JPH05113687A - カプセル化トナー組成物 - Google Patents

カプセル化トナー組成物

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JPH05113687A
JPH05113687A JP3280960A JP28096091A JPH05113687A JP H05113687 A JPH05113687 A JP H05113687A JP 3280960 A JP3280960 A JP 3280960A JP 28096091 A JP28096091 A JP 28096091A JP H05113687 A JPH05113687 A JP H05113687A
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toner
core
encapsulated
shell
image
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JP3280960A
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Beng S Ong
エス オング ベング
Guerino Sacripante
サクリパント ギユエリノ
Grazyna Kmiecik-Lawrynowica
クミエシク ローリノウイツツ グラジナ
T Brian Mcaneney
ブライアン マツカネニー テイー
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/093Encapsulated toner particles
    • G03G9/09307Encapsulated toner particles specified by the shell material
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    • G03G9/09328Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/093Encapsulated toner particles
    • G03G9/0935Encapsulated toner particles specified by the core material
    • G03G9/09378Non-macromolecular organic compounds

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非凝集性、非ゴースト性、高像定着性、優れ
た耐像しわ性と耐こすり性、作像光沢性、および優れた
像永久性のような所望のトナー特性を有するカプセル化
トナー組成物を提供することである。 【構成】 ポリマーバインダー、不揮発性有機液体およ
びマグネタイトを含むコアを含み、このコアがポリエー
テル−ウレアポリマーシェル内にカプセル化されている
ことを特徴とするカプセル化トナー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にトナー組成物に関
し、さらに詳細には、カプセル化トナー組成物に関す
る。1つの実施態様においては、本発明はポリマーバイ
ンダー、不揮発性有機液体および顔料を含むコア、およ
びその上の、各実施態様の界面重合により調製した高分
子シェルを含むカプセル化トナー組成物に関する。上記
の高分子シェルは、各実施態様において、ポリエーテル
−ウレア物質を含み得、多くの場合、低浸透特性を有
し、かくして、コア成分の有効な包み込みを可能にす
る。シェルポリマー内でのポリエーテルセグメントのよ
うな軟質で可撓性成分の存在はシェル構造体中でシェル
ポリマーの包装性を改良する。シェルポリマーの適切な
包装性は、例えば、高密度シェル構造を与え、シェルの
浸透性特にコアポリマーバインダーおよび不揮発性有機
液体のような低分子量コア成分に対しての浸透性を低減
し、抑制し、ある場合には、排除し得る。高度のシェル
浸透性はコア成分特に上記の有機液体の望ましくない損
失を与え、従って、トナー特性を劇的に劣下させ得る。
シェル浸透性のもう1つの問題はコアバインダーのトナ
ー表面へのリーチング(漏出)およびそれに付随するト
ナー凝集またはトナーブロッキング、並びに像形成およ
びプリンティング工程における像ゴーストであり、これ
らの問題は本発明のトナーによって回避または最小とす
ることができる。本発明の特定の実施態様は、熱可塑性
ポリマーまたは複数のポリマーのバインダー、不揮発性
有機液体および磁性顔料とのコアを含み、このコアがポ
リエーテル−ウレアシェルのようなポリマーシェル内に
カプセル化されていることを特徴とするカプセル化トナ
ー組成物に関し、このトナーは、例えば、低軟化温度と
低ガラス転移温度を有する軟質コアポリマーバインダー
を含む幾つかの従来技術のトナーにおけるようなプリン
ト裏抜け(print-through)の排除または最小化のような
多くの利点を有する。幾つかの実施態様における本発明
のトナー組成物の他の利点には、優れたトナー定着性、
優れた像識別特性と性能、トナー凝集の不存在または最
小化、像ゴーストの不存在または最小化、およびコア成
分の保持性がある。本発明のもう1つの特定の実施態様
はシェルが1種以上のポリエーテル系イソシアネート
と、例えば、ベンゼンジイソシアネート、トルエンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートおよ
びポリメチレンジイソシアネート等からなる群より選ば
れた1種以上のポリイソシアネートモノマーとの混合物
と、1種以上のポリアミンとの反応生成物を含むことを
特徴とする圧着性カプセル化トナー組成物に関する。本
発明のさらにもう1つの実施態様においては、得られる
トナー組成物はその表面上にカーボンブラックおよびグ
ラファイト等の導電性物質を含有し得、それによって、
例えば、約1×103 〜約1×108 オーム−cm好まし
くは約1×104 〜約1×106 オーム−cmのような調
整された安定な体積抵抗値を有する組成物を与え、この
トナーは誘導単一成分現像法において特に有用である。
【0002】各実施態様における本発明のトナー組成物
の利点の例は前述のとおりであり、像ゴーストの排除お
よび/または最小化、優れた定着性、優れた像識別品質
と極めて許容し得る像性能、ある場合には、例えば、シ
リコーンオイルのようなはく離剤を用いない像形成シス
テムでの使用を可能にする許容し得る表面はく離特性、
実質的にトナー凝集のないこと、許容し得る粉末流動特
性、およびコア成分のリーチングまたは損減のないこと
である。また、各実施態様における本発明のトナーは、
平坦紙に対する実施的に高い像定着性、およびある場合
には加熱定着像と等価の像定着性とを与える能力;並び
に実質的に改良された機械特性を有するシェルの利点を
有し;さらにまた、使用するシェルプレカーサーは多く
の場合低蒸気圧を有しており、それによって、環境公害
を低減する。さらに、各実施態様における本発明のトナ
ー組成物においては、シェルが早期に破壊して、例え
ば、ポリマーバインダーとマグネタイトまたは他の顔料
を含むコア成分を露出させて、他のトナー粒子またはト
ナー現像下位装置コンポーネント表面等の接触時に、望
ましくない凝集を形成することはない。各実施態様にお
ける本発明のトナーが有する優れた表面はく離特性はま
た現像工程においてトナー像の紙基体への完全なまたは
実質的に完全な転写を与える。さらにまた、本発明のト
ナー組成物は、その調製方法が粗粒子または微細粒子を
除去するのに通常のコトス高の粒度分級手順に代えて簡
単な洗浄およびふるい掛け手順を含み得るので、幾つか
の実施態様において高反応収率で得ることができ、かく
して、製造コストを劇的に低下させ得る。本発明のトナ
ーは電子写真法およびイオノグラフ法のような種々の公
知のレプログラフ像形成方法において使用できる。各実
施態様において、本発明のトナー組成物は炭化ケイ素の
ような誘電性受入れ体を用いるイオノグラフプリンティ
ング(米国特許第4,885,220号参照、該米国特許の
記載はすべて参考として本明細書に引用する)における
圧着工程において使用できる。とりわけ、本発明のトナ
ー組成物は、例えば、トランスフィックス法(transfix
ing)を用いる、即ち、誘電性受入れ体から紙基体へのト
ナー像の転写と定着を圧力によって一工程で同時に行う
デルファクス(Delphax)S9000, S6000, S4500, S3000の
ような市販のデルファックス プリンターおよび406
0のようなゼロックスコーポレーションプリンターにお
ける像の現像において、本発明の1つの実施態様におい
ては少なくとも80%の像定着によって使用することが
できる。本発明のトナー組成物のもう1つの応用は、例
えば、像のトナー付けと転写を静電的に行い、転写像の
定着を熱エネルギーの助けありまたはなしによって加圧
によって行う2成分現像システムにおいてである。
【0003】本発明のトナー組成物は、1つの特定の実
施態様においては、マイクロカプセルシェル形成重縮合
を含む界面重合を次いで1種以上のモノマーのフリーラ
ジカル開始剤の存在下での現場(in situ)ポリマーバイ
ンダー形成フリーラジカル重合を行うことによって調製
できる。本発明の1つの方法の実施態様においては、カ
プセル化トナーを希釈剤または反応媒体としての有機溶
媒を使用せずる調製でき、従って、例えば、その使用に
伴う爆発の危険性を排除でき;さらにまた、これらの方
法は費用高で危険な溶媒分離回収工程なしで行い得る。
さらにまた、本発明の方法によれば、幾つかの場合にお
いて、反応器の単位容量当りで改良されたトナー生産収
率を得ることができ、例えば、外的溶媒成分を不揮発性
有機液体、液体コアモノマー(1種以上の)およびシェ
ルプレカーサー(1種以上の)で置き換え得る。本発明
の方法で調製したトナーは圧着を用いる静電写真法およ
びイオノグラフ法のようなレプログラフィ像形成システ
ムで像の現像を行うのに、また、他の像形成法およびプ
リンティング法において有用である。
【0004】本発明のトナー組成物をコア成分の包み込
みまたは実質的な保持を可能にする特異なシェル物質を
含有し、従って、コアバインダーおよび有機液体の拡散
およびリーチングを排除または実質的に抑制し得る。結
果として、トナー凝集および像ゴーストの問題は完全に
または実質的に排除できる。さらにまた、本発明のトナ
ー組成物は、多くの実施態様において、紙のような基体
への像転写工程の効率を劇的に改善する。本発明のトナ
ー組成物によれば、特に誘導単一成分現像法での使用に
関連して、トナー粒子はその表面上に均一でかつ実質的
に永久に結合した導電性物質を含有し得、それによっ
て、これら粒子を激しい攪拌に供する場合のこれら粒子
に対しある種の安定な導電特性を与え得る。従来技術の
カプセル化トナーの幾つかにおいては、トナー粒子の表
面導電特性は、攪拌に供したとき、特に、例えば、カー
ボンブラックのよちうな導電性乾燥表面添加物を用いた
場合に不安定であり得る。さらに、従来技術のトナー組
成物においては、特に多数回の像形成サイクル後に、と
りわけ、例えば、カーボンブラックのうよな添加剤がト
ナー表面上に永久的に保持されてないのでトナー導電性
の不安定性をもたらし得る激しい機械的攪拌の後に、実
質的なバックグラウンドの汚れを有する低品質の像が通
常得られる。さらに、従来技術の冷間圧着性トナー組成
物の幾つかは、例えば、これら組成物が希釈剤または反
応媒体として有機溶媒を使用する方法で得られる点で幾
つかの場合において他の欠点を有し得る。有機溶媒の使
用は製造方法をコスト高で潜在的に危険なものとする。
何故ならば、殆んどの有機溶媒が可燃性で爆発性であ
り、また、そのような方法は通常費用高の溶媒分離回収
工程を必要とするからである。さらにまた、溶媒の使用
は反応器の単位容量当りのトナー生産収量も低下させ
る。さらにまた、多くの従来技術の方法においては、狭
い粒度分布が幾つかの実施態様において一般に得られて
いる本発明の方法と比較したとき、狭い粒度分布のトナ
ーを容易に得ることができない。さらに、多くの従来技
術の方法は、トナー粒子の形態および嵩密度に、トナー
製造および単離工程における溶媒除去およびその後のト
ナー粒子の凝集または収縮の結果として、有害な影響を
与えて極めて低嵩密度のトナーを与える。これらの欠点
は本発明のトナーおよび方法によって実質的に排除され
る。さらに詳細には、本発明のカプセル化トナーによ
り、コア材料およびシェル材料の両方のトナー物性の制
御が得られ得る。とりわけ、各実施態様における本発明
のカプセル化トナーにおいては、望ましくないコア成分
のリーチングまたは損減は回避または最小化され、像ゴ
ーストは多くの場合排除される。像ゴーストはイオノグ
ラフプリンティングにおいて望ましくないトナー組成物
を用いたときに普通に生ずる望ましくない現像である。
像ゴーストは、例えば、許容し得ない像の繰返しのプリ
ティングであり、主として、除去し得ないトナー材料に
よる誘導性受入れ体の汚染によって起る。この問題は、
時には、像転写後の残留トナー材料の除去を促進する適
当な表面はく離剤の使用によって部分的に排除できる。
本発明のトナー組成物は、例えば、コア成分に対して低
浸透性を有するポリエーテル−ウレアシェルを用いそれ
によってコア成分のトナー表面への漏出を効果的に抑制
してコア成分が像のトランスフィックス工程中に誘電性
受入れ体と接触するのを防止することによって像ゴース
ト問題を排除または実質的に排除している。本発明のシ
ェル物質は、また、表面添加剤の助けによって、優れた
表面はく離特性を有し、それによって誘電性受入れ体表
面からの残留トナー物質の効果的な除去を可能にしてい
る。さらにまた、本発明のトナーで得られる優れた表面
はく離特性はまたトランスフィックス現像工程の像転写
効率を劇的に改善する。
【0005】
【従来の技術】特許性調査報告においては、次の従来技
術(すべて米国特許)が存在する:着色剤、ポリマー、
ある種の溶媒、および100〜250℃の範囲の沸点を
有する有機液体とのコアを含むカプセル化トナーを開示
している米国特許第4,502,091号(アブストラクト
の記載参照);第4,642,281号;第4,761,358
号(ポリウレアを含む種々のシェルを開示している第5
欄も参照されたい);例えば、ある種の溶媒;油状液体
を含有するコア(例えば、 '390特許の第3欄参照)
をシリコーンと組合せて含むカプセル化トナーを開示し
ている第4,780,390号および第4,784,930号
(ポリウレタンとポリアミドの複合層からなるシェルを
開示している第5欄、およびポリイソシアネートと酸ク
ロリドとの組合せ、およびポリアミドを用いた界面重合
を開示している第5欄、55行も参照されたい);第4,
581,312号(例えば、軟質樹脂溶液のコアを含むカ
プセルトナーを開示している第2欄、63行参照);並
びに、第3,893,932号、第4,296,192号および
第4,803,144号。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】多くの、幾つかの実施
態様においては実質的な(すべてではないが)上述の利
点を有するカプセル化トナー組成物が求められている。
さらに詳細には、ポリマーバインダー、不揮発性有機液
体、およびマグネタイトを含むコア、およびその上の非
浸透性シェル(上記コア成分をシェル内に有効に含有し
得る)とを含むカプセル化トナーが求められている。ま
た、優れた明確性と解像力並びに優れた定着性とが得ら
れるカプセル化トナーが求められている。さらにまた、
像ゴースト、トナーオフセット化、およびコア成分の望
ましくないリーチング等を回避または最小化したカプセ
ル化トナーが求められている。さらに、ある場合にはシ
リコーンオイルの使用およびそれに伴うコスト高の装置
なしで像形成装置での使用を可能にする優れた表面はく
離特性を有するカプセル化トナーが求められている。さ
らにまた、トナー凝集を示さず従って、例えば、1〜2
年以上の長期のトナー貯蔵寿命を与えかつコアがポリエ
ーテル−ウレア物質を含むシェル内にカプセル化されて
いる、カラートナーを包含するカプセル化トナーが求め
られている。また、カーボンブラック、グラファイト等
の添加剤で表面処理して好ましくは約1×103 〜1×
108 オーム−cmの体積抵抗値を得るのに十分な相対的
に導電性とし、また単一成分誘導現像システムでの使用
を可能にしたカプセル化トナーが求められている。さら
に、食属塩または脂肪酸の金属塩等のような表面添加剤
を用いて主としてトナー表面はく離特性を助長させたカ
プセル化トナーが求められている。また、上述の利点の
多くを有するカプセル化トナーの調製方法も求められて
いる。特に、コアがポリマーバインダー、不揮発性有機
液体およびマグネタイトを含有するカプセル化トナー組
成物用の界面重合方法が求められている。さらにまた、
シェル強度、コアバインダーの分子量およびコアバイン
ダーの架橋性のような性質を所望通りに制御し得る圧着
性カプセル化トナー組成物の調製を可能にするトナーお
よびその改良された調製方法が求められている。さらに
また、トナーシェルおよびコア用材料の設計と選択、並
びに嵩密度、粒度、および粒度分布のようなトナー物性
の制御における改善された柔軟性が求められている。従
って、本発明の1つの目的は非凝集性、非ゴースト性、
高像定着性、優れた像耐しわ性と耐こすり性、低像光沢
性、および優れた像永久性のような所望のトナー特性を
与えるカプセル化トナー組成物を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、ポリマーバインダー、不揮
発性有機液体および磁性顔料とのコアを、このコア上
の、例えば、界面重合により調製した高分子シェルとを
含み、このシェルが低浸透特性を有し、かくしてコア成
分の望ましくないリーチングまたはブリージングを排除
または抑制するようなカプセル化トナー組成物を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の各実施態様にお
ける上記および他の目的は、トナー、さらに詳細には、
カプセル化トナーを提供することによって達成し得る。
本発明の1つの実施態様においては、ポリマー、バイン
ダー、アイソパール(Isopar) のような脂肪族炭化水素
のような不揮発性有機液体、およびマグネタイトのよう
な磁性顔料のような顔料を含むコアを含み、このコアが
幾つかの実施態様においてはポリエーテル−尿素材料を
含む非浸透性シェル内にカプセル化されていることを特
徴とするカプセル化トナーが提供される。とりわけ、1
つの実施態様においては、本発明によれば、ポリ(イソ
ブチル、メタクリレート)のようなポリマーバインダ
ー、アンソパールHまたはアイソパールLのようなアイ
ソパール、および顔料を含むコアを含み、このコアがポ
リエーテルイソシアネートプレポリマーおよびポリイソ
シアネートの混合物とポリアミンとの重縮合から誘導さ
れた高分子シェル内にカプセル化されていることを特徴
とするカプセル化トナーが提供される。本発明のもう1
つの実施態様はシェルがその中に分散させたカーボンブ
ラックまたはグラファイト等の導電性成分を含有するカ
プセル化トナーに関する。本発明の各実施態様には、ポ
リマーバインダー、不揮発性有機液体およびマグネタイ
トを含むコアを含み、このコアがポリマーシェル内にカ
プセル化されているカプセル化トナー組成物;ポリマー
バインダー、不揮発性有機液体およびマグネタイトを含
むコアを含み、このコアがポリエーテルイソシアネート
およびポリイソシアネートの混合物とポリアミンとの界
面重縮合により誘導された高分子シェル内にカプセル化
されているカプセル化トナー組成物;ポリマーバインダ
ー、不揮発性液体炭化水素およびマグネタイトを含むコ
アを含み、このコアがポリエーテルイソシアネートおよ
びポリイソシアネートモノマーの混合物とポリアミンと
の界面重縮合により得られた高分子シェル内にカプセル
化されているカプセル化トナー組成物;およびポリマー
バインダー、およびマグネタイトを含むコアを含み、上
記のポリマー樹脂がアクリレートポリマー、メタクリレ
ートポリマー、スチレンポリマーおよびこれらの共重合
誘導体からなる群から選ばれ、上記のコアがポリイソシ
アネートモノマーとポリエーテル系ポリイソシアネート
の混合物とポリアミンとの界面重縮合反応生成物を含む
高分子シェル内にカプセル化さており、上記のポリイソ
シアネートモノマーがトルエンジイソシアネート、PA
PI27、PAPI135、PAPI94、PAPI9
01、アイソネート(Isonate)143L、アイソネート
181、アイソネート125M、アイソネート191お
よびアイソネート240からなる群より選ばれ、上記ポ
リエーテル系ポリイソシアネートがポリエーテルビブラ
タン(Vibrathane) およびポリエーテルイソシアネート
プレポリマーからなる群より選ばれ、上記のポリアミン
がエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、p−フェ
ニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、2−メチル
ペンタメチレンジアミン、2−ヒドロキシトリメチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
アミン、テトラエチレンペンタアミン、1,8−ジアミ
ノオクタン、キシリレンジアミン、ビス(ヘキサメチレ
ン)トリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン、
4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)、ビ
ス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、1,3−
ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,5−ジアミ
ノ−2−メチルペンタン、ピペラジン、2−メチルピペ
ラジン、2,5−ジメチルピペラジン、1,4−ビス
(3−アミノプロピル)ピペラジンおよび2,5−ジメ
チルペンタメチレンジアミンからなる群から選ばれる圧
着性トナー組成物がある。
【0008】本発明の上記の各トナーは、コアモノマ
ー、1種以上の磁性顔料のような顔料、フリーラジカル
開始剤、1種以上の水非混和性シェルプレカーサー、お
よび不揮発性有機液体との混合物を、先ず、乳化剤また
は安定剤を含有する水性媒体中の微小液滴に分散させる
ことを含む化学マイクロカプセル化法によって調製でき
る。用いる乳化剤または安定剤の性質および濃度は、例
えば、トナー成分、混合物の粘度、所望するトナー粒度
等のような多くの要因による。マイクロカプセル化は反
応媒体中への水溶性シェルをモノマーの添加によって行
うシェル形成界面重合により達成し得る。水相からの水
溶性シェルモノマーは微小液適相からの水非混和性シェ
ルプレカーサーと微小液滴/水界面で反応して微小液滴
の回りにシェルを形成する。この新たに形成されたマイ
クロカプセル内のコアモノマーからのコアポリマーバイ
ンダーの形成はその後加熱によって開始し、このように
して、本発明のカプセル化トナーの調製を終了させる。
後で重合させてコアポリマーバインダーを与え、例え
ば、約20〜約90重量%の有効量で存在するコアモノ
マーの具体的な例には、アクリレート類、メタクリレー
ト類、スチレンおよびその誘導体のようなオレフィン類
等がある。後で重合させるコアモノマーの特定の例に
は、メチルアクリレートおよびメタクリレート、エチル
アクリレートおよびメタクリレート、プロピルアクリレ
ートおよびメタクリレート、ブチルアクリレートおよび
メタクリレート、ペンチルアクリレートおよびメタクリ
レート、ヘキシルアクリレートおよびメタクリレート、
ヘプチルアクリレートおよびメタクリレート、シクロヘ
キシルアクリレートおよびメタクリレート、ラウリルア
クリレートおよびメタクリレート、ステアリルアクリレ
ートおよびメタクリレート、エトキシプロピルアクリレ
ートおよびメタクリレート、メチルブチルアクリレート
およびメタクリレート、ベンジルアクリレートおよびメ
タクリレート、m−トリルアクリレートおよびメタクリ
レート、スチレン、メチルベンゼン、ドデシルスチレ
ン、ヘキシルメチルスチレン、ノニルスチレン、他の公
知の付加モノマー(例えば、米国特許第4,298,672
号参照、該米国特許の記載はすべて参考として本明細書
に引用する)、およびこれらの混合物がある。具体的に
挙げていない他の同様なコアモノマーも使用できる。本
発明のコア組成物はコア組成物を容易に活動性とするの
を主目的とする不揮発性有機液体を含有する。使用でき
る、例えば、約1〜20重量%の有効量で存在する不揮
発性有機液体の具体的例には、公知のアイソパール類、
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメ
チルエーテル、ジアルキルテレフタレート、クロロナフ
タレン、ポリエチレングリコールメチルエーテル、低粘
度ポリシロキサン、アニソール、ジメチルアニソール、
2,5−ジメトキシ−2,5−ジヒドロフラン;ドーパ
ーケミカルズ社より入手できるパラオイル(Paraoil)D
D−8305−X、DA−8506、およびクロロフロ
(Chloroflo)40;シャツックケミカルズ社より入手で
きるプラスチクロール(Plastichlor)40−60;オク
シデンシャルケミカル社より入手できるクロロワックス
(Chlorowax)40,45LV、50LV、100;トー
ヨーソーカ社から入手できるトヨパラックス120;他
の同様なクロロパラフィン類、アルキレングリコールジ
アルキルエーテル;ジアルキレングリコールジアルキル
エーテル類、トリアルキレングリコールジアルキルエー
テル類、アルキルエーテル類等がある。
【0009】使用し得る、例えば、約20〜約65重量
%好ましくは約40〜約60重量%の有効量でコア中に
存在するマグネタイトのような種々の公知の磁性顔料に
は、モーベイ(Mobay)マグネタイトMO8029、MO
8060;コロンビアンマピコブラック、および表面処
理マグネタイト;ファイザーマグネタイトCB479
9、CB5300、CB5600、MCX635;バイ
エルマグネタイトバイフェロックス(Bayferrox)860
0、8610;ノーサンピグメンツマグネタイトMP−
604、NP−608;マグノックス(Magnox) マグネ
タイトTMB−100またはTMB−104;およびこ
れらの混合物を含む他の同様なブラック顔料がある。
【0010】カラー顔料としては、レッド、グリーン、
ブラウン、ブルー、ヘリオゲンブルーL6900、D6
840、D7080、パイラムオイルブルーおよびパイ
ラムオイルイエロー、パールユーリッヒ社から入手でき
るピグメントブルー1、ピグメントバイオレット1、ピ
グメントレッド48、レモンクロモイエローDCC10
26、オンタリオ州トロントのドミニオンカラー社より
入手できるE.D.トルイジンレッドおよびボンレッド
C、ノバパームイエローFGL;ヘキスト社より入手で
きるホスタパームピンクE.およびE.I.デュポン社
入手できるシンカシアマゼンダ等がある。使用できるカ
ラー顔料には一般にシアン、マゼンタ、またはイエロ
ー、およびこれらの混合物がある。顔料として使用でき
るマゼンタ物質の例には、例えば、2,9−ジメチル置
換キナクリドン、カラーインデックスにCI6071
0、CIディスパースドレッド15として挙げられてい
るアントラキノン染料、およびカラーインデックスにC
I26050、CIソルベントレッド19として挙げら
れているジアゾ染料等がある。顔料として使用できるシ
アン物質の具体的例には、銅−4−(オクタデシルスル
ホンアミド)フタロシアニン、カラーインデックスにC
I74160、CIピグメントブルーとして挙げられて
いるX−銅フタロシアニン顔料、およびカラーインデッ
クスにCI69810、スペシャルブルーX−2137
として挙げられているアントラスレンブルー等があり;
また、使用できるイエロー顔料の具体的例には、ジアリ
リドイエロー3,3−ジクロロベンジジンアセトアセト
アニリド、カラーインデックスにCI12700、CI
ソルベントイエロー16として挙げられているモノアゾ
顔料、カラーインデックスにフロンイエローSE/GL
N、ディスバースドイエロー33として挙げられている
ニトロフェニルアミンスルホンアミド、2,5−ジメト
キシ−4−スルホンアニリドフェニルアゾ−4′−クロ
ロ−2,5−ジメトキシアセトアセトアニリド、および
パーマネントイエローFGLがある。これらの顔料はマ
イクロカプセル化トナー組成物中に種々の適当な有効量
で含有させる。1つの実施態様においては、顔料粒子は
トナー組成物中に乾燥トナーの重量基準で約2〜約65
重量%の量で存在する。本発明のトナー組成物のシェル
はポリエーテル系ポリイソシアネートとポリイソシアネ
ートモノマーの混合物と、ポリアミンとの界面重合によ
って得ることができる。各実施態様において、複数のポ
リエーテルイソシアネート、ポリイソシアネートおよび
ポリアミドを使用できる。例えば、使用するイソシアネ
ート全体の約1〜約90重量%の有効量好ましくは約1
〜約30重量%の量で用いるポリエーテルイソシアネー
トの例には、ユニロイヤルケミカル社のB−635、B
−843等のようなジフェニルメタンジイソシアネート
系液体ポリエーテルビブラタン、およびB−604、B
−614等のようなトルエンジイソシアネート系液体ポ
リエーテルビブラタン;およびモーベイケミカル社の液
体ポリエーテルイソシアネートプレポリマーE21また
はE−21A(製品コード番号D−716)、743
(製品コード番号D−301)、744(製品コード番
号D−302)等がある。約10〜約99重量%好まし
くは約70〜98重量%の有効量で用いるポリイソシア
ネートの具体的例には、例えば、ベンゼンジイソシアネ
ート、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、ビス(4−イソシアネートシクロヘキシル)−メ
タン、モンジュール(MONDUR)(B−60、モン
ジュールCB−75、モンジュールMR、モンジュール
MRS10、PAPI27、PAPI135、アイソネ
ート143L、アイソネート181、アイソネート12
5M、アイソネート191、およびアイソネート240
のような商業的に入手できるものがある。界面重縮合シ
ェルの調製用に適し、使用するイソシアネート全量に対
し1〜15%のわずかにモル過剰で用いるポリアミンの
具体的例には、例えば、エチレンジアミン、テトラメチ
レンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、p−
フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、2−ヒ
ドロキシトリメチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタ
アミン、1,8−ジアミノオクタン、キシリレンジアミ
ン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリス(2−
アミノエチル)アミン、4,4′−メチレンビス(シク
ロヘキシルアミン)、ビス(3−アミノプロピル)エチ
レンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン、ピペ
ラジン、2−メチルピペラジン、2,5−ジメチルピペ
ラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)−ピペラ
ジン、および2,5−ジメチルペンタメチレンジアミン
がある。一般に、シェルポリマーは総トナー組成物の約
5〜約30重量%を構成し好ましくはトナー組成物の約
8〜約20重量%を構成し、一般に、例えば、後述する
ような約5ミクロン以下の厚さを有する。シェルを形成
させる上述の界面重縮合においては、その温度は各実施
態様において通常約15℃〜約55℃好ましくは約20
℃〜約30℃に維持する。また、一般的に、反応時間
は、例えば、約5分〜約5時間好ましくは約20分〜約
90分であり得る。他の温度および時間も使用でき、具
体的には示していない別のポリイソシアネート類および
ポリアミンも使用できる。本発明の1つの実施態様にお
いては、シェルはポリエーテル系イソシアネートとポリ
イソシアネートの混合物と、ポリアミンとの界面重縮合
によって形成させる。シェル材料の形成においてポリエ
ーテルイソシアネートプレポリマーと一緒に使用できる
上記のポリイソシアネートモノマーは、例えば、ベンゼ
ンイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレン
ジイソシアネート、ビス(4−イソシアネートシクロヘ
キシル)−メタン、モンジュールCB−60、モンジュ
ールCB−75、モンジュールMR、モンジュールMR
S10、PAPI27、PAPI135、アイソネート
143L、アイソネート181、アイソネート125
M、アイソネート191およびアイソネート240のよ
うな商業的に入手可能なものである。他の高分子シェル
も本発明の各実施態様において使用できる。
【0011】本発明のもう1つの実施態様は上述のシェ
ルを有し、その上に、例えば、高分子バインダー中の導
電性物質の水分散液から得られた導電性物質を含有する
カプセル化トナーに関する。上述のポリエーテル系イソ
シアネートはユニロイヤルケミカル社のポリエーテルビ
ブラタンB−604、B−614、B−635、B−8
43、およびモーベイケミカル社のポリエーテルイソシ
アネートプレポリマーE−21またはE−21A、XP
−743、XP−744等からなる群より選択し得る。
ポリアミンは、例えば、エチレンジアミン、テトラメチ
レンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、p−
フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、2−ヒ
ドロキシトリメチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタ
アミン、1,8−ジアミノオクタン、キシリレンジアミ
ン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリス(2−
アミノエチル)アミン、4,4′−メチレンビス(シク
ロヘキシルアミン)、ビス(3−アミノプロピル)エチ
レンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン;並び
に、ピペラジン、2−メチルピペラジン、2,5−ジメ
チルピペラジンおよび、1,4−ビス(3−アミノプロ
ピル)ピペラジン等からなる群より選ばれる。
【0012】他のイソシアネートもポリアミンとの反応
に用いて界面重合によるシェルを形成させることができ
る。例えば、米国特許第4,612,272号、および英国
特許第2,107,670号および第2,135,469号を参
照されたい、これら特許の記載はすべて参考として本明
細書に引用する。好ましいシェル物質としては、ポリエ
ーテルイソシアネートプレポリマーE−21またはE−
21Aとアイソネート143Lの混合物と1,4−ビス
(3−アミノプロピル)ピペラジンまたは2−メチルペ
ンタメチレンジアミンとのポリイソシアネート対ポリア
ミンのモル比約1:0.95〜1:1.20好ましくは1:
1.03〜1:1.10の界面重縮合生成物を用い;使用で
きるプレポリマーE−21またはE−21A対アイソネ
ート143Lのモル比は約0.005:0.995〜0.5
0:0.50好ましくは約0.02:0.98〜0.20:0.8
0である。
【0013】本発明のトナーのシェル形成に使用できる
界面方法は、前述したとおりであり、例えば、米国特許
第4,000,087号および第4,307,169号に記載さ
れており、これら米国特許の記載はすべて参考として本
明細書に引用する。例えば、酸化錫のような金属酸化物
のような金属塩、脂肪酸の金属塩、コロイド状シリカお
よびこれらの混合物等の表面添加剤を本発明のトナーに
おいて使用でき、これらの添加剤は通常約0.1〜約5重
量%の量で存在する(米国特許第3,590,000号、第
3,720,617号、第3,655,374号および第3,98
3,045号参照、これらの米国特許の記載はすべて参考
として本明細書に引用する)。各実施態様において、特
定の添加剤にはステアリン酸亜鉛およびエーロジルR9
72がある。本発明の上記トナー組成物は、1種または
例えば、20種までのコアモノマー、アイソパールのよ
うな不揮発性有機液体、反応性シェル成分混合物、フリ
ーラジカル開始剤、および磁性顔料のような顔料を混合
またはブレンドし;この有機物質と顔料の混合物を高せ
ん断混合により、適当な安定剤または乳化剤の助けによ
り水性媒体中の特定の液滴粒度および粒度分布の安定化
微小液滴に分散させ(カプセル化後のマイクロカプセル
粒子のコールターカウンダー測定から推定したとき、平
均容積微小液滴直径は一般に約5〜約30ミクロンであ
るようにまた平均容積液滴粒度分布は一般に約1.4以下
であるように所望どおりに調整できる);続いて、この
分散液を水混和性ポリアミンを添加することによりシェ
ル形成界面重縮合に供し;その後、この新たに形成させ
たマイクロカプセル内でのコアバインダー形成のための
フリーラジカル重合を開始させることを含む界面/フリ
ーラジカル重合方法のような前述したような多くの方法
によって調製できる。シェル形成界面重縮合は一般に周
囲温度で行うが、使用するシェル成分の性質および官能
性によって昇温も使用できる。コアバインダー形成フリ
ーラジカル重合においては、この重合は一般に周囲温度
〜約100℃の温度好ましくは周囲温度〜約85℃の温
度で行う。さらに、2種以上の公知の開始剤も、例え
ば、重合転換率を高めかつ所望の分子量と分子量分布を
得るために使用できる。使用するフリーラジカル開始剤
の具体的例には、2,2アゾメチルバレロニトリル、
2,2−アゾイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキ
サンニトリル、2−メチルブチロニトリル、またはこれ
らの任意の混合物のようなアゾ化合物、および他の同様
な公知の化合物があり、開始剤(1種以上の)の量は、
例えば、コアモノマー(1種以上の)の量の約0.5〜約
10重量%である。使用する安定剤にはポリ(ビニルア
ルコール)、部分加水分解ポリ(ビニルアルコール)、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースがあ
り、安定剤対水の比は、例えば、約0.05〜約0.75で
ある。
【0014】各実施態様における本発明のカプセル化ト
ナー組成物は機械的に熱的に安定であり、許容し得る貯
蔵寿命安定性を有する。例えば、本発明のカプセル化ト
ナーはシェルの早期破壊を受けず、60℃までの温度で
非プロッキング性で非凝集性である。本発明のシェル物
質は強じんであり、コア成分特にコアポリマーバインダ
ーと不揮発性有機液体に対して低度のシェル浸透性を示
す。本発明の各実施態様において、コア成分のリーチン
グまたはブリーディングは、1〜2年以上の長期の貯蔵
においても全くまたは最小しか生じない。本発明のトナ
ー組成物は、例えば、高転写効率を与えかつ現像中の像
ゴーストおよびオフセット化を防止し得る優れた粉末流
動性と表面はく離特性をも示し得る。また、本発明のト
ナー組成物は、トナー表面にカーボンブラック、グラフ
ァイト、導電性オルガノ金属化合物等のような成分を添
加することによって、例えば、約1×103 オーム−cm
〜約1×108 オーム−cmの体積抵抗値を有する比較的
導電性にすることができる。この本発明のトナー組成物
は静電像の誘導単一成分現像において特に有用である。
本発明によれば、静電潜像を硬質誘電性像形成円筒体上
にコロナ源からのイオンを付着させることによって形成
し;この像を上述の単一成分磁性トナー組成物で現像
し、次いで、加圧により紙上に、各実施態様において、
95%以上の、多くの場合、99%以上のトナー転写効
率で転写と定着を同時に行うことを含む静電像の現像方
法が提供される。像定着に用いるトランスフィックス圧
は一般に約1,000〜4,000psi (約70.3〜約28
1.2kg/cm2 )であり、1つの実施態様においては、ト
ランスフィックス圧は、主として紙の圧延問題および高
像光沢問題を排除または軽減するために、2,000psi
(140.6kg/cm2 )以下であり得る。使用し得る圧着
方法および装置の例には、デルファックス社、ヒタチ
社、チバーネット社およびその他から商業的に入手でき
るものがある。
【0015】さらに、本発明は、例えば、ポリマー含浸
陽極化酸化アルミニウムのような電子受容体上に潜像を
イオン付着により形成させ、この像を本発明の圧着性カ
プセル化トナー組成物で現像し、次いで、像を紙のよう
な基体に同時に転写定着させることによる像の現像方法
に関する。2成分現像剤においては、コーティングあり
または無しのスチール、鉄、フェライト、銅亜鉛フェラ
イト等のようなキャリヤー粒子を本発明のカプセル化ト
ナーと混合し得る。例えば、米国特許第4,937,166
号、第4,935,326号、第4,560,635号、第4,2
98,672号、第3,839,029号、第3,847,604
号、第3,849,182号、第3,914,181号、第3,9
26,657号および第4,042,518号に開示されてい
るキャリヤーを参照されたい、これら米国特許の記載は
すべて参考として本明細書に引用する。
【0016】
【実施例】
【実施例1】ポリエーテル−ウレアシェル、およびポリ
(ラウリルメタクリレート)、アイソパールH、および
マグノックス社のTMB−100マグネタイトのコアと
を含む18.9ミクロン(容積平均直径)のカプセル化ト
ナーを次のようにして調製した。ラウリルメタクリレー
ト(113g)、2,2′−アゾ−ビス−(2,4−ジ
メチル−バレロニトリル)(3.3g)、アイソネート1
43L(42.2g)、およびバイエル社のポリエーテル
イソシアネートプレポリマーE−21(5.7g)との混
合物をブリンクマンポリトロンを備えたナルゲン(Nalg
ene)容器中で4,000RPMで30秒間均質化した。次
いで、この混合物に、マグノックスTMB−100マグ
ネタイト(300g)とアイソパールH(20ml)を加
え、相応するスラリーを8,000RPMで3分間均質化
した。得られた混合物に、1リットルの0.01%(重
量)ポリ(ビニルアルコール)(88%加水分解;MW
96,000)小溶液を加え、その後、混合物を9,000
RPMで2分間均質化した。得られた分散液を油浴中に
浸し機械的攪拌器を備えた2リットルの反応ケトルに移
した。次いでケトル内容物に、80mlの水中37mlの
1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンの溶液
を加え、得られた混合物を1時間反応させた。その後、
ケトルを1時間に亘って85℃に加熱し、重合をこの温
度で室温に冷却するまで6時間続行した。次に、得られ
た混合物を4リットルのビーカーに移し、絶えず攪拌し
ながら水で約4リットルに希釈した。得られたカプセル
化トナー粒子をビーカーの底に重力により沈降させ、水
上清を注意深くデカンテーションした。洗浄をこの方法
により洗浄液が透明になるまで3回繰返した。洗浄した
トナーを2リットルのビーカーに移し、水で総容量1.8
リットルに希釈した。次いで、アキュアダッグ(Aquada
g)グラファイトE(23.5g、アカーソンコロイヅ社よ
り入手)と水(100ml)を加え、混合物をヤマトスプ
レードライヤー中で160℃の入口温度および80℃の
出口温度でスプレー乾燥させた。空気流量は0.75m3
分に維持し、磨砕空気圧は1.0kg/cm2に保った。集め
た乾燥カプセル化トナー(369g)を63ミクロンふ
るいでふるい掛けした。トナーの容積平均粒径は、25
6チャンネルコールターカウンターで測定したとき、1
8.9ミクロンであり、1.33の容積平均粒度分散性を有
していた。
【0017】240gの上記カプセル化トナーAをグリ
ー(Greey)ブレンダーを用いて、先ず、0.96gのカー
ボンブラック(ブラックパールス2000)の3,500
RPMで2分間、次いで、3.6gのステアリン酸亜鉛と
3,000RPMでさらに10分間乾燥混合して1×10
6 オーム−cmの体積抵抗(中にトナーのサンプルを含ま
せ、電流をトナーを通して通過させる試験セル装置で測
定したときの)を有するカプセル化トナーを得た。調製
したトナー組成物の試験に用いた圧着イオノグラフプリ
ンターはデルファックスS−6000プリンダーであっ
た。現像した像は2,000psi (140.6kg/cm2 )で
トランスフィックスさせた。プリント品質はチェッカー
ポート像から評価した。像濃度は基準の積分密度計を用
いて測定した。像の定着性はテープを均一な再現可能な
標準圧力で押付け次いではがすことからなる標準のテー
プ引張法により測定した。像定着値は元の像の光学濃度
に対するテープ試験後の残存光学濃度のパーセントとし
て表わした。像ゴーストは2000プリント以上で定量
的に評価した。トナーシェル一体性はホッパースクリー
ン(これを通してトナーをプリンター装置の磁力ロール
に供給する)上のあり得る破砕または凝集トナーを観察
することによって定量的に評価した。破砕トナーがスク
リーン開口に付着しその幾らかを閉塞していることを2
000回のコピー後に見い出した場合には、早期のトナ
ー破壊問題があるものと判断した。本実施例のカプセル
化トナーにおいては、像定着値は、87%であり、2,0
00回のプリントにおいて、像ゴーストも現像ハウジン
グ内でのトナー凝集もなかった。さらにまた、このトナ
ーは放置時に凝集も凝結もなく、さらに、トナーブロッ
キングも、55℃、48時間で見られなかった。
【0018】
【実施例2】18.1ミクロンのカプセル化トナーを実施
例1の手順に従って調製したが、アイソパールHの容量
を20mlから40mlに増大させた。集めたカプセル化乾
燥トナー(377g)を63ミクロンふるいでふるい掛
けした。トナーの容積平均粒径は、256チャンネルコ
ールターカウンターで測定したとき、18.1ミクロンで
あり、1.31の容積平均粒度分布を有していた。240
gの上記カプセル化乾燥トナーをグリーブレンダーを用
いて、先ず0.96gのカーボンブラック(ブラックパー
ルス2000)と3,500RPMで作動している混合羽
根板で2分間、次いで、3.6gのステアリン酸亜鉛と3,
000RPMの羽根板速度でさらに10分間乾燥混合し
て8×105 オーム−cmの体積抵抗値を得た。このトナ
ーは自由流動性であり、55℃で少なくとも48時間安
定であった。このトナーのプリンター試験は実施例1の
手順に従って行った。このトナーにおいて、像定着値は
93%であり、像ゴーストは2,000回プリント後で観
察されなかった。さらにまた、トナー凝集もプリンター
の現像ハウジング内で検知されなかった。
【0019】
【実施例3】ポリエーテル−ウレアシェル、およびポリ
(ラウリルメタクリレート)、アイソパールL、および
コロンビアンケミカル社のマピコブラックマグネタイト
のコアとを含む。18.7ミクロンのカプセル化トナーを
次のようにして調製した。ラウリルメタクリレート(1
32g)、2,2′−アゾ−ビス−(2,4−ジメチル
−バレロニトリル)(2.6g)、2,2−アゾビス−
(イソブチロニトリル)(2.6g)、アイソネート14
3L(42.2g)、およびバイエル社のポリエーテルイ
ソシアネートブレポリマーXP−744(5.7g)との
混合物をブリンクマンポリトロンを備えたナルゲン(Na
lgene)容器中で4,000RPMで30秒間均質化した。
次いで、この混合物に、マピコブラックマグネタイト
(280g)とアイソパールL(40ml)を加え、相応
するスラリーを8,000RPMで3分間均質化した。得
られた混合物に、1リットルの0.01%(重量)ポリ
(ビニルアルコール)(88%加水分解;MW96,00
0)小溶液を加え、その後、混合物を9,000RPMで
2分間均質化した。得られた分散液を油浴中に浸し機械
的攪拌器を備えた2リットルの反応ケトルに移した。次
いでケトル内容物に、80mlの水中37mlの1,4−ビ
ス(3−アミノプロピル)ピペラジンの溶液を加え、得
られた混合物を1時間反応させた。その後、ケトルを1
時間に亘って85℃に加熱し、重合をこの温度で室温に
冷却するまでさらに5時間続行した。次に、得られた反
応混合物を4リットルのビーカーに移し、絶えず攪拌し
ながら水で約4リットルに希釈することによって洗浄し
た。得られたカプセル化トナー粒子をビーカーの底に重
力により沈降させ、水上清を注意深くデカンテーション
した。洗浄をこの方法により洗浄液が透明になるまで3
回繰返した。湿潤カプセル化トナーを2リットルのビー
カーに移し、水で総容量1.8リットルに希釈した。次い
で、アキュアダッグ(Aquadag)グラファイトE(23.5
g、アカーソンコロイヅ社より入手)と水(100ml)
をビーカーに加え、混合物をヤマトスプレードライヤー
中で160℃の入口温度および80℃の出口温度でスプ
レー乾燥させた。空気流量は0.75m3/分に維持し、磨
砕空気圧は1.0kg/cm2 に保った。集めた乾燥トナー
(373g)を63ミクロンふるいでふるい掛けした。
トナーの容積平均粒径は測定したところ18.7ミクロン
であり、1.34の容積平均粒度分散性を有していた。
【0020】240gの上記カプセル化トナーを、グリ
ーブレンダーを用いて、先ず、0.09gのカーボンブラ
ック(ブラックパールス2000)と3,500RPMで
作動する混合羽根板で2分間、次いで、3.6gのステア
リン酸亜鉛と3,000RPMの羽根板速度でさらに10
分間混合して9×105 オーム−cmのトナー抵抗値を得
た。このトナーは放置時に凝集を示さず、2,000回の
プリントで像ゴーストなしで91%の像定着値を示し
た。
【0021】
【実施例4】ポリエーテルウレアシェルと、ポリ(ラウ
リルメタクリレート)、アイソパールKおよびノーサン
ピグメント社のNP−608マグネタイトのコアとを含
む19.2ミクロンのカプセル化トナーを次のようにして
調製した。トナーは実施例2の手順に従って調製した
が、アイソパールK(40ml)とノーサンピグメントN
P−608(280g)を、それぞれ、アイソパールH
およびTMB−100マグネタイトの代りに用いた。1
9.2ミクロンの平均容積粒径と1.36の容積平均粒度
分散性を有する上記のカプセル化乾燥トナー360gを
得た。このトナーはトナー凝集を示さず、55℃で少な
くとも48時間安定であった。また、このカプセル化ト
ナーはデルファックスS−6000試験用プリンティン
グ装置で2,000回のプリントにおいて観察し得る像ゴ
ーストなしで92%の像定着値を示した。
【0022】
【実施例5】ポリエーテル−ウレアシェルと、ラウリル
メタクリレート−ステアリルメタクリレートコポリマー
樹脂、パラオイルDD−8305−X(ドーバーケミカ
ルズ社)およびTMB−100マグネタイトのコアとを
含む17.1ミクロンのカプセル化トナーを次のようにし
て調製した。トナーは実施例2の手順に従って調製した
が、ラウリルメタクリレート(56.5g)とステアリル
メタクリレート(56.5g)の混合物をラウリルメタク
リレートの代りに用い、パラオイルDD−8305−X
をアイソパールHの代りに用いた。さらに、0.10%の
代りに0.12%ポリ(ビニルアルコール)水溶液を用い
た。容積平均粒径17.1ミクロンと容積平均粒度分散性
1.34を有する385gの乾燥カプセル化トナーを得
た。このトナーは55℃の温度で少なくとも48時間凝
集の兆候を示さなかった。また、このトナーを実施例1
の手順に従って装置試験を行ったところ、実質的に同様
の結果を得た。
【0023】
【実施例6】ポリエーテルウレアシェルと、ラウリルメ
タクリレート−ステアリルメタクリレートコポリマー樹
脂、クロロワックス45LV(オクシデンタルケミカル
社)およびNP−608マグネタイトのコアとを含む1
6.8ミクロンのカプセル化トナーを次のようにして調製
した。トナーは実施例2の手順に従って調製したが、ラ
ウリルメタクリレート(56.5g)とステアリルメタク
リレート(56.5g)の混合物をラウリルメタクリレー
トの代りに用い、ジクロロメタン(10ml)中のクロロ
ワックス(40ml)とNP−608マグネタイト(28
0g)を各々、アイソパールHとTMB−100マグネ
タイトの代りに用いた。さらに、0.10%の代りに0.1
2%のポリ(ビニルアルコール水溶液を用いた。容積平
均粒径16.8ミクロンと容積平均粒度分散性1.36を有
する368gのカプセル化乾燥トナーを得た。このトナ
ーは凝集の兆候を示さず、実施例1の手順に従って装置
試験したとき、実質的に同様の結果を得た。
【0024】
【実施例7】ポリエーテル−ウレアシェルと、ポリ(ラ
ウリルメタクリレート)樹脂、アイソパールLおよびバ
イフェロックス8610マグネタイトのコアとを含む1
5.6ミクロンのカプセル化トナーを次のようにして調製
した。トナーは実施例2の手順に従って調製したが、ポ
リエーテルイソシアネートプレポリマーE−21(2.5
g)とポリエーテルビブラタンB−604(2.5g)の
混合物をポリエーテルイソシアネートプレポリマーE−
21の代りに用い、TMB−100マグネタイトとアイ
ソパールHを、各々、バイフェロックス8610(30
0g)とアイソパールL(40ml)で置換えた。さら
に、0.1%の代りに0.15%のポリ(ビニルアルコー
ル)水溶液を調製用に用いた。容積平均粒径15.6ミク
ロンと容積平均粒度分散性1.34を有する360gのカ
プセル化乾燥トナーを得た。このトナーは凝集の兆候を
示さず、実施例1の手順に従って評価したとき、実質的
に同じ結果を得た。
【0025】
【実施例8】ポリエーテルウレアシェルと、ポリ(ラウ
リルメタクリレート)、パラオイルDD−8305−X
(ドーバーケミカルズ社)およびマピコブラックマグネ
タイトとのコアとを含む18.6ミクロンのカプセル化ト
ナーを次のようにして調製した。トナーは実施例2の手
順に従って調製したが、アイソパールH、TMB−10
0でマグネタイトおよびポリエーテルイソシアネートブ
レポリマーE−21を、それぞれ、パラオイル、マピコ
ブラックマグネタイトおよびバイエル社のポリエーテル
イソシアネートプレポリマーXP−744(5.7g)と
置換えた。集めた乾燥トナー(370g)は63ミクロ
ンふるいでふるい掛けした。このトナーの容積平均粒径
は測定したところ18.6ミクロンであり、1.32の容積
平均粒度分散性を有していた。トナーを実施例1の手順
に従って評価して、実質的に同じ結果を得た。
【0026】
【実施例9】ポリエーテル−ウレアシェルと、ラウリル
メタクリレート−ステアリルメタクリレートコポリマ
ー、プラスチクロロ(シャツックケミカルズ)およびマ
ピコブラックマグネタイトのコアとを含む15.7ミクロ
ンのカプセル化トナーを次のようにして調製した。トナ
ーは実施例2の手順に従って調製したが、ラウリルメタ
クリレート(100.0g)とステアリルメタクリレート
(13.0g)の混合物をラウリルメタクリレートの代り
に用い、アイソパールHとTMB−100マグネタイト
を、それぞれ、プラスチクロロとマピコブラックマグネ
タイトに置換えた。さらに、0.10%の代りに0.15%
のポリ(ビニルアルコール)水溶液を用いた。容積平均
粒径15.7ミクロンおよび容積平均粒度分散性1.33を
有する372gのカプセル化乾燥トナーを得た。このト
ナーは凝集の兆候を示さず、実施例1の手順に従って評
価したとき、実質的に同じ結果を得た。
【0027】
【実施例10】ポリエーテル−ウレアシェルと、ラウリ
ルメタクリレート−ステアリルメタクリレート、クロロ
フロ(ドーバーケミカルズ社)およびマピコブラックマ
グネタイトのコアとを含む15.2ミクロンのカプセル化
トナーを次のようにして調製した。トナーは実施例2の
手順に従って調製したが、ラウリルメタクリレート(1
00.0g)とステアリルメタクリレート(13.0g)の
混合物をラウリルメタクリレートの代りに用い、アイソ
パールH、TMB−100マグネタイトおよびポリエー
テルイソシアネートプレポリマーE−21を、それぞ
れ、クロロフロ40、マピコブラックマグネタイト、お
よびポリエーテルイソシアネートプレポリマーE−21
(2.5g)とポリエーテルビブラタンB−604(2.5
g)の混合物と置換えた。さらに、0.10%の代りに0.
15%のポリ(ビニルアルコール)水溶液を調製用に用
いた。容積平均粒径15.2ミクロンと容積平均粒度分散
性1.32を有する366gのカプセル化乾燥トナーを得
た。このトナーは凝集の兆候を示さず、実施例1の手順
に従って評価したとき、実質的に同じ結果を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギユエリノ サクリパント カナダ エル6エム 1ジー7 オンタリ オ ケンブリツジ ヒースウツド コート 12 (72)発明者 グラジナ クミエシク ローリノウイツツ カナダ エル7エム 1アール1 オンタ リオ バーリントン パークゲート クレ ツセント 3067 (72)発明者 テイー ブライアン マツカネニー カナダ エル7エヌ 4ヴイ9 オンタリ オ バーリントン ウツドヴイユー ロー ド 581

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーバインダー、不揮発性有機液
    体、およびマグネタイトを含むコアを含み、このコアが
    ポリエーテル−ウレアポリマーシェル内にカプセル化さ
    れていることを特徴とするカプセル化トナー組成物。
  2. 【請求項2】 ポリマーバインダー、不揮発性有機液
    体、およびマグネタイトを含むコアを含み、このコアが
    ポリエーテルイソシアネートとポリイソシアネートモノ
    マーの混合物と、ポリアミドとの界面重縮合から誘導さ
    れた高分子シェル内にカプセル化されていることを特徴
    とするカプセル化トナー組成物。
JP3280960A 1990-08-01 1991-08-01 カプセル化トナー組成物 Withdrawn JPH05113687A (ja)

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US07/561,397 US5114819A (en) 1990-08-01 1990-08-01 Magnetic encapsulated toner compositions
US561397 1990-08-01

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