JPH05115199A - 同期電動機の駆動回路 - Google Patents
同期電動機の駆動回路Info
- Publication number
- JPH05115199A JPH05115199A JP3275199A JP27519991A JPH05115199A JP H05115199 A JPH05115199 A JP H05115199A JP 3275199 A JP3275199 A JP 3275199A JP 27519991 A JP27519991 A JP 27519991A JP H05115199 A JPH05115199 A JP H05115199A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronous motor
- phase
- frequency
- rotor
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な回路構成で駆動させることのできる同
期電動機の駆動回路を提供する。 【構成】 回転子が永久磁石で、固定子が巻線を有する
回転界磁形m相同期電動機において、m個の固定子巻線
1,2と電源12の間に双方向に導通,非導通の制御可
能な半導体素子(双方向性3端子サイリスタ)10を接
続する。各々の半導体素子を制御することにより、各々
のm個の固定子巻線の電流を電気角でπ/mだけ位相が
ずれるようにするとともに、その周波数を0から所定の
周波数まで徐々に上昇させてゆくことにより、回転子は
その周波数に相当する回転数で回転させることができ
る。
期電動機の駆動回路を提供する。 【構成】 回転子が永久磁石で、固定子が巻線を有する
回転界磁形m相同期電動機において、m個の固定子巻線
1,2と電源12の間に双方向に導通,非導通の制御可
能な半導体素子(双方向性3端子サイリスタ)10を接
続する。各々の半導体素子を制御することにより、各々
のm個の固定子巻線の電流を電気角でπ/mだけ位相が
ずれるようにするとともに、その周波数を0から所定の
周波数まで徐々に上昇させてゆくことにより、回転子は
その周波数に相当する回転数で回転させることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家電製品に広く使用され
る電動機に関する。
る電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家電製品に使用される電動機は、
堅ろう,長寿命,低コストといった特徴を持つ誘導電動
機が主要であり、同期電動機はほとんど使用されていな
い状況であった。
堅ろう,長寿命,低コストといった特徴を持つ誘導電動
機が主要であり、同期電動機はほとんど使用されていな
い状況であった。
【0003】従来、この種の同期電動機を駆動するには
インバータを使用するのが一般的であった。以下、その
構成について図5および図6を参照しながら説明する。
インバータを使用するのが一般的であった。以下、その
構成について図5および図6を参照しながら説明する。
【0004】図5に示すようにインバータにより同期電
動機を駆動するには、交流電源12の出力の交流電圧を
直流電圧に変換する整流平滑回路13と、その直流を再
び交流に変換するインバータ部14が必要であり、イン
バータ部14において2つの固定子巻線1,2に図6に
示すような電気角でπ/2の位相差を持たせるととも
に、周波数を0から所定の周波数まで徐々に上昇させる
ことにより回転子3を回転させている。
動機を駆動するには、交流電源12の出力の交流電圧を
直流電圧に変換する整流平滑回路13と、その直流を再
び交流に変換するインバータ部14が必要であり、イン
バータ部14において2つの固定子巻線1,2に図6に
示すような電気角でπ/2の位相差を持たせるととも
に、周波数を0から所定の周波数まで徐々に上昇させる
ことにより回転子3を回転させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
バータによる同期電動機の駆動手段では、交流を一度直
流に変換した後、改めて交流に変換するため整流平滑回
路が必要となり、コストが高くなる,スペースが広くな
るなどの課題を有していた。
バータによる同期電動機の駆動手段では、交流を一度直
流に変換した後、改めて交流に変換するため整流平滑回
路が必要となり、コストが高くなる,スペースが広くな
るなどの課題を有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、整流
平滑回路を使用しない同期電動機の駆動回路を提供する
ことを目的としている。
平滑回路を使用しない同期電動機の駆動回路を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、回転子が永久磁石,固定子が巻線をよりな
る回転界磁形m相同期電動機において、m個の固定子巻
線と電源間に双方向に導通,非導通の制御可能な半導体
素子(双方向性3端子サイリスタ)を接続した構成から
なるものである。
するために、回転子が永久磁石,固定子が巻線をよりな
る回転界磁形m相同期電動機において、m個の固定子巻
線と電源間に双方向に導通,非導通の制御可能な半導体
素子(双方向性3端子サイリスタ)を接続した構成から
なるものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成において、m個の固定子
巻線各々に接続された双方向の半導体素子を各相電流が
電気角でπ/mだけ位相がずれるように制御を行なうと
ともに、その周波数を0から所定の回転数に相当する周
波数まで徐々に上昇させることによりロータを回転させ
るものである。
巻線各々に接続された双方向の半導体素子を各相電流が
電気角でπ/mだけ位相がずれるように制御を行なうと
ともに、その周波数を0から所定の回転数に相当する周
波数まで徐々に上昇させることによりロータを回転させ
るものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。
図2を参照しながら説明する。
【0010】図1は2相同期電動機についての実施例で
あり、2つの固定子巻線1,2には双方向性3端子サイ
リスタ10が電源12との間に直列に接続されている。
あり、2つの固定子巻線1,2には双方向性3端子サイ
リスタ10が電源12との間に直列に接続されている。
【0011】図2は双方向性3端子サイリスタを制御す
るための制御回路のブロック図であり、時間経過ととも
に発振周波数が0から徐々に所定の周波数まで上昇する
自励式発振器4とその信号の立ち上がりを基準に電気角
でπ/2だけ位相差を持つ信号をつくる位相信号発生器
5と、電源電圧の+側成分に相当するパルス信号をつく
る+側信号発生器6と、電源電圧の−側成分に相当する
パルス信号をつくる−側信号発生器7と、前記自励発振
器4、および位相信号発生器5の出力信号が+5Vのと
き+側信号発生器の出力信号を出力として選択し、前記
自励発振器4および位相信号発生器5の出力信号が0V
のとき−側信号発生器の出力信号を出力として選択する
ような信号選択器8,9から構成されている。
るための制御回路のブロック図であり、時間経過ととも
に発振周波数が0から徐々に所定の周波数まで上昇する
自励式発振器4とその信号の立ち上がりを基準に電気角
でπ/2だけ位相差を持つ信号をつくる位相信号発生器
5と、電源電圧の+側成分に相当するパルス信号をつく
る+側信号発生器6と、電源電圧の−側成分に相当する
パルス信号をつくる−側信号発生器7と、前記自励発振
器4、および位相信号発生器5の出力信号が+5Vのと
き+側信号発生器の出力信号を出力として選択し、前記
自励発振器4および位相信号発生器5の出力信号が0V
のとき−側信号発生器の出力信号を出力として選択する
ような信号選択器8,9から構成されている。
【0012】この制御回路の各部の信号は図3のように
なっており、その結果2つの固定子巻線には図4に示す
ような電気角でπ/2だけ位相のずれた自励発振器4の
出力周波数に等しい周波数の電流が流れることとなり、
これにより回転磁界が生ずるとともに、その回転磁界の
回転数が時間経過とともに0から所定の周波数で決めら
れた回転数まで徐々に上昇するのに伴い、回転子3がそ
の回転数で回転する。
なっており、その結果2つの固定子巻線には図4に示す
ような電気角でπ/2だけ位相のずれた自励発振器4の
出力周波数に等しい周波数の電流が流れることとなり、
これにより回転磁界が生ずるとともに、その回転磁界の
回転数が時間経過とともに0から所定の周波数で決めら
れた回転数まで徐々に上昇するのに伴い、回転子3がそ
の回転数で回転する。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば交流を直流に変換する整流平滑回路を使用し
なくとも同期電動機を駆動させることができ、同期電動
機の駆動回路を低価格で省スペースで構成することがで
きる。
明によれば交流を直流に変換する整流平滑回路を使用し
なくとも同期電動機を駆動させることができ、同期電動
機の駆動回路を低価格で省スペースで構成することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例の同期電動機の駆動のための
回路を示す構成図
回路を示す構成図
【図2】同駆動回路の制御回路を示すブロック図
【図3】同制御回路における各部の信号波形図
【図4】本発明の一実施例の同期電動機における電流波
形図
形図
【図5】従来の同期電動機の駆動のための回路の構成図
【図6】従来の同期電動機における電流波形図
1,2 固定子巻線 3 回転子 10 双方向に導通非導通の制御可能な半導体素子
(双方向性3端子サイリスタ) 12 電源
(双方向性3端子サイリスタ) 12 電源
Claims (1)
- 【請求項1】 回転子が永久磁石,固定子が巻線よりな
る回転界磁形m相同期電動機であって、m個の固定子巻
線と電源間に各々1個の双方向に導通,非導通の制御可
能な半導体素子を接続し、相隣る固定子巻線に直列に挿
入された上記半導体素子のゲートを電気角でπ/mづつ
遅れた位相の信号でトリガするようにした同期電動機の
駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275199A JPH05115199A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 同期電動機の駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275199A JPH05115199A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 同期電動機の駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05115199A true JPH05115199A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17552070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3275199A Pending JPH05115199A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 同期電動機の駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05115199A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014115498A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-07-31 | パナソニック株式会社 | 電力変換装置、電力変換方法、モータシステム |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP3275199A patent/JPH05115199A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014115498A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-07-31 | パナソニック株式会社 | 電力変換装置、電力変換方法、モータシステム |
US9531317B2 (en) | 2013-01-25 | 2016-12-27 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Power conversion apparatus, power conversion method, and motor system |
JPWO2014115498A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2017-01-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力変換装置、電力変換方法、モータシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050315 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080201 |
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A02 | Decision of refusal |
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