JPH05110615A - 周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回路 - Google Patents

周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回路

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JPH05110615A
JPH05110615A JP29501791A JP29501791A JPH05110615A JP H05110615 A JPH05110615 A JP H05110615A JP 29501791 A JP29501791 A JP 29501791A JP 29501791 A JP29501791 A JP 29501791A JP H05110615 A JPH05110615 A JP H05110615A
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JP
Japan
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integration
output
voltage
qpsk signal
shift qpsk
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Application number
JP29501791A
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Inventor
Atsushi Goto
敦 後藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回路
において、識別可能な範囲を広げ、ジッタ等の変動に対
する余裕を大きくする。 【構成】3つの積分段から成る積分器と、3つの積分段
に対応して設けた3つのコンパレータにて構成し、3つ
の積分段の出力の原点がコンパレータの比較レベルと同
じになるように設定することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数検波式π/4シフ
トQPSK信号復調器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】π/4シフトQPSK信号の復調器とし
て、周波数検波方式を用いた一般的な回路構成を図1に
示す。この図からも判るように、この回路では受信した
π/4シフトQPSK信号をバンドパスフィルタ(BP
F)1、リミッタ増幅器2を通した後、周波数検波器3
で周波数検波して、検波出力S1を得る(図2参照)。
そして、この検波出力S1は積分器4にて積分され、積
分出力S2となる。
【0003】π/4シフトQPSK信号は送信シンボル”
11”、”01”、”00”及び”10”に対応して+
π/4、+3π/4、−3π/4及び−π/4の4つの位相変化
を与える変調方式であるため、上記検波出力を積分する
ことで上記4つの位相変化が得られる。
【0004】上記積分器4から出力された積分出力S2
は次いで識別回路5にて上記送信シンボルに復調され、
更に論理変換器6にて論理変換されて次段へと供給され
る。7は上記積分器4及び識別回路5に所定のクロック
等を供給する作動信号発生器である。
【0005】このような周波数検波式π/4シフトQPS
K信号復調器において、本発明の改良すべき部分は上記
積分器と識別回路にある。ここで、これら回路の従来例
を図7を参考にして説明する。この図において、積分器
4は電圧−電流変換器8、コンデンサ9、電子スイッチ
10及びボルテージフォロワ11より成り、又識別回路
5は3つのコンパレータ12乃至14より成っている。
【0006】周波数検波出力S1は電圧−電流変換器8
により、斯る出力S1に比例した電流I1に変換され
る。電流I1はコンデンサ9に蓄えられ、その両端の電
圧V1は電流I1を積分した波形となる。電流I1は周
波数検波出力S1に比例した電流であるから、電圧V1
は周波数検波出力S1を積分した波形となる。
【0007】1シンボル周期の間積分した後、次の積分
のためリセットパルスS3により電子スイッチ10を短
絡し、コンデンサ9に蓄えられた電荷を放電する。以上
の動作をシンボル周期毎に繰り返す。これにより得られ
るコンデンサ9の両端電圧V1の変化をボルテージフォ
ロワ11を用いて、積分出力S2を得る(図8参照)。
【0008】出力S2は1シンボル毎の位相変化に比例
した波形であり、π/4シフトQPSK信号は1シンボル
に対しての4つの位相差を与える変調方式である。従っ
て、積分出力S2の電圧値をコンパレータ12、13及
び14を用いて3つのレベルV2、V3及びV4と比較
し、リセットの直前に識別することで、送信シンボルを
復調することができる。このコンパレータ出力S4、S
5、S6を図9に示した。ここで、各コンパレータの比
較レベルV2、V3、V4は図8に示したように設定し
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、多値識別
であることと1シンボル毎に積分波形をリセットするた
め、図9のS4とS6のようにコンパレータ出力の識別
できる範囲が狭くなり、ジッタ等の変動に対する余裕が
少なくなるという欠点があった。そこで、本発明では積
分波形の原点とコンパレータの比較レベルを同じにする
ことで、識別可能な範囲を広げることを特徴としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の従来回路
の欠点に鑑みて発明されたものであり、受信したπ/4シ
フトQPSK信号を周波数検波し、この検波出力を積分
器にて積分して+π/4、+3π/4、−3π/4及び−π/4
の4つの位相変化を得ると共に、これをコンパレータに
て所定の電圧と比較して上記4つの位相変化に対応した
送信シンボルを復調するものにおいて、上記積分器を夫
々上記検波出力を同時に受ける3つの積分段にて構成
し、各積分段は、電圧−電流変換器、コンデンサ、電子
スイッチ及びボルテージフォロワを備えると共に、3つ
の積分段の内、2つの積分段はコンデンサに夫々定電流
を与える定電流源を備え、かつ上記各積分段の出力側に
は夫々対応してコンパレータを設け、各積分段の出力波
形を所定電圧と比較するようにして成る周波数検波式π
/4シフトQPSK信号復調回路を提供するものである。
更に本発明は上記各積分段の出力の原点が上記コンパレ
ータの比較レベルと同じになるように設定することを特
徴とする周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回路
を提供するものである。
【0011】
【作用】本発明は、上述のように構成されるものである
から、3つの積分段の出力を夫々対応するコンパレータ
において、共通の比較レベルと比較することとなり、又
積分出力の波形の原点とコンパレータの比較レベルを同
じにすることで識別可能な範囲を広げることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に従って詳
細に説明する。図3は図1に示した周波数検波式π/4シ
フトQPSK信号復調器の積分器と識別回路部分に関す
る本発明回路の一実施例を示すブロック的電気回路図で
あり、図中21乃至23は積分器を構成する第1乃至第
3の積分段にして、夫々電圧−電流変換器21A、22
A、23Aと、積分用のコンデンサ21B、22B、2
3Bと、これらコンデンサに蓄積された電荷を放電させ
る電子スイッチ21C、22C、23Cと、ボルテージ
フォロワ21D、22D、23Dとより構成されてい
る。そして、特に第1及び第3の積分段21と23には
夫々コンデンサ21B、23Bに定電流I2、I3を供
給する定電流源24及び25を備えている。
【0013】26乃至28は識別回路を構成するコンパ
レータにして上記各積分段のボルテージフォロワ21D
乃至23Dから得られる積分出力を比較レベルV8と比
較し、送信シンボルを復調するように構成されている。
【0014】上述のような構成において、定電流源24
及び25から供給される電流I2、I3は定電流である
ので、コンデンサ21B、23Bの両端の電圧V5、V
7は定電流I1による積分電圧に加えて鋸歯状の電圧が
重畳した波形となる。従って、定電流I2を負の電流と
すれば積分電圧V5は図4のような波形となり、又定電
流I3を正の電流とすれば積分電圧V7は図5のような
波形となる。
【0015】即ち、定電流I2、I3の値を適当な値に
選ぶことで積分電圧の原点をコンパレータの比較レベル
と同じになるように設定することが可能である。
【0016】これらの積分電圧V5、V6及びV7をコ
ンパレータ26、27及び28にて比較レベルV8と比
較した送信シンボルを示す出力S7、S8及びS9を図
6に示す。この図より明らかなように、従来回路のコン
パレータ12、13及び14の出力波形(図9)と比べ
て、出力S7は出力S4より、又出力S9は出力S6よ
りも識別可能な範囲が広がっている。尚、図4、図5で
示されるV8は上記各コンパレータ26乃至28に共通
して与えられる比較レベルである。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あるから、識別可能な範囲を広げることができ、ジッタ
等の変動に対する余裕を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な周波数検波式π/4シフトQPSK信
号復調回路のブロック的電気回路図。
【図2】 図1の復調回路における周波数検波器の検波
出力を示す波形図。
【図3】 本発明に係る周波数検波式π/4シフトQPS
K信号復調回路における積分器と識別回路を示すブロッ
ク的電気回路図。
【図4】 図3における第1の積分段の積分出力V5の
波形図。
【図5】 図3における第3の積分段の積分出力V7の
波形図。
【図6】 図3におけるコンパレータの出力S7乃至S
9を示す波形図。
【図7】 従来の周波数検波式π/4シフトQPSK信号
復調回路における積分器と識別回路を示すブロック的電
気回路図。
【図8】 図7における積分出力S2を示す波形図。
【図9】 図7におけるコンパレータの出力S4乃至S
6を示す波形図。
【符号の説明】
3 周波数検波器 4 積分器 5 識別回路 21 第1の積分段 22 第2の積分段 23 第3の積分段 24 定電流源 25 定電流源 26乃至28 コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信したπ/4シフトQPSK信号を周波数
    検波し、この検波出力を積分器にて積分して+π/4、+
    3π/4、−3π/4及び−π/4の4つの位相変化を得ると
    共に、これをコンパレータにて所定の電圧と比較して上
    記4つの位相変化に対応した送信シンボルを復調するも
    のにおいて、上記積分器を夫々上記検波出力を同時に受
    ける3つの積分段にて構成し、各積分段は、電圧−電流
    変換器、コンデンサ、電子スイッチ及びボルテージフォ
    ロワを備えると共に、3つの積分段の内、2つの積分段
    はコンデンサに夫々定電流を与える定電流源を備え、か
    つ上記各積分段の出力側には夫々対応してコンパレータ
    を設け、各積分段の出力波形を所定電圧と比較するよう
    にして成る周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回
    路。
  2. 【請求項2】上記請求項1に記載された各積分段の出力
    の原点が上記コンパレータの比較レベルと同じになるよ
    うに設定することを特徴とする周波数検波式π/4シフト
    QPSK信号復調回路。
JP29501791A 1991-10-14 1991-10-14 周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回路 Pending JPH05110615A (ja)

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JP29501791A JPH05110615A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回路

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ID=17815259

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JP29501791A Pending JPH05110615A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 周波数検波式π/4シフトQPSK信号復調回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506113A (ja) * 2011-08-04 2015-02-26 デジタル コンプレッション テクノロジー リミテッド ライアビリティカンパニー 帯域幅が限定された通信経路のチャネル容量を向上させる方法および装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506113A (ja) * 2011-08-04 2015-02-26 デジタル コンプレッション テクノロジー リミテッド ライアビリティカンパニー 帯域幅が限定された通信経路のチャネル容量を向上させる方法および装置

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