JPH05109698A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH05109698A JPH05109698A JP26587091A JP26587091A JPH05109698A JP H05109698 A JPH05109698 A JP H05109698A JP 26587091 A JP26587091 A JP 26587091A JP 26587091 A JP26587091 A JP 26587091A JP H05109698 A JPH05109698 A JP H05109698A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyimide film
- semiconductor device
- film pattern
- polyimide
- manufacturing
- Prior art date
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- Pending
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリイミド膜パターンと樹脂パッケージ材と
の密着性の良い半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 半導体基板1の一主面にポリイミド膜パター
ン5を形成する工程と、ポリイミド膜パターン5が形成
されていない領域のポリイミド残渣6を除去する工程
と、ポリイミド膜パターン5に光を照射する工程とを有
する。
の密着性の良い半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 半導体基板1の一主面にポリイミド膜パター
ン5を形成する工程と、ポリイミド膜パターン5が形成
されていない領域のポリイミド残渣6を除去する工程
と、ポリイミド膜パターン5に光を照射する工程とを有
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化、高密度化お
よび高集積化が進められており、さらに半導体チップと
パッケージ間のバッファまたは保護膜として半導体素子
の上にポリイミド膜を形成することが行われている。
よび高集積化が進められており、さらに半導体チップと
パッケージ間のバッファまたは保護膜として半導体素子
の上にポリイミド膜を形成することが行われている。
【0003】以下に従来の半導体装置の製造方法につい
て説明する。図2(a)、(b)は従来の半導体装置の
製造方法の工程断面図で、半導体チップと樹脂パッケー
ジ材の間のバッファとして半導体チップの表面にポリイ
ミド膜を形成したものである。図2において、21は半
導体基板、22は絶縁膜、23はプラズマ窒化膜、24
はアルミニウムパッド、25はポリイミド膜パターン、
26はポリイミド残渣、27はポリイミド膜パターン2
5の荒れた表面である。
て説明する。図2(a)、(b)は従来の半導体装置の
製造方法の工程断面図で、半導体チップと樹脂パッケー
ジ材の間のバッファとして半導体チップの表面にポリイ
ミド膜を形成したものである。図2において、21は半
導体基板、22は絶縁膜、23はプラズマ窒化膜、24
はアルミニウムパッド、25はポリイミド膜パターン、
26はポリイミド残渣、27はポリイミド膜パターン2
5の荒れた表面である。
【0004】まず図2(a)に示すように、半導体基板
21の上に、アルミニウムパッド24の一部を露出する
開口を有するプラズマ窒化膜23が形成され、そのプラ
ズマ窒化膜23の上に感光性ポリイミド膜が形成され
る。次にその感光性ポリイミド膜をマスクを用いて露光
し、ポリイミド膜パターン25を形成した後、約400
℃で加熱し硬化する。次に図2(b)に示すように、ア
ルミニウムパッド24とボンディングワイヤとの接合性
を向上させるために、アルミニウムパッド24の上のポ
リイミド残渣26をプラズマで除去する(以下この工程
をディスカム処理と称する)。
21の上に、アルミニウムパッド24の一部を露出する
開口を有するプラズマ窒化膜23が形成され、そのプラ
ズマ窒化膜23の上に感光性ポリイミド膜が形成され
る。次にその感光性ポリイミド膜をマスクを用いて露光
し、ポリイミド膜パターン25を形成した後、約400
℃で加熱し硬化する。次に図2(b)に示すように、ア
ルミニウムパッド24とボンディングワイヤとの接合性
を向上させるために、アルミニウムパッド24の上のポ
リイミド残渣26をプラズマで除去する(以下この工程
をディスカム処理と称する)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、アルミニウムパッド24の上のポリイミ
ド残渣26をディスカム処理する時に、同時にポリイミ
ド膜パターン25の表面が荒れ、この荒れた表面27と
エポキシ樹脂等のパッケージ材との密着性が悪くなると
いう課題を有していた。
来の構成では、アルミニウムパッド24の上のポリイミ
ド残渣26をディスカム処理する時に、同時にポリイミ
ド膜パターン25の表面が荒れ、この荒れた表面27と
エポキシ樹脂等のパッケージ材との密着性が悪くなると
いう課題を有していた。
【0006】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、ポリイミド膜パターンと樹脂パッケージ材との密着
性の良い半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
で、ポリイミド膜パターンと樹脂パッケージ材との密着
性の良い半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板の一主
面にポリイミド膜パターンを形成する工程と、ポリイミ
ド膜パターンが形成されていない領域のポリイミド残渣
を除去する工程と、ポリイミド膜パターンに光を照射す
る工程とを有している。
に本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板の一主
面にポリイミド膜パターンを形成する工程と、ポリイミ
ド膜パターンが形成されていない領域のポリイミド残渣
を除去する工程と、ポリイミド膜パターンに光を照射す
る工程とを有している。
【0008】
【作用】この構成によって、ポリイミド膜パターンの表
面で環化反応または重合を行わせて、ディスカム処理な
どにより生じた表面の荒れを修復し、ポリイミド膜パタ
ーンと樹脂パッケージ材との密着性を向上させることが
できる。
面で環化反応または重合を行わせて、ディスカム処理な
どにより生じた表面の荒れを修復し、ポリイミド膜パタ
ーンと樹脂パッケージ材との密着性を向上させることが
できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1(a)〜(c)は本発明の一実
施例における半導体装置の製造方法の工程断面図であ
る。図1において、1は半導体基板、2は絶縁膜、3は
プラズマ窒化膜、4はアルミニウムパッド、5はポリイ
ミド膜パターン、6はポリイミド残渣、7はポリイミド
膜パターン5の荒れた表面、8はポリイミド膜パターン
5の修復された表面である。
しながら説明する。図1(a)〜(c)は本発明の一実
施例における半導体装置の製造方法の工程断面図であ
る。図1において、1は半導体基板、2は絶縁膜、3は
プラズマ窒化膜、4はアルミニウムパッド、5はポリイ
ミド膜パターン、6はポリイミド残渣、7はポリイミド
膜パターン5の荒れた表面、8はポリイミド膜パターン
5の修復された表面である。
【0010】まず図1(a)に示すように、半導体基板
1の表面に絶縁膜2が形成されており、その上にアルミ
ニウムパッド4が形成され、そのアルミニウムパッド4
の一部を露出する開口を有するプラズマ窒化膜3が形成
され、そのプラズマ窒化膜3の上に感光性ポリイミド膜
が形成される。次にその感光性ポリイミド膜をマスクを
用いて露光し、ポリイミド膜パターン5を形成した後、
約400℃で10分間加熱し硬化する。次にアルミニウ
ムパッド4とボンディングワイヤとの接合性を向上させ
るために、アルミニウムパッド4の上のポリイミド残渣
6をO2プラズマによりディスカム処理し、図1(b)
に示す状態が得られる。この状態ではポリイミド膜パタ
ーン5の表面は荒れた表面7となっているが、図1
(c)に示すように、365nmの光を10分間窒素雰囲
気中でポリイミド膜パターン5の表面に照射する。この
ようにしてポリイミド膜パターン5の表面は荒れが修復
され、修復された表面8となる。
1の表面に絶縁膜2が形成されており、その上にアルミ
ニウムパッド4が形成され、そのアルミニウムパッド4
の一部を露出する開口を有するプラズマ窒化膜3が形成
され、そのプラズマ窒化膜3の上に感光性ポリイミド膜
が形成される。次にその感光性ポリイミド膜をマスクを
用いて露光し、ポリイミド膜パターン5を形成した後、
約400℃で10分間加熱し硬化する。次にアルミニウ
ムパッド4とボンディングワイヤとの接合性を向上させ
るために、アルミニウムパッド4の上のポリイミド残渣
6をO2プラズマによりディスカム処理し、図1(b)
に示す状態が得られる。この状態ではポリイミド膜パタ
ーン5の表面は荒れた表面7となっているが、図1
(c)に示すように、365nmの光を10分間窒素雰囲
気中でポリイミド膜パターン5の表面に照射する。この
ようにしてポリイミド膜パターン5の表面は荒れが修復
され、修復された表面8となる。
【0011】なお本実施例では光照射を窒素雰囲気中で
行なった例について説明したが、これは酸素を遮断する
ことを目的としており、他の不活性ガスを用いても同様
の効果が得られる。また本実施例では365nmの紫外線
を光照射に用いた例について説明したが、程度の差はあ
るもののポリイミドは波長が200〜400nmの光で環
化または重合反応が進むため、光照射前の表面状態を考
慮し使用する光の波長を選択することにより一層の効果
が期待できる。
行なった例について説明したが、これは酸素を遮断する
ことを目的としており、他の不活性ガスを用いても同様
の効果が得られる。また本実施例では365nmの紫外線
を光照射に用いた例について説明したが、程度の差はあ
るもののポリイミドは波長が200〜400nmの光で環
化または重合反応が進むため、光照射前の表面状態を考
慮し使用する光の波長を選択することにより一層の効果
が期待できる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、ポリイミド残渣
をディスカム処理した後、光照射することによりポリイ
ミド膜パターンの表面を修復することにより、ポリイミ
ド膜パターンと樹脂パッケージ材との密着性を向上させ
た半導体装置の製造方法を実現できるものである。
をディスカム処理した後、光照射することによりポリイ
ミド膜パターンの表面を修復することにより、ポリイミ
ド膜パターンと樹脂パッケージ材との密着性を向上させ
た半導体装置の製造方法を実現できるものである。
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施例における半
導体装置の製造方法の工程断面図
導体装置の製造方法の工程断面図
【図2】(a)、(b)は従来の半導体装置の製造方法
の工程断面図
の工程断面図
1 半導体基板 5 ポリイミド膜パターン 6 ポリイミド残渣
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板の一主面にポリイミド膜パタ
ーンを形成する工程と、前記ポリイミド膜パターンが形
成されていない領域のポリイミド残渣を除去する工程
と、前記ポリイミド膜パターンに光を照射する工程とを
有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 光の照射を不活性ガス雰囲気中で行う請
求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 照射する光の波長が200〜400nmで
ある請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26587091A JPH05109698A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26587091A JPH05109698A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05109698A true JPH05109698A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17423240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26587091A Pending JPH05109698A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05109698A (ja) |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP26587091A patent/JPH05109698A/ja active Pending
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