JPH05116136A - コンクリート混練装置 - Google Patents

コンクリート混練装置

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JPH05116136A
JPH05116136A JP3310002A JP31000291A JPH05116136A JP H05116136 A JPH05116136 A JP H05116136A JP 3310002 A JP3310002 A JP 3310002A JP 31000291 A JP31000291 A JP 31000291A JP H05116136 A JPH05116136 A JP H05116136A
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JP
Japan
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kneading
concrete
space
refrigerant
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP3310002A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Takeuchi
光 竹内
Yoshihiko Hongo
善彦 本郷
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
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Publication of JPH05116136A publication Critical patent/JPH05116136A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F21/00Dissolving
    • B01F21/40Dissolving characterised by the state of the material being dissolved
    • B01F21/403Solid carbon dioxide or dry ice
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/60Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a horizontal or inclined axis
    • B01F27/625Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a horizontal or inclined axis the receptacle being divided into compartments, e.g. with porous divisions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/90Heating or cooling systems
    • B01F35/91Heating or cooling systems using gas or liquid injected into the material, e.g. using liquefied carbon dioxide or steam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/90Heating or cooling systems
    • B01F2035/98Cooling

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大規模な冷却用プラントや複雑な装置を必要と
せずに少ないスペースで効率良く品質安定した冷却コン
クリートを生成する。 【構成】内部に混練空間5が形成されたミキサ本体2に
スノーホーン9を装着し、スノーホーン9の口元91に
冷媒供給機構11を介して液化炭酸13等の冷媒を供給
する。冷媒はドライアイス13’になり、その昇華熱に
より被混練部材を冷却する。またミキサ本体2にはエア
供給手段30と排気ファン37を設けておき、被混練部
材を冷却することにより昇華して気体となった冷媒は、
排気口39aから排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスコンクリートや暑
中コンクリートに発生する温度ひび割れを低減すること
が出来るコンクリート混練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マスコンクリートや暑中コンクリ
ートにおいて発生する温度ひび割れを低減するには、コ
ンクリートの混練に際して、氷(所謂フレークアイス)
や液体窒素を用いてコンクリートや骨材を冷却する方法
が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、氷を用いる
方法は、大規模な製氷プラントが混練装置と別途に必要
であり乍ら、氷点迄しか温度が下がらない氷をコンクリ
ートのW/C(水セメント比)を増加させないようにコ
ンクリート中に混合しなければならないので、その冷却
能力はごく限定されている。一方、液体窒素を用いる方
法では、練り上がり後のコンクリートが充填されたミキ
サ車内全体に噴射する形でこれを用いると冷却に非常な
時間がかかると共に、液体窒素が−196度と極めて低
温であり乍らその冷熱を十分有効に活用させることが出
来ず、即ちこの方法における冷却効率は30〜40%と
非常に効率が悪い。そこで、砂や砂利等の骨材を混練前
に予め液体窒素を用いた冷却設備で冷却しておくように
すると、生コンプラントに液体窒素専用の大規模且つ複
雑な骨材冷却設備が必要になり、その分スペースやコス
トがかかる、といった不都合がある。また、密閉された
混練ミキサ内に液体窒素を直接噴入するような提案もあ
るが、この場合には、非接触型温度測定器を用いて混練
材料の温度を測定する形で冷却コンクリートが品質管理
されることになるので、当該測定器が液体窒素の温度に
惑わされることなく混練材料の温度を確実に検出しない
と、練り上がりコンクリートの温度にバラツキが生じ
て、即ち安定した品質のコンクリートを得難くなる懸念
がある。本発明は、上記事情に鑑み、製氷や骨材冷却用
の大規模なプラント設備や複雑な装置を必要とすること
なく、少ないスペースで効率良く品質安定したコンクリ
ートを冷却することが出来る、コンクリート混練装置を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、内部にコ
ンクリート(26)を貯留し得る形で混練空間(5)が
形成されたミキサ本体(2)を有し、前記ミキサ本体
(2)に混練機構(6)を前記混練空間(5)内の被混
練部材(19)、(20)、(25)を混練し得るよう
に駆動自在に設け、前記ミキサ本体(2)の上部(2
2)に冷媒供給手段(9)、(11)を、前記混練空間
(5)に液化ガスからなる冷媒(13)を供給し得る形
で設け、前記ミキサ本体(2)の上部(7A)に強制排
気手段(37)を、前記混練空間(5)内の気体を排気
させ得る形で設けて、構成される。また、前記ミキサ本
体(2)に、前記混練空間(5)に圧縮空気(35)を
送入し得る形のエア供給手段(30)を設けて、構成さ
れることもある。なお、( )内の番号等は、図面にお
ける対応する要素を示す、便宜的なものであり、従っ
て、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、冷媒(13)
が吸熱昇華することにより被混練部材(19)、(2
0)、(25)を冷却し、該吸熱昇華することにより気
体となった冷媒(13)は強制排気手段(37)を介し
て混練空間(5)から排出されるように作用する。ま
た、混練空間(5)内の気体は、圧縮空気(35)に押
されながら強制排気手段(37)に吸引されるように作
用することもある。
【0006】
【実施例】図1は、本発明によるコンクリート混練装置
の一実施例を示す図である。
【0007】コンクリートを混練するための混練プラン
ト1は、図1に示すように、強制2軸練りミキサによる
ミキサ本体2を有しており、ミキサ本体2は脚部21を
介してコンクリートプラントのフレーム3等に固定支持
されている。ミキサ本体2の内部にはコンクリートを貯
留し得る形で双洞状に形成された混練空間5が設けられ
ており、ミキサ本体2の上端部には投入口22が、例え
ば混練空間5が図中上側に向かって開口し得る形で開閉
自在に設けられている。混練空間5には、図中左右一対
に示すミキシングロータ6、6が、該混練空間5の双洞
状に形成された左右の洞部にそれぞれ配置される形で設
けられており、各ミキシングロータ6には、2ヶの混練
翼61が、回転軸62を中心として図中紙面に沿って回
転駆動自在な形でそれぞれ設けられている。各ミキシン
グロータ6を回転駆動するための駆動源(図示せず)は
ミキサ本体2の外側に固定されており、また、ミキサ本
体2の下部には練り上がりコンクリートを吐出するため
の吐出口(図示せず)が、開閉自在に設けられている。
【0008】ところで、ミキサ本体2の上部、例えば投
入口22部分等には、先端斜め切り加工された鋼管等か
らなるスノーホーン9、9が、それぞれ混練空間5と内
通する形で密着自在に設けられており、各スノーホーン
9内には、口元91側から混練空間5に向かって下降傾
斜する形で送気路10が形成されている。送気路10に
は、混練空間5に冷媒を供給するためのノズル12が、
該送気路10の図中上側から入り込み配置されている。
ノズル12には冷媒供給機構11が、該ノズル12に液
化ガスからなる冷媒、例えば実施例においては液化炭酸
13を供給し得る形で接続されている。即ち、冷媒供給
機構11には内部に液化炭酸(LCO2)13が、所定
の圧力Pを付加されることにより液状をなすように貯留
されたタンク15が、前記コンクリートプラントのフレ
ーム3等の適宜箇所に固定される形で設けられており、
タンク15内に貯留された液化炭酸13は所定の温度、
即ち−20度Cが保持されている。タンク15には、該
タンク15に貯留された液化炭酸13を送給し得る形で
送給管16が接続されており、送給管16中にはバルブ
17が、該バルブ17を開放することによりタンク15
内の液化炭酸13をノズル12側に任意量だけ送給し得
る形で、介在されている。
【0009】また、前記ミキサ本体2の図中上部には、
図中左右一対に示す形の点検窓7A、7Bが、混練空間
5が開口する形で設けられており、いま、図中右側の点
検窓7Aには板状に形成された窓部材が開閉自在な形で
嵌装されている。点検窓7Aには混練空間5に圧縮空気
35を供給するためのエア供給手段30が、該エア供給
手段30の先端部分に配置するエアノズル32が混練空
間5内の図中右部に開口する形で設けられている。即
ち、エアノズル32の図中右側に示す供給元側にはエア
供給管31が接続されており、エア供給管31は点検窓
7Aの窓部材に挿通されている。エア供給管31の図中
右側に示す供給元側にはバルブ36を介して図中右下部
に示すコンプレッサ33が接続されており、従って、エ
ア供給手段30は、コンプレッサ33が生成する圧縮空
気35を、バルブ36、エアノズル32を介して任意の
圧力に調整した状態で、ミキサ本体2の図中右側の点検
窓7Aから混練空間5の図中下部に向かって噴出させる
ように構成されている。また、点検窓7Aには、被混練
材料の温度管理をするための例えば非接触型温度測定器
からなる温度計40が、混練空間5内の温度を検出し得
る形で、ミキサ本体2等に固定されて設けられている。
一方ミキサ本体2の図中左側の点検窓7Bには排気ファ
ン37が、鋼管等からなる排気管39中に介在支持され
た形で、該ミキサ本体2と密着自在に設けられており、
排気ファン37は混練空間5内の気体を排気口39aか
ら排気させ得る形で駆動自在になっている。なお、混練
プラント1においては通常、即ち冷却コンクリートを混
練する以外のときには、前記点検窓7A、7Bの両方に
窓部材が、蝶番等を介して開閉自在な形で装着されてお
り、該窓部材を開くことにより混練空間5内の様子を目
視確認し得るようになっているものである。
【0010】混練プラント1は以上のような構成を有し
ているので、該混練プラント1を用いてコンクリートを
混練する際には、まず、コンクリートプラントのホッパ
等を介して計量された砂、砂利等の骨材19を投入口2
2から混練空間5に投入し、これをミキシングロータ6
を介して空練りする。いま実施例においては、ミキサ本
体2が強制2軸練りミキサであるところから、該空練り
時に、ミキサ本体2はフレーム3等に固定された侭、混
練空間5において混練翼61のみが回転軸62を中心と
して図中紙面と平行方向に回転して、骨材19を空練り
する。そして、この際、冷媒供給機構11のバルブ17
を所定の量だけ開放すると、該バルブ17の開放量に対
応する分だけ液化炭酸13がタンク15から圧力開放さ
れる形で送給管16中に送り出されてくる。すると、タ
ンク15から圧力開放される形で送り出されてきた液化
炭酸13は送給管16内を圧送される形になり、そし
て、ノズル12の先端部分からスノーホーン9の送給路
10中に吐出される。送給路10中に吐出された液化炭
酸13は、送給管16内を圧送されてきたこととノズル
12を介して管路の断面積が絞り込まれることに加えて
送給路10が口元91側から混練空間5に向かって下降
傾斜する形に形成されていることから、当該送給路10
中に滞留することなく投入口22部分等から図中下方に
向かって噴射される形で、混練空間5に放出される。す
ると、タンク15内において所定の圧力Pを付加される
ことにより約−20度Cをもって液状に保持されていた
液化炭酸13は、こうして混練空間5に放出されるまで
の間に、スノーホーン9の送給路10中において断熱膨
張して固化し、即ちドライアイス13’になり、当該ド
ライアイス13’は約−80度Cの温度状態を呈する。
そして、いま、混練空間5においてはミキシングロータ
6を介して骨材19の空練りが常温状態で行われている
ことから、ここにドライアイス13’が投下されると、
当該−80度Cを呈しているドライアイス13’が吸熱
昇華することにより、骨材19の温度を大幅に低下させ
る。即ち、ドライアイス13’は固体状を呈しているこ
とから、混練空間5中に浮遊することなくミキシングロ
ータ6を介して回転中の骨材19中に満遍なく混ざり、
該骨材19を効率良く冷却して、十分なる低温状態を付
与することが出来る。なお、ドライアイス13’の投下
量は単にバルブ17の開閉状態を適宜調整するだけで、
当該投下量を任意に設定することが出来るので、骨材1
9を最も経済的な温度状態まで冷却して混練を行うよう
にすることが簡単に出来る。即ち、ドライアイス13’
は上述したように吸熱昇華することにより炭酸ガスとな
って混練空間5から排出されてしまい、練り上がり後の
フレッシュコンクリート26中には残留しないので、コ
ンクリートのW/C(水セメント比)に拘らず任意の量
だけ混練空間5に投下することが出来るが、当該ドライ
アイス13’の投入量は、予め仕様等により規定された
練り上がりコンクリート温度とセメント温度と骨材粒径
等に基づいて、骨材19が所定の温度状態(例えば−1
0度Cとか、また例えば0度C以下等の所定の温度状
態)になるように任意に調整され得る。
【0011】ところで、こうして骨材19の空練り時に
ドライアイス13’を吸熱昇華させることにより該骨材
19を冷却させると、ドライアイス13’は吸熱昇華す
ることにより炭酸ガスとなる。そこで、当該炭酸ガスを
混練空間5から排出するために、排気ファン37を駆動
させて、排気管39内に混練空間5内の気体を吸引し、
これを排気口39aから排出させることにより、該混練
空間5内の気体に包含されている炭酸ガスを排出させる
ようにする。この際これと同時に、コンプレッサ33を
駆動させて圧縮空気35を生成し、これをバルブ36、
エア供給管31を介して圧送してエアノズル32から図
中下方に向かって噴出させることにより、当該圧縮空気
35を混練空間5に供給する。こうして、エア供給手段
30を介して圧縮空気35を供給しつつ排気ファン37
により混練空間5内の気体を排出させると、該混練空間
5内には、エアノズル32から図中下方に向かって噴出
された圧縮空気35に押されながら排気ファン37によ
り吸引される形で、図中矢印Rで示す方向に沿って気体
が移動する。すると、混練空間5内の気体に包含されて
いる炭酸ガスは排気管39中に、矢印R方向に沿って移
動し乍ら吸引されることになる。従って、こうして混練
空間5においてエア供給手段30と排気ファン37を介
して矢印R方向に沿う形で気体を移動させることによ
り、該混練空間5内の図中上部の気体のみを排出させる
に留まらず、混練空間5内でドライアイスの昇華により
生じた炭酸ガスを悉く排気ファン37により吸引して、
これを排気口39aから排出することが短時間のうちに
出来る。なお、こうして炭酸ガスを混練空間5から排出
させる際に、骨材19はその比重大であるところから、
該混練空間5の図中下部に示す左右の洞部に配置し続け
ることが出来、該骨材19が排気管39中に吸引されて
しまうようなことはない。また、こうして、混練空間5
からドライアイスの昇華により生じた炭酸ガスを排出さ
せることにより、混練空間5において後に生成されるフ
レッシュコンクリート26中に該炭酸ガスが残留して、
コンクリートの硬化後にその中性化を助長させる要因と
なるような危険性は回避される。
【0012】こうして、ドライアイス13’の冷熱のみ
を利用して骨材19を冷却して、該ドライアイス13’
が昇華することにより生成された炭酸ガスを混練空間5
から排出すると、いま、混練空間5にはこうして冷却さ
れた骨材19のみが配置されているので、ここで、例え
ば点検窓7Aを介して温度計40により混練空間5内の
温度を測定し、これによりこのときの骨材19の温度を
検出する。即ちいま、温度計40により混練空間5内の
温度測定をすると、該混練空間5内の気体中からは既に
ドライアイス13’、即ち炭酸ガスが除去されているこ
とから、当該温度計40が検出する混練空間5内の気体
の温度は、略骨材19の温度になる。従って、こうし
て、骨材19を冷却した冷媒である炭酸ガスを混練空間
5から排出して後に骨材19の温度を測定することによ
り、後に生成されるフレッシュコンクリート26の温度
を適格に把握管理することが出来る。即ち、このとき、
前述したように予め仕様等により規定された練り上がり
コンクリート温度とセメント温度と骨材粒径等に基づい
て、骨材19が所定の温度状態(例えば−10度Cと
か、また例えば0度C以下等の所定の温度状態)になる
ように骨材19の温度を設定管理しておくことにより、
後に生成されるフレッシュコンクリート26を該仕様に
規定された温度に確実に到達させることが容易に出来
る。
【0013】ところで、こうして設定温度まで冷却され
た骨材19は、砂や砂利等の粒径大なるものにより構成
されて、セメント20や混和材23等の粉体に比して大
きな蓄熱容量を有していることから、いま骨材19が大
きな冷却熱を保有していることになる。そこで、次に、
コンクリートプラントを介して予め配合計量されたセメ
ント20及び混和材23と水25とを投入口22から混
練空間5に投下して、これによりフレッシュコンクリー
ト26の本練りを行う。ここで、投入口22から投下さ
れるセメントはセメントサイロ等に貯留されていたため
に外気温から場合によっては40〜50度Cの温度状態
を呈しており、また、水25は略外気温に近く、従っ
て、前記仕様等により規定された練り上がりコンクリー
ト温度に対して相対的に高い温度状態を呈している。そ
こで、こうして本練りを行うと、前述したように大きな
冷却熱を保有している骨材19が、これらの相対的に高
い温度状態下にあり粉体又は流体であるセメント20及
び混和材23と水25を短時間のうちに効率的に冷却す
る。そして、混練空間5内にあるこれらの材料に所定の
性状が得られるまで本練りを行うと、ミキサ本体2の吐
出口からは、十分冷却された良質なフレッシュコンクリ
ート26が吐出される。従って、骨材19の空練り中に
冷媒供給機構11を介して混練空間5に投下された液化
炭酸13(ドライアイス13’)の冷熱は、蓄熱容量の
大きな骨材19中に一旦蓄熱されることにより、ミキサ
本体2外等へ熱放出されて無駄になることなく、該液化
炭酸13の冷熱の70〜80%(実験値)がフレッシュ
コンクリート26を冷却するために有効に利用される。
そして、こうして生成されたフレッシュコンクリート2
6の温度は前述したように、空練り状態の冷却骨材19
の温度が測定管理されていることから、常に均一で安定
したものになる。従って、こうして混練吐出されたフレ
ッシュコンクリート26によりマスコンクリートや暑中
コンクリートを成型すると、温度ひび割れの可能性が非
常に低減された堅固な構造体が出来る。
【0014】なお、上述した実施例においてはスノーホ
ーン9がミキサ本体2の投入口22に装着されている例
を述べたが、スノーホーン9はミキサ本体2の上部の例
えば、点検窓7A、7B等にエア供給手段30や排気フ
ァン37と並列したり又はこれらと交換自在な形で装着
されていても良い。即ち、スノーホーン9、エアノズル
32、排気管39等の構成及び配設位置は任意である。
なお、混練プラント1はスノーホーン9を取り外すこと
により、上述したように冷却コンクリートを混練するた
めだけではなく、普通コンクリートやその他のコンクリ
ート等を混練するのに用いることが容易に行われ得る。
また、スノーホーン9に劣化乃至破損等が生じた場合に
は、ミキサ本体2を交換することなく、スノーホーン9
のみを交換して、再び混練プラント1を冷却コンクリー
トの混練に用いることが出来るので、装置の維持管理が
容易であり、即ち簡便な装置を用いて経済的なコンクリ
ート混練が行われ得る。また、混練プラント1において
は、場合によっては混練空間5にドライアイス13’等
の冷媒が直接投入される場合もあり、この際にはミキサ
本体2にスノーホーン9を設ける必要はない。また、上
述した実施例においては、骨材19を冷却するための冷
媒として、液化炭酸13からなるドライアイス13’を
用いた例を述べたが、当該冷媒は混練プラント1により
混練されるフレッシュコンクリート26のコンクリート
W/C(水セメント比)を増減させることなく該フレッ
シュコンクリート26を冷却することが出来れば良いの
で、例えば液化炭酸13は液化窒素等による他の液化ガ
スに置き換えられても何等差し支えない。また、本発明
によれば吸熱気化した冷媒を排気ファン37、エア供給
手段30等を介して任意の時期に排出させることが容易
に出来るので、該冷媒を混練空間5に投下する時期は、
フレッシュコンクリート26を混練する工程中の何時で
あっても良く、例えば、骨材19を混練空間5に投下す
る前に、又は骨材19を投下すると同時に、又はセメン
ト20や水25等の投下時に、更にはこれらの被混練部
材の本練り時乃至本練り後の何れにおいて投下されても
何等差し支えない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
部にフレッシュコンクリート26等のコンクリートを貯
留し得る形で混練空間5が形成されたミキサ本体2を有
し、前記ミキサ本体2にミキシングロータ6等の混練機
構を前記混練空間5内の骨材19、セメント20、水2
5等の被混練部材を混練し得るように駆動自在に設け、
前記ミキサ本体2の投入口22等の上部にスノーホーン
9及び冷媒供給機構11等の冷媒供給手段を、前記混練
空間5に液化炭酸13等の液化ガスからなる冷媒を供給
し得る形で設け、前記ミキサ本体2の点検窓7A等の上
部に排気ファン37等の強制排気手段を、前記混練空間
5内の気体を排気させ得る形で設けて構成したので、冷
媒が吸熱昇華することにより被混練部材を冷却し、該吸
熱昇華することにより気体となった冷媒は強制排気手段
を介して混練空間から排出されることが出来る。従っ
て、コンクリー混練する際に混練プラント1等の本発明
によるコンクリート混練装置を用いれば、冷媒を練り上
がりコンクリート中に残留させることなく該冷媒の冷熱
のみを利用して被混練部材を効率的に冷却することが出
来るので、即ち冷媒はコンクリート中から排出されてし
まうので、如何なる冷媒を用いる場合にもコンクリート
中性化の危険性は回避されていると共に、氷等を用いて
冷却する場合には勘案しなければならないコンクリート
W/C(水セメント比)に当該冷媒が影響を及ぼす懸念
も全くない。そして、冷媒はミキサ本体2に直接投入す
ることが出来るので、大規模な冷却プラントや設備や複
雑な装置をミキサ本体2と別途に設けておかなくとも、
即ちタンク15等の冷媒を貯留しておく僅かのスペース
を要するのみで、簡便に効率良くコンクリートを冷却す
ることが出来る。そしてこうして冷媒供給手段により冷
却されたコンクリートを用いてマスコンクリートや暑中
コンクリートを打設すると、温度ひび割れの可能性の少
ない、堅固な構造体が構築され得る。また、本発明によ
れば、強制排気手段によりミキサ本体2から冷媒を排出
した時点で混練空間5内の温度を測定することにより、
被混練部材の温度を確実に把握することが容易に出来る
ので、練り上がりコンクリートの温度管理が的確に行わ
れて、常時安定した品質のコンクリートが生成され得
る。また、ミキサ本体に、前記混練空間5に圧縮空気3
5を送入し得る形のエア供給手段30を設けてコンクリ
ート混練装置が構成されると、混練空間5内の気体は、
圧縮空気35に押されながら強制排気手段37に吸引さ
れることが出来る。従って、混練空間5内において被混
練部材を冷却することにより吸熱昇華して気体となった
冷媒を、該混練空間5から短時間のうちに確実に排出さ
せることが出来る。また、前記冷媒供給手段が、一端側
を前記混練空間5に開口させる形で前記ミキサ本体2の
上部に配置されるスノーホーン9と、該スノーホーン9
の口元91等の他端側に接続された冷媒供給機構11等
の冷媒供給装置により構成されていると、冷媒はスノー
ホーン9内において断熱膨張することにより均質な粉体
になってから、混練空間5に供給されることが出来る。
すると冷媒は、混練空間5中に浮遊したり塊状になって
一箇所に集中したりすることなく被混練部材上に満遍な
く落下して、該被混練部材と迅速且つ均質に混合され
る。従って、より一層均質な冷却コンクリートが短時間
のうちに生成され得る。また、このように冷媒供給手段
が、ミキサ本体2と別体をなす形のスノーホーン9と冷
媒供給装置11とにより構成されていると、冷媒供給手
段をミキサ本体2から取り外せば、混練空間5に冷媒を
供給しないようにすることも出来る。即ち、ミキサ本体
2を冷却コンクリート以外の普通コンクリート等を製造
するのに用いることも出来るので、既存の適当なるミキ
サ本体を利用して、これを改造することにより本発明用
のミキサ本体2を製造することも容易に行える。従っ
て、1ヶのコンクリート混練装置を冷却コンクリートの
混練用とその他、例えば普通コンクリート等の混練用と
に転用して、コンクリートプラントを効率的に稼働させ
て、経済的にコンクリートを製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンクリート混練装置の一実施例
を示す図である。
【符号の説明】
1……混練プラント(コンクリート混練装置) 2……ミキサ本体 22……投入口(ミキサ本体の上部) 5……混練空間 6……ミキシングロータ(混練機構) 7A……点検窓(ミキサ本体の上部) 9……スノーホーン(冷媒供給手段) 11……冷媒供給機構(冷媒供給装置) 13……液化炭酸(冷媒) 19……骨材(被混練部材) 20……セメント(被混練部材) 25……水(被混練部材) 26……フレッシュコンクリート(コンクリート) 30……エア供給手段 35……圧縮空気 37……排気ファン(強制排気手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にコンクリートを貯留し得る形で混練
    空間が形成されたミキサ本体を有し、 前記ミキサ本体に混練機構を前記混練空間内の被混練部
    材を混練し得るように駆動自在に設け、 前記ミキサ本体の上部に冷媒供給手段を、前記混練空間
    に液化ガスからなる冷媒を供給し得る形で設け、 前記ミキサ本体の上部に強制排気手段を、前記混練空間
    内の気体を排気させ得る形で設けて構成した、コンクリ
    ート混練装置。
  2. 【請求項2】前記ミキサ本体に、前記混練空間に圧縮空
    気を送入し得る形のエア供給手段を設けて構成される、
    請求項1記載のコンクリート混練装置。
  3. 【請求項3】前記冷媒供給手段は、一端側を前記混練空
    間に開口させる形で前記ミキサ本体の上部に配置される
    スノーホーンと、該スノーホーンの他端側に接続された
    冷媒供給装置からなる請求項1又は請求項2記載のコン
    クリート混練装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009093710A1 (ja) * 2008-01-23 2009-07-30 Yazaki Corporation スクリュー式混練機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009093710A1 (ja) * 2008-01-23 2009-07-30 Yazaki Corporation スクリュー式混練機
JP2009172493A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Yazaki Corp スクリュー式混練機

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