JPH05113821A - 作業車の走行制御装置 - Google Patents

作業車の走行制御装置

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JPH05113821A
JPH05113821A JP3274421A JP27442191A JPH05113821A JP H05113821 A JPH05113821 A JP H05113821A JP 3274421 A JP3274421 A JP 3274421A JP 27442191 A JP27442191 A JP 27442191A JP H05113821 A JPH05113821 A JP H05113821A
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JP
Japan
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detecting means
work site
vehicle
processed
turning
Prior art date
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Pending
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JP3274421A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tanaka
田中  滋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業車の操作のためのきめ細かい方向センシ
ングを行いうる走行制御装置を提供する。 【構成】 未処理作業地と処理済作業地とを識別する識
別手段21と、前記識別手段21によって検出される未
処理作業地と処理済作業地との境界線に沿って未処理作
業地を走行する走行装置20とを備えて構成してある作
業車の走行制御装置であって、前記識別手段21を、未
処理作業地であるか処理済作業地で有るかを検出する検
出手段22と、その検出手段22を車幅方向に揺動する
揺動機構23とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未処理作業地と処理済
作業地との境界を識別する識別手段の検出情報に基づい
て、未処理作業地と処理済作業地との境界線に沿って走
行させるように構成してある作業車の走行制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の作業車の走行制御装置は、例え
ば、芝刈り作業、農作業等を人手を介さずに行うための
自走式の作業車に用いられるものであり、従来では、車
体前部中央及び両端部に合計三つのフォトインタラプタ
式の検出手段を固定設置して、未処理作業地と処理済作
業地との境界を検出する識別手段を構成していた。例え
ば、芝刈り作業車の場合、前記各検出手段は芝の有無を
検出するもので、処理済作業地では芝が刈り取られて芝
を検出できないが、芝が未だ刈り取られていない未処理
作業地では芝が検出できることを利用したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術では、複数の検出手段が車幅方向に固定設置されたも
のであったので、それら検出手段間のどの位置に境界が
位置しているのかを正確に把握することが困難であっ
た。さらに、芝刈り作業車の場合、芝の生息密度が小な
るときには、未処理作業地であるにも係わらず検出手段
により処理済作業地であると検出される虞もある。その
結果、境界線から大きく離れて未処理作業地を走行した
り、或いは処理済作業地を再度走行するように走行制御
が行われることとなり、作業効率が著しく低下するとい
う欠点がある。本発明の目的は上述した従来欠点を解消
する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による作業車の走行制御装置の特徴構成は、
前記識別手段を、未処理作業地であるか処理済作業地で
有るかを検出する検出手段と、その検出手段を車幅方向
に往復移動する移動機構と、前記検出情報に基づいて前
記境界を判別する手段とから構成してある。
【0005】
【作用】検出手段を移動機構により車幅方向に往復移動
して、移動中における検出手段の検出情報に基づいて、
つまり、各移動位置と各移動位置に対する検出値とから
判別手段が未処理作業地と処理済作業地との境界を判別
する。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、未処理作業地
であるか処理済作業地で有るかを検出する検出手段の数
を増すことなく、未処理作業地と処理済作業地との境界
を正確に識別することができ、作業効率を向上すること
ができるようになった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を説明する。図4及び図5に示
すように、エンジンEを搭載した車体Vの下部に芝刈り
用の回転刃体2を取り付けるとともに、操向用の遊転前
輪1Fと駆動ケース3を介してエンジンEの駆動力が伝
達される左右一対の駆動後輪1L,1Rとからなる走行
車輪と、それら走行車輪による走行を制御するマイクロ
コンピュータ等でなる走行制御装置等を取り付けて芝刈
り用の作業車を構成してある。前記前輪1Fは、前記前
輪1Fを直接操向するステアリングギア1Aと、自動操
向用のステアリングモータM1と、ステアリングモータ
M1の駆動をステアリングギア1Aに伝達するモータギ
ア1Bとからなる操向機構を介して前記車体Vに取り付
けてある。図2及び図4に示すように、車体Vの前端部
には、未刈り芝の有無を検出する反射式フォトインタラ
プタでなる四つの芝高さ検出センサS1,S2,S3,
S4を、車体Vの車幅方向に往復移動する移動機構とし
ての揺動機構23を介して分散配置してある。即ち、前
記芝高さ検出センサS1,S2,S3,S4が芝高さが
大で刈り取られていない未処理作業地Aであるか芝が刈
り取られて芝高さが小なる処理済作業地Bであるかを検
出する検出手段22を構成して、検出手段22と揺動機
構23と後述する判別手段Hとが、未処理作業地Aと処
理済作業地Bとを識別する識別手段21を構成する。前
記走行制御装置は、図1乃至図3に示すように、周囲が
刈り込まれた処理済作業地Bと未処理作業地Aとの境界
線Lの示す方向を基準方位として設定する基準方位設定
手段10と、前記基準方位に向かう第一作業行程に車体
Vを往動走行させて芝を刈る往動走行制御手段11と、
前記第一作業行程に隣接する未処理作業地Bであって、
前記基準方位に対して反転した方位に向かう第二作業行
程に車体Vを復動走行させて芝を刈る復動走行制御手段
12と、前記第一作業行程から前記第二作業行程に車体
を自動旋回する旋回手段13と、前記旋回手段13によ
る車体の旋回角度を前記走行車輪1Fの回転数を用いて
検出する旋回角度検出手段14と、その旋回角度検出手
段14による検出旋回角度が設定旋回角度となるまで前
記旋回手段13を作動させる旋回制御手段15とを備え
て構成してある。
【0008】以下に詳述する。前記基準方位設定手段1
0は、トロイダルコアを用いたフラックスゲート方式の
地磁気センサS0と、初期に作業者により車体Vが第一
作業行程に操向されたときに、地磁気センサS0により
検出された地磁気の向きJと前記境界線Lとのなす角度
θを基準方位として記憶するメモリMEMとで構成して
ある。前記揺動機構23は、一端が車体両端側に各別に
枢着された“く”の字型のアーム24をバネ27で車体
Vの中央部に付勢するとともに、前記アーム24間に偏
心カム機構25を配して構成してある。前記アーム24
の他端には両端部に芝高さ検出センサS1,S2,或い
はS3,S4を車幅方向に間隔Wだけ隔てて配置した取
り付け部材26を対地高さを調節自在に前記アーム24
に取り付けてある。前記偏心カム25Aがモータmにて
回転すると、左右のアーム24が車幅方向に揺動して、
芝高さ検出センサS1,S2,或いはS3,S4が走査
距離W/2だけ往復走査する。図2に示すように、前記
揺動機構23により揺動走査される芝高さ検出センサS
1,S2或いはS3,S4により、取り付け部材26が
取り付けられた対地高さにおける芝の有無が、走査距離
W/2を8分割した間隔でサンプリングされ、1往復の
走査によりセンサ間隔W間で16個のデータD0 からD
15が得られる。サンプリング間隔は前記偏心カム25A
に取り付けられたポテンショメータPにより走査位置を
検出することで定める。各データは、芝検出時に
“1”、未検出時に“0”を示すデジタルデータであ
り、未処理作業地Aと処理済作業地Bの境界が、“0”
と“1”との境界に対応する。そして、前記マイクロコ
ンピュータを利用して構成される判別手段Hが、下記式
に基づいて境界に対する位置偏差Xを求める。
【数1】X=8−(D0 +D1 +……D15) 前記往動走行制御手段11及び前記復動走行制御手段1
2は、車体Vを前記基準方位或いは反転方位に向けるべ
く前記ステアリングモータM1を制御するとともに、前
記識別手段21により検出される未処理作業地Bと処理
済作業地Aとの境界線Lと芝高さ検出センサS1,S2
或いはS3,S4の中央位置が合致するように走行させ
る。図6及び図7に示すように、前記駆動後輪1L,1
Rの内側部分には、車体Vの旋回時に旋回中心側の車輪
を地面から浮上させるとともに、旋回中心を形成する一
対の接地体9を接地機構により昇降自在に取り付けてあ
る。前記接地機構は、左右一対のクの字型のリンク4の
屈曲部を支点P1,P2周りに揺動自在に前記駆動ケー
ス3に取り付け、リンク4の一端部に接地体9を、他端
部に接地体9を上方に付勢するスプリング5を取り付け
るとともに、そのスプリング5の付勢力に抗して一方の
接地体9を接地させるカム機構6とで構成してある。前
記カム機構6は、カム6Aと、カム6Aを回転するギア
7連結されたモータ8とで構成してあり、カム6Aが9
0°回転するたびに一対の接地体9の双方が前記駆動後
輪1L,1Rより上昇する上昇姿勢と、一方が下降して
その方向の車輪を地面から浮上させるとともに旋回中心
を形成する下降姿勢とを繰り返す。即ち、前記遊転前輪
1Fと前記駆動後輪1L,1Rと前記接地機構とで、そ
の駆動後輪1L,1Rのうち旋回中心とは反対側の走行
装置の駆動により前記第一作業行程から前記第二作業行
程に車体Vを自動旋回する旋回手段13を構成する。前
記前輪1Fには、その回転数を検出するエンコーダを設
けて旋回角度検出手段14を構成してある。前記旋回制
御手段15は、前記旋回角度検出手段14による検出旋
回角度が予めスリップ率を考慮して設定され前記メモリ
MEMに格納された設定旋回角度となるまで前記旋回手
段13により車体Vを旋回する。前記復動走行制御手段
12は、さらに、前記旋回制御手段15による旋回作動
の終了の度に車体の向く方位を前記地磁気センサS0で
検出し、その検出旋回方位を前記メモリMEMに記憶す
るとともに、過去の検出旋回方位の移動平均を演算導出
して、その値を反転方位として前記第二作業行程を復動
走行させる。即ち、前記地磁気センサS0が旋回方位検
出手段16となる。
【0009】以上まとめると、図3に示すように、前記
芝刈り用作業車は、前記走行制御装置により周囲が既に
刈り取られた処理済作業地Bで囲まれた未刈りの未処理
作業地Aを作業領域として、未処理作業地Aと処理済作
業地Bとの境界Lに沿って、作業地の一端側から他端側
に向かって自律走行し、端部に達すると未処理作業地A
側に旋回するという往復走行を繰り返して芝刈り作業を
自動的に行う。即ち、初期設定された基準向きと地磁気
センサS0で確認される地磁気の向きJとの成す角度
と、識別手段21の情報に基づいて前輪1Fを操作して
往動走行し、識別手段21によるサンプリングデータの
全てが既刈り地Bである旨を検出すると端部に達したと
判断して車体を旋回させて、地磁気センサS0で確認さ
れた地磁気の向きJとの成す角度が往動時に対して約1
80°異なる方向に復動走行する。
【0010】以下、本発明の別実施例を説明する。先の
実施例では、旋回中心側の車輪を上昇させて自ら旋回中
心を形成する接地体を備えて旋回手段を構成する例を説
明したが、接地体を設けることなく旋回中心側の車輪の
回転をブレーキにより阻止して、ロックされた車輪自体
を回転中心として旋回するように旋回手段を構成しても
よい。先の実施例では、一対の芝高さ検出手段の中央で
揺動機構による揺動中心に作業地の境界線Lがくるよう
に走行制御する例を示したが、芝刈り用の回転刃体2と
の相対的な位置に基づき刈り残しが発生しないように、
回転刃体2の幅内であれば任意である。先の実施例で
は、最新のサンプリングデータに基づきその都度走行制
御するものを説明したが、複数の過去のデータの移動平
均に基づき走行制御してもよく、さらには、走行制御を
複数回のサンプリングに対して1回だけその移動平均に
基づき走行制御を行うことで、頻繁なる操向制御を回避
することができる。先の実施例では芝刈り用作業車につ
いて説明したが、作業車としてはこの他にコンバイン等
の農用作業車に用いることができる。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行制御装置のブロック構成図
【図2】要部の説明図
【図3】作業形態の説明図
【図4】車体の概略平面図
【図5】車体の概略側面図
【図6】接地体の背面図
【図7】接地体の背面図
【符号の説明】
A 未処理作業地 B 処理済作業地 20 走行装置 21 識別手段 22 検出手段 23 移動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未処理作業地(A)と処理済作業地
    (B)との境界を識別する識別手段(21)の検出情報
    に基づいて、未処理作業地(A)と処理済作業地(B)
    との境界線(L)に沿って走行させるように構成してあ
    る作業車の走行制御装置であって、 前記識別手段(21)を、未処理作業地(A)であるか
    処理済作業地(B)で有るかを検出する検出手段(2
    2)と、その検出手段(22)を車幅方向に往復移動す
    る往復移動機構(23)と、前記検出手段(22)の検
    出情報に基づいて前記境界を判別する判別手段(H)と
    から構成してある作業車の走行制御装置。
JP3274421A 1991-10-23 1991-10-23 作業車の走行制御装置 Pending JPH05113821A (ja)

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JP3274421A JPH05113821A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 作業車の走行制御装置

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JP3274421A JPH05113821A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 作業車の走行制御装置

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JPH05113821A true JPH05113821A (ja) 1993-05-07

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ID=17541440

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JP3274421A Pending JPH05113821A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 作業車の走行制御装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592606A (ja) * 1982-06-29 1984-01-09 三菱農機株式会社 トラクタにおける境界判別センサ−装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592606A (ja) * 1982-06-29 1984-01-09 三菱農機株式会社 トラクタにおける境界判別センサ−装置

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