JPH05112Y2 - - Google Patents

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JPH05112Y2
JPH05112Y2 JP13658889U JP13658889U JPH05112Y2 JP H05112 Y2 JPH05112 Y2 JP H05112Y2 JP 13658889 U JP13658889 U JP 13658889U JP 13658889 U JP13658889 U JP 13658889U JP H05112 Y2 JPH05112 Y2 JP H05112Y2
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side wall
wall member
stove
bottom plate
shaped
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋外において食品の加熱や簡単な調
理を行うための簡易こんろに関する。
〔従来の技術〕
ハイキングやキヤンピングなどの際に、炊事設
備のない場所で食品の加熱や簡単な調理を行うの
に、簡易こんろが使用されている。この簡易こん
ろは、固形燃料を用い、こんろ本体は金属薄板を
加工した軽量かつ携帯に便利な構造のものが一般
的である。
このような簡易こんろとして、たとえば、実開
昭60−119333号公報、実開昭62−123739号公報に
記載のものがある。これらの簡易こんろは、何れ
も円筒状の本体の内部に固形燃料を置き、本体上
部に鍋等を載置して、固形燃料の燃焼により湯沸
かしや簡単な調理ができる構造のものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記公報に記載のような従来の簡易こんろは、
円筒状本体の内部に燃焼用空気を取り込むために
本体側壁に開口を設けている。ところが、この開
口が大きなものであり、かつ、開口の位置が本体
側壁の高さ方向にみて固形燃料の燃焼点位置に近
いところにあるため、強い風が吹いたときにこの
開口から風が本体内部に強く吹き込み、火が消え
易いという欠点があつた。また、上記従来の簡易
こんろは、円筒状本体の直径が一定の寸法に成形
加工されていて、鍋等の付属品はこの本体寸法に
合わせた専用のものを使用することになつてお
り、他の鍋等を使用するには不便であつた。
そこで本考案は、強い風が吹いたときでも本体
内部に風が強く吹き込むことがなく、また、本体
寸法が可変な使い勝手のよい簡易こんろを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の簡易こんろは、その目的を達成するた
めに、円板状の底板と帯状薄板を円筒状に曲げた
側壁部材とからなり、前記底板には最外周に立上
げ部を形成し同立上げ部の内周寄りを前記立上げ
部の立上げ方向と同方向に立ち上げ且つ続けて立
ち下げて互いに逆向きのU字形溝部を2周に形成
し、前記側壁部材は内周側のU字形溝部の周長と
ほぼ同じ長さで同側壁部材の幅方向中央部分を除
いた部分に多数の小さい開口を設けたことを特徴
とする。
〔作用〕
本考案の簡易こんろは、底板と側壁部材とから
なる組立式のこんろである。組み立てる際は、円
筒状に曲げた側壁部材の側縁部を、底板の周縁部
に2周に形成したU字形溝部の何れか、または内
周側のU字形溝部の内側に嵌め込む。これによ
り、円筒状側壁の直径が3通りに異なるこんろが
得られ、それに応じた大きさの異なる鍋等を使用
することができる。
また、燃焼用空気を取り込むための開口は側壁
の上部と下部に小さい孔を多数個設け、固形燃料
の燃焼点位置に近い中央部には開口を設けていな
いので、強い風が吹いた場合でも本体内部に風が
強く吹き込むことがなく、火が消えることはな
い。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本考
案の特徴を具体的に説明する。
第1図は本校実施例の簡易こんろの組立の例を
示す斜視図、第2図は同こんろの使用状態を示す
斜視図、第3図は同こんろの分解斜視図、第4図
は底板の縦断面図であり、第5図は組立の他の例
を示す斜視図である。
本実施例のこんろ1は、ステンレス鋼板等の金
属製の底板2と側壁部材3とからなる。
底板2は、第3図b及び第4図に示すように、
最外周に立上げ部21を形成し、同立上げ部21
の内周寄りを前記立上げ部21の立上げ方向と同
方向に立ち上げ且つ続けて立ち下げて、互いに逆
向きのU字形の溝部22及び23を2周に形成
し、内周側の溝部23の内側24を平坦に形成し
たものである。この底板2は、後述するように、
一方の面または他方の面を上にして、底板2に対
する側壁部材3の嵌込み位置を変えることによ
り、円筒状側壁の直径が異なるこんろを組み立て
ることができる。
側壁部材3は、底板2の内周側の溝部23の周
長とほぼ同じ長さで、こんろの高さに相当する幅
の帯状薄板の、幅方向中央部を除く部分に円形の
小孔31を多数開けたものである。この側壁部材
3は、組立て前の状態で、第3図aに示すよう
に、予めある程度の曲げ加工を施しておくことが
好ましい。このように曲げ加工を施しておけば、
後述するように側壁部材3を底板2に嵌め込むと
きの側壁部材3の変形抵抗が小さくて嵌め込みが
容易となり、また、嵌め込んだ後の反撥力が大き
すぎて側壁部材3が底板2から外れて撥ねるよう
なことがない。
こんろ1の組立ては、第3図aの状態の側壁部
材3の下端側縁部32を、底板2の外周側溝部2
2、または内周側溝部23、または内側平坦部2
4の溝部23寄りにそれぞれ嵌め込む。
第1図は内周側溝部23に側壁部材3の下端側
縁部32を嵌め込んだ例を示し、第5図aは外周
側溝部22に側壁部材3の下端側縁部32を嵌め
込んだ例を示し、第5図bは内側平坦部24の溝
部23寄りに側壁部材3の下端側縁部32を嵌め
込んだ例を示す。このように、底板2に対する側
壁部材3の嵌込み位置を変えることにより、円筒
状側壁の直径が異なるこんろを組み立てることが
できる。ここで、第1図の例の場合は、側壁部材
3の長さと内周側溝部23の周長がほぼ同じであ
るので、側壁部材3の端部の突合わせ部に隙間は
ほとんど生じない。しかし、第5図aの例の場合
は、側壁部材3の長さよりも外周側溝部23の周
長の方が長く、側壁部材3の端部の突合わせ部に
は隙間33が生じるので、風の強い場合は、この
隙間33を風下側に向けるようにするとよい。第
5図bの例の場合は、側壁部材3の端部の突合わ
せ部が一部重なるが、使用上なんら問題はない。
第2図は第1図のように組み立てたこんろ1に
アルミニユウム製の簡易鍋4を載置した状態を示
す。図示していないが、こんろ1の内部には、底
板2の上に通常の固形燃料が置かれ、この固形燃
料の燃焼によつて簡易鍋4の内容物の加熱が行わ
れる。本実施例のこんろ1によれば、強い風が本
体内部に吹き込むことがないので、火が最後まで
消えることがなく、簡易鍋4その他適宜な鍋等を
用いて、うどん、ラーメン等の簡単な調理から、
炊飯まで可能である。もつとも、炊飯の場合は強
い火力を必要とし、本体内部への僅かな風の吹き
込みで炎が傾くだけでも鍋への火力伝達が弱まつ
て御飯の出来上がりに影響するので、こんろ1の
周囲に風よけのための適当な覆いを設ける方がよ
い。
〔考案の効果〕
本考案の簡易こんろは以上のような構成である
ので、つぎのような効果を奏する。
底板に側壁部材を嵌め込むだけで簡単にこん
ろを組み立てることができる。
底板への側壁部材の嵌め込み位置を変えるこ
とにより、円筒状側壁の直径の異なるこんろが
得られる。
燃焼用空気取入れ用の開口は円筒状側壁の上
部と下部のみに設けているので、風の強いとき
でも内部の燃焼点付近に風が強く吹き込むこと
がなく、火が消えることがない。
小型・軽量で携帯に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の簡易こんろの組立の例
を示す斜視図、第2図は同こんろの使用状態を示
す斜視図、第3図は同こんろの分解斜視図、第4
図は底板の縦断面図であり、第5図は組立の他の
例を示す斜視図である。 1……こんろ、2……底板、3……側壁部材、
4……簡易鍋、21……立上げ部、22,23…
…溝部、24……内側平坦部、31……開口、3
2……下端側縁部、33……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円板状の底板と帯状薄板を円筒状に曲げた側壁
    部材とからなり、前記底板には最外周に立上げ部
    を形成し同立上げ部の内周寄りを前記立上げ部の
    立上げ方向と同方向に立ち上げ且つ続けて立ち下
    げて互いに逆向きのU字形溝部を2周に形成し、
    前記側壁部材は内周側のU字形溝部の周長とほぼ
    同じ長さで同側壁部材の幅方向中央部分を除いた
    部分に多数の小さい開口を設けたことを特徴とす
    る簡易こんろ。
JP13658889U 1989-11-25 1989-11-25 Expired - Lifetime JPH05112Y2 (ja)

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JPH0376523U JPH0376523U (ja) 1991-07-31
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KR102383176B1 (ko) * 2020-07-23 2022-04-06 박창배 화목난로용 댐퍼

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