JPH05114521A - 電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトル - Google Patents
電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトルInfo
- Publication number
- JPH05114521A JPH05114521A JP3302737A JP30273791A JPH05114521A JP H05114521 A JPH05114521 A JP H05114521A JP 3302737 A JP3302737 A JP 3302737A JP 30273791 A JP30273791 A JP 30273791A JP H05114521 A JPH05114521 A JP H05114521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- power converter
- semiconductor power
- train
- electric car
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 限流抵抗器と直流リアクトルを兼用させ、両
者を別々に設ける場合に比較して、小型、軽量、コスト
低廉である電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクト
ルを提供する。 【構成】 セラミック系物質からなる巻枠12に、抵抗
線コイル11を巻き付け、高温になってもコイル間絶縁
が保持されるようにする。
者を別々に設ける場合に比較して、小型、軽量、コスト
低廉である電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクト
ルを提供する。 【構成】 セラミック系物質からなる巻枠12に、抵抗
線コイル11を巻き付け、高温になってもコイル間絶縁
が保持されるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架線から取り込んだ電
力を、電車に搭載している半導体電力変換器に、供給す
る際に用いる電車搭載半導体電力変換器用の直流リアク
トルに関するものである。
力を、電車に搭載している半導体電力変換器に、供給す
る際に用いる電車搭載半導体電力変換器用の直流リアク
トルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電車搭載用の半導体電力変換器として
は、電車駆動用モータが直流電動機であり、これに架線
から取り込んだ電力を供給するのに用いる場合は、チョ
ッパが用いられ、電車駆動用モータが交流電動機である
場合は、インバータが用いられ、電車内の冷房や照明な
どの補助電源用としてならDC−DCコンバータが用い
られる。
は、電車駆動用モータが直流電動機であり、これに架線
から取り込んだ電力を供給するのに用いる場合は、チョ
ッパが用いられ、電車駆動用モータが交流電動機である
場合は、インバータが用いられ、電車内の冷房や照明な
どの補助電源用としてならDC−DCコンバータが用い
られる。
【0003】かかる電車搭載用の半導体電力変換器に対
する一般的な入力回路の構成を図3に示す。同図におい
て、1は架線、2は集電器、3は接触器、4は高速遮断
器、5は限流抵抗器、6は直流リアクトル、7は平滑コ
ンデンサ、8は半導体電力変換器、9は負荷(電車駆動
用電動機や空調機器、照明機器など)、である。
する一般的な入力回路の構成を図3に示す。同図におい
て、1は架線、2は集電器、3は接触器、4は高速遮断
器、5は限流抵抗器、6は直流リアクトル、7は平滑コ
ンデンサ、8は半導体電力変換器、9は負荷(電車駆動
用電動機や空調機器、照明機器など)、である。
【0004】図3において、高速遮断器4は、負荷9の
短絡事故等に際して流れる過電流を遮断して他の機器を
保護するための、高速度遮断器であるが、その遮断容量
上の制約から、一般的に過電流制限用の限流抵抗5を直
列に接続されている。
短絡事故等に際して流れる過電流を遮断して他の機器を
保護するための、高速度遮断器であるが、その遮断容量
上の制約から、一般的に過電流制限用の限流抵抗5を直
列に接続されている。
【0005】一方、直流リアクトル6は、フィルタリア
クトルであって、半導体電力変換器8から発生する高調
波電流が架線1に流出するのを抑制するためのものであ
るが、同時に、半導体電力変換器8の短絡電流等の過電
流の上昇率を抑え、遮断時の事故電流値を高速遮断器4
の遮断能力以下に抑制する目的をも併せ持つものであ
る。
クトルであって、半導体電力変換器8から発生する高調
波電流が架線1に流出するのを抑制するためのものであ
るが、同時に、半導体電力変換器8の短絡電流等の過電
流の上昇率を抑え、遮断時の事故電流値を高速遮断器4
の遮断能力以下に抑制する目的をも併せ持つものであ
る。
【0006】このような理由で、従来、限流抵抗器5と
直流リアクトル6は、別々に設備されており、限流抵抗
器5は合金製の抵抗体、直流リアクトル6は銅又はアル
ミの導体コイルで鉄心入り又は空心のもの、がそれぞれ
普通に用いられていた。
直流リアクトル6は、別々に設備されており、限流抵抗
器5は合金製の抵抗体、直流リアクトル6は銅又はアル
ミの導体コイルで鉄心入り又は空心のもの、がそれぞれ
普通に用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術においては、限流抵抗器5と直流リアクトル6を別々
に設備していたので、それだけ半導体電力変換器が大型
となり、重量も重く、コストも高くなると共に、重量が
重くなることから、それを搭載している電車の走行性能
にも悪影響が及ぶという問題があった。
術においては、限流抵抗器5と直流リアクトル6を別々
に設備していたので、それだけ半導体電力変換器が大型
となり、重量も重く、コストも高くなると共に、重量が
重くなることから、それを搭載している電車の走行性能
にも悪影響が及ぶという問題があった。
【0008】本発明の目的は、かかる従来技術の問題点
を克服し、限流抵抗器と直流リアクトルを別々に設備す
る必要がなく、それだけ小型となり、重量も軽く、コス
トも低くなると共に、重量が軽くなることから、それを
搭載している電車の走行性能にも良い影響が及ぶように
した電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトルを提
供することにある。
を克服し、限流抵抗器と直流リアクトルを別々に設備す
る必要がなく、それだけ小型となり、重量も軽く、コス
トも低くなると共に、重量が軽くなることから、それを
搭載している電車の走行性能にも良い影響が及ぶように
した電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトルを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、架線から取り込んだ電力を、電車に搭載して
いる半導体電力変換器に、供給する際に用いる電車搭載
半導体電力変換器用の直流リアクトルとして、セラミッ
ク系物質からなる巻枠に、抵抗体で形成されたワイヤを
コイル状に巻回することにより、リアクトルを形成し、
限流抵抗器としても機能する直流リアクトルを実現し
た。
発明では、架線から取り込んだ電力を、電車に搭載して
いる半導体電力変換器に、供給する際に用いる電車搭載
半導体電力変換器用の直流リアクトルとして、セラミッ
ク系物質からなる巻枠に、抵抗体で形成されたワイヤを
コイル状に巻回することにより、リアクトルを形成し、
限流抵抗器としても機能する直流リアクトルを実現し
た。
【0010】
【作用】本発明では、直流リアクトルのコイルを、従来
の抵抗器と類似の合金製の抵抗体で形成して耐熱性の巻
枠に巻き付けることで、所要のインダクタンスと抵抗値
を確保し、限流抵抗器とフィルタリアクトルを一体化し
た。これにより小型化、軽量化、コスト低廉化が図れ
た。
の抵抗器と類似の合金製の抵抗体で形成して耐熱性の巻
枠に巻き付けることで、所要のインダクタンスと抵抗値
を確保し、限流抵抗器とフィルタリアクトルを一体化し
た。これにより小型化、軽量化、コスト低廉化が図れ
た。
【0011】
【実施例】次に図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す正面及び側面図
で、(イ)が正面図、(ロ)が側面図である。同図にお
いて、11は抵抗体で形成されたコイル、12は巻枠
(ボビン)、である。
る。図1は、本発明の一実施例を示す正面及び側面図
で、(イ)が正面図、(ロ)が側面図である。同図にお
いて、11は抵抗体で形成されたコイル、12は巻枠
(ボビン)、である。
【0012】コイル11は、限流抵抗器を兼ねるだけの
高抵抗値を持つことから発熱して高温になる。高温にな
ると、コイル11として、普通の絶縁材を用いて絶縁し
た導体を用いたのでは、絶縁材が破壊されてもたない。
そこで、本実施例では、巻枠12として、高温に耐える
セラミックス系の物質で製作したものを用い、これに極
端な場合には、裸線を巻回してコイルを形成し、コイル
間の絶縁は、巻枠の沿面に溝やリブを形成することで、
実現する。こうして温度上昇が200〜300°Cに達
しても、限流抵抗器とフィルタリアクトルの両特性を維
持できる直流リアクトルが製作できた。
高抵抗値を持つことから発熱して高温になる。高温にな
ると、コイル11として、普通の絶縁材を用いて絶縁し
た導体を用いたのでは、絶縁材が破壊されてもたない。
そこで、本実施例では、巻枠12として、高温に耐える
セラミックス系の物質で製作したものを用い、これに極
端な場合には、裸線を巻回してコイルを形成し、コイル
間の絶縁は、巻枠の沿面に溝やリブを形成することで、
実現する。こうして温度上昇が200〜300°Cに達
しても、限流抵抗器とフィルタリアクトルの両特性を維
持できる直流リアクトルが製作できた。
【0013】図2は、本発明の他の実施例を示す正面及
び側面図で、(イ)が正面図、(ロ)が側面図である。
同図において、11は抵抗体で形成されたコイル、12
は巻枠(ボビン)、13は鉄心、である。図2に示す実
施例は、図1に示した実施例が空心タイプであるのに対
して、鉄心13を巻枠12に挿通した鉄心タイプの実施
例となっている。
び側面図で、(イ)が正面図、(ロ)が側面図である。
同図において、11は抵抗体で形成されたコイル、12
は巻枠(ボビン)、13は鉄心、である。図2に示す実
施例は、図1に示した実施例が空心タイプであるのに対
して、鉄心13を巻枠12に挿通した鉄心タイプの実施
例となっている。
【0014】図2に示した実施例において、高温になる
と、鉄心13の特性が変化してリアクトルとしてのイン
ダクタンス値が狂う恐れがあるので、鉄心13には断熱
材を施す必要があるが、巻枠12がセラミックス系の物
質から成っているので、それにより断熱を図ることがで
きる。
と、鉄心13の特性が変化してリアクトルとしてのイン
ダクタンス値が狂う恐れがあるので、鉄心13には断熱
材を施す必要があるが、巻枠12がセラミックス系の物
質から成っているので、それにより断熱を図ることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
限流抵抗器と直流リアクトルを別々に設備する必要がな
く、それだけ小型となり、重量も軽く、コストも低くな
ると共に、重量が軽くなることから、それを搭載してい
る電車の走行性能にも良い影響が及ぶようにした電車搭
載半導体電力変換器用の直流リアクトルを提供できると
いう利点がある。
限流抵抗器と直流リアクトルを別々に設備する必要がな
く、それだけ小型となり、重量も軽く、コストも低くな
ると共に、重量が軽くなることから、それを搭載してい
る電車の走行性能にも良い影響が及ぶようにした電車搭
載半導体電力変換器用の直流リアクトルを提供できると
いう利点がある。
【図1】本発明の一実施例を示す正面及び側面図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す正面及び側面図であ
る。
る。
【図3】電車搭載用の半導体電力変換器に対する一般的
な入力回路の構成を示す回路図である。
な入力回路の構成を示す回路図である。
11…抵抗体で形成されたコイル、12…巻枠(ボビ
ン)、13…鉄心
ン)、13…鉄心
Claims (1)
- 【請求項1】 架線から取り込んだ電力を、電車に搭載
している半導体電力変換器に、供給する際に用いる電車
搭載半導体電力変換器用の直流リアクトルであって、 セラミック系物質からなる巻枠に、抵抗体で形成された
ワイヤをコイル状に巻回することにより、リアクトルを
形成し、限流抵抗器としても機能するようにしたことを
特徴とする電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクト
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3302737A JPH05114521A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3302737A JPH05114521A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114521A true JPH05114521A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17912551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3302737A Pending JPH05114521A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05114521A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015103644A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 三菱電機株式会社 | 電鉄用リアクトル、電鉄用電力変換装置及び電鉄用駆動装置 |
CN105182252A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-23 | 国家电网公司 | 一种直流模拟负载装置 |
JP2017084867A (ja) * | 2015-10-23 | 2017-05-18 | 株式会社ダイヘン | 負荷時タップ切換器用限流抵抗器 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP3302737A patent/JPH05114521A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015103644A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 三菱電機株式会社 | 電鉄用リアクトル、電鉄用電力変換装置及び電鉄用駆動装置 |
CN105182252A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-23 | 国家电网公司 | 一种直流模拟负载装置 |
JP2017084867A (ja) * | 2015-10-23 | 2017-05-18 | 株式会社ダイヘン | 負荷時タップ切換器用限流抵抗器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3474301A1 (en) | Common-mode choke coil | |
CN106104723A (zh) | 变压器和使用该变压器的电力转换装置 | |
JP2009182115A (ja) | 変圧器 | |
US11282625B2 (en) | Transformer and power converter | |
JPH05114521A (ja) | 電車搭載半導体電力変換器用の直流リアクトル | |
CN218159929U (zh) | 一种散热性良好的变压器 | |
JP5733779B2 (ja) | 車載用電源装置 | |
JPS6342493Y2 (ja) | ||
JP2850810B2 (ja) | 超電導限流装置 | |
JP2004289955A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2613584B2 (ja) | 電気車制御装置 | |
US4630018A (en) | Molded case circuit breaker current transformer with spiral bus | |
CN215183440U (zh) | 一种高压绕组半气道结构干式变压器 | |
JPH1066356A (ja) | 電力変換装置のスナバ回路 | |
JP2000060107A (ja) | 電力変換装置 | |
JPH1056777A (ja) | フライバック型多出力dc−dcコンバータ | |
JPH09251920A (ja) | 空心リアクトル | |
JP3812782B2 (ja) | 車両用三相交流発電機 | |
JP2587542Y2 (ja) | 電力変換装置 | |
JPH0591755A (ja) | インバータの転流サージ抑制方法及びインバータ用モータ | |
JPS62293901A (ja) | 電気車主回路装置 | |
KR19980049565U (ko) | 철도 차량용 보조전원장치의 필터리 액터 | |
JP2005006419A (ja) | 電流抑制装置 | |
JPH07245803A (ja) | 電気車制御装置 | |
JPH0638542A (ja) | インバータシステムの保護回路 |