JPH05109471A - シリンダライナ加熱装置 - Google Patents
シリンダライナ加熱装置Info
- Publication number
- JPH05109471A JPH05109471A JP29234091A JP29234091A JPH05109471A JP H05109471 A JPH05109471 A JP H05109471A JP 29234091 A JP29234091 A JP 29234091A JP 29234091 A JP29234091 A JP 29234091A JP H05109471 A JPH05109471 A JP H05109471A
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- Japan
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- furnace
- heating
- cylinder liner
- cylinder
- clamp
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- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 短時間でシリンダライナを加熱することがで
き、温度コントロールが容易で、かつ熱効率が良好で、
しかもシリンダライナの加熱室への挿入，取り出しを容
易に行うことができる。 【構成】 搬入出装置と誘導加熱炉とからなるシリンダ
ライナ加熱装置であって、前記搬入出装置は複数のクラ
ンプ装置を前記誘導加熱炉の上方へ移動可能に設け、か
つクランプ装置には複数のクランプ治具を昇降動可能に
設け、前記誘導加熱炉は前記クランプ装置に対応して複
数の炉体を備え、各炉体には単数あるいは複数のシリン
ダライナを納める加熱室を設けて、該加熱室の内周壁に
誘導コイルを配設するとともに、この複数の炉体の上部
側には各加熱室を開閉可能に蓋体を設け、かつ蓋体の上
面側には加熱室と整合して前記シリンダライナをセット
可能にワーク支持部材を配設する。
き、温度コントロールが容易で、かつ熱効率が良好で、
しかもシリンダライナの加熱室への挿入，取り出しを容
易に行うことができる。 【構成】 搬入出装置と誘導加熱炉とからなるシリンダ
ライナ加熱装置であって、前記搬入出装置は複数のクラ
ンプ装置を前記誘導加熱炉の上方へ移動可能に設け、か
つクランプ装置には複数のクランプ治具を昇降動可能に
設け、前記誘導加熱炉は前記クランプ装置に対応して複
数の炉体を備え、各炉体には単数あるいは複数のシリン
ダライナを納める加熱室を設けて、該加熱室の内周壁に
誘導コイルを配設するとともに、この複数の炉体の上部
側には各加熱室を開閉可能に蓋体を設け、かつ蓋体の上
面側には加熱室と整合して前記シリンダライナをセット
可能にワーク支持部材を配設する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばシリンダブロ
ックを鋳造するに際し、シリンダライナを一体に鋳造す
るためのシリンダライナの加熱装置に関する。
ックを鋳造するに際し、シリンダライナを一体に鋳造す
るためのシリンダライナの加熱装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のシリンダブロック１を鋳
造するに際し、複数本のシリンダライナ２を一体に鋳造
するため、シリンダライナ２を所定の温度に加熱して温
度差に起因するシリンダブロック１に亀裂，ひけ等の品
質上の欠陥を排除するため、シリンダライナ２をヒータ
ー炉により加熱していた。
造するに際し、複数本のシリンダライナ２を一体に鋳造
するため、シリンダライナ２を所定の温度に加熱して温
度差に起因するシリンダブロック１に亀裂，ひけ等の品
質上の欠陥を排除するため、シリンダライナ２をヒータ
ー炉により加熱していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒータ
ー炉ではニクロム線の輻射熱により加熱することから、
昇温に時間を要するとともに、温度のコントロールが困
難で、かつ熱効率が悪く、又、スペースが大きい等の問
題点があった。
ー炉ではニクロム線の輻射熱により加熱することから、
昇温に時間を要するとともに、温度のコントロールが困
難で、かつ熱効率が悪く、又、スペースが大きい等の問
題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決すべく成されたもので、短時間でシリンダライ
ナを加熱することができ、温度コントロールが容易で、
かつ熱効率が良好で、しかもシリンダライナの加熱室へ
の挿入，取り出しが容易なシリンダライナ加熱装置を提
供することを目的とするものである。
点を解決すべく成されたもので、短時間でシリンダライ
ナを加熱することができ、温度コントロールが容易で、
かつ熱効率が良好で、しかもシリンダライナの加熱室へ
の挿入，取り出しが容易なシリンダライナ加熱装置を提
供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記技術課題を
解決するため、搬入出装置と誘導加熱炉とからなるシリ
ンダライナ加熱装置であって、前記搬入出装置は複数の
クランプ装置を前記誘導加熱炉の上方へ移動可能に設
け、かつクランプ装置には複数のクランプ治具を昇降動
可能に設け、前記誘導加熱炉は前記クランプ装置に対応
して複数の炉体を備え、各炉体には単数あるいは複数の
シリンダライナを納める加熱室を設けて、該加熱室の内
周壁に誘導コイルを配設するとともに、この複数の炉体
の上部側には各加熱室を開閉可能に蓋体を設け、かつ蓋
体の上面側には加熱室と整合して前記シリンダライナを
セット可能にワーク支持部材を配設する構成としたシリ
ンダライナ加熱装置に存する。
解決するため、搬入出装置と誘導加熱炉とからなるシリ
ンダライナ加熱装置であって、前記搬入出装置は複数の
クランプ装置を前記誘導加熱炉の上方へ移動可能に設
け、かつクランプ装置には複数のクランプ治具を昇降動
可能に設け、前記誘導加熱炉は前記クランプ装置に対応
して複数の炉体を備え、各炉体には単数あるいは複数の
シリンダライナを納める加熱室を設けて、該加熱室の内
周壁に誘導コイルを配設するとともに、この複数の炉体
の上部側には各加熱室を開閉可能に蓋体を設け、かつ蓋
体の上面側には加熱室と整合して前記シリンダライナを
セット可能にワーク支持部材を配設する構成としたシリ
ンダライナ加熱装置に存する。
【０００６】
【作用】上記構成としたことにより、シリンダライナの
加熱室への挿入，取り出しを容易に行うことができる。
加熱室への挿入，取り出しを容易に行うことができる。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に従って説明
すると、図１はシリンダライナ加熱装置１０の全体を示
し、該加熱装置１０はシリンダライナＷを搬入，搬出す
る搬出装置１１と例えば高周波誘導加熱炉２１とより構
成されている。
すると、図１はシリンダライナ加熱装置１０の全体を示
し、該加熱装置１０はシリンダライナＷを搬入，搬出す
る搬出装置１１と例えば高周波誘導加熱炉２１とより構
成されている。
【０００８】この搬出装置１１は所定の高さを有する複
数本の支柱１２と、この支柱１２の上端より水平状に片
持ちはり状に張り出して加熱炉２１の上方へ臨むガイド
レール１３が設けられ、このガイドレール１３上には複
数（本例では２基の場合を例示した）のクランプ装置１
４が配設されている。
数本の支柱１２と、この支柱１２の上端より水平状に片
持ちはり状に張り出して加熱炉２１の上方へ臨むガイド
レール１３が設けられ、このガイドレール１３上には複
数（本例では２基の場合を例示した）のクランプ装置１
４が配設されている。
【０００９】このクランプ装置１４はほぼ同形状に構成
され、同装置１４はガイドレール１３に沿って移動され
る移動本体１５と、この移動本体１５に垂直状にそのピ
ストンロッド１７を下向きにして昇降シリンダ１６が設
けられ、同ピストンロッド１７の先端には治具ローダー
１８が取り付けられ、この治具ローダー１８の下部には
治具ローダー１８により開縮可能に操作されてシリンダ
ライナＷの内径部に挿入され、拡開して把持するクラン
プ爪２０を有する複数のクランプ治具１９が設けられて
いる。このように設けられたクランプ装置１４はガイド
レール１３に沿って移動可能に設けられている。
され、同装置１４はガイドレール１３に沿って移動され
る移動本体１５と、この移動本体１５に垂直状にそのピ
ストンロッド１７を下向きにして昇降シリンダ１６が設
けられ、同ピストンロッド１７の先端には治具ローダー
１８が取り付けられ、この治具ローダー１８の下部には
治具ローダー１８により開縮可能に操作されてシリンダ
ライナＷの内径部に挿入され、拡開して把持するクラン
プ爪２０を有する複数のクランプ治具１９が設けられて
いる。このように設けられたクランプ装置１４はガイド
レール１３に沿って移動可能に設けられている。
【００１０】又、高周波誘導加熱炉２１はガイドレール
１３の先端下方に配設されるもので、同加熱炉２１は高
周波発生装置あるいは高周波電動発電機等の誘導加熱用
電源を内装したコントロールボックス２２と、同ボック
ス２２上に設けられる複数の炉体２３（本例では２基の
場合を例示した）と、この複数の炉体２３の上部を閉止
する蓋体２８より構成されている。
１３の先端下方に配設されるもので、同加熱炉２１は高
周波発生装置あるいは高周波電動発電機等の誘導加熱用
電源を内装したコントロールボックス２２と、同ボック
ス２２上に設けられる複数の炉体２３（本例では２基の
場合を例示した）と、この複数の炉体２３の上部を閉止
する蓋体２８より構成されている。
【００１１】この炉体２３は例えばプラスチック耐火物
等により略直方体に形成されるとともに、同炉体２３に
は例えば２本のシリンダライナＷを収納可能とする図示
メガネ形状の加熱室２４が複数箇所（本例では２箇所設
けて例示した）凹設され、この加熱室２４の内周壁に沿
ってコントロールボックス２２に継電された誘導コイル
２５が配設されている。
等により略直方体に形成されるとともに、同炉体２３に
は例えば２本のシリンダライナＷを収納可能とする図示
メガネ形状の加熱室２４が複数箇所（本例では２箇所設
けて例示した）凹設され、この加熱室２４の内周壁に沿
ってコントロールボックス２２に継電された誘導コイル
２５が配設されている。
【００１２】このように形成された炉体２３の加熱室２
４にシリンダライナＷを挿入して誘導コイル２５に通電
することで、図５に示すように電磁誘導作用によりシリ
ンダライナＷに誘導電流を発生させ、シリンダライナＷ
に生ずる過電流損により加熱されるもので、各加熱室２
４には温度センサーが配設されて自動的に温度制御する
ように設けられ、又、誘導コイル２５には大電流が流れ
温度上昇をきたすので、これを防ぐためには図示はしな
いが冷却用の水を流すように構成されている。このよう
に設けられた炉体２３はコントロールボックス２２上に
配置されるとともに、摺動枠２７を介して炉体２３の上
部を開閉可能に蓋体２８が設けられている。
４にシリンダライナＷを挿入して誘導コイル２５に通電
することで、図５に示すように電磁誘導作用によりシリ
ンダライナＷに誘導電流を発生させ、シリンダライナＷ
に生ずる過電流損により加熱されるもので、各加熱室２
４には温度センサーが配設されて自動的に温度制御する
ように設けられ、又、誘導コイル２５には大電流が流れ
温度上昇をきたすので、これを防ぐためには図示はしな
いが冷却用の水を流すように構成されている。このよう
に設けられた炉体２３はコントロールボックス２２上に
配置されるとともに、摺動枠２７を介して炉体２３の上
部を開閉可能に蓋体２８が設けられている。
【００１３】この蓋体２８は２基の炉体２３の上部を開
閉可能に略方形状の下方開放の箱形状に形成されて耐火
物Ｔが充填状に取り付けられ、さらに、その下面には磁
界を遮断するためフェライト系セメントＦが塗着されて
いる。又、蓋体２８の上面側には同蓋体２８により炉体
２３，２３の上部を閉止した際、加熱室２４のシリンダ
ライナＷを収める位置と整合する位置にシリンダライナ
Ｗを起立状に支持するワーク支持部材２９がそれぞれ取
り付けられている。このように形成された蓋体２８は作
動シリンダ３０により連繋されて摺動枠２７に沿って移
動可能に設けられている。
閉可能に略方形状の下方開放の箱形状に形成されて耐火
物Ｔが充填状に取り付けられ、さらに、その下面には磁
界を遮断するためフェライト系セメントＦが塗着されて
いる。又、蓋体２８の上面側には同蓋体２８により炉体
２３，２３の上部を閉止した際、加熱室２４のシリンダ
ライナＷを収める位置と整合する位置にシリンダライナ
Ｗを起立状に支持するワーク支持部材２９がそれぞれ取
り付けられている。このように形成された蓋体２８は作
動シリンダ３０により連繋されて摺動枠２７に沿って移
動可能に設けられている。
【００１４】尚、上記したクランプ装置１４の治具ロー
ダ１８の下部に設けられたクランプ治具１９はワーク支
持部材２０及び加熱室２４のライナＷの収納位置と整合
するように設けられている。
ダ１８の下部に設けられたクランプ治具１９はワーク支
持部材２０及び加熱室２４のライナＷの収納位置と整合
するように設けられている。
【００１５】上記のように構成されたシリンダライナ加
熱装置１０によりシリンダライナＷを加熱するには、先
ず、高周波誘導加熱炉２１の蓋体２８は作動シリンダ３
０が短縮した状態で炉体２３，２３を閉止した状態にあ
る。この状態で作業員により蓋体２８上に設けた各ワー
ク支持部材２９にシリンダライナＷをセットする。
熱装置１０によりシリンダライナＷを加熱するには、先
ず、高周波誘導加熱炉２１の蓋体２８は作動シリンダ３
０が短縮した状態で炉体２３，２３を閉止した状態にあ
る。この状態で作業員により蓋体２８上に設けた各ワー
ク支持部材２９にシリンダライナＷをセットする。
【００１６】このシリンダライナＷのセット後、クラン
プ装置１４，１４が加熱炉２１上に移動され、各炉体２
３上の所定の位置に位置決めされる。これにより昇降シ
リンダ１６が伸長作動され、治具ローダー１８及びクラ
ンプ治具１９が一体に降下され、各クランプ治具１９の
クランプ爪２０が対象とするシリンダライナＷの内径部
に挿入されると停止される。この停止により治具ローダ
ー１８によりクランプ爪２０が拡開されてシリンダライ
ナＷを突っ張り状にクランプする。このクランプにより
昇降シリンダ１６が所定の位置まで短縮作動され、これ
により蓋体２８の作動シリンダ３０が伸長作動されて蓋
体２８は移動され、炉体２３の加熱室２４が開放され
る。
プ装置１４，１４が加熱炉２１上に移動され、各炉体２
３上の所定の位置に位置決めされる。これにより昇降シ
リンダ１６が伸長作動され、治具ローダー１８及びクラ
ンプ治具１９が一体に降下され、各クランプ治具１９の
クランプ爪２０が対象とするシリンダライナＷの内径部
に挿入されると停止される。この停止により治具ローダ
ー１８によりクランプ爪２０が拡開されてシリンダライ
ナＷを突っ張り状にクランプする。このクランプにより
昇降シリンダ１６が所定の位置まで短縮作動され、これ
により蓋体２８の作動シリンダ３０が伸長作動されて蓋
体２８は移動され、炉体２３の加熱室２４が開放され
る。
【００１７】しかる後、昇降シリンダ１６が伸長作動さ
れてクランプされた各シリンダライナＷは対象とする加
熱室２４へ納められて停止される。これにより治具ロー
ダー１８により各クランプ爪２０がアンクランプされる
とともに、昇降シリンダ１６は短縮作動されて、治具ロ
ーダー１８及びクランプ治具１９は上方に待機される。
一方、蓋体２８の作動シリンダ３０が短縮作動されて加
熱室２４は閉止される。
れてクランプされた各シリンダライナＷは対象とする加
熱室２４へ納められて停止される。これにより治具ロー
ダー１８により各クランプ爪２０がアンクランプされる
とともに、昇降シリンダ１６は短縮作動されて、治具ロ
ーダー１８及びクランプ治具１９は上方に待機される。
一方、蓋体２８の作動シリンダ３０が短縮作動されて加
熱室２４は閉止される。
【００１８】この加熱室２４の閉止に伴い、誘導コイル
２５に通電され、シリンダライナＷはほぼ６００℃に加
熱され、その後６００℃に保持される。
２５に通電され、シリンダライナＷはほぼ６００℃に加
熱され、その後６００℃に保持される。
【００１９】そして、シリンダブロックの鋳造機からの
信号を受けて誘導コイル２５への通電を断つと蓋体２８
の作動シリンダ３０が伸長作動されて加熱室２４は開放
される。この加熱室２４の開放により上方に待機された
クランプ装置１４の昇降シリンダ１６が伸長作動されて
治具ローダー１８及びクランプ治具１９が降下され、再
び対象とするシリンダライナＷの内径部にクランプ爪２
０が挿入されてこれをクランプする。そして再びシリン
ダ１６は短縮作動されて上昇し、ガイドレール１３に沿
って支柱側へ移動するとともに、下方に待機中のライナ
セッター３１に対する所定の位置で停止され、再び昇降
シリンダ１６が伸長作動してシリンダライナＷはライナ
セッター３１上の所定の位置にセットされ、これをアン
クランプして上昇する。
信号を受けて誘導コイル２５への通電を断つと蓋体２８
の作動シリンダ３０が伸長作動されて加熱室２４は開放
される。この加熱室２４の開放により上方に待機された
クランプ装置１４の昇降シリンダ１６が伸長作動されて
治具ローダー１８及びクランプ治具１９が降下され、再
び対象とするシリンダライナＷの内径部にクランプ爪２
０が挿入されてこれをクランプする。そして再びシリン
ダ１６は短縮作動されて上昇し、ガイドレール１３に沿
って支柱側へ移動するとともに、下方に待機中のライナ
セッター３１に対する所定の位置で停止され、再び昇降
シリンダ１６が伸長作動してシリンダライナＷはライナ
セッター３１上の所定の位置にセットされ、これをアン
クランプして上昇する。
【００２０】このシリンダライナＷをセットしたライナ
セッター３１は鋳造機側へ搬出され、一方、加熱炉２１
側では加熱したシリンダライナＷがクランプされて上昇
されると作動シリンダ３０が作動されて加熱室２４は閉
止され、クランプ装置１４によりシリンダライナＷがラ
イナセッター３１にセットする間に作業員によりワーク
支持部材２９にシリンダライナＷがセットされ、以下上
記動作順に作動されて順次シリンダライナＷの加熱が行
われる。
セッター３１は鋳造機側へ搬出され、一方、加熱炉２１
側では加熱したシリンダライナＷがクランプされて上昇
されると作動シリンダ３０が作動されて加熱室２４は閉
止され、クランプ装置１４によりシリンダライナＷがラ
イナセッター３１にセットする間に作業員によりワーク
支持部材２９にシリンダライナＷがセットされ、以下上
記動作順に作動されて順次シリンダライナＷの加熱が行
われる。
【００２１】上記したように、本例シリンダライナ加熱
装置１０は高周波誘導加熱炉２１を配設したものである
から、加熱効率が高く、温度制御を容易に行うことがで
きて短時間でシリンダライナＷを加熱することができ、
又、炉体２３の加熱室２４を開閉可能に蓋体２８を設け
るとともに、この蓋体２８の上面側に加熱室２４にシリ
ンダライナＷを納める位置と同位にシリンダライナＷを
セットするワーク支持部材２９を配設したので、加熱室
２４へのクランプ装置によりセット作業及び取り出し作
業が容易となり、かつシリンダライナＷの搬出時間を利
用して次期準備作業を行うことの便利性がある。
装置１０は高周波誘導加熱炉２１を配設したものである
から、加熱効率が高く、温度制御を容易に行うことがで
きて短時間でシリンダライナＷを加熱することができ、
又、炉体２３の加熱室２４を開閉可能に蓋体２８を設け
るとともに、この蓋体２８の上面側に加熱室２４にシリ
ンダライナＷを納める位置と同位にシリンダライナＷを
セットするワーク支持部材２９を配設したので、加熱室
２４へのクランプ装置によりセット作業及び取り出し作
業が容易となり、かつシリンダライナＷの搬出時間を利
用して次期準備作業を行うことの便利性がある。
【００２２】尚、上記実施例においては高周波誘導加熱
炉２１で例示したが、これに限定するものではなく、低
周波のものであっても良い。又、加熱室２４に２本のシ
リンダライナＷを納める構成として例示したが、これに
限定するものではなく、１本のシリンダライナＷを納め
る構成のものであっても良い。
炉２１で例示したが、これに限定するものではなく、低
周波のものであっても良い。又、加熱室２４に２本のシ
リンダライナＷを納める構成として例示したが、これに
限定するものではなく、１本のシリンダライナＷを納め
る構成のものであっても良い。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、誘導加熱炉を配設したものであるから、加熱効率
が高く、温度制御を容易に行うことができて短時間でシ
リンダライナＷを加熱することができ、又、炉体の加熱
室を開閉可能に蓋体を設けるとともに、この蓋体の上面
側に加熱室にシリンダライナを納める位置と同位にシリ
ンダライナをセットするワーク支持部材を配設したの
で、加熱室へのクランプ装置によりセット作業及び取り
出し作業が容易となり、かつシリンダライナの搬出時間
を利用して次期準備作業を行うことの便利性がある。
より、誘導加熱炉を配設したものであるから、加熱効率
が高く、温度制御を容易に行うことができて短時間でシ
リンダライナＷを加熱することができ、又、炉体の加熱
室を開閉可能に蓋体を設けるとともに、この蓋体の上面
側に加熱室にシリンダライナを納める位置と同位にシリ
ンダライナをセットするワーク支持部材を配設したの
で、加熱室へのクランプ装置によりセット作業及び取り
出し作業が容易となり、かつシリンダライナの搬出時間
を利用して次期準備作業を行うことの便利性がある。
【図１】シリンダライナ加熱装置の全体図である。
【図２】誘導加熱炉の正面図である。
【図３】同じく誘導加熱炉の平面図である。
【図４】誘導加熱炉の断面図である。
【図５】誘導加熱の説明図である。
【図６】シリンダブロックの斜視図である。
１０ シリンダライナ加熱装置 １１ 搬入出装置 １４ クランプ装置 １９ クランプ治具 ２１ 高周波誘導加熱炉 ２３ 炉体 ２４ 加熱室 ２５ 誘導コイル ２８ 蓋体 ２９ ワーク支持部材 Ｗ シリンダライナ
Claims (1)
- 【請求項１】 搬入出装置と誘導加熱炉とからなるシリ
ンダライナ加熱装置であって、前記搬入出装置は複数の
クランプ装置を前記誘導加熱炉の上方へ移動可能に設
け、かつクランプ装置には複数のクランプ治具を昇降動
可能に設け、前記誘導加熱炉は前記クランプ装置に対応
して複数の炉体を備え、各炉体には単数あるいは複数の
シリンダライナを納める加熱室を設けて、該加熱室の内
周壁に誘導コイルを配設するとともに、この複数の炉体
の上部側には各加熱室を開閉可能に蓋体を設け、かつ蓋
体の上面側には加熱室と整合して前記シリンダライナを
セット可能にワーク支持部材を配設する構成としたシリ
ンダライナ加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29234091A JPH05109471A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | シリンダライナ加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29234091A JPH05109471A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | シリンダライナ加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05109471A true JPH05109471A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17780531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29234091A Pending JPH05109471A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | シリンダライナ加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05109471A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100588921B1 (ko) * | 2004-11-24 | 2006-06-09 | 현대자동차주식회사 | 실린더블록내의 라이너 제거방법 |
| KR100783426B1 (ko) * | 2006-07-10 | 2007-12-07 | 현대자동차주식회사 | 실린더 라이너 예열장치 |
| CN102689003A (zh) * | 2012-05-21 | 2012-09-26 | 温州瑞明工业股份有限公司 | 缸套均匀加热方法及其加热装置 |
| KR101272508B1 (ko) * | 2007-03-20 | 2013-06-10 | 현대자동차주식회사 | 실린더블록의 라이너 분리 장치 |
| CN106180648A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-07 | 丰汉电子(上海)有限公司 | 用于将一体成型的发动机缸套与缸体分离的方法及装置 |
| CN112983670A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-06-18 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种模拟缸盖及缸孔加工工艺 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP29234091A patent/JPH05109471A/ja active Pending
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