JPH051136U - セレクタ押ボタンスイツチ - Google Patents

セレクタ押ボタンスイツチ

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JPH051136U
JPH051136U JP2742892U JP2742892U JPH051136U JP H051136 U JPH051136 U JP H051136U JP 2742892 U JP2742892 U JP 2742892U JP 2742892 U JP2742892 U JP 2742892U JP H051136 U JPH051136 U JP H051136U
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operation shaft
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大型化することのない簡単な構成により種々の
複雑な接点構成に容易に対応でき、操作も容易なセレク
タ押ボタンスイッチを提供する。 【構成】操作リングの回動を、円筒状の操作軸、この操
作軸の後端に着脱自在に嵌着した押板を介して該押板に
着脱自在に嵌着した円筒カムを回動させ、スイッチ回路
の切り換え又は選択を行なう。操作軸を押ボタンにより
押圧操作すると、この操作軸が操作リングに摺動し、且
つ押板が円筒カムに摺動し、操作軸の後方への変位によ
り押板によりスイッチ回路を作動する。この円筒カムの
回動と押板による押圧との二機能を備えることにより種
々の接点構成の組み合わせに容易に対応できるととも
に、単一の操作軸により円筒カムの回動と押板の前後方
向の変位とを行なわせ、構成か簡単となって大型化しな
い。円筒カムの所定の回動位置で無い時は、固定リング
の係止突起で操作軸の前後方向の変位を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、操作リングの回動操作によりスイッチ回路を選択するセレクタ機能 と押ボタンスイッチ機能とを併せ持った新規なセレクタ押ボタンスイッチに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、押ボタンの押圧によりスイッチを切り換える押ボタンスイッチの他に、 操作つまみの回動操作によりスイッチ回路を選択できるセレクタスイッチが存在 する。このセレクタスイッチとして種々のものが案出されている。例えば、(イ )取手の捻回により円筒筒を介して回動されるノッチカムに、切換用カム面を有 する制御カムを一体に回動するよう取り付け、ノッチカムを交換することにより 自動復帰式や手動復帰式等に切り換えでき、また、制御カムを軸方向に切断した 複数のカム片に分割し、所要のカム片を組み合わせることにより所要の接点動作 構成を得られるようにしたもの(特開昭59−215615号公報参照)、(ロ )操作軸により回転されるスイッチ接点開閉用円筒カムの内壁に、副カムを係着 できるようし、円筒カムと副カムとの組み合わせにより所望のカム形状を得るよ うにしたもの(実開昭57−98645号公報参照)、(ハ)本体ケースのフラ ンジ部と胴体部とを分割し、胴体部に複数本の溝を、且つフランジ部に前記溝に 嵌合する同数のリブをそれぞれ設け、溝とリブとの挿入位置を適宜選択すること によりフランジ部と胴体部との関係角度を変更し、同一部品によりフランジとキ ーとの関係角度を変えるようにしたもの(実開昭55−149231号公報参照 )、(ニ)操作部の操作軸を円筒状とし、接点部に嵌着したランプホルダーを円 筒状操作軸内に位置させて照光式としたもの(特開昭56−26314号公報参 照)、(ホ)略Z字形状の端子コネクタと、この端子コネクタの中間部を収容す るポケットを形成するように近接したハウジング壁とを共働する内部フランジを 設けることにより、接点部の組立を格段に容易にしたもの(実開昭54−886 83号公報参照)等が存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年において、多様な機能を備えたセレクタスイッチが要望されて いる。例えば、接点部に常開または常閉の2個のスイッチ回路を組み合わせて具 備し、常閉スイッチ回路のオン状態を保持しながら常開スイッチ回路をオンし、 その後に常閉スイッチ回路をオフしたり、常閉スイッチ回路をオンした後に常開 スイッチ回路をオフしたり、更に種々の接点動作の組み合わせを有するものが必 要となってきた。ところが、前述の(イ)〜(ホ)の何れのスイッチも、カムの 回動のみによってスイッチ回路を選択する機能を有するだけであるため、カム面 形状と回動方向とにより動作が決定され、種々の接点動作を組み合わせようとす ればカムの回動角度が大きくなって操作が煩雑となるだけでなく、自ずと限度が ある。また、(イ)のものでは、カム片の組み合わせを変えることにより種々の 接点動作を得られる制御カムを構成することはできるが、カム片の種類を多くし て種々のカム面形状を形成できるようにしても、このカム面を有する制御カムの 回動のみでスイッチ回路を選択するだけであるため、やはり限度がある。
【0004】 そこで本考案は、大型化することのない簡単な構成で回動操作によるセレクタ 機能と押ボタンの押圧操作によるスイッチ機能とを併せ持ち、二機能を有しなが らも誤操作を確実に防止できるようなセレクタ押ボタンスイッチを提供すること を技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を達成するための技術的手段として、セレクタ押ボタ ンスイッチを次のように構成した。即ち、操作部とこれの背後に連結される接点 部とからなり、前記操作部のハウジングの前部に所定角度範囲内において回動自 在に装着された操作リングと、この操作リング内を摺動変位し且つ該操作リング に一体に回動されるよう設けられた円筒状の操作軸と、この操作軸の前端部に嵌 着された押ボタンと、前記操作軸の後端部に交換自在に嵌着されて該操作軸の後 方への変位により前記接点部の切換受け部を押圧する押板と、この押板に対しこ れを摺動変位させる状態に外嵌し且つ該押板に一体に回動されて後部のカム面に より前記切換受け部を作動させるよう配設された着脱自在の円筒カムと、前記操 作軸を挿通させて前記ハウジングに固着され内方への係止突起が形成された固定 リングとを備え、前記操作軸の外面に、該操作軸が所定の回動位置にある時のみ 前記係止突起に対しこれを挿入可能に対向して該操作軸の後方への変位を許容す る軸方向の複数個のガイド溝を形成し、前記操作リングの回動時の前記円筒カム き前記カム面による前記接点部のスイッチのオン・オフ状態と、前記押ボタンを 押圧操作時の前記操作軸の後端の前記押板によるスイッチのオン・オフ状態とを 選択的に設定できるよう構成したことを特徴として構成されている。
【0006】
【作用】
操作リングを回動操作すると、この操作リングと一体に回動する操作軸および 操作軸の後端部に嵌着された押板を介して押板に外嵌された円筒カムが一体に回 動され、この円筒カムのカム面により接点部の切換受け部が作動されてスイッチ 回路が選択的にオン・オフされる。また、円筒カムは着脱自在に取り付けられて いるので、所要のカム面を有する円筒カムに交換することができる。この操作リ ングの回動操作とは別に、押ボタンを押圧操作すると、円筒状の操作軸が操作リ ング内を摺動して後方に変位し、この操作軸の後端の押板が接点部の切換受け部 を押圧してスイッチ回路を切り換える。このように、操作リングの回転による円 筒カムのカム面によるスイッチ回路の切換機能と、押ボタンの押圧操作による操 作軸の後端部の押板によるスイッチ回路の切換機能とを併せ持っていることと、 円筒カムおよび押板を交換できるようになっていることとにより、スイッチ回路 の種々の組み合わせおよびそれらの接点動作構成に容易に対応することができる 。また、操作リングの回転動作時において、操作軸が円筒カムによるスイッチ回 路への切換が終了した所定の回動位置に達しない場合には、押ボタンを押圧して も操作軸のガイド溝が係止突起に対向していないことにより、係止突起に当接し て操作軸の後方への変位が阻止され、操作軸が所定の回動位置に達した時のみ係 止突起がガイド溝に摺接して操作軸の後方への変位が許容されるので、二機能を 有しながらも誤動作を確実に防止できる。しかも、単一の操作軸により円筒カム の回動と押板の前後運動とを選択的に行なわせることができるようになっている で、軸方向の長さを短くして小型で簡素な構成となるとともに、操作リングの回 動角度範囲を小さくでき、操作が容易となる。。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の好ましい一実施例について図面を参照しながら詳述する。図1 は本考案の一実施例の正面図、図2はその側面図をそれぞれ示す。これらの図に おいて、このセレクタ押ボタンスイッチは、操作部(1)と、これの背後に連結 される接点部(2)とから構成され、接点部(2)の後部に、図2に1点鎖線で 示すように更に他の接点部(2)を連結できるようになっている。操作部材とし て、操作部(1)の前部に所定角度範囲内で回動する操作リング(3)と、この 操作リング(3)内を軸方向(図1の前後方向で且つ図2の左右方向)に摺動変 位する押ボタン(4)とが設けられている。
【0008】 図3は操作部(1)の背面図、図4は図3のAOB線断面図、図5は図4のC −C線断面図をそれぞれ示し、これらの図において図1および図2と同一のも のには同一の符号を付してある。そして、ハウジング(5)の前部に、前述のよ うに操作リング(3)が所定角度範囲内において回動自在に挿着されているとと もに、この操作リング(3)のがたつき防止片(3a)の前部に対設された固定 リング(6)が、ねじ(7)によりハウジング(5)に固着され、この固定リン グ(6)により操作リング(3)の前方への抜け止めがなされている。
【0009】 また、ハウジング(3)には、円筒状の操作軸(8)が軸方向(前後方向)に 摺動自在に挿着されているとともに、つるまきばねからなる復帰ばね(9)によ り前方に付勢されている。この操作軸(8)の前端部に前述の押ボタン(4)が 嵌着されているとともに、操作軸(8)の後端部に押板(10)が着脱自在に嵌 着されている。また、図5に示すように、操作リング(3)の対向内面に、ガイ ド溝(3b)を有する突部(3c)が一対形成されているとともに、操作軸(8 )の対向外面に、ガイド溝(3b)に摺動自在に嵌合する一対のガイドレール( 8a)が突設され、このガイドレール(8a)とガイド溝(3b)との嵌合によ り、操作軸(8)が操作リング(3)に対し軸方向に摺動自在になっているとと もに、ハウジング(5)に対し所定角度範囲内で回動する操作リング(3)によ り操作軸(8)が一体に回動されるようになっている。更に、円筒カム(11) が、図3に示すように押板(10)に対し一体に回動され且つ該押板(10)を 軸方向に摺動変位させる状態で押板(10)に外嵌されて着脱自在に取り付けら れ、操作軸(8)の後方への移動時にはハウジング(5)に係止されて後方への 変位を阻止されるようになっている。この円筒カム(11)の外面の軸対称をな す2箇所に、バネ(12)により付勢されたノッチ板(13)が当接され、円筒 カム(11)の回動位置が規制されている。
【0010】 そして、図6に示すように、固定リング(6)の軸対称の2箇所に、一対の係 止突起(6a)が内方に突設されており、こに対し操作軸(8)の前部外面には 、前記係止突起(6a)を摺接させて固定リング(6)内を回動するための円周 方向の回動用溝(8b)と、組立時に係止突起(6a)を回動用溝(8b)に導 くための複数本の挿入溝(8c)と、所定回動角ごとに回動用溝(8b)から軸 方向に沿って前方に延びる複数本のガイド溝(8d)とが形成されている。従っ て、通常時には係止突起(6a)が回動用溝(8b)内を摺接して操作軸(6) が自在に回転できるが、操作軸(6)が所定の回動位置に達してガイド溝(8d )が係止突起(6a)に対向した時のみガイド溝(8d)に係止突起(6a)が 嵌まり込んで操作軸(8)の後方への変位を許容するが、操作軸(6)が所定の 回動位置で無い場合には押ボタン(4)を押圧しても係止突起(6a)に当接し て操作軸(6)の後方への変位が阻止されるようになっている。
【0011】 また、前述のように押板(10)および円筒カム(11)が共に交換自在に取 り付けられており、押板(10)として、図7(a)に示すように、押ボタン( 4)の押圧による後方への変位時に後述の接点部(2)の切換受け部の逃げとな ってこれを押圧しないための切欠き(14)を押圧面に2個形成された押板(1 0A)、同図(b)に示すように前記切欠き(14)が1個形成された押板(1 0B)、同図(c)に示すように切欠き(14)が全く形成されていない押板( 10C)等の種々の形状のものを用意し、接点構成の仕様に応じて適宜選択して 交換することができる。一方、円筒カム(11)として、図8(a)に示すよう に後部のカム面が山状部を全く有しない形状となった円筒カム(11A)、同図 (b)に示すようにカム面が山状部(15)を1個備えた形状となった円筒カム (11B)、カム面が山状部(15)を2個備えた形状となった円筒カム(11 C)等の種々の形状のものを用意しておき、接点構成の仕様に応じて適宜選択し て交換することができる。
【0012】 図9は接点部(2)の正面図、図10はその切断平面図をそれぞれ示す。これ らの図において、接点部(2)のハウジング(16)内に、一対の橋絡片ホルダ (17),(18)がハウジング(16)に対し前後方向に貫通状態で摺動自在 に嵌め込まれており、この各橋絡片ホルダ(17),(18)がそれぞれ復帰ば ね(19),(20)により前方に付勢されている。各橋絡片ホルダ(17), (18)には、両端部に一対の可動接触子(21),(22)を備えた導体から なる橋絡片(23),(24)がそれぞれ直交方向に挿通されているとともに、 各橋絡片(23),(24)が橋絡片ばね(25),(26)により橋絡片ホル ダ(17),(18)に押し付けられている。この各橋絡片ホルダ(17),( 18)には、円筒カム(11)または押板(10)により後方に押圧される切換 受け部(27),(28)が前面外側から突設され、前面内側がそれぞれ受圧部 (29),(30)になっている。また、各橋絡片ホルダ(17),(18)の 後部が二股状に分岐して外側端面(31),(32)と内側端面(33),(3 4)とが形成されており、切換受け部(27),(28)から外側端面(31) ,(32)までの長さと受圧部(29),(30)から内側端面(33),(3 4)までの長さが等しく形成されている。この接点部(2)は、円筒カム(11 )または押板(10)により切換受け部(27),(28)が押圧されて橋絡片 ホルダ(17),(18)が後方に変位されると、これと一体に移動する橋絡片 (23),(24)の各一対の可動接触子(21),(22)が、常開スイッチ 回路の場合には固定接触子(図示せず)に接触し、その後に橋絡片ホルダ(17 ),(18)が更に後方に変位して橋絡片(23),(24)から僅かに離間す ることにより、可動接触子(21),(22)が橋絡片ばね(25),(26) の付勢力により固定接触子に押し付けられる。尚、この接点部(2)の後部に他 の接点部(2)が連結されている場合には、前側の接点部(2)の内側端面(3 3),(34)が後側の接点部(2)の受圧部(29),(30)を、且つ前側 の接点部(2)の外側端面(31),(32)が後側の接点部(2)の切換受け 部(27),(28)をそれぞれ押圧するようになっている。
【0013】 次に前記実施例の作用について説明する。操作リング(3)を回動操作すると 、ガイド溝(3b)とガイドレール(8a)との嵌合により操作リング(3)と 一体に回動する操作軸(8)、この操作軸(8)の後端部に嵌着された押板(1 0)を介して押板(10)に外嵌された円筒カム(11)が一体に回動される。 この時、円筒カム(11)のカム面の山状部(15)が切換受け部(27),( 28)を押圧した場合には、可動接触子(21,(22)と固定接触子とからな る常閉または常開のスイッチ回路がオフまたはオンにスイッチングされる。また 、カム面の山状部(15)が切換受け部(27),(28)を確実に押圧して操 作軸(8)が所定の回動位置に達しない時点では、押ボタン(4)が押圧されて も係止突起(6a)に当接して操作軸(8)が後方に変位せず、押板(10)に よる切換受け部(27),(28)の作動は生じない。一方、操作リング(3) の回動時に円筒カム(11)が切換受け部(27),(28)を押圧変位させな い場合には、操作軸(8)が所定の回動位置に達した時に、押板(10)におけ る切換受け部(27),(28)に対向する箇所に切欠き(14)が存在するか 否かにより、次に押ボタン(4)が押圧された時にスイッチ回路が作動されるか 否かが定まる。このように、操作リング(3)の回転による円筒カム(11)の カム面によるスイッチ回路の切換機能と、押ボタン(4)の押圧操作による操作 軸(8)の後端部の押板(10)によるスイッチ回路の切換機能とを併せ持って いることと、円筒カム(11)および押板(10)を交換できるようになってい ることとにより、スイッチ回路の種々の組み合わせおよびそれらの接点動作構成 に容易に対応することができる。また、操作リング(3)の回転動作時において 、操作軸(8)が円筒カム(11)によるスイッチ回路への切換が終了した所定 の回動位置に達しない場合には、押ボタン(4)を押圧しても操作軸(8)のガ イド溝(8d)が係止突起(6a)に対向していないことにより、係止突起(6 a)に当接して操作軸(8)の後方への変位が阻止され、操作軸(8)が所定の 回動位置に達した時のみ係止突起(6a)がガイド溝(8d)に摺接して操作軸 (8)の後方への変位が許容されるので、二機能を有しながらも誤動作を確実に 防止できる。しかも、単一の操作軸(8)により円筒カム(11)の回動と押板 (10)の前後方向への直線運動とを選択的に行なわせることができるようにな っているで、軸方向の長さを短くして小型で簡素な構成となる。
【0014】 このセレクタ押ボタンスイッチは、操作軸(8)が円筒状になっているので、 この内部にランプを位置させて容易に照光式に構成することができる。図11は 照光式に構成した本考案の他の実施例を示し、同図において図1乃至図10と同 一若しくは同等のものには同一の符号を付してその説明を省略し、以下に相違す る点についてのみ説明する。操作軸(8A)を、補強桟を除去して完全な円筒形 状とし、操作部(1)と接点不(2)との間にランプ端子部(35)を設け、こ のランプ端子部(35)の外部接続端子(36),(37)と、操作軸(8A) の中空部に貫入するソケット(38)との間を、導体(39),(40)により 接続し、ソケット(38)にランプ(41)を接続する。また、ランプ端子部( 35)には、操作部(1)の円筒カム(11)および押板(10)に押圧されて 変位する中継片(42),(43)を設ける。この中継片(42),(43)は 前記実施例の橋絡片ホルダ(17),(18)を使用してもよい。尚、押ボタン (4)は透孔性素材により構成したものを用い、ランプ(41)の交換は押ボタ ン(4)を取り外して行なう。このランプ(41)に代えて発光ダイオード等の 発光素子を用いることができるのは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案のセレクタ押ボタンスイッチによると、操作リングの回転 による円筒カムのカム面によるスイッチ回路の切換機能と、押ボタンの押圧操作 による操作軸の後端部の押板によるスイッチ回路の切換機能とを併せ持っている ことと、円筒カムおよび押板を交換できるようになっていることとにより、スイ ッチ回路の種々の組み合わせやそれらの接点動作構成に対し容易に対応すること ができる。また、操作リングの回転動作時において、操作軸が円筒カムによるス イッチ回路への切換が終了した所定の回動位置に達しない限り押ボタンを押圧し ても操作軸のガイド溝に係止突起が嵌まり込まないことにより操作軸のの後方へ の変位が阻止され、二機能を有しながらも誤動作を確実に防止できる。しかも、 単一の操作軸により円筒カムの回動と押板の前後方向への直線運動とを選択的に 行なわせることができるようになっているで、軸方向の長さを短くして小型で簡 素な構成となるとともに、回動と押圧の二機能を組み合わせたことによりスイッ チ回路の接点構成を種々に組み合わせた場合にも操作回動角度が大きくならず、 容易に操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】同上、側面図である。
【図3】同上、操作部の背面図である。
【図4】同上、第3図のAOB線の断面図である。
【図5】同上、図4のC−C線断面図である。
【図6】同上、操作軸と固定リングとの関係を示す斜視
図である。
【図7】同上、各種の押板の背面図である。
【図8】同上、各種の円筒カムの側面図である。
【図9】同上、接点部の正面図である。
【図10】同上、接点部の切断正面図である。
【図11】本考案の他の実施例の切断正面図である。
【符号の説明】
1 操作部 2 接点部 3 操作リング 4 押ボタン 5 ハウジング 6 固定リング 6a 係止突起 8,8A 操作軸 8d ガイド溝 10,10A〜10C 押板 11,11A〜11C 円筒カム 27,28 切換受け部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 操作部とこれの背後に連結される接点部
    とからなり、前記操作部のハウジングの前部に所定角度
    範囲内において回動自在に装着された操作リングと、こ
    の操作リング内を摺動変位し且つ該操作リングに一体に
    回動されるよう設けられた円筒状の操作軸と、この操作
    軸の前端部に嵌着された押ボタンと、前記操作軸の後端
    部に交換自在に嵌着されて該操作軸の後方への変位によ
    り前記接点部の切換受け部を押圧する押板と、この押板
    に対しこれを摺動変位させる状態に外嵌し且つ該押板に
    一体に回動されて後部のカム面により前記切換受け部を
    作動させるよう配設された着脱自在の円筒カムと、前記
    操作軸を挿通させて前記ハウジングに固着され内方への
    係止突起が形成された固定リングとを備え、前記操作軸
    の外面に、該操作軸が所定の回動位置にある時のみ前記
    係止突起に対しこれを挿入可能に対向して該操作軸の後
    方への変位を許容する軸方向の複数個のガイド溝を形成
    し、前記操作リングの回動時の前記円筒カムき前記カム
    面による前記接点部のスイッチのオン・オフ状態と、前
    記押ボタンを押圧操作時の前記操作軸の後端の前記押板
    によるスイッチのオン・オフ状態とを選択的に設定でき
    るよう構成したことを特徴とするセレクタ押ボタンスイ
    ッチ。
JP2742892U 1992-04-24 1992-04-24 セレクタ押ボタンスイツチ Granted JPH051136U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018160343A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 富士電機機器制御株式会社 操作スイッチ

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