JPH05118502A - 混合流体リサイクル排ガスボイラの制御方法 - Google Patents
混合流体リサイクル排ガスボイラの制御方法Info
- Publication number
- JPH05118502A JPH05118502A JP28472891A JP28472891A JPH05118502A JP H05118502 A JPH05118502 A JP H05118502A JP 28472891 A JP28472891 A JP 28472891A JP 28472891 A JP28472891 A JP 28472891A JP H05118502 A JPH05118502 A JP H05118502A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- gas boiler
- mixed fluid
- steam temperature
- turbine bypass
- Prior art date
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の水・蒸気リサイクルプラントにおける
制御方式が適用できない、混合流体リサイクルプラント
において、排ガスボイラの蒸気温度を制御すること。 【構成】 本発明では、排ガスボイラ(1)の出口にタ
ービンバイパス系統(8),(9),(10),(1
1),(12)を設置し、タービンバイパス量、給液量
を変化させることによって、蒸気温度および混合流体の
組成を制御する。
制御方式が適用できない、混合流体リサイクルプラント
において、排ガスボイラの蒸気温度を制御すること。 【構成】 本発明では、排ガスボイラ(1)の出口にタ
ービンバイパス系統(8),(9),(10),(1
1),(12)を設置し、タービンバイパス量、給液量
を変化させることによって、蒸気温度および混合流体の
組成を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合流体リサイクルプ
ラントの排ガスボイラ蒸気温度制御方法に関する。
ラントの排ガスボイラ蒸気温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の水・蒸気からなるリサイ
クルプラントの排ガスボイラにおける蒸気温度制御方法
の一例を示す系統図である。従来は、排ガスボイラ1に
ドラム33を設け、ドラムレベル36が規定値となるよ
うに調節計37で給水弁32を操作することにより、給
水流量を制御するとともに、排ガスボイラ1の出口にス
プレ35を設け、排ガスボイラ出口の蒸気温度22が規
定値となるように調節計38でスプレ弁34を操作する
ことにより、スプレ35の注水量を変化させて、排ガス
ボイラ出口蒸気温度を制御していた。
クルプラントの排ガスボイラにおける蒸気温度制御方法
の一例を示す系統図である。従来は、排ガスボイラ1に
ドラム33を設け、ドラムレベル36が規定値となるよ
うに調節計37で給水弁32を操作することにより、給
水流量を制御するとともに、排ガスボイラ1の出口にス
プレ35を設け、排ガスボイラ出口の蒸気温度22が規
定値となるように調節計38でスプレ弁34を操作する
ことにより、スプレ35の注水量を変化させて、排ガス
ボイラ出口蒸気温度を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】混合流体のリサイクル
プラントにおいては、もし排ガスボイラにドラムを設置
すると、混合流体中の或る成分の比重が他の成分の比重
よりも軽いため、その成分の濃度が高い蒸気のみがドラ
ムから発生する。そうすると、混合流体成分の混合状態
が、ドラムで分離された蒸気側と液側とで不均一とな
り、また例えば、更に火炉や蒸気管で熱吸収した場合に
爆発しやすくなるなど、問題点があるので、ドラムは設
置できない。また、排ガスボイラ出口にスプレを設置し
てスプレ水を注入しても、混合流体に均等に混合できず
に、タービンに不安定な蒸気(液)が入ってしまうとい
う問題があるため、排ガスボイラ出口にはスプレは設置
できない。
プラントにおいては、もし排ガスボイラにドラムを設置
すると、混合流体中の或る成分の比重が他の成分の比重
よりも軽いため、その成分の濃度が高い蒸気のみがドラ
ムから発生する。そうすると、混合流体成分の混合状態
が、ドラムで分離された蒸気側と液側とで不均一とな
り、また例えば、更に火炉や蒸気管で熱吸収した場合に
爆発しやすくなるなど、問題点があるので、ドラムは設
置できない。また、排ガスボイラ出口にスプレを設置し
てスプレ水を注入しても、混合流体に均等に混合できず
に、タービンに不安定な蒸気(液)が入ってしまうとい
う問題があるため、排ガスボイラ出口にはスプレは設置
できない。
【0004】以上のように、混合流体リサイクルプラン
トの排ガスボイラの蒸気温度制御については、従来技術
の制御方式は適用できなかった。
トの排ガスボイラの蒸気温度制御については、従来技術
の制御方式は適用できなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するために、混合流体リサイクルプラントにお
いて、タービン入口蒸気圧力に基づいて給液流量を加減
するとともに、排ガスボイラ出口蒸気温度に基づいてタ
ービンバイパス流量を加減することにより、排ガスボイ
ラの蒸気温度を制御することを特徴とする混合流体リサ
イクル排ガスボイラの制御方法を提案するものである。
題を解決するために、混合流体リサイクルプラントにお
いて、タービン入口蒸気圧力に基づいて給液流量を加減
するとともに、排ガスボイラ出口蒸気温度に基づいてタ
ービンバイパス流量を加減することにより、排ガスボイ
ラの蒸気温度を制御することを特徴とする混合流体リサ
イクル排ガスボイラの制御方法を提案するものである。
【0006】
【作用】本発明においては、ボイラ出口蒸気温度を検出
し、これが規定値よりも大きく/小さくなれば、タービ
ンバイパス弁を増/減操作し、タービンバイパス量を増
加/減少させて、タービン入口蒸気圧力を低下/上昇さ
せる。そして、タービン入口蒸気圧力を検出し、これが
規定値よりも低く/高くなるので、給液弁を増/減操作
し、排ガスボイラを流れる給液量を増加/減少させて、
単位流量当りの熱吸収量を減少/増加させることによ
り、ボイラ出口蒸気温度を低下/上昇させる。
し、これが規定値よりも大きく/小さくなれば、タービ
ンバイパス弁を増/減操作し、タービンバイパス量を増
加/減少させて、タービン入口蒸気圧力を低下/上昇さ
せる。そして、タービン入口蒸気圧力を検出し、これが
規定値よりも低く/高くなるので、給液弁を増/減操作
し、排ガスボイラを流れる給液量を増加/減少させて、
単位流量当りの熱吸収量を減少/増加させることによ
り、ボイラ出口蒸気温度を低下/上昇させる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す系統図であ
る。排ガスボイラ1で発生した蒸気がタービン2で仕事
をした後、低圧復液器3で復液化し、復液ポンプ4で昇
圧され、更に高圧復液器5で完全に復液化された流体
を、給液ポンプ6と給液弁7で給液する。
る。排ガスボイラ1で発生した蒸気がタービン2で仕事
をした後、低圧復液器3で復液化し、復液ポンプ4で昇
圧され、更に高圧復液器5で完全に復液化された流体
を、給液ポンプ6と給液弁7で給液する。
【0008】このような混合流体リサイクルプラントに
おいて、タービンバイパス弁8と、タービンバイパス減
温器9と、タービンバイパススプレ弁10と、低圧復液
器3入口に合流する減温器出口管12と、混合流体組成
調節弁11を有し低圧復液器3出口に合流する配管とか
らなるタービンバイパスラインを設ける。また、タービ
ン2の入口に、タービン入口蒸気圧力検出器20を設
け、その検出器20の検出信号を調節計21に入力す
る。その調節計21では、この入力信号に基づき、前記
蒸気圧力が規定値となるように、給液弁7に制御信号を
出力して、その給液弁7を通過する流量が増加または減
少するよう操作する。一方、排ガスボイラ1の出口に、
ボイラ出口蒸気温度検出器22を設け、その検出器22
の検出信号を調節計23に入力する。その調節計23で
は、この入力信号に基づき、前記蒸気温度が規定値とな
るように、タービンバイパス弁8に制御信号を出力し
て、そのバイパス弁8を通過する流量が増加または減少
するよう操作する。
おいて、タービンバイパス弁8と、タービンバイパス減
温器9と、タービンバイパススプレ弁10と、低圧復液
器3入口に合流する減温器出口管12と、混合流体組成
調節弁11を有し低圧復液器3出口に合流する配管とか
らなるタービンバイパスラインを設ける。また、タービ
ン2の入口に、タービン入口蒸気圧力検出器20を設
け、その検出器20の検出信号を調節計21に入力す
る。その調節計21では、この入力信号に基づき、前記
蒸気圧力が規定値となるように、給液弁7に制御信号を
出力して、その給液弁7を通過する流量が増加または減
少するよう操作する。一方、排ガスボイラ1の出口に、
ボイラ出口蒸気温度検出器22を設け、その検出器22
の検出信号を調節計23に入力する。その調節計23で
は、この入力信号に基づき、前記蒸気温度が規定値とな
るように、タービンバイパス弁8に制御信号を出力し
て、そのバイパス弁8を通過する流量が増加または減少
するよう操作する。
【0009】また,タービンバイパス減温器9の出口の
減温器出口管12に減温器出口温度検出器25を設け、
その検出器25の検出信号を調節計26に入力する。そ
の調節計26では、この入力信号に基づき、減温器出口
温度が規定値となるように、タービんバイパススプレ弁
10に制御信号を出力して、そのスプレ弁10を通過す
る流量が増加または減少するよう操作する。
減温器出口管12に減温器出口温度検出器25を設け、
その検出器25の検出信号を調節計26に入力する。そ
の調節計26では、この入力信号に基づき、減温器出口
温度が規定値となるように、タービんバイパススプレ弁
10に制御信号を出力して、そのスプレ弁10を通過す
る流量が増加または減少するよう操作する。
【0010】タービンバイパス減温器9では、混合流体
の或る成分の比重が他の成分の比重よりも軽い性質があ
るため、比重の軽い成分の濃度の高い流体は上部から取
り出す減温器出口管12へ流れ、その成分の濃度の低い
流体は下部から取り出されて混合流体組成調節弁11を
有する配管へ流れる。そこでボイラ出口蒸気温度検出器
22の検出器信号を調節計24にも入力する。その調節
計24では、この入力信号に基づき、前記蒸気温度が規
定値となるような混合流体組成となるように、その混合
流体組成調節弁11を通過する流量が増加または減少す
るように操作させる。すなわち、ボイラ出口蒸気温度が
高く/低くなれば、給液量、タービンバイパス流量とも
増加/減少するが、タービンバイパス減温器9で、混合
流体のある成分の濃度の高い流体の流量が増加/減少す
るように、混合流体組成調節弁11を減/増操作する
と、給液の混合流体のある成分の濃度が高く/低くな
る。そうすると、排ガスボイラ1からの熱吸収が多く/
少くなり、その結果、給液量、タービンバイパス量とも
減少/増加して、最終的に平衡状態となる。
の或る成分の比重が他の成分の比重よりも軽い性質があ
るため、比重の軽い成分の濃度の高い流体は上部から取
り出す減温器出口管12へ流れ、その成分の濃度の低い
流体は下部から取り出されて混合流体組成調節弁11を
有する配管へ流れる。そこでボイラ出口蒸気温度検出器
22の検出器信号を調節計24にも入力する。その調節
計24では、この入力信号に基づき、前記蒸気温度が規
定値となるような混合流体組成となるように、その混合
流体組成調節弁11を通過する流量が増加または減少す
るように操作させる。すなわち、ボイラ出口蒸気温度が
高く/低くなれば、給液量、タービンバイパス流量とも
増加/減少するが、タービンバイパス減温器9で、混合
流体のある成分の濃度の高い流体の流量が増加/減少す
るように、混合流体組成調節弁11を減/増操作する
と、給液の混合流体のある成分の濃度が高く/低くな
る。そうすると、排ガスボイラ1からの熱吸収が多く/
少くなり、その結果、給液量、タービンバイパス量とも
減少/増加して、最終的に平衡状態となる。
【0011】
【発明の効果】混合流体リサイクルプラントの排ガスボ
イラにおいては、従来の水・蒸気リサイクルプラントの
排ガスボイラの制御方式が適用できないが、本発明では
ボイラ出口にタービンバイパスラインを設置し、タービ
ンバイパス量を操作することにより、主蒸気温度を適正
値に保つ制御方法とし、ボイラの安定運転と制御性向上
を実現する。
イラにおいては、従来の水・蒸気リサイクルプラントの
排ガスボイラの制御方式が適用できないが、本発明では
ボイラ出口にタービンバイパスラインを設置し、タービ
ンバイパス量を操作することにより、主蒸気温度を適正
値に保つ制御方法とし、ボイラの安定運転と制御性向上
を実現する。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す系統図である。
【図2】図2は従来の水・蒸気リサイクル排ガスボイラ
の蒸気温度制御方法の一例を示す系統図である。
の蒸気温度制御方法の一例を示す系統図である。
1 排ガスボイラ 2 タービン 3 低圧復液器 4 復液ポンプ 5 高圧復液器 6 給液ポンプ 7 給液弁 8 タービンバイパス弁 9 タービンバイパス減温器 10 タービンバイパススプレ弁 11 混合流体組成調節弁 12 減温器出口管 20 タービン入口蒸気圧力検出器 21 調節計 22 ボイラ出口蒸気温度検出器 23,24 調節計 25 減温器出口温度検出器 30 復水器 31 給水ポンプ 32 給水弁 33 ドラム 34 スプレ弁 35 スプレ 36 ドラムレベル検出器 37,38 調節計
Claims (1)
- 【請求項1】 混合流体リサイクルプラントにおいて、
タービン入口蒸気圧力に基づいて給液流量を加減すると
ともに、排ガスボイラ出口蒸気温度に基づいてタービン
バイパス流量を加減することにより、排ガスボイラの蒸
気温度を制御することを特徴とする混合流体リサイクル
排ガスボイラの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28472891A JPH05118502A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 混合流体リサイクル排ガスボイラの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28472891A JPH05118502A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 混合流体リサイクル排ガスボイラの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118502A true JPH05118502A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17682218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28472891A Withdrawn JPH05118502A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 混合流体リサイクル排ガスボイラの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05118502A (ja) |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP28472891A patent/JPH05118502A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |