JPH05117962A - 布帛の柔軟加工装置 - Google Patents

布帛の柔軟加工装置

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JPH05117962A
JPH05117962A JP3306996A JP30699691A JPH05117962A JP H05117962 A JPH05117962 A JP H05117962A JP 3306996 A JP3306996 A JP 3306996A JP 30699691 A JP30699691 A JP 30699691A JP H05117962 A JPH05117962 A JP H05117962A
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JP
Japan
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cloth
fabric
air jet
lattice
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP3306996A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Masunaga
敏幸 増永
Takashi Asabe
孝志 浅部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP3306996A priority Critical patent/JPH05117962A/ja
Publication of JPH05117962A publication Critical patent/JPH05117962A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C19/00Breaking or softening of fabrics
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B3/00Passing of textile materials through liquids, gases or vapours to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing, impregnating
    • D06B3/28Passing of textile materials through liquids, gases or vapours to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing, impregnating of fabrics propelled by, or with the aid of, jets of the treating material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 布帛の品質を低下させることなく能率的に長
尺布帛に柔軟性を付与することのできる加工装置を提供
する。 【構成】 長尺の布帛をエアジェットで所定の方向に順
次繰り出して放出するエアジェット装置と、該エアジェ
ット装置によって放出された布帛が衝突するよう放出方
向に対向して設置された格子と、該格子に衝突した布帛
を再度エアジェット装置の上流側へ送る送り装置と、走
行布帛を拡布する拡布装置と、該布帛をセンタリングす
るセンタリング装置と、これらを収容するケ−シングと
を具備する布帛の柔軟加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺布帛に連続的に柔
軟性を付与するために使用される布帛の柔軟加工装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】布帛にソフト仕上げ加工と呼ばれる柔軟
加工を施す方法として従来採用されてきたのは、化学薬
品(柔軟剤)を布帛に付与する方法(樹脂加工方式)
や、機械的に布帛を揉む方法である。しかしながら、上
記化学薬品を付与する方法は、布帛を緊張させた状態で
化学薬品を付与し、かつマングルにて強圧するため、布
帛が本来有する風合いが損なわれるという問題点や、乾
燥、熱処理等に必要なエネルギ−が多いという問題点が
あった。また、上記布帛を機械的に揉んで柔軟性を付与
する方法は、布帛が緊張していないテンションフリ−の
状態で揉まれ、柔軟性が付与されるのであるが、この加
工は通常ロ−プ状の状態で行われるので、製品にロ−プ
状のしわが発生し、品質を低下させるという問題点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
柔軟性付与方法における問題点を解決し、布帛の品質を
低下させることなく能率的に柔軟性を付与することので
きる加工装置を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる柔軟加工装置は、長尺の布帛をエアジェッ
トで所定の方向に順次繰り出して放出するエアジェット
装置と、該エアジェット装置によって放出された布帛が
衝突するよう放出方向に対向して設置された格子と、該
格子に衝突した布帛を再度エアジェット装置の上流側へ
送る送り装置と、走行布帛を拡布する拡布装置と、該布
帛をセンタリングするセンタリング装置と、これらを収
容するケ−シングとを具備することを特徴としている。
【0005】
【作用】ワ−クである長尺の布帛がエアジェット装置に
よって放出され、格子に衝突して柔軟性を付与される。
格子に衝突した布帛は、送り装置によって再度エアジェ
ット装置の上流側へ送られ、再度格子に衝突させられる
が、その前にセンタリング装置によってセンタリングさ
れ、拡布装置によって拡布されてエアジェット装置に供
給される。
【0006】
【実施例】以下、図面に表された実施例について説明す
る。図1は本発明の1実施例をあらわすもので、この柔
軟加工装置1は、ケ−シング2の内部の天井部に矢印A
方向にワ−クである布帛Wを高速で放出するエアジェッ
ト装置3が設けられ、その放出方向の前方に格子5が設
けられている。格子5は、布帛を通さず、エアのみを通
過させるもので、前記エアジェット装置3の放出方向に
対向させて、若干下向きに傾けた状態で設置されてい
る。この格子5としては、通常の格子のほか、例えば多
孔板等を使用することができる。
【0007】エアジェット装置3は、布帛Wの通路を挟
んで上下に設けられた機枠7にそれぞれ前向き(格子5
の方向)に傾いた複数のノズル9,…を設けたもので、
高圧のエアを前向きに吐出することにより布帛を前向き
に放出する。格子5の下部は斜め後向きの傾斜壁面2a
となっており、その下端部は滑らかな曲面となって底面
2bとつながっている。
【0008】エアジェット装置3の後部には、後方から
順にセンタリング装置10、スクリュウロ−ルエキスパ
ンダ−11、エッジセンサ12、フイ−ドロ−ラ13、
及び拡布装置14が設けられている。センタリング装置
10は、図2に示す如く、布帛の通路を挟んで表裏両側
にエアを吐出するノズル20,…を設けたもので、該ノ
ズルは、それぞれ、布帛Wの左右両側の耳の部分に向か
って中央側から左右の縁部にエアを吹きつけるようにな
っている。そして、後述のエッジセンサ12の検出結果
に基ずいて左右のノズルの開閉を制御し、左右いずれか
の側へ布帛を移動させて、布帛の通路を左右中央位置に
修正する。例えば、左側の耳に向かって吐出するノズル
を閉じ、右側の耳に向かって吐出するノズルのみを開く
か、または左側の耳に向かって吐出するエア量よりも右
側のエア量を多くすれば、両者の差に応じて、布帛Wは
右向きの力を受けて右側へ移動する。逆に右側ノズルを
閉じ左側ノズルを開くか、右側よりも左側の吐出量を多
くすれば、布帛は左側へ移動する。両側のノズルを開い
てエアを左右両側へ吐出すれば、布帛は左右両側へ引っ
張られるため拡布される。
【0009】スクリュウロ−ルエキスパンダ−11は、
ねじ状の突条を表面に形成したロ−ルを用いた公知の拡
布装置で、エッジセンサ12による検出を確実にするた
め、布帛の側縁部の巻き込みいわゆる耳巻きを防止し、
拡布を行う。エッジセンサ12は、布帛の通路の左右両
側に設けられ、布帛が左右いずれかへ位置ずれしたこと
を検出する。このエッジセンサとしては、布帛の側縁部
に接触して布帛の偏りを検出するものや、光電式に検出
する非接触式のセンサ等、従来公知のセンサを利用する
ことができる。
【0010】フイ−ドロ−ラ13は、布帛をエアジェッ
ト装置側へ送る送り装置であって、布帛を挟んで上下に
設けたゴムロ−ラ22,…からなり、強制駆動される1
以上のロ−ラの回転により、布帛に一定の送り方向の駆
動力を与える。拡布装置14は、前記センタリング装置
と類似するエア式の拡布装置で、前記センタリング装置
10と同様に、布帛の両側部に向かって中央側からエア
を吐出するノズルが布帛の表裏両面側に設けられてい
る。これらノズルから吐出されるエアによって布帛Wが
左右に引っ張られ、強制的に広げられる。
【0011】ケ−シング2の外側には熱交換器25、送
風ファン26等が設けられ、これらが、配管27によっ
て、前記エアジェット装置3、センタリング装置10、
拡布装置14等に接続されている。熱交換器25で加熱
された熱風が、この配管を通ってエアジェット装置3、
センタリング装置10、拡布装置14等に供給され、こ
れら各装置のノズルから吐出されたエアは、格子5を通
って外部へ排気され、再度熱交換器に供給されて循環す
る。
【0012】この柔軟加工装置1を用いて布帛(未縫製
の反物)Wのソフト仕上げ加工を行う場合は、長尺の布
帛を図1に示すようにエアジェット装置3、センタリン
グ装置10、スクリュウロ−ルエキスパンダ−11、フ
イ−ドロ−ル13、拡布装置14等に通して、前後両端
部を縫い合わせ、環状化する。布帛は長尺であるから、
ケ−シングの底部では弛んだ状態となる。この状態で所
定の温度に加熱されたエアをケ−シング内の各装置に供
給すれば、エアジェット装置3のノズルから吐出される
エアによって布帛が矢印方向に吹き飛ばされ、格子面に
衝突する。この衝撃による揉み効果によって布帛が柔軟
化されるのである。格子面に衝突した布帛は、傾斜壁面
2aに沿って下降し、幾重にも折り曲げられて縮んだ状
態で底面2b上に溜められる。また、吐出されたエア
は、格子の隙間を通って排出され、再度循環させられ
る。
【0013】底面上に溜められた布帛は、フイ−ドロ−
ル13の働きにより順次上昇させられる。このとき、布
帛はセンタリング装置10によってセンタリングと一応
の拡布が行われ、スクリュウロ−ルエキスパンダ−11
によって左右両側部の耳巻きが防止される。前記センタ
リング装置は、その下流側に設けられているエッジセン
サ12の検出結果に基ずいて布帛の左右(幅方向)の位
置ずれを修正する。エッジセンサ12によって検出され
る布帛の両側部は、その直前に設けられているスクリュ
ウロ−ルエキスパンダ−11によって拡げられているの
で、確実な検出動作が得られる。フイ−ドロ−ル13を
出た布帛は、エア式の拡布装置14によって左右両側に
拡げられ、エアジェット装置3に供給される。このよう
にして、適度の柔軟性が付与されるまで繰り返し循環さ
れる。なお、ワ−クの種類等によっては、より効果的な
加工を行えるようにケ−シング内にスチ−ムを供給して
も良い。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる柔軟加工装置は、布帛をエアで格子に衝突させ
て、その時の揉み効果により柔軟性を付与するものであ
るから、従来の化学的なソフト仕上げ加工におけるよう
な化学薬品が不要であり、布帛の風合いを損なうことも
ない。しかも。化学薬品を用いる方法のようなパッド乾
燥、熱処理工程等が不要となるので、省エネルギ−の見
地からも有利である。また、従来の機械的方法のような
ロ−プ状のしわ等が発生しにくく、品質的にも優れたも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例をあらわす構成説明図であ
る。
【図2】センタリング装置及び拡布装置の説明図であ
る。
【図3】ノズルの説明図である。
【符号の説明】
1 柔軟加工装置 2 ケ−シング 3 エアジェット装置 5 格子 10 センタリング装置 12 エッジセンサ 13 フイ−ドロ−ル(送り装置) 14 拡布装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の布帛をエアジェットで所定の方向
    に順次繰り出して放出するエアジェット装置と、該エア
    ジェット装置によって放出された布帛が衝突するよう放
    出方向に対向して設置された格子と、該格子に衝突した
    布帛を再度エアジェット装置の上流側へ送る送り装置
    と、走行布帛を拡布する拡布装置と、該布帛をセンタリ
    ングするセンタリング装置と、これらを収容するケ−シ
    ングとを具備することを特徴とする布帛の柔軟加工装
    置。
JP3306996A 1991-10-25 1991-10-25 布帛の柔軟加工装置 Pending JPH05117962A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997028302A1 (en) * 1996-01-29 1997-08-07 Milliken Research Corporation Method for treating a crease sensitive fabric web
JPH09256262A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Hisaka Works Ltd ロープ状繊維製品の気流式処理装置
CN107419469A (zh) * 2017-09-04 2017-12-01 无锡市信文机械制造有限公司 一种超高效烘干柔软联合机

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