JPH05119648A - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

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JPH05119648A
JPH05119648A JP27963491A JP27963491A JPH05119648A JP H05119648 A JPH05119648 A JP H05119648A JP 27963491 A JP27963491 A JP 27963491A JP 27963491 A JP27963491 A JP 27963491A JP H05119648 A JPH05119648 A JP H05119648A
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JP
Japan
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metal belt
cooling device
heating
heat
fixing device
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Withdrawn
Application number
JP27963491A
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English (en)
Inventor
Masao Mitani
正男 三谷
Susumu Takahashi
進 高橋
Shunichi Tsumura
俊一 津村
Atsushi Iwasaki
淳 岩崎
Naoki Oda
直己 尾田
Junichi Matsuno
順一 松野
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Koki Holdings Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 しわの発生しない寿命的にも問題のないメタ
ルベルトを持つ熱定着器を提供すること。 【構成】 発熱部材を備えたローラが、支持体を兼ねる
冷却構造体8とヒータ6からなる一体構造型加熱冷却デ
バイス1と、デバイス1と接して回転し、像支持体4と
接する外側表面を非粘着表面加工した薄いエンドレスメ
タルベルト2と、ベルト2に張力を与えながらベルト2
を回転駆動させる駆動用ローラ3からなり、ベルト2の
温度を、一体構造型加熱冷却デバイス1のヒータ6の最
高温度部分(点C)でトナーの融点よりも少なくとも高
い温度とし、像支持体4がベルト2から離型する箇所
(点D)でトナーのガラス転移点付近またはそれ以下の
温度にすると共に、ベルト2の回転方向の最大温度勾配
を15℃/mm以下とすることを可能ならしめる熱定着
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真等の画像形成装
置の熱定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録装置に不可欠な熱定着器に
は熱板式、圧力式、ヒートローラ式等いくつかの方式が
実用化されているが、ここ10〜20年間の主流はヒー
トローラ式である。しかし、この方式にも欠点があり、
稼動開始までの時間(定着温度になるまでの昇温時間)
が長くて消費電力も大きく、これらが電子写真記録装置
全体の性能に悪い影響を及ぼしているのが現状である。
【0003】これらを抜本的に改善する方法として、
(株)キャノンが平成2年2月より製品に採用している
のがSURF方式と名付けられた定着器で、昇温時間を
約5秒と大巾に短縮し、しかも消費電力を半減させるこ
とに成功している。しかし、この方式にも寿命が短く部
品点数も多いという欠点がある。
【0004】本発明者らは、このアイデアの優れた特徴
を全て生かしつつ、SURF式定着器の抱える問題点を
抜本的に解決できるメタルベルトを用いる方式を発明
し、特許出願した(特願平2−293986号、特願平
2−339079号、特願平3−49392号、「熱定
着装置」)。
【0005】この定着器の第1の特徴はエンドレスメタ
ルベルトを用いていることで、これによって加熱器の発
生熱を記録紙上の未定着トナーに有効かつ迅速に伝えら
れるようになったことである。これは加熱器の温度を大
巾に低減させるとともに熱効率を改善することができ、
消費電力のさらなる低減を可能にした。
【0006】そしてこの迅速かつ有効な熱伝達はトナー
溶融後の急速冷却を可能とし、小型の一体構造型加熱冷
却デバイスを用いることでトナーのオフセット現象を抜
本的に改善することができた。これが第2番目の特徴で
ある。
【0007】第3の特徴はこの加熱器のヒータにPTC
ヒータ素子を活用できるようになったことである。良く
知られているように、PTCヒータ素子はそれ自身の低
い熱伝導率のために加熱能力に限界があり、大きな発熱
量の必要な熱定着器には実用化された例はなかった。し
かし、前記本発明者らの発明した定着器の低消費電力と
迅速な熱伝達、並びにPTCヒータ素子周りの熱容量を
非常に小さくできる構造がこの素子を活用できる条件を
整えることになり、実験室での試験によれば定着速度で
25枚(A4)/分も実現できている。このPTCヒー
タは温度計と制御電源を素子自身の中に持っていると言
えるもので、今までの熱定着器に不可欠であったこれら
の部品が全く不要となっている。
【0008】第4の特徴はメタルベルトの表面に被覆す
るフッ素樹脂層との密着性を問題のないレベルにするこ
とが容易であることである。前記したSURF式定着器
の寿命が短い理由の一つは、ポリイミド樹脂によって作
られたエンドレスベルトの表面に被覆したフッ素樹脂が
使用中に剥離することによる。これらの特徴の他に、今
まではしわの発生防止が不可能であった封筒などへの定
着が可能になるなど、多くの優れた実用的特徴を持って
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した本発明者の発
明した定着器はメタルベルトへの加熱条件に配慮の欠け
ていたことがこの方式の実用化段階で顕在化した。特に
紙巾の広いB4サイズとかA3サイズの記録紙用定着器
で問題が発生した。
【0010】すなわち、メタルベルトを一体構造型加熱
冷却デバイスで加熱冷却する時、その温度勾配が大き過
ぎるとメタルベルトの局所的な膨張量を円滑に吸収する
ことができなくなり、メタルベルトに「しわ」が発生す
る。そして、この「しわ」の大きさによっては回転して
いるメタルベルトを短時間の内に折ってしまい、破断さ
せてしまうという問題が発生することが判明した。
【0011】本発明の目的は、上記「しわ」の発生しな
い寿命的にも問題のないメタルベルトを持つ熱定着器を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために次の基本的構成を採用する。すなわち、少
なくとも一方に発熱部材を備えた互いに圧接回転する一
対のローラと、未定着トナー像を持つ像支持体を上記ロ
ーラ間に通過させて該未定着トナー像を熱溶融定着させ
る熱定着装置であり、上記発熱部材を備えたローラが、
支持体を兼ねる冷却装置と発熱部材からなる一体構造型
加熱冷却デバイスと、該一体構造型デバイスと接して回
転し、像支持体と接する外側表面を非粘着表面加工した
薄いエンドレスメタルベルトと、該エンドレスメタルベ
ルトに張力を与えながら該エンドレスメタルベルトを回
転駆動させる駆動用ローラからなる熱定着装置におい
て、前記エンドレスメタルベルトの温度を、前記一体構
造型加熱冷却デバイスの発熱部材の最高温度部分で前記
トナーの融点よりも少なくとも高い温度とし、像支持体
がエンドレスメタルベルトから離型する箇所では前記ト
ナーのガラス転移点付近またはそれ以下の温度に下げる
と共に、エンドレスメタルベルトの回転方向の最大温度
勾配を10℃/mm以下とすることを可能ならしめる一
体構造型加熱冷却デバイスを用いることを特徴とする熱
定着装置である。
【0013】
【作用】エンドレスメタルベルトの温度を、一体構造型
加熱冷却デバイスの発熱部材の最高温度部分で前記トナ
ーの融点よりも少なくとも高い温度とすることで、トナ
ーの溶融を確実とし、また、像支持体がエンドレスメタ
ルベルトから離型する箇所では前記トナーのガラス転移
点付近またはそれ以下の温度にすることで、トナーのオ
フセットを防ぐことができる。そして、エンドレスメタ
ルベルトの回転方向の最大温度勾配を10℃/mm以下
となるようにエンドレスメタルベルトを加熱すれば、エ
ンドレスメタルベルトにしわの発生がなくなる。
【0014】前記しわの発生しない限界値が存在するこ
とは定性的に明らかであるが、この限界値はベルトの材
質(熱膨張係数、弾性率など)、厚さ、巾、などに依存
し、一体構造型加熱冷却デバイスの形状にも関係してい
るが、これを理論的に求めることは難しく、本発明では
これを実験的に求めたものである。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面と共に説明する。な
お、既に述べたように、本実施例は本発明者らの特許出
願発明(特願平2−293986号、特願平2−339
079号、特願平3−49392号、「熱定着装置」)
に関連するものであり、前記各特許発明の実施例の熱定
着装置もそのまま、本実施例の熱定着装置としても使用
できる。
【0016】図1は本実施例の熱定着装置の断面図であ
る。熱定着装置は一体構造型加熱冷却デバイス1、外側
表面を非粘着表面加工したエンドレスメタルベルト2、
エンドレスメタルベルト2を一体構造型加熱冷却デバイ
ス1に密着させながら回転駆動させるドライブローラ3
および一体構造型加熱冷却デバイス1に数kgの力で押
しつけられながら従動回転する加圧ローラ5からなって
いる。記録紙4が図1に示すようにエンドレスメタルベ
ルト2と加圧ローラ5間で狭送される間に、記録紙4上
の未定着トナーはエンドレスメタルベルト2を介して点
BC間で加熱、溶融され、記録紙4内への浸透が起こ
り、点CD間で直ちに冷却される。このため記録紙4が
D点で離型する時にはトナーの粘度が高くなってエンド
レスメタルベルト2側へのオフセットが見られないとい
う特徴を持っている。
【0017】さて、本実施例の最大の特徴は、一体構造
型加熱冷却デバイス1で加熱冷却されるエンドレスメタ
ルベルト2の温度を図1に示す各点において表1に示す
ように調節してエンドレスメタルベルト2を保護するこ
とにある。
【0018】 (表1) エンドレスメタルベルトの温度(℃) 高融点トナーを用いる場合 低融点トナーを用いる場合 A点 50 50 B点 80 70 C点 160 130 D点 70 60 E点 50 50 F点 20〜50 20〜50
【0019】高融点トナー(融点約160℃)を用いる
場合を例に説明すると、一体構造型加熱冷却デバイス1
に接する直前(A点)のエンドレスメタルベルト2の温
度は約50℃であるが、これをヒータ端部(B点)にく
るまでに約30℃昇温させて、80℃程度まで予備加熱
する。更に加熱中央部を摺動させながら通過する間(点
BC間)に約80℃昇温させて、160℃まで加熱し、
その直後から冷却させて記録紙4が一体構造型加熱冷却
デバイス1から離れる箇所(D点)では約70℃まで降
温させる。さらにエンドレスメタルベルト2が一体構造
型加熱冷却デバイス1から離れる箇所(E点)でのエン
ドレスメタルベルト2の温度を約50℃まで下げる。エ
ンドレスメタルベルト2はドライブローラ3を廻る間に
更に冷却されて40〜50℃となり前記A点に戻る。な
お、このような温度勾配が生じるのはエンドレスメタル
ベルト2が回転駆動することによることは説明するまで
もない。
【0020】上記のような温度分布で定着実験を行った
ところ、A4サイズ記録紙で15万枚の連続試験でも何
ら異常は観察されなかった。この評価実験でのエンドレ
スメタルベルト2の回転方向の最大温度勾配は8℃/m
mであったが、10℃/mmまで勾配を大きくしても問
題はなかった。しかし、15℃/mmでの定着実験でエ
ンドレスメタルベルト2の破断が発生した。我々の評価
結果では、A3サイズ記録紙でこの温度勾配の限界値は
10℃/mmであった。
【0021】以上の結果は最も容易に入手できるニッケ
ルベルトでのもので、これよりも膨張率の小さなFe−
Ni合金薄板ベルトなどを用いるとこの限界値をもっと
大きくすることも可能である。しかしメタルベルトの製
造方法がニッケルベルトよりも難しい。また、銅系のメ
タルベルトは腐食の可能性が高く、適当でなく、更に、
コバルト系のメタルベルトでは電鋳で製作することが難
しく、コスト高につながる。したがって、低コストで腐
食などの心配のないニッケルベルトが最適材料と考えら
れる。
【0022】さて、図1において、点BC間では一体構
造型加熱冷却デバイス1は加圧ローラ5の回転軸に垂直
な断面は平坦面としており、加圧ローラ5によるニップ
部はこの平坦面内に限定されるように設定され、少なく
ともエンドレスメタルベルト2の最高温度領域を含むよ
うにセットされなければならない。こうすることによっ
て加熱定着効率を向上させると共に、今まで不可能であ
った封筒などへの熱定着が見事にできるようになったの
である。
【0023】一方、点AB間では一体構造型加熱冷却デ
バイス1の断面は10〜5mmRの曲率で成型されてい
るが、これは記録紙4の導入を容易にすると共に、一体
構造型加熱冷却デバイス1とエンドレスメタルベルト2
の熱接触を良好に維持する上で重要である。同様に点C
D間では一体構造型加熱冷却デバイス1の前記断面は4
0〜100mmRの曲率で成型されている。これは記録
紙4の溶融トナーがエンドレスメタルベルト2によって
充分冷却されるまで接触し続けさせるために大きな曲率
としているのと、一体構造型加熱冷却デバイス1とエン
ドレスメタルベルト2の熱接触を良好に維持させるため
である。但しD点でエンドレスメタルベルト2から記録
紙4が容易に離型してくれるよう、点DE間の一体構造
型加熱冷却デバイス1の前記断面の曲率は3〜7mmR
と小さくする必要がある。この曲率の下限を決めるのは
エンドレスメタルベルト2の疲労限であり、20〜35
μmtのニッケルベルトでの最小曲率は約3mmRであっ
た。
【0024】以上の諸特性を可能とした一体構造型加熱
冷却デバイス1の具体的実施例の一例を図2に示す。こ
こで、一体構造型加熱冷却デバイス1はヒータ6、断熱
材7、冷却構造体8、断熱シート9、メタルシート10
およびピアノ線11、11’で構成されている。そして
ヒータ6はエンドレスメタルベルト2と接触する側の冷
却構造体8の凹部に断熱材7を介して埋め込まれてい
る。ヒータ6としてはPTCヒータを用いているが、も
ちろん他のヒータを用いても良い。但し、PTCヒータ
以外のヒータを用いると、温度検出用センサの設置と温
度制御用電源が必要となる。
【0025】断熱材7は冷却構造体8とヒータ6を断熱
させるためのもので、耐熱性樹脂を用いている。冷却構
造体8は熱伝導率が高く、軽いアルミニウム押し出し成
型品が、コストも安く最適材料である。冷却構造体8の
エンドレスメタルベルト2と接触する側の表面は断熱シ
ート9とメタルシート10からなる薄層で覆われてい
る。断熱シート9はメタルシート10と冷却構造体8間
の断熱用に用いており、約100μmtのポリイミドシ
ートを用いた。これは、ヒータ6によって加熱されたメ
タルシート10の熱がエンドレスメタルベルト2の予備
加熱に有効に利用されるように配慮したことと、組み立
て易く、低コストな一体構造型加熱冷却デバイス1を実
現させるために採用した構成である。
【0026】メタルシート10は一体構造型加熱冷却デ
バイス1の表面を平滑にし、組み立て易くするためのも
のであり、低膨張Fe−Ni合金薄板またはコバール薄
板の外側表面に潤滑性表面処理を行ったもので、厚さは
75〜200μmtのものを用いた。前記潤滑性表面処
理としては、フッ素樹脂微粒子とかMoS2微粒子を含
む分散ニッケルメッキを10〜20μmの厚さで行った
が、もちろん、フッ素樹脂コートでも良く、エンドレス
メタルベルト2の回転は円滑で寿命的にも良好であっ
た。このメタルシート10を冷却構造体8に密着させて
巻き、ピアノ線11、11’を用いて埋め込み、かしめ
て完全に固定させた。なお、メタルシート10の材料と
して低膨張合金を用いたのは、エンドレスメタルベルト
2の「しわ」と同じ現象が発生するのを防止するためで
あり、これらの薄板材料を用いる限りは何ら問題は生じ
なかった。
【0027】ここで用いている一体構造型加熱冷却デバ
イス1の長手方向(図1に示すデバイス1の紙面の垂直
方向)の形状は、直線状であるか、ゆるい中凸形状とし
ているが、これはメタルベルト2が摺動回転する時に前
記長手方向の中央に向かって移行する力を受けないよう
にするためである。このような力をエンドレスメタルベ
ルト2が受けると「しわ」が発生し易くなり、エンドレ
スメタルベルト2の寿命を短くする恐れがある。これを
避けるには、一体構造型加熱冷却デバイス1の長手方向
の形状が少なくとも中凹型でなければならない。
【0028】なお、本実施例では対象としたトナーは高
融点型(定着温度が160℃)のものを用いた場合を述
べたが、最近は低融点タイプ(同130℃程度)が多く
用いられるようになってきた。この低融点トナーに対し
ても本実施例の高融点トナー用定着器で何ら問題なく熱
定着できることを確認しているが、加熱温度を必要以上
に高くしているために、熱効率の点では損失を大きくし
ている。この場合は、PTCヒータ6のキュリー点を下
げて150〜160℃とし、図1のC点の最高温度を約
130℃に下げた定着器を利用した方が良いことは説明
するまでもないことである(表1参照)。この場合、エ
ンドレスメタルベルト2の「しわ」発生防止はより易し
くなり、一体構造型加熱冷却デバイス1の大きさを、よ
り小さくすることが可能となる。これは消費電力を小さ
くできると共に、定着器の製造コストを低減させること
にも貢献している。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、特に高融点トナ
ー用のA3とかB4用紙サイズに適した大型の熱定着器
の実用化段階で発生したエンドレスメタルベルトの「し
わ」の問題は一体構造型加熱冷却デバイスの最適設計で
解決できるようになり、長寿命で高性能な熱定着器を実
用化することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる熱定着装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】 一体構造型加熱冷却デバイスの一実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…一体構造型加熱冷却デバイス、2…エンドレスメタ
ルベルト、3…ドライブローラ、4…記録紙、5…加圧
ローラ、6…ヒータ、7…断熱材、8…冷却構造体、9
…断熱シート、10…メタルシート、11…ピアノ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 進 神奈川県横浜市磯子区磯子一丁目2番10号 バブコツク日立株式会社横浜研究所内 (72)発明者 津村 俊一 神奈川県横浜市磯子区磯子一丁目2番10号 バブコツク日立株式会社横浜研究所内 (72)発明者 岩崎 淳 神奈川県横浜市磯子区磯子一丁目2番10号 バブコツク日立株式会社横浜研究所内 (72)発明者 尾田 直己 神奈川県横浜市磯子区磯子一丁目2番10号 バブコツク日立株式会社横浜研究所内 (72)発明者 松野 順一 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方に発熱部材を備えた互い
    に圧接回転する一対のローラと、未定着トナー像を持つ
    像支持体を上記ローラ間に通過させて該未定着トナー像
    を熱溶融定着させる熱定着装置であり、上記発熱部材を
    備えたローラが、支持体を兼ねる冷却装置と発熱部材か
    らなる一体構造型加熱冷却デバイスと、該一体構造型デ
    バイスと接して回転し、像支持体と接する外側表面を非
    粘着表面加工した薄いエンドレスメタルベルトと、該エ
    ンドレスメタルベルトに張力を与えながら該エンドレス
    メタルベルトを回転駆動させる駆動用ローラからなる熱
    定着装置において、 前記エンドレスメタルベルトの温度を、前記一体構造型
    加熱冷却デバイスの発熱部材の最高温度部分で前記トナ
    ーの融点よりも少なくとも高い温度とし、像支持体がエ
    ンドレスメタルベルトから離型する箇所では前記トナー
    のガラス転移点付近またはそれ以下の温度に下げると共
    に、エンドレスメタルベルトの回転方向の最大温度勾配
    を10℃/mm以下とすることを可能ならしめる一体構
    造型加熱冷却デバイスを用いることを特徴とする熱定着
    装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のローラの回転軸に垂直な断面
    のエンドレスメタルベルトとの当接側の形状が中央加熱
    部では平坦で、中央加熱部の両側が凸型形状の曲率を持
    つ一体構造型加熱冷却デバイスを持つことを特徴とする
    請求項1記載の熱定着装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のローラの発熱部材を備えたロ
    ーラに対向する加圧ローラのニップ部が一体構造型加熱
    冷却デバイスの前記平坦な中央加熱部内にあることを特
    徴とする請求項2記載の熱定着装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のローラの回転軸方向の断面形
    状が少なくとも中凹型でない一体構造型加熱冷却デバイ
    スを持つことを特徴とする請求項2または3記載の熱定
    着装置。
  5. 【請求項5】 一体構造型加熱冷却デバイスの像支持体
    と離型する最先端部の曲率が3〜7mmRの範囲にある
    ことを特徴とする一体構造型加熱冷却デバイスを持つこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の熱定着
    装置。
  6. 【請求項6】 一体構造型加熱冷却デバイスが潤滑表面
    処理した低膨張金属材料からなる薄板でカバーされてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載
    の熱定着装置。
JP27963491A 1991-10-25 1991-10-25 熱定着装置 Withdrawn JPH05119648A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316180A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Canon Inc 像加熱装置
JP2014006317A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017125922A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US10859953B2 (en) 2018-10-31 2020-12-08 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing device with a metal sheet that covers a heater and part of a guide portion that slides against a fixing film

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107