JPH0511886Y2 - - Google Patents

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JPH0511886Y2
JPH0511886Y2 JP1987047049U JP4704987U JPH0511886Y2 JP H0511886 Y2 JPH0511886 Y2 JP H0511886Y2 JP 1987047049 U JP1987047049 U JP 1987047049U JP 4704987 U JP4704987 U JP 4704987U JP H0511886 Y2 JPH0511886 Y2 JP H0511886Y2
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JP
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ball
silicone gel
grip
gel
handle
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JP1987047049U
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JPS63154051U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ゴルフやテニス、野球のバツト等、
球を打つ競技に使用する打球運動具に関するもの
である。
従来の技術 従来、この種打球運動具の柄部や握り部は、軽
量化の為に中空として作られていたり、発泡体で
充実されたり、実開昭60−27946号公報や実開昭
61−106269号公報に見られるような非反発性部材
や粘弾性体が適宜箇所に配置されることがある。
考案が解決しようとする問題点 このような打球を行う運動具は、飛来する球や
静止した球を強打して飛ばすため、手掌に加わる
衝撃力が大であり、また、球の芯を的確に捉えな
いと衝撃波が共振して手掌に伝わつたりする。
従来、柄部や握り部は中空に作られている事が
多いため、衝撃波は振動として長く持続しやす
く、かといつて、中実にしたのでは重くて軽快な
スウイングがしにくくなつてしまう。このため、
発泡体で充実したり、非反発性部材や粘弾性体を
配置することもあるのだが、成形工数や製造コス
トの増加に見合うだけの緩衝及び防振効果が得ら
れるものは未だない。
問題点を解決するための手段 本考案は、打球運動具の中空状の柄部及び/又
は握り部の内腔周壁にはゲル状物質を被着し、該
ゲル状物質は、JIS K 2530−1976(50g荷重)
により測定された針入度が50〜200程度に硬化す
るシリコーンゲルの原液が硬化前に原液状態にて
注入されて、柄部及び/又は握り部の内腔周壁に
塗布され硬化したシリコーンゲルとした構成で、
シリコーンゲルに打球の際の衝撃振動を分散吸収
させ、成形工数や製造コストの増加に見合う以上
の緩衝及び防振効果を得て、心地悪い打球振動を
解消しようとするものである。
作 用 本考案打球運動具は、中空状の柄部及び/又は
握り部の内腔周壁にはJIS K 2530−1976(50g
荷重)により測定された針入度が50〜200程度の
シリコーンゲルが被着してあるから、手掌に至る
振動伝達部自体が直接シリコーンゲルの非弾性変
形を生じ、これをその広域に急速に伝播し、もつ
て、打球振動をシリコーンゲル全域で吸収する。
一方、この為にはこのシリコーンゲルの原液を
その硬化前に原液状態にて柄部及び/又は握り部
の内腔に注入し、周壁に塗布して硬化させるだけ
として、格別な成形型を不要とし、従来の工程に
追加の工程を組み入れるだけでよいとする。
実施例 第1図は本考案打球運動具の一実施例としての
テニスラケツトを一部断面として示す正面図で、
打球部10は環状の柄11に樹脂製等のネツト1
2が張られており、その基が二股状で続く柄部2
0となり、更にその基の握り部30に続いた一体
状となつている。
そして、柄部20と握り部30はその素材が中
空パイプ状に成形されており、また、握り部30
には、握り部としての形状を整えるために、表面
に通常硬質の発泡樹脂等が固着され、さらにその
上に皮等が巻かれている。
本実施例では、この握り部30にゲル状物質を
内設するが、このゲル状物質としては、素材とし
ての安定性や製造上の便宜からシリコーンゲルを
用いる。そして、緩衝及び防振効果の上からシリ
コーンゲルの内、JIS K 2530−1976(50g荷重)
により測定された針入度が50〜200程度のものや、
これに微小中空球体を混入してなる複合シリコー
ンゲルを用いる。
そして、このシリコーンゲルを内設するにあた
つては、握り部30の内腔周壁にコーテイングす
るように筒状41に被着する必要がある。
なお、打球運動具のウエイトバランス、衝撃の
大小等の諸条件により部位によつてそのシリコー
ンゲルを被着する層の厚さを適宜調整してもよ
い。また、これによつて打球運動具としての重量
が増加するが、この重量増加は、ゲル状物質の比
重がシリコーンゲルであれば1〜0.6程度と、通
常の打球運動具の素材の比重に比べ、半分以下で
あり、なおかつ、柄部及び/又は握り部の内腔周
壁に被着するものであるから比較的少ない。
なお、シリコーンゲルの原液をその硬化前に原
液状態にて柄部及び/又は握り部の内腔に注入
し、周壁に塗布するには、例えば、シリコーンゲ
ルの原液を柄部や握り部に注入後、回転させなが
ら加熱硬化させれば、シリコーンゲルの層厚を周
囲均等にして行える。
そこで、このようなシリコーンゲルを握り部の
内腔周壁に被着した打球運動具、例えば前記実施
例のテニスラケツトを用い球を打てば、打球部に
おける打球の際の衝撃変形は、衝撃振動として、
手掌に伝わつてくるが、この振動は、その前に、
柄部及び握り部を伝わつてくるので、同時にシリ
コーンゲルにも伝わり、該シリコーンゲルを変形
させる事となる。ところが、該シリコーンゲルの
変形は非弾性変形であつて反発弾性を生じず、か
つ急速に広域に伝播するため、振動はシリコーン
ゲルの全域で減衰吸収される。結果、手掌にまで
伝わつてくるのは極少なく、短時間で収束するも
のとなる。
なお、本願明細書で言う非弾性変形とはゴムや
バネのような強い弾性変形をしないと言う意味で
あつて、弾性的変形を全くしないという意味では
ない。また、同様に反発弾性がないとは、ゴムや
バネのような強い反発弾性を示さないと言う意味
であつて、反発弾性が絶対的に0であるという意
味ではない。
上記実施例ではテニスラケツトについて述べた
が、本考案打球運動具はこれに限らず、ゴルフク
ラブ、野球の金属バツト、バトミントンのラケツ
トをはじめ種々の運動具として適用でき、また、
打球部も中空状であれば、場合によつては、そこ
にもシリコーンゲルを内設しても良い。
考案の効果 以上述べたとおり、本考案打球運動具によれ
ば、打球振動は直接シリコーンゲルの非弾性変形
を生じてシリコーンゲル全域で吸収される。JIS
K 2530−1976(50g荷重)により測定された針
入度が50〜200程度のシリコーンゲルは緩衝及び
防振効果に特に優れ、しかもこれは、シリコーン
ゲルの原液を柄部及び/又は握り部の内腔に注入
して内腔周壁に塗布して硬化させて構成するた
め、格別な成形型は不要であり、従来の工程に追
加の工程を組み入れるだけでよく、成形工数や製
造コストの増加に見合う以上の緩衝及び防振効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案打球運動具の一実施例の一部を
断面として示す正面図である。 10……打球部、20……柄部、30……握り
部、41……シリコーンゲル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 打球部と、少なくとも一方が中空状の柄部と握
    り部とを備え、この柄部及び/又は握り部の内腔
    周壁にはゲル状物質を被着し、該ゲル状物質は、
    JIS K 2530−1976(50g荷重)により測定され
    た針入度が50〜200程度に硬化するシリコーンゲ
    ルの原液が硬化前に原液状態にて注入されて、柄
    部及び/又は握り部の内腔周壁に塗布され硬化し
    たシリコーンゲルである事を特徴とした打球運動
    具。
JP1987047049U 1987-03-02 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH0511886Y2 (ja)

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JP1987047049U JPH0511886Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30
KR1019880001531A KR920011015B1 (ko) 1987-03-02 1988-02-15 타구용 운동구
US07/161,130 US4953861A (en) 1987-03-02 1988-02-26 Ball hitting sports tool

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JP1987047049U JPH0511886Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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Publication Number Publication Date
JPS63154051U JPS63154051U (ja) 1988-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2521514B2 (ja) * 1988-04-12 1996-08-07 株式会社シーゲル 打球用運動具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027946B2 (ja) * 1977-04-14 1985-07-02 富士電機株式会社 電力遮断器等価試験装置

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JPS6027946U (ja) * 1983-08-02 1985-02-25 有限会社 白樺スポ−ツ店 ラケツト
JPS61106269U (ja) * 1984-12-18 1986-07-05

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