JPH0511542A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0511542A
JPH0511542A JP16038691A JP16038691A JPH0511542A JP H0511542 A JPH0511542 A JP H0511542A JP 16038691 A JP16038691 A JP 16038691A JP 16038691 A JP16038691 A JP 16038691A JP H0511542 A JPH0511542 A JP H0511542A
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JP
Japan
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toner
recording
substrate
gauss
magnetic flux
Prior art date
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Pending
Application number
JP16038691A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
Masami Takeda
正美 竹田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0511542A publication Critical patent/JPH0511542A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録電極4と記録媒体5間にトナー1を供給
し、この媒体状にトナー像を形成する記録装置の記録電
極周辺の磁束密度を規定することにより、画質の向上を
図る。 【構成】 記録電極4上の磁束密度を200ガウス以上
とし、トナーが移動する記録電極の上流側や電極の近傍
に配設する電気部品上での磁束密度を50ガウス以上と
する。 【効果】 適度な磁束密度の設定により、十分なトナー
の搬送量を確保し、画像濃度の向上等を可能にし、画質
を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関するも
ので、特に複数の記録電極と記録媒体間に電圧を印加
し、その間に画像形成粒子(トナー)を供給し記録媒体
にこのトナーを付着させて画像を形成するプリンターや
ディスプレイ装置等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成方法としては、特公
昭51−46707号公報等で知られる方法がある。こ
の方法としては図9に示すように導電性磁性トナー1を
回転磁石2により非磁性円筒によるスリーブ3上を搬送
し、磁性体で構成される記録電極4上を通過させる。そ
して、表面に絶縁層6を有する記録媒体5の導電層7と
記録電極間に電圧を印加し、記録媒体へトナーを付着さ
せて画像を形成するものである。
【0003】さらに上記発展系として前記記録方式を利
用したディスプレイ装置が考案されている。図10はこ
のディスプレイ装置の全体構成図を示す。図において1
はトナー4は記録電極、5は記録媒体、8はクリーニン
グ部材、9は磁石、10はトナー容器、11は記録媒体
支持部材、12は本体枠、13は記録制御部を示す。記
録媒体5には記録電極4からの信号電圧に応じて、トナ
ーが付着したりしなかったりして像を形成する。上記構
成において例えば記録制御部13からの+30Vの信号
電圧が印加されたときは、トナーに電荷が誘起してこの
トナーが記録媒体5に付着し、一方、同電圧が0Vでは
付着しないという過程により画像を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】上記原理に基づい
て実際の記録部周辺を構成することを考えた場合、従来
の装置では図6に示すようにフレキシブルプリント基板
1aに電極部駆動素子1b等を搭載した場合、特にトナ
ー搬送性において無理が生じ易かった。即ち、スリーブ
3上にトナーを搬送しようとすると、このフレキシブル
基板1aにトナーが通るための穴1dを設ける必要があ
り、次のような問題が生じることがあった。
【0005】(1)トナー搬送用のこの穴1d近くのパ
ターンが高密度化さぜるを得なくなるため(図4)、フ
レキシブルプリント基板のエッチング精度による生製時
に歩留りが悪くなる。
【0006】(2)図7のような構成では穴1dの開い
ているところのみしかトナーは通らないため、この穴1
d近くのフレキシブル基板にトナーが当たり、トナーの
搬送能力が低下し、穴の近傍にトナーが滞留しやすく、
この状態が長く続くとトナーが次第に固化して流動性が
低下し、記録電極1cへのトナーの円滑が不可能となり
このため画像が形成されなくなる。
【0007】さらに、前記原理に基づいて、図8に示す
ように剛性基板1−2上に記録電極1−5及びIC素子
1−6等を搭載してスリーブ1−1に設定する方法があ
るが、基板1−2の端部(トナー搬送の上下流方向)は
スリーブ1−1の表面から離れため、磁力が減少するた
め次のような欠点があった。
【0008】(1)厚い剛性基板上でトナーを搬送しよ
うとするので、磁力低下によるトナー搬送力の低下と、
トナー滞留による固化、更にはこれらが原因して画像が
出力されなくなる。
【0009】(2)スリーブ1−1と剛性基板1−2間
に隙間ができ、この箇所にトナーが入り込んでトナーが
十分に搬送しなくなり、十分にトナーが記録電極1−5
へ搬送しなくなるため、画像濃度が薄くなる。
【0010】本発明は上記問題を解決し、トナーの搬送
性を向上させて、画質の向上をはかるものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、回転自在なマグネットローラを内包する非磁性円
筒スリーブとこのスリーブ上に多数の記録電極が設けら
れ、これらこの記録電極へ前記マグネットローラにより
現像剤が供給されるとともに前記記録電極へ信号電圧を
印加する画像形成装置であって、この記録電極上の磁束
密度が少なくとも200ガウス以上で、且つ記録電極の
上流側においては少なくとも50ガウス以上としたもの
である。
【0012】上記構成によりスリーブ上は勿論のこと、
電極上では十分にトナーが搬送され、留ることなく画像
濃度が十分で高く、更に鮮明な画像を出力することがで
きるようになった。
【0013】
【実施例】図1、図2は本発明の特徴を最もよく表わす
側面図であり同図において1−1は非磁性円筒型スリー
ブで、上方を一部を平面にカットしてあり、その平面上
に剛性基板1−2が搭載してある。この剛性基板1−2
はガラスエポキシ系樹脂、フェノール樹脂等のプラスチ
ック製樹脂やガラス基板やセラミックス等の無機系の基
板で、その上には記録電極1−5部がパターニングさ
れ、更に記録素子(IC素子)1−6やコンデンサー1
−3や抵抗1−4が一体に搭載されている。図中スリー
ブ表面から最も離れているところ(A地点)では、約5
mmの間隙を形成しており、このときの最大磁束密度は
70ガウスであった。また電極先端部(B地点)での最
大磁束密度は300ガウスであった。なお、スリーブ1
−1と剛性基板1−2の間には樹脂1−7等を詰めてお
くことでトナーの搬送性を良くしてある。
【0014】そして、トナーは矢印Cの方向に移動し、
図9のように記録電極1−5部でトナーに電荷が注入さ
れて記録媒体にトナーが付着する。
【0015】本実施例において、図3のように使用され
た非磁性円筒スリーブの外径は40mmであり、内径は
37mmである。また非磁性円筒内にある回転自在のマ
グネットローラは36mmであって、マグネットローラ
ー直上の磁束密度は900〜1000ガウスである。
【0016】更に、剛性基板の厚さは支持板を入れて2
mmで幅は15mmと20mmのものを使用した。また
非磁性円筒スリーブは、Dカットの形状をしており1.
2mm切削しており、この上に剛性基板を載せてある。
【0017】なお、図2の配線1−8は電極部に駆動用
電源と記録のためのクロック信号、及び信号電圧を供給
するためのものである。
【0018】図4は他の実施例で、上記剛性基板1−5
に換えてフレキシブルプリント基板2−7で構成したも
のであり、電極2−5側はフレキシブルプリント基板の
下にアルミニウム又は樹脂等2−9により、スリーブ2
−1に沿って貼ってある。
【0019】また記録用の駆動(図6の1bに対応)素
子2−6を実装してあるプリント基板の下は、フラット
な基材2−2(プラスチック板等の絶縁性板)で構成し
ている。この構成におけるA′部の最大磁束密度は10
0ガウスで、B′部(記録電極部)の最大磁束密度は3
50ガウスであった。
【0020】次に記録電極部で印字可能な磁束密度(表
1)と、本実施例で使われるトナーが搬送されるのに必
要な磁束密度(表2)とを調べた結果が各表に記載した
データである。これらの表から明らかなように印字可能
な磁束密度は、200ガウス以上(実験での上限は50
0ガウス)必要であること、及びトナー搬送に必要な磁
束密度は50ガウス以上(実験での上限は100ガウ
ス)であることがわかる。
【0021】実験によるとトナー搬送については、40
ガウス以下であるとトナーが滞留し、その箇所(40ガ
ウス以下のところ)にトナーが堆積し、トナーの円滑な
搬送をいちじるしく阻害するようになる。また印字につ
づいては、190ガウス以下では、トナーが磁性である
ことから、トナーの穂が十分に記録媒体にまで届かなく
なり、画像濃度薄になる。これらの問題を生じるガウス
領域については、表中×印を付してある。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】本実施例において使用されたトナー及び記
録媒体は以下のようなものである。 トナー:体積抵抗値:103〜109Ω・cm 粒径:3〜15μmより好ましくは10〜12μm 組成:プラスチック樹脂と1〜10%(重量比)カーボ
ンと40〜70%(重量比)フェライトから成る。 記録媒体:図5に示すように 表面層3−1:1〜20μm厚で体積抵抗値107〜1
16Ω・cm 白色層:3−2:5〜30μm厚で体積抵抗値100
107Ω・cm 導電層3−3:800〜1000Å厚で体積抵抗値10
0〜102Ω・cm 基材3−4:70〜300μm厚 なお、磁束密度の測定には、ベル社(Bell社)製の
磁束測定機[本体モデル640プローブNO.SAB4
−1802]を使用した。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、記録部の磁束密度
を200ガウス以上で、トナー搬送に必要な磁束密度を
50ガウス以上にすることで記録電極部にトナーが十分
に供給され、画像濃度も十分な画質が得られるようにな
った。
【0026】なお、上記ガウスの上限はマグネットロー
ラ直上の磁束密度は高々1000ガウスであり、スリー
ブ内壁とマグローラとの距離(0.5mm)とマグロー
ラの厚み(1.5mm)と基板の厚み(2mm〜5m
m)等を考慮すると距離が離れることで磁力は減衰する
ためトナー搬送箇所は4mm〜7mm程度離れるのでこ
の距離によって定まるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による記録部の側面図。
【図2】図1の記録部の斜視図。
【図3】図1の記録部の寸法関係を示す説明図。
【図4】本発明の他の実施例による記録部の側面図。
【図5】記録媒体の拡大断面図。
【図6】従来装置の記録部の斜視図。
【図7】図6の装置のトナー通過用開口部の拡大平面
図。
【図8】従来装置の記録部の斜視図。
【図9】記録原理を示す説明図。
【図10】ディスプレイ装置の断面図。
【符号の説明】
1−1 スリーブ 1−2 剛性基板 1−5 記録電極 1−6 記録素子 2−1 スリーブ 2−5 記録電極 1 トナー 2 マグネット 3 スリーブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在なマグネットローラを内包する
    非磁性円筒スリーブとこのスリーブ上に多数の記録電極
    が設けられ、この記録電極へ前記マグネットローラによ
    り現像剤が供給されるとともに前記記録電極へ信号電圧
    を印加する画像形成装置において、 この記録電極上の磁束密度が少なくとも200ガウス以
    上で、且つ記録電極の上流側及び前記非磁性円筒スリー
    ブ上の磁束密度が少なくとも50ガウス以上あることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記記録電極上の磁束密度は200〜5
    00ガウスであることを特徴とする請求項1の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 上記記録電極の上流及びスリーブ上の磁
    束密度は50〜100ガウスであることを特徴とする請
    求項1の画像形成装置。
JP16038691A 1991-07-01 1991-07-01 画像形成装置 Pending JPH0511542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16038691A JPH0511542A (ja) 1991-07-01 1991-07-01 画像形成装置

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JP16038691A JPH0511542A (ja) 1991-07-01 1991-07-01 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0511542A true JPH0511542A (ja) 1993-01-22

Family

ID=15713844

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16038691A Pending JPH0511542A (ja) 1991-07-01 1991-07-01 画像形成装置

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JP (1) JPH0511542A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604573A (en) * 1993-11-05 1997-02-18 Konica Corporation Developing unit with a smoothing plate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604573A (en) * 1993-11-05 1997-02-18 Konica Corporation Developing unit with a smoothing plate

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