JPH05116061A - コラム移動形平面研削盤 - Google Patents
コラム移動形平面研削盤Info
- Publication number
- JPH05116061A JPH05116061A JP28241391A JP28241391A JPH05116061A JP H05116061 A JPH05116061 A JP H05116061A JP 28241391 A JP28241391 A JP 28241391A JP 28241391 A JP28241391 A JP 28241391A JP H05116061 A JPH05116061 A JP H05116061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grindstone
- column
- grinding
- grinding wheel
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 びびりマークの発生が少ないコラム移動形平
面研削盤を提供すること。 【構成】 コラム移動形平面研削盤において、コラム前
後移動用案内面を砥石頭の上下ストロークの略中央位置
に設ける。また、砥石頭の砥石取付側端部近傍に砥石頭
上下移動用被案内部を設ける。
面研削盤を提供すること。 【構成】 コラム移動形平面研削盤において、コラム前
後移動用案内面を砥石頭の上下ストロークの略中央位置
に設ける。また、砥石頭の砥石取付側端部近傍に砥石頭
上下移動用被案内部を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コラム移動形平面研削
盤に関する。
盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の平面研削盤の代表的な構成例を図
９および図１０に示す。図９はコラム移動形の平面研削
盤で、ベッド１に設けられた案内面３に沿って、コラム
２の下端面が摺動し、矢印イの方向に移動できるように
なっている。また、コラム２に設けられた案内面７に沿
って、砥石頭５の砥石取付端とは反対側の端面が摺動
し、矢印ロの方向に移動できるようになっている。図１
０はサドル移動形の平面研削盤でコラム２に設けられた
案内面７に沿って、砥頭５の砥石取付端とは反対側の端
面が摺動し、矢印ロの方向に移動できるようになってい
る。なお、サドル移動形の平面研削盤の場合、コラム２
はベッド１に固定されており、矢印イの方向の移動は、
サドル１３がベッド１上を摺動することにより行われ
る。上記いずれの構成においても、砥石１０はコラム２
の被案内面又は被固定面（下端面）及び砥石頭５の被案
内面（砥石取付端と反対側の端面）からかなり離れた位
置に取り付けられるようになっている。
９および図１０に示す。図９はコラム移動形の平面研削
盤で、ベッド１に設けられた案内面３に沿って、コラム
２の下端面が摺動し、矢印イの方向に移動できるように
なっている。また、コラム２に設けられた案内面７に沿
って、砥石頭５の砥石取付端とは反対側の端面が摺動
し、矢印ロの方向に移動できるようになっている。図１
０はサドル移動形の平面研削盤でコラム２に設けられた
案内面７に沿って、砥頭５の砥石取付端とは反対側の端
面が摺動し、矢印ロの方向に移動できるようになってい
る。なお、サドル移動形の平面研削盤の場合、コラム２
はベッド１に固定されており、矢印イの方向の移動は、
サドル１３がベッド１上を摺動することにより行われ
る。上記いずれの構成においても、砥石１０はコラム２
の被案内面又は被固定面（下端面）及び砥石頭５の被案
内面（砥石取付端と反対側の端面）からかなり離れた位
置に取り付けられるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般に、平面研削盤は
その被案内面又は被固定面を支点として振動する。そし
て図１１に二点鎖線で示すように、コラム２の振動振幅
は被案内面近傍では小さく、被案内面から離れるに従っ
て大きくなる。したがって、このコラム２の振動によ
り、通常研削を行う位置での砥石頭５の振動振幅はかな
り大きくなる。なお、同図では砥石頭５自体は振動しな
いものとして示してある。また、砥石頭５の振動振幅も
その被案内面近傍では小さく、被案内部から離れるに従
って大きくなり、図１２に二点鎖線で示すように、砥石
１０の位置で振動振幅が最大になる。なお、同図ではコ
ラム２は振動しないものとして示してある。研削加工を
行う場合の砥石１０の振動振幅は上記した図１１と図１
２とが重ね合わされたものになるから、従来の構成では
砥石１０の振動振幅が相当大きくなる。このため、研削
加工で特に問題とされるびびりマークが発生しやすかっ
た。本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決
し、びびりマークの発生が少ないコラム移動形平面研削
盤を提供することにある。
その被案内面又は被固定面を支点として振動する。そし
て図１１に二点鎖線で示すように、コラム２の振動振幅
は被案内面近傍では小さく、被案内面から離れるに従っ
て大きくなる。したがって、このコラム２の振動によ
り、通常研削を行う位置での砥石頭５の振動振幅はかな
り大きくなる。なお、同図では砥石頭５自体は振動しな
いものとして示してある。また、砥石頭５の振動振幅も
その被案内面近傍では小さく、被案内部から離れるに従
って大きくなり、図１２に二点鎖線で示すように、砥石
１０の位置で振動振幅が最大になる。なお、同図ではコ
ラム２は振動しないものとして示してある。研削加工を
行う場合の砥石１０の振動振幅は上記した図１１と図１
２とが重ね合わされたものになるから、従来の構成では
砥石１０の振動振幅が相当大きくなる。このため、研削
加工で特に問題とされるびびりマークが発生しやすかっ
た。本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決
し、びびりマークの発生が少ないコラム移動形平面研削
盤を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明ではコラム移動形平面研削盤において、コラ
ム前後移動用案内面を砥石頭の上下ストロークの略中央
位置に設けるようにしたものである。また、砥石頭の砥
石取付側端部近傍に砥石頭上下移動用被案内部を設けた
ものである。
め、本発明ではコラム移動形平面研削盤において、コラ
ム前後移動用案内面を砥石頭の上下ストロークの略中央
位置に設けるようにしたものである。また、砥石頭の砥
石取付側端部近傍に砥石頭上下移動用被案内部を設けた
ものである。
【０００５】
【作用】通常の研削加工においては、砥石頭を上下スト
ロークの中央位置付近に配置して研削加工をすることが
多い。本発明においては、コラム前後移動用案内面を砥
石頭の上下ストロークの略中央位置に設けたから、図７
の二点鎖線で示すようにコラムが振動しても砥石頭はコ
ラムの振動振幅が最も小さい位置にあり、砥石はほとん
ど振動しない。なお、同図においては、上記図１１と同
様に砥石頭自体の振動はないものとして示してある。ま
た、研削抵抗により砥石に作用する曲げモーメントの影
響も上記図１１の場合に比べて小さく、コラム自体の振
動振幅も小さくなるため、砥石の振動はさらに小さくな
る。そして、図８に示すように、砥石頭５の被案内部を
砥石１０の近傍に設けることにより、砥石頭５が振動し
ても、同図の二点鎖線で示すように砥石１０はほとんど
振動しない。また、研削抵抗により砥石に作用する曲げ
モーメントの影響も上記図１２の場合に比べて小さくな
るから、砥石の振動はさらに小さくなる。
ロークの中央位置付近に配置して研削加工をすることが
多い。本発明においては、コラム前後移動用案内面を砥
石頭の上下ストロークの略中央位置に設けたから、図７
の二点鎖線で示すようにコラムが振動しても砥石頭はコ
ラムの振動振幅が最も小さい位置にあり、砥石はほとん
ど振動しない。なお、同図においては、上記図１１と同
様に砥石頭自体の振動はないものとして示してある。ま
た、研削抵抗により砥石に作用する曲げモーメントの影
響も上記図１１の場合に比べて小さく、コラム自体の振
動振幅も小さくなるため、砥石の振動はさらに小さくな
る。そして、図８に示すように、砥石頭５の被案内部を
砥石１０の近傍に設けることにより、砥石頭５が振動し
ても、同図の二点鎖線で示すように砥石１０はほとんど
振動しない。また、研削抵抗により砥石に作用する曲げ
モーメントの影響も上記図１２の場合に比べて小さくな
るから、砥石の振動はさらに小さくなる。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の第１の実施例を示すもので、
本発明を横軸平面研削盤に適用した場合の側面図で、図
２はその正面図である。同図において、１はベッド。２
はコラムで、ベッド１に設けられた案内面３に沿って、
矢印イの方向に摺動自在に保持され、モータ４により駆
動される。５は砥石頭で、被案内部６がコラム２に設け
られた案内面７に保持されて、矢印ロの方向に摺動自在
になっており、モータ８により駆動される。９は砥石軸
で砥石頭５に回転自在に保持され、図示しないモータに
より駆動される。１０は砥石で、砥石軸９の一端に取り
付けられている。１１はテーブルで、ベッド１に設けら
れた案内面１２に沿って、矢印ハの方向に摺動自在に保
持され、図示しない油圧シリンダにより駆動される。な
お、砥石１０の軸心位置は砥石頭５の略中心にあり、案
内面３は、砥石頭５が矢印ロの方向の移動ストロークの
略中央位置にあるときの砥石１０の軸心位置に合わせて
配置されている。この実施例では、上記の構成としたか
ら、通常の研削加工において最も使用される砥石軸９の
軸心が案内面３の近傍位置にある状態で研削加工を行う
ことができる。この結果、図７に示したように、砥石１
０の振動振幅を著しく小さくすることができ、それによ
りびびりマークの発生を軽減できる。
本発明を横軸平面研削盤に適用した場合の側面図で、図
２はその正面図である。同図において、１はベッド。２
はコラムで、ベッド１に設けられた案内面３に沿って、
矢印イの方向に摺動自在に保持され、モータ４により駆
動される。５は砥石頭で、被案内部６がコラム２に設け
られた案内面７に保持されて、矢印ロの方向に摺動自在
になっており、モータ８により駆動される。９は砥石軸
で砥石頭５に回転自在に保持され、図示しないモータに
より駆動される。１０は砥石で、砥石軸９の一端に取り
付けられている。１１はテーブルで、ベッド１に設けら
れた案内面１２に沿って、矢印ハの方向に摺動自在に保
持され、図示しない油圧シリンダにより駆動される。な
お、砥石１０の軸心位置は砥石頭５の略中心にあり、案
内面３は、砥石頭５が矢印ロの方向の移動ストロークの
略中央位置にあるときの砥石１０の軸心位置に合わせて
配置されている。この実施例では、上記の構成としたか
ら、通常の研削加工において最も使用される砥石軸９の
軸心が案内面３の近傍位置にある状態で研削加工を行う
ことができる。この結果、図７に示したように、砥石１
０の振動振幅を著しく小さくすることができ、それによ
りびびりマークの発生を軽減できる。
【０００７】図３は本発明の第２の実施例を示す横軸平
面研削盤の側面図で、図４はその正面図である。この第
２の実施例は、上記第１の実施例をさらに改良し、砥石
頭５の被案内部６を砥石取付端近傍としたものである。
なお、砥石頭５の砥石取付端と被案内部６の中心との距
離は−Ｗ／２〜３ｄ（ただし、Ｗは砥石１０の許容使用
幅であり、ｄは砥石軸９の外径）とすることが望まし
い。この実施例ではこのような構成としたので、図８に
示したように、砥石１０の振動振幅を小さくすることが
でき、それぞれによりびびりマークの発生を軽減できる
という効果がある。
面研削盤の側面図で、図４はその正面図である。この第
２の実施例は、上記第１の実施例をさらに改良し、砥石
頭５の被案内部６を砥石取付端近傍としたものである。
なお、砥石頭５の砥石取付端と被案内部６の中心との距
離は−Ｗ／２〜３ｄ（ただし、Ｗは砥石１０の許容使用
幅であり、ｄは砥石軸９の外径）とすることが望まし
い。この実施例ではこのような構成としたので、図８に
示したように、砥石１０の振動振幅を小さくすることが
でき、それぞれによりびびりマークの発生を軽減できる
という効果がある。
【０００８】図５は本発明の第３の実施例を示すもの
で、本発明を縦軸平面研削盤に適用した場合の側面図で
ある。なお、動作については、上記した第１の実施例と
実質的に同一であるため、説明を省略する。
で、本発明を縦軸平面研削盤に適用した場合の側面図で
ある。なお、動作については、上記した第１の実施例と
実質的に同一であるため、説明を省略する。
【０００９】図６は本発明の第４の実施例を示すもの
で、上記した第３の実施例をさらに改良したものであ
る。すなわち、この実施例においては、砥石軸９の軸心
と被案内面６の中心とを略一致させている。なお、動作
については、上記した第２の実施例と実質的に同一であ
るため、説明を省略する。なお、上記第１ないし第４の
実施例ではテーブル１１を角形往復移動形の場合につい
て示したが、円形回転形としてもよいことは言うまでも
ない。
で、上記した第３の実施例をさらに改良したものであ
る。すなわち、この実施例においては、砥石軸９の軸心
と被案内面６の中心とを略一致させている。なお、動作
については、上記した第２の実施例と実質的に同一であ
るため、説明を省略する。なお、上記第１ないし第４の
実施例ではテーブル１１を角形往復移動形の場合につい
て示したが、円形回転形としてもよいことは言うまでも
ない。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、コラムや砥石頭が振動
しても、その振動が砥石に及ぼす影響を最も小さくでき
る位置に案内面を設けるように構成したので、研削加工
におけるびびりマークの発生を著しく軽減できるという
効果がある。
しても、その振動が砥石に及ぼす影響を最も小さくでき
る位置に案内面を設けるように構成したので、研削加工
におけるびびりマークの発生を著しく軽減できるという
効果がある。
【図１】本発明の第１の実施例を示す側面図。
【図２】図１の正面図。
【図３】本発明の第２の実施例を示す側面図。
【図４】図３の正面図。
【図５】本発明の第３の実施例を示す側面図。
【図６】本発明の第４の実施例を示す側面図。
【図７】本発明における振動の様子を示す説明図。
【図８】本発明における振動の様子を示す説明図。
【図９】従来技術の一例を示す側面図。
【図１０】従来技術の他の例を示す側面図。
【図１１】従来技術における振動の様子を示す説明図。
【図１２】従来技術における振動の様子を示す説明図。
１ … ベッド ７ … 案内
面 ２ … コラム ９ … 砥石
軸 ３ … 案内面 １０ … 砥石 ５ … 砥石頭 １１ … テー
ブル ６ … 被案内部
面 ２ … コラム ９ … 砥石
軸 ３ … 案内面 １０ … 砥石 ５ … 砥石頭 １１ … テー
ブル ６ … 被案内部
Claims (3)
- 【請求項１】 ベッドと、該ベッド上に回転可能に又は
左右方向に移動可能に保持されたテーブルと、前記ベッ
ド上に前後方向に移動可能に保持されたコラムと、該コ
ラム上に上下方向に移動可能に保持された砥石頭から構
成されるコラム移動形平面研削盤において、コラム前後
移動用案内面を砥石頭の上下移動ストロークの略中央位
置に設けたことを特徴とするコラム移動形平面研削盤。 - 【請求項２】 砥石頭の砥石取付側端部の近傍に砥石頭
上下移動用被案内部を設けたことを特徴とする請求項１
記載のコラム移動形平面研削盤。 - 【請求項３】 砥石軸心と砥石頭の被案内部の中心を略
一致させたことを特徴とする請求項１記載のコラム移動
形平面研削盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28241391A JPH05116061A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | コラム移動形平面研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28241391A JPH05116061A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | コラム移動形平面研削盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116061A true JPH05116061A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17652090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28241391A Withdrawn JPH05116061A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | コラム移動形平面研削盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05116061A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104551893A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-29 | 齐齐哈尔精工伟业机床有限公司 | 数控双柱立式磨床工作台底座轴承导轨面用磨床 |
| CN107116429A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-09-01 | 长兴康兴石材有限公司 | 一种石材的表面自动打磨装置 |
| JP2020049580A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ナガセインテグレックス | 工作機械 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP28241391A patent/JPH05116061A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104551893A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-29 | 齐齐哈尔精工伟业机床有限公司 | 数控双柱立式磨床工作台底座轴承导轨面用磨床 |
| CN107116429A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-09-01 | 长兴康兴石材有限公司 | 一种石材的表面自动打磨装置 |
| JP2020049580A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ナガセインテグレックス | 工作機械 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |