JPH0511312A - カメラの露出制御装置 - Google Patents
カメラの露出制御装置Info
- Publication number
- JPH0511312A JPH0511312A JP3164158A JP16415891A JPH0511312A JP H0511312 A JPH0511312 A JP H0511312A JP 3164158 A JP3164158 A JP 3164158A JP 16415891 A JP16415891 A JP 16415891A JP H0511312 A JPH0511312 A JP H0511312A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- exposure
- focus
- photometric
- lens position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】移動被写体の連続撮影を意図したカメラの露出
制御装置に関し、適正露出でピントの合ったバランスの
良い移動被写体の撮影結果を常に得る。 【構成】特定の移動被写体に対して撮影レンズが合焦す
るためのレンズ位置と時間の関係をレンズ移動パターン
情報として記憶し、また撮影範囲を分割して合焦位置に
対応する測光値を記憶し、このレンズ位置と測光値の記
憶値を用いて移動被写体のピント合わせ及び露出を行う
ようにする。
制御装置に関し、適正露出でピントの合ったバランスの
良い移動被写体の撮影結果を常に得る。 【構成】特定の移動被写体に対して撮影レンズが合焦す
るためのレンズ位置と時間の関係をレンズ移動パターン
情報として記憶し、また撮影範囲を分割して合焦位置に
対応する測光値を記憶し、このレンズ位置と測光値の記
憶値を用いて移動被写体のピント合わせ及び露出を行う
ようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動被写体をジャスピ
ン及び適正露出で連続的に撮影できるカメラの露出制御
装置に関する。
ン及び適正露出で連続的に撮影できるカメラの露出制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動被写体の連続撮影を対象とし
たこの種の露出制御装置としては、例えば特開平1−1
05221のようなものがある。この露出制御装置は多
点測距を行い、合焦した領域に対応した露出演算を行
う。また、焦点検出に関しては、移動する被写体に対し
て撮影レンズを遅れないように駆動する技術として、追
尾、または予測駆動などの技術が知られている。
たこの種の露出制御装置としては、例えば特開平1−1
05221のようなものがある。この露出制御装置は多
点測距を行い、合焦した領域に対応した露出演算を行
う。また、焦点検出に関しては、移動する被写体に対し
て撮影レンズを遅れないように駆動する技術として、追
尾、または予測駆動などの技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動焦点調節及び測光を行なう露出制御装置
においては、以下に述べるような問題点があった。まず
従来のレンズ駆動方法では焦点検出手段によって得られ
る最新のデフォーカス量及び過去数回のデフォーカス量
から、次のレンズ位置を予測し、駆動制御を行っていた
ため、被写体の移動に追従してレンズの運動が線形に変
化する場合は制御可能であったが、非線形の場合は満足
できる制御が困難であった。
うな従来の自動焦点調節及び測光を行なう露出制御装置
においては、以下に述べるような問題点があった。まず
従来のレンズ駆動方法では焦点検出手段によって得られ
る最新のデフォーカス量及び過去数回のデフォーカス量
から、次のレンズ位置を予測し、駆動制御を行っていた
ため、被写体の移動に追従してレンズの運動が線形に変
化する場合は制御可能であったが、非線形の場合は満足
できる制御が困難であった。
【0004】また合焦位置を検知しても、測光出力を用
いて露出演算を行う装置においては、演算時間短縮のた
め合焦領域の出力しか用いていない。そのため、部分的
には適正露出であっても、全体的には露出は正確ではな
いという問題があった。更に、焦点検出演算及び露出演
算にある程度の演算時間を必要とするため、被写体の瞬
時の動きに対応することができず、シャッターチャンス
を逃すこともあった。
いて露出演算を行う装置においては、演算時間短縮のた
め合焦領域の出力しか用いていない。そのため、部分的
には適正露出であっても、全体的には露出は正確ではな
いという問題があった。更に、焦点検出演算及び露出演
算にある程度の演算時間を必要とするため、被写体の瞬
時の動きに対応することができず、シャッターチャンス
を逃すこともあった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、適正露出でピントの合ったバランス
の良い移動被写体の撮影結果が常に得られるカメラの露
出制御装置を提供することを目的とする。
てなされたもので、適正露出でピントの合ったバランス
の良い移動被写体の撮影結果が常に得られるカメラの露
出制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成るため本
発明によるカメラの露出制御装置は次の手段を備える。 (1) 被写体像を所定平面上に形成する撮影レンズ; (2) 前記所定面に対する前記撮影レンズの像面のデフォ
ーカス量を検知する焦点検出手段; (3) 前記撮影レンズのレンズ位置を検出するレンズ位置
検出手段; (4) 前記デフォーカス量とレンズ位置とにより前記撮影
レンズが合焦すべき合焦レンズ位置を決定する合焦レン
ズ位置決定手段; (5) 特定の移動被写体に対して前記撮影レンズが合焦す
るためのレンズ位置と時間の関係をレンズ移動パターン
情報として記憶する記憶する第1記憶手段; (6) 前記レンズ位置、合焦位置及びレンズ移動パターン
情報に基づいてレンズを駆動する制御手段; (7) 所定の撮影範囲を分割して測光した測光情報を記憶
する第2記憶手段; (8) 少なくとも前記被写体像の所定平面上では、前記第
1記憶手段のレンズ移動パターンの記憶情報に基づく合
焦位置に対応する前記第2記憶手段の測光記憶情報を読
出して露出制御する露出制御手段; ここで、前記焦点検出手段は測距素子アレイを用い、前
記分割測光手段は、測距素子アレイを用いて測光する。
発明によるカメラの露出制御装置は次の手段を備える。 (1) 被写体像を所定平面上に形成する撮影レンズ; (2) 前記所定面に対する前記撮影レンズの像面のデフォ
ーカス量を検知する焦点検出手段; (3) 前記撮影レンズのレンズ位置を検出するレンズ位置
検出手段; (4) 前記デフォーカス量とレンズ位置とにより前記撮影
レンズが合焦すべき合焦レンズ位置を決定する合焦レン
ズ位置決定手段; (5) 特定の移動被写体に対して前記撮影レンズが合焦す
るためのレンズ位置と時間の関係をレンズ移動パターン
情報として記憶する記憶する第1記憶手段; (6) 前記レンズ位置、合焦位置及びレンズ移動パターン
情報に基づいてレンズを駆動する制御手段; (7) 所定の撮影範囲を分割して測光した測光情報を記憶
する第2記憶手段; (8) 少なくとも前記被写体像の所定平面上では、前記第
1記憶手段のレンズ移動パターンの記憶情報に基づく合
焦位置に対応する前記第2記憶手段の測光記憶情報を読
出して露出制御する露出制御手段; ここで、前記焦点検出手段は測距素子アレイを用い、前
記分割測光手段は、測距素子アレイを用いて測光する。
【0007】
【作用】このような構成を備えた本発明によるカメラの
露出制御装置によれば、焦点検知手段によって被写体の
移動に伴うレンズの位置と時間の関係を示すレンズ移動
パターンの情報が予め記憶されており、また、合焦され
る主要被写体の位置に対応する分割測光位置での測光値
もパターンとして記憶されているので、焦点検出演算及
び測光演算はメモリアクセスに要する短時間で済み、被
写体の瞬時の動きも正確にとらえ、演算時間によるシャ
ッターチャンスを逃すこと無く、正確な露出制御が可能
となる。
露出制御装置によれば、焦点検知手段によって被写体の
移動に伴うレンズの位置と時間の関係を示すレンズ移動
パターンの情報が予め記憶されており、また、合焦され
る主要被写体の位置に対応する分割測光位置での測光値
もパターンとして記憶されているので、焦点検出演算及
び測光演算はメモリアクセスに要する短時間で済み、被
写体の瞬時の動きも正確にとらえ、演算時間によるシャ
ッターチャンスを逃すこと無く、正確な露出制御が可能
となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の露出制御装置をカメラボディ
100を示したもので、101は撮影操作のためのレリ
ーズ釦、102は例えば移動する被写体を追いながら焦
点検出によるレンズ移動パターン情報と、合焦位置に対
応する分割測光位置の測光パターンして記憶するための
記憶釦である。記憶釦102は押している間のみ、レン
ズ移動パターン及び測光パターンをROMに記憶する。
また、記憶釦102は例えば押し込みとなる第1の操作
で記憶を開始し、釦を離す第2の操作で記憶を終了す
る。さらに記憶釦102の位置は、撮影中にレリーズ釦
101と同時に操作できなくなるようにするため、レリ
ーズ釦101とは十分に区別できる周辺の位置に設け
る。
100を示したもので、101は撮影操作のためのレリ
ーズ釦、102は例えば移動する被写体を追いながら焦
点検出によるレンズ移動パターン情報と、合焦位置に対
応する分割測光位置の測光パターンして記憶するための
記憶釦である。記憶釦102は押している間のみ、レン
ズ移動パターン及び測光パターンをROMに記憶する。
また、記憶釦102は例えば押し込みとなる第1の操作
で記憶を開始し、釦を離す第2の操作で記憶を終了す
る。さらに記憶釦102の位置は、撮影中にレリーズ釦
101と同時に操作できなくなるようにするため、レリ
ーズ釦101とは十分に区別できる周辺の位置に設け
る。
【0009】図2は本発明の一実施例を示したブロック
図である。図1において、被写体1からの光束は、撮影
レンズ2を介してフィルム面上に被写体像を形成する
が、公知の構成であるサブミラーによって撮影光軸より
分岐され、カメラ底部などに配置された焦点検出手段3
に導かれる。焦点検出手段3は公知の焦点検出光学系、
イメージセンサ、焦点検出演算装置より構成されてお
り、被写体からの光束を受け、被写体像面とフィルム面
とのデフォーカス量を検出する。デフォーカス量は、焦
点検出手段3がセンサの電荷蓄積時間、焦点検出演算時
間を必要とするため、ある時間間隔を持って発生する。
また、カメラの撮影動作が行われる場合は、その間、焦
点検出が不可のため、さらにデフォーカス量の発生間隔
は長くなる。
図である。図1において、被写体1からの光束は、撮影
レンズ2を介してフィルム面上に被写体像を形成する
が、公知の構成であるサブミラーによって撮影光軸より
分岐され、カメラ底部などに配置された焦点検出手段3
に導かれる。焦点検出手段3は公知の焦点検出光学系、
イメージセンサ、焦点検出演算装置より構成されてお
り、被写体からの光束を受け、被写体像面とフィルム面
とのデフォーカス量を検出する。デフォーカス量は、焦
点検出手段3がセンサの電荷蓄積時間、焦点検出演算時
間を必要とするため、ある時間間隔を持って発生する。
また、カメラの撮影動作が行われる場合は、その間、焦
点検出が不可のため、さらにデフォーカス量の発生間隔
は長くなる。
【0010】レンズ位置検出手段5は、撮影レンズの絶
対位置を検出する手段であって、撮影レンズ内のエンコ
ーダによって位置を検出する。合焦レンズ位置決定手段
4は、焦点検出手段3が発生したデフォーカス量を撮影
レンズ2の移動量に変換するとともに、デフォーカス量
が発生した時点でのレンズ位置に移動量を加えることに
より、撮影レンズ2を現時点での被写体に合焦させるた
めのレンズ位置(合焦レンズ位置)を決定する。焦点検
出手段3の焦点検出動作時間(センサ蓄積時間,演算時
間)中に撮影レンズが移動している場合は、この時間中
の移動量に応じた補正をデフォーカス量または合焦レン
ズ位置に加える。
対位置を検出する手段であって、撮影レンズ内のエンコ
ーダによって位置を検出する。合焦レンズ位置決定手段
4は、焦点検出手段3が発生したデフォーカス量を撮影
レンズ2の移動量に変換するとともに、デフォーカス量
が発生した時点でのレンズ位置に移動量を加えることに
より、撮影レンズ2を現時点での被写体に合焦させるた
めのレンズ位置(合焦レンズ位置)を決定する。焦点検
出手段3の焦点検出動作時間(センサ蓄積時間,演算時
間)中に撮影レンズが移動している場合は、この時間中
の移動量に応じた補正をデフォーカス量または合焦レン
ズ位置に加える。
【0011】レンズ移動パターン記憶手段6は、移動被
写体に対し、その移動に対応したレンズ位置と時間の関
係であるレンズ移動パターンを記憶(第1記憶手段)す
る。例えば撮影画面の所定平面上(フィルム面上)にお
ける主要被写体の移動パターン情報が図4に実線Lで示
すものであった場合、時間tとレンズ位置Z(t)はR
OM,RAMなどのメモリ上に図3のように、アドレス
とその内容という関係で記憶される。
写体に対し、その移動に対応したレンズ位置と時間の関
係であるレンズ移動パターンを記憶(第1記憶手段)す
る。例えば撮影画面の所定平面上(フィルム面上)にお
ける主要被写体の移動パターン情報が図4に実線Lで示
すものであった場合、時間tとレンズ位置Z(t)はR
OM,RAMなどのメモリ上に図3のように、アドレス
とその内容という関係で記憶される。
【0012】図3において、Xは基準アドレス、Δtは
時間間隔、Zはレンズ位置を表している。また、図3の
an,bnは分割測光の区分であり、これに対応して図
4のAn(an,bn)は測光位置,Bnは測光値を表
している。再び図2を参照するに、レンズ駆動制御手段
7は、レンズ移動パターン情報、合焦レンズ位置情報、
レンズ位置情報に基づいて移動被写体に対して撮影レン
ズ2が追随するように、その位置と、時間の関係を制御
する。
時間間隔、Zはレンズ位置を表している。また、図3の
an,bnは分割測光の区分であり、これに対応して図
4のAn(an,bn)は測光位置,Bnは測光値を表
している。再び図2を参照するに、レンズ駆動制御手段
7は、レンズ移動パターン情報、合焦レンズ位置情報、
レンズ位置情報に基づいて移動被写体に対して撮影レン
ズ2が追随するように、その位置と、時間の関係を制御
する。
【0013】次に、測光に関する部分の構成を説明す
る。10は分割測光手段であり、測光用光電変換素子1
0aと測光回路10bとを備える。測光用光電変換素子
10aは、図3のように分割して測光することが可能で
ある。複数に分割された測光用光電変換素子10aから
の各測光出力は測光回路10bに入力される。測光回路
10bは撮影レンズ2を透過した各出力を露出演算手段
11へ出力をする。
る。10は分割測光手段であり、測光用光電変換素子1
0aと測光回路10bとを備える。測光用光電変換素子
10aは、図3のように分割して測光することが可能で
ある。複数に分割された測光用光電変換素子10aから
の各測光出力は測光回路10bに入力される。測光回路
10bは撮影レンズ2を透過した各出力を露出演算手段
11へ出力をする。
【0014】演算手段11は分割測光手段10の出力と
レンズ移動パターン記憶手段6の移動パターン情報と、
更にレンズ駆動制御手段7から合焦位置の情報が入力さ
れ、所定の露出演算アルゴリズムに従って適正露出値を
算出して露出制御手段13に出力する。露出制御手段1
3は適正露出値の出力を受けて絞り14及びシャッタ1
5を制御する。
レンズ移動パターン記憶手段6の移動パターン情報と、
更にレンズ駆動制御手段7から合焦位置の情報が入力さ
れ、所定の露出演算アルゴリズムに従って適正露出値を
算出して露出制御手段13に出力する。露出制御手段1
3は適正露出値の出力を受けて絞り14及びシャッタ1
5を制御する。
【0015】次に、図2の実施例における分割測光手段
10の測光用光電変換素子10aと、焦点検出手段3の
焦点検出用光電素子との位置関係を説明する。測光用光
電変換素子10aは例えば図4のように複数に分割され
ており、焦点検出位置に対応して測光出力を得ることが
可能となっている。ここで実際の撮影操作に沿って図5
を参照しながら説明をする。撮影者が例えばスキーの回
転など同じような動きをする被写体を繰返し撮影する場
合、従来では前述のごとく焦点検出における蓄積時間、
演算時間により、シャッターチャンスを逃したり、画面
位置のどこに主要被写体が有るのか不明なため、露出が
適正でなかったり、分割測光の演算時間が必要なため、
シャッターチャンスを逃すことがあった。
10の測光用光電変換素子10aと、焦点検出手段3の
焦点検出用光電素子との位置関係を説明する。測光用光
電変換素子10aは例えば図4のように複数に分割され
ており、焦点検出位置に対応して測光出力を得ることが
可能となっている。ここで実際の撮影操作に沿って図5
を参照しながら説明をする。撮影者が例えばスキーの回
転など同じような動きをする被写体を繰返し撮影する場
合、従来では前述のごとく焦点検出における蓄積時間、
演算時間により、シャッターチャンスを逃したり、画面
位置のどこに主要被写体が有るのか不明なため、露出が
適正でなかったり、分割測光の演算時間が必要なため、
シャッターチャンスを逃すことがあった。
【0016】本発明では、まず最初に記憶釦102を被
写体の動きの必要な範囲で押し、S100で被写体の動
きを記憶する。すると、焦点検出手段3によりデフォー
カス量を算出しながら合焦位置を決定し、撮影レンズ1
を制御しながら、レンズ移動パターン記憶手段6を構成
するROM,RAMに、レンズ移動パターン情報と、画
面上の焦点位置に対応する測光用光電変換素子の測光値
を図4のように記憶していく。そして、記憶された内容
について、演算の必要な要素、例えば予測駆動の位置を
正確に迅速に行えるようにし、測光に対しては各素子の
出力を演算し、次の被写体の演算を迅速に正確に行える
ように予め用意をしておく。
写体の動きの必要な範囲で押し、S100で被写体の動
きを記憶する。すると、焦点検出手段3によりデフォー
カス量を算出しながら合焦位置を決定し、撮影レンズ1
を制御しながら、レンズ移動パターン記憶手段6を構成
するROM,RAMに、レンズ移動パターン情報と、画
面上の焦点位置に対応する測光用光電変換素子の測光値
を図4のように記憶していく。そして、記憶された内容
について、演算の必要な要素、例えば予測駆動の位置を
正確に迅速に行えるようにし、測光に対しては各素子の
出力を演算し、次の被写体の演算を迅速に正確に行える
ように予め用意をしておく。
【0017】次にレリーズ釦101を図S1以降の処理
が開始される。即ち、S1でレンズ位置を検出してS2
に進み、S2でS100で既に記憶されたレンズ位置に
対応するレンズ位置を読出して実際のレンズ位置と比較
する。両者が一致すれぱS3からS4に進み、一致しな
ければ一致するまでS4のレンズ位置の補正を繰り返
す。
が開始される。即ち、S1でレンズ位置を検出してS2
に進み、S2でS100で既に記憶されたレンズ位置に
対応するレンズ位置を読出して実際のレンズ位置と比較
する。両者が一致すれぱS3からS4に進み、一致しな
ければ一致するまでS4のレンズ位置の補正を繰り返
す。
【0018】S3でレンズ位置の一致が判別されるとS
5で焦点検出位置に対応する測光値をS100で記憶さ
れた中から読出し、直ちにS6で露出演算を実行する。
続いてS7でレリーズ釦101の全押しによるシャッタ
ーレリーズを待ってS8の絞り及びシャッターの制御に
よる露出を行う。またS7でシャッターレリーズが行わ
れなければ、再びS1にも戻って次のレンズ位置に戻っ
て同じ処理を繰り返す。
5で焦点検出位置に対応する測光値をS100で記憶さ
れた中から読出し、直ちにS6で露出演算を実行する。
続いてS7でレリーズ釦101の全押しによるシャッタ
ーレリーズを待ってS8の絞り及びシャッターの制御に
よる露出を行う。またS7でシャッターレリーズが行わ
れなければ、再びS1にも戻って次のレンズ位置に戻っ
て同じ処理を繰り返す。
【0019】この結果、もし全くパターンが同一でなく
ても制御時間は大巾に短くなるので正確な焦点検出と、
それに対応した正確な露出制御がシャッターチャンスを
逃すことなく可能となる。尚、図4にあっては、測光値
を記憶しているが、測光値に基づいて演算した絞り値及
びシャッター速度そのものを記憶するようにしてもよ
い。
ても制御時間は大巾に短くなるので正確な焦点検出と、
それに対応した正確な露出制御がシャッターチャンスを
逃すことなく可能となる。尚、図4にあっては、測光値
を記憶しているが、測光値に基づいて演算した絞り値及
びシャッター速度そのものを記憶するようにしてもよ
い。
【0020】図6はレンズ移動パターン記憶手段6の内
容を外部から入力設定可能にした他の実施例であって、
図2の実施例にレンズ移動パターン外部設定手段9と記
憶制御手段8が付加された構成になっている。記憶制御
手段8は、レンズ移動パターン手段6の記憶情報をリセ
ット更新させるための制御手段であって、更新する場合
は、レンズ移動パターン外部設定手段9からの情報によ
るレンズ移動パターン記憶手段6のメモリの書き込みを
許可する。勿論、レンズ移動パターン記憶手段6に複数
のレンズ移動パターンを記憶し、撮影者は用意された複
数のレンズ移動パターンの中から所望のパターンを選択
してするようにしても良い。
容を外部から入力設定可能にした他の実施例であって、
図2の実施例にレンズ移動パターン外部設定手段9と記
憶制御手段8が付加された構成になっている。記憶制御
手段8は、レンズ移動パターン手段6の記憶情報をリセ
ット更新させるための制御手段であって、更新する場合
は、レンズ移動パターン外部設定手段9からの情報によ
るレンズ移動パターン記憶手段6のメモリの書き込みを
許可する。勿論、レンズ移動パターン記憶手段6に複数
のレンズ移動パターンを記憶し、撮影者は用意された複
数のレンズ移動パターンの中から所望のパターンを選択
してするようにしても良い。
【0021】図7は、レンズ駆動手段7の起動停止を起
動手段20により制御可能にした他の実施例であって、
図2の実施例に起動手段20が付加された構成になって
いる。この起動手段10を設けることによって撮影者は
所望の時間または位置よりレンズ駆動制御手段7の起動
が可能となる。
動手段20により制御可能にした他の実施例であって、
図2の実施例に起動手段20が付加された構成になって
いる。この起動手段10を設けることによって撮影者は
所望の時間または位置よりレンズ駆動制御手段7の起動
が可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影レンズの駆動及び露出情報を予め記憶された情報をも
って行うので、演算時間が短く、急な変化も対応とれる
ので、また露出も適正露出が可能となるため、撮影のシ
ャッターチャンスを逃すことなく移動被写体を適切に撮
影できる。
影レンズの駆動及び露出情報を予め記憶された情報をも
って行うので、演算時間が短く、急な変化も対応とれる
ので、また露出も適正露出が可能となるため、撮影のシ
ャッターチャンスを逃すことなく移動被写体を適切に撮
影できる。
【図1】本発明のカメラ外観図
【図2】本発明の一実施例を示したブロック図
【図3】本発明でレンズ移動パターンを記憶する際の画
面内に於ける被写体の動きの例を示した説明図
面内に於ける被写体の動きの例を示した説明図
【図4】本発明で用いるレンズ移動パターンとして記憶
されたレンズ位置情報及び測光値の一例を示した説明図
されたレンズ位置情報及び測光値の一例を示した説明図
【図5】本発明の制御処理を示したフローチャート
【図6】本発明の他の実施例を示したブロック図
【図7】本発明の他の実施例のブロック図
1:被写体
2:撮影レンズ
3:焦点検出手段
4:合焦レンズ位置決定手段
5:レンズ位置検出手段
6:レンズ移動パターン記憶手段
7:レンズ駆動制御手段
10:分割測光手段
100:カメラボディ
101:レリーズ釦
102:記憶釦
Claims (2)
- 【請求項1】被写体像を所定平面上に形成する撮影レン
ズと、 前記所定面に対する前記撮影レンズの像面のデフォーカ
ス量を検知する焦点検出手段と、 前記撮影レンズのレンズ位置を検出するレンズ位置検出
手段と、 前記デフォーカス量とレンズ位置とにより前記撮影レン
ズが合焦すべき合焦レンズ位置を決定する合焦レンズ位
置決定手段と、 特定の移動被写体に対して前記撮影レンズが合焦するた
めのレンズ位置と時間の関係をレンズ移動パターン情報
として記憶する記憶する第1記憶手段と、 前記レンズ位置、合焦位置及びレンズ移動パターン情報
に基づいてレンズを駆動する制御手段と、 所定の撮影範囲を分割して測光した測光情報を記憶する
第2記憶手段と、 少なくとも前記被写体像の所定平面上では、前記第1記
憶手段のレンズ移動パターンの記憶情報に基づく合焦位
置に対応する前記第2記憶手段の測光記憶情報を読出し
て露出制御する露出制御手段と、を備えたことを特徴と
するカメラの露出制御装置。 - 【請求項2】請求項1記載のカメラの露出制御装置に於
いて、前記焦点検出手段は測距素子アレイを用い、前記
分割測光手段は、該測距素子アレイの出力を用いて測光
することを特徴とするカメラの露出制御装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164158A JPH0511312A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | カメラの露出制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164158A JPH0511312A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | カメラの露出制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511312A true JPH0511312A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15787843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3164158A Pending JPH0511312A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | カメラの露出制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511312A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5724929A (en) * | 1996-04-09 | 1998-03-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Engine variable valve timing mechanism |
KR100406606B1 (ko) * | 1995-12-20 | 2004-03-18 | 삼성테크윈 주식회사 | 연속촬영시초점거리가가변되는줌카메라및그제어방법 |
KR100799213B1 (ko) * | 2005-12-28 | 2008-01-29 | 삼성테크윈 주식회사 | 촬영장치 및 촬영방법 |
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1991
- 1991-07-04 JP JP3164158A patent/JPH0511312A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100406606B1 (ko) * | 1995-12-20 | 2004-03-18 | 삼성테크윈 주식회사 | 연속촬영시초점거리가가변되는줌카메라및그제어방법 |
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