JPH05115169A - 制動装置 - Google Patents
制動装置Info
- Publication number
- JPH05115169A JPH05115169A JP3271598A JP27159891A JPH05115169A JP H05115169 A JPH05115169 A JP H05115169A JP 3271598 A JP3271598 A JP 3271598A JP 27159891 A JP27159891 A JP 27159891A JP H05115169 A JPH05115169 A JP H05115169A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- length
- cylinder
- magnetic
- eddy current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Braking Arrangements (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、渦流円筒１と磁極２−ｉとの相対
的な回転運動により、渦流円筒１に渦電流が流れて制動
力を発生する制動装置に関し、巻線を巻くためのスペー
スをより大きくとるために伴う制動装置の規模の増大を
抑えることを目的とする。 【構成】 磁極２−ｉの頭部ａの円周方向の長さを根元
の部分ｂに比べて長くし、磁極２−ｉの頭部ａの軸方向
の長さを根元部分ｂに比べて短くした磁極形状を有する
構成とする。
的な回転運動により、渦流円筒１に渦電流が流れて制動
力を発生する制動装置に関し、巻線を巻くためのスペー
スをより大きくとるために伴う制動装置の規模の増大を
抑えることを目的とする。 【構成】 磁極２−ｉの頭部ａの円周方向の長さを根元
の部分ｂに比べて長くし、磁極２−ｉの頭部ａの軸方向
の長さを根元部分ｂに比べて短くした磁極形状を有する
構成とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】円筒状のヨークに支持されるとと
もに界磁巻線が巻かれる磁極を備え、上記磁極の外側に
渦流円筒を備え、渦流円筒と磁極とが回転軸を中心にし
て相対的に回転して、渦流円筒に渦電流が流れて制動力
を発生する装置の磁極形状に関する。
もに界磁巻線が巻かれる磁極を備え、上記磁極の外側に
渦流円筒を備え、渦流円筒と磁極とが回転軸を中心にし
て相対的に回転して、渦流円筒に渦電流が流れて制動力
を発生する装置の磁極形状に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４及び図５は従来の制動装置の断面図
を示す。図４は回転軸と垂直方向の断面図であり、図５
は回転軸を通る面の断面図である。また図６及び図７は
従来の場合の変形例を示す。図６は図４と同様の断面で
あり図７は図６におけるＸ−Ｘ’線による断面図であ
る。
を示す。図４は回転軸と垂直方向の断面図であり、図５
は回転軸を通る面の断面図である。また図６及び図７は
従来の場合の変形例を示す。図６は図４と同様の断面で
あり図７は図６におけるＸ−Ｘ’線による断面図であ
る。
【０００３】図中、１は渦流円筒、３−ｉは界磁巻線、
４はヨーク、５は回転軸、２−ｉは磁極を表す。夫々の
磁極２−ｉは図示の如く交互にＮ極又はＳ極に励磁さ
れ、渦流円筒（１）と磁極（２−ｉ）とが回転軸を中心
に相対的に回転する際に、渦流円筒（１）に渦電流が流
れて当該回転運動に対して制動力を発生する。
４はヨーク、５は回転軸、２−ｉは磁極を表す。夫々の
磁極２−ｉは図示の如く交互にＮ極又はＳ極に励磁さ
れ、渦流円筒（１）と磁極（２−ｉ）とが回転軸を中心
に相対的に回転する際に、渦流円筒（１）に渦電流が流
れて当該回転運動に対して制動力を発生する。
【０００４】上記制動トルクＴは渦電流損Ｗに比例す
る。また、Ｗは渦流円筒の磁束密度Ｂｅの２乗に比例す
るとともにギャップ面積Ｓｇに比例する。渦流円筒の磁
束密度Ｂｅはギャップの磁束密度Ｂｇに比例すると考え
ることができる。そこで、Ｂｇを増大させることによっ
て大きな制動トルクが得られることになる。しかし、次
に述べる２つの条件により、Ｂｇは制限される。 （イ）鉄の磁気飽和により、Ｂｇが制限される。 （ロ）巻線を巻くための体積が必要である。
る。また、Ｗは渦流円筒の磁束密度Ｂｅの２乗に比例す
るとともにギャップ面積Ｓｇに比例する。渦流円筒の磁
束密度Ｂｅはギャップの磁束密度Ｂｇに比例すると考え
ることができる。そこで、Ｂｇを増大させることによっ
て大きな制動トルクが得られることになる。しかし、次
に述べる２つの条件により、Ｂｇは制限される。 （イ）鉄の磁気飽和により、Ｂｇが制限される。 （ロ）巻線を巻くための体積が必要である。
【０００５】磁気飽和、電機子反作用に打ち勝ってＢｇ
を大きくするためには充分な巻線数が必要となる。とこ
ろが、従来の図４及び図５に示すような直方体状の磁極
形状では、より多くの巻線を巻くためのスペースを確保
するために、磁極の円周方向の長さを短くすることにな
り、ギャップ面積Ｓｇが小さくなる。そこで、磁極の軸
方向の長さを長くしてギャップ面積を広げようとする
と、磁極２−ｉ、ヨーク４、渦流円筒１の夫々の軸方向
の長さが長くなり、制動装置の規模が大きくなる。
を大きくするためには充分な巻線数が必要となる。とこ
ろが、従来の図４及び図５に示すような直方体状の磁極
形状では、より多くの巻線を巻くためのスペースを確保
するために、磁極の円周方向の長さを短くすることにな
り、ギャップ面積Ｓｇが小さくなる。そこで、磁極の軸
方向の長さを長くしてギャップ面積を広げようとする
と、磁極２−ｉ、ヨーク４、渦流円筒１の夫々の軸方向
の長さが長くなり、制動装置の規模が大きくなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、巻線を巻く
ためのスペースをより大きくとるために伴う制動装置の
規模の増大を抑えることを目的とする。
ためのスペースをより大きくとるために伴う制動装置の
規模の増大を抑えることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】図１は本発明に関する磁
極形状を示す。図示の如く、当該磁極形状は、磁極頭部
ａの円周方向の長さを磁極の根元部分ｂに比べて長く
し、かつ、磁極頭部ａの軸方向の長さを根元の部分ｂに
比べて短くした形状となっている。
極形状を示す。図示の如く、当該磁極形状は、磁極頭部
ａの円周方向の長さを磁極の根元部分ｂに比べて長く
し、かつ、磁極頭部ａの軸方向の長さを根元の部分ｂに
比べて短くした形状となっている。
【０００８】
【作用】本発明に関する磁極形状を採用すれば、磁極の
頭部ａの軸方向の長さが磁極の根元部分ｂよりも短いの
で渦流円筒の軸方向の長さも、磁極の根元部分ｂよりも
短くすることができる。従って、巻線数を増やすため
に、磁極の円周方向の長さを短くして、磁極の軸方向の
長さを長くする場合において、渦流円筒の軸方向の長さ
を長くしないようにすることもできる。また、巻線数を
増やさない場合において、磁極の根元部分の寸法を変え
ることなく磁極の頭部のみの寸法を変えることにより渦
流円筒の軸方向の長さを短くすることが可能である。
頭部ａの軸方向の長さが磁極の根元部分ｂよりも短いの
で渦流円筒の軸方向の長さも、磁極の根元部分ｂよりも
短くすることができる。従って、巻線数を増やすため
に、磁極の円周方向の長さを短くして、磁極の軸方向の
長さを長くする場合において、渦流円筒の軸方向の長さ
を長くしないようにすることもできる。また、巻線数を
増やさない場合において、磁極の根元部分の寸法を変え
ることなく磁極の頭部のみの寸法を変えることにより渦
流円筒の軸方向の長さを短くすることが可能である。
【０００９】
【実施例】図２及び図３は本発明の実施例の断面図であ
る。図２は軸５と垂直な面における断面図、図３は軸を
通り、軸と平行な面における断面図である。
る。図２は軸５と垂直な面における断面図、図３は軸を
通り、軸と平行な面における断面図である。
【００１０】磁極２−ｉは頭部の円周方向の長さが根元
部分に比べて長くされており、頭部の軸方向の長さが根
元部分に比べて短くされている。磁極の断面積は半径方
向の何れの箇所でも等しくなっている。
部分に比べて長くされており、頭部の軸方向の長さが根
元部分に比べて短くされている。磁極の断面積は半径方
向の何れの箇所でも等しくなっている。
【００１１】ここで、従来の直方体状の磁極形状を採用
した場合と、本発明に係る磁極形状を採用した場合との
比較を行う。例えば、磁極頭部の円周方向及び軸方向の
長さについて、従来の直方体状磁極と本発明に係る磁極
とが同じ長さである場合には、磁極の根元部分について
は、円周方向の長さは本発明に係る磁極の方が短く、軸
方向の長さは、本発明に係る磁極の方が長い。従って磁
極の半径方向の長さが双方で等しいとすれば、本発明に
係る磁極形状を採用した方が、巻線を巻くための空間を
より大きくとることができる。また、その際に、磁極２
−ｉ及びヨーク４の軸方向の長さは従来に比べ長くなる
が、渦流円筒１の軸方向の長さは従来と同じであるの
で、装置全体の大型化を抑えることができる。
した場合と、本発明に係る磁極形状を採用した場合との
比較を行う。例えば、磁極頭部の円周方向及び軸方向の
長さについて、従来の直方体状磁極と本発明に係る磁極
とが同じ長さである場合には、磁極の根元部分について
は、円周方向の長さは本発明に係る磁極の方が短く、軸
方向の長さは、本発明に係る磁極の方が長い。従って磁
極の半径方向の長さが双方で等しいとすれば、本発明に
係る磁極形状を採用した方が、巻線を巻くための空間を
より大きくとることができる。また、その際に、磁極２
−ｉ及びヨーク４の軸方向の長さは従来に比べ長くなる
が、渦流円筒１の軸方向の長さは従来と同じであるの
で、装置全体の大型化を抑えることができる。
【００１２】また、例えば、磁極の根元部分の円周方向
及び軸方向の長さについて、従来の直方体状磁極と本発
明に係る磁極とが同じ長さである場合には、巻線を巻く
空間の大きさは双方で等しいが、磁極頭部の軸方向の長
さが本発明に係る磁極の方が短いので、それに伴い渦流
円筒１の軸方向の長さも短くなる。従って、同じ巻線数
であれば、本発明に係る装置の方が小型になる。
及び軸方向の長さについて、従来の直方体状磁極と本発
明に係る磁極とが同じ長さである場合には、巻線を巻く
空間の大きさは双方で等しいが、磁極頭部の軸方向の長
さが本発明に係る磁極の方が短いので、それに伴い渦流
円筒１の軸方向の長さも短くなる。従って、同じ巻線数
であれば、本発明に係る装置の方が小型になる。
【００１３】ところで、制動トルクの大きさは磁極頭部
の円周方向の長さτp と渦流円筒の極間隔τe との比τ
p ／τe に比例することが知られている。当該比τp ／
τe を極弧率というが、本発明に係る磁極は、円周方向
長さが従来に比べて長いので、極弧率が大きく、その結
果同じ巻線数であっても従来より大きな制動トルクを得
ることができる。
の円周方向の長さτp と渦流円筒の極間隔τe との比τ
p ／τe に比例することが知られている。当該比τp ／
τe を極弧率というが、本発明に係る磁極は、円周方向
長さが従来に比べて長いので、極弧率が大きく、その結
果同じ巻線数であっても従来より大きな制動トルクを得
ることができる。
【００１４】
【発明の効果】上記の如く、本発明によれば、巻線数の
増加による装置規模の大型化の抑制を図ることができ、
同じ巻線数であれば従来よりも装置の小型化を図ること
ができる。
増加による装置規模の大型化の抑制を図ることができ、
同じ巻線数であれば従来よりも装置の小型化を図ること
ができる。
【００１５】また、極弧率の向上を図ることができ、制
動トルクの増大に寄与する。
動トルクの増大に寄与する。
【図１】本発明の磁極形状を示す。
【図２】軸と垂直方向の本発明の実施例断面図である。
【図３】軸を通る面の本発明の実施例断面図である。
【図４】軸と垂直方向の従来例断面図である。
【図５】軸を通る面の従来例断面図である。
【図６】他の従来例断面図である。
【図７】図６におけるＸ−Ｘ’線による断面図である。
１ 過流円筒 ２ 磁極 ３ 界磁巻線 ４ ヨーク ５ 回転軸
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状のヨーク（４）に支持されるとと
もに界磁巻線（３−ｉ）が巻かれる磁極（２−ｉ）を備
え、上記磁極（２−ｉ）に対向して渦流円筒（１）を備
え、渦流円筒（１）と磁極（２−ｉ）とが回転軸（５）
を中心にして相対的に回転して、渦流円筒（１）に渦電
流が流れて制動力を発生する制動装置において、 磁極の頭部の円周方向の長さを根元の部分に比べて長く
し、磁極の頭部の軸方向の長さを根元に比べて短くした
磁極を有することを特徴とする制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3271598A JPH05115169A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3271598A JPH05115169A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 制動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05115169A true JPH05115169A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17502312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3271598A Pending JPH05115169A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05115169A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005312194A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Isuzu Motors Ltd | 渦電流式減速装置 |
| WO2020095149A1 (fr) * | 2018-11-08 | 2020-05-14 | Ks Research, Société Anonyme | Machine d'alimentation sans interruption |
| BE1026773B1 (fr) * | 2018-11-08 | 2020-06-08 | Ks Research Sa | Machine ASI (Alimentation Sans Interruption) |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP3271598A patent/JPH05115169A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005312194A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Isuzu Motors Ltd | 渦電流式減速装置 |
| JP4581468B2 (ja) * | 2004-04-22 | 2010-11-17 | いすゞ自動車株式会社 | 渦電流式減速装置 |
| WO2020095149A1 (fr) * | 2018-11-08 | 2020-05-14 | Ks Research, Société Anonyme | Machine d'alimentation sans interruption |
| BE1026773B1 (fr) * | 2018-11-08 | 2020-06-08 | Ks Research Sa | Machine ASI (Alimentation Sans Interruption) |
| US11652363B2 (en) | 2018-11-08 | 2023-05-16 | KS RESEARCH société anonyme | Uninterruptible-power-supply machine |
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Legal Events
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Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 |