JPH05116940A - 基板上に金属酸化物の薄膜を生成させる方法 - Google Patents

基板上に金属酸化物の薄膜を生成させる方法

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JPH05116940A
JPH05116940A JP4088161A JP8816192A JPH05116940A JP H05116940 A JPH05116940 A JP H05116940A JP 4088161 A JP4088161 A JP 4088161A JP 8816192 A JP8816192 A JP 8816192A JP H05116940 A JPH05116940 A JP H05116940A
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JP
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thin film
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vapor
reactor
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JP4088161A
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John R Gavaler
レイモンド ガバラー ジヨン
Timothy T Braggins
タレク ブラギンズ テイモシー
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Westinghouse Electric Corp
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    • H10N60/01Manufacture or treatment
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    • H10N60/0296Processes for depositing or forming copper oxide superconductor layers
    • H10N60/0408Processes for depositing or forming copper oxide superconductor layers by sputtering
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    • Y10S505/725Process of making or treating high tc, above 30 k, superconducting shaped material, article, or device
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    • Y10S505/731Sputter coating

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好で再現性のある超電導特性を示すYBa
Cu薄膜を得るスパッタリング方法を提供す
る。 【構成】 O及び全水蒸気圧が0.3Pa〜26.6
Paになるよう追加されたHO蒸気を含むスパッタリ
ング・ガスが封入されている非加熱式の密閉反応器(1
0)内でスパッタリングにより蒸着された超電導薄膜を
得るため、酸化銅を基材とするターゲット材料(15)
を用い、蒸着基板(16)を550℃〜800℃に維持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導薄膜を基板上に
形成するスパッタリング(スパッタ蒸着)法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】種々の
スパッタリング法により薄膜を蒸着させる技術は周知で
あり、例えば、米国特許第4,361,472号明細書
(発明者は、モリソン・ジュニア氏)及び米国特許第
4,963,524号明細書(発明者は、ヤマザキ氏)
に記載されている。スパッタリング装置内に存在するガ
スとしては、とりわけO、N、HO及びCO
挙げられる。いわゆる「イン・サイチュウ(in-situ)」
薄膜スパッタリング技術は、超電導材料、例えばNbN
やNbGeをそれぞれ米国特許第3,912,612
号明細書(発明者はガバラー氏等)及び米国特許第4,
043,888号明細書(発明者はガバラー氏)に記載
されているように、加熱状態の基板を利用して蒸着させ
るのに用いられている。
【0003】1990年8月16日〜22日に発行され
た“Physica B"の165巻及び166巻、1513〜1
514頁に掲載されたガバラー氏等の論文「スパッタ蒸
着されたYBCO薄膜のTc及びJcの最適化(Optimi
zation of Tc and Jc in sputtered YBCO Films)」で
は、YBaCu薄膜の平行配置型と垂直配置型
のrf及びdcマグネトロン・スパッタリング法の両方
が記載されている。“Physica B"に掲載されているガバ
ラー氏等の論文によれば、SrTiO、LaAl
、MgO及びZrOの基板を用いて、1.3×1
−4Pa(10パスカル[Pa]=1mbar)の範囲
のベース圧力まで排気した非加熱式真空室内で実験が行
われた。最初は、純粋なO又はOとArの混合物が
反応性スパッタリング・ガスとして用いられた。非加熱
式蒸着室の使用の結果として生じた主残留ガスはH
であった。最高91Kの値のTc(超電導性を示す限界
温度)が得られた。或る平行配置型のスパッタリング検
査では、基板温度が670℃の場合に水を約1.3Pa
(13×10mbar)の圧力状態でスパッタリング・ガ
スに故意に追加した。基板とターゲットが互いに平行な
配置関係にある場合、90Kよりも高い薄膜のTcが得
られ、一般にかかるTcは、上述の特定の実験条件の下
では、水を追加しないで得た薄膜よりも約5K高かっ
た。互いに垂直な基板とターゲットの幾何学的配置を用
い、同様にHOを追加すると、上述の特定の条件で
は、水蒸気を追加しなかった場合の90Kよりも大きな
Tcの値が得られたが、スパッタ蒸着させた薄膜のTc
のそれ以上の改善は得られず、事実上その時には、薄膜
中にCuO粒子を生じさせるというマイナス効果が認め
られた。
【0004】良好で再現性のある超電導特性を有するY
BaCu薄膜を得ることが長年要望されてい
る。また、長期間にわたって使用されたターゲットから
作られる薄膜のTcの低下を遅らせる必要がある。本発
明の主目的の一つは、かかる課題を解決する方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の要
旨は、O及び約0.1Paよりも低い圧力の残留不純
物であるHO蒸気を含むスパッタリング・ガスが封入
されている密閉反応器内で酸化銅を基材とするターゲッ
ト材料を加熱状態の基板上にスパッタ蒸着させることに
より金属酸化物の薄膜を基板上に生成させる方法におい
て、スパッタリング・ガスは、反応器内の全HO蒸気
圧を、残留不純物であるHO蒸気よりも高く且つ最高
26.6Paにする追加のHO蒸気を含み、超電導特
性を示す、銅酸化物を基材とする薄膜を、約550℃〜
800℃の基板温度で現場蒸着させ、それにより、ター
ゲットが相当程度浸食していても、蒸着が絶えず経時的
に生じているとき、蒸着薄膜の限界温度値はターゲット
浸食による影響を大して受けないことを特徴とする方法
にある。
【0006】好ましくは、基板はターゲット表面に対し
て90°の角度に配置され、ターゲットは、バリウム−
酸化銅材料、最適には、圧粉状態のYBaCu
であり、蒸着薄膜は酸素中でゆっくりと冷却される。ス
パッタリング・ガスの効果的な追加により、全圧は10
Pa(100×10−3mbar)〜30Pa(300×1
−3mbar)になる。水蒸気の効果的な追加により、全
O圧は1.7Pa(17×10−3mbar)〜26.
6Pa(266×10−3mbar)になる。反応器内の有
効なスパッタリング・ガスは、6.5Pa〜13.0P
a(65〜130×10−3mbar)のOと、2.5〜
7.5Pa(25〜75×10−3mbar)の不活性ガ
ス、例えばArと、0.7〜2.6Pa(7〜26×1
−3mbar)のHO蒸気とから成る。
【0007】残留不純物として反応容器内に既に存在し
ている水蒸気に、上述の相当な量の水蒸気を追加すると
次のような効果が得られる。すなわち、蒸着したイット
リウム−バリウム−酸化銅の超電導薄膜のTcの値を大
きくすることができる。また、十分に使用して浸食した
ターゲットから薄膜を蒸着させても一貫して大きなTc
の値を得ることができる。また、670℃の標準の最低
温度よりも実質的に低い温度での蒸着が可能となる。ま
た、新基板材料の使用が可能になる。また、基板の熱結
合手段として標準的に用いられている銀ペーストが不要
になる。さらに、従来可能であったものよりも非常に広
い基板表面積にわたり品質が一定の薄膜の蒸着が可能に
なる。
【0008】本発明の一層明確な理解のため、本発明の
方法で使用できるdcマグネトロン・スパッタリング装
置の一例の部分概略図を示す添付の図面を参照して本発
明の実施例を説明する。
【0009】
【実施例】今、図面を参照すると、反応室13の内部を
真空にするポンプ11及び関連の弁12と、スパッタリ
ング・ガスを反応室13内へ流入させる入口弁14とを
備えたマグネトロン・スパッタリング装置10が示され
ている。スパッタリング装置自体は加熱されることがな
く、即ち、非加熱形の設計になっており、基板及び関連
の支持体又は保持具だけが加熱される。ターゲット15
は、1又は2以上の被覆用基板16上にスパッタ蒸着さ
れるのが望まれる薄膜と同一の組成を有するものであ
る。ターゲットの組成物を、酸化銅を基材とする物質、
好ましくは、バリウム−酸化銅を基材とする物質、最適
には、圧粉状態のYBaCu(この物質は当該
技術分野で良く知られている)の中から選択するのが良
い。通常、ターゲット15は、或る手段、例えばクラン
プ手段17により定位置に保持される。基板16は、通
常は熱伝導率の高い金属ペースト18により、従来にお
いては通常、銀ペーストを用いて定位置に保持されてい
る。抵抗加熱器又は他形式の加熱器19が、金属ペース
ト17及び金属製支持体20を介して基板16を加熱す
るために用いられる。
【0010】図示の構成では、基板16はターゲット1
5のフェースに対して垂直になっている。他の幾何学的
な配置関係を用いても良く、例えば、ターゲット及び加
熱器を、ターゲット15のフェースと平行な箇所21に
取り付けても良い。距離Bはターゲット15の中心線A
−Aからの距離である。磁石22,23は電界及び磁界
24を生じさせるよう働き、かかる電磁界は、スパッタ
リング・ガスのイオン化を促進すると共にその結果とし
て応室内に生じたプラズマの集束を促進してイオンがタ
ーゲットを衝撃できるようにする。このイオンによる衝
撃により、ターゲット材料が浸食され、ターゲット材料
の一部が加熱状態の基板に付着する。浸食部分が参照番
号25で例示されている。
【0011】動作原理を説明すると、ターゲット15、
例えば、圧粉状態のYBaCu及び好ましくは
単結晶のセラミック基板16、例えば、LaAlO
SrTiO、MgO、ZrO、Al等を密閉
反応器10内に配置し、反応器10を1.3×10−4
Pa(1.3×10−6mbar)の圧力(大抵の場合は水
蒸気圧)まで排気する。基板の好ましい材質はLaAl
である。基板を蒸着前に加熱して約670℃にする
と、残留水蒸気の圧力は0.1Pa(1.0×10−3
mbar)まで上昇することになろう。次に、Oを含有す
るガス、好ましくは、純粋O又はOとAr若しくは
他の不活性ガスの混合物に水蒸気を添加したガスを、密
閉反応器10内へ送り込むと、基板の加熱後における反
応器内の全HO蒸気圧は、好適には0.3Pa〜2
6.6Pa(3×10−3mbar〜266×10−3mba
r)、最適には0.7Pa〜3Pa(7×10−3mbar
〜30×10−3mbar)になろう。
【0012】基板を560℃〜800℃に加熱し、スパ
ッタリング電力を25W〜150Wにするのが良い。本
発明では、優れた品質を生む蒸着は560℃〜650℃
で生じ、それほど高価ではない基板を使用できると共に
異なる結晶方位の薄膜を蒸着できる。たとえば、好まし
くは600℃よりも低い温度で(LaAlO基板上
に)成長する結晶方位がa軸の薄膜は用途としてジョセ
フソン接合素子に好適である。結晶方位がc軸の薄膜
は、好ましくは高い温度、即ち、670℃以上の温度で
成長するが(LaAlO基板上)、このような薄膜は
マイクロ波装置に好適である。
【0013】基板を加熱してスパッタリング・ガスを導
入した後、薄膜の蒸着を行う。所望厚さの薄膜が基板1
6上に得られるまでスパッタリングを続ける。スパッタ
蒸着させた薄膜はターゲット材料と実質的に同一の組成
を有することになり、YBaCuの場合には、
中での冷却後に超電導を示すことになるが、これ
は、薄膜を高い温度(約850℃)で後焼なましする必
要がないことを示す。
【0014】蒸着後、基板温度は徐々に低くなるので
(冷却速度は好ましくは50℃/時〜200℃/時)、
薄膜の化学量論量理論量が酸素において不足することは
なく、もし不十分であっても、酸素を捕捉する時間は十
分にあるであろう。得られる薄膜は20nm(0.02
マイクロメートル)から任意所望の厚さまでの種々の厚
さのものになろう。好ましくは、ターゲットの中心線A
−Aからの基板の垂直方向距離は4cm〜8cmであ
り、ターゲット表面からの平行な方向における距離は4
cm〜8cmである。本発明の方法はrf又はdcのマ
グネトロン・スパッタリング法の何れにも適用できる。
【0015】次に、本発明を次の実験例を参照して説明
する。なお、かかる実験例はいかなる点においても限定
的な例として考えられるべきではない。
【0016】実 験 例 図示のものと幾分類似した軸外れ形非加熱式のマグネト
ロン・スパッタリング反応器を用いてYBaCu
薄膜の蒸着を行った。反応器を排気して内部を約1.
3×10−4Pa(1.3×10−6mbar)の低真空度
にし、反応器が低温になると、後には、圧力が約1.3
×10−4Pa(1.3×10−6mbar)の残留不純物
であるHO蒸気が残ったが、このHO蒸気の圧力
は、670℃への基板の加熱中に反応器が加熱状態にな
ると、0.1Pa(1.0×10 mbar)まで上昇す
る場合がある。基板は、670℃の温度に保たれた1c
m×1cm×0.05cm(厚さ)の単結晶LaAlO
材料であった。この基板を銀ペーストによってニッケ
ル製ブロック上の定位置に保持した。
【0017】次に、13Pa(130×10−3mbar)
のOと、6.5Pa(65×10−3mbar)のAr
と、2.6Pa(26×10−3mbar)のHO蒸気と
から成るスパッタリング・ガスを反応器室内へ送り込ん
だ。反応器室内の全水蒸気圧は約2.65Pa(26.
5×10−3mbar)であった。ターゲットは、直径5c
m、厚さ6mmの圧粉状態のYBaCuであ
り、これは主として超電導斜方晶相から成る。スパッタ
リング電力は60Wであり、基板表面とターゲットの中
心線の離隔距離は5.8cmであった。スパッタリング
を続けると、6時間かかって、ついには厚さが100n
m(0.1マイクロメートル)のYBaCu
膜が加熱状態の基板上に現場蒸着した。
【0018】次に、反応器及びスパッタ蒸着した薄膜を
150℃/時の速度で冷却した。薄膜は1:2:3の化
学量論比のYBaCuから成り、Tcは91
K、Jcは77Kのときに2×10−6amps/cm であ
った。微量のCuO粒子の存在が観察された。これらの
結果は、かなり浸食した状態のターゲットを用いても長
期間にわたり再現性があった。水蒸気をスパッタリング
・ガスに故意に追加することにより、Tcが90K以上
の蒸着薄膜が、浸食の度合いの高いターゲットから得ら
れたが、これには再現性があり、かかるターゲットは水
蒸気を追加しない場合にはTcが80K以下の薄膜を生
じさせた。
【0019】もう一つの重要な発見として、水蒸気を余
分に追加すると、先に可能であったものよりも遙かに広
い表面積にわたって高いTc(90K)の薄膜の蒸着が
可能になった。一例として述べると、ある実験例におい
ては、基板を、直径が5cmの基板保持具の中心、12
時、3時、6時、9時の位置に配置した。次に、上述の
ように水蒸気を追加して4つのYBaCu薄膜
を蒸着させた。いずれの薄膜のTcも90Kよりも高か
った。この種の被膜は、基板保持具を回転させたり、新
しいターゲットを用いた実験でさえ、従来において得る
ことができなかった。
【0020】第3の発見として、上述のように水蒸気を
スパッタリング・ガスに追加すると、基板温度がかなり
低くても、高いTcの薄膜を蒸着できた。先に、品質が
最高のYBaCu薄膜が得られるようにするた
めの最低温度は約670℃であることが判明した。従
来、わずか20℃〜30℃の温度低下でTcは約80K
に低下した。基板温度を更に低下させると、得られる薄
膜は超電導を示さなくなっていた。
【0021】本発明者は、上述のように本明細書に記載
している範囲内で水蒸気を故意に追加すると、基板温度
が約600℃の場合に88Kという高いTcを有する薄
膜を得ることができることを見出した。その結果、60
0℃又はそれ以下の温度でも安定な新基板材料を使用で
きる途が開かれた。また、高品質のYBaCu
薄膜を従来可能であった温度よりも非常に高い温度範囲
にわたって得ることができ、銀ペーストを塗布した保持
具に基板を接着させる必要が無くなった。従前において
は、この基板取付け法は、基板と保持具の相互熱接触状
態を良好にすると共に基板温度を、最高品質の超電導薄
膜を蒸着させるのに今日まで必要であった比較的狭い範
囲内に維持するのに用いられていた。また、本発明の方
法は、他の酸化物を基材とするターゲット及び蒸着薄膜
にも適用できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法において使用できるdcマグネト
ロン・スパッタリング装置の部分概略図である。
【符号の説明】 10 マグネトロン・スパッタリング装置 13 反応室 15 ターゲット 16 基板 18 ペースト 19 加熱器 20 金属製支持体又は保持具 22,23 磁石 25 浸食部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テイモシー タレク ブラギンズ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピツ ツバーグ ブラツシユクリフ ロード 1896

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 O及び約0.1Paよりも低い圧力の
    残留不純物であるHO蒸気を含むスパッタリング・ガ
    スが封入されている密閉反応器内で酸化銅を基材とする
    ターゲット材料を加熱状態の基板上にスパッタ蒸着させ
    ることにより金属酸化物の薄膜を基板上に生成させる方
    法において、スパッタリング・ガスは、反応器内の全H
    O蒸気圧を、残留不純物であるHO蒸気よりも高く
    且つ最高26.6Paにする追加のHO蒸気を含み、
    超電導特性を示す、銅酸化物を基材とする薄膜を、約5
    50℃〜800℃の基板温度で現場蒸着させ、それによ
    り、ターゲットが相当程度浸食しても、蒸着が経時的に
    続いているとき、蒸着薄膜の限界温度値はそれによる影
    響を大して受けないことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 基板は、ターゲット表面に対して90°
    の角度に配置されていることを特徴とする請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】 ターゲット及び蒸着薄膜は、酸化銅を基
    材とする材料で構成されることを特徴とする請求項1の
    方法。
  4. 【請求項4】 ターゲット及び蒸着薄膜は、YBa
    材料から成り、ターゲット材料は圧粉状態であ
    ることを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 基板温度は560℃〜650℃であり、
    最終段階として、基板及びスパッタ蒸着された薄膜を5
    0℃/時〜200℃/時の速度で冷却することを特徴と
    する請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 基板は、単結晶のLaAlOであるこ
    とを特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 HO蒸気の追加により、全HO蒸気
    圧が0.3Pa〜26.6Paになることを特徴とする
    請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 スパッタリング・ガスは更にAr又は他
    の不活性ガスを含み、反応器はrfマグネトロン又はd
    cマグネトロン型の何れかであり、HO蒸気の追加に
    より、全HO蒸気圧が17×10−3mbar〜266×
    10−3mbarになることを特徴とする請求項1の方法。
JP4088161A 1991-03-13 1992-03-12 基板上に金属酸化物の薄膜を生成させる方法 Withdrawn JPH05116940A (ja)

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US668579 1991-03-13
US07/668,579 US5126318A (en) 1991-03-13 1991-03-13 Sputtering method for forming superconductive films using water vapor addition

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JPH05116940A true JPH05116940A (ja) 1993-05-14

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