JPH0511319Y2 - - Google Patents

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JPH0511319Y2
JPH0511319Y2 JP1986171886U JP17188686U JPH0511319Y2 JP H0511319 Y2 JPH0511319 Y2 JP H0511319Y2 JP 1986171886 U JP1986171886 U JP 1986171886U JP 17188686 U JP17188686 U JP 17188686U JP H0511319 Y2 JPH0511319 Y2 JP H0511319Y2
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JP
Japan
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side seal
seal
rotor
spring
corner
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JP1986171886U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータリピストンエンジンのサイド
シール取付構造に関するものである。
(従来の技術) ロータハウジングと、その両側に配置されたサ
イドハウジングとによりケーシングが構成され、
該ケーシング内を、ロータがその頂部(アペツク
スシール)をロータハウジングの内周面に摺接さ
せながら遊星回転運動するロータリピストンエン
ジンは知られている。
そのようなロータリピストンエンジンでは、ロ
ータの側面にサイドシール溝が形成され、該サイ
ドシール溝に、サイドハウジングに摺接するサイ
ドシールが嵌合挿入されており、サイドシールの
シール性を高めるために該サイドシールをロータ
側からサイドハウジング側へ押圧する波形状のサ
イドシールスプリングもサイドシール溝に挿入さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した構造におけるサイドシール
スプリングは、規則的な波形状の板材からなるウ
エーブスプリングであり両端が自由端となつてい
るため、第3図aに示すように、中央部における
接点例えばP1ではサイドシールaが該接点P1
関して両側に位置するサイドシールスプリングb
のスプリング要素b1,b2から力を受けるのに対
し、第3図bに示すように、両端における接点例
えばP2ではサイドシールaが該接点P2の片側
(中央部側)に位置するスプリング要素b3から力
を受けるだけとなり、サイドシール両端付近にお
けるサイドシールスプリングによる押圧力は、中
央部に比べて小さくなる。そのため、サイドシー
ルの両端付近のシール性が低下し、ガス洩れが発
生するという問題がある。
また、サイドシール溝の両端部の深さを中央部
の深さより浅くし、シール性を高めたものが知ら
れているが(例えば実開昭59−126101号公報参
照)、サイドシールスプリングによる押圧力をサ
イドシール全体に亘つて略均一にするという調整
が困難である。
本考案にかかる点に鑑みてなされたもので、サ
イドシール端部付近におけるサイドシールスプリ
ングによる押圧力を高め、サイドシール端部付近
におけるシール性が向上したロータリピストンエ
ンジンのサイドシール取付構造を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、ロータ
ハウジングの両側にサイドハウジングが配置さ
れ、該ロータハウジングの内周面に頂部を摺接さ
せながら遊星回転運動するロータを有するロータ
リピストンエンジンのサイドシール取付構造を前
提として、上記ロータの側面にサイドシール溝が
形成され、該サイドシール溝に、サイドハウジン
グに摺接するサイドシールが嵌合挿入されるとと
もに、該サイドシールをロータ側から押圧する波
形状のサイドシールスプリングが挿入され、該サ
イドシールスプリングは、両端部に他の部材と弾
性的に接触する接触部が形成され、該接触部は、
接点に関して中央部側のスプリング要素と略対称
にコーナシール側へ延び該コーナシールに弾性的
に接触する延長スプリング要素を有する。
(作用) サイドシールスプリングの接触部とコーナシー
ル等の他の部材との弾性的な接触により、サイド
シール端部に対するサイドシールスプリングの押
圧力が高まり、サイドシール中央部に対するサイ
ドシール端部の押圧力不足が補われる。特に、そ
の接触部において、接点に関して中央部側のスプ
リング要素だけでなく、それと略対称にコーナシ
ール側へ延び該コーナシールに弾性的に接触する
延長スプリング要素からもサイドシールが力を受
け、サイドシールに対する押圧力が補助されて高
まるので、サイドシールの端部付近においても中
央部と同様の押圧力が作用することとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。第1図に示すロータリピストンエンジンにお
いて、1はケーシングで、トロコイド状の内周面
2aを有するロータハウジング2とその両側に配
置されたサイドハウジング3とで構成される。4
は多角形状のロータで、ケーシング1内のその頂
部に装着されたアペツクスシール5を摺接させて
遊星回転運動する。6a,6bおよび6cは可変
容積の作動室で、ケーシング1の内面とロータ4
の各フランク面4aとによつて画成され、ロータ
4の回転に応じて吸入、圧縮、膨張(爆発)、排
気の行程を順次繰返す。
上記ロータ4の側面には、ロータ4のフランク
面4aに沿つて弓形状のサイドシール溝10が凹
設され、また、頂部には、該サイドシール溝10
に連通する略断面円形状のコーナシール溝11が
形成されている。
上記各シール溝10,11にはサイドハウジン
グ3に摺接するサイドシール12、コーナシール
13がそれぞれ嵌合挿入されており、該両シール
12,13の底面と各シール溝10,11の底面
間には、該両シール12,13をロータ4側から
押圧するサイドシールスプリング14、コーナシ
ールスプリング15が介設されている。
また、上記サイドシール溝10の端部には、コ
ーナシール溝11側へ向つて下がる傾斜部10a
が形成されている。
上記サイドシールスプリング14は、波形状の
板状材からなり、コーナシール13に最も近い端
部におけるサイドシール12との接点P3より、
コーナシール13側に延び、略くの字形状に屈曲
してコーナシール13の外周面に接触する接触部
16を備えている。接触部16は、接点P3に関
して中央部側のスプリング要素14aと略対称に
コーナシール13側へ延び該コーナシール13に
弾性的に接触する延長スプリング要素16aと、
該延長スプリング要素16aのコーナシール13
との接触端より中央部側へ上記延長スプリング要
素16aと略対称に延び端部がサイドシール溝1
0の傾斜部10a内に位置する延長要素16bと
を有する。なお、接触部16における延長要素1
6bは、延長スプリング要素16aがコーナシー
ル13に弾性的に接触するのであれば、省略する
ことができ、その場合はサイドシール溝10の傾
斜部10aも省略することができる。
上記のように構成すれば、サイドシールスプリ
ング14の端部の接点P3においては、接触部1
6の延長スプリング要素16aがコーナシール1
3の外周面と接することにより、サイドシール1
2は上記接点P3においてスプリング要素14a
のみならず、延長スプリング要素16aからも力
を受け、サイドシール12に対する押圧力が補助
されて高まるので、サイドシール12の端部付近
においても中央部と同様の押圧力が作用し、サイ
ドシール12全体に亘つて略均一な押圧力が作用
することとなり、サイドシール12のシール性が
向上する。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成したから、サイドシ
ールスプリングの接触部にてサイドシール端部に
おけるサイドシールスプリングによる押圧力不足
を解消することができ、サイドシール端部付近で
のシール性を高めることが可能となる。特に、そ
の接触部において、接点に関して中央部側のスプ
リング要素だけでなく、それと略対称にコーナシ
ール側へ延び該コーナシールに弾性的に接触する
延長スプリング要素からもサイドシールが力を受
け、サイドシールに対する押圧力が補助された高
まるようにしているので、サイドシールの端部付
近においても中央部と同様の押圧力を作用させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図はロータリピストンエンジンの概略構成図、
第2図はサイドシール取付構造を示す断面図、第
3図は従来のサイドシール取付構造を示す断面図
である。 1……ケーシング、2……ロータハウジング、
3……サイドハウジング、4……ロータ、10…
…サイドシール溝、11……コーナシール溝、1
2……サイドシール、13……コーナシール、1
4……サイドシールスプリング、14a……スプ
リング要素、16……接触部、16a……延長ス
プリング要素。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロータハウジングの両側にサイドハウジングが
    配置され、該ロータハウジングの内周面に頂部を
    摺接させながら遊星回転運動するロータを有する
    ロータリピストンエンジンのサイドシール取付構
    造において、 上記ロータの側面にサイドシール溝が形成さ
    れ、該サイドシール溝に、サイドハウジングに摺
    接するサイドシールが嵌合挿入されるとともに、
    該サイドシールをロータ側から押圧する波形状の
    サイドシールスプリングが挿入され、 該サイドシールスプリングは、両端部に他の部
    材と弾性的に接触する接触部が形成され、該接触
    部は、接点に関して中央部側のスプリング要素と
    略対称にコーナシール側へ延び該コーナシールに
    弾性的に接触する延長スプリング要素を有するこ
    とを特徴とするロータリピストンエンジンのサイ
    ドシール取付構造。
JP1986171886U 1986-11-07 1986-11-07 Expired - Lifetime JPH0511319Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986171886U JPH0511319Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986171886U JPH0511319Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6378137U JPS6378137U (ja) 1988-05-24
JPH0511319Y2 true JPH0511319Y2 (ja) 1993-03-19

Family

ID=31107930

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986171886U Expired - Lifetime JPH0511319Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919489A (ja) * 1972-04-14 1974-02-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919489A (ja) * 1972-04-14 1974-02-20

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Publication number Publication date
JPS6378137U (ja) 1988-05-24

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