JPH05111102A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPH05111102A
JPH05111102A JP3264309A JP26430991A JPH05111102A JP H05111102 A JPH05111102 A JP H05111102A JP 3264309 A JP3264309 A JP 3264309A JP 26430991 A JP26430991 A JP 26430991A JP H05111102 A JPH05111102 A JP H05111102A
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JP
Japan
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heater
electric heater
electric
generator
voltage
Prior art date
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JP3264309A
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English (en)
Inventor
Takashi Torii
孝史 鳥井
Yoshihiro Ito
伊藤  嘉浩
Keiichiro Tomoari
慶一郎 伴在
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大電力を消費する電気ヒータを搭載可能な暖
房装置の提供。 【構成】 発電機1は、バッテリ2や車両電気負荷4へ
供給するための直流出力の他に、交流出力を発生する。
そして、発電機1で発生した交流出力は、電源接続リレ
ースイッチ5が接続されることにより、昇圧手段6で高
電圧に昇圧される。そして、昇圧された高電圧は、整流
手段7で整流されたのち、第1、第2、第3リレースイ
ッチ8、9、10の接続状態に応じて、第1、第2、第
3電気ヒータ11、12、13へ印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電されて発熱する電
気ヒータを搭載した車両用暖房装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンの始動直後は、エンジン冷却水
温が低く、車室内の暖房ができない。そこで、車両に搭
載されたバッテリを電源とした電気ヒータを搭載した車
両が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の電気
ヒータは、バッテリを電源としていたため、大きな消費
電力の電気ヒータを使用すると、バッテリ電圧の低下を
招く。このため、従来の電気ヒータは、消費電力の小さ
いヒータを使用して、局部暖房に使用していた。つま
り、従来の電気ヒータでは、消費電力の大きいヒータを
使用することが困難であった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、消費電力の大きな電気
ヒータを使用しても、バッテリ電圧の低下を招かない車
両用暖房装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用暖房装置
は、エンジンによって駆動され、直流出力と交流出力と
を発生する発電機と、この発電機の直流出力を蓄えるバ
ッテリと、前記発電機の交流出力を、前記バッテリ電圧
よりも高い電圧に昇圧する昇圧手段と、この昇圧手段に
よって昇圧された高電圧が印加されて発熱する電気ヒー
タとを備える技術的手段を採用した。
【0006】
【発明の作用】発電機の交流出力を昇圧して電気ヒータ
へ供給することにより、電気ヒータへ高電圧、大電流供
給が可能となる。そして、電気ヒータに供給される電力
は、バッテリの電力ではなく、発電機の発生出力を直接
使用するため、バッテリの負担が小さく抑えられる。
【0007】
【発明の効果】本発明の車両用暖房装置は、上記の作用
で示したように、バッテリの負担が小さく抑えられた状
態で、電気ヒータへ高電圧、大電流供給が可能となるた
め、消費電力の大きな、つまり暖房能力の大きな電気ヒ
ータを車両に搭載することができる。なお、エンジン冷
却水を暖房に使用する空気調和装置を搭載する場合で
は、電気ヒータに大電力を供給する発電機の負荷によ
り、エンジンの負荷が増大して冷却水温の上昇が速くな
る効果も備える。
【0008】
【実施例】次に、本発明の車両用暖房装置を、図に示す
一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1および図2は本発明の実施例を示
すもので、図1は車両用暖房装置の概略電気回路図、図
2は電気ヒータの通電制御を行う暖房制御回路の電気回
路図である。本実施例に示す車両用暖房装置は、車両走
行用エンジンの冷却水を暖房に使用する温水式暖房装置
と、通電により発熱する電気ヒータを使用する電気暖房
装置とを搭載する。
【0009】電気暖房装置に大電力を供給する発電機1
は、車両走行用エンジン(図示しない)によって駆動さ
れるもので、内蔵された整流回路(図示しない)で整流
された直流出力を取り出すための直流端子1aと、三相
交流を取り出すための交流端子1bとを備える。発電機
1の直流端子1aには、発電機1の発生した電力を蓄え
るバッテリ2(例えば、定格12V)が接続されるとと
もに、ライトやファン、後述する暖房制御回路3(図2
参照)を含む制御回路類等の車両電気負荷4が接続され
ている。発電機1の交流端子1bには、電源接続リレー
スイッチ5を介して昇圧手段6が接続されている。この
昇圧手段6は、三相トランスフォーマで、発電機1の発
生する交流電圧を昇圧(例えば3〜10倍)して、バッ
テリ電圧よりも高い電圧を得るものである。昇圧手段6
には、整流手段7が接続され、昇圧手段6で昇圧された
高圧の交流電流を、直流に整流している。整流手段7に
は、第1、第2、第3リレースイッチ8、9、10を介
して、第1、第2、第3電気ヒータ11、12、13が
接続されている。
【0010】第1電気ヒータ11は、ウインドシールド
(図示しない)に蒸着された透明抵抗体で、通電により
発熱して、ウインドの霜や氷を溶かす。第2、第3電気
ヒータ12、13は、空気調和装置のダクト(図示しな
い)内に配された独立して通電制御されるPTCヒータ
で、通電により発熱して、ダクト内を通過し、車室内に
吹き出される空気を加熱する。なお、上述の電源接続リ
レースイッチ5および第1、第2、第3リレースイッチ
8、9、10は、バッテリ2に接続された暖房制御回路
3によって、開閉制御される。
【0011】暖房制御回路3は、電源接続リレースイッ
チ5および第1、第2、第3リレースイッチ8、9、1
0を開閉する電源接続リレーコイル14および第1、第
2、第3リレーコイル15、16、17を通電制御する
もので、第1リレーコイル15を通電制御するウインド
ヒータ制御部18と、第2、第3リレーコイル16、1
7を通電制御するヒータ暖房制御部19と、電気ヒータ
の作動時にエンジンのアイドルアップを行うアイドルア
ップ信号発生部20と、電源接続リレーコイル14を通
電制御する電源制御部21とからなる。
【0012】ウインドヒータ制御部18は、使用者によ
って手動操作されるウインドヒータスイッチ22を備え
る。このウインドヒータスイッチ22は、ウインド用タ
イマ回路23を起動させるプッシュオンスイッチで、ウ
インド用タイマ回路23は、スイッチが押されてウイン
ド用タイマ回路23の入力端子23aの電圧が0Vにな
り、所定電圧に戻った時点から所定時間(ウインドの霜
や氷を溶かすのに適切な時間)を計測して、所定時間に
亘って出力端子23bを0V(ON状態)にし、第1リレ
ーコイル15を通電する。
【0013】ヒータ暖房制御部19は、使用者によって
手動操作されてヒータ用タイマ回路24を起動させる急
速ヒータスイッチ25と、第1電気ヒータ11の通電停
止後にヒータ用タイマ回路24を起動させるヒータON回
路26とを備える。ヒータ用タイマ回路24は、入力端
子24aの電圧が0Vになり、所定電圧に戻った時点か
ら所定時間(エンジンの冷却水温が上昇するのに適切な
時間)に亘って出力端子24bを0V(ON状態)にし、
所定時間に亘って第2、第3電気ヒータ12、13を通
電可能な状態にするものである。また、ヒータ暖房制御
部19は、バッテリ電圧に応じて第2電気ヒータ12お
よび第3電気ヒータ13を通電制御するように、第1、
第2バッテリ電圧判定回路27、28を備える。第1バ
ッテリ電圧判定回路27は、バッテリ電圧が第1設定電
圧(例えば14V)以上で、かつヒータ用タイマ回路2
4がON状態の時に、第2リレーコイル16を通電して、
第2電気ヒータ12を通電するものである。第2バッテ
リ電圧判定回路28は、バッテリ電圧が第2設定電圧
(例えば13.5V)以上で、かつヒータ用タイマ回路24
がON状態の時に、第3リレーコイル17を通電して、第
3電気ヒータ13を通電するものである。
【0014】アイドルアップ信号発生部20は、ウイン
ド用タイマ回路23およびヒータ用タイマ回路24の出
力を入力し、ウインド用タイマ回路23またはヒータ用
タイマ回路24がONしている時に、エンジン制御を行う
エンジン制御回路29へ、アイドルアップ信号(オア回
路30のHi信号)を出力するものである。
【0015】電源制御部21は、ウインド用タイマ回路
23またはヒータ用タイマ回路24がONした際に、電気
ヒータ側のリレースイッチを先に接続し、後から電源接
続リレースイッチ5を接続するための遅延回路31を備
える。そして、電源制御部21は、アイドルアップ信号
が送られ、遅延回路31の出力がHiになると電源接続リ
レーコイル14を通電して、電源接続リレースイッチ5
を接続する。
【0016】なお、遅延回路31の働きによって、電気
ヒータ側のリレースイッチがONする際に、電気ヒータ側
のリレースイッチに高電圧は印加されておらず、電気ヒ
ータ側のリレースイッチを溶着等の不具合から保護する
ことができる。また、第1、第2、第3リレーコイル1
5、16、17には、それぞれフライホイールダイオー
ド32、33、34が接続されている。各フライホイー
ルダイオード32、33、34は、ウインド用タイマ回
路23またはヒータ用タイマ回路24がOFF しても、電
気ヒータのリレースイッチをOFF するのに、時間遅れを
生じる。つまり、電源接続リレースイッチ5がOFF した
後に、電気ヒータ側のリレースイッチがOFF するため、
電気ヒータのリレースイッチは、高電圧を遮断する必要
がない。この結果、第1、第2、第3リレースイッチ
8、9、10は、高電圧の接続および遮断を行わないた
め、小型化できる。
【0017】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を簡単に説明する。外気および車室内温度が低く、ウイ
ンドに霜や氷が付着した状態で、エンジンを始動した際
に、使用者がウインドヒータスイッチ22をONすると、
まず、第1リレースイッチ8がONして、次いで電源接続
リレースイッチ5がONする。すると、発電機1で発生し
た交流電圧を昇圧手段6で昇圧し、高電圧大電力を第1
電気ヒータ11である透明電極体に印加する。具体的に
は、第1電気ヒータ11(第2、第3電気ヒータ12、
13も同様)の抵抗値が3.5Ω、昇圧された電圧が7
0Vの場合、1400Wが供給できる。第1電気ヒータ
11は高電圧大電力が印加されることによって短時間に
発熱し、ウインドの霜や氷を溶かす。ウインド用タイマ
回路23で設定された所定時間が経過すると、電源接続
リレースイッチ5がOFF し、次いで第1リレースイッチ
8がOFF して、第1電気ヒータ11の通電が停止され
る。
【0018】第1電気ヒータ11の通電が停止される
と、ヒータON回路26の働きによってヒータ用タイマ回
路24が起動する、そして、バッテリ電圧が14V以上
であれば第2リレースイッチ9がONするとともに、バッ
テリ電圧が13.5V以上であれば第3リレースイッチ10
がONし、次いで電源接続リレースイッチ5がONする(急
速ヒータスイッチ25をONした場合も同様の作動をす
る)。すると、発電機1で発生した交流電圧を昇圧手段
6で昇圧し、高電圧大電力が空調ダクト内の第2、第3
電気ヒータ12、13にそれぞれ印加される。第2、第
3電気ヒータ12、13はそれぞれ高電圧大電力が印加
されることによって短時間に発熱し、室内を急速に暖房
する。そして、ヒータ用タイマ回路24で設定された所
定時間が経過すると、電源接続リレースイッチ5がOFF
し、次いで第2、第3リレースイッチ9、10がOFF し
て、第2、第3電気ヒータ12、13の通電が停止され
る。なお、ヒータ用タイマ回路24で設定された所定時
間内に、バッテリ電圧が13.5Vより低下した場合は、第
3リレースイッチ10がOFF して第3電気ヒータ13の
通電が停止される。同様に、バッテリ電圧が14Vより
低下した場合は、第2リレースイッチ9がOFF して第2
電気ヒータ12の通電が停止される。これにより、バッ
テリ電圧が低下した際、発電機1の発生する電力を第2
電気ヒータ12および第3電気ヒータ13で消費するの
を抑え、バッテリ電圧を上げることができる。
【0019】〔実施例の効果〕大電力負荷である第1、
第2、第3電気ヒータ11、12、13を、バッテリ2
と分離して、発電機1の出力から直接得る構成を採用す
るため、バッテリ2の負担を抑えて、第1、第2、第3
電気ヒータ11、12、13へ高電圧、大電流を供給で
きる。この結果、バッテリ2の負担を小さく抑えた状態
で、ウインドの霜や氷を素早く溶かしたり、車室内を素
早く暖房することができる。また、エンジンの始動直
後、第1、第2、第3電気ヒータ11、12、13の消
費電力を、全て発電機1から出力させるため、発電機1
を駆動するエンジンの負荷が大きくなり、エンジン冷却
水の温度が短時間で上昇する。これにより、エンジン始
動直後、素早い時間で冷却水を使用した温水式暖房装置
を使用することができる。第2、第3電気ヒータ12、
13にPTCヒータを使用したため、温度の立ち上がり
が早く、また温度の上昇に伴って抵抗値が上昇して発熱
を抑えるため、暖房制御回路3の回路構成を簡素化でき
た。
【0020】〔変形例〕上記の実施例では、室内を暖房
する電気ヒータの作動時間を、ヒータ用タイマ回路で設
定したが、エンジン冷却水温を検出し、冷却水温が暖房
可能な温度(例えば60℃)に達したら、電気ヒータの
作動を停止するように設けても良い。あるいは、ヒータ
用タイマ回路の設定時間を、外気温度に応じて変化する
ように設けても良い。電気ヒータに印加される電流を整
流した後に印加した例を示したが、交流電圧を印加して
も良い。電気ヒータの一例として、ウインドシールドに
蒸着した透明抵抗体、空気調和ダクト内に設けた空気加
熱用のヒータを例に示したが、他の部分の電気ヒータ
(例えば温蔵室加熱用ヒータ、局部暖房用ヒータ等)に
使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用暖房装置の概略電気回路図である。
【図2】暖房制御回路の電気回路図である。
【符号の説明】
1 発電機 2 バッテリ 6 昇圧手段 11 第1電気ヒータ(電気ヒータ) 12 第2電気ヒータ(電気ヒータ) 13 第3電気ヒータ(電気ヒータ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) エンジンによって駆動され、直流出
    力と交流出力とを発生する発電機と、 (b) この発電機の直流出力を蓄えるバッテリと、 (c) 前記発電機の交流出力を、前記バッテリ電圧よりも
    高い電圧に昇圧する昇圧手段と、 (d) この昇圧手段によって昇圧された高電圧が印加され
    て発熱する電気ヒータとを備える車両用暖房装置。
JP3264309A 1991-10-14 1991-10-14 車両用暖房装置 Pending JPH05111102A (ja)

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