JPH05111382A - ヒト好酸球細胞株 - Google Patents

ヒト好酸球細胞株

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JPH05111382A
JPH05111382A JP3302311A JP30231191A JPH05111382A JP H05111382 A JPH05111382 A JP H05111382A JP 3302311 A JP3302311 A JP 3302311A JP 30231191 A JP30231191 A JP 30231191A JP H05111382 A JPH05111382 A JP H05111382A
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JP
Japan
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human
cell strain
acidocyte
cell line
cells
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JP3302311A
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English (en)
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Masao Tomonaga
万左男 朝長
Yoshiharu Yoshida
善春 吉田
Kazuyoshi Watanabe
一義 渡邊
Masazumi Takaishi
巨澄 高石
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SAITO SIGNAL KENKYUSHO KK
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SAITO SIGNAL KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安定したヒト好酸球の細胞株を得て、抗喘息薬
や抗アレルギ−薬の検索系を確立する。 【構成】本発明は、自己増殖能を有し継代可能である安
定なヒト好酸球細胞株に関し、さらに詳しくは、YY-1
(微工研条寄第3553号)に関する。本発明のヒト好
酸球細胞株は、好酸球に特異的な物質である ECPと MBP
を細胞内に有し、plateletactivating factor (PAF) の
刺激でarylsulfatase B を放出し、phorbolmyristate a
cetate (PMA) の刺激により活性酸素を産生し、ザイモ
サン処理血清(ZAS) に対して遊走性を示すことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、細胞株として確立し、
安定に継代することが可能である、ヒト好酸球細胞株に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】生体を構成している各種細胞の性質や反
応を研究することは、生命機構や薬物に対する生体反応
を理解する上で重要である。しかし、生体から分離した
正常細胞は、試験管内で増殖させることが非常に難しい
ことや、寿命に限りがあるなどの理由から、試験管内の
実験材料には適さないことが多い。
【0004】これに代わる手段として、自己増殖能を有
し、継代可能である、樹立した細胞株(以下、「細胞
株」という。)を用いることが汎用されている。
【0005】すなわち、細胞株は自己増殖能があるため
大量かつ均一の細胞集団を得ることが可能であり、した
がって、生体内の細胞に近似する性質を有する細胞株
は、正常な細胞を実際に使用しなくとも、その細胞の特
性を研究することや細胞が特異的に産生または貯蔵する
物質を得るための好適な手段となり得る。このような意
義より、細胞株の樹立は、血液学や免疫学等の基礎科学
的分野、ひいては、臨床、診断等の応用分野の発展に大
きく寄与する。
【0006】ヒト白血球の顆粒球に属する好酸球は、喘
息やアレルギーの患者の血中で数が増加し、その病変部
への浸潤も認められる。また、好酸球は、顆粒中に貯蔵
している major basic protein (MBP)(J.Biol. Chem.,
263, 12559-12563, (1988),)や eosinophil cationic
protein (ECP)(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 83,314
6-3150, (1986) )などの放出能を有する。これらのMBP
やECP は組織障害性を有するため肺の上皮細胞を剥離
させて神経を露出させ、各種喘息誘導物質に対する気道
過敏症を引き起こすとされている。したがって、好酸球
の浸潤や、好酸球からの MBPおよび ECPの放出などの好
酸球機能を抑制する薬物は、喘息やアレルギー疾患の治
療薬としての効果が高く期待され、ゆえに、抗喘息薬や
抗アレルギー薬の検索に好酸球は重要な細胞である。
【0007】しかし、ヒト血中の白血球に占める好酸球
の割合は2%程度と非常に低いため、研究材料として十分
な数の好酸球を集めるには多量のヒトの血液を必要と
し、現実的には困難であった。したがって、正常の好酸
球の機能を維持した細胞株の樹立が望まれていた。
【0008】従来、ヒト好酸球の細胞株を樹立しようと
いう試みは今までにも行なわれており(Blood, 66, 123
3-1240, (1985))、ヒト前骨髄性白血病細胞株 HL-60か
らサブラインとして分離されたという報告(Blood, 67,
1433-1441, (1986), J.Exp.Med., 172, 683-691, (199
0))もあるが、継代培養を続けるうちに細胞の形質が変
化してしまい、その安定性および継続性に問題があっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上述の
ように樹立が困難とされるヒト好酸球細胞株をHL-60 よ
りサブラインとして分離し、かかる細胞株の安定性およ
び永続性を確認し、本発明を完成した。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 自己増殖
能を有し、継代可能であるヒト好酸球細胞株に関するも
のであり、さらに詳しくは、(2) YY-1株(微工研条寄
第3553号)である(1) 記載のヒト好酸球細胞株に関する
ものである。
【0012】本発明の、自己増殖能を有し、継代可能で
あるヒト好酸球細胞株は、以下の性質を有する。
【0013】好酸球に特異的な物質である ECPと MBP
を細胞内に有する。かかる性質は、抗 ECP抗体と抗 MBP
抗体を用いた免疫染色法により確認しうる。また、 MBP
を細胞株より分離精製し、アミノ酸配列を解析すること
により確認しうる。ヒト正常好酸球と同様に、platel
et activating factor (PAF)の刺激でarylsulfatase B
を放出する。
【0014】ヒト正常好酸球と同様に、phorbol myri
state acetate (PMA) の刺激により活性酸素を産生す
る。この産生は、ルミノ−ル発光の観察により確認し得
る。
【0015】ヒト正常好酸球と同様に、ザイモサン処
理血清(ZAS) に対して遊走性を示す。
【0016】細胞株の安定性は、2年間の継代培養を
続けることによって確認し得る。本発明の、ヒト好酸球
細胞株の好適な例として、YY-1を挙げることができる。
該細胞株は、1991年 9月10日に通商産業省工業技術院微
生物工業技術研究所に国際寄託され、寄託番号として、
微工研条寄第3553号(BP-3553 )が付与された。本発明
のヒト好酸球細胞株は、ヒト前骨髄性白血病細胞(HL-6
0)(Nature, 270, 347- 349, (1977) :大日本製薬
(株)製、カタログ番号 08-240 )を牛胎児血清 10%
を含むIscov 改変Dulbecco培地(ギブコ社製、カタログ
番号380-2440)で培養し、Biebrich Scarlet 染色液
(シグマ社製、カタログ番号 B 6008 )で特徴的に染色
される好酸球様顆粒を持つ細胞を選択することにより得
られる。好酸球の形質が安定に保持されている細胞を選
択しつつ、この細胞の培養を続けることにより、ヒト好
酸球細胞株を得ることができる。
【0017】本発明のヒト好酸球細胞株は、ヒト正常好
酸球の機能や形質、特に顆粒の成分構成を高いレベルで
保持しているので、抗喘息薬や抗アレルギ−薬の開発に
おいて各種の検索系に利用できる。具体的には、喘息症
状の悪化に関わる物質であるといわれる MBP、 ECP、ar
ylsulfatase B 等の放出を抑制する薬剤、好酸球の遊走
を阻止し疾患部位への集積を抑制する薬剤などの検索に
利用することが可能である。
【0018】また、 MBPや ECP、さらには、遺伝子工学
的な手法によって、好酸球に特異的に含まれる細胞内活
性物質を生産したり構造を決定したりする場合に不可欠
なメッセンジャ−RNAを得るための細胞としても有用
である。
【0019】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに具体的
に記載する。
【0020】実施例1ヒト前骨髄性球白血病細胞HL-60
(Nature, 270, 347-349, (1977):大日本製薬(株)
製、カタログ番号 08-240 )を10% 牛胎児血清を含むIs
cov 改変Dulbecco 培地(ギブコ社製、カタログ番号 38
0-2440 )を用いて 5% CO2存在下、37℃条件下で培養
を続けたところ、Biebrich Scarlet 染色液(シグマ社
製、カタログ番号 B 6008 )で特徴的に染色される好酸
球様顆粒を持つ細胞が出現してきた。この細胞を選択し
培養を続けた結果、好酸球の形質が安定に保持されてい
る細胞株が樹立され、YY-1と命名した。この細胞株が好
酸球に特徴的なECPと MBPを細胞内顆粒中に有すること
を抗 MBP抗体(ニチレイ、BMK-13、 カタログ番号26071
7)と抗 ECP抗体(ニチレイ、EG-1、カタログ番号 2607
15 )を用いた免疫染色により確認した。
【0021】実施例2YY-1細胞108 個から G.J.Gleich
らの方法(J. Exp. Med. 137, 1459-1471,(1973))に従
って 5μg の MBPを精製した。 MBPであることの確認
は、プロテインシークエンサ−(島津PSQ-1)によるN
末端アミノ酸配列の決定により行なった。
【0022】その結果、T.L.Wasmoen らの報告(J. Bio
l. Chem., 263, 12559-12563,(1988))にある MBPのア
ミノ酸配列と、N末端15残基において完全に一致した。
実施例3ヒト好酸球は、platelet activating factorで
刺激すると、細胞内顆粒中に含まれるarylsulfatase B
を細胞外へ放出することが知られている(J. Immunol.1
42, 3518-3526, (1989))。106 個のYY-1細胞を 0.01
から10 μM のPAFで刺激したところ表1に示すとお
り、PAF 濃度に依存したarylsulfatase の放出が起こっ
た。なお、arylsulfatase B 活性の測定は、T.H.Land
らの方法(Cell.Immunol. 71, 334-345, (1982))に従
った。表1の数値は、無処理のYY-1細胞106 個を破砕し
たときの酵素活性を 100% としたときの放出活性を表わ
したものである。
【0023】表1−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−PAF 濃度(μM )
放出 arylsulfatase 活性−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−0.01 0.83 ± 0.130.1
1.06 ± 0.081.0 30.6
± 0.7710.0 60.5 ± 1.57−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−実施例4ヒト好酸球は、活性酸素産生能を
有することが知られている(J. Lab. Clin.Med., 106,
638-645, (1985))。YY-1細胞106 個をphorbor myrista
te acetate(PMA) で刺激したところ、表2に示すよう
に、活性酸素産出に伴うルミノ−ル発光が観察された。
なお、ルミノ−ル発光の測定方法は O. Yoshie らの方
法(J.Leuk. Biol. 45, 10-20, (1989) )に従った。
【0024】表2−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−PMA 濃度( ng/ml
) 刺激後10分から50分までの発光分子数( x
104 counts/106 cell)−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1
2.4 ± 0.410 51.
9 ± 1.0100 68.4 ± 2.3−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−実施例5好酸球は、酵母の細胞壁多糖質ザイ
モサンで処理した血清(ZAS )に対して遊走性を示すこ
とが知られている(Br. J. Pharmacol. 99, 798-802,
(1990) )。YY-1 細胞の ZASに対する遊走性を調べた
ところ、表3に示したように 0.2から1.2%のZAS 濃度に
依存した遊走能が認められた。なお、遊走能の測定は、
Boydenの方法(J. Exp. Med., 115, 453-466, (1962))
に従った。表3の数値は、2.5 x 105 個の細胞を用いて
測定したときに遊走した細胞数を示す。
【0025】表3−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−ZAS 濃度(0%)
遊走した細胞数−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−0
343 ± 890.2
446 ± 310.5
492 ±201.0 662 ± 46
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−
【0026】
【発明の効果】本発明により、(1) 自己増殖能を有し、
継代可能であるヒト好酸球細胞株を得ることが可能とな
り、(2) 該細胞株を用いての、抗喘息薬や抗アレルギー
薬の検索が可能になった。
【0027】したがって、従来の技術に比較して、これ
らの薬剤の正確、簡便かつ迅速な検索を容易に行なうこ
とが可能になった。
フロントページの続き (72)発明者 高石 巨澄 東京都品川区広町1丁目2番58号 株式会 社サイトシグナル研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己増殖能を有し、継代可能であるヒト好
    酸球細胞株。
  2. 【請求項2】YY-1株(微工研条寄第3553号)である請求
    項1記載のヒト好酸球細胞株。
JP3302311A 1991-10-22 1991-10-22 ヒト好酸球細胞株 Pending JPH05111382A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030689A1 (ja) * 2002-10-07 2004-04-15 Japan Science And Technology Agency 好酸球カチオン性タンパク質を含有する組成物
WO2007122976A1 (ja) 2006-04-20 2007-11-01 Osaka University ポリグルタミン病の治療剤又は発病抑制剤
WO2008105507A1 (ja) 2007-02-28 2008-09-04 Keio University 脊髄損傷治療薬剤
WO2009048166A1 (ja) 2007-10-10 2009-04-16 Kyoto University 細胞移植療法に用いられる心疾患治療薬
WO2010041716A1 (ja) 2008-10-10 2010-04-15 クリングルファーマ株式会社 腱骨移行部組織または靭帯骨移行部組織の再生促進剤

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