JPH05110934A - 画像の動きベクトル検出装置 - Google Patents

画像の動きベクトル検出装置

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JPH05110934A
JPH05110934A JP3290483A JP29048391A JPH05110934A JP H05110934 A JPH05110934 A JP H05110934A JP 3290483 A JP3290483 A JP 3290483A JP 29048391 A JP29048391 A JP 29048391A JP H05110934 A JPH05110934 A JP H05110934A
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泰弘 藤森
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真史 内田
Masaru Horishi
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Tsukasa Hashino
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で画像の動きベクトルを検出すること
のできる画像の動きベクトル検出装置を提供する。 【構成】 第1の代表点メモリFM1 ,第1の減算回路
SUB1及び第1の動きベクトル検出回路DET1 によ
り1フィールド間の画像の動きベクトルを検出し、また
第2の代表点メモリFM2 ,第2の減算回路SUB2
び第2の動きベクトル検出回路DET2により2フィー
ルド間の画像の動きベクトルを検出する。そして、上記
各動きベクトルに基づいて画像の動きの加速度を検出す
る加速度検出回路ACDによる検出出力kに応じた比率
k:k−1で上記各動きベクトルを加算合成した動きベ
クトルを動きベクトル合成回路SYNから出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の動きベクトル検
出装置に関し、ハンディタイプのビデオカメラの撮像出
力等をビデオデータに含まれる所謂手振れによる画像の
移動量を検出して補正する画像動き補正装置などに適用
される。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハンディタイプのビデオカメラ
では、撮影時の手振れすなわちカメラの振動が画像の振
動となって現れる。そこで、このような手振れによる画
像の振動を補正する画像動き補正装置として、例えば特
開昭63−166370号公報に開示されているよう
に、画像の動きベクトルを検出し、この動きベクトルに
基づいて、画像メモリに貯えられているビデオデータを
補正するものが提案されている。
【0003】画像の動きベクトルの検出には、例えばブ
ロックマッチング法が採用される。このブロックマッチ
ング法による画像の動きベクトルの検出では、画面を多
数の領域(ブロックと称する)に分割し、各ブロックの
中心に位置する前フィールドの代表点画素と現フィール
ドのブロック内の各画素の画像データとのフィールド差
の絶対値を演算し、各ブロックのフィールド差分絶対値
を対応する画素毎に積算して相関積分値を求めて、1ブ
ロック分の画素配列に対応する座標を有する相関積算値
表を形成する。そして、この相関積算値表における相関
積分値の最小値の座標値を画像の動きベクトルの座標値
として画面全体の動きベクトルを決定している。
【0004】そして、画像動き補正装置では、検出され
た動きベクトルを補正信号に変換し、この補正信号によ
り現画像を移動する補正を行っている。このような画像
動き補正装置における補正精度は、画像の動きベクトル
の検出精度に依存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に相関積算値表における相関積分値の最小値の座標値を
画像の動きベクトルの座標値として画面全体のフィール
ド間の動きベクトルを決定するようにした従来のブロッ
クマッチング法による画像の動きベクトル検出装置で
は、検出時間間隔が1フィールド期間で短いために高い
検出精度が得られず、しかも、上記相関積分値が各画素
に対応して離散的に算出されており、上記相関積算値表
における整数座標値でしか画像の動きベクトルが求まら
ないので、さらに検出精度が下がってしまう。また、イ
ンターレス走査を採用しているNTSC方式などの標準
テレビジョン方式に準拠するビデオ信号を出力するビデ
オカメラでは、空間上に対応画素が存在しないので、高
い検出精度が得られない。
【0006】従って、従来の画像の動きベクトル検出装
置により検出した画像の動きベクトルにより例えば手振
れ補正信号を形成して、手振れ補正を行った場合に、十
分な補正精度が得られず、不自然が画像となってしま
う。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、ハンディタイプのビデオカメラなどにお
ける高性能の手振れ補正を可能にすることを目的とし、
高精度で画像の動きベクトルを検出することのできる画
像の動きベクトル検出装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明に係る画像の動きベ
クトル検出装置は、上述の課題を解決するために、入力
ビデオ信号で構成される1フィールドの画像を複数に分
割した各ブロック毎の代表点画素の画像データを1フィ
ールド分記憶する第1の代表点メモリと、上記第1の代
表点メモリから読み出される1フィールド前の各ブロッ
ク毎の代表点画素の画像データを1フィールド分記憶す
る第2の代表点メモリと、現フレームのブロックの各画
素の画像データと上記第1の代表点メモリから読み出さ
れる1フィールド前のブロックの代表点画素の画像デー
タとの差分を検出する第1の差分検出手段と、現フレー
ムのブロックの各画素の画像データと上記第2の代表点
メモリから読み出される2フィールド前のブロックの代
表点画素の画像データとの差分を検出する第2の差分検
出手段と、上記第1の差分検出手段によりに検出された
1フィールド間の各差分値に基づいて動きベクトルを検
出する第1の動きベクトル検出手段と、上記第2の差分
検出手段によりに検出された2フィールド間の各差分値
に基づいて動きベクトルを検出する第2の動きベクトル
検出手段と、上記第1及び第2の動きベクトル検出手段
により得られる各動きベクトルに基づいて、画像の動き
の加速度を検出する加速度検出手段と、上記動きベクト
ル検出手段により得られる各動きベクトルを上記加速度
検出手段による検出出力k(0≦k≦1)に応じた比率
k:1−kで、上記第1及び第2の動きベクトル検出手
段により得られる各動きベクトルを加算合成する動きベ
クトル合成手段とを備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】発明に係る画像の動きベクトル検出装置では、
第1の代表点メモリ,第1の差分検出手段及び第1の動
きベクトル検出手段により1フィールド間の画像の動き
ベクトルを検出し、また、第2の代表点メモリ,第2の
差分検出手段及び第2の動きベクトル検出手段により2
フィールド間の画像の動きベクトルを検出する。
【0010】そして、上記第1及び第2の動きベクトル
検出手段により得られる各動きベクトルに基づいて加速
度検出手段により画像の動きの加速度を検出し、その検
出出力k(0≦k≦1)に応じた比率k:1−kで上記
各動きベクトルを加算合成した動きベクトルを動きベク
トル合成手段から出力する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る画像の動きベクトル検出
装置の一実施例について図面に従い詳細に説明する。本
発明に係る画像の動きベクトル検出装置は、例えば図1
に示すように構成される。
【0012】この図1に示した画像の動きベクトル検出
装置10は、ハンディタイプのビデオカメラにおける手
振れによる画像の動きを補正する手振れ補正装置に本発
明を適用したもので、補正量発生部20及び補正部30
とともに手振れ補正装置を構成している。図1におい
て、信号入力端子1には、上記ビデオカメラの図示しな
い撮像部による撮像出力として得られるビデオ信号をデ
ィジタル化した入力ビデオデータが供給される。
【0013】上記動きベクトル検出装置10は、縦続接
続された2個の代表点メモリFM1 ,FM2 と、これら
の代表点メモリFM1,FM2 から読み出される各フィ
ールドの代表点画素の画像データが供給される2個の減
算回路SUB1 ,SUB2 と、これらの減算回路SUB
1 ,SUB2 による各減算出力データが供給される2個
の動きベクトル検出回路DET1 ,DET2と、これら
の動きベクトル検出回路DET1 ,DET2 により検出
された各動きベクトルが供給される加速度検出回路AC
D及び動きベクトル合成回路SYNを備え、入力ビデオ
データが上記信号入力端子1を介して第1の代表点メモ
リFM1 と第1及び第2の減算回路SUB1,SUB2
に供給されるようになっている。
【0014】上記第1の代表点メモリFM1 は、上記入
力ビデオデータで構成される1フィールドの画像を複数
に分割した各ブロック毎の代表点画素の画像データを記
憶する。具体的には、例えば図2に示すように、1フィ
ールドの画面をm画素×nラインのブロックに分割し、
図3に示すように各ブロックの中心の画素を代表点と
し、各代表点画素の画像データを上記代表点メモリFM
1 に1フィールド期間記憶する。なお、上記代表点は、
画面上で均一のばらまかれている。そして、この第1の
代表点メモリFM1 から1フィールド前の各代表点画素
の画像データが読み出されて、上記減算回路SUB1
供給されるとともに第2の代表点メモリFM2 に供給さ
れる。
【0015】また、上記2の代表点メモリFM2 は、上
記第1の代表点メモリFM1 から読み出される1フィー
ルド前の各代表点画素の画像データを1フィールド期間
記憶する。そして、この2の代表点メモリFM2 から2
フィールド前の各代表点画素の画像データが読み出され
て、上記第2の減算回路SUB2 に供給される。
【0016】上記第1の減算回路SUB1 は、上記信号
入力端子1を介して供給される入力ビデオデータすなわ
ち現フィールドの画像データについて、ブロック毎のm
×n個の各画素の画像データと上記第1の代表点メモリ
FM1 から読み出される1フィールド前の対応するブロ
ックの代表点画素の画像データとの差分すなわち1フィ
ールド間の各差分を検出する。そして、この第1の減算
回路SUB1 による減算出力データとして得られる1フ
ィールド間の各差分値データが上記第1の動きベクトル
検出回路DET1 に供給される。
【0017】また、上記第2の減算回路SUB2 は、上
記信号入力端子1を介して供給される入力ビデオデータ
すなわち現フィールドの画像データについて、ブロック
毎のm×n個の各画素の画像データと上記第2の代表点
メモリFM2 から読み出される2フィールド前の対応す
るブロックの代表点画素の画像データとの差分すなわち
2フィールド間の各差分を検出する。そして、この第2
の減算回路SUB2 による減算出力データとして得られ
る2フィールド間の差分値データが上記第2の動きベク
トル検出回路DET2に供給される。
【0018】上記第1の動きベクトル検出回路DET1
は、上記第1の減算回路SUB1 により得られた各ブロ
ックの1フィールド間の差分値を対応する画素毎に1フ
ィールド期間に亘って積算して、1ブロック分の画素配
列に対応するm×nの整数座標を有する相関積算値表を
形成し、その相関積算値の最小値の座標P(x,y)を
動きベクトル座標として検出する。ここで、上記相関積
算値表は、1フィールド間の差分値の積算値の分布を示
し、上記代表点画素に対して1フィールド相関の最も強
い画素に対応する座標の相関積算値が最小値となる。従
って、上記代表点画素に対応する座標P(0,0)に対
する上記最小相関積算値の座標P(x,y)が動きベク
トルを表すことになる。そして、この第1の動きベクト
ル検出回路DET1 は、上記最小相関積算値の座標P
(x,y)から動きベクトルを算出して出力する。この
第1の動きベクトル検出回路DET1 により得られる1
フィールド間の画像の動きベクトルが上記加速度検出回
路ACD及び動きベクトル合成回路SYNに供給され
る。
【0019】また、上記第2の動きベクトル検出回路D
ET2 は、上記第2の減算回路SUB2 により得られた
各ブロックの2フィールド間の差分値を対応する画素毎
に1フィールド期間に亘って積算して相関積算値表を形
成し、その相関積算値の最小値の座標P(x,y)を動
きベクトル座標として検出する。そして、この第2の動
きベクトル検出回路DET2 は、上記最小相関積算値の
座標P(x,y)から1フィールド間の動きベクトルに
変換した動きベクトルを算出して出力する。すなわち、
上記最小相関積算値の座標P(x,y)を1フィールド
間の動きベクトル座標P(x/2,y/2)に換算し
て、動きベクトルを算出する。この第2の動きベクトル
検出回路DET2により得られる2フィールド間の画像
の動きベクトルを1フィールド間の動きベクトルに換算
した動きベクトルが上記加速度検出回路ACD及び動き
ベクトル合成回路SYNに供給される。
【0020】上記第1及び第2の動きベクトル検出回路
DET1 ,DET2 では、画像の動きが線形であれば、
検出期間が長いもの程動きベクトルの検出精度が高くな
り、DET1 <DET2 なる検出精度の各動きベクトル
が得られる。
【0021】上記加速度検出回路ACDは、上記第1及
び第2の動きベクトル検出回路DET1 ,DET2 によ
り得られる各動きベクトルに基づいて、画像の動きの加
速度を検出する。そして、この加速度検出回路ACD
は、上記画像の動きの加速度に応じた検出出力k(0≦
k≦1)を出力する。この加速度検出回路ACDによる
検出出力kは、画像の動きが線形で一定に移動している
状態ではk=1で、画像の動きが非線形で1フィールド
毎の動きベクトルの変動する状態ではその変動量すなわ
ち加速度に反比例してkが小さくなり、変動が激しい状
態でk=0となる。
【0022】また、上記動きベクトル合成回路SYN
は、上記第1の動きベクトル検出回路DET1 により得
られる1フィールド間の画像の動きベクトルが供給され
る第1の乗算器MUL1 と、上記第2の動きベクトル検
出回路DET2 により得られる2フィールド間の画像の
動きベクトルを1フィールド間の動きベクトルに換算し
た動きベクトルが供給される第2の乗算器MUL2 と、
上記各乗算器MUL1 ,MUL2による乗算出力データ
が供給される加算器ADDと、上記加速度検出回路AC
Dによる検出出力kから1−kなる係数を発生する係数
発生器COGを備えてなる。
【0023】上記第1の乗算器MUL1 は、上記加速度
検出回路ACDによる検出出力kが係数として供給され
ており、上記第1の動きベクトル検出回路DET1 によ
り得られる1フィールド間の画像の動きベクトルに上記
係数kを乗算する。また、上記第2の乗算器MUL
2 は、上記係数発生器COGから係数1−kが供給され
ており、上記第2の動きベクトル検出回路DET2 によ
り得られる2フィールド間の画像の動きベクトルを1フ
ィールド間の動きベクトルに換算した動きベクトルに上
記係数1−kを乗算する。
【0024】そして、上記加算器ADDは、上記第1の
乗算器MUL1 により係数kが乗算された動きベクトル
と上記第2の乗算器MUL2 により係数k−1が乗算さ
れた動きベクトルとを加算合成した動きベクトルを出力
する。
【0025】このような構成の動きベクトル検出装置1
0では、画像の動きが非線形で1フィールド毎の動きベ
クトルが激し変動する状態では上記検出出力kがk=0
となって、1フィールド間の差分値に基づいて上記第1
の動きベクトル検出回路DET1 により得られる1フィ
ールド間の画像の動きベクトルが上記動きベクトル合成
回路SYNから出力される。また、画像の動きが線形で
一定に移動している状態では上記検出出力kがk=1と
なることにより、2フィールド間の差分値の基づいて上
記第2の動きベクトル検出回路DET2 により得られる
2フィールド間の画像の動きベクトルを1フィールド間
の動きベクトルに換算した精度の高い動きベクトルが上
記動きベクトル合成回路SYNから出力される。そし
て、上記動きベクトル合成回路SYNは、上記第1の動
きベクトル検出回路DET1 により得られる1フィール
ド間の画像の動きベクトルと、上記第2の動きベクトル
検出回路DET2 により得られる2フィールド間の画像
の動きベクトルを1フィールド間の動きベクトルに換算
した動きベクトルとを、上記加速度検出回路ACDによ
る検出出力k(0≦k≦1)に応じた比率k:1−kで
加算合成した動きベクトルを出力するので、上記第1及
び第2の動きベクトル検出回路DET1 ,DET2 によ
り得られる各動きベクトルを所謂クロスフェードにより
滑らかに切り換えることができる。
【0026】そして、この動きベクトル検出装置10に
より検出された動きベクトルが上記補正量発生部20に
供給される。
【0027】上記補正量発生部20は、上記動きベクト
ル検出装置10が検出した動きベクトルを手振れベクト
ルとして手振れ補正信号を形成し、この手振れ補正信号
を上記補正部30に供給する。
【0028】また、上記補正部30は、例えば図4に示
すように、上記補正量発生部20から手振れ補正信号が
供給されるアドレス制御回路31及びセレクト信号発生
回路32と、上記アドレス制御回路31から供給される
アドレス信号に従ってビデオデータの書き込み/読み出
しが行われるフレームメモリ33及び周辺メモリ34
と、上記フレームメモリ33及び周辺メモリ34から読
み出されるビデオデータを上記セレクト信号発生回路3
2から供給されるセレクト信号に応じて選択的に出力す
るセレクタ35とを備えてなる。
【0029】上記フレームメモリ32には、上記信号入
力端子1を介して供給される入力ビデオデータが順次書
き込まれる。そして、このフレームメモリ32の読み出
しアドレスが上記手振れ補正信号により上記手振れベク
トルに応じて制御される。これにより、上記フレームメ
モリ32からは、1フレームの入力ビデオデータが上記
手振れベクトルに応じて移動されたビデオデータが得ら
れる。そして、このフレームメモリ32から読み出され
るビデオデータと上記周辺メモリ33から読み出される
周辺ビデオデータとが上記セレクタ35による選択によ
って合成され、手振れ補正処理済のビデオデータとして
信号出力端子2から出力される。
【0030】なお、上記周辺メモリ33には、上記セレ
クタ35を介して出力される手振れ補正処理済のビデオ
データによる画像の補正範囲に相当する周辺部分のビデ
オデータが周辺ビデオデータとして逐次書き込まれる。
【0031】上述のように上記動きベクトル検出装置1
0により画像の動きベクトルを高い精度で検出すること
ができるので、この動きベクトルに基づいて手振れ補正
を行う手振れ補正装置では、高い手振れ補正精度を確保
することができ、自然な画像出力が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、発明
に係る画像の動きベクトル検出装置では、第1の代表点
メモリ,第1の差分検出手段及び第1の動きベクトル検
出手段により1フィールド間の画像の動きベクトルを検
出し、また、第2の代表点メモリ,第2の差分検出手段
及び第2の動きベクトル検出手段により2フィールド間
の画像の動きベクトルを検出しておき、上記第1及び第
2の動きベクトル検出手段により得られる各動きベクト
ルに基づいて加速度検出手段により画像の動きの加速度
を検出し、その検出出力k(0≦k≦1)に応じた比率
k:1−kで上記各動きベクトルを加算合成した動きベ
クトルを動きベクトル合成手段から出力するので、上記
第1及び第2の動きベクトル検出手段により得られる各
動きベクトルをクロスフェードにより滑らかに切り換え
て、画像の線形な動きに対して高い精度の動きベクトル
を得ることができる。
【0033】従って、本発明によれば、高精度で画像の
動きベクトルを検出することのできる画像の動きベクト
ル検出装置を提供することができ、ハンディタイプのビ
デオカメラなどにおける高性能の手振れ補正を可能にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像の動きベクトル検出装置を設
けた手振れ補正装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記動きベクトル検出装置における画面のブロ
ック分割の状態を示す図である。
【図3】上記ブロック分割された画面の1ブロックの構
造を示す図である。
【図4】上記動きベクトル検出装置を設けた手振れ補正
装置の補正部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10・・・・・・・・・・動きベクトル検出装置 FM1 ,FM2 ・・・・・代表点メモリ SUB1 ,SUB2 ・・・減算回路 DET1 ,DET2 ・・・動きベクトル検出回路 ACD・・・・・・・・・加速度検出回路 SYN・・・・・・・・・動きベクトル合成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀士 賢 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 橋野 司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号で構成される1フィール
    ドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の
    画像データを1フィールド分記憶する第1の代表点メモ
    リと、 上記第1の代表点メモリから読み出される1フィールド
    前の各ブロック毎の代表点画素の画像データを1フィー
    ルド分記憶する第2の代表点メモリと、 現フレームのブロックの各画素の画像データと上記第1
    の代表点メモリから読み出される1フィールド前のブロ
    ックの代表点画素の画像データとの差分を検出する第1
    の差分検出手段と、 現フレームのブロックの各画素の画像データと上記第2
    の代表点メモリから読み出される2フィールド前のブロ
    ックの代表点画素の画像データとの差分を検出する第2
    の差分検出手段と、 上記第1の差分検出手段によりに検出された1フィール
    ド間の各差分値に基づいて動きベクトルを検出する第1
    の動きベクトル検出手段と、 上記第2の差分検出手段によりに検出された2フィール
    ド間の各差分値に基づいて動きベクトルを検出する第2
    の動きベクトル検出手段と、 上記第1及び第2の動きベクトル検出手段により得られ
    る各動きベクトルに基づいて、画像の動きの加速度を検
    出する加速度検出手段と、 上記動きベクトル検出手段により得られる各動きベクト
    ルを上記加速度検出手段による検出出力k(0≦k≦
    1)に応じた比率k:1−kで、上記第1及び第2の動
    きベクトル検出手段により得られる各動きベクトルを加
    算合成する動きベクトル合成手段とを備えてなることを
    特徴とする画像の動きベクトル検出装置。
JP29048391A 1991-10-11 1991-10-11 画像の動きベクトル検出装置、画像の動きベクトル検出方法、画像の振動補正装置及び画像の振動補正方法 Expired - Lifetime JP3271271B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012023768A (ja) * 2011-09-29 2012-02-02 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
GB2500909A (en) * 2012-04-04 2013-10-09 Snell Ltd Selecting motion vectors on the basis of acceleration
JP2019102832A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 キヤノン株式会社 像振れ補正装置、撮像装置および制御方法

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