JPH05112886A - カチオン交換膜の照射 - Google Patents

カチオン交換膜の照射

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JPH05112886A
JPH05112886A JP4075865A JP7586592A JPH05112886A JP H05112886 A JPH05112886 A JP H05112886A JP 4075865 A JP4075865 A JP 4075865A JP 7586592 A JP7586592 A JP 7586592A JP H05112886 A JPH05112886 A JP H05112886A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フッ化カチオン交換膜をその塩の形態で十分
な線量の非スパーク放射線で照射することによって前記
膜を変性して、ブラインの電解のために膜を使用すると
きの電圧を減少する方法。 【効果】 本方法によれば、NaCl、KCl等の溶液
を低電圧、高電流効率で電解することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、カチオン交換膜を処理して、そ
れらを電解法および分離法にいっそう適当とする照射法
に関する。
【0002】アルカリ金属のハロゲン化物、ことに(N
aCl)または塩化カリウム(KCl)を電解する技術
水準の方法は、フッ素化膜を使用してアノード液(anoly
te)室およびカソード液(catholyte)室を分離する。膜は
アルカリ金属カチオンを通過させてカソード液へ入れさ
せるが、カソード液からアノード液へのヒドロキシルイ
オンの望ましくない通行を厳しく制限する。膜を電解に
魅力的とするために、電力の消費を最小とすべきであ
り、これは電流効率を最大とし、そして電解槽電圧(ま
たは抵抗)を最小にすべきである。
【0003】広範な種類の処理によりこれらの膜の性能
を改良するために多数の努力がなされてきている。それ
らの大部分はより高い電流効率またはより少ない電力消
費を目標としてきている。しかしながら、また、より低
い電圧を得ることは望ましい。ブラインを電解するため
に必要である電圧を越える電圧は熱として損失され、そ
してこれは電力の浪費を表す。過剰の熱の生成は、電解
槽温度を上昇させそしてガスの体積を増加することによ
って、電解の生産性を制限することがある。また、クロ
ルアルカルのプラントにおいて使用する整流器を電力の
ために定格化し、この電力は電圧とアンペアとの積であ
る。より高い電圧において、より低いアンペアを供給
し、電解装置の生産性を減少することができる。
【0004】本発明に最も近いと信じられる技術は米国
特許第4,439,292号[クロッツ(Klotz)
ら、バイエル社]である。これらの発明者らは、フッ素
化カルボキシルおよびヒドロキシル膜を処理することに
よって、すなわち、電気放電またはスパークを1つの電
極から他の電極へガスおよび処理すべき試料を通して通
す方法により、電解槽電圧を減少した。クロッツらは加
熱が膜を損傷することを見いだした。温度を80℃以
下、好ましくは+22℃以下、そして最も好ましくは−
20℃以下に保持する。加熱の損傷を防止するために、
クロッツらは試料をコロナ放電1000〜5000回暴
露し、暴露の間に冷却を行う。明らかなように、数千回
の暴露を使用する必要性はこの方法の有用性を厳しく制
限する。
【0005】本発明において、非スパーク生成性イオン
化放射線、例えば、ベータ、ガンマ、またはX線を使用
する。単一の暴露で有効量の放射線で温度の上昇はほと
んど起こらないことが発見された。これはわずかに1回
の暴露または非常に少ない暴露を使用する方法を可能と
する。
【0006】好ましい照射方法は電子ビーム照射、いわ
ゆるベータ放射線である。
【0007】本発明の方法は32〜36重量%のNaO
Hの商業的範囲の水酸化ナトリウム(NaOH)の製造
において非常に有用であり、より低い電圧およびより低
い電力消費を提供する。この方法は約40重量%のNa
OHの生成にことに有用である。
【0008】普通の使用における非スパークのイオン化
放射線源は、(1)ガンマ源、例えば、Co−60およ
びCs−137、(2)電子ビーム加速器(しばしば線
型加速器と呼ばれる)、および(3)X線源である。す
べてのイオン化放射線は吸収性媒質(この物質は照射さ
れる)の中にフリーラジカルを生成する。生成されるフ
リーラジカルの挙動は吸収媒質の性質により決定され
る。これらの3つの源の間の主な差は、放射線が照射さ
れている物質を通して移動する方法である。
【0009】ガンマ線の最も普通の発生はCo−60お
よびCs−137である。Co−60は非放射性Coを
ロッドまたはバーに前以て成形し、次いでそれらをニュ
ートロン源、例えば、原子炉プラントにおいて生成され
るニュートロンに暴露することによって作られる。
【0010】ガンマ線は完全な球形で放射され、照射の
すべてを利用しない場合、標的物質がガンマ線源を完全
取り囲むことを必要とする。ガンマ線はそれが物質の中
を移動するとき対数基準で吸収される。その物質におい
てより均一な線量を得るためには、二重の側面の暴露を
使用することができるが、比較的薄い物質、例えば、ク
ロルアルカリ膜を使用することは必要ではない。
【0011】ガンマ線は主要な利点、すなわち、侵入を
有する。これは薄い膜の照射において重要ではない。
【0012】放射線源の主要な利点は、(1)高いメン
テナンスのコスト(源物質の置換)、(2)極端な安全
性の注意の必要性、(3)比較的低い線量の割合、およ
び(4)高度に放射性の物質に関連する輸送、貯蔵およ
び廃棄の問題である。さらに、放射性崩壊はコントロー
ル(オンおよびオフの切り替え)が不可能であるので、
設備を連続的に操作して高い効率を実現しなくてはなら
ない。
【0013】高いエネルギーの電子を使用して金属に衝
突させるとき、X線が生成する。X線源の効率は標的の
分子量および原子重量および電子のエネルギー(加速電
圧)により決定される。標的物質の分子量が高くなれば
なるほど、効率はより高くなる。効率は、また、加速電
圧に比例する。
【0014】X線の侵入特性はガンマ線のそれらより5
〜20%だけ高い。
【0015】ベータ線源は電子ビームの加速器である。
電子は(1)高いDC電圧、(2)電気的パルス、
(3)磁気的パルス、または(4)これらの3つの組み
合わせにより加速することができる。コッククロフト−
ワルトン(Cockcroft−Walton)、隔離
されたコア、共鳴トランス、ダイナミトロン(Dyna
mitron)、クリストロン(Klystron)、
および線型加速器は、高い電圧を生成する技術に与えた
名称のいくつかである。
【0016】物質の中の高いエネルギーの電子の吸収
は、ビームのエネルギーの90%がビーム下で単一の通
過を使用して1.4の最大対最小の線量比で使用するこ
とができるようなものである。
【0017】電子ビームの加速器の主要な利点は、
(1)高い電力および高い処理量、(2)比較的低いユ
ニットのコスト、(3)高い線量割合、および(4)固
有の安全性である。さらに、電子加速器をオフにするこ
とができるので、設備は連続的に作動しなくてよい。電
子ビームの加速器の主な欠点は、電子の比較的小さい侵
入、5Mev源について水中で2.1cmである。これ
は薄い膜の照射について有意な欠点ではない。したがっ
て、電子ビームの加速器は本発明のイオン化放射線の好
ましい源である。
【0018】本発明において処理した膜は、塩化物の塩
類の電解の分野において知られている、加水分解した、
部分的に加水分解した、または加水分解しない形態の膜
であることができる。加水分解された形態とは、スルホ
ネートまたはカルボキシレート塩類およびスルホン酸お
よびカルボン酸を包含することを意味する。
【0019】照射法において、膜を十分な時間および十
分な線量の割合で照射に暴露して、膜をNaClまたは
KClの電解に使用するとき、膜の抵抗を減少し、こう
して必要な電圧の減少させる。合計の線量は少なくとも
0.1メガラド、好ましくは0.1〜2.0、最も好ま
しくは0.1〜2.0メガラドである。2メガラドより
高い線量は、図面において見ることができるように、可
能であるが、膜の電力消費をそれ以上改良しない。
【0020】合計の線量は各暴露、線量の割合,および
暴露の回数の関数である。好ましくは、暴露の回数は低
く、好ましくは1である。線量の割合は使用する放射線
の種類、放射線の発生に使用する装置、および放射線源
へのエネルギーの入力に依存するであろう。所定の線量
の割合について、暴露時間をコントロールする好ましい
方法は、照射ゾーンを通して膜を運搬するコンベヤーシ
ステムの速度を変化させることである。
【0021】本発明において使用する膜をフッ素化す
る。これは炭素に結合する原子の少なくとも90%、好
ましくは少なくとも95%、最も好ましくはすべてがF
原子または、塩類に加水分解可能な官能基を含有するこ
とができる、側鎖のエーテル基であることを意味する。
フッ素以外の原子は、使用する場合、H、ClまたはB
rであることができる。
【0022】好ましくは、本発明の方法による電解電解
槽において使用する膜は、ペンダントのスルホニル基を
有するアノード質と接触する、少なくとも2つの層、少
なくとも1つの層から成る。
【0023】本発明に従いアノード質と接触する少なく
とも1つの膜の層を作ることができるスルホニルポリマ
ーは基−CF2CFR’SO2X−を含有する側鎖をもつ
フッ素化ポリマーであり、ここでR’はF、Cl、CF
2ClまたはC1−C10パーフルオロアルキル基であり、
そしてXはFまたはCl、好ましくはFである。通常、
側鎖は−OCF2CF2CF2SO2Xまたは−OCF2
2SO2F基、好ましくは後者を含有するであろう。パ
ーフルオロポリマーは好ましい。
【0024】側鎖
【0025】
【化1】
【0026】ここでkは0または1であり、そしてjは
3、4または5である、を含有するポリマーを使用する
ことができる。これらは米国特許第4,329,435
号(キモトら、アサヒ・ガラス)に記載されている。
【0027】側鎖−CF2CF2SO2Xを含有するポリ
マーは、米国特許第3,718,627号[グロット
(Grot)、デュポン社]に記載されている。
【0028】好ましいポリマーは、側鎖−(OCF2
FY)r−OCF2CFR’SO2X、ここでR’および
Xは上に定義したとおりであり、YはFまたはCF3
あり、そしてrは0、1、2または3である、を含有す
る。それらのポリマーのいくつかは米国特許第3,28
2,875号[コンノリイ(Connolly)ら、デ
ュポン社]に記載されている。側鎖
【0029】
【化2】
【0030】を含有するコポリマーは、ことに好まし
い。
【0031】カソード液と接触する膜の層を作る塩の形
態のポリマーは、塩の形態への加水分解の前に、アルカ
リ性媒質中でカルボキシレート基の加水分解可能な基、
例えば、ニトリルまたはエステル基を有する側鎖が結合
しているフッ素化塩化水素主鎖を有する。それらのポリ
マーは、例えば、側鎖−(OCF2CFY)n−O−CF
2−CF2−W、ここでYはFまたはCF3であり、nは
1または2であり、そしてWはCOORまたは−CNで
あり、ここでRは低級アルキルである、を含有するもの
を包含する。このようなポリマーは米国特許第4,13
8,426号(英国、デュポン社)に記載されている。
これらのポリマーの間で、n=1かつY=CF3のもの
は好ましい。
【0032】重合は上の参考文献に記載されている方法
により実施することができる。溶媒として1,2,2−
トリクロロ−2,1,1−トリフルオロエタン、そして
開始剤としてパーフルオロプロピオニルパーオキシドを
使用する溶液重合はことに好ましい。重合は、また、水
性の粒状重合により実施することができる。
【0033】本発明の方法において使用する膜の層の製
作において使用するコポリマーは、溶融製作可能な(前
駆体)の形態および加水分解したイオン交換の形態の両
者において自己支持性であるフィルムを生成するために
十分な分子量をもつべきである。
【0034】溶融製作可能な形態のスルホニル基を有す
る少なくとも1つの層および溶融製作可能な形態のカル
ボキシル基を有するコポリマーの層を有する膜、例え
ば、同時押出しにより作られるもの、は、本発明の方法
において使用することができるか、あるいは、加水分解
により、本発明の方法において使用すべき膜を作るとき
の成分の1つとして使用することができる。このような
積層構造は時々ここにおいてバイメンブレインと呼ぶ。
バイメンブレインはこの分野においてよく知られてい
る。
【0035】本発明の方法においてカルボキシレート/
スルホネートバイメンブレインを使用するすることは事
実好ましく、そしてスルホネート層はカルボキシレート
層の等価重量により少なくとも50単位だけ低い等価重
量を有することができる。
【0036】また、アノード液側でより低い等価重量の
層をもつすべてのカルボキシレート膜層を使用すること
ができる。
【0037】本発明において使用する膜は、また、次の
3つの層からなる: a)カソード液側において、5〜50マイクロメート
ル、好ましくは20〜40マイクロメートルの厚さをも
ち、3.0〜4.0モルの水/グラム原子のNaの水を
輸送するために適当な等価重量をもつ、カルボキシレー
ト層、 b)中央において、より低い等価重量および(a)のそ
れと同一の範囲の厚さをもつ、任意のカルボキシレート
層、および c)アノード液側において、50〜250マイクロメー
トル、好ましい75〜100マイクロメートルの厚さの
スルホネート層。
【0038】膜は通常50〜300マイクロメートル、
ことに125〜200マイクロメートルの全体の厚さを
有する。
【0039】この分野におけるフィルムまたは膜の構造
の組成を特定する慣用の方法は、膜を製作する、ポリマ
ーの組成、イオン交換容量または等価重量、および溶融
製作可能な形態のポリマーのフィルムの厚さを特定する
ことである。これを実施する理由次の通りである。測定
する厚さは膜が乾燥しているか、あるいは水または電解
液で膨潤しているかどうかに依存し、そしてポリマーの
量が一定に止まっていてさえ、電解液のイオン種および
イオン強度に依存する。
【0040】ブラインの電解において使用するために、
膜はイオン化可能な官能基に転化される官能基のすべて
を有するべきである。これらはスルホネートおよびカル
ボキシレート基、好ましくはそれらのナトリウムまたは
カリウムの塩であろう。
【0041】イオン化可能な官能基への転化は、通常か
つ便利には、酸または塩基を使用する加水分解により達
成され、こうして溶融製作可能なポリマーに関して前述
した種々の官能基は、それぞれ、遊離酸またはそのナト
リウム塩に転化される。このような加水分解は鉱酸また
は水酸化ナトリウムの水性浴の中で実施することができ
る。アルカリ性加水分解は、より速くかつより完全であ
るので、好ましい。熱い加水分解浴、例えば、その溶液
の沸点付近の加水分解浴の使用は迅速な加水分解に好ま
しい。加水分解に要求される時間は構造体の厚さととも
に増加する。加水分解浴の中に水混和性有機化合物、例
えば、ジメチルスルホキシドを添加して、膜を膨潤さ
せ、こうして加水分解速度を増加することは有利であ
る。
【0042】所望の等価重量は臨界的ではなく、そして
各ポリマー上の塩含有側鎖の構造に多少依存する。それ
は5.0〜8.2、好ましくは6.0〜7.4のカルボ
キシレートポリマーの中のテトラフルロエチレン対コモ
ノマーのモル比を使用することによって得ることができ
る。カルボキシル側鎖が−OCF2−CF(CF3)−O
−CF2−CF2−COOHである場合において、カソー
ド液と接触する非多孔質層の広い等価重量は908〜1
230であるべきであり、そして好ましい等価重量は1
008〜1150であろう。等価重量は−COOCH3
の形態について表わされる。
【0043】スルホネートポリマーの等価重量はなおい
っそう臨界的ではない。それは低い膜抵抗(低い電解電
圧)を与えるために十分に低いが、電解槽の中の便利な
取り扱いおよび設置のために湿潤したとき、柔らくあり
過ぎるか、あるいは粘着性であり過ぎる膜を与えるほど
低くあってはならない。側鎖が−O−CF2−CF(C
3)−O−CF2−CF2−SO3Hの塩である場合にお
いて、等価重量は800〜1500、好ましくは900
〜1300、最も好ましくは1000〜1200である
べきである。スルホネート層の等価重量は−CO3Hの
形態について計算される。必要に応じて、スルホネート
層は隣接するカルボキシレート層のそれより等価重量を
有することができる。
【0044】膜は強化されないフィルムまたはバイフィ
ルムであることができるが、寸法安定性およびより大き
いノッチ付き引き裂き抵抗のために、普通に強化材料が
使用される。通常、フルオロカーボン樹脂、例えば、ポ
リテトラフルオロエチレンまたはテトラフルオロエチレ
ンとヘキサフルオロプロピレンまたはパーフルオロ(プ
ロピルビニルエーテル)との溶融加工可能なコポリマー
から作られたファブリックを使用する。これらは種々の
織り方、例えば、平織り、バスケット織り、もじり織り
などを使用してファブリックに織ることができる。比較
的目の粗い織り方は、電気抵抗が低いので、好ましい。
多孔質シートを支持体として使用することができる。他
のハーハロゲン化ポリマー、例えば、ポリクロロトリフ
ルオロエチレンを、また、使用することができるが、パ
ーフルオロ支持体は熱および化学物質に対して最良の抵
抗性を有する。支持体のファブリックにおいて使用する
繊維はモノフィラメントまたはマルチフィラメントの糸
であることができる。それらは通常の円い断面をもつ
か、あるいは特殊化された断面を有することができる。
長円形または長方形の断面は、膜に対して適当に配向さ
れている場合、全体の膜をより薄くしてより多い強化作
用を得ることができる。犠牲繊維、例えば、レーヨン、
紙、またはポリエステルをフルオロカーボン繊維と一緒
に、米国特許第4,437,951号[ビソット(Bi
ssot)ら、デュポン社]に記載されているように、
使用することが望ましい。しかしながら、可溶性または
分解性繊維を一方の表面から他方の表面に延びないよう
にして、非多孔質膜が多孔質のダイヤフラムにならず、
そして苛性アルカリの生成物が多すぎる塩類を含有しな
いように注意すべきである。フルオロカーボン繊維のク
ロスまたはメッシュを使用してさえ、クロスがカソード
側の膜の表面を貫通しないことが好ましい。使用するフ
ァブリックは、積層前に、カレンダー加工してその厚さ
を減少することができる。バイメンブレインにおいて、
ファブリックはスルホネートまたはカルボキシレート
層、または両者の中に存在することができるが、よりし
ばしば、通常厚い方のスルホネート層の中に存在する。
ファブリックの代わりに、フィブリルを使用することが
できる。
【0045】本発明により作られる膜の用途の1つは、
電解、とくにNaClまたはKClを、それぞれ、Na
OHまたはKOHに電解する用途である。
【0046】膜またはバイメンブレインは、種々の既知
のフィルタープレスの電解槽において平らに使用する
か、あるいは電極の回りに造形することができる。後者
は、現存するダイヤフラム型電解槽を膜型電解槽に変換
してより高い品質の苛性アルカリを生成しようとすると
き、ことに有用である。
【0047】膜を極性溶媒(例えば、低級アルコールま
たはエステル、テトラヒドロフラン、またはクロロホル
ム)で膨潤し、次いで、好ましくは平らな形態で、乾燥
して、電解性能を改良することができる。1つの側が1
〜5メートルであることがある、商業的電解槽の支持フ
レームを取り付ける前に、膜を膨潤させ、こうしてそれ
をフレームにクランプしそして電解液に暴露した後、そ
れが皺を形成しないようにすることができる。使用でき
る膨潤剤の例は、水、ブライン、重炭酸ナトリウム溶
液、苛性アルカリ、低級アルコール、グリコール、また
はそれらの混合物である。参照、例えば、米国特許第
4,595,476号(ビソット、デュポン社)。
【0048】電解槽は2または2つの隔室、またはそれ
よりなお多い隔室を有することができる。3またはそれ
以上の隔室を使用する場合、膜は普通にカソード室の次
に配置し、そして他方の分割体は末端の−CF2−SO3
Na基のみをもつペンダントの側鎖を有するポリマーに
基づく多孔質のダイヤフラムまたは膜であることができ
る。電解槽は直列に(いわゆる2極電解槽)または並列
(いわゆる単極電解槽)に接続することができる。
【0049】膜は電解槽の中に水平にまたは垂直に、あ
るいは垂直から任意の角度で配置することができる。
【0050】任意の普通の電極または電極の立体配置を
使用することができる。アノードはブラインおよび塩素
に対しておよび侵蝕に対して抵抗性であり、そして好ま
しくは電気的触媒を含有して塩素の過電圧を最小にすべ
きである。寸法安定性アノード(またはDSA)として
知られている商業的に入手可能なアノードは、適当であ
るものの1つである。適当な卑金属はチタンであり、そ
して電気触媒は還元された白金族金属酸化物(例えば、
Ruなど)の単独または混合物であり、必要に応じてT
i、Ta、Cb、Zr、Hf、V、PtまたはIrの酸
化物を還元したものと混合する。電気触媒は安定性のた
めに熱処理することができる。
【0051】アノードは「ゼロギャップ」型アノードで
あることができ、これに対して膜を押し付け、そしてこ
のアノードは液体およびガスの両者に対して透過性であ
る。アノードはスペーサーを使用して膜から小さい距離
に保持することができ、このスペーサーに対して膜をそ
の他方の側における小さい液圧ヘッドにより押し付け
る。スペーサーは、アノード液の中の化学物質に対して
抵抗性であるプラスチック、例えば、ポリテトラフルオ
ロエチレン、エチレン/テトラフルオロエチレンのコポ
リマー、またはポリクロロトリフルオロエチレンから作
ることができる。スペーサーまたは電極は開いた垂直の
チャンネルまたはみぞを有して、アノードで発生したガ
スが逃げるのを促進することができる。スペーサーが存
在するか否かにかかわらず、傾斜したアノードの開口を
形成して、ガスが膜から運ばれ、そして膜を過ぎるアノ
ード液の循環が最大になるようにする。この作用は、上
昇する気泡により持ち上げられたアノード液のための立
ち下り管を使用して増強することができる。アノードは
スクリーンまたは有孔プレートまたは粉末であることが
でき、これはバイメンブレインのアノード表面層の中に
部分的に埋め込まれる。この場合において、電流は多数
の密に間隔を置いてアノードと接触する電流分配器によ
りアノードに印加することができる。アノードは膜に対
して取り付けるか、あるいはプレスするか、あるいは多
孔質層に対して付けるか、あるいはプレスすることがで
き、引き続いて多孔質層を膜に対して付けるか、あるい
はプレスすることができる。
【0052】カソードはカソード液による腐食に対して
抵抗性であり、侵蝕に対して抵抗性であるべきであり、
そして水素過電圧を最小するための触媒を含有するであ
ろう。カソードは、例えば、マイルド鋼、ニッケル、ま
たはステンレス鋼であることができ、そして電気触媒は
白金黒、パラジウム、金、スピネル、マンガン、コバル
ト、ラネーニッケル、還元した白金族金属酸化物、アル
ファ−鉄などであることができる。
【0053】カソードは「ゼロギャップ」型カソードで
あることができ、これに対して膜を押し付け、そしてこ
のカソードは液体およびガスの両者に対して透過性であ
る。カソードはスペーサーを使用して膜から小さい距離
に保持することができ、このスペーサーに対して膜をそ
の他方の側における小さい液圧ヘッドにより押し付け
る。スペーサーは、カソード液の中の化学物質に対して
抵抗性であるプラスチック、例えば、ポリテトラフルオ
ロエチレン、エチレン/テトラフルオロエチレンのコポ
リマー、またはポリクロロトリフルオロエチレンから作
ることができる。スペーサーまたは電極は開いた垂直の
チャンネルまたはみぞを有して、カソードで発生したガ
スが逃げるのを促進することができる。スペーサーが存
在するか否かにかかわらず、傾斜したカソードの開口を
形成して、ガスが膜から運ばれ、そして膜を過ぎるカソ
ード液の循環が最大になるようにする。この作用は、上
昇する気泡により持ち上げられたカソード液のための立
ち下り管を使用して増強することができる。カソードは
多孔質カソードであり、膜に対してプレスするか、ある
いは多孔質層に対してプレスすることができ、引き続い
て多孔質層を膜に対して付けるか、あるいはプレスする
ことができる。
【0054】酸素のカソードを使用することができ、こ
こで酸素をカソードに供給し、引き続いて水素が発生
し、その結果電解槽電圧はより低くなる。酸素はカソー
ドを通してかつカソードに対してバブリングするか、あ
るいは多孔質入口管を通して酸素含有ガスを供給するこ
とによって供給することができ、入口管はまたカソード
として働きそして電気触媒でコーティングされている。
【0055】ブラインの電解において低いCaおよびM
g含量の塩化ナトリウムを使用することが望ましいこと
が長い間知られている。また、塩化ナトリウム溶液の硬
度を非常に低いレベルに減少する方法はよく知られてい
る。重金属、例えば、鉄および水銀および異質アニオ
ン、例えば、ヨウ素イオンは、また、実質的に取り出す
べきである。ブラインの構成における汚染物質のあるも
のはブラインをダイヤフラムに通過させることによって
除去した後、ブラインを膜電解槽系に供給することがで
きる。それ以上の硬度の減少はキレートのイオン交換
体、好ましくは−NHCH2COOH基にブラインを通
過させるか、あるいはホスフェートをブラインに添加し
て不溶性塩類を沈澱させることができる。
【0056】電解槽に供給するブラインは通常のその飽
和濃度に近く、これは室温および90℃の両者において
約26重量%であるが、わずかにこれより低いブライン
濃度は許容されうる。アノード液室中のブラインは出口
ブラインについて測定する。ブライン濃度をヒドロメー
ターにより測定する時まで、ブラインは通常室温近くま
で冷却した。42%の苛性アルカリを製造しようとする
場合、出口のブライン濃度は約18%または204gで
あることができる。ブライン濃度をコントロールする通
常の方法はブラインの供給速度をコントロールすること
であり、これはアノード液を再飽和装置にオーバーフロ
ーさせる。
【0057】本発明の方法により作られる膜は濃縮した
苛性アルカリの製造にことに適当であるが、それはより
普通の条件で開始すべきである。まず、膜を約2%の水
酸化ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムの水溶液で処理
することによってNa塩に転化し、そして電解槽の中に
設置する。電解槽に苛性アルカリを35%より低い、好
ましくは30%より低いNaOH濃度の苛性アルカリ、
および15〜26%、好ましくは18%のブラインを2
に等しいか、あるいはそれより大きいpHにおいて供給
する。電解装置を65〜90℃に加熱し、そして電流の
流れを徐々に開始し、こうして電解槽電圧は4.0を越
えない。飽和ブラインのアノード液への流れおよび水の
カソード液への流れを開始し、そして操作を25〜35
%、好ましくは30〜32%の苛性アルカリにおいて1
〜2日間安定化する。次いで、カソード液への水の供給
を約18%においてコントロールして、苛性アルカリの
濃度を徐々に約42%にし、苛性アルカリをより低い濃
度にし、多少の水をカソード液に添加する。より高い苛
性アルカリの濃度は出口ブライン濃度を増加することに
よって達成することができる。
【0058】1または2以上のスルホネート層を含有す
るバイメンブレインまたはマルチ層の膜はすべてのカル
ボキシレート膜より低い電気抵抗を有するので、それは
より低いまたはより高い電流密度で操作することができ
る。すぐれた抵抗を2〜5kA/m2、好ましくは3〜
4kA/m2で得ることができる。
【0059】アノード液を酸性化して、アノードにおけ
る酸素および塩素酸塩の形成を最小にすることが望まし
い。すべてのカルボキシレート膜の場合におけるよう
に、カルボキシレート/スルホネートのバイメンブレイ
ンの場合において過度の酸性化は重大な誤差ではない。
なぜなら、−CF2SO3H基は−CF2COOH基より
強く、そしてスルホネート形態、−CF2SO3 -はカル
ボン酸のイオンの形態より強く過度に酸性化することに
よって酸の形態への転化に抵抗するからである。遊離酸
は膜の電圧を増加するので、回避すべきである。
【0060】アノード液の酸度は、再循環のブラインに
塩酸および塩化水素を添加することによって、通常1〜
5の範囲のpH値に調節する。再循環ブラインは固体の
塩の添加および/または流れからの水の蒸発または蒸留
により濃縮することができる。
【0061】膜型電解槽はほぼ大気圧下に頻繁に操作さ
れるが、それらを高い圧力下に操作することが有利であ
ることがある。膜型電解槽において通常直流を使用する
が、パルス化した直流または半波の交流または整流した
交流または方形波をもつ直流をまた使用することができ
る。
【0062】ブラインの電解は約70〜110℃、好ま
しくは80〜100℃の温度において実施する。約10
0℃以上の温度において、圧力型電解槽を使用すべきで
ある。
【0063】膜のアノードおよび/またはカソードの表
面を気体および液体透過性の多孔質の非電極層でコーテ
ィングすることができる。このような非電極層は薄い親
水性コーティングの形態であることができ、そして不活
性の電気的に不活性または非電気触媒の物質である。非
電極層は通常無機成分およびバインダーからなる。無機
成分は熱い濃苛性アルカリおよび塩素である無機化合物
であることができ、そして米国特許第4,661,21
8号(オダら、アサヒ・ガラス)に記載されている型の
ものであることができ、好ましくはスズ酸化物、チタン
酸化物、ケイ素酸化物、またはジルコニウムの酸化物で
ある。無機物質の粒子サイズは約0.01〜10マイク
ロメートル、好ましくは0.1〜5マイクロメートルで
あることができる。
【0064】コーティングの密度は膜の1m2当たり1
〜10gのコーティング、好ましくは1〜5g/m2
あるべきである。
【0065】非電極層の中のバインダー成分は、例え
ば、次の通りであることができる:ポリテトラフルオロ
エチレン、フルオロカーボンポリマー、その少なくとも
表面は空気の中のイオン化放射線、または変性剤で処理
して官能基、例えば、−COOHまたは−SO3Hを生
成する(米国特許第4,287,032号[ペレグリ
(Pellegri)、オロンジオ・デ・ノラ(Oro
nzio de Nora)]に記載されているよう
に)か、あるいは液体アモニアの中のナトリウムのよう
な試薬で処理して親水性である;カルボキシレートまた
はスルホネート基をもつ官能的に置換されたフルオロカ
ーボンのポリマーまたはコポリマー;または酸型官能基
を有するフッ素化コポリマーでそれらの表面を変性した
ポリテトラフルオロエチレン粒子(米国特許第4,66
1,218号、オダら、アサヒ・ガラス)。このような
バインダーは非電極層の約10〜50重量%の量で使用
することができる。無機成分およびバインダーに加え
て、無機成分を適用するために使用する分散液は増粘
剤、例えば、メチル電解槽ロースまたはポリビニルアル
コールおよび少量の非イオン性界面活性剤を含むことが
できる。
【0066】非電極層を有する複合構造体はこの分野に
おいて知られている種々の技術により作ることができ、
このような技術はデカルマニアの調製、引き続くこれの
膜の表面上へのプレス、バインダーの液体組成物(例え
ば、分散液または溶液)中のスラリーの噴霧、引き続く
ペーストの形態の組成物の乾燥、スクリーンまたはグラ
ビア印刷、膜表面上に分布した粉末のホットプレス、お
よびこの分野において開示されている他の方法を包含す
る。このような構造体は示した層を溶融製作可能な形態
の膜上に適用することによって、そしてイオン交換形態
の膜上の方法のいくつかにより作ることができる。構造
を生ずるポリマー成分は、溶融製作可能な形態であると
き、既知の方法でイオン交換の形態に加水分解すること
ができる。照射は、加水分解された形態を照射するかぎ
り、コーティングの前後に実施することができる。
【0067】アノード液側で、膜は泡解放コーティング
を有することができる。これは前述の非電極コーティン
グであることができ、適当にはZrO2であることがで
きる。このガス解放コーティングを提供する他の方法
は、熱いロールエンボシングまたは多孔質紙を使用する
エンボシングにより、最適な表面の粗さまたは平滑さを
生成することである。多孔質紙を使用してエンボシング
するとき、使用するラミネーターに通過前に、剥離紙を
膜の外側表面に適用して、例えば、膜を強化することが
できる。このようなエンボシングは米国特許第4,34
9,422号[マロネイ(Maloney)、デュポン
社]にさらに記載されている。好ましくは、生ずる表面
の粗さは、例えば、ベンディックス(Bendix)1
020型プロフィロメーターで測定して、約2〜5マイ
クロメートルである。
【0068】1または2以上の非電極層をその上に有す
る膜は、前述の狭いギャップまたはゼロ−ギャップの立
体配置の電気化学的電解槽において使用することができ
る。
【0069】
【実施例】
実施例1 この実施例において使用するバイフィルムは、互いに接
着した次の層を有する:一方の側の6.4:1モル比の
テトラフルオロエチレン:CF2=CFOCF2CF(C
3)OCF2CF2COOCH3のコポリマーの38マイ
クロメートルの層および他方の側の6.58:1のTF
E:CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2
2Fのコポリマーの100マイクロメートルの層。バ
イフィルムを14%のKOH/30%のジメチルスルホ
キシド/56%の水の溶液中で80〜100℃において
16時間ソーキングすることによって加水分解した。各
バイフィルムは30×41cmでありそして洗浄および
乾燥後、約31gの重量であった。
【0070】加水分解したバイフィルムは、イラディエ
イション・インスチチュート・インコーポレーテッド
(Irradiation Industries,I
nc.)、マリイランド州ガイサーバーグにおいて電子
ビームで照射した。照射に使用する装置は、ラディエイ
ション・ダイナミックス・インコーポレーテッド(Ra
diation Dynamics,Inc.)により
製作された3.0百万電子ボルト、25ミリアンペアの
ダイナミトロン(Dinamitron)であった。加
水分解したバイフィルムのための照射線量は、0、0.
5、1、2、3、4、5、6、7、8、8または9メガ
ラドであった。
【0071】対照(0メガラド)と一緒に照射した膜を
2重量%のNaOH中で前以て膨潤させ、そして7.5
cmの有効バイフィルムの直径をもつ同一の実験室の電
解槽の中に設置した。加水分解したTFE:CF2=C
FOCF2CF(CF3)OCF2CF2COOCH3のコ
ポリマーの層をカソード側に存在し、そして加水分解し
たTFE:CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2
2SO2Fのコポリマーの層はアノード側に存在した。
カソードはマイルド鋼であり、チタンのアノードをルテ
ニウム酸化物を含有するコーティングで活性化し、そし
てバイフィルムをカソード液のヘッドによりアノードに
対して押し付けた。高度に精製したNaCl溶液をアノ
ード液に使用した。電解は90℃および3.1kA/m
2の電流において実施して、32、36および40重量
%のNaOHを作った。各電解槽は各苛性アルカリのレ
ベルにおいて15日間保持した。
【0072】図1は各苛性アルカリ濃度における放射線
の線量による電解槽電圧の変動を示す。図1の曲線から
明らかなように、照射したバイフィルムの場合におい
て、操作電圧は対照バイフィルムと比較して75〜20
0ミリボルトだけ低かった(放射線レベルに依存して)
であった。
【0073】図2は各苛性アルカリ濃度における放射線
の線量による苛性アルカリの電流効率の変動を示す。図
2の曲線から明らかなように、対照バイフィルムと比較
して電流効率が0.5%だけ高い0.5メガラドを除外
して、放射線の線量が0から9メガラドに増加すると
き、32%の苛性アルカリにおいて、電流効率は96%
から94%に減少した。
【0074】36%の苛性アルカリにおいて、電流効率
は、8メガラドまでの線量に無関係に、対照のそれと実
質的に同一に止まった。
【0075】40%の苛性アルカリにおいて、1〜8メ
ガラドにおいて対照の88%から91〜93%に増加し
た。
【0076】電力消費は電解槽電圧および比較例の両者
に依存する。望ましくは低い電力消費を得るために、低
い電解槽電圧および/または高い電流効率を有すること
が望ましい。図3は各苛性アルカリ濃度における放射線
の線量による電力消費の変動を示す。このデータから明
らかなように、電力消費は放射線レベルおよび苛性アル
カリ濃度に依存して、照射したバイフィルムの場合にお
けるより75〜200kWH/MT(キロワット時/メ
ートルトン)だけ低かった。
【0077】実施例2 この実施例において使用するバイフィルムは次の組成物
を有した:一方の側において6.4:1モル比のTF
E:CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2
OOCH3のコポリマーの38マイクロメートルおよび
他方の側において6.58:1のTFE:CF2=CF
OCF2CF(CF3)OCF2CF2SO2Fのコポリマ
ーの100マイクロメートルの層。
【0078】加水分解しないバイフィルムを、イラディ
エイション・インスチチュート・インコーポレーテッド
(Irradiation Industries,I
nc.)、マリイランド州ガイサーバーグにおいて電子
ビームで照射した。照射に使用する装置は、ラディエイ
ション・ダイナミックス・インコーポレーテッド(Ra
diation Dynamics,Inc.)により
製作された3.0百万電子ボルト、25ミリアンペアの
ダイナミトロン(Dinamitron)であった。バ
イフィルムのための照射線量は、0、0.5、1、2、
3、4、5、6、7、8、8または9メガラドであっ
た。
【0079】照射したバイフィルムを、対照(0メガラ
ド)と一緒に、14%のKOH/30%のDMSO/5
6%の水の溶液中で25℃において16時間ソーキング
することによって加水分解し、次いで洗浄し、そして乾
燥した。次いで、バイフィルムを2重量%のNaOH中
で前以て膨潤させ、そして7.5cmの有効バイフィル
ムの直径をもつ同一の実験室の電解槽の中に設置した。
加水分解したTFE:CF2=CFOCF2CF(C
3)OCF2CF2COOCH3のコポリマーの層をカソ
ード側に存在し、そして加水分解したTFE:CF2
CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2SO2Fのコポ
リマーの層はアノード側に存在した。カソードはマイル
ド鋼であり、アノードをルテニウム酸化物を含有するコ
ーティングで活性化し、そしてバイフィルムをカソード
液のヘッドによりアノードに対して押し付けた。精製し
たブラインを使用した。電解は90℃および3.1kA
/m2の電流において実施して、32、36、40およ
び43重量%の苛性アルカリを作った。各電解槽は各苛
性アルカリの濃度において8日間保持した。
【0080】図4は各苛性アルカリ濃度における放射線
の線量による電解槽電圧の変動を示す。図4の曲線から
明らかなように、照射した加水分解しないバイフィルム
の場合において、操作電圧は対照バイフィルムと比較し
て100ミリボルト程度に多くだけ低かった(放射線レ
ベルに依存して)であった。
【0081】本発明の主な特徴および態様は次の通りで
ある。
【0082】1、フッ素化カチオン交換膜をその塩の形
態で、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムの溶液の電解
に前記膜を使用するときの電圧を減少するために十分な
線量の非スパーク生成性イオン化放射線で照射すること
からなるフッ素化カチオン交換膜の変性方法。
【0083】2、電子ビーム照射を使用しそしてアノー
ド液か塩化ナトリウムである上記第1項記載の方法。
【0084】3、線量が0.5〜10メガラドである上
記第2項記載の方法。
【0085】4、線量が放射線への1回の暴露により達
成される上記第3項記載の方法。
【0086】5、上記第1項記載の方法により作られた
変性されたフッ素化カチオン交換膜。
【0087】6、少なくとも2つの層からなり、少なく
とも1つの層がペンダントのスルホニル基を有するアノ
ード液と接触している上記第5項記載の膜。
【0088】7、膜をその塩の形態で照射する上記第1
項記載の方法。
【0089】8、膜が加水分解されていないか、あるい
は部分的に加水分解された形態で照射する上記第1項記
載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】加水分解した膜の照射についての電解槽電圧
(ボルト)対照射線量(メガラド)をプロットしたグラ
フである。
【図2】加水分解した形態で照射した膜を使用する32
重量%の苛性アルカリ、36重量%の苛性アルカリ、お
よび40重量%の苛性アルカリの合成についての苛性ア
ルカリの電流効率対放射線の線量のプロットしたグラフ
である。
【図3】加水分解した形態で照射した膜を使用する32
重量%の苛性アルカリ、36重量%の苛性アルカリ、お
よび40重量%の苛性アルカリの合成についての電力消
費(キロワット時/トン)対放射線の線量のプロットし
たグラフである。
【図4】加水分解の前に照射した膜についての電解槽電
圧(ボルト)対放射線の線量(メガラド)のプロットし
たグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素化カチオン交換膜をその塩の形態
    で、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムの溶液の電解に
    前記膜を使用するときの電圧を減少するために十分な線
    量の非スパーク生成性イオン化放射線で照射することを
    特徴とするフッ素化カチオン交換膜の変性方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法により作成された変
    性されたフッ素化カチオン交換膜。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの層からなり、少なくと
    も1つの層がペンダントのスルホニル基を有するアノー
    ド液と接触している請求項2記載の膜。
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