JPH0511932Y2 - - Google Patents

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JPH0511932Y2
JPH0511932Y2 JP10564788U JP10564788U JPH0511932Y2 JP H0511932 Y2 JPH0511932 Y2 JP H0511932Y2 JP 10564788 U JP10564788 U JP 10564788U JP 10564788 U JP10564788 U JP 10564788U JP H0511932 Y2 JPH0511932 Y2 JP H0511932Y2
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JP
Japan
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deburring
cylinder block
water hole
board
positioning member
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシリンダブロツクの水孔内にできるば
りの除去装置に関する。
(従来技術) シリンダブロツクを鋳造すると、水孔の口の部
分にばりができるとともに、水孔に連通するウオ
ータジヤケツトの奥に砂が付着した状態で残る。
実開昭62−181317号公報に開示されたものは、
ばりの付着部を上にしてシリンダブロツクを位置
決めした上、各水孔にばり取り棒を上から挿入す
ることによつて水孔内のばりを取除くようにした
ものであるが、このような装置では、上から切取
つたばりが水孔内に落ち込んでしまうため取出す
のが厄介になるなどの不都合を有しており、ま
た、単にばりを取除くようにしたにすぎないた
め、この処理のほかにウオータジヤケツト内の砂
をシヨツトブラスト法等によつて取除く処理が必
要になるか、もしくは使用に際して冷却水路の一
部にフイルタを設けて砂を濾過するようにする必
要が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ばりのみに限ら
ず、ウオータジヤケツトの奥に付着して残つた砂
をも同時に確実に取除くことのできる改良された
ばり取り装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するため
のエンジンブロツクの水孔用ばり取り装置とし
て、水孔内のばりを下にしてシリンダブロツクを
支持する支持台と、シリンダブロツクのボア内に
貫入してその横方向の位置決めをする柱状の位置
決め部材を備え、かつ支持台の下方にあつてシリ
ンダブロツクに向けて昇降動する昇降台と、位置
決め部材を基準として昇降台上に取付けられたば
り取り基板と、このばり取り基板上に着脱自在に
取付けられ、かつ各水孔の形状に応じた形状を有
し、一部に加圧気体供給源に連通する気体噴出口
を備えた多数のばり取り刃具とからなるもので、
水孔内のばりとウオータジヤケツトの奥に付着し
て残つた砂を、ばり取り刃具とこの刃具から噴出
する気体とにより同時に除去するようにしたもの
である。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明す
る。
第1図、第2はばり取り装置の全容を示したも
ので、基台1上の下板2にはその四隅にガイドロ
ツド3……が立設され、これらのガイドロツド3
……には、下板2の中央に固定した昇降用油圧シ
リンダ4によつて駆動される昇降台5が摺動自在
に取付けられている。
6はガイドロツド3……の上端に固定したワー
ク支持台で、この中央には、後述するばり取り基
板20が出入可能な空所8が設けられ、またこの
空所8の周囲には、シリンダブロツクWを載置す
る4個の基準座10……が設けられ、さらにこの
ワーク支持台6の四隅には4本スイングシリンダ
11……が固定されていて、そのロツド端に設け
た各クランプ爪12……によつて基準座10上の
シリンダブロツクWを上からクランプするように
構成されている。
一方、上記した昇降台5には、ワーク支持台6
上の空所8を貫通し、かつシリンダブロツクWの
ボア部W1内に貫入してその水平方向の位置決め
を行なう2本の筒状をなしたボア部位置決め部材
13,13が立設されている。この位置決め部材
13,13の上端部、つまり、ボア部W1内に貫
入する上端部には、第3図に示したように横ピン
14を支点として位置決め部材13の周面から突
出するよう揺動する複数のコレツト15……が周
方向に間隔をおいて設けられ、下板2上に設けた
位置決めシリンダ16のロツド端にその内端を係
合することにより、シリンダ16の操作によりコ
レツト15……を位置決め部材13の外方に突出
させ、さらにボア部W1の内周面に圧接させてシ
リンダブロツクWの水平方向の位置決めを行なう
ように構成されている。
ところで、20は上記した位置決め部材13を
基準とし、かつ昇降台5の上面にスペーサ21を
介して取付けたばり取り基板で、第4,5図に示
したようにシリンダブロツクWの頂部に設けた水
孔W2……を覆い得る形状を持つこの基板20に
は、各水孔W2の位置に合せて多数の取付け凹部
22……が形成されていて、これらの各取付け凹
部22……には、ボア部W1内周縁のばりW3を切
取ることができるよう各水孔W2の形状に応じて
形成されたそれぞれのばり取り刃具24を有する
刃具ホルダー25がネジ23により着脱自在に取
付けられている。また各刃具ホルダー25には、
それぞれ刃具24の頂面に開口するエア噴出孔2
6が設けられ、これらの噴出孔26の他端は、ば
り取り基板20の各取付け凹部22の底に開口し
たエア導孔27と連通し、さらにこのエア導孔2
7はエア導管28を介して図示しない圧縮空気供
給源に連通している。
なお、第1図において符号30は、シリンダブ
ロツクWの側面に突出したガス抜きピンW5を切
除するために昇降台5の一部に立設した刃具、3
1は切除したガス抜きピンW5を排出するための
樋を示しており、また第2図において符号32,
32は昇降台5に固定した被検出ロツド33と当
接して昇降台5の上下限を検出するセンサを示し
ている。
このように構成された装置において、いまシリ
ンダブロツクWを逆さにし、ワーク支持台6上に
突出したボア部位置決め部材13,13にボア部
W1を嵌合わすようにして基準座10上に載置す
る。そしてスイングシリンダ11……を操作し
て、そのロツド端のクランプ爪12によりシリン
ダブロツクWを上方から押圧固定する一方、位置
決めシリンダ16を操作して、そのロツド端に係
合するコレツト15……を外方に拡開し、これら
の先端をボア部W1の内周面に当接させてシリン
ダブロツクWの正確な水平方向位置決めをする。
そしてつぎに、昇降用シリンダ4を操作してそ
のロツドにより昇降台5を押上げ、ばり取り基板
20をワーク支持台6に設けた空所8を通してシ
リンダブロツクWの頂面に当接し、ばり取り基板
20上の各ばり取り刃具24……を各水孔W2
…内に挿入するとともに、弁29を操作してばり
取り刃具24の頂面からエアを噴出させる。
これにより、水孔W2内のばりW3は刃具24の
挿入によつて機械的に掻取られた上エアの噴流に
より吹飛ばされ、またこれと同時にウオータジヤ
ケツトの内奥に付着している砂W4は、ばり取り
刃具24の頂部から吐出する強いエアの噴流によ
り払拭される。したがつて、つぎに昇降台6を降
下させると、水孔24と刃具24の隙間にばり
W3等が挟まることなく刃具24は簡単に水孔2
4から抜け出し、また、ばり取り基板20の下降
に伴つて、除去されたばりW3や砂W4はエアの噴
流により水孔W2内から強制的に排出される。
さらに上記したように、これらのばり取り刃具
24はそれぞれホルダー25を介してばり取り基
板20にネジ23をもつて取付けられているの
で、機種によつて水孔W2の形状が異なるような
場合、あるいは刃具24が部分的に破損したよう
な場合には、これらを容易に交換することができ
る。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、シリンダブ
ロツクの横方向位置決め部材を基準として取付け
た昇降台上のばり取り基板に、気体の噴出口を備
えた多数のばり取り刃具を設けたので、位置決め
部材を基準としてばり取り刃具を正確にシリンダ
ブロツクの水孔内に挿入することができるととも
に、刃具により切除したばりを噴出口から噴出す
る気体により吹飛ばして、ばりが水孔と刃具との
間に挟まることによつて生じる刃具の破損や抜取
り不良等の問題を未然に防止することができ、さ
らには、ウオータージヤケツトの内奥に付着して
いる砂に対し気体を近い位置から強く吹付けるこ
とによつてこれを確実に除去することができる。
しかも、これらの刃具をばり取り基板上に取外
し可能に取付けたので、機種によつて異なる水孔
の位置や形状に応じて刃具を取換えることができ
ると同時に、部分的な刃具の破損等にも容易に対
処することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すばり取り装置
の正面図、第2図はその側面図、第3図はその一
部の拡大図、第4図はばり取り基板の平面図、第
5図はばり取り状態を示した図である。 5……昇降台、6……ワーク支持台、13……
ボア部位置決め部材、20……ばり取り基板、2
4……ばり取り刃具、25……刃具ホルダ、26
……エア噴出口、27……エア導孔、W……シリ
ンダブロツク、W1……ボア部、W2……水孔、
W3……ばり、W4……砂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水孔内のばりを下にしてシリンダブロツクを支
    持する支持台と、該シリンダブロツクのボア内に
    貫入して該シリンダブロツクの横方向位置決めを
    する柱状の位置決め部材を備え、かつ上記支持台
    の下方にあつて該シリンダブロツクに向けて昇降
    動する昇降台と、上記位置決め部材を基準として
    上記昇降台上に取付けられたばり取り基板と、該
    ばり取り基板上に着脱自在に取付けられ、かつ上
    記各水孔の形状に応じた形状を有し、一部に加圧
    気体供給源に連通する気体噴出口を備えた多数の
    ばり取り刃具とからなるシリンダブロツクの水孔
    用ばり取り装置。
JP10564788U 1988-08-09 1988-08-09 Expired - Lifetime JPH0511932Y2 (ja)

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JP10564788U JPH0511932Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09

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JP10564788U JPH0511932Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09

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JPH0227821U JPH0227821U (ja) 1990-02-22
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