JPH05112836A - 溶融金属脱ガス炉の気泡分散装置 - Google Patents

溶融金属脱ガス炉の気泡分散装置

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JPH05112836A
JPH05112836A JP29793591A JP29793591A JPH05112836A JP H05112836 A JPH05112836 A JP H05112836A JP 29793591 A JP29793591 A JP 29793591A JP 29793591 A JP29793591 A JP 29793591A JP H05112836 A JPH05112836 A JP H05112836A
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JP
Japan
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impeller
shaft
molten metal
inner shaft
blades
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29793591A
Other languages
English (en)
Inventor
Saizo Tsuruoka
才三 鶴岡
Eiji Takahashi
英司 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の溶融金属脱ガス炉は、波立ちが多くて
給湯自動化は困難であったところ、波立ちを少なくして
給湯自動化を可能ならしめる。 【構成】 軸心に不活性ガスの通路18を形成した内軸
14と該内軸14の外周に設けた外軸15よりなる内外
2重軸13とし、前記内軸14の下端は前記外軸15の
下端より下方に長く突出させ、前記外軸15の下端には
上側インペラ20を前記内軸14の下端には前記上側イ
ンペラ20よりも小径の下側インペラ21をそれぞれ取
付け、前記上側インペラ20の下面に羽根22を前記下
側インペラ21の下面に羽根23をそれぞれ設け、前記
下側インペラ21の分散気泡の一部を前記上側インペラ
20により分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属脱ガス炉の気
泡分散装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開昭63−303014号
公報、特開平2−115323号公報、特開平2−11
5324号公報等には、金属溶湯を入湯口より脱ガス室
内に入湯させ、ヒータにより溶湯を加熱しつつ不活性ガ
ス発生機より不活性ガスを供給し、気泡分散装置で撹拌
して溶湯中の浮遊ガスや非金属介在物粒子と不活性ガス
とを結合させて上昇除去し、精製された溶湯を取出すよ
うにした溶融金属脱ガス炉の気泡分散装置が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、気
泡分散装置により撹拌することにより不活性ガスを分散
させているが、分散効果を充分にするため激しく撹拌す
るから湯面の波立ちも激しく、湯面位置を正確に測定で
きないので、溶湯の自動供給等の機械化に支障を来たし
ていた。湯面が波立つほど激しく撹拌しないと、不活性
ガスによる溶湯中の浮遊ガスや非金属介在物粒子の除去
が充分できないので、インペラを毎分800回も回転さ
せるから、激しく波立ちするのであるが、そこに課題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、軸心
に不活性ガスの通路18を形成した内軸14と該内軸1
4の外周に設けた外軸15よりなる内外2重軸13と
し、前記内軸14の下端は前記外軸15の下端より下方
に長く突出させ、前記外軸15の下端には上側インペラ
20を前記内軸14の下端には前記上側インペラ20よ
りも小径の下側インペラ21をそれぞれ取付け、前記上
側インペラ20の下面に羽根22を前記下側インペラ2
1の下面に羽根23をそれぞれ設け、前記下側インペラ
21の分散気泡の一部を前記上側インペラ20により分
散するようにした溶融金属脱ガス炉の気泡分散装置とし
たものである。
【0005】
【実施例】本発明の具体的構造の一実施例を図面により
説明すると、通常は脱ガス室のみに使用するのである
が、脱ガス室と濾過室を並設したものにでも使用可能で
あるから、図1には、脱ガス室と濾過室とを並設した例
を図示した。図1において、1は脱ガス室、2は濾過
室、3は前記脱ガス室1の入湯口、4は前記脱ガス室1
から前記濾過室2に至る連通孔、5は前記脱ガス室1内
に垂設した数本のヒータ、6は前記濾過室2内に設けた
濾過ユニット、7は出湯口である。前記濾過ユニット6
は、入湯側鏡板8と出湯側鏡板9との間に数本の濾過チ
ューブ10を横設した構造であり、該濾過チューブ10
により濾過した精製湯は最高級品として出湯口7より取
出される。
【0006】しかして、前記脱ガス室1内には1〜複数
の気泡分散装置11(図では2個)を設ける。気泡分散
装置11は、脱ガス室1の蓋体12より脱ガス室1内に
垂設され、内外2重軸13であって、14は内軸、15
は外軸である。内軸14、外軸15とも蓋体12より上
方に突き出しており、突出部にプーリ16、プーリ17
をそれぞれ固定する。内軸14は中空軸であり、中心に
窒素ガスまたはアルゴンガス等の不活性ガスの通路18
を設け、通路18に不活性ガスの発生機19を接続す
る。外軸15の下端には上下二重インペラのうちの上側
インペラ20を螺合する。内軸14の下端は上側インペ
ラ20を突抜けて下降し、その下端に下側インペラ21
を螺合する。上側インペラ20の上面側は平坦に形成さ
れるが、下面側には羽根22を設ける。下側インペラ2
0も実施例では上面側は平坦に形成され、下面側にだけ
羽根23を設けているが、上下二重インペラのときの下
側インペラ21は、上面にも羽根を設けることができ
る。上側インペラ20と下側インペラ21は、同方向ま
たは異方向回転にする。
【0007】
【作用】次に作用を述べる。 (全体の作用)金属溶湯を入湯口3より脱ガス室1内に
入湯させ、ヒータ5により加熱しつつ不活性ガスの発生
機19より不活性ガスを供給し、気泡分散装置11で撹
拌すると、不活性ガスは分散して溶湯中の浮遊ガスや非
金属介在物粒子と結合して上昇し脱ガス室1の上面一隅
に堆積する。脱ガスされた溶湯は連通孔4より濾過室2
内に入湯し、濾過チューブ10により濾過されて出湯口
7より出湯する。なお、脱ガス室1のみで濾過室2のな
い場合は、脱ガス溶湯を脱ガス室1よりそのまま取出
す。
【0008】(本発明の独特の作用)前記の場合、気泡
分散装置11により溶湯を撹拌すると、大きな泡が多量
に生じて湯面が激しく波立ち、湯面の高さ位置を正確に
測定することが難かしく、溶湯の自動供給の機械化に支
障を来たすが、本発明では、気泡分散装置11を長い内
軸14と短かい外軸15よりなる内外2重軸13とし、
短かい外軸15の下端には上側インペラ20を取付け、
長い内軸14の下端には上側インペラ20より小径の下
側インペラ21を取付け、上側インペラ20の下面に羽
根22を下側インペラ21の下面に羽根23をそれぞれ
形成し、上側インペラ20と下側インペラ21とは同方
向または異方向に回転するようにしたので、内軸14の
通路18を通った不活性ガスは回転する下側インペラ2
1の羽根23により撹拌されて分散して上昇するとき、
その上昇気泡の一部は、矢印イのように大径の上側イン
ペラ20の羽根22に当って分散させられるので、あま
り激しく回転させなくても充分分散できるから、湯面の
波立ちは少ない。
【0009】
【発明の効果】前記公知のものは、気泡分散装置により
撹拌することにより不活性ガスを分散させているが、分
散効果を充分にするため激しく撹拌するから湯面の波立
ちも激しく、湯面位置を正確に測定できないので、溶湯
の自動供給等の機械化に支障を来たしていた。湯面が波
立つほど激しく撹拌しないと、不活性ガスによる溶湯中
の浮遊ガスや非金属介在物粒子の除去が充分できないの
で、インペラを毎分800回も回転させるから、激しく
波立ちするのであるが、そこに課題があった。しかる
に、本発明は、軸心に不活性ガスの通路18を形成した
内軸14と該内軸14の外周に設けた外軸15よりなる
内外2重軸13とし、前記内軸14の下端は前記外軸1
5の下端より下方に長く突出させ、前記外軸15の下端
には上側インペラ20を前記内軸14の下端には前記上
側インペラ20よりも小径の下側インペラ21をそれぞ
れ取付け、前記上側インペラ20の下面に羽根22を前
記下側インペラ21の下面に羽根23をそれぞれ設け、
前記下側インペラ21の分散気泡の一部を前記上側イン
ペラ20により分散するようにした溶融金属脱ガス炉の
気泡分散装置としたものであるから、上側インペラ20
と下側インペラ21を同方向または異方向に回転させる
と、内軸14の通路18を通った不活性ガスは回転する
下側インペラ21の羽根23により撹拌されて分散して
上昇するときその上昇気泡の一部は、矢印イのように大
径の上側インペラ20の羽根22に当って分散させられ
るので、あまり激しく回転させなくても充分分散できる
から、湯面の波立ちは少ないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱ガス炉と濾過槽の横断平面図。
【図2】垂直複数段インペラの縦断面図。
【符号の説明】
1…脱ガス室、2…濾過室、3…入湯口、4…脱ガス室
と濾過室の連通孔、5…ヒータ、6…濾過ユニット、7
…出湯口、8…入湯側鏡板、9…出湯側鏡板、10…濾
過チューブ、11…気泡分散装置、12…蓋体、13…
内外2重軸、14…内軸、15…外軸、16…プーリ、
17…プーリ、18…通路、19…ガス発生機、20…
上側インペラ、21…下側インペラ、22、23…羽
根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心に不活性ガスの通路18を形成した
    内軸14と該内軸14の外周に設けた外軸15よりなる
    内外2重軸13とし、前記内軸14の下端は前記外軸1
    5の下端より下方に長く突出させ、前記外軸15の下端
    には上側インペラ20を前記内軸14の下端には前記上
    側インペラ20よりも小径の下側インペラ21をそれぞ
    れ取付け、前記上側インペラ20の下面に羽根22を前
    記下側インペラ21の下面に羽根23をそれぞれ設け、
    前記下側インペラ21の分散気泡の一部を前記上側イン
    ペラ20により分散するようにした溶融金属脱ガス炉の
    気泡分散装置。
JP29793591A 1991-10-18 1991-10-18 溶融金属脱ガス炉の気泡分散装置 Withdrawn JPH05112836A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08199253A (ja) * 1995-01-26 1996-08-06 Aluminum Co Of America <Alcoa> 溶融アルミニウムのガス注入処理法
JPWO2020217572A1 (ja) * 2019-04-26 2021-10-21 日本金属化学株式会社 撹拌機及び溶湯処理装置

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JPH08199253A (ja) * 1995-01-26 1996-08-06 Aluminum Co Of America <Alcoa> 溶融アルミニウムのガス注入処理法
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107