JPH0511055A - 管腔内挿入用放射線検出装置 - Google Patents

管腔内挿入用放射線検出装置

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JPH0511055A
JPH0511055A JP3163123A JP16312391A JPH0511055A JP H0511055 A JPH0511055 A JP H0511055A JP 3163123 A JP3163123 A JP 3163123A JP 16312391 A JP16312391 A JP 16312391A JP H0511055 A JPH0511055 A JP H0511055A
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弘 高橋
Masatoshi Ito
正敏 伊藤
Koji Watabe
浩司 渡部
Masaki Matsumoto
雅紀 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】厚いコリメータを必要とせず、生体の体腔内の
ような細管にも挿入可能な大きさで、かつ高レベルの放
射線に対しても十分な指向性を得ること。 【構成】シンチレータ4,5を近接して、軸方向に縦列
に配置し、その後端面に、シンチレータ4,5が発した
光をそれぞれ伝達する光ファイバ6,7の前端面が接続
されている。光ファイバ6,7の後端面には、導かれた
光を電気的なパルス信号にそれぞれ変換する光電変換器
8,9が接続されている。ゲート・ディレイ・ジェネレ
ータ21は、一方のパルス信号からゲート信号を生成
し、ディレイ・アンプ22は、一方のパルス信号との同
時計数測定を行うために、他方のパルス信号を遅延し、
M.C.A.23は、ゲート信号の間に、ディレイ・ア
ンプ22が出力するパルス信号が得られた場合に、カウ
ント・アップする構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線検出装置に関す
るもので、特に管腔内等の狭細な場所で使用可能な管腔
内挿入用放射線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオアイソトープ(RI)を利用した
機器は、いろいろな種類のRI、例えば131I,198A
u,99mTc等を人体に投与し、体外からその放射線を
計測することによって、臓器の位置、形状、癌などの悪
性腫瘍の局所診断、血管循環状態などを知るために用い
られている。
【0003】一方、体腔内の腫瘍の検知のためには、内
視鏡診断等による肉眼での診断が行われている。しか
し、微細な腫瘍や粘膜下に隠れた腫瘍に対しては空間分
解能の点から、その検知は高度な熟練をもってしても非
常に困難である。
【0004】このため、腫瘍に集積されるラジオアイソ
トープ(RI)を投与して、その腫瘍から放出される放
射線を体腔内に挿入した放射線検知器で検知して、内視
鏡では判別できないような腫瘍を検知する方法が有効と
なる。ところが、実際には、目的とする腫瘍以外の組織
にもラジオアイソトープが散在するため、これらの周辺
組織からも、検出器に放射線が入射するので誤検知して
しまう。従って、有効な検知を行うためには、目的とす
る腫瘍が放出する放射線だけを検出することが必要とな
る。
【0005】従来、体腔内に挿入して使用するシンチレ
ーション検出器等を用いた放射線検出装置としては、例
えば、USP4595014号に示されたIMAGING PROB
Eのようにシンチレータに入射する放射線の入射方向を
一定方向に規制するため、タングステン等の放射線遮蔽
能力が高い物質で構成されたコリメータをシンチレータ
の周囲に配置しているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コリメータを用いた放射線検出器では、周囲からの放射
線を十分に遮蔽するために、コリメータにある程度の容
積(厚み)をもたせる必要があり、放射線の強度が高く
なるに従い、コリメータの容積も増大させる必要があっ
た。
【0007】このため、高レベルの放射線をその入射方
向を限定して検出する場合には、放射線検出器が大型化
し、検出器を生体の体腔内のような細管に挿入できない
という欠点がある。
【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、厚いコリメータを必要とせず、生体の体腔内のよう
な細管にも挿入可能な大きさで、かつ高レベルの放射線
に対しても十分な指向性を有する放射線検出装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の管
腔内挿入用放射線検出装置は、生体の管腔内に挿入可能
なプローブ先端に備えられて、かつ各々が遮光され、隣
接して設けられていると共に、放射線により光を発する
二つのシンチレータと、前記二個のシンチレータが発す
る光をそれぞれ導く二つの光伝達手段と、前記二つの光
伝達手段が導いた光をそれぞれ受光して、電気信号に変
換する光電変換手段と、前記二つの光電変換手段のう
ち、一方の光電変換手段が出力する信号をゲート信号と
する一方、該ゲート信号を用いて、他方の光電変換手段
が出力する信号を同時計数または反同時計数のいづれか
一方を行う計数手段とを備えている。
【0010】(2)請求項2記載の管腔内挿入用放射線
検出装置は、前記計数手段が、前記一方の光電変換手段
に接続されて、該一方の光電変換手段が出力する信号に
遅延量を加えたゲート信号を生成するゲート・ディレイ
・ジェネレータと、前記他方の光電変換手段に接続され
て、該他方の光電変換手段が出力する信号を遅延するデ
ィレイアンプとを備え、ランダムコインシデンスのみの
測定を行う請求項1記載の管腔内挿入用放射線検出装置
である。
【0011】
【作用】前記(1)記載の構成で、遮光した二つのシン
チレータを隣接して配置し、各シンチレータが発する光
を二つの光伝達手段がそれぞれ導き、導かれた光を光電
変換手段がそれぞれ電気信号に変換して計数手段へ出力
する。そして、計数手段は、一方の光電変換手段が出力
する電気信号をゲート信号とし、このゲート信号を用い
て他方の光電変換手段が出力する電気信号を同時計数ま
たは反同時計数のいづれか一方を行うことにより、十分
な指向性をもって放射線を検出する。
【0012】前記(2)記載の構成で、ゲート・ディレ
イ・ジェネレータが、一方の光電変換手段が出力する信
号に遅延量を加えたゲート信号を生成する一方、ディレ
イアンプが他方の光電変換手段が出力する信号を遅延し
て、ランダムコインシデンスのみの測定を行う。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1はシンチレーション・プローブの断面図、図2は管腔
内挿入用放射線検出装置の全体的なブロック図、図3は
シンチレーション・プローブの先端構成図、図4は管腔
内挿入用放射線検出装置の使用例を示す説明図である。
【0014】図1、図2及び図4に示す管腔内挿入用放
射線検出装置1は、シンチレーション・プローブ2及び
放射線計数装置3から構成されている。この管腔内挿入
用放射線検出装置1は、生体30へ所定のラジオアイソ
トープ(放射性同意元素)を投与し、生体30の管腔内
から目的の病変部31、例えば腫瘍が放出する放射線を
検出することにより、病変部31を検知するためのもの
である。
【0015】図1及び図4に示すように、管腔内挿入用
放射線検出装置1のシンチレーション・プローブ(以
下、プローブと記す)2は、生体30の管腔内へ挿入可
能な挿入部2aを有すると共に、生体からの放射線を検
出するためのものである。
【0016】図1及び図3に示すように、プローブ2の
挿入部2aは、先端側内部に、放射線の入射により発光
する第1,第2のシンチレータ4,5を近接して、軸方
向に縦列に配置している。第1のシンチレータ4が、第
2のシンチレータ5より先端側に配置している。第1,
第2のシンチレータ4,5の後端面には、各シンチレー
タ4,5が発した光をそれぞれ伝達する光伝達手段とし
ての第1,第2の光ファイバ6,7の前端面が接続され
ている。第1,第2の光ファイバ6,7の後端面には、
導かれた各シンチレータ4,5が発した光を受光して、
電気的パルス信号に変換する光電変換手段としての第
1,第2の光電変換器8,9が接続されている。第1の
光電変換器9が出力する信号をパルス信号A、第2の光
電変換器9が出力する信号をパルス信号Bとする。
【0017】図1に示すように、第2のシンチレータ5
の前面から、第2の光ファイバ6の後端側まで、先端側
が閉塞した柔軟な遮光チューブ11で被覆されている。
また、第1の光ファイバ6は、第2のシンチレータ5か
ら第2の光ファイバ6の中途まで、遮光チューブ11の
外周を包むように形成している。第1のシンチレータ4
の前面から、第1の光ファイバ6の後端側まで、先端側
が閉塞した柔軟な遮光チューブ10で被覆されている。
従って、各シンチレータ4,5で発光した光は、外部へ
もれることなく、各光電変換器8,9へ入射すると共
に、外部から光が入射することを防止するようになって
いる。さらに、第1,第2のシンチレータ4,5、及び
第1,第2の光ファイバ6,7は、先端側が、丸く形成
されて閉塞した柔軟なシース12へ挿通され、前記挿入
部2aを形成している。シース12は、遮光チューブ1
0,11で被覆された、第1,第2のシンチレータ4,
5を覆うと共に、第1,第2の光ファイバ6,7の中途
まで形成されて、一体となって挿入性を高めている。ま
た、第1,第2の光ファイバ6,7の中途から後端側ま
では互いに分離して、それぞれ前記第1,第2の光電変
換器8,9へ接続されている。
【0018】第1,第2の光ファイバ6,7の後端部
側、及び第1,第2の光電変換器8,9は、それぞれ遮
光ケース13,14により覆われ、外部から光が入射す
ることを防ぐようになっている。
【0019】図4に示すように、第1,第2の光電変換
器8,9は、後端側に、パルス信号A,Bを電送する信
号ケーブル15,16がそれぞれ接続されている。信号
ケーブル15,16は、着脱自在のコネクタ17,18
を介して、計数手段を内蔵している前記放射線計数装置
3へ接続されている。図2に示すように、第1,第2の
光電変換器8,9は、信号ケーブル15,16を介し
て、それぞれアンプ19,20へ接続されている。尚、
符号24は、光電変換器8,9に供給する高圧電源
(H.V.)を示している。
【0020】アンプ19は、パルス信号Aを増幅して、
ゲート・ディレイ・ジェネレータ21へ出力するように
なっている。ゲート・ディレイ・ジェネレータ21は、
パルス信号Aを遅延して、所定時間幅のゲート信号をマ
ルチ・チャンネル・アナライザ(以下、M.C.A.と
略記する)23へ出力するようになっている。また、ゲ
ート・ディレイ・ジェネレータ21は、遅延時間を可変
することにより、パルス信号Aから得られるゲート信号
の時間幅をおお幅に遅らせたゲート信号を得ることもで
き、M.C.A.23へ出力するようになっている。
【0021】アンプ20は、パルス信号Bを増幅して、
ディレイ・アンプ22へ出力するようになっている。デ
ィレイ・アンプ22は、パルス信号Aとの同時計数測定
を行うために、パルス信号Bを遅延して、前記M.C.
A.23へ出力するようになっている。
【0022】M.C.A.23は、ゲート・ディレイ・
ジェネレータ21の出力するゲート信号の間に、ディレ
イ・アンプ22が出力するパルス信号Bが得られた場合
にのみ、カウント・アップするようになっている。すな
わち、M.C.A.23は、パルス信号Aとパルス信号
Bとの同時計数を行うようになっている。従って、M.
C.A.23は、第1,第2のシンチレータ4,5へ、
ほぼ同時に、つまり前方から放射線が入射した場合に、
カウント・アップするようになっている。
【0023】また、M.C.A.23は、ゲート・ディ
レイ・ジェネレータ21により時間幅の非常に長いゲー
ト信号を得ることにより、ランダム・コインシデンスを
測定、つまりバック・グラウンドを計測できるようにな
っている。そして、M.C.A.23は、前述した通常
の同時計数で得られた計測値から、バック・グラウンド
を除いた値を得るようになっている。
【0024】図を参照し、本実施例の作用について説明
する。図3に示すように、目的の被検部位31が、シン
チレーション・プローブ2の前方に位置する場合に、被
検部位31からの放射線(例えばγ線)が第1のシンチ
レータ4に入射すると、放射線は直進性を有しているの
で、第2のシンチレータ5にも入射する。従って、シン
チレータ4,5の前方側から入射したγ線によって、ほ
ぼ同時に発光し、光電変換器8,9により、ほぼ同時の
パルス信号A、パルス信号Bが得られる。パルス信号A
は、アンプ19を経て、ゲート・ディレイ・ジェネレー
タ21によりゲート信号が得られ、このゲート信号は
M.C.A.23へ入力する。パルス信号Bは、アンプ
20、及びディレイ・アンプ22を通り、M.C.A.
23へ入力する。このとき、ゲート信号が得られる間に
パルス信号Bも入力されるので、M.C.A.23は、
カウント・アップする。そして、パルス信号A及びBが
同時に、シンチレータ4,5に入射する毎に、カウント
されていく。
【0025】一方、目的の被検部位31の周辺部位(図
3中、波線で示す)32から放出されるγ線は、第1の
シンチレータ4、あるいは、第2のシンチレータ5のい
づれか一方に入射する。得られる信号は、パルス信号A
またはパルス信号Bのいづれか一方なので、M.C.
A.23は、カウントしない。尚、パルス信号A及びB
が同時に入射する確率は、図3のように周辺部位32が
側部に位置する場合、非常に低く、無視できる程度であ
る。
【0026】本実施例では、シンチレータ4、5を縦列
に配置しているので、放射線がシンチレータ4、5を同
時に入射する方向が、プローブ2の前方側となり、前方
側に放射線検出の指向性を持たせることができる。ま
た、パルス信号Aから、ゲート信号を得て、パルス信号
Bとの同時計測を行っているので、周辺部位32が放出
したγ線を排除でき、鋭い指向性をもって放射線検出を
行うことができる。さらに、前記同時計測により得たカ
ウント値から、バックグラウンドの値を引いているの
で、目的部位31が放出する放射線をその他の部位から
放出する放射線よりも、選択的に多く、すなわち、より
正確に鋭い指向性をもって計測できる。このように、本
実施例では、厚いコリメータをシンチレータの周囲に配
置することがないので、プローブ2の挿入部2aを小型
で細経の挿入性に優れたものとすることができると共
に、シンチレータの配置及び同時計測により、シンチレ
ータに高い指向性を持たせることができる。
【0027】本実施例の管腔内挿入用放射線検出装置1
は、プローブ2の挿入部2aを細経化できるので、図4
に示すように、内視鏡35と併せて使用することができ
る。内視鏡35の鉗子挿入口36から、図示しない鉗子
チャンネルを介して、プローブ2の挿入部2aを挿入す
ることが可能である。従って、内視鏡観察下の基で、プ
ローブ2の挿入部2aを目的部位のおおよその位置へ到
達させて、放射線検出により、目的部位を探査すること
ができる。また、血管や胆管のような生体内の細い管腔
内にも挿入できる。
【0028】尚、第1のシンチレータ4の信号をパルス
信号Bとし、第2のシンチレータ5の信号をパルス信号
Aとして、逆に用いても同様の効果が得られる。
【0029】図5及び図6は本発明の第2実施例に係
り、図5はシンチレーション・プローブの断面図、図6
は管腔内挿入用放射線検出装置の全体的なブロック図で
ある。本実施例は、第1実施例がシンチレータ4,5を
縦列に配置していたのと異なり、シンチレータ4,5を
横列に配置している。その他、第1実施例と同様の構成
及び作用については、同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0030】図5に示すように、管腔内挿入用放射線検
出装置41は、シンチレーション・プローブ(以下、プ
ローブと略記する)42の先端側に、シンチレータ4,
5を横列に配置すると共に、光ファイバ5,6も軸方向
に平行に設けている。従って、プローブ42は、前方向
から放出される放射線に対して、シンチレータ4または
シンチレータ5のいずれか一方のみが入射することとな
る。逆に、前方以外から放出される放射線が、シンチレ
ータ4及び5に、ほぼ同時に入射することとなる。すな
わち、このプローブ42は、第1実施例とは、逆の指向
性を有することとなる。
【0031】一方、図6に示す放射線計数装置43の
M.C.A.44は、前記M.C.A.23と同一構成
とすることにより、前方以外から、つまりシンチレータ
4,5の側面方向から放出される放射線を検出できる。
【0032】あるいは、放射線検出の指向性を前方向と
する場合においては、M.C.A.44により、シンチ
レータ4,5に放射線が同時に入射した際に、得られる
カウント値は、バックグラウンドを示すこととなるの
で、本装置で事前に、バックグラウンドを測定すること
もできる。
【0033】また、第2実施例の装置は、反同時計数器
としてバックグラウンドの排除に用いることもできる。
すなわち、反同時計数器として用いる場合には、横列配
置のシンチレータ4,5間に同時に放射線が検出された
際に、例えば、第1実施例の装置1(主検出器)のM.
C.A.23におけるカウントを阻止するように働かせ
る。
【0034】さらに、第1実施例の縦列配置のシンチレ
ータ4,5に、第2実施例の横列配置のシンチレータ
4,5を組み合わせて、同時計数及び反同時計数を行う
管腔内挿入用放射線検出装置も可能である。第1実施例
の縦列配置のシンチレータ4,5の少なくとも一方に、
該シンチレータの外周を包むようにリング状に形成した
ガード用のシンチレータを配置したプローブ、あるいは
ガード用の第2実施例と同様のシンチレータ4(及び/
または5)を横列に配置したプローブを用いる。そし
て、縦列配置のシンチレータ4,5間により同時計数を
行う一方、シンチレータ4(または5)とガード用のシ
ンチレータとの間で反同時計数を行う。例えば、縦列配
置のシンチレータ4,5及びガード用のシンチレータ
に、ほぼ同時に放射線が入射した場合には、縦列配置の
シンチレータ4,5によるカウント値を阻止する。この
装置は、第1実施例及び第2実施例の装置よりも、放射
線検出の指向性をさらに鋭くすることができる。
【0035】
【発明の効果】前述したように本発明によれば、厚いコ
リメータを必要とせず、生体の体腔内のような細管にも
挿入可能な大きさで、かつ高レベルの放射線に対しても
十分な指向性を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例に係るシンチレーション・プ
ローブの断面図。
【図2】図2は管腔内挿入用放射線検出装置の全体的な
ブロック図。
【図3】図3はシンチレーション・プローブの先端構成
図。
【図4】図4は管腔内挿入用放射線検出装置の使用例を
示す説明図。
【図5】図5は第2実施例に係るシンチレーション・プ
ローブの断面図。
【図6】図6は管腔内挿入用放射線検出装置の全体的な
ブロック図。
【符号の説明】
1…管腔内挿入用放射線検出装置 2…シンチレーション・プローブ 3…放射線計数装置 4,5…第1,第2のシンチレータ 6,7…第1,第2の光ファイバ 8,9…第1,第2の光電変換器 21…ゲート・ディレイ・ジェネレータ 22…ディレイ・ジェネレータ 23…マルチ・チャンネル・アナライザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 弘 宮城県仙台市国見2丁目5−20 (72)発明者 伊藤 正敏 宮城県仙台市中山5丁目5番14号 (72)発明者 渡部 浩司 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉 東北大学 サイクロトロンラジオアイソトープセン ター内 (72)発明者 松本 雅紀 千葉県千葉市長沼町293−79 グリーンヒ ル103

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体の管腔内に挿入可能なプローブ先端に
    備えられて、かつ各々が遮光され、隣接して設けられて
    いると共に、放射線により光を発する二つのシンチレー
    タと、 前記二個のシンチレータが発する光をそれぞれ導く二つ
    の光伝達手段と、 前記二つの光伝達手段が導いた光をそれぞれ受光して、
    電気信号に変換する光電変換手段と、 前記二つの光電変換手段のうち、一方の光電変換手段が
    出力する信号をゲート信号とする一方、該ゲート信号を
    用いて、他方の光電変換手段が出力する信号を同時計数
    または反同時計数のいづれか一方を行う計数手段と、 を備えていることを特徴とする管腔内挿入用放射線検出
    装置。
  2. 【請求項2】前記計数手段は、前記一方の光電変換手段
    に接続されて、該一方の光電変換手段が出力する信号に
    遅延量を加えたゲート信号を生成するゲート・ディレイ
    ・ジェネレータと、前記他方の光電変換手段に接続され
    て、該他方の光電変換手段が出力する信号を遅延するデ
    ィレイアンプとを備え、ランダムコインシデンスのみの
    測定を行うことを特徴とする請求項1記載の管腔内挿入
    用放射線検出装置。
JP3163123A 1991-07-03 1991-07-03 管腔内挿入用放射線検出装置 Expired - Lifetime JP3041086B2 (ja)

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