW
が短い場合は、前記の場合とは逆の方向の値に各パラメ
ータを設定する。
【0028】なお、前述したように、ブランク期間の長
さに応じて予熱効果が変化するため、ブランク期間の測
定値B(n) によってバイアスパルス発光部1の各パラメ
ータを設定しているが、このパラメータは、実際には時
間的に1つ前に発光した光パルスのエネルギーの影響も
受けている。そこで、本実施例では、メモリ25を設け
ており、1つ前のパルス幅WW を記憶してこの値A(n-
1) とブランク期間の測定値B(n) とによってバイアス
パルス発光部1の各パラメータPB ,WB ,NBを決定
する。これにより、より精度の高いライトパルス信号の
制御が可能となる。また、パルス重畳部2についても同
様に、前記ブランク期間の長さによる予熱効果も影響す
るため、パルス幅の測定値A(n) とブランク期間の測定
値B(n) とによって、パルス重畳部2の各パラメータP
P ,WP ,NP を決定する。
【0029】前記各パラメータPB ,WB ,NB 、PP
,WP ,NP は、必ずしもすべてをライトパルス信号
に応じて可変させて設定する必要はなく、1つのパラメ
ータを可変するだけで予熱効果を一定にすることができ
る場合は、そのパラメータのみを演算により決定し、あ
とは一定の値を出力しても良い。
【0030】次に、前記パラメータを決定する際に用い
る情報の時間的な関係について図4を参照しながら説明
する。図4はライトパルス信号の波形を示しており、A
(n)は発光期間(パルス幅)、B(n) は消光期間(ブラ
ンク期間)をそれぞれ示している。B(n) 中のバイアス
パルス発光部1の各パラメータは、1つ前のパルス幅A
(n-1) と現在のブランク期間B(n) とによって決定され
る。また、A(n) 中のパルス重畳部2の各パラメータ
は、1つ前のブランク期間B(n) と現在のパルス幅A
(n) とによって決定される。
【0031】なお、本実施例では、1つ前のブランク期
間またはパルス幅の情報と現在の情報とに基づいて各パ
ラメータを決定するようにしているが、もっと時間的に
過去の情報や未来の情報を用いることによって、予熱効
果の影響をより正確に制御することができる。
【0032】以上のように、本実施例によれば、実際に
記録されるピットに対応するライトパルス信号にバイア
スパルス発光部を設けることにより、ライトパルス発光
時に存在する、過去に発光したライトパルスによって発
生した予熱効果の影響を一定化することができる。ま
た、パルス重畳部を設けることにより、ライトパルス消
光時に存在する予熱効果の影響を一定化することができ
る。これにより、所望とする記録ピット形状を媒体上に
形成することができ、再生時のジッタ増加を防止して正
確にデータを読み取ることができる。
【0033】従来のマルチ発光方式では、各パルス間の
消光時の出射パワーが零に近く、従って、全体のエネル
ギーが弱くならない様に各パルスの波高値をその分大き
くしなければならない。このため、定格の大きい半導体
レーザが必要であるとか、同じ定格のものでは寿命が短
くなる等の問題点があったが、本実施例では、各パルス
間の消光時に相当するボトム部分での出射パワーは媒体
しきい値パワーPthを越えているので、パルスの波高値
を大きくする必要がない。また、ライトパルス信号にバ
イアスパルス発光部とパルス重畳部を付加するだけで予
熱効果の影響を低減することができるため、ライトパル
ス自体の時間幅や波高値等を微妙に制御する等の複雑な
処理を必要としない。
【0034】なお、バイアスパルス発光部、及びパルス
重畳部は図1に示した形状のものに限定されるものでは
なく、例えばパルス幅とパルス間隔とを別々に設定する
こともできる。また、パルス重畳部は記録発光部全体に
設けるのではなく、例えば後端側の一部に設けても良
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、実
際に記録されるピットに対応する光パルス自体の波高値
を変化させることなく、過去の光パルスによる予熱効果
の影響を一定化することができ、半導体レーザの信頼性
を向上させると共に、所望とする記録ピット形状を得る
ことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の一実施例に係り、図
1はライトパルスの時間波形の一例を示す波形図
【図2】本発明の記録方法に用いられるライトパルス信
号制御回路の構成例を示すブロック図
【図3】図2中の予熱効果検出回路の構成を示すブロッ
ク図
【図4】バイアスパルス発光部、パルス重畳部の各パラ
メータを決定する際に用いるライトパルス信号の期間を
説明するタイムチャート
【符号の説明】
1…バイアスパルス発光部 2…パルス重畳部 11…バイアスパルス発光部付加回路 12…予熱効果検出回路 13…パルス重畳部付加回路 21…ブランク期間測定回路 22…パルス幅測定回路 23,24…ROMテーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に光パルスを照射して、その
    熱エネルギーによって媒体特性を変化させることにより
    情報を記録する光学式情報記録方法であって、 前記光パルス波形の発光部の先端部直前に、媒体特性に
    変化を与えないレベルのパルス状のバイアスパルス発光
    部を設けることを特徴とする光学式情報記録方法。
  2. 【請求項2】 前記バイアスパルス発光部のパワーレベ
    ル、パルス数、パルス幅、パルス間隔の少なくとも一つ
    を前記光パルスの記録発光パターンに応じて制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学式情報記録方法。
  3. 【請求項3】 記録媒体上に光パルスを照射して、その
    熱エネルギーによって媒体特性を変化させることにより
    情報を記録する光学式情報記録方法であって、 前記光パルス波形の媒体特性に変化を与える発光部にお
    いて、その一部が媒体特性に変化を与え続ける光量の範
    囲でパルス状に変化するパルス重畳部を設けることを特
    徴とする光学式情報記録方法。
  4. 【請求項4】 前記パルス重畳部の最低発光パワーレベ
    ル、パルス数、パルス幅、パルス間隔の少なくとも一つ
    を前記光パルスの記録発光パターンに応じて制御するこ
    とを特徴とする請求項3記載の光学式情報記録方法。
  5. 【請求項5】 記録媒体上に光パルスを照射して、その
    熱エネルギーによって媒体特性を変化させることにより
    情報を記録する光学式情報記録方法であって、 前記光パルス波形の発光部の先端部直前に、媒体特性に
    変化を与えないレベルのパルス状のバイアスパルス発光
    部を設け、 前記光パルス波形の媒体特性に変化を与える発光部にお
    いて、その一部が媒体特性に変化を与え続ける光量の範
    囲でパルス状に変化するパルス重畳部を設けることを特
    徴とする光学式情報記録方法。
  6. 【請求項6】 記録媒体上に光パルスを照射して、その
    熱エネルギーによって媒体特性を変化させることにより
    情報を記録する光学式情報記録装置であって、 前記光パルスを生成するための記録信号にパルス信号を
    付加して、前記光パルス波形の発光部の先端部直前に媒
    体特性に変化を与えないレベルのパルス状のバイアスパ
    ルス発光部を形成するバイアスパルス発光部付加手段
    と、 前記記録信号にパルス信号を付加して、前記光パルス波
    形の媒体特性に変化を与える発光部において、その一部
    が媒体特性に変化を与え続ける光量の範囲でパルス状に
    変化するパルス重畳部を形成するパルス重畳部付加手段
    と、を備えたことを特徴とする光学式情報記録装置。
JP3279836A 1991-10-25 1991-10-25 光学式情報記録方法及びその装置 Withdrawn JPH05120685A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997014143A1 (fr) * 1995-10-09 1997-04-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif d'enregistrement d'informations optiques
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JP2007049083A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 光パルスパターン生成器

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