JPH05116099A - 発泡合成樹脂成形品の分離装置 - Google Patents

発泡合成樹脂成形品の分離装置

Info

Publication number
JPH05116099A
JPH05116099A JP3306568A JP30656891A JPH05116099A JP H05116099 A JPH05116099 A JP H05116099A JP 3306568 A JP3306568 A JP 3306568A JP 30656891 A JP30656891 A JP 30656891A JP H05116099 A JPH05116099 A JP H05116099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
stacked
row
mounting table
molded products
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3306568A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0741593B2 (ja
Inventor
Kazuoki Takigawa
一興 瀧川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3306568A priority Critical patent/JPH0741593B2/ja
Publication of JPH05116099A publication Critical patent/JPH05116099A/ja
Publication of JPH0741593B2 publication Critical patent/JPH0741593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレイ等の成形品となる被切断成形品を多
数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断
成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被
切断成形品シートを積段して、個々の成形品に分離させ
る分離装置において、分離に要する負荷力を可能な限り
小さくするとともに、成形品表面にスキン層の剥離現象
が現れるのを少なくすることを目的とする。 【構成】 載置台(52)に載せた積段した被切断成形品シ
ートを、これの先端の被切断成形品列を第一押圧手段(6
5)で、又それから一列手前の被切断成形品列を第二押圧
手段(66)でそれぞれ上方から押圧して一時固定した状態
で、積段したこれらの間にある切断対応部分に向けて、
分離手段(71)の板状に形成した分離部材(72)を強制挿入
させることで、この先端の積段した被切断成形品列を他
の積段した被切断成形品列から分離させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレイ等の成形品とな
る被切断成形品を多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シ
ートに個々の被切断成形品間に不連続な切れ目を設けて
升目状に連成した被切断成形品シートを積段して、個々
の成形品に分離させる発泡合成樹脂成形品の分離装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開昭62−1481
97号で、トレイ等の成形品となる被切断成形品を多
数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断
成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被
切断成形品シートを積段して、個々の成形品に分離させ
る発泡合成樹脂成形品の分離装置を開示した。この分離
装置では、被切断成形品シートを積段して、その積段し
た被切断成形品シートの移送手段による移送方向と直交
方向の先端の積段した被切断成形品列から一列手前の積
段した被切断成形品列の側面の一方を押圧手段で押圧す
ることで、これを側面の他方にある機体に設けた側板に
圧接させ、結果として両側から挟持した状態で、先端の
積段した被切断成形品列の側面の他方を分離手段で押圧
させて、先端の積段した被切断成形品列とそれから一列
手前の積段した被切断成形品列の間にある切断対応部分
を厚み方向に相対的にずらせることで、切れ目間の連結
部分を切断させ、この先端の積段した被切断成形品列を
他の積段した被切断成形品列から分離させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした分離装置は、
被切断成形品シートを積段して、機械的に一括して個々
の成形品に分離させることができ、トレイ等の成形品の
成形サイクルに見合った後処理が可能となって、工業的
に大きな着目を受けている。ところが、先端の積段した
被切断成形品列とそれから一列手前の積段した被切断成
形品列の間にある切断対応部分の切れ目間の連結部分の
全てを同時に切断させるから、分離に大きな負荷力を必
要する。又、分離に要する負荷力が充分に大きくない場
合、切断対応部分の切れ目間の連結部分にある被切断成
形品シート表面の連続したスキン層が伸びて、確実に切
断されずに、成形品表面にスキン層の剥離現象が現れる
ことがある。こうしたことから、被切断成形品シートに
設ける切れ目間の連結部分を短くすることが考えられる
が、この切れ目を打抜き加工で設けるときには、同時に
周縁をトリミングし、この後成形品の角部を面取りする
ために対応する部分を打抜き、更に積段して分離装置に
移送する一連の工程を考えた場合、工程途中で切れ目間
の連結部分が切断して、成形品が分離するおそれのある
この加工状態は必ずしも好ましいものとは言えない。
【0004】こうした問題点を改良するためになされた
のが本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置で、分
離に要する負荷力を可能な限り小さくするとともに、成
形品表面にスキン層の剥離現象が現れるのを少なくする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明では、トレイ等の成形品となる被切断成
形品を多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々
の被切断成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連
成した被切断成形品シートを積段して、個々の成形品に
分離させる分離装置において、機体には積段した被切断
成形品シートを載置可能な大きさに形成した載置台を設
け、積段した被切断成形品シートを載置台の一端側から
他端側に移送する移送手段を載置台の長さ方向の一端と
他端間を往復動可能に設け、載置台他端側に積段した被
切断成形品シートの移送手段による移送方向と直交方向
の先端の被切断成形品列を上方から押圧する第一押圧手
段を、又載置台他端側の手前に先端の被切断成形品列か
ら一列手前の被切断成形品列を上方から押圧する第二押
圧手段をそれぞれ設けるとともに、先端の被切断成形品
列とそれから一列手前の被切断成形品列の間に対応する
載置台の長さ方向の一側側又は他側側の外部に積段した
これらの間にある切断対応部分に向けて、その板状に形
成した分離部材を強制挿入可能にした分離手段を設け、
載置台他端の移送方向前方側に先端の被切断成形品列を
第一押圧手段で、又それから一列手前の被切断成形品列
を第二押圧手段でそれぞれ上方から押圧したときには、
積段した被切断成形品シートの先端面が当接又は近接す
る位置関係で、しかも積段したこれらの間にある切断対
応部分に分離手段の板状に形成された分離部材が強制挿
入されたときには、移送方向前方側に退避可能な当止退
避手段を設け、更には先端の被切断成形品列に対応する
載置台の長さ方向の一側側又は他側側の外部に分離させ
た被切断成形品列を外部に取出す取出手段を設けた発泡
合成樹脂成形品の分離装置を構成した。
【0006】
【作用】而して、こうした本発明に係る分離装置を用い
て、トレイ等の成形品となる被切断成形品を多数、一枚
の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断成形品間
に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被切断成形
品シートを積段して、積段した被切断成形品列に分離さ
せるには、次に示すようにする。先ず、第一押圧手段並
びに第二押圧手段の下を通過可能な高さまで被切断成形
品シートを積段する。そして、移送手段を載置台の一端
側に寄せて、この積段した被切断成形品シートを載置台
上にそれの一端側から載せる。次に、移送手段を作動さ
せて積段した被切断成形品シートを載置台の他端側に向
け、積段した被切断成形品シートの先端面が当止退避手
段に当接又は近接するまで移送する。この後、積段した
被切断成形品シートを、これの先端の被切断成形品列を
第一押圧手段で、又それから一列手前の被切断成形品列
を第二押圧手段でそれぞれ上方から押圧して一時固定す
る。そして、この状態のまま、分離手段の板状に形成し
た分離部材を積段した被切断成形品シートの先端の積段
した被切断成形品列とそれから一列手前の積段した被切
断成形品列の間にある切断対応部分に強制挿入させるこ
とで、積段したこれらの間にある切れ目間の連結部分を
この切れ目を通じて押広げるように、分離部材に近い側
から順次、時間を追って切断させ、この先端の積段した
被切断成形品列を他の積段した被切断成形品列から分離
させるものである。この分離手段の板状に形成した分離
部材を先端の積段した被切断成形品列とそれから一列手
前の積段した被切断成形品列の間に強制挿入させるとき
には、この先端の積段した被切断成形品列に当接又は近
接している当止退避手段をこれとほぼ同時に移送方向前
方側に、少なくとも分離部材のほぼ厚み分だけ退避させ
る。次に、第一押圧手段の押圧力を解除させた後、取出
手段を作動させて分離させた被切断成形品列を載置台か
ら取出すものである。
【0007】そして、第一押圧手段、第二押圧手段、分
離手段の分離部材並びに取出手段を原位置に復帰させた
後、更に移送手段を作動させて、再度前記した動作を繰
返させることで、積段した被切断成形品シートから積段
した被切断成形品列に順次、分離させるものである。
【0008】
【実施例】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置
の詳細を更に添付の図面に基づき説明する。
【0009】この分離装置で用いる被切断成形品シート
1は、例えば加熱された熱可塑性発泡合成樹脂シートを
金型の成形空間内で一回の型締め成形又は真空成形によ
り成形した後、図1に示すように打抜き加工で周縁をト
リミングするとともに、トレイ等の成形品となる被切断
成形品2間に不連続な切れ目3を設け、更には成形品の
角部を面取りするためにそれに対応する部分を打抜いた
ものである。このようにして、被切断成形品2を多数、
図示したものでは横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡
合成樹脂シートに升目状に連成したものである。
【0010】図示した実施例では、こうした被切断成形
品シート1を水平状態で積段して、先ず図2中10として
示す他の分離装置で被切断成形品2が横六列に並んで積
段した被切断成形品列4に分離させた後、同じく図中50
として示す本発明に係る分離装置でこの積段した被切断
成形品列4を更に積段した成形品に分離させる場合につ
いて説明する。
【0011】他の分離装置10の図中11として示す機体に
は、水平状態で積段したこうした被切断成形品シート1
を載置可能な大きさに形成した載置台12を、その幅方向
両側に側板13、13を立設させるとともに、長さ方向の一
端と他端を開放させて設けている。又、14は積段した被
切断成形品シート1をこれの被切断成形品2の載置台12
の長さ方向の長さ分aだけ、間歇的に移送する移送手段
で、これの移送部材15が載置台12の長さ方向の一端から
他端間を往復動可能に機体11に設けられている。そし
て、積段した被切断成形品シート1は載置台12の図中左
側の一端側からこの上に載せられ、移送手段14によって
図中右側の他端側に移送されるのである。次に、図中16
として示すのは載置台12他端側に設けた積段した被切断
成形品シート1の移送手段14による移送方向と直交方向
の先端の被切断成形品列4から一列手前の被切断成形品
列4を上方から押圧する押圧手段で、これは載置台12他
端側に載置台12を跨ぐ状態で設けたコ字形の取付フレー
ム17にシリンダー18を立設させ、これの図示しないロッ
ドを取付フレーム17を摺動可能に貫通させて端部に板状
の押圧部材19を取付けたものである。そして、シリンダ
ー18を作動させることで、押圧部材19で先端の被切断成
形品列4から一列手前の被切断成形品列4を上方から押
圧して、積段した被切断成形品シート1の一時固定がで
きるようになっている。尚、20は取付フレーム17の両側
内面に設けた一対のガイト板で、これらは調整ねじ21で
取付フレーム17に取付けられており、内面間隔を適宜調
整可能になっている。又、図中22は押圧部材19から立設
されたガイドピンで、これは取付フレーム17に設けた長
口23を摺動可能に挿通している。
【0012】そして、24は載置台12他端の移送方向前方
側に設けたロ字形の側フレームで、これはその下方に二
組、設けた一対の枢着片25、25を機体11から載置台12他
端側に突出させた被枢着部26に枢着するとともに、下方
に向けて延設したアーム27下端に機体11に設けたシリン
ダー28のロッド29端部を枢着して、載置台12他端からこ
れと反対側に所定角度、回動可能になっている。又、こ
の側フレーム24は立起時には載置台12他端側の押圧手段
16の押圧部材19で押圧する被切断成形品列4と隣接した
先端の積段した被切断成形品列4の少なくとも両側との
間に間隔をあけて外装可能な位置関係に枢着されるとと
もに、これに外装可能な大きさ関係に形成されている。
更に、側フレーム24には両側に先端の積段した被切断成
形品列4を両側から挟持並びにそれから両側方に退避す
る一対の挟持手段30が設けられている。この挟持手段30
は、側フレーム24の両側外面にシリンダー31を設け、こ
れのロッド32を側フレーム24を摺動可能に貫通させて端
部に板状の挟持部材33を側フレーム24の両側内面に位置
させて取付けたものである。そして、この一対の挟持手
段30には、図3に示すようにこれの挟持部材33で先端の
積段した被切断成形品列4を両側から挟持した状態のま
ま、図中左側又は右側に移動可能にした切断作動機構が
設けられている。尚、34は挟持部材33から立設されたガ
イドピンで、これは側フレーム24に設けた長口35を摺動
可能に挿通している。又、図中36として示すのは側フレ
ーム24の載置台12と反対側に設けた当止手段で、これの
当止板37を側フレーム24の立起時にはその両側内面に設
けた一対の挟持手段30の挟持部材33で先端の積段した被
切断成形品列4を挾持したとき、この積段した被切断成
形品シート1の先端面が当接又は近接する位置関係で、
側フレーム24の回動時にはこれの回動範囲から退避可能
に設けたものである。図示した当止板37は、下方に延設
したアーム38を機体11適所に設けた図示しないシリンダ
ーに連結して、側フレーム24の側位に上昇したり、側フ
レーム24の回動範囲内から外れた位置まで下降できるよ
うになっている。
【0013】次に、図4には移送手段14の往復動作動機
構を示している。この往復動作動機構は、機体11に設け
た載置台12の長さ方向にその内部両側に無端回動式のチ
ェーン39、39を並設し、載置台12上長さ方向に二条の開
口条40、40を設けるとともに、この開口条40、40から載
置台12上に突出する取付杆41、41をチェーン39、39間に
横架した連結杆42から立設させ、更にこの取付杆41、41
に移送部材15を取付けたものである。このようにして、
被切断成形品2の載置台12の長さ方向の長さ分aだけ、
間歇的に一対のチェーン39、39を移送部材15が載置台12
の一端側から他端側に移動するように作動させること
で、載置台12上に載せた積段した被切断成形品シート1
を順次、側フレーム24側に移送させることを可能にする
のである。又、この移送部材15は載置台12の一端側に寄
せたとき、その移送面15′が図示したように載置台12上
面とほぼ面一になるようになっている。
【0014】而して、こうした他の分離装置10を用い
て、図1に示すようなトレイ等の成形品となる被切断成
形品2を、横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡合成樹
脂シートに個々の被切断成形品2間に不連続な切れ目3
を設けて升目状に連成した被切断成形品シート1を水平
状態で積段して、被切断成形品2が横六列に並んで積段
した被切断成形品列4に分離させるには、次に示すよう
にする。先ず、側フレーム24をシリンダー28を作動させ
て図2に示すように載置台12他端の移送方向前方側に立
起させるとともに、当止手段36の当止板37を同じく図示
しないシリンダーを作動させて側フレーム24の載置台12
と反対側に位置させる。これとは別に、押圧手段16の押
圧部材19の下を通過可能で、しかも側フレーム24の両側
に設けた一対の挟持手段30の挟持部材33で挟持可能な高
さまで、被切断成形品シート1を水平状態で積段する。
そして、移送手段14の移送部材15を載置台12の側フレー
ム24と反対側の一端側に寄せて、この積段した被切断成
形品シート1を載置台12上に被切断成形品シート1の縦
方向を載置台12の長さ方向に向けてそれの一端側から載
せる。次に、移送手段14の移送部材15を一対のチェーン
39、39を作動させて移動させることで、積段した被切断
成形品シート1を載置台12の他端側に向け、先端の積段
した被切断成形品列4が当止板37に当接又は近接するま
で移送する。この後、積段した被切断成形品シート1を
これの先端の被切断成形品列4から一列手前の被切断成
形品列4を押圧手段16のシリンダー18を作動させて押圧
部材19で上方から押圧して一時固定するとともに、先端
の積段した被切断成形品列4を図3に示すように側フレ
ーム24の両側に設けた一対の挟持手段30のシリンダー31
を作動させて、その側フレーム24の両側内面に位置させ
て取付けた挟持部材33で両側から挟持した状態のまま、
切断作動機構を作動させて図中左側又は右側に移動させ
て、先端の積段した被切断成形品列4とそれから一列手
前の積段した被切断成形品列4の間にある切断対応部分
を厚み方向と直交方向に相対的にずらせることで、切れ
目3間の連結部分を切断させ、この先端の積段した被切
断成形品列4を他の積段した被切断成形品列4から分離
させるものである。この分離させた被切断成形品列4
は、当止板37を側フレーム24の回動範囲内から外れた位
置まで下降させた後、側フレーム24をこれの一対の挟持
手段30に設けた挟持部材33で挟持させたまま、シリンダ
ー28を作動させて載置台12と反対側に回動させ、本発明
に係る分離装置50の載置台上に移送するものである。
【0015】そして、側フレーム24並びに当止手段36の
当止板37を原位置に復帰させ、再度前記した動作を繰返
させることで、積段した被切断成形品シート1から積段
した被切断成形品列4に順次、分離させるのである。
【0016】この図中50として示す本発明に係る分離装
置の機体51には、前記した分離させた被切断成形品列4
を寝かせた状態、即ち被切断成形品2が立起した状態で
載置する載置台52を設けている。この載置台52は、図5
に示すようにこの積段した被切断成形品列4を寝かせた
状態で載置可能な大きさに形成した側フレーム24から移
送されるこれらを受ける上下昇降可能な昇降受け部53と
その後述する移送手段による移送方向側の側位の固定載
置部53から構成されるものである。この載置台52上の積
段した被切断成形品列4は、これの長さ方向に一端側の
昇降受け部53から他端側の固定載置部54に、この間を往
復動可能に設けた図中55として示す移送手段で、これの
被切断成形品2の図5に示す載置台52の長さ方向の長さ
分bだけ、間歇的に移送される。そして、この移送手段
55は機体51に設けた横送りギヤードモーター56に接続し
たロッド57の載置台52側に向いた端部に板状の移送部材
58を取付けたものである。又、この固定載置部54には積
段した被切断成形品列4の移送方向と直交方向の先端の
積段した被切断成形品2とそれから一列手前の積段した
被切断成形品2が載るように構成されている。尚、59は
載置台52の両側に、固定載置部54の先端の積段した被切
断成形品2に対応した部分とそれから一列手前の積段し
た被切断成形品2に対応した部分にわずかにわたって、
その長さ方向の一側側と他側側を除いて機体51に立設さ
せた側板である。この側板59を設けない固定載置部54の
先端の積段した被切断成形品2に対応した部分の図5中
右側に位置する一側側は、分離させた成形品の取出部60
として利用されるものである。そして、この載置台52は
分離させた被切断成形品列4を一対の挟持手段30の挟持
部材33で挾持したまま、回動する側フレーム24からこの
上に移送する関係上、他の分離装置10側が反対側より下
位になった傾斜状に機体51に設けられている。又、昇降
受け部53は図6に示すように、その上面が側板59上端面
位置近傍まで上昇可能並びに側板59下端面位置近傍まで
下降可能に設けられている。尚、図中61は側板59下端間
に設けた昇降受け部53の底板62に取付けたシリンダーで
ある。そして、このシリンダー61のロッド63端部を昇降
受け部53下面に取付けることで、昇降受け部53が上下昇
降可能になるのである。又、64は昇降受け部53に下設し
たガイド杆で、これは底板62を摺動可能に貫通してい
る。こうした昇降受け部53は下降したときに、その上面
が側位の固定載置部54上面とほぼ面一になるようになっ
ている。
【0017】次に、図中65は載置台52他端側に設けた積
段した被切断成形品列4の先端の被切断成形品2を上方
から押圧する第一押圧手段、又66は載置台52他端側の手
前に設けた先端の被切断成形品2から一列手前の被切断
成形品2を上方から押圧する第二押圧手段である。これ
らは機体51から上方に延設した部材又は外部の構造体に
設けた図示しない二つ又は一つのシリンダーの図中67、
68として示すロッド端部にそれぞれ板状の第一並びに第
二押圧部材69、70を設けたものである。図示した実施例
では、この第一並びに第二押圧部材69、70は積段した被
切断成形品列4の先端の被切断成形品2とそれから一列
手前の被切断成形品2の載置台52の長さ方向の図5中左
側の他側側のものだけを上方から押圧できる大きさに形
成されているが、そのほぼ全体を押圧できる大きさに形
成することも勿論可能である。又、71は積段した被切断
成形品列4の先端の被切断成形品2とそれから一列手前
の被切断成形品2の間に対応する載置台52の長さ方向の
図5中左側の他側側の外部に設けた分離手段で、積段し
たこれらの間にある切断対応部分に向けて、その板状に
形成した分離部材72を強制挿入可能にしたものである。
これの分離部材72は、厚みを被切断成形品2間にある切
れ目の開口幅より大きく形成するとともに、図7に示す
ように先端面を上部を下部より前方に突出させた傾斜面
に形成したものである。この分離部材72の先端面は、刃
面に形成してもよいが、刃面に形成しなくとも、所期の
目的を達成することが可能である。そして、こうした分
離手段71は板状に形成した分離部材72を図示しないシリ
ンダーのロッドに取付けたり、又は他の作動手段に取付
けて、載置台52の先端の積段した被切断成形品2とそれ
から一列手前の積段した被切断成形品2の間にある切断
対応部分位置に沿って、載置台52の他側側と一側側を横
断的に往復動可能に設けて構成されている。更に、図中
73は載置台52他端の移送方向前方側に設けた当止退避手
段で、これは載置台52他端に立設させた板状取付部74の
載置台52と反対側にシリンダー75を取付け、これのロッ
ド76を板状取付部74を摺動可能に貫通させて端部に板状
の当止退避部材77を取付けたものである。そして、この
当止退避手段73の当止退避部材77は、積段した被切断成
形品列4の先端の被切断成形品2を第一押圧手段65の第
一押圧手材69で、又それから一列手前の被切断成形品2
を第二押圧手段66の第二押圧部材70でそれぞれ上方から
押圧したときには、積段した被切断成形品列4の先端面
が当接又は近接する位置関係で、しかも積段したこれら
の間にある切断対応部分に分離手段71の板状に形成され
た分離部材72が強制挿入されたときには、移送方向前方
側に退避可能に設けられている。次に、78は先端の積段
した被切断成形品2に対応する載置台52の長さ方向の他
側側の外部に設けた分離させた成形品の取出手段で、こ
れは機体51から上方に延設した部材又は外部の構造体に
設けたシリンダー79のロッド80を載置台52の固定載置部
54の他側側と一側側間を横断的に往復動可能にしたもの
である。そして、この取出手段78のシリンダー79は、そ
のロッド80先端が後退しているときには、図5、図7に
示すように載置台52の他側側の側板59とほぼ同じ位置に
なるように設けられており、この先端の積段した被切断
成形品2が他の積段した被切断成形品2から分離された
後、落下することがないようになっている。
【0018】而して、こうした本発明に係る分離装置50
を用いて、前記した他の分離装置10で分離させて横六列
に並んで積段した被切断成形品列4を更に積段した成形
品に分離させるには、次に示すようにする。先ず、移送
手段55の横送りギヤードモーター56を作動させて移送部
材58を載置台52の一端側に寄せた後、載置台52の昇降受
け部53をシリンダー61を作動させて図6に示すように上
昇させる。そして、側フレーム24を前記したように分離
させた被切断成形品列4を挟持させたまま、この昇降受
け部53に向けて回動させる。この側フレーム24が昇降受
け部53又は側板59に当接又は近接すれば回動を停止さ
せ、積段した被切断成形品列4に対する挟持手段30の挟
持部材33の挟持力を解除させるとほぼ同時に、昇降受け
部53をシリンダー61を作動させて下降させる。このよう
にして、積段した被切断成形品列4を載置台52の昇降受
け部53上に寝かせた状態、即ち被切断成形品2が立起し
た状態で移送させた後、移送手段55の横送りギヤードモ
ーター56を作動させて移送部材58で図5中下側から上側
に先端の積段した被切断成形品2が当止退避手段73とな
る当止退避部材77に当接又は近接するまで移送する。こ
の後、積段した被切断成形品列4を、これの先端の被切
断成形品2を第一押圧手段65の図示しないシリンダーを
作動させて第一押圧部材69で、又それから一列手前の被
切断成形品2を第二押圧手段66の同じく図示しないシリ
ンダーを作動させて第二押圧部材70でそれぞれ上方から
押圧して一時固定する。そして、この状態のまま、分離
手段71の図示しないシリンダー、又は他の作動手段を作
動させて板状に形成した分離部材72を積段した被切断成
形品列4の先端の積段した被切断成形品2とそれから一
列手前の積段した被切断成形品2の間にある切断対応部
分に強制挿入させることで、積段したこれらの間にある
切れ目間の連結部分をこの切れ目を通じて押広げるよう
に、分離手段71の分離部材72に近い側から順次、時間を
追って切断させ、この先端の積段した被切断成形品2を
他の積段した被切断成形品2から分離させるものであ
る。この分離手段71の板状に形成した分離部材72を先端
の積段した被切断成形品2とそれから一列手前の積段し
た被切断成形品2の間に強制挿入させるときには、この
先端の積段した被切断成形品2に当接又は近接している
当止退避手段73の当止退避部材77をこれとほぼ同時にシ
リンダー75を作動させて移送方向前方側に、少なくとも
分離部材72のほぼ厚み分だけ退避させる。次に、第一押
圧手段65の図示しないシリンダーを作動させて第一押圧
部材69を上昇させて、この分離させた成形品に対する押
圧力を解除させた後、取出手段78のシリンダー79を作動
させてロッド80で分離させた成形品を載置台52から取出
すものである。
【0019】そして、第一押圧手段65の第一押圧部材6
9、第二押圧手段66の第二押圧部材70、分離手段71の分
離部材72並びに取出手段78のシリンダー79のロッド80を
原位置に復帰させた状態で、更に移送手段55の移送部材
58を作動させて、積段した被切断成形品列4から積段し
た成形品に順次、分離させるものである。
【0020】図示した実施例にかかわらず、移送手段55
を載置台52上面の側方から積段した被切断成形品列4を
移送可能な態様に形成したときには、載置台52に昇降受
け部53を必ずしも設ける必要はない。又、こうした場
合、機体51に載置台52を傾斜状に設けることなく、水平
状に設けることもできる。更に、当止退避手段73は板状
取付部74と当止退避部材77の間にばねを設けて構成する
ことも可能である。
【0021】又、本発明に係る分離装置で、被切断成形
品2を横方向と縦方向に多数、例えば図1に示すように
横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに
升目状に連成した被切断成形品シート1を積段して、こ
れから、例えば被切断成形品2が横六列に並んで積段し
た被切断成形品列4に分離させることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上のような本発明に係る発泡合成樹脂
成形品の分離装置では、前記した本出願人の先願と同
様、積段した被切断成形品シートを機械的に一括して積
段した被切断成形品列又は成形品に分離させることがで
き、トレイ等の成形品の成形サイクルに見合った後処理
が可能となるとともに、特に刃物を用いる必要もないか
ら、保守が容易で、しかも取出手段を備えているから、
これらの取出しも容易で、更には取出したこれらは積段
した状態になって包装作業も簡単に行える。
【0023】加えて、積段した被切断成形品シート又は
被切断成形品列を載置台上に載せて、これらの移送手段
による移送方向と直交方向の先端の積段した被切断成形
品列又は被切断成形品を他の積段した被切断成形品列又
は被切断成形品から分離させるときには、積段したこれ
らの間にある切断対応部分に板状に形成された分離部材
を強制挿入させることで、この切断対応部分にある切れ
目間の連結部分をこの切れ目を通じて押広げるように、
分離部材に近い側から順次、時間を追って切断させるか
ら、分離に要する負荷力を可能な限り小さくすることが
できる。又、切れ目の端部を通じて切れ目間の連結部分
の端部に有効に切断力を作用させることができるから、
成形品表面にスキン層の剥離現象が現れることも少なく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置で
用いる被切断成形品シートの一部を示す平面図
【図2】本発明に係る分離装置と他の分離装置を示す斜
視図
【図3】側フレームの切断作動機構を説明する正面図
【図4】移送手段の往復動作動機構を示す斜視図
【図5】本発明に係る分離装置を示す平面図
【図6】他の分離装置から本発明に係る分離装置への移
送状態を示す縦断面図
【図7】本発明に係る分離装置の要部を示す縦断面図 1 被切断成形品シート 2 被切断成形品 3 切れ目 4 被切断成形品列 10 他の分離装置 11 機体 12 載置台 13 側板 14 移送手段 15 移送部材 16 押圧手段 17 取付フレーム 18 シリンダー 19 押圧部材 20 ガイド板 21 調節ねじ 22 ガイドピン 23 長口 24 側フレーム 25 枢着片 26 被枢着部 27 アーム 28 シリンダー 29 ロッド 30 挟持手段 31 シリンダー 32 ロッド 33 挟持部材 34 ガイドピン 35 長口 36 当止手段 37 当止板 38 アーム 39 チェーン 40 開口条 41 取付杆 42 連結杆 50 発泡合成樹脂成形品の分離装置 51 機体 52 載置台 53 昇降受け部 54 固定載置部 55 移送手段 56 横送りギヤードモーター 57 ロッド 58 移送部材 59 側板 60 取出部 61 シリンダー 62 底板 63 ロッド 64 ガイド杆 65 第一押圧手段 66 第二押圧手段 67 ロッド 68 ロッド 69 第一押圧部材 70 第二押圧部材 71 分離手段 72 分離部材 73 当止退避手段 74 板状取付部 75 シリンダー 76 ロッド 77 当止退避部材 78 取出手段 79 シリンダー 80 ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ等の成形品となる被切断成形品を
    多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切
    断成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した
    被切断成形品シートを積段して、個々の成形品に分離さ
    せる分離装置において、機体には積段した被切断成形品
    シートを載置可能な大きさに形成した載置台を設け、積
    段した被切断成形品シートを載置台の一端側から他端側
    に移送する移送手段を載置台の長さ方向の一端と他端間
    を往復動可能に設け、載置台他端側に積段した被切断成
    形品シートの移送手段による移送方向と直交方向の先端
    の被切断成形品列を上方から押圧する第一押圧手段を、
    又載置台他端側の手前に先端の被切断成形品列から一列
    手前の被切断成形品列を上方から押圧する第二押圧手段
    をそれぞれ設けるとともに、先端の被切断成形品列とそ
    れから一列手前の被切断成形品列の間に対応する載置台
    の長さ方向の一側側又は他側側の外部に積段したこれら
    の間にある切断対応部分に向けて、その板状に形成した
    分離部材を強制挿入可能にした分離手段を設け、載置台
    他端の移送方向前方側に先端の被切断成形品列を第一押
    圧手段で、又それから一列手前の被切断成形品列を第二
    押圧手段でそれぞれ上方から押圧したときには、積段し
    た被切断成形品シートの先端面が当接又は近接する位置
    関係で、しかも積段したこれらの間にある切断対応部分
    に分離手段の板状に形成された分離部材が強制挿入され
    たときには、移送方向前方側に退避可能な当止退避手段
    を設け、更には先端の被切断成形品列に対応する載置台
    の長さ方向の一側側又は他側側の外部に分離させた被切
    断成形品列を外部に取出す取出手段を設けた発泡合成樹
    脂成形品の分離装置。
JP3306568A 1991-10-24 1991-10-24 発泡合成樹脂成形品の分離装置 Expired - Lifetime JPH0741593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3306568A JPH0741593B2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 発泡合成樹脂成形品の分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3306568A JPH0741593B2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 発泡合成樹脂成形品の分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05116099A true JPH05116099A (ja) 1993-05-14
JPH0741593B2 JPH0741593B2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=17958628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3306568A Expired - Lifetime JPH0741593B2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 発泡合成樹脂成形品の分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741593B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0741593B2 (ja) 1995-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4975015A (en) Blister package opening method and apparatus
KR20120100510A (ko) 인쇄회로기판 타발장치
CN215270326U (zh) 一种鱿鱼自动处理装置
US6601490B1 (en) Process for forming and for the further processing of small stacks of sheet material
US20020148335A1 (en) Guillotine cutter machine for cutting stacked, sheet material
JPH054195A (ja) 切断装置の出口ゾーンから入口ゾーンにスタツクしたシート状材料を搬送する方法および装置
US3888066A (en) Machine for performing longitudinal and transverse cuttings in sheets, plates and similar products
KR20060080749A (ko) 필름 성형장치
US3093530A (en) Apparatus for the manufacture of binders
JPH05116099A (ja) 発泡合成樹脂成形品の分離装置
JP3609625B2 (ja) 合成樹脂シートを成形して裁断する成形品の製造装置
JPH05104500A (ja) 発泡合成樹脂成形品の分離装置
JPH05104493A (ja) 発泡合成樹脂成形品の分離装置
EP1505018A1 (en) Method of forming and picking up packs of sheets
EP3639994B1 (en) Cutting machine to cut panels made of wood or the like
JPH03166093A (ja) シートパレットの製造方法およびその製造装置
JP3464961B2 (ja) 成形された合成樹脂シートの裁断分離装置
JP3047130U (ja) 自動シートカッタ
JPH045277Y2 (ja)
JP2001293774A (ja) 合成樹脂シートを裁断分離し成形品を積重する成形品積重装置
JPH10279080A (ja) 無結束積層シートの積み重ね装置
JP2678501B2 (ja) 発泡成形体の取り出し方法と取り出し装置付き発泡成形機
JPS6350160B2 (ja)
JPH046519B2 (ja)
JPH046518B2 (ja)