JPH0512006B2 - - Google Patents

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JPH0512006B2
JPH0512006B2 JP1300039A JP30003989A JPH0512006B2 JP H0512006 B2 JPH0512006 B2 JP H0512006B2 JP 1300039 A JP1300039 A JP 1300039A JP 30003989 A JP30003989 A JP 30003989A JP H0512006 B2 JPH0512006 B2 JP H0512006B2
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JP
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cleaning filter
cylindrical wall
centrifugal self
centrifugal
self
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Kazuo Iijima
Toshuki Iijima
Nobuyoshi Iijima
Shigesada Iijima
Yasuaki Saito
Shuichi Ishiguro
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IIJIMA SEIMITSU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体浄化に用い、過中に吸入口に
設けた過材の表面に積層しようとする流体中の
混在異物を自動的に除去できる遠心式自浄フイル
タ付過装置に関する。
〔従来の技術〕
落差による重力またはポンプを使用して圧送さ
れる流体の流路に混在異物除去用フイルタを介在
させることによつて、流体の移送と流体中に混在
する異物の除去とを同時に行うことは、あらゆる
産業分野に亘つて広く行われている。例えば、水
道の浄水装置の前処理、中水道浄化装置の前処
理、汚濁水からの取水、排水処理装置、プールの
循環水の循環浄化装置、工作用潤滑オイルの循環
浄化装置、工作機械の切削液の過装置などの
過に利用されている。
この種のフイルタ(過材)としてポンプの注
水口に布、金網などを装着したものが使われて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のごとき従来の混在異物除去用フイルタ
は、過すべき流体中の混在異物の粒径が大きな
物から微小な物まで多種であれば、全てのサイズ
の混在異物に対応させることは困難であり、また
殊に異物混入量が多い場合には短期間で材表面
への異物の沈積量が増大し、フイルタの洗浄を頻
繁に行わなければならず、生産性低下の要因とな
つていた。
本発明の目的は、上記課題を解決し、過液中
の大きな物から微小な物まで多種の混在異物に対
応でき、過作業の進行中に同時に、材層の表
面に沈積しつつある被過液中の異物を材表面
から除去する機構を備え、さらに、過液中の多
種の混合異物の変化に対応して、材の取替えが
容易にできる遠心式自浄フイルタ付き過装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の遠心式自浄フイルタ付液体浄化装置
は、上記の課題を解決するために、同軸に配した
三重以上の多重円筒壁を有する中空回転体の遠心
力発生面となる多重円筒壁各々に、内外連通口を
周設するとともに、該多重円筒壁の外周を網目が
微細な布または材層などで覆い、前記中空回転
体の下方向回転軸部に吐出口を設けてなる遠心式
自浄フイルタと、前記遠心式自浄フイルタを内蔵
するとともに回転自在に支持する気密過槽と、
前記遠心式自浄フイルタを駆動するモータと、上
方から重力またはポンプにより加圧した被過液
を、前記気密過槽に導入する導入口と、過作
用により気密過槽内に増加する混在異物の排出
口とからなる遠心式自浄フイルタ付液体浄化装置
において、上記遠心式自浄フイルタは、上端を閉
塞し、円筒壁に前記内外連通口を周設し、下端に
前記吐出口を設けてなる回転円筒体を中心とし、
該回転円筒体の上下端部に外嵌する上部フランジ
板と下部フランジ板を螺合により固定し、前記多
重円筒壁は、分離独立した各円筒壁がシール材を
介して前記上部フランジ板と下部フランジ板の間
に固定され、上部フランジ板を外すことにより各
円筒壁は取外すことができ、所定の隣合う外側円
筒壁と内側円筒壁に、それぞれ微細繊維群を硬質
樹脂で連結強化してなる紐または帯を巻付けて形
成される材層、または網目が微細な布等を固定
して、前記内外連通口を覆い、該外側円筒壁と内
側円筒壁の間に微粒子状物質を密封できる構造で
あり、前記隣合う外側円筒壁と内側円筒壁の間に
活性炭、珪藻土、白土または粒子状多孔質セラミ
ツク等の過材あるいはイオン交換樹脂等の粒子
状物質を充填したことを技術的手段とし、 さらに、前記気密過槽は、遠心式自浄フイル
タと同軸心の円筒状で上下端が閉塞した形状に呈
し、スクリユー羽根状の液流ガイドが等間隔に斜
下方向に向かつて周設され、遠心式自浄フイルタ
の回転により誘起される回転液流により、下方向
に向かう液流を発生する構造であり、気密過槽
の下端部に混在異物の排出口が設けられているこ
とを技術的手段とし、 さらに、前記遠心式自浄フイルタの下方向回転
軸部に設けた吐出口には、吐出路が連結され、該
吐出路に開閉バルブを取付けるとともに、吐出口
と開閉バルブの間に、ポンプにより加圧された空
気を圧送する加圧空気導入路が開閉バルブを介し
て接続されていることを技術的手段とする。
〔作用および発明の効果〕
上方から重力またはポンプにより加圧した被
過液を気密過槽内に導入する。まず遠心式自浄
フイルタの回転装置を作動させる。つぎにポンプ
を起動させるとともに加圧装置を起動させる。重
力またはポンプの加圧により、材層を境に遠心
式自浄フイルタの内側と外側との間に大きな圧力
差が生じて、被過流体は材の〓間を通過して
遠心式自浄フイルタ内に吸入され、異物の過作
用が営まれる。
また遠心式自浄フイルタの外周面には遠心力が
作用するので、外周面に沈積しようとする流体中
の混在異物は、遠心作用力を受けて材表面への
沈着が阻止される。このとき、流体中の混在異物
が外周面に沈積しようとする力は、重力またはポ
ンプの加圧による材層の内外の圧力差と混在異
物の量に関係し、沈積を阻止する力は、遠心作用
力すなわち遠心式自浄フイルタの回転速度に関係
するので、遠心式自浄フイルタの吐出口からの流
体の吐出量を計り、吐出量が減少すれば遠心式自
浄フイルタの回転速度を増し、吐出量が増加すれ
ば遠心式自浄フイルタの回転速度を減らすことに
より、継続して過注水作業が行われる。
従つて、前記の構成により、本発明の遠心式自
浄フイルタ付液体浄化装置は、 請求項1について、 (イ) 前記多重円筒壁の取付構造により、 (効果) 多重円筒壁の取外しが容易になる。
(ロ) 前記多重円筒壁と多重円筒壁の隣合う外側円
筒壁と内側円筒壁の間に微粒子状物質を密封で
きる構造により、 (効果) 多量の微粒子状の過材あるいはイオ
ン交換樹脂などを、コンパクトに収納できると
ともに多種の混在異物に対応して取替えが容易
になる。
(効果) 過液中の多種の混在異物に対応でき
るとともに、各種類の過用素材あるいはイオ
ン交換樹脂材の研究、実験を行うのに便利であ
る。
(ハ) 被過液体中の混在異物を取除くフイルタと
して、三層以上からなる多重円筒面の材層を
備えているので、 (効果) 各材層の網目を大小を選択して用い
ることにより、被過流体中の粒径が大小異な
る混在異物にも対応でき、また遠心式自浄フイ
ルタの外形寸法に対して材層面積が非常に大
きくなり、過能力に極めて優れる。
(ニ) 材層を遠心力発生面に設けたことにより、 (効果) 流体中の混在異物が過材に沈積する
のを阻止する力が強い。
(ホ) 吐出量の増減に対応して遠心式自浄フイルタ
の回転速度を増減することにより、 (効果) 被過流体中の異物混入量の変化およ
び混入異物の変化に随時対応して、継続的に
過注水作業が行うことができる。
請求項2について、 材表面から除去され材層周辺に浮遊して増
加する混在異物は、スクリユー羽根状の液流ガイ
ドが等間隔に斜下方向に向かつて周設され、遠心
式自浄フイルタの回転により誘起される回転液流
により、下方向に向かう液流を発生するので、気
密過槽内の下部に押込まれる。
(ヘ) 気密過槽は、遠心式自浄フイルタと同軸心
の円筒状で上下端が閉塞した形状を呈し、スク
リユー羽根状の液流ガイドが等間隔に斜下方向
に向かつて周設され、遠心式自浄フイルタの回
転により誘起される回転液流により、下方向に
向かう液流を発生する構造であり、気密過槽
の下端部に混在異物の排出口が設けられている
構成により、遠心式自浄フイルタの遠心作用力
により材表面から除去され材層周辺に浮遊
して増加する混在異物は、下方向に向かう回転
液流により、気密過槽内の下部に押込まれる
ので、 (効果) 排出口から速やかに排出される。
請求項3について (ト) 遠心式自浄フイルタの下方向回転軸部に設け
た吐出口には、吐出路が連結され、該吐出路に
開閉バルブを取付けるとともに、吐出口と開閉
バルブの間に、ポンプにより加圧された空気を
圧送する加圧空気導入路が開閉バルブを介して
接続されていて、遠心式自浄フイルタの自浄能
力を超えて外周面に混在異物が沈積して、過
作業の継続が不可能になつた場合、逆進する加
圧空気を遠心式自浄フイルタ内に導き、遠心式
自浄フイルタを内側から吹払う構成により、遠
心式自浄フイルタの回転により遠心作用力だけ
では、異物の沈積を阻止できない場合、遠心式
自浄フイルタの遠心作用力に加えて遠心式自浄
フイルタを内側から加圧空気で吹払うことによ
り、 (効果) 強制的に沈積異物を取除くことができ
る。
以上に述べた如く、本発明によれば、フイルタ
の自浄機能を有し、フイルタ材表面から除去さ
れて増加する混合異物を速やかに排出する機能を
有するとともに、被過流体中の混在入異物の質
の変化に対応して、微粒子状の過材層を容易に
取換えることができる遠心式自浄フイルタ付液体
浄化装置を提供できる。
〔実施例〕
つぎに本発明をを第1図〜第5図に示す第1実
施例に基づき説明する。
遠心式自浄フイルタ付過装置Aは、多重構造
の円筒壁を有する中空回転体の遠心式自浄フイル
タ1、遠心式自浄フイルタ1の回転装置3、遠心
式自浄フイルタ1を覆う気密過槽4、気密過
槽4の導入口5、混在異物排出用の排出口6およ
び過液体の吐出口7、該吐出口7と連結された
筒状の吐出管71、該吐出管71と連結された吐
出路72、吐出路72の開閉バルブ73、吐出路
72に接続された圧縮空気導入路74およびその
開閉バルブ75等から構成される。
気密過槽4は、遠心式自浄フイルタ1と同軸
心で、上下端が閉塞された円筒形状を呈する。ま
た、別体に形成されかつ連結された上部室41と
下部室42とから成り、それぞれの端部に設けた
フランジ部をボルト締めして連結されている。
上部室41には、前記遠心式自浄フイルタ1が
回転自在に装着され、下部室42には、前記筒状
の吐出管71が中心を貫通して装着される。自浄
フイルタ1は、吐出管71に回転自在に外嵌する
回転筒2と一体回転するように連結され、気密
過槽4の下側に突出した回転筒2が、プーリ3
1、Vベルト32およびモータ33からなる回転
装置3により駆動される。また、吐出管71の下
端には吐出路72が連結され、吐出路72には開
閉バルブ73が装着されるとともに、圧縮空気導
入路74が接続され、圧縮空気導入路74にも開
閉バルブ75が装着されている。圧縮空気導入路
74は、遠心式自浄フイルタ1を内側から吹払う
ために利用される。
前記気密過槽4の上部室41は、中心に前記
遠心式自浄フイルタ1が装着され、その外側を取
巻いてスクリユー羽根状の液流ガイド43が、等
間隔に斜下方向に向かつて周設されている。遠心
式自浄フイルタ1の回転により誘起される回転液
流により、液流ガイド43が下方向に向かう液流
を発生する構造であり、混在異物を下部室42に
押下げる働きをする。また上端部に導入口5が設
けられている。
前記気密過槽4の下部室42には、下端部側
壁に前記混在異物排出用の排出口6が設けられ、
またその下端部には前記回転筒2をシールする気
密止カバー49が嵌着されている。
前記導入口5は、上方からの重力またはポンプ
により加圧した被過液を前記気密過槽4内に
導入する。導入口5に接続する導入路51には、
開閉バルブ52が装着されている。また排出口6
に接続する排出路61にも開閉バルブ62,63
が装着されている。開閉バルブ62は、下部室4
2に蓄積し、濃縮された混在異物を液体とともに
排出するために用い、また開閉バルブ63は、フ
イルタ1の表面に沈積した異物を圧縮空気で吹払
う場合に、異物を圧縮空気とともに排出するため
に用いる。
遠心式自浄フイルタ1は、金属あるいは硬質合
成樹脂からなり、本実施例では、四重構造の円筒
壁を同軸心に配置してなる中空回転体である。ま
た、上下端で回転自在に支持される回転円筒体1
1を中心とする。該回転円筒体11は、上端が閉
鎖され中実回転軸12、下端が内部に吐出口7を
設けた中空回転軸13となつている。また回転円
筒体11の側壁は、一番内側の第一円筒壁とな
り、周壁面に一定間隔を保つて穿つたくり抜き穴
11Aが設けられている。
前記回転円筒体11の外側に位置する第二円筒
壁14、その外側に位置する第三円筒壁15、さ
らに外側に位置する第四円筒壁16は、前記中実
回転軸12および中空回転軸13の外側面に外嵌
し螺合する段付フランジ板17,18によりOリ
ングを介して上下から挟まれ、一定間隔を保つて
固定されている。段付フランジ板17は、前記中
実回転軸12の外側面に螺合する押さえ板17A
により、また段付フランジ板18は、前記中空回
転軸13の外側面に螺合する連結金具19により
固定されている。第二円筒壁14、第三円筒壁1
5および第四円筒壁16にもそれぞれ一定間隔を
保つて穿つたくり抜き穴14A,15A,16A
が設けられるとともに、その外側面には外側から
順次に網目が微細になる所定材質の材層14
B,15B,16Bが外嵌されている。
本実施例では、第二円筒壁14と第三円筒壁1
5の間に、過目的に対応して選択された活性
炭、珪藻土、白土、粒状多孔質セラミツクあるい
はイオン交換樹脂等の粒子状の過材8が緻密に
充填されている。また充填された過材8は、上
下端に嵌込まれたシールリング18Aと材層1
4B,15Bにより密閉される。
一方、前記気密過槽4の上端はボルト締めさ
れたフランジ板45により塞がれている。その中
央部に遠心式自浄フイルタ1あるいは各円筒壁1
4,15,16を着脱するための着脱口45Aが
設けられている。またその着脱口45Aは、ボル
ト締めされた着脱用フランジ板46により塞がれ
ている。該着脱用フランジ板46の中央部には、
中実回転軸12に外嵌するとともにそれをベアリ
ング47Aを介して回転自在に支持する支持軸4
7が嵌着されている。47Bは、ベアリング47
Aのラジアル方向の支持位置を調整するボルト、
47Cはシール材である。
この気密過槽4の上部構造と前記遠心式自浄
フイルタ1の組付け構造により、まず着脱用フラ
ンジ板46を取外すと、連結金具19と一体の遠
心式自浄フイルタ1を上方に引上げて取外すこと
ができ、つぎに押さえ板17Aおよび段付フラン
ジ板17を着脱することにより、過対象となる
混在異物の変化に応じて、各円筒壁14,15,
16および円筒壁14,15の間に緻密に充填さ
れた(本発明の要旨である)前記過材8を容易
に取替えることができる。
つぎに回転部の連結構造、支持構造および回転
装置等を説明する。
前記回転筒2は第一回転円筒21と第二回転円
筒22が連結されてなる。前記遠心式自浄フイル
タ1と第一回転円筒21が連結筒44により連結
される。その連結構造は、遠心式自浄フイルタ1
の中空回転軸13の下端に螺合する連結金具19
と連結筒44が、それぞれの穴19Aと突起44
Aとが嵌合する。また連結筒44は、上下部室4
1,42間に嵌込まれた貫通穴付支持板48によ
り回転自在に支持される。
第一回転円筒21の下側には、第二回転円筒2
2が螺着結合により連結されている。その下端に
は、プレス成形されたプーリ板31Aとボス部3
1Bから成る回転装置3のプーリ31が螺着結合
により連結されている。
一体回転する第一回転円筒21、第二回転円筒
22およびプーリ31は、第二回転円筒22の内
側に嵌込まれた第一角グラハイトパツキン(断面
四角形の二硫化モリブデン塗布した紐状のパツキ
ンで気密性に優れる)34を介して前記筒状の吐
出管71に回転自在に外嵌している。また第二回
転円筒22は、第二角グラハイトパツキン35を
介して支持筒36に回転自在に内嵌する。
支持筒36は、気密過槽4の下端に螺着結合
により連結される第一筒36Aと、該第一筒36
Aに内嵌螺合する第二筒36Bから構成され、ラ
ジアル方向の調整機能を有し、プーリ31とはボ
ールベアリング37を介して圧接し、プーリ31
を上側からラジアル方向に支持している。
また第二回転円筒22の下端には、押え筒38
が螺着結合し、押え筒38は下側支持筒39と回
転自在に接合している。筒上の吐出管71にビス
止めされた下側支持筒39は、プーリ31および
第二回転円筒22を下側からラジアル方向に支持
している。
プーリ31に連動する回転部は、支持軸47、
貫通穴付支持板48、支持筒36および下側支持
筒39により回転自在に支持されている。
回転部は、以下の如く連動する。モータ33の
駆動によりVベルト32を介してプーリ31が回
転する。プーリ31の回転により、回転筒2が連
動し、さらに、連結筒44を介して遠心式自浄フ
イルタ1が回転する。
つぎに上記実施例の作動について説明する。
開閉バルブ52を開いて、気密過槽4の中に
約2気圧に加圧した被過液体(太い実線矢印)
を導入する。
この状態のもとに、遠心式自浄フイルタ1をプ
ーリ31を介して駆動するモータ33と低速下に
スタートさせる。つぎに吐出路72と排出路61
の開閉バルブ73,62を開く。吐出管71を通
り開閉バルブ73から出る吐出液の量を観察し、
被過流体中の異物混入量の変化および混在異物
の変化により、流体中の混在異物が材層14
B,15B,16Bの外周面に沈積しようとする
力が増減するのに随時対応して、モータ33の回
転数を増減させる。、吐出路72から過液(細
い実線矢印)が継続して吐出する。また、遠心式
自浄フイルタ1の回転により誘起される回転液流
により、液流ガイド43が下方向に向かう液流を
発生するので、遠心式自浄フイルタ1の遠心作用
力によつて材層14B,15B,16Bの表面
から剥離された被過液中の混在異物は、下部室
42に押下げられる。下部室42に押下げられる
混在異物は、排出口6から押出される。以上によ
り、吐出路72から過液が吐出し、排出路61
から混在異物(太い実線矢印)が排出され、継続
的に過作業が行われる。
また混在異物の量が一時的に極端に増加するこ
とにより、遠心力による外周面への沈積を防ぐ力
に、沈積しようとする力が勝つて、材層14
B,15B,16Bの外周面に混在異物が沈積し
て、過作業の継続が不可能になつた場合、下記
の操作により、遠心式自浄フイルタ1に沈積した
異物を内側から強力に吹払うことができる。
まず遠心式自浄フイルタ1を駆動させたまま、
導入路51の開閉バルブ52、排出路61の開閉
バルブ62と吐出路72の開閉バルブ73を閉じ
る。つぎに加圧空気導入路74の開閉バルブ75
と排出路61の開閉バルブ63を開き、加圧空気
(破線矢印)を遠心式自浄フイルタ1の内側に導
入する。この操作により、材層14B,15
B,16Bの外周面に沈積した混在異物には、回
転による遠心作用力に加えて、加圧空気が遠心式
自浄フイルタ1の内側から強力に吹払う力が働く
ので、沈積した混在異物は外周面から剥がされ
て、開閉バルブ63から排出される。
加圧空気は、非常に微細な〓間に侵入するの
で、微細な沈積異物に対応でき、沈積異物を取除
く作用が強力である。
つぎに遠心式自浄フイルタ1の第二円筒壁1
4、第三円筒壁15および第四円筒壁16に外嵌
する材層について本実施例の場合、第四円筒壁
16を例に第2〜4図に基づき説明する。
第四円筒壁16は円筒形をなし、その周壁面の
全面に亘り一定間隔を保つて穿つたくり抜き穴1
6Aを有する。第四円筒壁16に外嵌する材層
16Bは、微細繊維群を硬質樹脂(本実施例では
エポキシ樹脂)で連結してなる毛撚糸状の紐16
Cを巻付けて前記くり抜き穴16Aを全面覆つて
形成される。本実施例では、平行巻き16D、傾
斜の緩い綾目巻き16E、傾斜のきつい綾目巻き
16Fを順番に2順繰返して形成されており、
過能力に優れる。
上記実施例において材層16Bとして、微細
繊維群を硬質樹脂(本実施例ではエポキシ樹脂)
で連結してなる毛撚糸状の紐16Cを用いている
が、円筒壁に材層を外嵌する構造であるので、
過目的に対応して、材層として、材質は金属
製あるいは硬質樹脂製を用いても良く、形状は紐
状、帯状、布状、網状または綿状等色々の種類の
過材を目的に応じ選別して、手軽に取替えでき
る。
つぎに前記着脱用フランジ板46と段付フラン
ジ板17を脱着することにより、対象となる過
物あるいは溶質の変化に応じて、第二円筒壁1
4、第三円筒壁15および第四円筒壁16を取外
して、円筒壁の間に充填する過材あるいはイオ
ン交換樹脂を容易に取替えることができるので、
つぎの効果を奏する。
(い) 凝結剤を混合して硬化形成する必要がない
ので、過材を高純度で使用できる。
(ろ) 過あるいは液中のイオン交換を目的とし
て、過材の活性炭、珪藻土、白土、粒状多孔
質セラミツクまたはイオン交換樹脂またはそれ
らに類する所定の微粒子状または粒状物質材を
充填して、過、硬水の軟化あるいは放射性物
質の処理など各種頼の実験を行うのに便利であ
る。
(は) 第二円筒壁14と第三円筒壁15の間にイ
オン交換樹脂を充填し、第三円筒壁15と第四
円筒壁16の間に過材の活性炭、珪藻土、白
土または粒状多孔質セラミツク等を充填して、
過材とイオン交換樹脂を組合せて用いること
により、被過液から、まず外側の材層で混
在異物を過し、さらに内側のイオン交換樹脂
でイオン交換して目的液を採取できる。
(に) 円筒壁と円筒壁の間に所定の粉末状または
粒状の触媒を充填し、触媒層として用いること
により、所定の混在異物どうしを触媒反応によ
り処理することができる。
つぎに、第6図に基づき、本発明の装置を連結
して用いることにより、粒径の大きな異物が混在
する液体から粒径の小さな異物が混在する液体ま
で順次分離する方法を説明する。
遠心式自浄フイルタ付過装置Aの吐出路72
に、装置Aと同様な遠心式自浄フイルタ付過装
置Bの導入口5Bを接続し、さらに該過装置B
の吐出路72Bに同様な遠心式自浄フイルタ付
過装置Cの導入口5Cを接続する。過装置A,
B,Cの最小網目の材層の網目をそれぞれL1
L2,L3とし、網目の大きさをL1>L2>L3、に設
定する。過装置A,B,Cを作動させる。それ
ぞれの吐出路72,72B,72Cに装着した採
取バルブ76,76B,76Cからは、混在異物
の粒径の大きな液体から混在異物の粒径の小さな
液体まで順次分離して採取できる。
つぎに、第7図に基づき、本発明の装置を連結
して用いることにより、粒径の小さな異物が混在
する液体から粒径の大きな異物が混在する液体ま
で順次分離する方法を説明する。
遠心式自浄フイルタ付過装置Aの排出路61
に、装置Aと同様な遠心式自浄フイルタ付過装
置Bの導入口5Bを接続し、さらに該過装置B
の排出路61Bに同様な遠心式自浄フイルタ付
過装置Cの導入口5Cを接続する。過装置A,
B,Cの最小網目の材層の網目をそれぞれR1
R2,R3とし、網目の大きさR1<R2<R3、に設定
する。それぞれの吐出路72,72B,72Cの
開閉バルブ73,73B,73Cからは、混在異
物の粒径の小さな液体から混在異物の粒径の大き
な液体まで順次分離して採取できる。また上記の
ごとく混在異物を粒径で分級することにより、粒
径の違いによる物質の変化を調べることができ
る。
つぎに第8図は前記微粒子状の過材を効率良
く迅速に充填するに用いる治具の一例である。
治具100は、回転円筒体11と内側円筒壁
(第三円筒壁)15に嵌合するとともに両者の間
〓を覆う漏れ止めキヤツプ101、外側円筒壁
(第四円筒壁)16に嵌合する漏れる止め筒10
2、連結金具19の下端部に嵌合して、回転円筒
体11、内側円筒壁15、外側円筒壁16および
前記漏れる止め筒102を支持する安定台10
3、該安定台103を載置する振動台104、押
さえ筒105等から成る。
治具100に遠心式自浄フイルタ1をセツトし
て、振動を加えながら過材8を押し込めば容易
に充填できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる遠心式自浄フイルタ付
過装置の縦断面図、第2図はその遠心式自浄フ
イルタの縦断面図、第3図はその遠心式自浄フイ
ルタの平断面図、第4図はその円筒壁および材
層の正面図、第5図はその正面図、第6図および
第7図はそれぞれ遠心式自浄フイルタ付過装置
を複数連結して用いる場合の組付け図、第8図は
微粒子状の過材を効率良く迅速に充填に用いる
治具の断面図である。 図中 A……遠心式自浄フイルタ付過装置、
1……遠心式自浄フイルタ、2……回転筒、3…
…回転装置、4……気密過槽、5……導入口、
6……排出口、7……吐出口、8……過材、1
1……回転円筒体、12……中実回転軸、13…
…中空回転筒、14……第二円筒壁、15……第
三円筒壁、16……第四円筒壁、14B,15
B,16B……材層、17……段付フランジ
板、17A……押さえ板、18……段付フランジ
板、18A……シールリング、19……連結金
具、43……液流ガイド、46……着脱用フラン
ジ板、71……吐出管、72……吐出路、74…
…加圧空気導入路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同軸に配した三重以上の多重円筒壁を有する
    中空回転体の遠心力発生面となる多重円筒壁各々
    に、内外連通口を周設するとともに、該多重円筒
    壁の外周を網目が微細な布または材層などで覆
    い、前記中空回転体の下方向回転軸部に吐出口を
    設けてなる遠心式自浄フイルタと、 前記遠心式自浄フイルタを内蔵するとともに回
    転自在に支持する気密過槽と、 前記遠心式自浄フイルタを駆動するモータと、 上方から重力またはポンプにより加圧した被
    過液を、前記気密過槽に導入する導入口と、 過作用により気密過槽内に増加する混在異
    物の排出口とからなる遠心式自浄フイルタ付液体
    浄化装置において、 上記遠心式自浄フイルタは、上端を閉塞し、円
    筒壁に前記内外連通口を周設し、下端に前記吐出
    口を設けてなる回転円筒体を中心とし、 該回転円筒体の上下端部に外嵌する上部フラン
    ジ板と下部フランジ板を螺合により固定し、 前記多重円筒壁は、分離独立した各円筒壁がシ
    ール材を介して前記上部フランジ板と下部フラン
    ジ板の間に固定され、上部フランジ板を外すこと
    により各円筒壁は取外すことができ、 所定の隣合う外側円筒壁と内側円筒壁に、それ
    ぞれ微細繊維群を硬質樹脂で連結強化してなる紐
    または帯を巻付けて形成される材層、または網
    目が微細な布等を固定して、前記内外連通口を覆
    い、該外側円筒壁と内側円筒壁の間に微粒子状物
    質を密封できる構造であり、 前記隣合う外側円筒壁と内側円筒壁の間に活性
    炭、珪藻土、白土または粒子状多孔質セラミツク
    等の過材あるいはイオン交換樹脂等の粒子状物
    質を充填したことを特徴とする遠心式自浄フイル
    タ付液体浄化装置。 2 前記気密過槽は、遠心式自浄フイルタと同
    軸心の円筒状で上下端が閉塞した形状に呈し、ス
    クリユー羽根状の液流ガイドが等間隔に斜下方向
    に向かつて周設され、遠心式自浄フイルタの回転
    により誘起される回転液流により、下方向に向か
    う液流を発生する構造であり、気密過槽の下端
    部に混在異物の排出口が設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の遠心式自浄フイルタ付
    液体浄化装置。 3 前記遠心式自浄フイルタの下方向回転軸部に
    設けた吐出口には、吐出路が連結され、該吐出路
    に開閉バルブを取付けるとともに、吐出口と開閉
    バルブの間に、ポンプにより加圧された空気を圧
    送する加圧空気導入路が開閉バルブを介して接続
    されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の遠心式自浄フイルタ付液体浄化装
    置。
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