JPH0511537U - 電子部品 - Google Patents
電子部品Info
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- JPH0511537U JPH0511537U JP056137U JP5613791U JPH0511537U JP H0511537 U JPH0511537 U JP H0511537U JP 056137 U JP056137 U JP 056137U JP 5613791 U JP5613791 U JP 5613791U JP H0511537 U JPH0511537 U JP H0511537U
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- substrate
- electronic component
- adhesive
- sealing
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/161—Cap
- H01L2924/1615—Shape
- H01L2924/16152—Cap comprising a cavity for hosting the device, e.g. U-shaped cap
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板を接着剤を介して封止する電子部品にお
いて、比較的低い加熱温度で気密性に優れた封止を行う
ようにする。 【構造】 容器3あるいは基板2の少なくとも一方の接
着予定位置3A,2Aに混合ペーストを塗布し、乾燥し
た後焼付処理を行って粗面化ガラス4を形成する。次に
接着剤を介して容器3を基板2に接着する。これにより
ガラス溶着よりも低い温度で封止を行うことができ、し
かも十分な接着強度が得られるので気密性に優れた封止
を行うことができる。
いて、比較的低い加熱温度で気密性に優れた封止を行う
ようにする。 【構造】 容器3あるいは基板2の少なくとも一方の接
着予定位置3A,2Aに混合ペーストを塗布し、乾燥し
た後焼付処理を行って粗面化ガラス4を形成する。次に
接着剤を介して容器3を基板2に接着する。これにより
ガラス溶着よりも低い温度で封止を行うことができ、し
かも十分な接着強度が得られるので気密性に優れた封止
を行うことができる。
Description
【0001】
本考案は、各種電子部品を気密封止する電子部品に関する。
【0002】
各種電子部品の封止構造の一例として図8に示すような構造が知られている。
このような電子部品の代表例である水晶振動子に例をとると、部品本体11であ
る水晶振動子が取付けられた例えばセラミックからなる基板12は、例えばセラ
ミックからなる断面逆U字状の容器13によって接着剤14を介して固定される
ことにより封止されている。
【0003】
ここで接着剤14としては一般的に広く普及しているガラスを用いることが行
われるが、このガラスは封止の際の作業温度が高いので、部品本体11に熱的影
響を及ぼして劣化させるおそれがある。特に部品本体がセラミック振動子の場合
この影響が顕著である。このため接着剤14として、前記ガラスよりも低い温度
で封止することができる熱硬化性樹脂を用いることが行われている。
【0004】
図9及び図10はこのような樹脂を用いた場合の組立工程を示すもので、先ず
図9のように、部品本体11を取付けた基板12に対向して接着面13Aに樹脂
14′を付着した容器13を用意し、次に図10のように、容器13を樹脂14
′を介して基板12に接触し容器13の背面から力Fを加えて加圧しながら、樹
脂14′を加熱して熱硬化することにより、図8のような封止構造が得られる。
前記熱硬化性樹脂14′としては例えばエポキシ系,ポリイミド系などを用いる
ことができる。
【0005】
ところで従来の電子部品では、接着剤14として樹脂14′を用いることによ
ってガラスより低い温度で封止を行える利点がある半面、樹脂14′による接着
では十分な接着強度が得られないので気密性に劣るという問題がある。このため
外部から容器13内に湿気などが侵入してくるようになるので、部品本体11の
特性に悪影響を与えるようになる。
【0006】
本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、気密性に優れた封止を
行うことができる電子部品を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するために本考案は、セラミック基板を接着剤を介して容器で
封止する電子部品において、前記基板及び容器の接着面の少なくとも一方を非接
着面に比べて粗面化された接着面を有することを特徴とするものである。
【0008】
基板及び容器の接着面の少なくとも一方を、ガラス粉末、無機酸化物及び有機
ビヒクルが混合されたペーストを塗布し、乾燥した後所望の温度で焼付処理を行
うことにより、粗面化接着面を形成する。そして、この粗面化接着面を接着剤を
介して接着することにより、比較的低い温度で封止を行うことができ、しかも十
分な接着強度を得ることができる。
【0009】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】
図1は本考案の電子部品構造の実施例を示す断面図で、電子部品としてチップ
レゾネータに例をとると、部品本体1であるセラミック振動子が取付けられた例
えばセラミックからなる基板2は、ガラス粉末、無機酸化物及び有機ビヒクルが
混合されてなる粗面化ガラス4が形成され、接着剤を介して接着されることによ
り封止されている。
【0011】
ここで粗面化ガラス4としては、ガラスペースト(例えば住友金属鉱山製 I
−9550)70g,アルミナ粉末(例えば昭和電工製 AL 45H)35g
及び有機ビヒクル15gを混合してペーストとなし、この混合ペーストを容器3
の接着面3Aに、あるいはこの対向面の基板12にスクリーン印刷法などによっ
て塗布し、乾燥した後約650℃で焼付処理して形成した。続いて約150℃乃
至250℃で接着剤(エポキシ系,ポリイミド系など)を用い加熱処理を行って
容器3を基板2に接着する。
【0012】
図2及び図3は本実施例の電子部品の第1の組立工程を示すもので、先ず図2
のように容器3の接着面3Aに前記組成の混合ペーストを塗布し、乾燥した後焼
付処理を行って粗面化接着面4を形成する。次に接着剤5を用い約150℃乃至
250℃で加熱した状態で図3のように基板2に接着することにより、図1の構
造を得る。
【0013】
また、図4及び図5は本実施例の電子部品の第2の組立工程を示すもので、先
ず図4のように容器3の接着面3Aに対向した基板2の面2Aに前記組成の混合
ペーストを塗布し、乾燥した後焼付処理を行って粗面化接着面4を形成する。次
に接着剤5を用い約150℃乃至250℃で加熱した状態で図5のように容器2
に接着することにより、図1の構造を得る。
【0014】
更に、図6及び図7は本実施例の電子部品の第3の組立工程を示すもので、先
ず図6のように容器3の接着面3A及び基板2のこの対向面2Aに共に前記組成
の混合ペーストを塗布し、乾燥した後焼付処理を行って粗面化接着面4を形成す
る。次に接着剤5を用い約150℃乃至250℃で加熱した状態で図7のように
容器3及び基板2の両者を接着することにより、図1の構造を得る。
【0015】
このような本実施例によれば前記組成の混合ペーストを用い、容器3あるいは
基板2の少なくとも一方に粗面化接着面4を焼付けた後、接着剤を用いて約15
0℃乃至250℃の比較的低い温度で加熱処理を行うことにより、封止を行うこ
とができる。しかも前記組成を用いることにより、比較的低い温度で封止を行っ
ても十分な接着強度を得ることができる。従って気密性に優れた封止を行うこと
ができる。
【0016】
これに対して従来においてガラスを用いて接着を行う場合は、約430℃乃至
650℃の比較的高い温度で加熱処理を行う必要があるので、部品本体1を劣化
させるおそれがあった。また、エポキシ系,ポリイミド系などの熱硬化性樹脂を
用いた場合は、約150℃乃至250℃の低い温度で接着することができたが、
十分な接着強度を得ることができなかった。
【0017】
次の表1は本実施例及び樹脂を接着剤とした従来例によって得られた電子部品
の接着後及びPCT(プレッシャ・クッカー・テスト)後の気密不良発生数の比
較例を示すものである。ここでPCTは121℃,2気圧の基で10時間の耐温
試験を行った。また各々100個の素子を用いて試験を行った。
【0018】
【表1】
【0019】
表1から明らかなように、本実施例では100個の素子全てが接着後及びPC
T後も良品を維持しているのに対し、従来例では各々6個及び28個の不良が発
生している。従って本実施例によれば気封性に優れた電子部品を得ることができ
る。
【0020】
本実施例では電子部品としてチップレゾネータに例をあげて説明したが、特定
部品に限らず他の電子部品例えばIC,抵抗器,焦電センサなどに対しても同様
に適用することができる。また、基板,容器などの材料も特定の材料に限る必要
はない。
【0021】
以上述べたように本考案によれば、特定の組成からなる粗面化接着面を基板及
び容器の少なくとも一方側に形成し、接着剤を用いて基板を容器で接着するよう
にしたので、比較的低い温度で封止を行うことができしかも十分な接着強度を得
ることができるため、気密性に優れた封止を行うことができる。
【図1】本考案の電子部品の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本実施例の電子部品の第1の組立工程を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図3】本実施例の電子部品第1の組立工程を説明する
断面図である。
断面図である。
【図4】本実施例の電子部品の第2の組立工程を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図5】本実施例の電子部品の第2の組立工程を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図6】本実施例の電子部品の第3の組立工程を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図7】本実施例の電子部品の第3の組立工程を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図8】従来の電子部品を示す断面図である。
【図9】従来の電子部品の組立工程を説明する断面図で
ある。
ある。
【図10】従来の電子部品の組立工程を説明する断面図
である。
である。
1 部品本体
2 基板
3 容器
4 粗面化ガラス
Claims (3)
- 【請求項1】 セラミック基板を接着剤を介して容器で
封止する電子部品において、前記基板及び容器の接着面
の少なくとも一方を非接着面に比べて粗面化された接着
面を有することを特徴とする電子部品。 - 【請求項2】 前記粗面化された接着面が、ガラス粉
末,無機酸化物及び有機ビヒクルが混合されてなるペー
ストが塗布され、乾燥された後所望の温度で焼付処理さ
れて形成されたものである請求項1記載の電子部品。 - 【請求項3】 前記基板及び容器の少なくとも一方がセ
ラミックからなる請求項1記載の電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056137U JP2606357Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056137U JP2606357Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511537U true JPH0511537U (ja) | 1993-02-12 |
JP2606357Y2 JP2606357Y2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=13018690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991056137U Expired - Fee Related JP2606357Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606357Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011114838A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Kyocera Kinseki Corp | 圧電振動子及び圧電発振器 |
Citations (6)
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---|---|---|---|---|
JPS5241184A (en) * | 1975-09-30 | 1977-03-30 | Fuji Kobunshi Kogyo Kk | Composition of defoaming agent |
JPS5844749A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-15 | Nec Corp | 半導体装置用キヤツプ及びその製造方法 |
JPS58222545A (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体収納容器 |
JPS63110754A (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-16 | Hitachi Ltd | セラミツクスパツケ−ジ基板のガラスグレ−ズ法 |
JPS6428504A (en) * | 1987-07-23 | 1989-01-31 | Yokogawa Electric Corp | Length measuring device |
JPH0340974A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-21 | Microelectron Packaging Inc | 密閉ガラスペースト組成物のグレーズ層を有するセラミック構成体およびその形成方法 |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP1991056137U patent/JP2606357Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2606357Y2 (ja) | 2000-10-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990316 |
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