JPH05111065A - 多段結合網 - Google Patents

多段結合網

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JPH05111065A
JPH05111065A JP3267785A JP26778591A JPH05111065A JP H05111065 A JPH05111065 A JP H05111065A JP 3267785 A JP3267785 A JP 3267785A JP 26778591 A JP26778591 A JP 26778591A JP H05111065 A JPH05111065 A JP H05111065A
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JP
Japan
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switch
communication
bypass
output
input
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JP3267785A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Fushimi
佳樹 伏見
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成するスイッチが故障しても通信を可能と
する多段結合網を得る。 【構成】 n入力−n出力のスイッチをx行,y列並
べ、N=ny個の入出力端を有する多段結合網に対し、
入出力端のN本の通信路にそれぞれn本のバイパス路を
交差させ、各バイパス路にはN/n個の交差点にバイパ
ス・スイッチを他のバイパス路の交差点と重複しないよ
うに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並列処理マシンの多数
の演算器、プロセッサやメモリなどを高速に相互に結合
する多段結合網に関する。
【0002】
【従来の技術】多段結合網とは、N入力―N出力のネッ
トワークの一種でスイッチを行、列にメッシュ状に並べ
て、各行間のスイッチを相互に接続し、各行単位で切換
えることにより全ての入力から全ての出力への通信を可
能としたものである。2入力―2出力のスイッチを用
い、N/2列,log2N行の多段結合網はオメガ網として
知られている。
【0003】通常の多段結合網では、各入力ノード―出
力ノード間の経路は1本づつしかなく、ネットワーク上
の1ケ所の故障で通信不可能なノードが生じていた。こ
の問題を解決するため、冗長な経路を設ける各種手法が
提案されている。「並列処理マシン,富田眞治,末吉敏
則共著、オーム社1985年5月25日発行、105 〜11頁」に
は、オメガ網の最前段入力ステージにスイッチを1段追
加する方法、各ステージ内にループ構造を導入する方
式、大きなクロスバススイッチを用いる方式、ステージ
間に多重リングを張る方式、負荷分散網方式などが開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法や方式
は、障害発生時の通信網の性能を低下させないようにす
るためコストが高いものや、あるいは大きく通信性能が
低下するものであった。
【0005】ところで、現実の処理では、通信網の能力
を最大限利用するような処理は希であり、大部分の処理
は少々であれば、通信網の性能が低下しても殆ど支障を
生じない。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、構成するスイッチが故障しても、バイパス経路を
用い、多少の通信機能の低下で処理を継続できる多段結
合網を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、n入力―n出力のスイッチをx行,y列並べ、N
(=ny)個の入力端とN個の出力端を有する多段結合
網において、前記入力端と前記スイッチ間、および前記
出力端と前記スイッチ間のそれぞれN本の通信路にそれ
ぞれn本のバイパス路を交差させ、各バイパス路にはN
/n個の交差点にバイパス・スイッチを他のバイパス路
の交差点と重複しないように設けて、前記通信路と接・
断できるようにする。
【0008】また、前記バイパス路と前記通信路との交
差点のうち前記バイパス・スイッチの取り付け位置を決
めるのに際し、Nをn進法で表わし、このn進法の各桁
の和に対するnの剰余が等しいものを同じバイパス路の
バイパス・スイッチ取付位置とする。
【0009】また、n=2,N=2i ,x=i,y=N
/2,k=0,1,…N−1とし、前記スイッチは入力
端1,2が出力端1,2にそのまま出力されるストレー
トと、入力端1,2が出力端2,1に交差して出力され
るクロスの2状態を有し、前記スイッチは各行ごとにス
トレートかクロス状態とし、kを2進数で表わし、第j
桁が前記スイッチの第j行を表わすものとし、j桁が0
のときj行の前記スイッチをストレート、1のときj行
の前記スイッチをクロス、またはこの逆の組合せとし、
kを0より1づつ増しながらN−1まで、次に0へとサ
イクリックに前記スイッチを操作する。
【0010】また、1個の前記スイッチが故障したとき
は、前記バイパス路を使い、前記バイパス・スイッチを
操作し少なくとも(y−1)通りの異なる迂回路を構成
し通信を続行するようにする。
【0011】
【作用】図1,図2を用いて具体例で説明する。図2は
n=3つまり、3入力─3出力のスイッチをx=2行,
y=3列並べ、N=3×3=9個の入力,9個の出力の
多段結合網を表わす。図1は9本の入力端、9本の出力
端にそれぞれn=3本づつのバイパス路を設けた図であ
る。図1において、各バイパス路と、入力端,出力端と
の接合部には、N/n=3個のバイパス・スイッチを設
け入力端、または出力端を接続または断続する。これら
の交差点は、各バイパス路で入力側相互,出力側相互で
は重複しないようにする。
【0012】このバイパス・スイッチの位置を決めるに
は、N=9をn=3進法で表わす。例えばバイパス・ス
イッチp0=00,p5=12,p7=21。この各桁の和に
対するn=3の剰余が等しいものは同じバイパス路とす
る。p0では(0+0)mod 3=0,p5では(1+
2)mod 3=0,p7では(2+1)mod 3=0、故に
図1に示すようにp0,p5,p7は同一のバイパス路
のバイパス・スイッチとなる。
【0013】図3はn=2,N=8,x=3行,y=4
列の多段結合網を表わし、バイパス路は用いないので表
示していない。k=0〜7とする。また各スイッチは図
4(a)に示すように、入力がそのまま出力側へ出るス
トレートと、(b)に示すように入力と出力が交差する
クロスの2状態に変化し、この切換えは各行ごとに実施
される。つまり同一の行はストレートかクロスかのどち
らか一方の状態とする。kを2進法で表わす。図3はk
=3を2進法で(011)と表わしたものであり、右端
より1ビットは、1行目がクロス、2ビットの1は2行
目がクロス、3ビットの0は3行目がストレートを表わ
す。このようにしてkを0より7へ、さらに0へとサイ
クリックに増加させスイッチを切換える。
【0014】次に図3において、いずれか1個のスイッ
チが故障した場合、入力端a,bよりの信号がその故障
スイッチを通る通信路は閉鎖される。この場合入力端か
ら、この故障スイッチを迂回して出力端へ到る通信路を
入力端側および出力端側のバイパス路を用い、バイパス
・スイッチを操作して少なくとも(y−1)通りの異な
る通信路を構成して通信を確保する。このようにすると
故障時の性能は(N−2)/Nに低下するが、全ての入
力端と全ての出力端の交信は確保される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図5は本実施例の構成図である。同図において、
1はプロセッサ・エレメント(PE)でN=8個あり、
2はホストでPE制御バス3を用いて各PE1を制御
し、各PE1が並列にデータ処理をするようにする。4
はバイパス路で、後述する多段結合網の入力側と出力側
にそれぞれ2本づつ設けられている。5はバイパス・ス
イッチで、N本の通信路とバイパス路4を接続し、切断
する。6は多段結合網を構成する2入力―2出力のスイ
ッチ、7は各バイパス・スイッチ5およびスイッチ6を
切替えるスイッチ切替装置、8はスイッチ切替装置7と
バイパス・スイッチ5およびスイッチ6を接続するスイ
ッチ切替線である。なお、バイパス・スイッチ5は個々
に、スイッチ6は各段(各行)ごとに切替えられる。
【0016】図6は多段結合網を構成するスイッチ6の
構成図である。本スイッチ6の機能は図4で示したよう
に2入力―2出力でストレートとクロス切替を行う。構
成は図のように一般的なマルチプレクサであり、スイッ
チ切替装置7より出力された制御信号が0ならば、IN
0の入力がOUT0に、IN1の入力がOUT1に出力
され、制御信号が1ならば、この逆のポートに出力され
る。
【0017】図7はPE1が8個の場合のスイッチ切替
装置7の構成図である。図のように本装置はN(=8)
進数カウンタ(NはPE1の数である)であり、ホスト
よりの信号により順次インクリメントされる。カウンタ
71はホストよりクロック信号を入力し、カウント値をホ
ストおよび各段のスイッチ6へ出力する。またカウンタ
72はデコーダ73を経て各バイパス・スイッチ5へ出力さ
れる。このスイッチの状態は各PE1も知っている必要
があるため、ホストを通じて各PE1に伝達される。な
お、上述の方式は全PE1間で通信を行う場合で、特定
のPE1どうしで通信を行う場合は、対象となるPE1
がホストにリクエストを出し、ホストより指示された値
にカウンタ71をセットし、スイッチ6を切替えることも
できる。
【0018】次に故障スイッチの検出とスイッチの切替
えについて説明する。スイッチを切替えた際、各PEは
データを通信する前にエラーチェックデータを各PEよ
り流し、それらが正常に受け取られたか否かを各PEは
ホストに知らせる。ホストは全てのPEより正常終了が
報告された場合、各PEへ通信開始を指示する。もし一
部のPEより異常検出が報告されると、異常が報告され
たPE間の通信を他の正常な通信網を用いて行う。これ
は次のように行なわれる。
【0019】スイッチの切替手順 ホストは次のスイッチ状態を決定し、各PEに知せ
る。 各PEは通信相手先PE番号より導き出されるデータ
をネットワーク上に送出する。 各PEはデータ受信すると、それをチェックし、正常
か異常かをホストへ報告する。 ホストは全てのPEより正常であると報告された場
合、各PEへ処理開始を知らせる。 各PEは通信が終了すると、これをホストへ報告す
る。 全てのPEより正常終了が報告されるとこのステージ
の処理を終了する。
【0020】もしで異常終了を報告したPEがあった
場合、 (1)障害箇所の発見 各段のスイッチを順次切替え、どの経路のどの段のスイ
ッチが故障したかを知る。 (2)バイパス路を用いた通信 上記におけるスイッチ切替えをバイパス・スイッチ切
替えとして、順次バイパス・スイッチの切替えを行いな
がら〜を行う。なお、実際のデータ通信における故
障検出のためのオーバヘッドはデータ通信時間に比べて
ごくわずかであるため無視できる程度である。
【0021】次に多段結合網のスイッチ6の動作につい
て説明する。図8は本実施例の多段結合網のスイッチ6
の動作を説明するために入力側、出力側およびスイッチ
6にそれぞれ付番した状態を示す。入力は左側よりI0
〜I7まで、出力はO0〜O7まで、スイッチ6は1段
(1行)が左からS00〜S03まで、2段がS10〜S
13、3段がS20〜S23と付番する。
【0022】各スイッチ6は図4に示したようにストレ
ートとクロスに切替えられる。また各段は同じ状態、つ
まり全部ストレートか、クロスかとなる。図9は入力端
の付番と出力端の付番との対応付けを示す図で、スイッ
チ6が全段ストレートの場合I0〜I7はO0〜O7
に、つまりIiはOiに対応する。
【0023】以上のように定義された多段結合網におい
て、j段目のスイッチSj0〜Sj3がクロス状態にな
った場合、入力ノードI0〜I7は、これらの各段の状
態をkとすると、これを2進数で表わした場合に、下位
からjビット目が反転した出力ノードに接続されること
になる。図3で説明すると、1段と2段がクロス、3段
がストレートはk=011で表わされ、これをphase k
で表わす。I0は000で表わし、I7は111で表わ
す。ここでphase3では1,2ビットが1であるので、
I0=000において1,2ビットを反転するとO3=
011となる。図3に示すようにI0の入力はO3に出
力される。
【0024】図3における入力ノードI0〜I7と出力
ノードO0〜O7の関係は下のようになる。 IN OUT IN OUT 000 011 100 111 001 010 101 110 010 001 110 101 011 000 111 100
【0025】上述したkの値は0から7までつまり、P
E1の数(8個)をとる。そこで通信網上のスイッチの
切替えはkの数に応じてphase 0〜phase 7に分けて行
う。phase iではiを2進数で表わしたとき、jビット
目が1であればj段目のスイッチ6がクロス結合である
ことを表わしている。
【0026】このようにすると、例えば入力ノードI0
はphase kで出力ノードOkと接続され、phase 0〜ph
ase 7とフェーズを順次変化させることでI0は全ての
出力ノードに1回づつ接続される。
【0027】図10は、以上のように多段結合網を用いて
順次、フェーズをphase 0〜phase7と切替え、時分割
で全ての入力ノードI0〜I7より全ての出力ノードO
0〜O7に対して全対全通信が行えるような処理を表わ
したものである。
【0028】図10に示す処理手順は次のようになる。 phase kの変数kを0とする。 i=0〜(Log2N−1)段(N=8であるのでi=0
〜2)までの各スイッチ6について、変数kを2進数で
表わし、各桁のビットが0ならばその桁が表わす段のス
イッチ6をストレートとし、1ならばその桁が表わす段
のスイッチ6をクロスとする。 PE1間で通信を行う。 通信が終了すると、kを1だけインクリメントし、
から実行する。インクリメントの結果がk=N(=8)
ならばk=0とする。
【0029】以上は、各スイッチ6が正常に働く場合で
あるが、次にいずれか1個のスイッチ6が故障した場合
について説明する。図11は図5に示した各構成要素に付
番した状態を示す。入力側のバイパス路4はBI0とB
I1の2本であり、出力側のバイパス路4はBO0とB
O1の2本である。バイパス・スイッチ5は入力側がS
I0〜S7の8個、出力側がSO0〜SO7の8個であ
る。BI0はI0,I3,I5,I6と接続し、BI1
はI1,I2,I4,I7と接続する。これはBI0
は、Iiを2進数で表わし各桁の和を2で割った剰余が
0のiであり、BI1は剰余が1の場合である。例えば
I5は2進表示で101であるので(1+1)mod 2=
0となりBI0へ、I7は2進表示で111であるので
(1+1+1)mod 2=1となるのでBI1へ接続する
ことになる。これは出力側も同様である。
【0030】次にスイッチ6のうちいずれか1個が故障
した場合の通信について説明する。phase kのとき故障
が発生したとし、phase kをN/n=8/2=4個のサ
ブフェーズ、sub-phase k0〜sub-phase k3に分割す
る。
【0031】まず、スイッチ6のうちS00が故障した
場合の通信について説明する。図12はphase 0でS00
の故障によりI0−O0,I1−O1間の通信が不能と
なった状態を表わし、sub-phase 00とする。図13はsu
b-phase 01を表わし、I2−02,I3−O3間の通
信を遮断しI0−O0,I1−O1間の通信を復旧した
状態を示す。
【0032】図14はsub-phase 02を表わし、I4−O
4,I5−O5間の通信を遮断し、I0−O0,I1−
O1間の通信を復旧した状態を示す。図15はsub-phase
03を表わし、I6−O6,I7−O7間の通信を遮断
し、I0〜O0,I1−O1間の通信を復旧した状態を
示す。
【0033】これにより、S00の故障のない場合にph
ase 0において行なわれていた通信が4つのサブフェー
ズで3サブフェーズづつ、すなわち従来の4/3の時間
で行なわれる。
【0034】以上はphase 0の場合について説明した
が、phase 1〜phase 7まで同様の処理が行なわれる。
図16はS00が故障した場合の各サブフェーズと入力ノ
ード,出力ノードおよびバイパス・スイッチ5の作動状
態を示す図である。
【0035】図16の処理手順は次のように行なわれる。 phase kの変数kを0とする。 i=0〜(Log2N−1)段までの各スイッチ6につい
て、変数kを2進数で表わし、各桁のビットiが0なら
ばi段をストレート、1ならばi段をクロスとする。 このフェーズでは入力ノードaと出力ノードa1間およ
び入力ノードbと出力ノードb1間の通信が不能とする。
ここでaはバイパスBI0に、a1はバイパスBO0に接
続され、bはバイパスBI1に、b1はバイパスBO1に
接続されているとする。 (1)変数jを0とする。 (2)入力バイパス路については、各入力バイパス路B
I0,BI1に接続されているノードの内j番目のノー
ドよりの通信を中止して、入力ノードa,bよりの通信
を行う。ここでaあるいはbがj番目のノードであった
場合は、a,bよりのバイパス路を用いた通信は行なわ
ない。出力バイパス路については、入力ノードaあるい
はbよりの通信が行なわれた場合は、a,bよりの通信
がそれぞれa1,b1に出力されるように出力バイパス路B
O0,BO1のバイパス・スイッチSO0〜SO7を切
替える。 (3)通信が終了するとjを1だけインクリメントし、
(2)から実行する。インクリメントの結果、j=N/
2ならばから実行する。 通信が終了すると、kを1だけインクリメントしか
ら実行する。インクリメントの結果、k=Nならばk=
0とする。
【0036】次にSI0スイッチが故障した場合につい
て説明する。図17〜図20はphase 0について、この状態
を説明する図である。図17はS10の故障によりI0〜
O0,I2〜O2の通信が不通になったが、I1〜O1
を遮断しI2〜O2を復旧し、I0〜O0とI1〜O1
を不通とした図である。図18はI3〜O3の通信を遮断
してI0〜O0を復旧し、I2〜O2,I3〜O3を不
通とした図である。図19はI4〜O4,I5〜O5の通
信を遮断し、I0〜I0,I2〜O2の通信を復旧した
図である。図20はI6〜O6,I7〜O7の通信を遮断
し、I0〜O0,I2〜O2の通信を復旧した図であ
る。このようなバイパス接続により、サブフェーズの入
力端は隣接する2つの入力端(例えば、I0,I1,又
はI6,I7)を不通とすることができ、サブフェーズ
の構成を規則的にすることができる。図21はS10が故
障した場合のphase 0〜phase 7における通信の全てを
表わす図である。
【0037】次にS20スイッチが故障した場合につい
て説明する。図22〜図25はphase 0について、この状態
を説明する図である。図22はS20の故障によりI0−
O0,I4−O4間の通信が不能になったが、I1〜O
1を遮断してI4〜O4を復旧し、I0〜O0,I1〜
O1を不通とした図である。図23はI2〜O2,I3〜
O3の通信を遮断してI0〜O0,I4〜O4の通信を
復旧した図である。図24はI5−O5を遮断してI0−
O0を復旧し、I4〜O4,I5〜O5を不通とした図
である。図25はI6〜O6,I7〜O7を遮断してI0
〜O0,I4〜O4を復旧した図である。図26はS20
が故障した場合のphase 0〜phase 7における通信の全
てを表わす図である。
【0038】以上のように2入力−2出力スイッチの多
段結合網で入出力ノードがN個の場合、入力側、出力側
にそれぞれ2本のバイパス路を設けることにより、スイ
ッチの単一故障に対して、(1−(N−2))/N=2
/Nの性能低下で全入力対全出力通信が可能となる。
【0039】なお、このような場合、理論上、故障スイ
ッチ段の通信性能は最大、正常時の(故障時の通信性
能)/(正常時の通信性能)=(N−2)/N倍と計算
でき、通信網全体の性能も最大(N−2)/N倍であ
る。従ってこの方式は多段結合網上に冗長な通信経路を
設けない場合の最小時間である。
【0040】なお、本発明の耐故障多段結合網では、複
数のノード故障が発生した場合でも1本でも通信可能な
経路が全ての入出力バイパス路間にあれば、各入出力ノ
ード間に経路を確保することが可能である。この場合、
ネットワーク性能は1/8に低下する。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、多段結合網の入出力側に、多段結合網を構成するス
イッチがn入力−n出力の場合、それぞれn本のバイパ
ス路を設けることにより、単一のスイッチ故障に対して
多少の性能低下で故障スイッチを迂回して通信を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を3入力−3出力スイッチで構成
した多段結合網に用いた場合で説明する図である。
【図2】3入力−3出力スイッチを用いた多段結合網の
一例を示す図である。
【図3】2入力−2出力スイッチを用いた多段結合網の
一例を示す図である。
【図4】2入力−2出力スイッチの切替え状態説明図で
ある。
【図5】本実施例の構成図である。
【図6】多段結合網のスイッチの構成図である。
【図7】スイッチ切替装置のスイッチ制御部の構成図で
ある。
【図8】図5に示した多段結合網の符号説明図である。
【図9】入力ノードと出力ノードの対応を説明する図で
ある。
【図10】多段結合網の各フェーズにおける入出力ノー
ドの対応を示す図である。
【図11】図5に示した多段結合網とバイパス路の符号
説明図である。
【図12】phase 0において、スイッチS00が故障し
た場合のサブフェーブ00を示す図である。
【図13】phase 0において、スイッチS00が故障し
た場合のサブフェーズ01を示す図である。
【図14】phase 0において、スイッチS00が故障し
た場合のサブフェーズ02を示す図である。
【図15】phase 0において、スイッチS00が故障し
た場合のサブフェーズ03を示す図である。
【図16】スイッチS00が故障した場合のphase 0〜
phase7におけるサブフェーズと入出力ノード、バイパ
ス・スイッチの状態を表わした図である。
【図17】phase 0において、スイッチS10が故障し
た場合のサブフェーズ00を示す図である。
【図18】phase 0において、スイッチS10が故障し
た場合のサブフェーズ01を示す図である。
【図19】phase 0において、スイッチS10が故障し
た場合のサブフェーズ02を示す図である。
【図20】phase 0において、スイッチS10が故障し
た場合のサブフェーズ03を示す図である。
【図21】スイッチS10が故障した場合のphase 0〜
phase7におけるサブフェーズと入出力ノード、バイパ
ス・スイッチ状態を表わした図である。
【図22】phase 0において、スイッチS20が故障し
た場合のサブフェーズ00を示す図である。
【図23】phase 0において、スイッチS20が故障し
た場合のサブフェーズ01を示す図である。
【図24】phase 0において、スイッチS20が故障し
た場合のサブフェーズ02を示す図である。
【図25】phase 0において、スイッチS20が故障し
た場合のサブフェーズ03を示す図である。
【図26】スイッチS20が故障した場合のphase 0〜
phase7におけるサブフェーズと入出力ノード、バイパ
ス・スイッチの状態を表わした図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ・エレメント(PE) 2 ホスト 3 PE制御バス 4 バイパス路 5 バイパス・スイッチ 6 2入力−2出力スイッチ 7 スイッチ切替装置 8 スイッチ切替線 71,72 カウンタ 73 デコーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n入力−n出力のスイッチをx行,y列
    並べ、N(=ny)個の入力端とN個の出力端を有する
    多段結合網において、前記入力端と前記スイッチ間、お
    よび前記出力端と前記スイッチ間のそれぞれN本の通信
    路にそれぞれn本のバイパス路を交差させ、各バイパス
    路にはN/n個の交差点にバイパス・スイッチを他のバ
    イパス路の交差点と重複しないように設けて、前記通信
    路と接・断できるようにしたことを特徴とする多段結合
    網。
  2. 【請求項2】 前記バイパス路と前記通信路との交差点
    のうち前記バイパス・スイッチの取り付け位置を決める
    のに際し、Nをn進法で表わし、このn進法の各桁の和
    に対するnの剰余が等しいものを同じバイパス路のバイ
    パス・スイッチ取り付け位置としたことを特徴とする請
    求項1記載の多段結合網。
  3. 【請求項3】 n=2,N=2i ,x=i,y=N/
    2,k=0,1,…N−1とし、前記スイッチは入力端
    1,2が出力端1,2にそのまま出力されるストレート
    と、入力端1,2が出力端2,1に交差して出力される
    クロスの2状態を有し、前記スイッチは各行ごとにスト
    レートかクロス状態とし、kを2進数で表わし、第j桁
    が前記スイッチの第j行を表わすものとし、j桁が0の
    ときj行の前記スイッチをストレート、1のときj行の
    前記スイッチをクロス、またはこの逆の組合せとし、k
    を0より1づつ増しながらN−1まで、次に0へとサイ
    クリックに前記スイッチを操作することを特徴とする請
    求項1または2記載の多段結合網。
  4. 【請求項4】 1個の前記スイッチが故障したときは、
    前記バイパス路を使い、前記バイパス・スイッチを操作
    し、少なくとも(y−1)通りの異なる迂回路を構成し
    通信を続行するようにすることを特徴とする請求項3記
    載の多段結合網。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102079A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Fujitsu Ltd 端局装置の異常修復を制御する制御装置
US10771149B2 (en) 2017-07-11 2020-09-08 Fujitsu Limited Communication bypass apparatus, method and non-transitory computer readable storage medium

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