JPH0511790A - デイジタル遅延回路の切換ノイズ防止方法 - Google Patents

デイジタル遅延回路の切換ノイズ防止方法

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JPH0511790A
JPH0511790A JP3011399A JP1139991A JPH0511790A JP H0511790 A JPH0511790 A JP H0511790A JP 3011399 A JP3011399 A JP 3011399A JP 1139991 A JP1139991 A JP 1139991A JP H0511790 A JPH0511790 A JP H0511790A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
delay time
time
signal
noise
Prior art date
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Pending
Application number
JP3011399A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kosuga
耕二 小数賀
Noriyuki Sekiguchi
紀之 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Atsudenki KK
Original Assignee
Nippon Atsudenki KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Atsudenki KK filed Critical Nippon Atsudenki KK
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Publication of JPH0511790A publication Critical patent/JPH0511790A/ja
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル遅延回路においては遅延時間の設
定時にノイズが発生することがあるので、このノイズを
発生しないようにする。 【構成】 ディジタル遅延回路に接続したアッテネータ
としてのVCA(ボルテージ・コントロール・アンプ)
17の利得レベルを、遅延時間の設定時に絞り込み、最大
遅延時間の待機後に、前記VCA17の絞りを徐々に解除
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばカラオケ装置
等に適用することができる、ディジタル遅延回路の切換
ノイズ防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置等においては、マイクロホ
ンからの音声信号の一部を遅らせることによって、演出
効果を上げるようにしている。このように音声信号を遅
延させるには、信号をディジタル化し、これをメモリ素
子に一時保存し、所定時間遅らせて取り出すことにより
行なっている。
【0003】このようなディジタル遅延回路によれば、
任意の時間遅延させることができることになるが、ディ
レイタイムの切換時にノイズが発生するという問題があ
る。これを説明する。図3に示すものは、サンプリング
周波数を変えて遅延時間を設定する一般的なディジタル
遅延回路である。この図において1は入力端子、2は出
力端子で、その間に接続された集積回路3とメモリ素子
4が遅延回路を構成する。集積回路3は2個のローパス
フィルタ5,6とA/Dコンバータ7、D/Aコンバー
タ8、制御ロジック9が、図示するような順序で接続さ
れた構成になっている。制御ロジック9にはメモリ素子
4が接続される。
【0004】上記回路は、入力端子1と出力端子2との
間で遅延作動が行なわれる。したがって入力端子1と出
力端子2には遅延処理されない原音回路が並列に接続さ
れることになる。図3における入力側のローパスフィル
タ5は、A/D変換時に誤動作しないように不要な高域
成分を除去するためのものである。ディジタル信号に変
換された信号は制御ロジック9を通ってメモリ素子4に
入り、ここで記憶された後、一定時間の経過後に制御ロ
ジック9に読み出され、D/Aコンバータ8によってア
ナログ信号に戻され、ローパスフィルタ6を介して出力
端子2に出力される。すなわち、メモリ素子4に記憶さ
れている時間だけ、遅延されることになる。
【0005】このように遅延作動するとき、その遅延時
間は、メモリ素子4のビット数をサンプリング周波数で
除した数で表わされることになる。このためメモリ素子
4のビット数が固定であれば、サンプリング周波数を変
えることで遅延時間を変えることができ、またサンプリ
ング周波数を固定してメモリ素子4のビット数を変えて
も遅延時間を変えることができる。このうち後者の方法
によれば、メモリ素子4のアクセス中に遅延時間を変更
する目的で読出しポインタを変えると、その前後におい
て音量レベルが変わらなければよいが、一般的には音量
レベルが変わるので、異なった音量レベルのデータがつ
なぎ合わされることになって、ノイズを発生することに
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】メモリ素子4のビット
数を固定してサンプリング周波数を変えたときにはノイ
ズが発生しないのに、サンプリング周波数を固定してビ
ット数を変えたときには前述のようにノイズが発生する
のである。できれば両方式においてノイズが発生しない
のがよい。しかしながらこのノイズはピッチを変えると
きの短い時間に発生するので、従来にあっては、これを
解決する方策がとられず、ノイズを我慢するか、ミュー
ト操作でノイズ音を消すのが実情であった。
【0007】本発明は、この点に鑑みて成されたもので
あり、サンプリング周波数を固定してビット数を変える
ときにも、ミュート操作等を一切行なうことなしにノイ
ズ発生を防止する方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、入力端子と出力端子との間を
直結する原音回路と、入力端子と出力端子との間に設け
たディジタル遅延回路とを並列に接続し、ディジタル遅
延回路を通った信号を前記原音回路の出力信号に混合す
るディジタル遅延方法において、ディレイタイムを変え
るときに同時に遅延回路に接続したアッテネータの利得
を絞り込み、最大遅延時間の待機後に前記アッテネータ
の絞りを徐々に解除していくことを特徴とするディジタ
ル遅延回路の切換ノイズ防止方法を得たものである。
【0009】
【作用】上記のような構成とすれば、ディレイタイムを
変えるとき、すなわちノイズが発生するときにアッテネ
ータによって音量レベルが低下し、最大遅延時間の待機
後にアッテネータの絞りが解除されることにより、音量
レベルが復帰することになる。これにより、ノイズは音
として現われないことになる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1に示すものは本発明方法を適用する回路の系統
図である。なお、実際にはマイクロホンアンプ11以降、
AFアンプ前までの回路はディジタル処理される。10は
マイクロホン端子であり、マイクロホンが接続される。
マイクロホン端子10にはマイクロホンアンプ11の入力側
が接続され、このマイクロホンアンプ11の出力側は二つ
の系路12,13に分岐され、端子14の部分で合流してい
る。系路12は原音系であり、系路13は遅延される加工音
系である。端子14にはAFアンプ15を介してスピーカ16
が接続されている。
【0011】系路12は原音系であるからマイクロホンア
ンプ11の出力側と端子14との間が直結されている。一
方、系路13は遅延される加工音系であり、アッテネータ
として機能するVCA(ボルテージ・コントロール・ア
ンプ)17、端子18、ディジタルリレー(前述した集積回
路3に相当するもの)19が順次接続されている。そして
このディジタルリレー19の入力側と出力側との間には、
VCA20がフィードバック回路として接続されている。
【0012】このように構成された回路において、ディ
レイタイムを変更する場合にはVCA17の操作をして、
加工音回路の信号のレベルを絞り込む。アッテネータと
して機能するVCA17は、その制御電圧を下げていくと
ディレイタイムが大きくなり、逆に制御電圧を上げてい
くとディレイタイムは小さくなるので、この場合には制
御電圧を下げていくことになる。
【0013】図3は信号レベルを変化させる時間を現わ
すものである。この図においてT1はVCA17の操作時
間であり、スタートからT1 の時間、系路13を通る加工
音回路の信号のレベルを絞り込むことを示している。時
間T1 の経過後には、信号レベルは十分に小さくなって
いる。時間T2 はメモリ素子4(図3参照)に取込まれ
た信号がシフトされて最終的に空になる最大遅延時間で
ある。この時間T2 の経過後にアクセスポインタの操作
時間T3 があり、ここでアクセスポインタの操作後、再
び時間T1 をかけて絞り込んだ信号レベルを徐々に上げ
て元の状態に復帰させる。VCA20は、VCA17ととも
に作動し、ディジタルリレー19のフィードバック量を変
化させる。
【0014】このように本発明の回路では、信号のレベ
ルを絞り込んだ状態でアクセスポインタの操作を行なう
ので、そのとき音声信号が存在しても、これがノイズと
して現れないことになる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、入力端
子と出力端子との間を直結する原音回路と、入力端子と
出力端子との間に設けたディジタル遅延回路とを並列に
接続し、ディジタル遅延回路を通った信号を前記原音回
路の出力信号に混合するディジタル遅延方法において、
ディレイタイムを変えるときに同時に遅延回路に接続し
たアッテネータの利得を絞り込み、最大遅延時間の待機
後に前記アッテネータの絞りを徐々に解除していくこと
を特徴とするディジタル遅延回路の切換ノイズ防止方法
である。このように構成したことにより、アクセスポイ
ンタの操作時にノイズが生じないことになる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明するための回路図である。
【図2】図1のものの作動時間を説明するための説明図
である。
【図3】ディジタル遅延回路の一般的な回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
10 マイクロホン端子 11 マイクロホンアンプ 12,13 系路 14,18 端子 15 AFアンプ 17,20 VCA 19 ディジタルリレー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力端子と出力端子との間を直結する原
    音回路と、入力端子と出力端子との間に設けたディジタ
    ル遅延回路とを並列に接続し、ディジタル遅延回路を通
    った信号を前記原音回路の出力信号に混合するディジタ
    ル遅延方法において、ディレイタイムを変えるときに同
    時に遅延回路に接続したアッテネータの利得を絞り込
    み、最大遅延時間の待機後に前記アッテネータの絞りを
    徐々に解除していくことを特徴とするディジタル遅延回
    路の切換ノイズ防止方法。
JP3011399A 1991-01-07 1991-01-07 デイジタル遅延回路の切換ノイズ防止方法 Pending JPH0511790A (ja)

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